平成30年八幡平市議会第2回定例会
 
議事日程(第1号)
                               平成30年6月14日(木)

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告について          
日程第 5 報告第2号 平成29年度八幡平市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について  
日程第 6 報告第3号 平成29年度八幡平市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報
            告について                           
日程第 7 報告第4号 平成29年度八幡平市水道事業会計予算繰越計算書の報告について   
日程第 8 報告第5号 平成29年度八幡平市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について  
日程第 9 議案第1号 財産の取得に関し議決を求めることについて            
日程第10 議案第2号 八幡平市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の
            一部を改正する条例                       
日程第11 議案第3号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第2号)          
日程第12 議案第4号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  

出 席 議 員(20名)
     1番  関     治  人  君     2番  羽  沢  寿  隆  君
     3番  工  藤  多  弘  君     4番  勝  又  安  正  君
     5番  北  口     功  君     6番  工  藤  隆  一  君
     7番  田  村  善  男  君     8番  井  上  辰  男  君
     9番  立  花  安  文  君    10番  渡  辺  義  光  君
    11番  工  藤  直  道  君    12番  古  川  津  好  君
    13番  田  村     孝  君    14番    橋  悦  郎  君
    15番  熊  澤     博  君    16番  関     善 次 郎  君
    17番    橋  光  幸  君    18番  米  田  定  男  君
    19番  小 野 寺  昭  一  君    20番  工  藤     剛  君
 
欠 席 議 員(なし)
 
説明のために出席した者
      市         長    田  村  正  彦  君
      副    市    長    岡  田     久  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    香  川     豊  君
      総   務  課   長    小 山 田     巧  君
      防 災 安 全 課 長    遠  藤  明  広  君
      地 域 振 興 課 長    津 志 田  勇  孝  君
      税   務  課   長    田  村  泰  彦  君
      市   民  課   長    佐 々 木  孝  弘  君
      地 域 福 祉 課 長    松  村  錦  一  君
      健 康 福 祉 課 長    渡  辺     信  君
      農   林  課   長    高  橋  政  典  君

      花 き 研 究 開 発    日  影  孝  志  君
      セ ン タ ー 所 長

      商 工 観 光 課 長    小 山 田  克  則  君
      建   設  課   長    関  本  英  好  君
      上 下 水 道 課 長    菅  原  浩  人  君
      国 保 西根病院事務局長    遠  藤  俊  彦  君

      会 計 管 理 者 兼    菅  野  美 津 子  君
      会   計  課   長

      西 根 総 合 支 所 長    渋  谷  栄  光  君
      安 代 総 合 支 所 長    佐  藤  泰  平  君
      教 育 総 務 課 長    工  藤  久  志  君
      教 育 指 導 課 長    川  村  憲  弘  君
      農 業 委 員 会事務局長    畑  山  直  已  君

