予算特別委員会会議次第
日 時 平成30年 3月15日(木)
場 所 八幡平市議会議事堂議場
1 開 議
2 議 事
(1)議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算
(歳出 9款消防費〜14款予備費)
(2)議案第33号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算
(3)議案第34号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
(4)議案第35号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)予算
(5)議案第36号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
(6)議案第37号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
(7)議案第38号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
(8)議案第39号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
(9)議案第40号 平成30年度八幡平市水道事業会計予算
3 散 会
出 席 委 員(19名)
1番 工 藤 隆 一 君 2番 田 村 善 男 君
3番 畠 山 康 君 4番 井 上 辰 男 君
5番 立 花 安 文 君 6番 大 森 力 男 君
7番 工 藤 剛 君 9番 遠 藤 公 雄 君
10番 小 野 寺 昭 一 君 11番 田 村 孝 君
12番 山 本 榮 君 13番 橋 守 君
14番 伊 藤 一 彦 君 15番 橋 悦 郎 君
16番 関 善 次 郎 君 17番 大 和 田 順 一 君
19番 米 田 定 男 君 20番 北 口 和 男 君
21番 渡 辺 義 光 君
欠 席 議 員(1名)
18番 橋 光 幸 君
説明のために出席した者
市 長 田 村 正 彦 君
副 市 長 岡 田 久 君
教 育 長 遠 藤 健 悦 君
企 画 財 政 課 長 香 川 豊 君
総 務 課 長 小 山 田 巧 君
防 災 安 全 課 長 遠 藤 明 広 君
地 域 振 興 課 長 津 志 田 勇 孝 君
税 務 課 長 工 藤 健 君
市 民 課 長 佐 々 木 孝 弘 君
地 域 福 祉 課 長 松 村 錦 一 君
健 康 福 祉 課 長 渡 辺 信 君
農 林 課 長 高 橋 政 典 君
花 き 研 究 開 発 日 影 孝 志 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 小 山 田 克 則 君
建 設 課 長 関 本 英 好 君
上 下 水 道 課 長 菅 原 浩 人 君
国 保 西根病院事務局長 遠 藤 俊 彦 君
会 計 管 理 者 兼 菅 野 美 津 子 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支所長 渋 谷 栄 光 君
安 代 総 合 支所長 佐 藤 泰 平 君
教 育 総 務 課 長 工 藤 久 志 君
教 育 指 導 課 長 高 畑 嗣 人 君
農 業 委 員 会事務局長 佐 藤 文 城 君
事務局出席者
事務局長 中 軽 米 昭 彦
議事係長 佐 々 木 由 理 香
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開 議
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〇委員長(工藤 剛君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は19名でございます。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
それでは、本日の会議を開きます。
会議は、会議次第によって進めてまいります。
(10時00分)
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議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算
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〇委員長(工藤 剛君) 会議次第第2、議事、議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算を議題とします。
内容説明は終わっておりますので、直ちに審査を行います。
それでは、9款消防費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の202ページから211ページまでであります。
質疑ありませんか。
山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 お尋ねしますが、予算書の209ページ、事業概要書83ページ、防災行政無線整備事業について、5億円の予算で整備するということですが、この事業によって改善されることというのは何を期待しているものか、その点と、それから概要書のほうに苦情件数5件とありますが、この苦情というのはどういう内容なのか、その点についてお尋ねします。
