平成31年八幡平市議会第1回定例会
 
議事日程(第5号)
 
                               平成31年3月8日(金) 
 
日程第 1 一般質問
        工 藤 多 弘
        熊 澤   博
日程第 2 議案第4号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めることについ
            て                               
日程第 3 議案第5号 原子力発電所事故損害賠償請求の和解及び損害賠償額の決定に関し議決
            を求めることについて                      
日程第 4 議案第6号 八幡平市清掃センターごみ焼却施設基幹的設備改良工事の変更請負契約
            の締結に関し議決を求めることについて              
日程第 5 議案第7号 旧松尾総合支所解体工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めること
            について                            
日程第 6 議案第9号 八幡平市子ども、妊産婦、重度心身障がい者及びひとり親家庭医療費給
            付条例                             
日程第 7 議案第10号 八幡平市立寺田活性化センター条例等の一部を改正する条例     
日程第 8 議案第11号 八幡平市営牧野条例の一部を改正する条例             
日程第 9 議案第12号 岩手山焼走り国際交流村条例の一部を改正する条例         
日程第10 議案第13号 八幡平市職員の自己啓発等休業に関する条例等の一部を改正する条例 
日程第11 議案第14号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第7号)          
日程第12 議案第15号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第3
            号)                              
日程第13 議案第16号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)   
日程第14 議案第17号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)補正予算(第
            4号)                             
日程第15 議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計補正予算(第4号)
日程第16 議案第19号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)   
日程第17 議案第20号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)  
日程第18 議案第21号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)     
日程第19 議案第22号 平成30年度八幡平市水道事業会計補正予算(第4号)        


出 席 議 員(20名)
     1番  関     治  人  君     2番  羽  沢  寿  隆  君
     3番  工  藤  多  弘  君     4番  勝  又  安  正  君
     5番  北  口     功  君     6番  工  藤  隆  一  君
     7番  田  村  善  男  君     8番  井  上  辰  男  君
     9番  立  花  安  文  君    10番  渡  辺  義  光  君
    11番  工  藤  直  道  君    12番  古  川  津  好  君
    13番  田  村     孝  君    14番    橋  悦  郎  君
    15番  熊  澤     博  君    16番  関     善 次 郎  君
    17番    橋  光  幸  君    18番  米  田  定  男  君
    19番  小 野 寺  昭  一  君    20番  工  藤     剛  君
 
欠 席 議 員(なし)
 
説明のために出席した者
      市         長    田  村  正  彦  君
      副    市    長    岡  田     久  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    香  川     豊  君
      総  務   課  長    小 山 田     巧  君
      防 災 安 全 課 長    遠  藤  明  広  君
      地 域 振 興 課 長    津 志 田  勇  孝  君
      税  務   課  長    田  村  泰  彦  君
      市  民   課  長    佐 々 木  孝  弘  君
      地 域 福 祉 課 長    松  村  錦  一  君
      健 康 福 祉 課 長    渡  辺     信  君
      農  林   課  長    高  橋  政  典  君

      花 き 研 究 開 発    日  影  孝  志  君
      セ ン タ ー 所 長                 

      商 工 観 光 課 長    小 山 田  克  則  君
      建  設   課  長    関  本  英  好  君
      上 下 水 道 課 長    菅  原  浩  人  君
      国保西根病院事務局長     遠  藤  俊  彦  君

      会 計 管 理 者 兼    菅  野  美 津 子  君
      会  計   課  長

      西 根 総 合 支所長    渋  谷  栄  光  君
      安 代 総 合 支所長    佐  藤  泰  平  君
      教 育 総 務 課 長    工  藤  久  志  君
      教 育 指 導 課 長    川  村  憲  弘  君
      農業委員会事務局長      畑  山  直  已  君