事務局出席者
      事務局長    中 軽 米  昭  彦
      議事係長    佐 々 木  由 理 香

                     ☆
                  開     会
                     ☆
議長(工藤 剛君) ただいまから平成30年八幡平市議会第2回定例会を開会いたします。
     ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
                     ☆
                  開     議
                     ☆
議長(工藤 剛君) これから本日の会議を開きます。
                                    (10時00分)
                     ☆
                 会議録署名議員の指名
                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により
        4番  勝 又 安 正 議員
        5番  北 口   功 議員
        6番  工 藤 隆 一 議員
     を指名します。
                     ☆
                  会 期 の 決 定
                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
     本定例会の議事運営につきましては、去る6月7日に議会運営委員会が開催されておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。
     議会運営委員会、関善次郎委員長。
            (議会運営委員長 関 善次郎君登壇)
議会運営委員長 関 善次郎君 平成30年八幡平市議会第2回定例会の運営につきまして、去る6月7日に議会運営委員会を開催し、協議を行いましたので、その結果をご報告いたします。
     会期日程は、別紙のとおり、本日から6月21日までの8日間とする案でございます。
     一般質問は、6月15日から19日までとし、通告順により行います。
     議案等の取り扱いにつきましては、議案第1号から議案第4号までは、会議規則第37条第3項により委員会付託を省略することといたします。
     また、会期中に発議案が提出された場合は、委員会付託を省略して審議、表決をすることといたします。
     以上、議会運営委員会の結果報告とします。議員各位のご協力をよろしくお願い申し上げます。平成30年6月14日、議会運営委員会委員長、関善次郎。よろしくお願いします。
            (議会運営委員長 関 善次郎君降壇)
議長(工藤 剛君) お諮りします。
     本定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月21日までの8日間としたいと思います。ご異議ございませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、会期は本日から6月21日までの8日間とすることに決定いたしました。
     お諮りします。委員会付託につきましては、議会運営委員会委員長の報告のとおり、議案第1号から議案第4号までは、会議規則第37条第3項により委員会付託を省略し、審議したいと思います。また、会期中に発議案が提出された場合は、委員会付託を省略して審議、表決をすることといたします。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、議案第1号から議案第4号までは委員会付託を省略し、審議することに決定いたしました。
     なお、会期日程及び本日の議事日程はお手元に配付しているとおりでありますので、ご了承願います。
                     ☆
                  諸 般 の 報 告
                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第3、諸般の報告を行います。
     議会活動報告及び監査委員からの例月現金出納検査の実施報告については、配付をもって報告といたします。
     次に、行政報告を行います。
     市長。
            (市長 田村正彦君登壇)
市長 田村正彦君 平成30年八幡平市議会第2回定例会の開催に当たり、5月17日開催の市議会第2回臨時会以降の市政の主な動きについてご報告を申し上げます。
        (会議結果報告書に添付の行政報告書を朗読のため記載省略)
     以上で行政報告とさせていただきます。
            (市長 田村正彦君降壇)
議長(工藤 剛君) 以上で諸般の報告を終わります。
                     ☆
     報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告について
                     ☆
     報告第2号 平成29年度八幡平市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告に
           ついて

                     ☆
     報告第3号 平成29年度八幡平市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越
           計算書の報告について

                     ☆
     報告第4号 平成29年度八幡平市水道事業会計予算繰越計算書の報告につ
           いて

                     ☆
     報告第5号 平成29年度八幡平市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告に
           ついて

                     ☆
     議案第1号 財産の取得に関し議決を求めることについて
                     ☆
     議案第2号 八幡平市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定め
           る条例の一部を改正する条例

                     ☆
     議案第3号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第2号)
                     ☆
     議案第4号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第
           1号)