〇委員長(工藤 剛君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 遠藤明広君 お答えいたします。
まず、この防災行政無線につきましては、現在アナログ方式で、安代地区につきましてはもう25年を経過しているということで、ふぐあい等が発生しているということから、最新式のデジタル方式にかえて、防災行政無線をより正確に伝える、音声を正確に伝えていくというのを狙いとしているものでございます。
それから、苦情件数につきましては、現在の防災行政無線も以前は昼にも流しておったのですけれども、昼だと休んでいる方、寝ている方がおって、非常にうるさいというような苦情をいただいたところから、そういったところにつきましては昼の放送を現在は取りやめております。ただ、緊急時においては、そうはいっても流さなければならない場合もございますので、そういったところであっても流しますよということでご理解をいただいておりますし、あとは聞こえにくいということもいただいておりますので、そういったことにつきましては、このデジタル化の無線を新たに配置といいますか、スピーカー等の容量等を前のものよりも性能をよくするというようなことで取り組んで、聞こえる範囲を広くするというようなことで取り組んでまいりたいというふうに考えておるものでございます。よろしくお願いいたします。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 苦情5件とありますけれども、今2件ほどお聞きしましたが、うるさいという苦情で昼の放送はやめているところもあると。デジタル化で音声がよく聞こえるようになるというようなお話ですが、確かにそういう苦情というのは今までもたくさんあるのですけれども、例えばことし雪の雪害ということで、交通事情が非常に混乱しているという状況もあるわけなのですけれども、そういう場合に交通情報とか通行どめになっている情報とか、そういう市内での問題等に対しての対応がなかなかできていないという苦情も私のほうには来ているのですけれども、そういう点は、放送のほうになりますけれども、どういうふうにか改善できるという方向にあるのか、検討している事項があるのか。デジタル化と別に行政無線のお知らせの放送ですけれども、それについて住民の要望に応えられるような内容にするにはどうすればいいかということが検討されているのか、その点についてお尋ねしたいのですけれども。
〇委員長(工藤 剛君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 遠藤明広君 お答えいたします。
ことしの2月、3月というふうに記憶しておりますが、大雪が降って、国道282号で大型車が通行できないというような状況が1日あったかと思います。道路管理者のほうからの情報を得まして、その日の夕方6時ぐらいには通行できるのではないかという見通しが立ったところから、5時ぐらいであったとは思うのですけれども、その旨を防災行政無線で放送した経緯がございます。これからそういったことがふえてくることも想定されますので、道路情報等をいただきながら、通行どめの箇所については適宜防災行政無線で流せるような体制をつくっていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 その放送センターですけれども、それはどこで担当しているのか、一括で市内全体を見ているのか、それとも安代地区から放送ができるとか、そういうふうになっているのか、その点についてはどうですか。
〇委員長(工藤 剛君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 遠藤明広君 お答えいたします。
放送につきましては、防災安全課が担っております。それで、各課からのお知らせにつきましては、各課からのお知らせの内容を防災安全課に届けていただきまして、それを流すというふうなことにしております。それで、安代地区にだけ限定して流すということもできますので、それについては本所のほうで全て調整を行っております。
それから、デジタル放送の関係なのですけれども、現在の放送につきましては合成音声という手法を用いて、パソコン入力したものを音声にかえて流しているというふうな状況のスタイルをとっております。ちょっとまだ聞きなれないところもあるというような苦情もいただいておりますけれども、スペースをあけたりしながら、聞きやすい放送に、これらに取り組んでまいりたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
これで9款消防費の質疑を終わります。
次に、10款教育費の質疑を行います。該当するページは210ページから251ページまでであります。
質疑ありませんか。
関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 2点ほど伺います。
まず最初に、説明書の89ページに防犯カメラ3個となっておりますが、どこの学校か、それと1校に何個つけるのか伺います。
それから、小学校のことですけれども、安代小学校のことですが、去年確かに外壁塗装工事の予算はとったと私は感じておりましたけれども、まだ工事がやられていないような感じですけれども、これどうしてやらないのか。それと、今年度の予算見ると載っていないと私が感じています。このことについて伺います。