事務局出席者
      事  務   局  長    中 軽 米  昭  彦
      議  事   係  長    佐 々 木  由 理 香




                     ☆
                  開     議
                     ☆
議長(工藤 剛君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
                                    (10時00分)
                     ☆
                  一般質問
                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第1、一般質問を行います。
     通告順位7番、工藤多弘議員。
            (議員 工藤多弘君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
議員 工藤多弘君 おはようございます。議席番号3番、工藤多弘です。
     八幡平市は、「農」、基幹産業農業、米、ホウレンソウ、リンドウ、畜産など、「輝」、もえる若葉の緑、清らかな水と澄んだ空の青、鮮やかな紅葉の赤、純白な雪の白をイメージしています。未来に向かって限りない発展をする市の未来像を意味しています。そこで、大きく3点について一般質問いたします。
     1点目、農業振興について。農業基盤を維持継続する農業施策として、次世代人材育成は大切であります。市では、新規就農者の増加と農業担い手確保の取り組みを進めていますが、以下について伺います。
     @、今までの新規就農者、担い手者の人数と経営体を伺います。
     A、今後の具体的な取り組み内容を伺います。
     大きな2点目、大更駅周辺及び隣接地域のまちづくり環境整備基本計画について。大更駅周辺は、人口及び住宅集積地域であり、将来を担う拠点として、地域のにぎわい、人的交流、商店の活性化を目指してまちづくりを行っていますが、以下について伺います。
     @、大更駅西口整備の進捗状況について伺います。
     A、基本計画に、大更駅東西自由通路について、「駅舎と一体化した東西自由通路の整備により、駅東西が一体化したコンパクトなまちづくりを目指す」、「駅舎には駅利用者のための十分な待合スペースを設け、利便性の向上を図る」、「今後、鉄道事業者と協議・整備を図りながら具現化を進めていく」とあるが、現況を伺います。
     B、大更駅に対して市が負担する施設管理費は幾らか伺います。
     大きな3点目、八幡平市高齢者福祉計画について。65歳以上の高齢者人口はふえ続けて、平成29年9月末現在9,912人、高齢化比率37.6%となっています。市は、高齢化社会に対応するために、市民の健康を守り、生涯を通じて生き生きとした暮らしを営むことができるよう、保健、医療、福祉の連携による安心のまちづくりを基本理念として、高齢者福祉施策及び介護保険事業施策を総合的に推進していくとしていますが、以下について伺います。
     @、単身高齢者世帯、高齢者夫婦のみの世帯や認知症高齢者が増加している中、介護が必要な状態になっても、住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるようにするため、医療、介護、予防、住まい、生活支援の一体的な提供について現状を伺います。
     A、通院が困難な場合、自宅で必要な在宅医療や訪問看護が受けられるようにすることが必要だと思います。医療と介護の連携について伺います。
     以上、よろしくお願いします。
議長(工藤 剛君) 市長。
            (市長 田村正彦君登壇)
市長 田村正彦君 工藤多弘議員の質問に順次お答えをしてまいります。
     まず大きな1点目、農業振興についての1つ目にあります新規就農者と担い手の人数、経営体数についてのお尋ねでございます。新規就農者につきましては、市単独事業の八幡平市新規就農者等支援事業及び国の事業の農業次世代人材投資事業の受給者の数値となりますが、38経営体、45名となっております。また、担い手に関しましては、認定農業者の人数となりますが、平成31年2月末現在で、法人を含めまして495経営体、543名が認定となっております。
     2つ目の今後の具体的な取り組みでございますが、今後地域の農地、農業を守っていくためには、新規就農者や認定農業者など、担い手の確保が不可欠となっております。新規就農者の確保に関しましては、市単独事業や国の事業を最大限活用するとともに、新年度のグリーンツーリズム事業と連携した短期間の農業体験をしていただきながら、新規就農へつなげていくきっかけづくりと、そういう場を設ける予定でございます。さらに、首都圏で開催されます就農フェアなどにも積極的に参加していくことによりまして、広く八幡平市の農業をアピールしていきながら、市内での新規就農者の増加を目指してまいりたいと考えております。
     認定農業者の確保につきましては、農業担い手指導員2名を新年度も引き続き採用いたしまして、新規認定者の掘り起こしを行っていきながら、既に認定されております農業者の5年ごとの更新時における指導なども徹底してまいりたいと考えております。
     また、国の強い農業・担い手づくり総合支援交付金、県のいわて地域農業マスタープラン実践支援事業や、市単独事業の八幡平市農の大地担い手育成支援事業によりまして、機械や設備の助成を行いながら、農家の経営基盤の安定、所得の向上に努めてまいります。
     次に、大きな2点目の大更駅周辺及び隣接地域のまちづくり環境整備基本計画についての1つ目でございます、大更駅西口整備の進捗状況についてのお尋ねでございます。大更駅西口整備につきましては、現在大更駅西口駅前広場整備事業と大更駅前線沿道整備土地区画整理事業を実施いたしております。
     大更駅西口駅前広場整備事業につきましては、平成24年度から事業に着手をいたしまして、大更駅自由通路の建設工事と調整を行いながら進めてきている事業でございまして、平成30年2月23日の大更駅自由通路の供用開始を受けまして、今年度から駅前広場に取りつけとなる県道大更停車場線及び市道鉱山線の改良工事に着手をいたしております。今後は、平成31年度からの2カ年で駅前広場の整備を予定をいたしております。
     大更駅前線沿道整備土地区画整理事業につきましては、平成27年11月24日に事業認可を受けまして、これまでに事業区域外への移転地権者への補償や、大更駅前線沿道部の宅地利用者の移転を先行して進めてまいりましたが、当初工程よりおくれが出たことから、平成31年度に予定いたしております認可変更の手続によりまして、事業期間を3カ年延伸し、平成35年度の事業完了を目指しております。今後は、大更駅前線沿道に再配置を希望する既存商業施設が多い区域での工事となりますことから、既存商業施設の営業に配慮しながら事業を進めてまいります。
     次に、2つ目の基本計画に基づいて整備された大更駅自由通路の現況についてのお尋ねでございます。大更駅自由通路につきましては、平成25年度からのJR東日本との設計協議において、駅利用者の利便性の向上を図るため、東口改札の設置について、要望、協議を行ってまいりましたが、駅員の配置や券売機等の施設整備が必要となることから、大更駅の利用状況では設置が難しいとのことで、現在の施設の状況となったものでございます。市といたしましては、今後も駅東口改札の設置については、市立病院の開院や東西駅前広場の完成など、駅周辺事業の進捗状況や駅の利用状況に応じて、JR東日本へ強く要望をしてまいりたいと考えております。
     次に、3つ目の大更駅に対して市が負担する施設管理費は幾らかというお尋ねでございます。大更駅の駅舎と自由通路の施設管理につきましては、市とJR東日本において施設管理等に関する協定を締結いたしまして、それぞれの施設の管理区分と費用負担を定めて管理を行っておりますことから、議員お尋ねの駅舎に対しての費用負担はございません。
     なお、市が管理いたしております自由通路の平成30年度施設管理費用の見込みといたしましては、電気料が100万円、フリーワイファイ通信電話料が25万円、維持管理業務委託料35万円、エレベーター保守点検業務委託料160万円、自動ドア保守点検業務委託料15万円、消防設備点検業務委託料10万円で、年間費用としては345万円程度と試算をいたしているところでございます。
     次に、大きな3点目、八幡平市高齢者福祉計画についての1つ目にございます、医療、介護、予防、住まい、生活支援の一体的な提供の現状についてのお尋ねでございます。国は、団塊の世代が75歳以上となる平成37年(2025年)に向けて、医療、介護、予防、住まい、生活支援の5つのサービスを一体的に提供し、高齢者が住みなれた地域で安心して生活できるように支援する地域包括ケアシステムの構築を図っております。加えて高齢者の自立支援、介護度の重度化防止に向けた保険者機能の強化や、医療介護の連携、地域共生社会の実現に向けた取り組みを行うことで、地域包括ケアシステムの深化、推進を目指しております。
     市では、介護事業者等と連携を図りながら、地域包括ケアシステムの基盤整備を進めるとともに、ボランティア等により提供されます住民主体の支援を促進するなど、地域のネットワークを強化して、日常生活圏域ごとの特性を生かしたシステムの構築に向けて取り組んでまいります。
     主な取り組みといたしましては、1つ目として、平成29年4月1日から要支援認定者及び事業対象者を対象に、盛岡北部行政事務組合が事業主体となりまして、介護予防・日常生活支援総合事業を実施いたしております。また、従来の健康教室やふれあいいきいきサロンに加えまして、介護予防に効果的なシルバーリハビリ体操を29年度から新たに実施いたしておりまして、これまでに2級指導者9名、3級指導者17名を養成をいたしているところでございます。
     2つ目として、高齢者が介護支援等のためのボランティア活動を通し地域に貢献することを奨励し、高齢者自身の社会参加活動による介護予防を推進することを目的とした介護支援ボランティアポイントモデル事業を本年4月1日から柏台小学校区域をモデル地区として実施することといたしております。31年度一般会計当初予算案に当該費用を計上いたしたところでございます。
     3つ目として、認知症総合支援事業の取り組みとして、認知症が疑われる高齢者や認知症高齢者及びその家族を訪問し、アセスメントや家族支援等の初期の支援を包括的、集中的に行う認知症初期集中支援チームを設置し、活動いただいております。また、認知症高齢者とその家族、地域住民や専門職等、誰もが参加できる場で、家族介護者の交流の場や認知症高齢者の生きがいづくりを支援し、認知症についての正しい知識と理解の普及を図る認知症カフェを開催いたしております。さらには、認知症地域支援推進員を地域包括支援センター(健康福祉課)内に配置をしまして、認知症に係る相談に応じているほか、認知症カフェ及び家族の集いに出席し、助言を行っているところでございます。
     そのほか、ひとり歩き(徘回)している認知症高齢者への声かけの仕方について、寸劇や模擬訓練を通じて学習する声かけ模擬訓練の実施、認知症高齢者の行方不明時に、位置情報探索システム(GPS)機能を搭載した端末機により、早期発見につなげられるよう、端末機本体の購入に対して補助を行う認知症高齢者見守り推進事業などを行っております。
     4つ目として、高齢者への支援の充実、ケアマネジャー等を初めとする支援者のネットワークの構築、ケアマネジメントの支援、地域課題の解決等を目的として、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカー、薬剤師等の多職種が参加する地域ケア会議を開催をいたしております。
     5つ目としては、任意事業として、判断能力が不十分な認知症高齢者に対して権利擁護や虐待防止の取り組みを推進する成年後見制度の利用促進、家族介護者同士が語らい合える場を提供する語らいカフェや家族介護教室の開催、食事の準備が困難な高齢者に対する配食見守りサービスの実施などを行っております。
     次に、2つ目の医療と介護の連携についてのお尋ねでございます。現在盛岡北部行政事務組合を中心に、在宅で適切な治療やケアが受けられる体制づくりや、住民向けの啓発を行うことを目的として、仮称ではございますが、盛岡北部行政事務組合在宅医療介護連携推進協議会の設立に向けて協議を進めており、当協議会において、構成市町における在宅医療のあり方や医療介護の連携体制の構築について、平成31年度より検討していくこととなっております。
     市では、前段に述べました主要な5項目と検討中の医療介護連携の実現を合わせました計6項目の取り組みによりまして、地域包括ケアシステムの深化、推進を目指しているところでございまして、今後も高齢者が住みなれた地域で安心して生活できるよう、各種事業やサービスのさらなる充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
     以上で演壇からの答弁とさせていただきます。
            (市長 田村正彦君降壇)
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 では、再質問します。
     農業振興のことについてですが、これはJA新いわてから資料をいただきました。八幡平エリアということで、西根支所、西根北支所、松尾支所、安代支所ということで、4つの支所があるわけですが、これは農家が、JAに出荷している方ですが、販売額が67億7,800万ほどの生産額がありますよと。それから、農家戸数ですが、1,824戸の農家があります。それぞれ米穀、園芸、酪農、畜産ということで、重複しているのですが、米穀では米は1,379戸の農家がありますよということで、ここの辺はちょっと見づらいと思いますが、見ていただきたいというふうに思います。いずれ1億以上の戸数は2戸の生産農家がいると。やはりこの生産農家の件数を減らさないように、新規就農、また担い手育成というのは重要だと考えてございます。
     それで、さきの代表者質問のときに市長が、JAは今農業振興のほうを担うような役割をしていないというふうな答弁があったように私記憶していますが、やはり関係機関のJA、そして農業普及所、またはそういうふうな団体と行政のほうも情報共有をしながらやっていかなければいけないなと私は考えております。
     それで、先ほど経営体と認定農業者の部分がありました。そして、新規就農者、担い手の方がいます。それらの成功例、農業に従事して成功した事例を何らかの形で地域の方というか、紹介した事例があるのか。要は後継者をふやすためのそういう事例を皆さんに紹介して、そういう取り組みをしているのかお聞きしたいと思います。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 お答え申し上げます。
     まず、本年度においては、当認定農業者の方ほか、県が主催する農業振興に関する県知事の表彰を受けられた機会がございまして、それらについては各認定農業者の主催ではございましたが、それらのお祝いとかそういうことを通じて、今まさに頑張ってやっておられて報われたというご紹介の機会なんかをやってございます。
     それからまた、先ほどちょっと気になったJAさんとか関係機関との連携についても、市のほうでは次世代人材投資事業によるサポートチームというのをつくってございまして、そのチームというのは、JAさん、農業改良普及センターさんとか認定農業者協議会とか、それから農業共済さんとか農業農村指導士の会とか、それらの方々のご協力、あと農業委員会さんとか改良区さんも入っていますけれども、ご協力を得ながら、それぞれ新しく事業を始めたというところのサポートに回っておりまして、この方々もいろいろな経験をもとに激励的な形で回らせて、こういうときはということでご紹介なんかもしてございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 やはり今言ったそういうふうな場を設け、各方面にPRをして人材育成をしていただきたいというふうに思います。
     では、関連いたしまして、農地利用最適化推進委員というのが設置されました。集積の今アンケートをとっているわけですが、それに伴って各地区を回る推進委員の方が、次世代の新規就農者、担い手確保をするために、ここは情報共有するために、そういうふうな活動をしているのか、今後そういうふうな取り組みを検討するのかお聞きしたいです。
議長(工藤 剛君) 農業委員会事務局長。
農業委員会事務局長 畑山直已君 お答えいたします。
     議員ご質問の内容でございますが、農地利用最適化推進委員の活動内容につきましては、3月5日の田村善男議員の会派代表質問の際に、田村議員のほうから確認をした内容がございます。それに対して市長のほうから、全てができるものではないというふうに答弁をしたところでございます。現在ご承知、ご案内のとおり、集積について推進委員が農家の意向調査を行っておるところでございます。これとともに、人と農地の把握にも努めているところでございますので、新規就農者への希望する農地等の情報提供については、今後そういったことができるようになるまでは今しばらくかかるものではないかなというふうに考えてございます。期待しているところでございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 やはりせっかく地区を歩くわけですので、その辺を加味しながら強化をしていただきたいというふうに思います。
     それから、もう一つあります。これは、地域おこし協力隊というふうな活動をしているわけですが、この中で8割方農業に関与するということで、ここもやはりJAと接点を持って活動してございます。それで、八幡平市にも地域おこし協力隊というものがあるのですか、ないのですか。もしあるのであれば、やはりこういうふうな事例があって、協力隊員がJAとタッグを組んで農業の資材や特産の発信をして、イベントなんかやっているわけですが、こういうふうな形をとればもっと若い世代にPRできて、後継者の「やってみようかな」というふうなものがあろうかと思いますが、その辺の見解を伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 地域振興課長。
地域振興課長 津志田勇孝君 お答えいたします。
     地域おこしの活動についてでございます。現在市内におきまして約7名ほど活動をしておりまして、3名がこの春、3年間の任期を満了して卒業になる予定となっています。そのほかにも既に卒業して、市内に定住をされている方々もいらっしゃいます。
     その活動につきましては多岐にわたっておりまして、中には農業関係、ヤマブドウの栽培でありますとか、リンドウの関係でありますとか、そういったところで活動している方もいらっしゃいます。それぞれの希望に応じまして、市のほうといたしましては支援をしているところでございまして、今後農業関係についても、希望があれば関係課と一緒になって支援のほうは取り組んでいく予定となっております。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 お答えいたします。
     市では、関係機関として八幡平市農政連絡会議というのを設置してございまして、こちらは行政主導だけではなくてということで、農業改良普及センターさん、それからJAさん、市のほうもでございますが、それぞれの担当部署がございますが、ここの組織としてリンドウ班なりホウレンソウ班なり米穀班、それから議員ご質問の担い手ですね、それから畜産班という分け方をいたしまして、先ほど申し上げたとおり、担い手の確保をどのようにしていくかということをこちらの会議で順次話し合うこととしてございますが、いかんせん各機関とも限られた人員で活動するということでございますので、今のところ具体的に担い手としてそこから提案というのはないのですけれども、今サポート中ということの実情ではございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 やはりそういった活動が必要だと思いますので、継続して取り組み強化を願います。
     では、次の大更駅周辺及び隣接地域のまちづくりについてのほうに行きます。多くの市民が大更駅前顔づくりについて、「広い道路をつくりどうなるの」、「図書館を建てるの?いったい」という声を聞きます。大更駅前顔づくり事業には、43億円の事業費が投入されます。やはりここは慎重な検討が必要と思います。コンサルタントへの委託もいいのですが、もっと市域住民の声を聞く場を設けて、商工会がまとめた報告書を参考にして、再度各世代、10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代、80代のニーズを把握するため、地区ごとのアンケート調査、グループワークの開催をするべきと思います。
     大更コミュニティセンターでは、内容はちょっと違うのですが、大更地区町内会及び自治公民館等の実態調査書というのを手づくりでつくっています。やはりこれを見ますと……こういうふうに自前でコミュニティセンターのほうでアンケートというか、集約をしてやっているのですが、これはちょっと大更町内会で分断状態があるとか、こういうふうなアンケートをとっているわけです。事業の完成する期間もあるかと思いますが、もう一度これらを踏まえて、市長を初め各課長の協議会があるわけですが、こういうのを組み入れ検討していただければいいなと思いますが、まずはグループワーク、開催するかしないか、今後するか、そこを伺います。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 大更の顔づくり施設につきましては、2カ年をかけまして、商工会のほうから提案ということで、機能等についてご提案をいただいたというところでございます。その前段で、28年度にはアンケート調査というものも、抜粋ではございますけれども、抽出という形でいただいていることもございました。その結果を受けまして、29年度には、では具体的にどういうまちづくりをするのかということで、商工会さんのほうからご提案をいただいたということでございます。市といたしましては、その提案いただいたことを基本といたしまして、今年度コンサル委託、あるいは庁内での検討会議ということで、これからの取り組み事業について検討させていただいているというところでございます。
     ワークショップにつきましては、来年度予備設計という形で取り組むということにしておりますけれども、その中でまた意見をいただきたいということで考えておりますので、そのワークショップにつきまして、予備設計に入る段階でちょっと皆さんからご意見を伺う機会を持てればというふうに考えてございます。
     また、先ほど工藤多弘議員にお示しいただきましたアンケート調査がありましたけれども、私のほうでちょっと見させていただきたいなというふうにも思いますので、ぜひ資料のほうをいただければというふうに考えてございます。来年度になるかと思いますけれども、そういう形で進めていければというふうに考えてございます。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 工藤多弘議員の発言の中で、広い道路は要らない云々というような発言がございました。実は、この道路は、平成4年だと記憶しておりますが、我々が議員を拝命しておったころに、当局から都市計画道路の設定ということで提案がございました。市内、旧西根町の今のバイパスを含む、そしてまた今の駅前道路も含む7路線だと記憶しておりますけれども、その路線が提示されまして、議会の中でもかんかんがくがく議論をし、そして都市計画道路としてそれでよろしいだろうと、議会での我々も議決をさせていただいて、県あるいは国の承認をいただいた大事な大事な、まさに最大の計画の都市計画道路に位置づけられております。
     なかなかそれ以降手をつけられなかったのですけれども、バイパスという形で大きな一つの路線が、都市計画された路線が今まさに完成して、大いに皆さんに利用していただいているところですし、その中の一つが大更の駅前の道路拡幅、新設ということであったわけですが、工藤旧西根町長もこの問題には何とかやらなければならないということで取り組んでおったのですが、なかなかそれが実現できないで今日に至っていたということで、合併というものを大きな機会にして、これはやはり旧西根町の最大な懸案事項であるので、これは何としても取り組まなければならないということで、合併の建設計画の中にも取り入れながらこれを進めてまいったところでございます。
     そして、進めるに当たっては、今までの行政が進めるやり方と違って、常にワークショップを、市民の意見をお聞きしながらこのまちづくりをしていこうということで、3年ぐらいにわたって、若い人、学生、高校生、大学生、一般の人、主婦の方、そういった人を交えたワークショップを2年半ぐらい続けさせていただきましたし、そのワークショップのメンバーで、県外のこういったものに取り組んでいる事業を研修したりして、自分たちで大更のまちづくりはこうしたほうがいいのですよというような意見もそのワークショップから提案をいただいておりました。
     そういったもろもろのものをもとにして今事業を進捗させているということで、先ほど課長からありましたとおり、これからまた今度は建物、箱物に入ってきた場合には、ではその箱物をどうするのだというようなワークショップをまたそこで立ち上げてやっていこうということでございますので、あくまでも市民の皆さんの、それにかかわる皆さんを主としたいろんな意見を取り上げながらやってきている、そういう手法をとりながら現在に至っているということはぜひご理解をいただきたいなというふうに。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 私は、今の事業に対して反対というのではないのですが、あくまで大きい道路がだめだというのでなく、進行していますので、市民の皆様にはこれから大更の西口開発がどういうふうになるかというのは、やはりここは今までも説明なり検討会していると思いますが、先般の答弁あったように、また白紙という言い方は悪いのですが、市民の声を聞いて検討していくというふうにありますので、ぜひワークショップというか、グループワークなりアンケート調査をして取り組んでいただきたいと思います。この商工会の報告書を見ると、参加人数が、地元の方が答えていないのです。大更駅前周辺ではなく、遠い方のほうが入っていますので、その辺ちょっと考えてもらいたいです。
     時間もあれですので、次に行きます。大更駅の利用者、これは親切な案内がない。多くの方が、盛岡行きになったときに、東西の自由通路を使って2番線に行こうとしたら、2番線のホームに行けない、行きどまりだと。そして、引き返して従来どおり線路を横切る、2番線ホームに行くというふうな中身になっているようです。これほとんどの市民の方が、せっかく7億近くの事業費を使ってやったのに、わからないと、行けないのと、ほとんどの方がそう言っています。
     それで、先ほど答弁の中にもありましたが、JRにはやっぱり強く協議していただきたい。そして、花輪線のダイヤが3月16日からまた改正になります。それで、ここの下りの鹿角花輪、大館行きの10時12分がなくなるそうです。それから、上りの好摩、盛岡方面、これが18時のこの本数がなくなりますと、ますます利用者が少なくなると。やはりせっかく駅をつくったのだから、その辺本数を減らさないような取り組みなり、それから私の要望ですが、盛岡発20時半なのです。これをもうちょっとおくらせれば、もっと盛岡の通勤とか、行っている方が盛岡の駅から花輪線のほうに乗って帰ってこられるのかなというふうにありますので、ここは強くJRさんとも交渉していただきたいというふうに思います。その辺の見解を。
議長(工藤 剛君) 地域振興課長。
地域振興課長 津志田勇孝君 公共交通の関係でご提言いただきまして、ありがとうございます。JRからの今度の3月のダイヤ改正につきましては、昨年の12月の段階で、公表になる前にJR盛岡支社の社長が市長のところにおいでになりまして、詳しくご説明は受けたところでございます。
     その前段として、新庁舎ができ上がった数年前のときにも、上下1便、日中の便が少なくなり、さらに今回のダイヤ改正においても、本数そのものは変わらないのですけれども、鹿角花輪より南、盛岡までの部分については上下1便が少なくなるということで、日中の便がなくなって、非常に支障を来して困ってくるということで、市長からもその辺についてかなり申し入れのほうはさせていただいたところでございます。
     さらに、JRのほうに対しましては、毎年花輪線の利用をしやすいようにダイヤの改正については強く申し入れをしているところでございまして、今後も同様にさらに力を入れて申し入れはしていきたいというふうに考えております。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 建設課長。
建設課長 関本英好君 お答えします。
     JR大更駅の上り線が不便だということでございますが、市長答弁でも申し上げましたが、設置の際には、JRの協議の際にもさまざま何方向か検討した経過がございます。やはり費用がかさむこと、現在の利用状況ではかなり難しいということで、今般の施設となったものでございます。ただ、施設については、東側のほうには簡易に改札口をつけられる構造ともしてございますので、今後も引き続きJRのほうに要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 東口も西根病院ができます。そういうような形で、やっぱり利便性を考えて、これからも強く要望をお願いします。
     あと大更の駅舎の待合室、それから自由通路の活用なのですが、このとおり何もない。それから、こっちは多少観光のポスターを掲示しております。それから、このとおり待合室が壁だらけです。ここにもパンフレットもポスターもない。特に女性の方がこういう密室状態になる状況で、やっぱり不安を感じるという声も聞いております。それでやはり構造的にいろいろあるかと思いますが、駅側の駅員がいるほうと、それからもうちょっとエレベーターというか、この辺がエレベーターなのですが、こっち玄関というか、入り口になっていて、この辺が。そういうふうなガラス窓というか、見えるような構造にできるのか。それから、観光ポスター、パンフレット等は、商工観光課なのか、観光協会なのか、主導権はどっちなのかと。連携して八幡平市のPR活動を行っていると思いますが、やっぱり八幡平市のイメージを考える。そして、地域住民の盛り上がりの意識も、そういうのを提示すればあると思いますし、また観光客に対してのイメージが、特におもてなしという対応が感じられないように私思います。その辺の見解を伺います。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 ただいま観光PRということでお話がございました。自由通路のほうには、ポスターを9枚ほど掲出してございます。そのほかにもあいている部分もありますので、これからになりますけれども、観光協会と連携しながら、年間を通じてイベント等もございますので、そういったイベントのPRポスター等を掲出しながらPRのほうに努めていければというふうに考えてございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 建設課長。
建設課長 関本英好君 お答えします。
     待合室が暗いというお話でございますが、確かに待合室につきましては、東西の入り口はガラス張りでありますが、奥のほうが壁だということで、入り口に比べて奥のほうは暗いと言われれば、確かにそのとおりでございます。今後対策といたしましては、照度の関係になるかと思いますが、その辺の調整で解決できるものか今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 やっぱり大更の玄関口でありますし、イメージが大切だと思います。
     それで、私なりに提案でございます。やっぱり大更駅の提示というか、八幡平市での四季折々のイベントがあります。そういうポスター、残念ながらドラゴンアイのポスターもなかったのですが、いずれそういうふうなイベントの開催のポスターとか、小中高校生の絵とか、書道とか、標語とかを展示したらどうかなというふうに思いますし、また待合室、あと自由通路ですが、BGMというか、通ったときに、入ったときにBGMが流れるような、特にも「八幡平旅情」とか、江間章子さんの「夏の思い出」というふうな曲を流したら、何か来てよかったかなというふうな感じがするのですが、私思うのですが、その辺の展開はどういうふうに考えますか。
議長(工藤 剛君) 建設課長。
建設課長 関本英好君 お答えします。
     貴重な提案ありがとうございました。さまざまなご提案いただきましたので、それらについては検討してまいりたいと思いますが、もう一つは自由通路といえども市道認定している道路施設でございますので、その辺の関係でどういう制約があるかとはまだ申し上げませんが、その辺と調整を図りながら、今ご提案あったことについて検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 そういうふうな制約等があると思いますが、その辺はクリアするようにして早急に、やはり今の大更駅のあれを見ると何もないような状況なので、すぐにやれる部分には対応していただきたいというふうに思います。
     では、次の八幡平市の高齢者福祉計画について伺います。地域の包括ケア及び在宅医療、福祉連携を進めるには、在宅医療を率先的に担う医師確保が不可欠です。医師確保についてどのような考え方で具体的に動いているのか。本気で未来を見据え、子供の教育環境ややりがいが見出せる具体的な思いを伝えないと医師は来ないと思います。決してお金ではないと理解しているか伺います。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 医師確保については、旧西根町時代、安代もそうなのですけれども、県内の先陣を切って奨学金制度なんかを設置しながら、医師確保というものに本当に積極的に取り組んできております。また、市では医師に加えて看護師に対してもそういった制度を設置して、何とか医師、医療関係者の確保というものに努めてきております。いかんせんもうどこでも、この間も報道になったとおり、岩手県は最低の医師数と、人口に対しての医師数と、まさに医師の偏在の象徴的な県が岩手県だというふうに思っています。ただ、言えることは、それでも八幡平市の場合はまだ恵まれているほう。というのは、何で恵まれているかというと、盛岡から通える場所にまずあると。そういう利点があるからこそ、何とか曲がりなりにも医師を確保しながら今現在までやってきているというのが実態でございます。
     今までも努力していましたし、これからも特にも新病院も建設、あと2年後には開業ということになりますので、その間徹底した医師確保というものを目指しておりますし、現実に確定的なことは言えませんけれども、今春には新たな医師の確保もできそうだということでもございますので、何とか粘り強く、この八幡平市の利点を生かしながら、医師の確保というものには最大限の努力をしていきたいというふうに思っています。
議長(工藤 剛君) 3番、工藤多弘議員。
議員 工藤多弘君 本当に市長は西根病院の先生、また看護師にもご尽力してやっているようで、何とぞ介護福祉の分野を引き続き対応のほどお願いして、私の一般質問を以上で終わります。
            (議員 工藤多弘君一般質問席降壇)
議長(工藤 剛君) これで工藤多弘議員の質問を終わります。
     ここで11時15分まで休憩します。
                                    (11時00分)
                     ☆
休     憩
再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (11時15分)
議長(工藤 剛君) 引き続き一般質問を行います。
     通告順位8番、熊澤博議員。
            (議員 熊澤 博君一般質問席登壇)
議員 熊澤 博君 議席番号15番、自由クラブの熊澤博でございます。一般質問を行います。
     1、畜産振興について。(1)、平成31年度予算に繁殖育成センター整備事業費として、8,286万9,000円が上程されようとしております。最近、管理運営について、JA新いわてと市当局のトップ会談が行われたとお聞きしますが、その基本合意の内容と、日本短角種も含めた畜産振興のあり方を問いたいと思います。
     @、繁殖育成センター整備事業のための牧野組合も含む牧野再編の内容を伺う。
     A、議会報告会において、短角振興のため、新町牧野の共同牛舎をキャトルセンターとして活用してほしいとの強い要望がありましたが、市当局の考え方を伺います。
     B、インバウンド需要に有効とされる短角牛、短黒F1牛の生産と肥育について、当局の考え方を伺います。