                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第4、報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告についてから日程第12、議案第4号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)までを一括議題といたします。
     提案理由の説明を求めます。
     副市長。
            (副市長 岡田 久君登壇)
副市長 岡田 久君 ただいま工藤議長から上程いただきました報告5件及び議案4件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
         (会議結果報告書に添付の議案書を朗読のため記載省略)
     なお、内容につきましては、担当課長等をしてご説明申し上げますので、よろしくご審議をくださり、原案にご協賛賜りますようお願い申し上げます。
            (副市長 岡田 久君降壇)
議長(工藤 剛君) 提案理由の説明が終わりました。
     次に、報告第1号から報告第5号までの内容説明を求めます。
     初めに、報告第1号、商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 それでは、報告第1号の株式会社八幡平温泉開発の経営状況について内容をご説明申し上げます。
      (会議結果報告書に添付の経営状況報告書に沿い説明のため記載省略)
     以上で報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告についての内容説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 次に、報告第2号、企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 続きまして、報告第2号 平成29年度八幡平市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について内容を説明いたします。
       (会議結果報告書に添付の繰越計算調書に沿い説明のため記載省略)
     以上で内容説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 次に、報告第3号及び報告第4号、上下水道課長。
上下水道課長 菅原浩人君 報告第3号 平成29年度八幡平市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてご説明いたします。
       (会議結果報告書に添付の繰越計算調書に沿い説明のため記載省略)
     以上で報告第3号の説明を終わります。
     続きまして、報告第4号 平成29年度八幡平市水道事業会計予算繰越計算書の報告について説明をいたします。
       (会議結果報告書に添付の繰越計算書に沿い説明のため記載省略)
     以上で報告第4号の説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 次に、報告第5号、企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 続いて、報告第5号 平成29年度八幡平市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について内容を説明いたします。
      (会議結果報告書に添付の繰越計算調書に沿い説明のため記載省略)
     以上で内容の説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 内容説明が終わりました。
     これから質疑を行います。
     この際、お願いいたします。本定例会の質疑の方法には、会議規則第56条を適用いたします。発言に当たっては、挙手の上発言願います。
     なお、質疑に当たっては同一の議題について1人3回までとし、1回当たり3点以内とするようご協力をお願いいたします。あわせて質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
     初めに、報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 3点聞きたいと思います。
     1つは、事業報告、事業の概要の中で、送湯管整備工事実施計画をもとに設備更新等を行ってまいりましたというふうになっていました。それから、事業計画でも、事業計画は9ページですが、温泉給湯事業においては施設の老朽化により、今後も多額の設備更新が見込まれというふうに表記されているのですが、この記述を見ますと、温泉開発そのものがこの設備更新を行ったと、あるいは行う予定だというふうになっているのです。しかし、送湯管、引湯管の工事については、市の負担で市の直営事業でやってきたはずなのですが、なぜこういう記述になったのか聞きたいと思います。
     それから、2つ目、温泉開発は第三セクターなわけですが、この組織のあり方の問題について伺いたいのです。これも事業報告で見ますと、こういうふうに言っているのです。端的にこう言っているのです。9ページの事業計画です。この一番下で、当社が担う事業は、いずれも八幡平市が掲げる農と輝の大地を支える公共性、公益性の高い事業でもありますことから、八幡平市の第三セクターとしての役割を自覚しと、こういうふうに位置づけてあるのですが、合併したときにそれまで各町村が維持してきたこういう類いの組織、企業等について、それを尊重して合併してもそれを維持してきたという形だと思うのです。しかし、一面では合併して一つの自治体になったと。12年、13年経過したという意味では、さらに今の状況にふさわしい組織というふうにしていく必要もあるのではないかというふうに思うのです。端的に聞きたいのですが、例えば株主構成、これは2ページにありますが、市と、それから他の企業と、そして特定の個人1人が株主、保有者になっているわけです。これは、状況を、あるいはこれまでの経過を理解しないと、なぜ1人だけ特定の個人が株主になっているのかというふうに考えるわけです。こういう構成が現在でも必要なのかというのを伺いたいのです。