それから、安代小学校の校庭の線路のほうに、仮のネット、ボールの防止ネットかな、あれ単管で仮にやったと思いますけれども、やはり公共施設にあのような、まして花輪線の電車が通る、恐らく電車の線路のほうにボールが行かないために設置したことと思いますけれども、これは行政がやったのか、それともPTAがやったのか。そして、公共の学校の施設に対して、あのような仮の設置はいかがかと思いますけれども、今までそのような仮の防球ネットを設置して、今後の対応についてはどのように考えているか伺います。この3点伺います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
まずは、防犯カメラについてでございます。防犯カメラにつきましては、30年度小学校、中学校は実は29年度でもう設置が完了しております、4校につきましては。小学校につきましては、30年度は3校予定しております。具体的に申しますと、田頭小学校、寄木小学校、安代小学校を予定しております。年次計画でいきますと、31年度で全ての小学校が設置完了となる見込みでございます。
設置のスタイルとしましては、カメラは1校当たり4台設置しております。それぞれ死角になるような場所をその学校ごとに選定しまして、そして設置していただいているというところでございます。これにつきましては、実際に29年度からカメラの運用規程も委員会内でつくりまして、それに準じて学校のほうではカメラを運用していただいているというところでございます。
そして、次の安代小学校の塗装工事の関係でございます。確かに本年度実施設計のほうはやっております。実施設計の次年度に塗装工事という予定にはしておりましたが、これは予算的な部分で実際措置ができなかったというところはございますが、いずれまた年次計画で、来年度できないとしても、再来年度には何とか実施に向けて、予算措置のほうはしていきたいと思っているところでございます。
あと、安代小学校の防球ネットにつきましては、まだ私も実は詳細承知しておりませんので、実際に現場的なところ、そこに配置した状況につきまして、私のほうで調べた後に対応策を講じていきたいと思っているところでございます。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 関委員。
〇委員 関 善次郎君 防球ネットについては即調べて、恐らくこの中で安代出身の管理者もいると思いますので、わかっていると思いますけれども、あれは前から私も気にしておりました。いずれにしても、花輪線に乗ってくるお客さんはたくさんおります。学校に単管でつくった防球ネットというのも、行政の設備としてはちょっと疑問になると思いますので、今後早く検討して、正式な防球ネットを設置すべきだと思います。今課長は調べて対応するということですので、ぜひその辺のところお願いします。
それから、塗装の件ですけれども、予算ができなかったでなくて、やはり予定を立てたら、だってあとほかのほうもやっていないかというと、塗っているのは塗っているから、やはりそのやろうとしたら、予算とか大変それもあるけれども、計画立ててやったら、そのはねられたと学校のことを、予定どおりに前に進まなかったり、またほかに行ったりすれば、市内の学校、さまざまな疑問点が出てくると思いますので、やはり計画立てたら立てたなりにそれなりの対応をすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
大変財政的な部分では、要求したのにつかなかったという言いわけはするわけにはいきませんが、いずれ学校施設のほうも老朽化が著しい状況にあります。ですので、こういった外壁塗装もそうなのですが、いろんな修繕、対応が非常に多い状況にあります。そういった中で、どれが緊急度が高いか、そういうところから予算措置は優先的になっている事情もございます。そういった部分はぜひご理解いただきたいと思いますが、ただ実施設計して余り年度が飛ぶということも、工事発注に至ってまた積算見直しという事態もあり得ると思いますので、その点は年次計画のほうで早期に実施していきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 特に塗装関係は、皆さんも屋根持って、屋根がさびてきて塗装しなければならないとき、時期にやらなければ、全部改修するのならそれは別です。塗装というのは、やらなければならない時期を逃がさないでやらなければ長もちしないし、悪くなってから塗装すれば、その塗装新しくやっても期間がもたないのが現状です。ですから、これはいろんな状況も、あなたが言ったことはわかりました。ですから、その先を読んだというか、塗装するときはだめだと思ったらすぐやらなければ長もちしないし、10年もつのが3年か5年しかもたないのもあるということは、恐らくいろいろ皆さんも屋根の下で暮らしていますので、経験があると思います。そこもやっぱり認識しながら、いかにして早くやって安くするかと。金額は同じでも、早くやったことに対して長もちすれば安くできるということでございますので、ぜひ検討していただきたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 ありがとうございます。いずれ非常に屋根部分、あるいは外壁ですか、そういった部分は塗装は一定期間、ある程度の期間でずっとローテーションして行っていかなければならないところでございますが、今長寿命化という、そういう手法もこれから、いよいよ学校施設のほうにつきましても長寿命化計画に基づいて、そういった塗装面もそうなのですが、これまでの樹脂よりももっと長期間耐久性のあるものでやっていく。例えば今まで5年のところを10年とか、そういう長いスパンで塗装が長もちするような、そういったローテーションができる計画のほうも、いよいよこれからつくりまして、それに基づいた形で、外壁問わずいろんな部分の補修もございますが、そういったローテーションを適宜やっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 立花安文委員。