     大きな2番、姉妹友好都市事業について。(1)、八幡平市と秋田県鹿角市は、旧南部藩の鹿角街道の往来で、深いつながりの歴史がありました。特にも安代地区は、現在も経済、医療の面で交流がございます。また、鹿角短角牛の復興施策では目を見張るものがあり、市の短角部会は、研修、視察と交流を深化させてまいりました。市全域の活性化を図る上でも、相互交流による物流量の増加、観光も含めた交流人口の拡大で、新たな経済効果も期待できると思われます。
     そこで、鹿角市を姉妹友好都市として迎えるべきであると考えるものでありますが、当局の考えを伺います。
     大きな3、老人福祉、介護事業のあり方について。(1)、東京商工リサーチ調査によると、平成30年の老人福祉、介護事業の倒産が依然として高どまりで、平成30年(1月から12月)は106件の倒産でありました。業種別では、訪問介護事業の倒産が45件、デイサービスなどの通所、短期入所介護事業が41件、有料老人ホームは14件で、前年の2.3倍に急増しております。背景には、介護報酬改定の引き下げがあると言われております。小規模で設立から日が浅い事業者が倒産を押し上げ、淘汰の動きを加速していると指摘されております。
     そこで、市内老人福祉、介護事業の経営状況と市当局の対策の内容を伺います。よろしくご答弁、お願い申し上げます。
議長(工藤 剛君) 市長。
            (市長 田村正彦君登壇)
市長 田村正彦君 熊澤博議員のご質問に順次お答えをいたします。
     まず、大きな1点目の畜産振興についてのお尋ねでございます。議員ご案内のとおり、平成31年度予算におきまして、繁殖育成センター整備事業として8,300万円ほどの事業費をお願いをいたしております。その事業内容といたしましては、平成30年度から実施しております繁殖育成センターの建築設計業務に加え、草地造成整備に係る実施設計業務が主なものとなります。
     なお、今議会の初日であります2月21日に施政方針として申し述べました造成工事及び建築工事の予算につきましては、設計が完了した後にその内容を議員の皆様にご説明申し上げ、予算案を議会に提案申し上げることといたしております。事業の現在の進捗状況といたしましては、水源ボーリング及び地質調査を終えまして、現在は関係機関を交えながら、設計案の検討を重ねているところであります。また、利用者となります畜産農家に対して改めてアンケート調査を行い、正確なニーズを捉え、設計に反映させていきたいと考えております。
     お尋ねのJA新いわてと市との会談につきましては、今後の事業展開にそごがないように、共通認識を持つ場として適時に開催しているものであります。その内容につきましては、今後のスケジュールや飼養方法などの確認が主なものとなっております。
     1つ目、繁殖育成センターの整備事業のための牧野組合も含む牧野再編の内容についてのお尋ねでございます。繁殖育成センターの運営において、粗飼料は欠かせないものであることから、草地造成整備事業を実施し対応することといたしておりますが、その必要量については、先ほど申し上げましたアンケート調査の結果に基づき算定を行いたいと存じております。あわせて放牧希望についても調査を行っておりますので、それらのデータを分析し、採草地及び放牧地の必要量を見きわめて、再編について検討してまいりたいと考えております。
     2つ目の短角振興のための新町牧野の共同牛舎をキャトルセンターとして活用してほしいとの強い要望に対する市の考え方でございますが、財政負担を軽減、平準化するとともに、公共施設等の最適な配置の実現が国から要請されていること、加えて現在まさに新町牧野組合において事業がなされている中、市が当該施設を引き受けるという考えは今現在持ってはおりません。
     3つ目、短角牛、短黒F1牛の生産と肥育についてのお尋ねでございます。勝又議員の一般質問の答弁と重複いたしますが、市内には短角牛の肥育農家がいない現状でありますので、繁殖農家へのこれまでの市の支援を継続しつつ、県が検討しております流通戦略に歩調を合わせ、短角牛の振興を図ってまいりたいと考えております。
     次に、大きな2点目は、姉妹友好都市事業についてでございます。秋田県鹿角市を姉妹友好都市として迎えるべきではないかとのお尋ねでございますが、現在八幡平市は、岩手県宮古市と姉妹都市を、沖縄県名護市と友好都市を締結いたしております。
     岩手県宮古市とは、互いに田老鉱山と松尾鉱山という鉱山で栄えた歴史を持つことや、国立公園に含まれている風光明媚な地域であることなど、産業や自然に共通点があることから、昭和61年10月1日に旧田老町と旧松尾村で姉妹都市を締結いたしております。その後、平成17年の市町村合併によりまして、旧田老町が宮古市に、旧松尾村が八幡平市になった後も両町村の交流を引き継ぎ、平成18年11月3日に改めて宮古市と八幡平市との間で姉妹都市を締結しております。
     また、沖縄県名護市とは、旧松尾村で八幡平さくら祭りを始めたことをきっかけに、日本一早く桜が咲き、さくら祭りを開催していた沖縄県名護市に呼びかけまして、昭和63年1月28日に友好都市を締結いたしております。八幡平市への合併後もその交流を引き継ぎ、平成19年1月27日に改めて両市の間で友好都市を締結いたしております。
     さて、秋田県鹿角市は、昭和47年に花輪町、十和田町、尾去沢町、八幡平村の3町1村が合併して誕生しております。50年近い歴史を持つ市でございまして、東部は八幡平市と、北部は青森県田子町と接しております。
     また、鹿角市と八幡平市の両市は、十和田八幡平国立公園八幡平地域という共通の重要な観光資源を有するほか、旧南部藩であった点、ジャンプ台を有するスキーのまちである点、鉱山で栄えた歴史を持つ点など、共通点が多い自治体でございます。
     このように県は異なるものの、隣接し、なおかつ共通の観光資源もあることから、共催、共同による事業は既に実施いたしております。一例といたしましては、沿線市町村等で構成する花輪線利用促進協議会の事務局を両市が2年交代で実施しているほか、八幡平アスピーテライン開通式や八幡平山開き、タイ王国の旅行市場へのプロモーション、関係機関で構成する十和田八幡平地域広域観光推進会議での桜と雪の回廊観光キャンペーンや十和田八幡平観光物産フェアを実施しておりまして、また現在、民間団体主体ではございますが、岩手、秋田、青森の3県境にまたがる四角岳の美化登山なども行っております。
     姉妹友好都市の締結は、都市間交流の一つの形式であります。姉妹友好都市に限らず、都市間交流にはさまざまな形、方法があるものと考えております。
     現在は、鹿角市と八幡平市がこれまで築いてきた交流、協力関係を維持しながら、両市にとりまして最良の形式、方法により、この関係を継続していくことが重要であると考えております。このことから、現時点では新たな自治体との間での姉妹友好都市を締結する考えは今のところないということでございます。
     次に、大きな3点目、老人福祉、介護事業のあり方についての市内老人福祉、介護事業の経営状況と、市当局の対策の内容についてのお尋ねでございます。これまで、市内の介護事業所で会社の倒産が原因となった事業廃止はなかったものと理解をいたしております。
     なお、介護保険制度が始まった平成12年度から現在までの間に事業廃止になった事業所は、訪問系サービス事業所が3事業所、通所系及び短期入所系サービス事業所が6事業所となっており、事業廃止に至った原因まで詳しくは把握いたしておりませんが、介護事業所がふえていったため、利用者の確保が難しい状況になったことが主な要因と捉えております。
     それら9事業所のうち、介護報酬改正で引き下げが行われました第3期介護保険事業計画期間の平成18年度から平成20年度内は2事業所、第6期介護保険事業計画期間の平成27年度から平成29年度内は1事業所が事業廃止をいたしておりますが、経営者の死亡によるものなどが直接の要因でございまして、本市においては、介護報酬の引き下げが原因による事業廃止は少ないものと考えております。
     ちなみに、平成30年度からの第7期介護保険事業計画の開始に当たっては、0.54%の介護報酬のプラス改定が行われております。
     介護保険のサービス事業には、営利を目的とした民間企業の参入が可能となっております。介護保険法上では、特別養護老人ホーム及び介護老人保健施設などの施設サービスやグループホーム、地域密着型特別養護老人ホームなどの一部の地域密着型サービスにおいて、介護保険事業計画に定める必要利用定員を超えるような事業所指定の申請については指定を行わないことができる、いわゆる総量規制が認められておりますが、訪問系サービスや通所系及び短期入所系サービスには、この総量規制が認められておりません。したがいまして、原則自由競争原理のもとで介護保険事業所が運営されておりますことから、市が介護事業所の運営等に対する対策を行うことは厳しい状況にございます。
     以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
            (市長 田村正彦君降壇)
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 再質問いたします。
     まず、最後の3点目の老人福祉、介護事業のあり方について再質問いたします。実は、私の知り合いが住宅型の有料老人ホームに入所しております。生活が大変な方でして、私が保証人といいますか、そういう形でかかわったわけなのですが、長期利用の1カ月分が10万1,000円でした。ところが、その方ちょっとお金がなくて足りなかったのですが、老人ホームさんでは、いいでしょうと、おまけしますということでやってくれました。いわゆるボランティアのような気持ちでやってくれておりました。長期利用の1カ月分、今10万1,000円と言いましたが、これは食材費、管理費、さらには部屋代、洗濯代でございます。ただし、別途加算がございます。いわゆる個人負担です。これは介護保険の自己負担分。それから、日用品、個人使用の物品、おむつ、通院等の送迎でございます。夜間のナースコールの対応が可能となっておりまして、私、年に何回かそこに訪問というか、見舞いのような形で行っているのですが、その際ボランティアのような経営が非常に明らかな老人ホームだったわけですが、そこの施設長さんがぼそっと「いつまでやっていけるんだか」という言葉を発しておりました。非常にやっぱり厳しい経営を余儀なくされているというふうに私は感じてまいりました。
     自由競争だという今の市長答弁でございますが、何がしかの市の援助があってもいいのではないかなと。私今69歳ですが、あと5年もすれば75なわけで、後期高齢者で、人ごとではないのです。また、5年後のことを考えると、私のような団塊の世代がごそっと後期高齢者になるわけでして、そうなりますとやはりこういうボランティアのような気持ちでやっている住宅型の有料老人ホームのようなもの、本来は自由競争ですから、されないことなのかもしれませんが、何かの形で支援を市でやっていくということも検討する必要があるのではないかなというふうに率直に思っている次第です。どちらかといいますと小規模の老人ホームなのですが、こういう老人ホームが例えば倒産したり、採算が合わないということで撤退されますと、最後に困るのはやはり私たち後期高齢者、老人なわけです。そういう点での市の考え方をもう一回伺いたいというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 健康福祉課長。
健康福祉課長 渡辺 信君 いろいろな事情はあるかと思います。市内でも例えば人材のこととか、さまざま相談を受けたりもしておりますけれども、市として経営がうまくいっていないとか、ちょっと苦しいというようなところに何かの支援ということについては、今市長答弁でもありましたけれども、そこまでということは考えてはおりません。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 それでは、第2点の姉妹友好都市事業について伺いたいというふうに思います。それで、私がこの質問をする一番の原因というのは、やっぱり八幡平市の安代地区の現状から実は出発しております。今議会でも、それこそ安代地区の議員が、この安代地区の活性化に向けてのさまざまな一般質問を展開しております。これまでの3回の定例会でも全てそうでございました。さきの選挙では、安代地区から新人議員がとれた。新人議員の大半が安代地区でした。それだけやはり危機感を持っておられての立候補、当選だったというふうにも私は認識しておるものでございます。
     現状認識と私言いましたが、例えば市の人口推移、私は平成12年の1月末と31年、この間の1月末を健康福祉課のほうから資料提供いただきまして調べましたところ、市全体が77.5%に減っている中で、安代地区が特別にやはり人口が減っておるということでございます。64.8%になっておりました。そして、世帯を見ますと、やはり今核家族化でして、どこでも世帯数ふえているのです。そういう中で安代地区だけが87.4%で、世帯数も減っておりました。ちなみに、八幡平市全体では103.8%と、世帯数はふえております。
     それから、あとこれは65歳以上の高齢化率を教えていただいたのですが、平成18年の3月末とことしの平成31年の1月末の比較でございます。65歳以上の高齢化率、市全体が38.8%、そのときに安代地区が50.7%、半分がもう65歳以上です。そういう数字が出ております。
     それから、後期高齢化率という言葉はないのかもしれませんが、75歳以上に限って見ますと、同じ条件でこの13年間の間に市全体が21.6%のときに、安代地区のみ32.3%と、非常にやはり厳しい現状が、こういう数字を見ても現状認識として出てくるということが言えると思います。
     そういう点で、実は短角部会で鹿角牛を研修視察に行きました。そうしたら、感じましたのは、やっぱり南部藩なのです。言葉は本当に私たちと一緒なのです。秋田の方言が全くないということで、しかも短角部会の皆さんは、しょっちゅう行き来しているものですから、こっちのほうの量販店に来るよりもずっと鹿角のスーパーに行くほうが近い。30分もすれば楽に行けるということで、医療も経済もあっちのほうに行き来をしているという状況がございます。
     何とか安代リンドウの生産振興を初め、市長が安代愛という強い意志を表明して頑張っておられるというのは、市民であれば誰でも知っていることでございます。ただ、何とかもうちょっと応援する、安代地区を盛り上げるために、いわゆる県境という見えない壁を取っ払うことが、安代地区に暮らす市民の背中を温めてくれるのではないかなと、本当に私は思っているものでございます。かつて合併するときに、私は安代の総合支所を出城的な感覚でやっぱり見て充実する必要があるのではないかという発言を議会の場でやった記憶がございます。やはり特別扱いしてしかるべき状況に今あるという点で、再度この友好姉妹都市事業を、安代地区と鹿角市との関係で、八幡平市安代町を元気づけるために、八幡平市と鹿角市の間で結ぶことの検討をもう一回考えてもらえないかという再質問でございます。
     南部藩だということで、鹿角市も結構苦労はしてきたと思うのです。やっぱり県が違うわけですから、あっちは佐竹藩ですか。いずれそういう中で、もうちょっと安代地区を応援する意味でもつき合いを深めたほうがいいのではないかということと、今現在安代地区は片思いのような形で、いわゆる鹿角市にばっかり行って、向こうのほうから来ないという現状があるようです。その辺もこういう友好姉妹都市事業を取り上げることで、いい関係がもうちょっとできるのではないかと、向こうからも八幡平市に来られるといういい関係ができるのではないかと思うわけでございまして、その辺でもう一言、今後の考え方でもよろしいですから、伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 熊澤議員の発言の中で、市長は安代愛だと言われましたけれども、私合併以来常に心がけてきて、現在もそうなのですけれども、やっぱり合併前の、安代には安代、松尾には松尾、西根には西根のそれぞれの特徴、産業も含めて歴史を持っておりますので、合併したから何もかにも一緒くたにするのではなくて、やっぱりその地域で育っている産業、これは安代に限らず西根も松尾も、そういう産業というものを最大限支援して発展させることがトータルとしての合併の効果が出るのだろうなということで、私はそういう考えでやってきまして、今もやらせていただいているわけですけれども、そういった中で、安代の話をさせていただけるのであれば、やはり安代は山の林業、そしてリンドウ、そしてスキー、そして短角に代表される畜産、これだと思うのです。スキーにしても、リンドウにしても、林業にしても、それぞれの政策的な支援策をとりながら現在までやってきているのですけれども、特にも短角についてですけれども、熊澤議員はもう当然ご承知のとおり、3年ぐらい前、1頭四、五十万で売れていましたよね、繁殖。あのころに私は短角牛の部会なんかに行っても、あるいはいろんな会合でやっぱり安代は短角なのだな、せっかく立派な分野を持っているのだから短角をもっとやってくれませんかといういろんなお願いをした経緯がありますけれども、なかなかやはり高齢化ということもあったのかわかりませんけれども、それが進展しないで現在に至っているというのが実態ではないのかなというふうに思っています。
     そういった中で、今ご提言の鹿角との姉妹都市ということですけれども、演壇から申し上げましたとおり、鹿角市とはさまざまな意味で連携をとらせていただいております。あと鹿角の最大のお祭りであります花輪ばやしなんかも、わざわざ市長さんからご招待いただいて、我々も参加させていただいているわけですけれども、そういう意味ではかなりな交流、特にもこれからのインバウンドの海外展開にあっては、鹿角の皆さんと一緒に協働でやっているという事業もありますので、そういう意味ではあえて姉妹都市というのを結ばなくても、十分に姉妹都市の機能は果たしているのではないのかなというふうに私は感じております。
     鹿角との接点というのですか、やっぱり田山の皆さんは、どうしても病院でもお買い物でも花輪、鹿角に行くケースが多いようです。ただ、鹿角の人は八幡平市に来て買い物をするかというと、皆盛岡に行きます。田山の人たちは鹿角に行くのですけれども、鹿角の人たちは盛岡に行って買い物をすると。このいびつな関係があるので、これを何とかしない限りはなかなか、それを改善するためには姉妹都市というのは一つの手だとは思いますけれども、いずれせっかくご提言をいただいたことでもありますので、何らかの、しょっちゅう鹿角の市長さんともお会いする機会ありますので、うちの議会からそういう提案があったぞということはお伝えして考えてもらうことも一つの方策かなというふうに思いますので、検討の一つに加えさせていただければなというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 ぜひ検討していただきたいと思います。
     次に、1の畜産振興について伺います。私はいわゆる農業人、農協人のつもりなのです。もともと岩手県の経済連の出身で、派遣獣医として寺田農協に派遣されて、そのまま居座ったと。本当は3年ぐらいで、ほかの農協に行く予定だったのですが、経済連やめて、そのまま居座って今日に至っているわけなのですが、八幡平市の経済の中心はやっぱり農協が担っているというふうに私は今でも思っています。そういう点では、何としても農協の経営も含めた農業振興を考えていかなければならないなというふうに私は思っているものでございます。
     それで、実はこの間、短角部会の総会がございました。総会の組合員数が今28人なのです。JA新いわて八幡平短角牛生産部会という名前の通常総会でございました。2月26日に新安比温泉でやっておりますが、やはり頭数が非常に減っております。28戸で98頭、79頭という表現ありましたが、これは私の言う98頭というのは30年3月1日現在の頭数でございます。去年の販売額は、73頭の平均で税込み33万8,000円でございました。そして、おととしが81頭で税込み23万1,000円、ですから短角の値段は前年の1.5倍したことになっております。
     それで、実は新町の共同牛舎をキャトルセンターのように扱ってもらえないかという声がございました。その辺で私もいろいろ考えまして、やはり短角振興、これまでとはまた違った、昔とったきねづかではございますが、短黒のF1牛の生産をもう一回再開して、今度は肥育もやっていこうということで、実は総会に私も顧問という形で、実は短角部会に参加している立場なのですが、提案しております。
     それで、まず名称を変えましょうということで、実は今までJA新いわて八幡平短角牛生産部会でしたが、これを七時雨短角牛生産部会に変えましょうということで提案して、名称変更の規約改正を行っております。その改定の理由は、こうなのです。いわゆる放牧地全てが七時雨山麓となっていると。それから、将来的には短角牛の位置づけを、市の観光食材を目指して、そして例えば七時雨短角和牛だとか、七時雨短黒和牛だとかという形で、市が頑張っております輝の大地、いわゆる観光産業のインバウンドの需要に応える食材として提供するという大上段に構えた提案も、私も顧問ではありましたが、総会の中で発言しております。そして、農協さんの手数料を高める、確保させるという意味で、農協さんを通じて、今実際食材組合員に配達しているのです。あれを延長させて、宿泊施設にまで短角牛あるいは短黒和牛を肉として提供していくということの提案も私は総会では発言しております。
     そういう点で、短角と短黒まで含めました振興、しかも肥育のほうまで手をかけるという考え方で私は総会の場で提案しておりますが、そういうことにつきまして、もうちょっと具体的な市の考え方をこの際まず伺っておきたいなというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 お答え申し上げます。
     議員ご提案の短角を、八幡平市の中でも七時雨の名前のついたブランド的なところで売り出す、そういうことはどうだというお話でございます。もちろん私どものほうで、現在八幡平牛と銘打って販売促進をしております黒毛和種につきましては、ちょっとここで正直申し上げますと、市内のホテルとか飲食店さんにどんどん使っていただければいいのですけれども、客層とかいろんなのの兼ね合いで、その引き合いが厳しい状態というのもございます。
     一方で、短角は価格的にも手ごろな、まさに皆さん方ふだんでも食べられるような金額に落ちついて販売できればなというふうに思ってございました。F1となる交雑種となる短黒についても、短角と黒毛を一緒にまぜ合わせた形で和牛として認められたということで、実は京丹後市の中の企業さんが取り組んで、かなり成功しているなというふうにインターネットで私見ていますけれども、そこはやはり販路を確実に持っていると。あるいは自社の会社で小売りまでできるような販路を確立していて、京丹後の短黒というふうに銘打ってインターネットでも買えるというような形をとっているのですけれども、そこまでいけばいいのですけれども、先ほども何回も申し上げましたとおり、肥育農家さんにやはり取り組んでもらわないと、それはなかなか難しいなというふうに感じております。
     盛岡市さんでは、既に短角の肉をどうにかご支援して、市内の飲食店で販売ということで、肥育農家さんにかなり施策としてご援助しているということでございますが、当市ではまだそこまではいっていないということですけれども、私どものほうでは優良牛の飼育を短角についてもふやしたいということで、素牛となる分、年10頭ではございますけれども、そちらのほうに導入する際は支援させていただいてございます。
     来年度については、支援額も2万から5万というふうに上げたいなというふうに思って予算のほうをお願いしてございますので、そういうような状況でございますので、何とか肥育農家の皆さんとの連携でやっていただかなければ、そこまでは結びつかないのかなというふうに感じてございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 今課長が紹介しましたのは、京丹後のいわゆる日本海牧場さんのことだと思いますが、あそこでは短黒の盛り合わせ180グラムを2,700円で売っていると。焼き肉でしょうから、いろいろ経費もかかるから、そうだと思います。100グラムでいいますと1,500円で売っている。和牛ですと八幡平牛も量販店では1,000円以上で売っています。そういう点では和牛並みの値段で実際売っているという、南山レストランというのだそうですが、そこで1頭買いして部分肉を日がわりで提供しているという、私も情報を得ております。
     インバウンドの需要の増加が非常に顕著なわけなのですが、帰られた方が日本での食を自国でも味わいたいということで、結構輸入が盛んになっているとも言われております。ですから、私たち観光を一つのメーンにしていく市としましても、できるのであれば輸入肉ではなく、輸入肉は国産牛の3分の1ぐらいで実際手に入るわけなのですが、それではなく、地元の食材でもって本当のおもてなしをするという努力をしていかないと、いつかはインバウンドの訪日観光客に見放されるときが来てしまうのではないかなということで、いろいろ今短角部会では模索しているところです。
     幸い追い風があるのです。例えば和歌山の紀州和華牛という赤身肉を主体にしているところが出てきました。初めてなのですが、和牛の肉なのですが。八幡平牛はA3、A4、A5が八幡平牛なのですが、そこはA5を取っ払って、A2、A3、A4に絞ってやっているそうです。いわゆる脂肪分をカットするような形でやったら、すごく受けているという、最近やっぱり変わってきているのです。そういう状況も出ております。
     それから、あともう一つ、実は肉用子牛の生産者補給金制度がTPPだとかEPAを受けて、前倒しで去年の12月30日から平成31年度分の畜産物価格を決定して、もう始まっております。いわゆる期中改定という表現でありました。前倒しです。それだけEPA、TPP11が深刻なものになるだろうということで、やはり対応してきていると。これで、実は短角の区分でありますその他の肉専用種、保証基準価格が9万2,000円上がって31万4,000円になっております。合理化目標価格も9万8,000円上がって24万9,000円になっております。こういうことは、今までかつてありませんでした。こういう大幅な引き上げというのはありませんでした。それだけ国といいますか、政府といいますか、日欧EPA、TPPに対して、何とか農家を守らなければならないということで、前倒しで発足しておると。
     しかも、ことしの10月に消費税が10%に税率上がるわけなのですが、その際にはそれぞれの保証基準価格、合理化目標価格も消費税の引き上げ分を反映させた形で改定を行うと既に約束しております。それで、この保証基準価格よりも実際は私たちは高く売っているのですが、最悪でもここまでは保証してもらえるという情勢に今あると。私もいろいろ試算してみたのですが、新町の共同牛舎を利用している、いわゆるオーナーのような、集団検診のときに出るだけの人、全部共同牛舎にお願いしているという方とお話ししましたら、今までも何とか採算合ってきましたよと、貯金しているよりいいのだと、ましてこれから、去年から一気にまた上がってきたから、大丈夫、生活の足しになる短角飼育になるだろうということをはっきり言っておりました。そういう点では、いい追い風が私はあるというふうに思っております。そういう点で、この際やはり肥育も視野に入れた、いわゆるインバウンド需要に応える形の取り組みに対する市の援助も必要な時期になってきているのではないかなというふうに思っております。
     実は、支所の統合ということで、八幡平エリアの組合員の懇談会がこの間2回開かれておりまして、支所が減らされ、5つを2つにするということで、やはりそれなりに厳しい状況は農協にはあるかと思うのですが、でも前年対比で伺いますと、ことしの1月のJA新いわての八幡平エリアの農産物の売り上げは順調なようです。本当に私は安心しました。やはりこの際農協さんも巻き込んだ形での、さっきちょこっと触れましたが、いわゆる組合員ばかりでなく、宿泊施設にまで食材の宅配をJAさんがやっていく中で、農協の経営も支えながら、抜本的な宅配を拡大すべきというふうに私は考えておるものでございます。
     そういう点で、私たち短角部会の今後に向けての取り組みを市としてどのように応援していただけるかという、ちょっとばふっとした質問になるわけなのですが、いま一度担当課長さんの将来を見据えた考え方というのを伺えれば幸いだと思っております。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 実は、私県の短角推進協議会というのですか、の副会長を仰せつかって、岩泉の町長さんが会長なのですけれども、短角振興については、そのメンバーの中には当然経済連も入っておりますし、県も入っております。そういった会合にずっとここ四、五年参加させていただいているのですけれども、二十数年前の県の短角に対しての意気込みを我々は知っていますから、その当時と比べれば全く意欲がないなというような思いを持ちながら、そういう会合に出席させていただいています。
     そういった中で、では安代の短角をどうするか、そういう今もろもろのいろんなお話もありました。農協を巻き込みながら云々という話もありましたけれども、我々はいつも農協を巻き込もうとして農協にアタックをかけていますけれども、会議にも出てこないというのが今の農協の実態なのです、実際は。そういう人的な資源がなくなっているというのはわかってはいますけれども、したがって我々は我々で産業としての安代地域の短角をいかにするかというのを考えてもいかなければならないというふうには思っていますし、これも熊澤議員がおっしゃったように、私もずっと見ています。新町牧野の共同牛舎での飼育、ほとんどが商店主さんが短角預けて、そしてそこで、まさにキャトルセンターなのです、昔からあそこは。キャトルセンターの機能を十分に果たして、現在まで新町牧野の短角畜産は、それがあるからこそこうやって継続してきているのかなというふうな思いも持っております。
     そういった中での短角の肥育までということを考えた場合に、岩手県八幡平市が単独でそういうことに取り組むのか、それとも今盛岡は盛んに肥育屋さんに支援金を出しながら、短角牛頑張りましょうということで、いろんなお店と連携しながら、盛岡市は意外と言っては失礼なのですけれども、短角に対しては物すごく今力を入れてやろうとしています。そういった今機運が出ていますから、何とか県でももうちょっと、県ももちろん経済連もそうなのですけれども、もうちょっと積極的に前面に出てきて、やはり短角は岩手県のまさに一つの宝だという認識を持っていただいて、その肥育の指導に対しても盛岡市が補助、支援するのではなくて、やはり経済連、市、そこがきちっと目標を定めて投入することによって、これが岩手県に来ればすばらしい短角のヘルシーな肉を食えますよという一つの売り込みになると思うのです。八幡平市だけではなくて、岩手県全体としてそれをやるべきではないのかなと。市単独でそれに手を出していくというのは、今の消費の状況からいえば非常に厳しいものがあると言わざるを得ませんので、幸い私はそういった組織の中の一員に加えられておりますので、ぜひそういうことをこれから強く訴えていければなというふうに思います。
     変な話ですけれども、例えば八幡平牛という名目で和牛を今やっているのですけれども、実際の話は注文があっても出せないのです、現実は。そういう現実もありますので、やはり注文あったらばっと出せるというようなものを確保していかないと、到底消費者に認知されませんので、そういったことも考えながらやっていかなければならないなというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 今市長から、もりおか短角牛の話ちょっとあったのですが、実は何人かいた肥育農家がたった1人になって、玉山区の中村さんだけになってしまって、これではよくないというので、さすがに盛岡市も騒いで、好摩の長澤さんが10頭預けられたということで。実は、長澤さんは私の診療のお得意さんでして、そういうこともあってお話聞いたら、「盛岡市5,000万も出しているのに、ほとんど、どこさ使っているんだか、宣伝にばり使っているんでないか」という話をしていましたが、いずれ25万の素牛の助成をもらっても、出荷のときにばらつきがあるために、結局得一つもないということで、県のもう一段の協力がないとやっていけないということをこぼしておられました。実は、先般本当に二、三日前に会ってきたばかりなのです。それで、実はもりおか短角牛も苦戦しておると。
     ただ、私たち七時雨短角部会が目指しているのは、短角だけではだめだよと。もうちょっと付加価値を高めた短黒もやりましょうということで、それで実際試算してみますと、今の値段で短角の子牛を市場で売る段階ですと、大体13万円ぐらいのもうけが出るのです。これは、ただし新町の牧野組合は自分たちの放牧場に放しているのですが、これを市営牧野に放せばの条件つきです。市営牧野は、新町牧野さんの放牧料の半分です。岩手県で一番安い放牧料で市は頑張って支援していただいているわけで、そういう点で今現在でも13万円ぐらいもうけとして出ると。これが肥育になりますと、18万6,000円ぐらいさらにふえると。合わせますと、肥育で本当に枝肉で出荷できますと、31万6,000円のもうけになりますよという試算も出ているのです。この辺も宿泊業者の希望もとりながらなのですが、やっぱり肥育も一緒にやっていかないと、ただ単に短角の繁殖の子取り生産で素牛を供給するというだけでは、お先はもう見えているなというふうに思うわけで、幸いそういう追い風もあるという中で、私は可能性は十分あると思うのです。
     そういう点では、考えておりますのは、短黒なり短黒F1クロスの試食会をこの議場に参加している皆さんばかりではなく、宿泊業者も招いて大々的な試食会をやっていただきたいなと。これから取っつくわけですから、3年か4年先の話で非常に恐縮なのですが、その際には市長にぜひ市長として参加していただいて、この試食会を大成功させていただきたいと思うわけです。私は食材のほうの紹介で、議員としてできれば参加したいなというふうに考えております。その辺で、試食会という点で市長さん、どのようなお考えでしょうか、伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 肥育するということになれば、またそれなりの飼養技術といいますか、そういうようなのも必要だと思いますし、また畜舎は結構空き畜舎があるので、それはいいと思いますけれども、いずれそういったものに取り組むということも必要ですし、また取り組んだものに対しての、さっきも言ったとおり何らかの支援措置がないと、とても単独でやっていくというのは大変なのです。だから、もうちょっと県全体で、もう一回昔のあの夢をもう一度で取り組んでもらえないのかなというのが私の気持ちですし、ぜひそういった機会があったら参加してごちそうになりたいというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 ありがとうございました。
     新町の牧野組合に携わった職員がおりまして、伺いました。そうしたら、新町の共同牛舎に1億1,000万かけたそうです。牛舎2棟と看視舎、飼料庫、そして機械類で1億1,000万。国から半分補助いただいて、県と安代町から1割ずつ、結局7割補助でやるのだそうです。当時は坂田弥一郎さんが元気なころでして、かなり政治力もある方でしたので、画期的な、いわゆるキャトルセンターの先駆けですよね。市長がきのう勝又議員に答弁したとおりです。本当にキャトルセンターそのものだったわけです。そういう点では、坂田弥一郎さんは亡くなられたのですが、新町牧野農業協同組合の組合葬で送ったのです。葬式をやったのです。それくらい貢献された方だと。やはりその遺志を継いで、私たちも今頑張っておるのですが、坂田弥一郎さんの夢を何とかいい形に実現したいものだなと。幸い市長も短角のほうの役職についておられるということで、今ここでの結論は無理だと思いますが、いい形で検討していただきたいということを重ねてお願い申し上げまして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。
            (議員 熊澤 博君一般質問席降壇)
議長(工藤 剛君) これで熊澤博議員の質問を終わります。
     ここで昼食のため13時15分まで休憩いたします。
                                    (12時15分)
                     ☆
休     憩
再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (13時15分)
                     ☆
     議案第4号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めるこ
           とについて
                       