     それから、3つ目、3ページ、貸借対照表が載っていますが、この負債の中に温泉施設利用保証金、現在高が5億6,500万円ほどなのです。これについて改めて聞きたいのですが、この温泉保証金の性格についてどういうふうに規定しているのか。もっと端的に言えば、この温泉保証金については事業活動に運用することもできると、そういうふうに規定しているとすれば、運用する場合の条件等を聞きたいのです。
     以上、3つ。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 初めに、1点目の送湯管の負担の件でございます。確かに現在松川の地熱発電所から引湯管の整備事業ということで整備を3年かけてやっておるところでございますが、そこの部分については現在市が負担してやっております。この温泉開発の送湯管というのですか、引湯管、送湯管という部分で、温泉郷の中の枝の部分になりますけれども、そこについては温泉開発のほうで事業を実施しているというものでございます。
     それから、2点目の株主構成の必要性ということでございましたが、この株主構成につきましては、株式数等につきましては、私も去年から来たばかりであれなのですけれども、過去から変動がない状況での持ち分割合になっているのかなというふうに思いますので、特に構成の変更は過去にもなかったものなのかなというふうに思ってございます。
     それから、3点目の貸借対照表の温泉施設利用保証金についてでございますが、これにつきましては八幡平温泉給湯規定というものがございます。その中で記載がございまして、温泉施設利用保証金ということで、温泉施設の利用者は給湯1口につき100万円を納入するものとするということで記載してございますし、内訳につきましては温泉加入金が70%、それから預託保証金が30%ということで規定されておるものでございます。これにつきましては、アパートに入るときに、例えば敷金とか払うというふうに思いますけれども、それと同類のものかなというふうに私は理解しているところでございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 1番の件なのですが、さっきも言ったように事業計画であれ、多額の設備投資が必要だと、例えば事業経営して。販売費、一般管理費の資料も持っているのですが、例えば一般管理費の修繕費は44万円です。ですから、枝線であろうが、何であろうが、この表記はそうではなくて、我々が言っている引湯管の工事、改修が必要だと、そこに多額の投資が必要だというふうな記述になっているというふうに私は思うのです。ですから、こういうふうに記述すると、温泉開発で負担して、そういう工事を行うのだというふうな計画になるし、あるいは事業報告になるというふうに思ったので、なぜこういう記述になるのかというのをしたわけで、そこを改めて聞きたいと思います。
     それから、この2番目の質問は、最後にも言ったように、合併して13年経過して、1つの自治体として動いているわけで、この第三セクターの問題についても合併前の各町村の第三セクターにかかわってきた経緯なり歴史を尊重しつつも、今の時代、今の時期にふさわしい第三セクターというふうに、必要な部分は改善していくことも含めてやっていく必要があるのではないかという趣旨で質問したのです。それで、例えばということで株主構成がこういうふうになっていると。これは、過去の経緯でそうなってきたと思うのですが、それが合併したと。事業運営上、今もこういう構成が必要なのかと。最も効率的な事業運営をする上では、こういう構成が必要なのかという判断が今の時点では必要ではないかということを聞いたわけで、そこに答えていただきたいと思います。
     それから、温泉保証金の問題ですが、貸借対照表に載っているように、負債で位置づけられると。もし運用なしであれば、運用できないということであれば、当然それを超える現金預金として存在しなければならないということになりますよね、運用しないのだとすれば。つまり現金預金は、最低でも温泉保証金の5億6,000万円以上なければならないと、数字上は。しかし、現金預金、現在では2億5,000万円ですから、運用されてきたというふうになると思うのです。そこで、運用の条件はどういうふうに規定しているのかと私聞いたわけです。というのは、負債に入っていますから。そうしますとこれを、つまり状況によって返済する義務がある部分なのですね、負債ですから。そうしますと、流れを見ますと、例えば今年度900万円の損失だと。子会社含めれば約1,000万円を超えるのですが、損失だと。事業の状況からいえば、温泉給湯を主とした事業をすると。そうすると、事業を拡大しない限り、今後大きな利益を見込むというのは難しい事業内容だと思うのです。そういう中で、保証金と現金預金、これだけ乖離があるという状況でいいのかという思いがあるのです。そこが心配なところなのです。質問の趣旨わかると思いますが、改めて聞きたいと思います。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 それでは、第1点目の送湯管の関係でございます。先ほどもお話し申し上げたのですが、松川の地熱発電所から県民の森の貯湯槽のところまでは、市のほうで負担すると。それから、下のほうにつきましては温泉開発のほうで負担するということになっているようでございます。そういったことから、温泉郷に係る配湯管、その部分については温泉開発が事業を実施しているものでございます。計画にも記載されておりますけれども、確かに老朽化が進んでございまして、その経費につきましてはこれからだんだんとふえてくるということでお話は伺っておるところでございますので、財政の圧迫になるのは考えられるというところでございます。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 あとの2点について、私のほうからお答えを申し上げます。
     株主の件ですが、過去には、ここに載っている株主さんは旧安代町の安代振興公社を構成した株主だというふうに承知をいたしております。合併して八幡平温泉開発になったわけでございますけれども、当時もやはり個人の株主さんおりました。松尾出身の個人の株主さんもおったのですけれども、その方から申し出があって、私は株主をおりたいと、そういう申し出がありましたので、松尾村の個人株主の方には買い取っておりていただいたという経緯もあります。お話があったように、個人の株主が合併当初からずっとこうやって継続しているのがいいのか悪いのか、これは本人、株主さんに判断してもらえば一番いいのですけれども、できる限り、今のご提言もありますので、株主さんの意向というのもこれから聞いてみる必要もあるのかなというふうに思っておりますので、その辺のところはご理解をいただきたいというふうに思っております。
     あと、温泉保証金の話ですけれども、これはまさに私が当時の松尾の温泉開発でしたか、そこの会計事務所に対して、米田議員と同じようなことをぎりぎりと追及したことがございました。当時は、松尾の温泉開発株式会社の資産、預かっている保証金をさまざまなものに使っていました。なかやま荘の赤字補填に使ったり、大がかりなというか、常識では考えられないような手当を支給したり、そういったものに使って、かなりこの保証金も使ったものというふうに聞いております。その当時の会計事務所に強くそのことを、これはいかがなものかと。預かっているものは、これはきちっと確保して未来に備えておくべきものではないのですかという質問なり申し入れしたのですけれども、ゴルフの保証金と同じように、こういった預かり保証金というのは、その事業を継続したり、設備投資して発展させていくために使うのであれば、これは当然必要なのですよと、使うことは可能ですと、これは商法できちっと規定されていますので、そういったことがあるので、保証金に手をつけたからといって、違法だとは言えませんよと、言えないのですよと、そういう説明を会計事務所から受けたこともございました。
     そういったこともありまして、しかしながらそこでは今度合併してこういった温泉郷を支えていく企業として、果たしてそれがただ規制なしに預かり保証金をどんどん使っていくのが本当にいいのかどうかと、こういうこともその当時から常に担当、産業振興の専務とかとも話をしながら、これはなるべく手をつけないように、そして手をつけない範囲内でやれるように、そしてさっきしゃべったように発展のための設備投資にどうしてもお金がかかると、こういった場合には保証金にも利用させていただいて、そこから収益を上げていくと、そういうことを考えていこうと、そういう方針で今やっているということは、ぜひご理解をいただきたいというふうに思っております。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 温泉保証金の問題について伺いたいのですが、議会の中で今市長が答えたような議論をかつてもやった記憶があります。そこで、実際上の問題、専門家の話も今されましたので、つまり法的にはこれを事業に運用したとしても違法ではないという解説したとすれば、そもそも規定上は運用するかどうか、あるいはできるできないの規定はしていないというふうに思うのです。問題は、こういう場合に、一般的に言えばこういう資金、こういう保証金等について運用する場合は、当然確実にそのことで利益を見込める、つまり運用した分については補填、改修できると見込みがある場合に限られるのだと思うのです。それをなしにやったということだと思うのです。そして、現状としては、例えば29年度ですが、単年度で900万円なりの損失が出ていると、営業上は。という状況を踏まえたときに、最大の株主ですから、そうするとこの保証金への対応、直ちに対応する必要があるという状況ではないにしても、こういう状況にあるということを踏まえた上で、経営にも臨む必要があるのではないかというふうに思うのですが、どうでしょうか。
議長(工藤 剛君) 市長。
市長 田村正彦君 さっき申し上げましたとおり、この預かり保証金というものの性格上、使うことはできるのですけれども、過去にはそういう使い方をしてしまったので、その反省に基づいて、その保証金には手をつけるなということで、赤字もきちっと900万円も出して、決算上は900万円も赤字を出しておるわけですので、今の米田議員の発言だと、保証金で今の設備投資しているのではないかという印象を与えるのですけれども、保証金から設備投資資金は充当していないということをぜひご理解いただきたいというふうに思います。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 今の保証金について伺います。
     ここ三、四年の間に、現金の残高がかなり減っているのです。例えば26年3月でいきますと4億1,500万円、27年3月でいきますと3億2,800万円、ここで約1億円。そしてさらに、28年3月でいきますと2億5,100万円と、ここでもまた七、八千万円減っているわけです。つまり現金が減っているということは、これは保証金そのものが減っているという意味と同じだと思うのですが、これはどのような使われ方をしてきたのか伺います。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 確かに橋議員おっしゃったとおり、前回の決算では現金預金が2億6,900万円で、今回は2億5,400万円ということで、資産計上されているところでございます。それとあわせまして、温泉施設の保証金部分は、前回は5億7,850万円、それから今回は5億6,550万円ということで、減少しているということでございます。そのとおりでございます。これにつきましては、保証金につきましては、加入をやめる際にはやはり返すと、返還するということもございますし、中には滞納分がある方もございますので、そういった方々の部分については、滞納分にもこの保証金を充てることができるということでございますので、そういう形での減少かなというふうに考えてございます。