                     ☆
議長(工藤 剛君) これから議案審議を行います。議案第4号から議案第22号まで提案理由及び内容説明は既に終わっておりますので、日程に従い、議案審議を行います。
     初めに、日程第2、議案第4号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めることについてを議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     17番、橋光幸議員。
議員 橋光幸君 この議案とは直接関係ございませんけれども、2月だったか、18分団の番屋にぶつかった車があるはずなのです。その報告はないのですけれども、どのようになっていますか。
議長(工藤 剛君) 総務課長。
総務課長 小山田 巧君 その事故につきましては、今総務課のほうに所属している運転士でございますけれども、ふだんは連絡車の文書配付のほうを担当しておりますけれども、朝にごみ焼却場に、庁舎内から出ましたごみを運搬しておる者でございます。そのごみ焼却場への運搬の帰りにカーブに差しかかったところ意識を失いまして、ブレーキ等もかけない状態で屯所のほうに衝突したというような事故でございます。
     事故につきましては、現在示談の交渉中でございまして、相手方のほうですが、一部住宅の庭のフェンスが壊れたということ、それから近辺に建っておりました防火水槽の標識が破損したと。これは、盛岡広域消防のほうでございますけれども、そちらのほう。それから、屯所につきましては、市の所有の施設でございまして、こちらのほうは防災安全課のほうで直ちに修繕をして復旧したというような状態になっております。
     まだ議会にご報告できませんのは、示談が完了しておらないためにご報告できていないというような状況でございまして、示談が調い次第、専決処分をいたしまして、議会のほうにご報告するというふうな手順になっておるものでございますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第4号を採決します。
     議案第4号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第4号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第5号 原子力発電所事故損害賠償請求の和解及び損害賠償額の決定に
           関し議決を求めることについて
              
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第3、議案第5号 原子力発電所事故損害賠償請求の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めることについてを議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第5号を採決します。
     議案第5号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第5号 原子力発電所事故損害賠償請求の和解及び損害賠償額の決定に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第6号 八幡平市清掃センターごみ焼却施設基幹的設備改良工事の変更
           請負契約の締結に関し議決を求めることについて
      
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第4、議案第6号 八幡平市清掃センターごみ焼却施設基幹的設備改良工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     16番、関善次郎議員。
議員 関 善次郎君 2枚目の変更後の増減が書かれておりますけれども、これの(1)から(8)番までの増減の金額を伺います。
議長(工藤 剛君) 市民課長。
市民課長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     それでは、項目ごとに増減額をというご質問でございますので、お答え申し上げたいと思います。まず、(1)の変圧器更新工事においてという部分でございますが、こちらは179万6,580円の増となるものでございます。(2)、変圧器工事に関してですけれども、こちらは121万6,524円の増となるものでございます。(3)、外壁調査、屋根破損ふきかえですが、14万8,217円の減でございます。(4)、同じく外壁調査の外壁亀裂箇所の減少でございますが、こちらは157万3,324円の減でございます。(5)、軒天井の破損箇所が増加した部分でございますが、35万9,316円の増となるものでございます。(6)、塗装改修が必要となった部分でございますが、15万8,198円の増となるものでございます。(7)のルーフヒーターによる雪害対策につきましては、49万6,633円の増となるものでございます。(8)の煙突塔につきましては、158万5,632円の増となるものでございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 16番、関善次郎議員。
議員 関 善次郎君 これらの増減の見積もりというか、算出は誰が行ったのですか。そして、誰が承認してこのように、その確認状況はどうなっているのか伺います。
議長(工藤 剛君) 市民課長。
市民課長 佐々木孝弘君 この増減につきましては、変更の内容につきましては、工事における工程会議を定期的に行っております。その中で進捗状況を報告、あるいは工事の内容等を詰める中で、変更が必要となった部分について協議をした上で、業者の申し出、あるいは市のほうの確認も含めて、それでまとめた上で市のほうで了解をして金額をはじき出したものでございます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 16番、関善次郎議員。
議員 関 善次郎君 要するに、これはその業者のほうからこのような変更しなければならないというような情報を受けて、その協議会というか……受注の会社のほうだけでなくて、やはり第三者も入っての話とか見積もりとかそういうのをやっているのか。その金額出すのに、いろいろ算定基準があると思いますけれども。
     それと、あとは決まったときのチェックとか、これが間違いなく妥当であるかないかというののチェックはどこで、発注者の行政側のほうでやっているのか、どういうような体制になっているのか。
議長(工藤 剛君) 市民課長。
市民課長 佐々木孝弘君 変更金額の積算において、第三者が入っているかどうかということでございますが、設計に当たりましては、コンサルタント会社に委託しておりましたので、その工程会議の中にもそのコンサルタント会社が加わって、そこで協議をしているものでございます。
     それから、チェックにつきましては、業者の申し出といいますか、その工程会議の中で、変更が必要だというふうに認められた部分につきましては、写真、あるいはコンサルからも確認していただいた上で、そこが間違いなく必要だということで見たものでございます。
     以上です。
            (何事か声あり)
市民課長 佐々木孝弘君 その金額の確認は、コンサルタント会社から積算していただいている工事費と、あと建設課のほうでの監督員等が精査をした上で金額をはじき出しておりました。
     以上です。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第6号を採決します。
     議案第6号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第6号 八幡平市清掃センターごみ焼却施設基幹的設備改良工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第7号 旧松尾総合支所解体工事の変更請負契約の締結に関し議決を求
           めることについて
                    