     以上でございます。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 確かに保証金、これはやめた方に返して減ってきているというのはわかります。ただ、その金額と貯金、預金の合計額の目減りとの差が全然違うわけです。つまり現金がどんどん減っているということは、そのことだけではなく別なものにかなり流用してきているのではないかと、26年からの3年間を見るとそういうふうに見えるわけですけれども、この現金預金がこれぐらい目減りしてきているのは、保証金を返しただけではなく、別に要因があるのではないですか。そこを確認したいのです。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 確かに現金預金のほうが目減りしているという状況にはなってございます。そうした中で、売掛金というものもございます。売掛金につきましては、これも減少しているということでございまして、売掛金が減ると現金がふえるという形になりますけれども、この売掛金の部分での現金との相殺もあるのかなというふうに考えてございます。詳しくは、ちょっと私も分析はしてございませんので、正しいかどうかというのはちょっとわかりませんので、よろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) 14番、橋悦郎議員。
議員 橋悦郎君 金額が結構、億という単位ですので、預金がどのような使われ方をしてきているのかというのを確認したいので、突然の数字の質問でしたので、後で結構ですので、教えていただきたいと。
議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
商工観光課長 小山田克則君 現金預金につきましては、平成28年に分社化をして、産業振興株式会社と温泉開発に分社化というのがございました。大きい温泉開発の減につきましては、分社化によって多分こういうふうになってきているのかなというふうに思います。
     それでは、そういう点も多分影響しているのかなというふうに思いますので、この減少部分につきましては、改めまして資料のほうをちょっと提出させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 9ページの第49期事業計画についてお伺いいたします。
     下段のほうの真ん中より下のほうの「そうした中」というところからなのですが、平成30年度の事業計画では、売り上げ目標を9,986万円としとありますが、平成29年度が1億582万円でしたから、596万円の減という目標なわけです。前年度比で94.4%と。そしてさらに、営業損失は45万円、平成29年度、いわゆる48期では1,152万円でした。そして、括弧した経常利益70万円、これは29年度は883万円ということで、はっきり申し上げまして損失を前提にしているような事業計画ということで、大変なのだなという感じがして見ております。一番最後に、引き続き地域振興、地域貢献に取り組んでまいりますとありますが、私はこの間の経緯余り詳しくはわからないものなのですが、昔のトラウトガーデンのようにはやれないものかなという率直な気持ちがあるのです。これであれば、輝の大地にも合致するわけですし、やっぱり七時雨の温泉祭り見ましても、ニジマス釣り、イワナ釣り、すごく盛り上がるのです。そういうことで、観光には非常にいい目玉であるなというふうに見ております。その辺で、どういう将来の考え方を持っておられるか。あくまでもこのまま、いわゆる損失を計画とするようなやり方でずっといくつもりなのか、その辺を伺いたいと思います。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
     10ページのほうに収支計画ということでございますけれども、この中で温泉が今のところメーンになっているのですけれども、やはり苦戦しているのが分譲でございます。土地を分譲しまして、その収益というのは1件まとまるごとにある程度のまとまったお金が入ってまいります。そういう意味におきましても、一般個人の方に別荘という形では、これはなかなか、過去と違いまして難しいような状況にございますけれども、ただまとまった一団地、1ヘクタールないし2ヘクタールとか、そういうことについて、温泉郷という一つの自然環境をイメージした、そういうふうな企業活動といいますか、それに対してある程度、工業団地でもないのですけれども、分譲していくと。そのようなことも今現在トライしているところでございますので、いずれにしましても給湯のみでは、先ほどの米田議員さんの御指摘のように、ある程度もう硬直的になってまいりますので、やはり土地を売って、そしてその収益でもってさらに伸ばしていくと、そういうのを新年度はさらに検討していかなければならないものというふうに考えているところでございます。
議長(工藤 剛君) 15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 わかりました。昔のトラウトガーデンのようなという話で、ちょっとばふっとしたのですが、その辺の経緯、よく私もわからないで質問しておるわけなのですが、いわゆる輝の大地としての考え方はいかがなものでしょうか。どういう考え方を持っておられるか。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 岡田 久君 トラウトガーデンについては、連休とか、夏休みとかは、ある程度子供さん方も入っていただいてにぎわっているのですけれども、ただ実際平日を考えた場合、これはずっと恒常的に赤字が続いてきましたことと、もう一つは建物が耐震化になってございません。あとは、厨房関係ももう古くなってきてございます。そういう面で、トラウトガーデン、ある程度釣り堀を活用したというのは、将来を見た場合、平日とか、さまざま考えた場合、それにトライするのは果たして収益そのものが上がるのかと。随時職員がそこに張りつくような形になりますので、そういうのを考えた場合は、やはり難しいのではないかなというふうに考えているところでございます。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これで報告第1号 株式会社八幡平温泉開発の経営状況報告についてを終わります。