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第5、議案第7号 旧松尾総合支所解体工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 工事の専門的な部分についてはなかなか理解が難しいので、聞きたいと思います。資料の2に変更理由ありますが、まず1つは(2)、くい引き抜き後の埋め戻し材を現場の土質に合わせたものに変更が必要となったため、これは減額ですが、これを逆に読むと、設計時は現場の土質に合わない高額な埋め戻し材を設計したということなのですが、その理由を聞きたいのですが。
     それから、(3)、アスベスト含有建材の使用箇所及び数量が当初設計よりも増加したためと、これは変更増1,800万なのですが、アスベスト含有建材の処理は特殊な工事だということで、かつて大槌町役場ではこれを想定していなかったということで問題になったのですが、この工事の場合は想定はしているわけですが、しかし使用箇所及び数量について増加したと。つまり当初この使用箇所、数量というのは、最も基本的な把握が必要なところなのであって、基礎の部分ですから、設計時にこのことを正確に把握できなかった理由は何なのか。
     それから、3つ目、アスベスト含有建材処理について、残っている作業工程は何が残っているのか聞きたいと思うのですが。
     以上。
議長(工藤 剛君) 総務課長。
総務課長 小山田 巧君 まず、1点目の埋め戻し材が当初設計は高いものを使っていたのではないかということでございます。これは、現場のほうは広い範囲でございまして、土質が均一でございません。くい打ちをしたときの当初の設計が、見込んでいた土質と、その現場に軟弱な土質があったというようなところもございまして、そのように見込んだものとは思われますけれども、現場精査の結果土質に合わせて変更して減額になったというようなことになろうかなというふうに思っております。
     それから、アスベストのほうが最初から含有数量なり箇所なりが把握できていなかったかというようなご指摘でございました。こちらのほうも工事の進捗に伴いまして、その都度監督員と工事打ち合わせを行った上で、現場の数量の増減、精査による増減というのが出てくるわけでございますけれども、結果として除去箇所及び数量が当初よりも多かったというようなことでございまして、当初にはわかっていなかった部分でございます。
     それから、どういうふうに処分されているのかという、処分の今の現状でございますが、現状で申し上げますと、上屋の解体についてはほぼ完了する段階でございまして、現在くいの引き抜きのほうの工程に移りつつあるというような状況でございまして、アスベストについては全量適正に処理されたというふうに認識しておるものでございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 変更契約ですから、基本的には。つまり設計時なり契約時には想定できない事態が発生した場合というのが基本だと思うのです。あけてみたら違っていたという単純なことではないはずなのです。しかし、今理由を聞くと、あけてみたらそうではなかったというだけの話で、最初の問題、これはつまり現場の土質に合わないのを設計したと言っているわけでしょう。だから、現場の土質がさまざま違うにしても、そこを見込んで調査するのが当然であって、それで設計するのが当然であるというふうに私は思うのです。
     それから、アスベスト含有建材の問題も、どう言おうが、ましてや特殊工事ですから、緻密な調査が必要なわけで、そもそも存在している箇所なり数量を的確に把握しない設計というのは、正確に把握しない設計というのはずさんだと言わざるを得ないのです。しかも、アスベスト工事については基本的に終わったということであれば、だとすれば終わってから変更契約ということはないでしょう。どうですか。
議長(工藤 剛君) 総務課長。
総務課長 小山田 巧君 まず、土質の件でございますが、建屋が建っておりますところの下でございますので、当初設計時点ではもともとの設計図書から拾った数値で積算しているのではないかというふうに思っておるところでございます。ちょっと技術的な部分については、私どもで正確にお答えできない部分がございますので、ちょっとご了承願いたいのですが、建屋の下になっている部分については、建屋が撤去された後にわかってくる部分もございますので、そうしたような変更はあり得るというふうに思っております。
     また、アスベストについて、あるということはわかっておったわけでございますけれども、隠れた場所といいますか、表面的な調査ではわからなかった部分もあるのかなというふうに思ってございます。そういったような部分でアスベストが使用されていたというのが後からわかったということで、設計段階ではそれはわからなかったものというふうに思ってございます。
     また、工事のほうはまだ続いておりまして、最終的な変更というのは、31年度に持ち越すものでございますけれども、今時点でわかっている部分について変更契約が必要なために議案としてご提案申し上げたというような段階でございまして、工事のほうはまだ完全には終わってございませんので、最終的な変更は工事の完了の近くになってきてから出てくるというふうにご理解いただきたいというふうに思っています。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 わからないながらも現地見ましたら、つまり地上部分のもちろん建屋も存在しませんし、瓦れきもないという状況なので、アスベストの問題を疑問に思ったのですが、アスベスト工事も基本的には終わっていると。変更契約、変更の問題は、決算に対して行うということでない、つまり工事の結果このぐらいかかったということを見て、契約額と違うから変更するということではないでしょう。そうではなくて、工事前に、つまりこのぐらいかかるという形で契約するのでしょう。変更だってそうでしょう、そうではないのでしょうか。終わってから、実際やってみたらこのぐらい予定した金額よりかかるから変更ですよという、これ変更届けというか、議案なわけです。それは、通常あり得る形なのですか、私はそうは思わないのですが。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
     私も過去に技師的な仕事をしておったのですけれども、実は例えば上水道なら上水道を仮定しまして、管を布設していきます。埋設していきます。基準の深さが1メーター200ということで決まっております。それが道路管理者の条件となってまいりますので。それを埋設していって、大きな転石が出てくることがございます。実は、当初はある程度試験掘りといいまして、その延長にもよるのですけれども、数カ所をやりまして、その土質はどうかというのを調査いたします。ただ、転石についてはたまたまその調査場所を外れますと、これはもう予期できないことですので、迂回するか、または石を砕いてその上に乗せるか、どっちかの判断をして、その場合安価なほうを一般的にはとりますが、それでもって、ではその前に変更契約を結んでやるのかと。確かにそうなのですけれども、現場がやむを得ないとするならば、そういうふうな形で工事を進めながら工程会議なりをやって行うのですけれども、ただ議員おっしゃるとおり、例えば延長の舗装が、軽舗装でもそうなのですけれども、幅4メーター、長さが1キロですと、それでもって設計を組みますが、実際舗装する段になって、ちょっと広げて庭先といいますか、道路全部が舗装できないことがございます。そういう面につきましては、実際調査して、その前に変更契約を結べというふうな、ある意味ではわかっているのに対してはだめですよと、変更契約をきちっと結びなさいと、そういう指導はしております。あとは延長を、例えばあと1メーターやれば、もうこの路線は全部終わると、そういうのでもやはりわかっているのであれば変更して契約しなさいと。
     今回の場合でございますが、旧松尾支所庁舎については、土質をやるためにはある程度床を突き抜けた土質調査なりが極端な話必要になってくるのか。ただ、それをやるべきなのか、もしくは土の入れかえでもってそちらのほうが安いとするならば、そこのところの変更もまた考えていくべきではないかと。
     それから、もう一つは、これもあるのですけれども、竣工図というのがございます。例えば建物でも道路でもそうなのですけれども、当初設計に比較しまして変わったところは図面に赤ペンを入れまして、そして最後の竣工図という形で、建物がある限りはずっとそれを永久保存していかなければならないのですけれども、ただその中でも全部残っていればいいのですが、構造計算なり細かいところについては、ある程度経年とともに書類が破棄になっていることがございます。今回の場合も、現場合わせと言うと変でございますけれども、アスベストの量につきましても、設計ではこうなっていたと、だからそれくらい入っていたというので、当初設計はやったのですが、もしアスベストに関しての書類が残っているとすれば、当然それに基づいて設計はしていたであろうと。ただ、それが見つからなかったと。ですから、その当初の設計の限り得る、把握できるので設計をして、結果的には差異が生じたと、そのように私は受けとめているところでございます。やむを得ない点ではないのかなというふうに解釈をしておるところでございます。
議長(工藤 剛君) 3回目なのですけれども、審議に必要な質問になりますか。可否を判断するのに必要な質問だということですか。
     1つ、先ほどの米田議員の質問の中で、アスベストの量を増加するということに対して、現在はもう解体されている状況の中で、今アスベストがふえたというのはどういうことかということもあったのですが、それに対しての答弁はしていただけますか。
     副市長。
副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
     先ほども類似的にご答弁申し上げたつもりでございますけれども、アスベストの量がふえたとすれば、極端に言えば、量がふえる直前で工事をストップして変更契約を結ぶのが筋論だとは思いますが、途中までもうアスベストを解体するのが進んでいますので、それをストップして変更契約を締結するのが必要なのか、ある程度数量を確定してから変更契約が必要なのか、そこは非常に難しいのではないかなというふうに思っております。
     といいますのは、それでもって量が確定して、ではそれ以降どれくらいの量があるのか。実際のところ設計では、その量を仮定しまして、実際やっていたら違うということを考えますと、ではそれをすっかり壊して量を把握すればいいのかと、そういうことから判断しますと、これは非常に取り扱いが面倒。そして、その間例えば変更契約をするとすれば、専決処分がいいのか、あるいは議会にお諮りしなければないのかと。私は専決ではなくて、これはお諮りする事案だなというふうに思っているところでございまして、確かに量を把握するためにはある程度確認行為といいますか、それが必要になってまいります。ですから、このような結果に至ったということは、ある意味ではやむを得ないのかなとも思っておりますことから、ご理解を賜りたいというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 3回質問したことに対しては答弁があったと判断しますので……
            (「納得しないので」の声あり)
議長(工藤 剛君) いえ、規定どおり3回で終わらせていただきます。
            (「議長が認めれば」の声あり)
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第7号を採決します。
     議案第7号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第7号 旧松尾総合支所解体工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第9号 八幡平市子ども、妊産婦、重度心身障がい者及びひとり親家庭
           医療費給付条例
                     
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第6、議案第9号 八幡平市子ども、妊産婦、重度心身障がい者及びひとり親家庭医療費給付条例を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第9号を採決します。
     議案第9号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第9号 八幡平市子ども、妊産婦、重度心身障がい者及びひとり親家庭医療費給付条例は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第10号 八幡平市立寺田活性化センター条例等の一部を改正する条例
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第7、議案第10号 八幡平市立寺田活性化センター条例等の一部を改正する条例を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 この議案は10月からの消費税引き上げを理由にした、それに対応するための議案なのですが、消費税引き上げそのものについては、私は一貫して反対の立場ですが、この議案については消費税引き上げの是非を問う議案ではないので、そういうふうに受けとめて議案判断したいと思うのですが、聞きたいのは、資料の真ん中、主な内容というふうになっていますが、2、新しい使用料等の算出方法、具体的な金額の算出に当たっては、原則として、現行条例を定める際に金額を算出した税抜き金額に1.1を乗じて出して10円未満は切り捨て、これが原則だと。原則の分は、前段は税抜き価格に1.1を掛けて出すという分は、原則ではなくて、税額出すのは基本的にはこれしかないわけですから、そうすると原則というのは、得られた金額の10円未満を切り捨てということが原則だと言っているのだと思いますが、そこで単純に聞きたいのですが、ここに出ているさまざまなやつで、一番安いのは200円なり310円となっているのですが、例えば200円というのは、田山スキー場のところに200円ありますね。これは、税抜き価格幾らなのですか。つまり単純計算上は100分の108で割れば、計算上は一つの数値が出てきますが、しかしそもそも税抜き価格が幾らというのは、その数字とは若干違うということになると思いますので、聞きたいのですが。
議長(工藤 剛君) 答弁お願いします。時間が必要なのであれば、時間が必要だという申し出をお願いいたします。
     安代総合支所長。
安代総合支所長 佐藤泰平君 お答えいたします。
     今税抜き価格というご質問でした。済みません。私まだ税抜き価格まで把握しておりませんでしたので、若干時間をいただきたく、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 暫時休憩いたします。
                                    (13時50分)
                     ☆
休     憩
再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (14時00分)
議長(工藤 剛君) 引き続き議案第10号についての審議をいたします。
     安代総合支所長。
安代総合支所長 佐藤泰平君 貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございます。
     索道使用料、1回大人料金、税抜き本体価格は191円となっております。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 こういう質問をしたのは、そもそもさっき説明書ではそういう計算すると言っているわけですから、税抜き価格がぱっと出てこないというのはおかしい話で、そこは指摘しておきます。
     こういう議案出されたときに、金額が妥当かどうか我々検証するためには、税抜き価格がわからないと検証しようがないわけです。例えば8%のとき1.08で割ったとしても、税含みの価格の場合は切り捨てとかしていますから、しかも5%の時代もあったと、3%の時代もあったということですから、計算では出せないと。そういう意味からいうと、こういう消費税にかかわる資料を出すときには、物で言えば本体価格になりますが、その税抜き価格を入れる資料にしないと、その資料で我々検証できないというふうに思いますが、どうでしょうか。
議長(工藤 剛君) 企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 お答えします。
     今回の25件に係る条例の使用料等の改正につきましては、先ほど安代総合支所長が答弁したとおり本体価格があって、それに1.08を1.1に置きかえた場合ということで、今の例で言うと、210円ということでお願いするものでございます。
     25件の条例につきましては、全部本体価格がありますので、確かにこういう議案を議論する際はそういう資料が必要かと思いますけれども、提供することはできます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第10号を採決します。
     議案第10号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第10号 八幡平市立寺田活性化センター条例等の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第11号 八幡平市営牧野条例の一部を改正する条例        
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第8、議案第11号 八幡平市営牧野条例の一部を改正する条例を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     16番、関善次郎議員。
議員 関 善次郎君 今回丑山と根石を返地するということですけれども、今まで借りている国有林の丑山、根石、そして兄川の分はどのくらいの金額だったか伺います。今まで借りていた丑山と根石の借地料が幾らだったか、国に払っている分。それで、兄川の分がどのくらいあったか、それ3点。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 少々時間をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
            (「進めてください。後でいいから」の声あり)
議長(工藤 剛君) よろしいですか。では、農林課長、先ほどの質問の中身に関しては後ほど資料提出ということでお願いいたします。
     議員の皆様にお願いをいたします。数字に関する質問に関しましては、極力事前通告等をお願いいたします。
     15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 提案理由にあります丑山牧野及び根石牧野を廃止しとあるのですが、現状はどうなっていますか、この2つの牧野。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 お答えいたします。
     現状は、両牧野とも一端返地するためには木が生えるかどうかという、木を植えて返すというのを、初め取り組んだ事業がございまして、森林化事業でございますが、それでそこのところについては、試験的に木を植えて、どうしてもうまく入るかどうかというのがわからないということで、何年か取り組んだわけでございますが、その結果に基づいて今は植えない状態もありますけれども、その状態で返地をするということで、森林管理署さんに今回認めてもらったというような形ですので、現状はまだ草地のところもございます。ただ、荒れていますけれども、そういう状態でございます。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     関善次郎議員、確認します。採決とってもよろしいですね。
議員 関 善次郎君 はい。
議長(工藤 剛君) 農林課長。
農林課長 高橋政典君 先ほど関議員からのご質問でございますが、丑山牧野の国有林の借上料でございますが、こちらは平成30年度で49万8,900円となってございます。
     また、根石の借上料でございますが、平成30年度、32万8,000円でございます。
     兄川につきましては、平成30年度分として81万3,200円となってございます。
議長(工藤 剛君) これから議案第11号を採決します。
     議案第11号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第11号 八幡平市営牧野条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第12号 岩手山焼走り国際交流村条例の一部を改正する条例    
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第9、議案第12号 岩手山焼走り国際交流村条例の一部を改正する条例を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第12号を採決します。
     議案第12号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第12号 岩手山焼走り国際交流村条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第13号 八幡平市職員の自己啓発等休業に関する条例等の一部を改正
            する条例
                       
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第10、議案第13号 八幡平市職員の自己啓発等休業に関する条例等の一部を改正する条例を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第13号を採決します。
     議案第13号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第13号 八幡平市職員の自己啓発等休業に関する条例等の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第14号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第7号)    
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第11、議案第14号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第7号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 30ページの上のほう、生涯活躍のまち推進事業、講師謝礼60万、当初予算のとおりそのままそっくり減額ですが、この内容についてどういうのをやるのだったか。特にCCRC、八幡平市はモデル型として大変先進的な生涯活躍のまちづくりを進めております。ここに来て60万の減額はちょっとびっくりしましたので、その内容と説明をお願いします。
     それから、38ページ、生活保護費、生活保護支援対策費、報酬、就労支援員報酬1人、当初予算が172万5,000円でしたが、129万3,000円の減額、43万2,000円、その分雇用してやめたのか、あるいはこれから使う分の報酬なのかお聞きします。
     それから、3点目ですが、今回説明してからこの予算書を、1ページ直すために廃棄してくださいと言われました。議案の差しかえは毎回ありますけれども、私はこれを使える方法とか、これに説明したのが書いているのです。例えば小林兄弟のテレビとか。それを今度はかえました。そして、変える内容は1ページだけです。枚数が35枚ですから、20人の議員で700枚、これごみになります。ごみの量にもなります。作業の時間にも職員が当たります。こういう出し方ではちょっと余りにも乱暴というか、事務取扱がはっきりしていないなと思います。この差しかえ等毎回あるけれども、特に多いし、毎回感じていましたが、もう少し効率的なやり方があります。私は考えていましたけれども、その辺の3点についてお伺いします。
議長(工藤 剛君) 地域福祉課長。
地域福祉課長 松村錦一君 2点目の就労支援員報酬129万3,000円の減額でございますが、こちらはまだ採用に至ってございませんので、1月以降の3カ月分を残して不用減としたものでございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 まず、1点目の生涯活躍のまちの60万の減額の件でございます。講師謝礼60万の減額でございます。これにつきましては、当初の予定では生涯活躍のまちを提唱されてございます三菱総研の松田さんを中心に、生涯活躍のまちの現状や他地域の取り組みについて関係者で勉強しようという形で予算化をしたものでございます。その場合に、現在全国に先駆けてオークフィールドという、生涯活躍のまちの事業を展開している場所はあるのですけれども、その関係者との体制の広がり、特に地域の方々との広がりとか、あるいは来られる方は一応アクティブシニアということで、今は大丈夫なのですけれども、だんだんに交通手段が難しくなっている方も来られますので、そういう交通手段のお手伝いをしていただける交通事業者とか、そういういろんな関係の方々を巻き込んでいこうとしたときに、なかなか調整がうまくいっていなかったということで、一旦こちらのほうにつきましては、全額予算を返したいということでの減額補正になってございます。
     あと3点目の差しかえの件でございます。今回2カ所ほど間違っておりますので、ページ数でいいますと、2枚ほどの入れかえをするものでございました。確かに全部で63ページですか、これを一気に廃棄というのはもったいないということにはなりますけれども、訂正の仕方は一応2通り考えました。1つは、間違っているページに訂正後の紙を張って訂正するという方法も考えましたけれども、多分皆様は勉強されて、そこにもし手書きでメモ書きをされている場合にそれを消してしまう恐れもあるということを考えましたので、確かに資源的にはもったいない方法だったかもしれませんけれども、1冊全部差しかえさせていただいて、そういう形の処理をさせていただいたものでございます。よろしくお願いします。
            (「これからどうしていくか」の声あり)
議長(工藤 剛君) 渡辺義光議員、挙手をしてお願いします。
            (「答えていないから」の声あり)
議長(工藤 剛君) 10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 これからどうしようかということを聞いて、次に行きます。生活保護のほうへ行きます。では、これから43万2,000円、目下求人中だということでいいですね。
     そして、生活保護の就労支援というのは大変難しい仕事なのです。私も幾らか経験ありますけれども、働ける生活保護を受けている方には行って就労しなさいよ、しなさいよ、俺はどこが悪いとか、俺はどうだとなかなか応じてくれない。1年間行っても、1人、2人就労できればいい難しい仕事で、なかなかやれないのです。そういうような難しさも課長からお話し願えればいいし、就労した場合、例えば15万円生活保護を受けている方が5万円の収入があった場合は5万円が生活保護から引かれるのか、幾らか基礎控除のようなのがあって残るのか、働いた分は生活保護から引かれるのです。そうすると、普通働きたくない方は働かないで逃げる。何回言っても、あるいは言葉尻をとられたり、なかなか指導というのは難しいのです。非常に難しいし、これはいつからこれをやって、来年度もやるのか。それと関連ですが、婦人相談員等もそういうような現状ですので、今虐待とか急務を要する非常勤の嘱託職員なのです。そのような現状の難しさと、これからの考え方、そして急務を要する就労支援。私も更生保護のほうで就労支援、犯罪者のをやっていますが、なかなか難しくて、これは県の就労支援センターのほうにお願いしてやっているのです。その辺かなり難しい事情ですので、質問にはありませんが、婦人相談員等の虐待等への配置もありますので、その2点についてお聞かせ願いたい。
     それから、資料のことですが、私はメモしていました。消えないと言いましたが、消えるよね、投げれば。消えるからやらなかったと、それはうそでしょう。メモしていたのが張りかえると消えてしまうと言ったけれども、それは投げるから消えて、こっちにまず写さなければならないよね。わかりますか、いいですか。どういう改善方法あるか。これごみに、これは全課長とか職員の分もそうしているのですか。
     それと、今までもあれでしたけれども、今回特に管理職が8人もかわるし、新しい議員さんもおりますので、あえて細かいのも質問しながら緊張感を持った議会運営に努めたい、そういう意味で申し上げておりますので、その資料をどのようにするかというのを、さっきの追加質問ではないですけれども、どのようにやりたいか。
     それから、生涯活躍というのは、これは1回分なのですか、何回分ですか。例えば100万の場合、半分やれるから半分減らすというのは、そういうような判断は財政主管課長はどのような形でやっているのですか。例えば今までやって半分しかやれないけれども、9月時点でもう半分しかやれないから50万円は減額するとか、各課の補正予算はどのようにしているのですか。やれなかった時点で半分減らすとか、そういうような形でとっているのか、最後に1回にやれなかったから、1回の事業であれば1回でいいですが、その辺はどのようにしているのかお聞きします。
議長(工藤 剛君) 企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 お答えします。
     差しかえの件でございますけれども、まず一番は間違わないことだと思っております。差しかえをすることのないよう、発生することのないよう注意していきたいと思います。
     先ほどの説明の繰り返しにはなりますけれども、皆さん勉強されている部分についてシールを張ると消えてしまいます。ただ、全部投げてしまえば、せっかくメモ書きしたものがなくなる、手元からなくなるというお話ですけれども、その辺につきましては今後どのようにすればいいのかちょっと考えたいと思います。
     あと課長の分につきましても、これは議案書でございますので、議員と同じ議案書を持つべきだと判断しまして、課長も全部差しかえさせていただいてございます。
     あと60万円ですけれども、これは1回当たり15万円の4回分ということで、予算要求したものでございます。講師先生が東京の方ですので、1回当たりの交通費含みの講師謝礼を15万ということで積算しているものでございます。
     あと補正をどのようにするかというお答えですけれども、まず年間例えば今回の4回について2回しかできなかったと、では2回どうするのだといった場合、年度途中はやはり頑張ってやる方向で、当初4回と決めたら4回やるようにしていただくものだなと思ってございます。ただ、できなかった場合につきましては、3月補正の予算編成上の財政当局からの各課への指示に当たっては、不用額が50万円未満については補正減をしなくてもいいよという指示を出してございます。これにつきましては、補正予算書の……いずれ50万円以下についてはそういう減額をしなくてもいいということで指示しました。これにつきましては、どこまでの範囲内で、例えばですけれども、1,000円単位で減額してくる担当課もございますので、それらをどこまでの分は要らないよといった場合に50万までということでの数字を示して各課に流していたものでございます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 地域福祉課長。
地域福祉課長 松村錦一君 何点だったかちょっとあれですが、まず収入の認定についてでございます。勤労に伴う収入につきましては、こちら全額を収入とみなして、保護費から減額するということになりますと、やっぱり勤労の意欲も減退するということでありますので、収入金額、それから働いている人の人数に応じて、一定額を控除した額を収入金額とみなすということになってございます。例えばでございますが、2人働いていて収入額がそれぞれ5万円ずつといった場合は、合計10万円になりますけれども、収入額とみなされる額は6万6,000円ほどとなっております。これが同じ10万円でも1人だけ働いたという場合は、収入額とみなされる額は7万6,000円ほどになります。人数とその金額によって変わってくるということでございます。
     なお、ハローワークにおきまして、同じような就労支援をやってございまして、就職のナビゲーターさんが能力開発でありますとか、いろいろ生活保護受給者の方を指導してございます。こちら支援を受けておりますのは、現在八幡平市の保護受給者で3名ほどいらっしゃいまして、今月新たに2名追加ということで、5名支援を受けるということになります。ただ、支援を受けましても、議員先ほどおっしゃったとおり、なかなか就職が決まらないということが常でございまして、決まる方はあっという間に支援なんか受けなくてもすぐ就職、仕事を見つけて就職するのですが、決まらない人はなかなか決まらないということでございまして、担当としても歯がゆいものがございますけれども、いずれ就労支援員を配置して、幾らかでもこの状況を先に進めて、少しずつでも改善していきたいというふうに考えてございます。
     それから、婦人相談員、家庭相談員の件でございますが、なかなかやっぱりメンタルも大変で、激務でございますので、私が地域福祉課に行ってから、たしか4名ぐらい家庭相談員は退職してございます。その辺やっぱり日ごろから相談員のケアも十分しながら、対象者のケアなりフォローに努めていきたいというふうに考えております。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 なかなかさっき言ったように、改善して就職させるというのは難しいし、現状でもそのような形です。そこで、市長、副市長に提案しますが、再雇用職員を嘱託員ではなくて、この業務に当たらせれば、私は非常に効果的だと思います。特に困った人、あるいは今のような人は、教育も社会も、農業、文化もみんな総合的に固まって生活保護なのです。再雇用職員をどう採用、経験なり知識を生かしてやりたいというのは、私は全くこれに最適な雇用だと思います。人事配置は、例えば地域福祉課だけで再雇用がいくのか、あるいは係まで指定して再雇用職員がいくのかもお聞きしたいし、ぜひそういう緊急事態です。虐待、毎日出ています。私が常日ごろ考えている川上行政の原点はここなのです。早目にとめれば早目に済む、流れに逆らって行くと、もう広がって大変なのです。虐待、そして生活保護もそうです。全体に役場の職員を40年も経験した皆さんは、社会も福祉も教育も経済もベテランなわけですから、そういう相談に当たれば最適な配置になると思いますが、その辺は副市長からお願いします。
     それから、これ別に簡単ですよ。説明して、あと名前書いてここに置いてくださいと言えばいい。そして、持っていって休憩時間にやって、帰り渡せばいい。どうですか、面倒ではないでしょう。これ直したと説明して、メモしてある方もあるから、ここに書いて置いてくださいよと、その分総がかりでやれば10分か15分でここのページだけ終わって、そして加除した分をここに挟んでおけば、ここは直ったとなりますから、全くこういう無駄なことを一人一人が、副市長はきのうは一人一人が頑張って小さいことからやるのが職員の教育だと言っていましたが、これも一つの事務の危機管理なのです。災害とか危機とか物ではなくて、緊急事態にどう対応するというのは事務の危機管理だと思います。その危機管理と、再雇用職員の最大限の実績と経験を生かした人員配置で、係を決めないで、福祉課あるいは教育委員会、そしてここの部には社会福祉主事という専門家がいて、その人と一緒になってケアして相談したりするわけですから、私は社会福祉主事というのは、主事よりも一段上だと思っています。専門家です。同じく社会教育主事もです。そういう観点から、ぜひ8人のすばらしい経験と、あの合併のときの困難な事務処理を徹夜で頑張った職員の配置を生かす方法を提言したいと思いますので、その点をお伺いします。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 まずもって、職員を評価していただきありがとうございます。
     それで、再任用職員の業務、例えばですけれども、就労支援員とか、これにつきましては具体的な概要については担当課長から私もこういう仕事だよというのを承っておりますけれども、確かに先ほどご答弁申し上げましたとおり、大変な仕事というふうに私も認識しております。ただ、再任用職員にその業務といいましても、再任用職員も一応希望を出して、こういう職務につきたいというので、マッチングするように努力しておりますけれども、なかなかマッチングしない場合もございます。ただ、それはこういう職務はどうかという、ある意味ではオファーといいますか、そういうのもできると思いますので、その業務が果たして再任用職員の経験とか何かを生かしていけるかどうかというのも含めて、ちょっと担当課長とその内容については協議したいと思います。やってだめだということではなくて、純粋にその職の内容と、それから再任用職員で本当に希望するというふうなことが理解を得られるのかどうか、実直に議会が終わりましたら地域福祉課長とちょっと協議をさせていただきたいと思います。
     辞令につきましては、主任という立場でございますので、課勤務を命ずると、そのような辞令になると思います。ただ、あえて再任用職員に就労支援員というふうな職を入れればそれは可能になるかと思いますけれども、ただそれは検討しないとちょっとまずいのかなというふうにも思ってございます。
     それから、あと予算書のことでございますが、大変申しわけございません。実は議員ご発言の、例えば名称とか人数とか間違っている場合は、昔短冊といいまして、細く切りましたのをそのまま修正で張りつけさせていただいたのですけれども、問題は金額が変わってくれば、この右側の金額も変わってまいります。それで、千単位を超えますと、今度は款の中での金額が変わりますと、予算書の金額も1ページ、2ページ、3ページ、それから4ページ、5ページも変わってまいります。それについてはちょっとケース・バイ・ケースでやっていかなければならないのかなと。
     ただ、1行だけ違って全部差しかえるというのは、これは乱暴といいますか……
            (「1ページだけ」の声あり)
副市長 岡田 久君 やればいいという世界ではございませんので、それについてはちょっとルールづくりを今後進めさせていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。
議長(工藤 剛君) 9番、立花安文議員。
議員 立花安文君 38ページ、一番下の薬局整備事業費補助金のことに関連して、安代診療所の件については全員協議会でも説明いただいたのですが、そのときもちょっと疑問に思ったのですが、なぜ今診療所の中で薬出しているのをやめて、外でこういう、いわゆる薬局でいただくような形にするのか。それで疑問に思ったのは、どう考えても今の安代診療所の診察体制ですと、午前と午後、きょうは午前、あすは午後、こういう1週間、5日の中で、薬局も当然開いても半日しか稼働しないわけです。ですから、2つ目の質問としては、これは市が直接経営するのかどうか、この2点伺います。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 実は現在の安代診療所でございますが、応援という形で午前ないしは午後という半日体制を余儀なくされております。ただ、4月から新しく赴任される先生、正式に赴任されますので、1日診療が可能となるということでございます。
     そういう中にありまして、実は診療所でございますが、これまでお医者さんが処方箋を書きまして、看護師さんがお薬を調合してございました。その話を4月に赴任していただく先生とお話ししましたところ、院内で薬剤師が調合するというのであればわかるけれども、薬剤師がいない中で薬剤を調合するのは、これはやっぱりリスクがあるのではないかと。看護師さんはあくまでも看護業務に従事することで、薬剤の調合については、お医者さんが一応処方箋を書きますけれども、実際は看護師さんがやられていると。それを先生がやったということで現在は薬を出していますけれども、ただ安代診療所で院内にないお薬については、近くの薬局さんに行っていただいてきたりと変則的な内容で、できれば院外処方、病院の外のほうに民間の薬局があれば、そこで院外処方ができるので、それを検討してくれないかというふうなお話を承って、さまざま検討した結果、やっていただけるという方も出てきたものですから、今回この金額についてお願いを申し上げるところでございます。
議長(工藤 剛君) 9番、立花安文議員。
議員 立花安文君 非常に聞いて安心したらいいのか、表現悪いのですけれども、どう考えても採算が合わないような気がするのですが。例えば今はスタートしてみて、やってみて、診療所が続く限りは、では薬局のほうも続ける場合は、将来的には運営費補助というのもあり得る、そこまで踏み込んで今回薬局を開設すると、こう解釈してよろしいでしょうか。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
     実は会社としての薬局なのですけれども、何人ぐらいに処方しているのか、データが欲しいというふうなお話を承りまして、それでその週といいますか、月といいますか、これくらい処方していますというふうな、その実情といいますか、その実態を資料として差し上げてございます。非常に厳しいけれども、院外、診療所の敷地の外になりますと、ある程度点数も上がるので、その中で採算が得られるように努力してまいりたいというふうなお話でございました。
     それで、運営費補助、最後には運営費補助なのかということなのですが、考えておりません。簡単でございますけれども、本当にそれは考えないでスタートしていただくというふうなことで、それは資料をお渡しするときに、もしだめであっても、運営費補助については申しわけないが、考えておりませんのでということではお話を申し上げてございます。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 13ページの1款市税、4項市たばこ税につきまして伺います。
     300万の減額補正なわけですが、昨今のたばこ離れの影響ではないかなとは思っておりますが、これまでのたばこ税の推移、そして今後の市たばこ税としての歳入の見通し、伺いたいと思います。
     もう一点は、喫煙室のあり方です。何かなくなるという話が聞こえてきまして、慌てているわけなのですが、この辺も含めまして見通しを伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 税務課長。
税務課長 田村泰彦君 たばこ税のまず本数ですけれども、平成18年から平成29年までは毎年右肩下がりに下がっている状態です。
     次に、調定額ですけれども、合併してから平成25年の2億700万が最高です。平成29年が1億8,400万で、平成30年の10月に税率改正があったのですが、その当初は幾らか上がるのではないかというふうに期待していたところもあるのですが、1月末までの本数の状態では、今後も右肩下がりに下がっていくのではないかというふうに考えているところでございます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 総務課長。
総務課長 小山田 巧君 法律のほうが施行されまして、第1種施設という形になりますけれども、庁舎は第1種施設になりまして、原則敷地内では禁煙というふうな形が打ち出されてございます。ただし、このまましからば喫煙所を全部撤廃して、敷地内で一切たばこが吸えないようにするかどうかというところについては、やはり来庁者の利便という点も考えなければならないということが1つ。
     それから、職員の中でも喫煙者がございます。今現在3階の喫煙室を職員用、それから1階の結のひろば、角目にあります喫煙所を一般来庁者用というふうに位置づけてやっておりますけれども、敷地内、いわゆる建物の中では吸えないということになりますと、屋外に喫煙所を設置せざるを得ない状態が出てくるのかなというふうに思っております。しからば具体的にどこの場所というのは、現状では検討中ということで、まだ申し上げられない段階でございますが、いずれ余り遠く離れてしまいますと利便性が下がる、また庁舎にぴったりとくっつけるというのは、いささかまたこれも問題があるのかなというふうに思っていまして、その場所については今後選定していくというような流れになるかと思います。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 いわゆる右肩下がりで、喫煙者がどんどん減っていく状況にあるわけなのですが、それでも1億7,963万円、やっぱりこれ大きいのですよね。自主財源ですので、自由に使える財源というのは本当に貴重な財源だと思います。
     それから、ご存じのとおり、この八幡平市にもたばこ耕作者がおります。その辺も加味しますと、喫煙の場所、そういう条例があっての移動ということはいたし方ない面はあるのですが、やはりこの辺はぜひいい方向で検討していただきたいなというふうに思うのですが、そういう点で、最近やめられました市長さん、もし考えありましたら。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 まことに国そのものの考え方が変化している、また世界の喫煙に対しての取り組みといいますか、批判というのですか、そういったものが物すごい勢いで広まっている現状の中での変革ということで、それにはあらがえないというふうには思っています。ただ、今答弁でも申し上げましたとおり、すぐやめるというのではないのです。当面今の喫煙所体制でやっていければなというふうに思いますし、また万が一それができなくなって、敷地外の場合にはそれなりのきちっとした施設をつくって、そしてまた隔離されて隠れてのむというのではなくて、もうちょっとオープンで、喫煙者の権利もちゃんと主張できるような喫煙所をつくればいいのかなというふうに思っています。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第14号を採決します。
     議案第14号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第14号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第7号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第15号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)補
            正予算(第3号)
                   