     ここで11時15分まで休憩します。
                                    (11時03分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (11時15分)
議長(工藤 剛君) 報告第2号 平成29年度八幡平市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
     15番、熊澤博議員。
議員 熊澤 博君 毎年度一般会計の繰越明許費が出てくるわけなのですが、もちろん当局はこれを圧縮する努力はしていると思うのですが、会計法上どうしてもなくすようにはできないものなのでしょうか。毎年出てくるというので、やっぱりちょっとこれも抵抗あるのです。その辺の努力の成果等もご披露いただければと思いますが。
議長(工藤 剛君) 企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 お答えします。
     議員おっしゃるとおり毎年繰越明許費ということで、3月議会にはお願いしているところでございます。これにつきましては、事業の進捗管理でございますけれども、庁議の中で、課長の集まる会議が、庁議というものがございますけれども、その中で、例えばですけれども、30年度当初の予算事業についての早期着工というのもお話はしておりますし、それ以上に29年度から繰り越した事業につきましてはもうすぐに着工して、年度早いうちに完了するような形で、私のほうからは指示はしているところでございます。ただ、今回の件につきましては、言いわけになってしまうわけですけれども、現場が外でございますので、どうしても積雪の影響、あるいは地権者の意向とかというのがございますので、そういう関係で3月31日までに事業を完了しないで繰越明許費ということでお願いしておりますが、これにつきましては私も同様な考えを持ってございますので、繰越明許はできるだけ少なくして、最終的にはなくしたいという意向は持ってございます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これで報告第2号 平成29年度八幡平市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを終わります。
     次に、報告第3号 平成29年度八幡平市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これで報告第3号 平成29年度八幡平市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを終わります。
     次に、報告第4号 平成29年度八幡平市水道事業会計予算繰越計算書の報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これで報告第4号 平成29年度八幡平市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてを終わります。
     次に、報告第5号 平成29年度八幡平市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これで報告第5号 平成29年度八幡平市一般会計事故繰越し繰越計算書の報告についてを終わります。
     次に、議案第1号から議案第4号までの内容説明を求めます。
     初めに、議案第1号、建設課長。
建設課長 関本英好君 議案第1号 財産の取得に関し議決を求めることについての内容を説明いたします。
        (会議結果報告書に添付の議案書に沿い説明のため記載省略)
     以上で議案第1号の内容の説明とさせていただきます。
議長(工藤 剛君) 次に、議案2号、地域福祉課長。
地域福祉課長 松村錦一君 続きまして、議案第2号 八幡平市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について内容をご説明いたします。
     (会議結果報告書に添付の議案書、新旧対照表に沿い説明のため記載省略)
     以上で議案第2号の内容の説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 次に、議案第3号、企画財政課長。
企画財政課長 香川 豊君 議案第3号 平成30年度八幡平市一般会計補正予算(第2号)について、補正の主なものをご説明いたします。
     (会議結果報告書に添付の予算に関する説明書に沿い説明のため記載省略)
     以上で内容の説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 次に、議案第4号、上下水道課長。
上下水道課長 菅原浩人君 議案第4号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
     (会議結果報告書に添付の予算に関する説明書に沿い説明のため記載省略)
     以上で議案第4号の説明を終わります。
議長(工藤 剛君) 以上で議案第1号から議案第4号までの内容説明を終わります。
                     ☆
                  散     会
                     ☆
議長(工藤 剛君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
     本日の会議はこれをもって閉じ、散会いたします。
                                    (11時34分)