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第12、議案第15号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第15号を採決します。
     議案第15号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第15号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第16号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第
            2号)
                        
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第13、議案第16号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第16号を採決します。
     議案第16号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第16号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第17号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)
            補正予算(第4号)
                  
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第14、議案第17号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)補正予算(第4号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第17号を採決します。
     議案第17号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第17号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計補正予
            算(第4号)
                     
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第15、議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計補正予算(第4号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
     10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 昨年度から院長制度が事業管理者になって、事業管理者の権限も市長を上回る専決事項等もあります。私は、年に当初予算あるいは病院会計のときに事業管理者をここの席にお呼びして、この様子、あるいは病院を今盛んに建設中ですが、そういうようなことをしてほしいと思いますが、事務局長が論議の様子を事業管理者に伝えると思いますけれども、肌で感じて、当初施政方針演述のとき、あるいは病院の新年度予算のときにここに座っていただいて、議員の発言あるいはこの雰囲気を感じていただいたり、できれば所信表明等もあるのか、その辺今回はできないと思いますけれども、ご検討なりやっている市町村があるかどうかお聞きして、ぜひ実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 私も常日ごろ、農業委員会もそうです、予算審議の場合には、関連のある審議の場合には着座して答弁、質問に答えるというのが、これは当然のことだというふうに思っていますので、次の機会からは……
            (「診療あります」の声あり)
市長 田村正彦君 診療ありますので、質問を事前に把握して、その質問の機会のときに出ていただくと、そういうことで対応せざるを得ないのではないのかなと。当然委員会、一般質問の間ずっと座っているというわけにいきませんので、事前にもし質疑、事業管理者からどうしてもこういったことは聞きたいというものがあれば、やはりそれを取りまとめて集中審議といいますか、そういうようなものをやる機会というのは当然設けてしかるべきものというふうに思っていました。
議長(工藤 剛君) 10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 私は、質問ある場合、選挙管理委員会、農業委員会であれば、質問あったときに出て委員長、会長が答えるというのがよろしいと思いますけれども、事業管理者の場合は一般職で、市長を上回る専決事項で物を買ったり契約したりしていました。ぜひ選管とか農業委員会の委員長、会長とはまた別に考えて、皆さんと同じ職員としての出席を求めたいと思います。
     そして、今の院長さんの講演を2回聞きました。健康福祉課の健康教室、そして2月には八幡平市の退職者互助会のOB会の人たちの健康講座がありまして、大変職員のOBの皆さんからもご好評で、院長さんもぜひ声がかかればどこにでも行くからということですから、まして議会ですから、ここに来て、この議員の討論を聞いて、できれば病院会計の予算のとき、そして当初の市長、教育長の方針演述のとき、そういう場だけでも出席していただいて、直接院長に質問したり、あるいは考えを伺ったり、そういうような体制が必要だろうと思いますので、市長からお願いします。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 さっきも言ったとおり、そういったことは必要性というのは感じています。ただしかし、そこに大きな制約があるのは、やはり一般行政職ではありませんので、それなりの議員の方々の質問のやり方というのは、当然おのずと求められるものというふうに思っています。農業委員会みたいな行政委員会とはまた別ですので、もう変なことになって、私、あしたからやめますなんていうことになれば大変なことになりますから、そこのところはやはりある程度の一つの理性を持ちながら、そういったものをやっていただければなというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 遠藤俊彦君 先ほど渡辺議員さんの要請、要望に関しまして、一関市の事業管理者、藤沢病院なのですが、同じように医者であって事業管理者でありますけれども、今回の全部適用に当たって、そちらのほうの体制を踏襲した形で今回事業管理者制度を全部適用しております。その中で聞いている市議会の対応に関しましては、やはり院長兼事業管理者として激務ということの中で、議会のほうには役不足ではありますけれども、事務局長が全てやっているというような状況が現在あるということだけはご理解いただければと思います。
     要望に関しましては、事業管理者には伝えておきますので、私とすれば新しい病院も建ちますので、その中で全員協議会のほうで最終的にできつつある中での、1回そういう場も皆さんに事業管理者とともにいろいろとご意見聞きながら、開院に向けてのお話も詰めていきたいということも考えておりましたので、そのときのためにもそういう話もしていきたいと思っていましたので、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 10番、渡辺義光議員。
議員 渡辺義光君 厳しい質問で大変なということも考えられますが、今の院長さんの2回の講演聞いて、市民の皆さんには積極的にいくよと。まして議員の皆さんにもそういうお話をしたいと考えているのではないでしょうか。ぜひ議会に、あるいは何かの常任委員会の研修会とか、院長がそういう希望で、できるだけそういうような要望があればどこにでも行くというようなお話でしたので、議場だって構わないで来ていただいて、この雰囲気なり状況をお聞きしていただければありがたいと思いますので、副市長から。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
     1つは、事業管理者といえども、市長がご答弁申し上げたのですが、お医者さんでございます。それと、あと全国自治体病院協議会の副会長でもございます。ですから、診療しながら東京のほうに行かなければならないというふうな多忙な方でございます。
     あとは、講演会等で、私も講演会でお聞きしたことがあるのですけれども、また議会とは違うのかなと。それで、最初に渡辺議員お話しされましたまず調査をして、出ているとすればどういうふうな形で出られているのか、そこら辺についてまず情報収集を図ってまいりたいなと。ただ、市長がご答弁申し上げましたとおり、出る方向でこれは進めなければならないのかなということは、それは前提として調査をしてまいりたいと、そのように考えております。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 病院収益のところです。内容説明で説明あったかと思いますが、改めて今回三千数百万の収益の補正ということですので、内容を伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 遠藤俊彦君 今回最終補正の中で3,000万、不採算地区運営経費分を減額しております。これにつきましては、昨年度から進めております地域包括ケア病床の算定が順調に進んだという形の中で、9月1日からさらに20床増床して、今36床で運用しております。この関係で、地域包括ケア病床の報酬単価が高いものですから、入院患者が少ない中でも1人当たりの単価が当初年間の入院患者数に対しての予定した単価に対して上回るような入院単価になっておりましたので、これに関しまして今回改善されたということの中で、不採算地区運営経費分の3,000万を減額して予算を計上したというところでございます。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 包括ケアベッドを増床したと。利用者がふえてきたと。これ例えばケアマネジャーさんに周知をしているとか、介護利用者の方たちが多いと思うのですけれども、今例えば施設に入所できなくて待機している方たちの一時預かりみたいな、そういう役割を果たしていると思うのですけれども、そういう部分ではどういう効果が今出てきているのかというあたりもお願いします。
議長(工藤 剛君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 遠藤俊彦君 お答えいたします。
     今地域包括ケア病床の窓口は、地域医療連携室が一手に引き受けております。この中には今橋悦郎議員さんがおっしゃったように、各施設のケアマネジャーさん、あるいは各病院からの紹介も含めて、やりとりしながらの入院、あとは直接相談の上で、直接地域包括ケア病床に入っていられる方もおります。この地域包括ケア病床の施設基準というのは、かなり厳しい条件がありまして、直接入院する包括ケア病床に何カ月に2人以上とか、そういうものもあります。したがいまして、うちのほうでも周知については各施設を、ソーシャルワーカーですけれども、みずからいろんなところに出向いて宣伝をし、お願いをし、そしてあるいは会議を行いながら周知をしております。その結果、今かなり周知がある程度整ってきておりまして、だんだんふえてきているというような状況でございます。これをますますふやしていきながら、前にも一般質問の中にもありましたけれども、医療介護の連携という中での、地域包括ケアシステムの一助になればというふうに考えているところでございます。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 非常に一石二鳥といいますか、病院経営もかなり安定してくる、そして介護施設を利用できない方たちの補助的な役割も果たすということで、非常にいい方向に動いております。
     例えば間もなく新病院のほうへ移っていくわけですけれども、そちらでの体制というのはどういうことを考えていらっしゃるのか、この包括ケアベッドについて。
議長(工藤 剛君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 遠藤俊彦君 お答えいたします。
     新病院は平家で病棟が設置されるわけでございますが、個室を13室ということで、かなりふやしております。そういう形の中で、事業管理者の望月先生に至っては、緩和ケア病床も含めたみとりのところも含めて整備したいという考えが1つあります。
     したがって、将来は地域包括ケア病床プラス緩和ケア病床を含めたみとりと、そして地域包括ケアシステムの構築の一助になるような施設としてベッドを考えたいということで、今36床ですけれども、恐らく区切りのいい40とか、そういう形の構成になってくるかと思いますけれども、具体的にはこれから職員の増員も含めて今検討中でございますので、いかんせん看護師も必要でありますし、そこに来るスタッフ、ソーシャルワーカーも今7名ですけれども、作業療法士、リハという形の中で、職員の増員がないと成り立たない部分もありますので、施設基準でリハビリの提供が1カ月2.0以上という単位というものがありまして、そこをクリアしないと、この包括ケア病床は算定できないものですから、その辺のことも含めながら計画していく形になるかと思います。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第18号を採決します。
     議案第18号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第19号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計補正予算(第
            3号)
                        
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第16、議案第19号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第19号を採決します。
     議案第19号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第19号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第20号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算
            (第3号)
                      
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第17、議案第20号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第20号を採決します。
     議案第20号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第20号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第21号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第18、議案第21号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第21号を採決します。
     議案第21号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第21号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     議案第22号 平成30年度八幡平市水道事業会計補正予算(第4号)  
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第19、議案第22号 平成30年度八幡平市水道事業会計補正予算(第4号)を議題とします。
     これより質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第22号を採決します。
     議案第22号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第22号 平成30年度八幡平市水道事業会計補正予算(第4号)は原案のとおり可決されました。
                     ☆
散     会
                     ☆
議長(工藤 剛君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
     本日の会議はこれをもって閉じ、散会いたします。
                                    (15時07分)