〇委員 立花安文君 1点だけ伺います。
予算書の241ページのところの図書館管理事業の18節備品購入費についてでございます。備品購入費につきましては、図書購入費については、去年8月に開催した平成28年度決算特別委員会においても同様の質問をしております。28年度決算特別委員会では、図書購入費が同規模の自治体に比べて少ないのではないか、もう少し予算をふやしたらどうかというような趣旨の発言をしております。確かに29年度当初予算に比較しまして、30年度予算額は金額で12万3,000円、率で約30%の大幅増になっておりますが、本当に努力していただいたことが数字にあらわれております。ただ、1冊の価格が高額で、個人ではとても購入することができない、いわゆる専門図書的な図書を図書館で購入していただきたい方もあると思います。図書選考に当たって、どの程度リクエストに対応しているのか伺います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
図書の資料収集につきましては、いつもご提言ありがとうございます。実は、来年度の予算ごらんになっているとおり、30年度につきましては消耗品分で大体320万相当、備品相当で大体60万円弱ということで、図書資料の収集は考えているところでございます。基本的には、図書館の資料につきましては図書館流通センターのほうの定期購読が主流でございます。例えば文芸書であれば日本文芸書のHAコース、こういったものを前期、後期と分けてコースを選書して、購入しているところでございます。
また、あと30年度は、さらには生活書、教養書の部分にさらに教育と福祉、あとビジネス、産業、暮らしの経済、そういったものを新たに30年度は選書していきたいということで、せんだっての協議会のほうでは皆さんからそこの部分についてご協議いただいているところでございます。あと、児童書や絵本、紙芝居は高額なものでありますので、ここの部分につきましても所要の大型備品として購入していく予定でございます。あわせてあとは、最近は視聴覚資料についての要望も非常にございます。図書館等に置く視聴覚資料は非常に高額になる事情があります。一般市販と比べて数倍高い金額になりますので、最近図書館のアンケートを見ても、視聴覚資料の充実ということが結構出されておるところでございますので、何とかそれも加味していきたいというところで、普通の選書とともに、視聴覚資料の充実。そして、雑誌につきましては今19誌を配備しておりますので、ここの部分も来館者の方々は、そういった雑誌コーナーの来館者が非常に今伸びている状況ですので、雑誌についても充実を図って、あと一方では漫画、コミック、新たに29年度から設置しましたが、そういった部分を充実していきたいと思っているところでございます。いずれあと県内の作家さんの作品も、いろいろ賞をいただいております。そういった背景も反映しながら、各図書館、コミセンのほうの図書室には配備させていただきたいと思っているところでございます。
以上でございます。
〇委員長(工藤 剛君) 立花安文委員。
〇委員 立花安文君 ここの金額見ますと、55万8,000円、ここの部分を私なりに質問したかったところでございます。去る2月8日に盛岡市で、盛岡市市政調査会主催の議員研修がありました。当市議会も参加して勉強したところです。このときの講師が早稲田大学スポーツ科学学術院教授の間野義之さんという方でした。盛岡広域スポーツコミッション事務局長の細川さんという方も一緒に講演して、このスポーツコミッションには当市も加入し、商工観光課から負担金を支出している組織であります。研修テーマは、スポーツ振興による地方創生でありました。テーマを聞いただけでも、当市にとって身近な講演内容でした。間野教授の講演を当市の地方創生担当職員にも聞かせたかったという思いをしました。間野教授は大変著名な方で、頻繁に全国紙の一面、下段の広告欄に教授が監修した図書の広告が載っております。新しい出版物として、「スポーツビジネスの未来」というタイトルの本があります。多分この本を読めば、講演内容の何倍も詳しくスポーツビジネスが理解でき、地域の活性化につながるヒントが見つかるのではという思いを強くしております。
ただ、価格が高く、このような書籍は、市役所の備品、あるいは図書館で購入していただかないと、庶民にとっては読むことができない本なのです。市民からこういう要望を聞いて、備品購入費で購入するということになりますが、何せこの金額ですので、例えば市民のリクエストを聞いて、別途きちんとした予算を計上するというふうな考えはお持ちでないのか伺います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
ありがとうございます。私どもも常々そういった情報はキャッチしながら、特に図書館におります読書指導員と図書館司書の方々、あるいはここには組織もございます。実際図書館の協議会もございますので、そういったところで私どもからもそういった情報は発しますし、いろいろ利用されている方々のそういったリクエストも反映しながら、限られた予算になろうかと思います。確かに突発的な、いきなり急激な大きい予算というのも難しいという部分もあります。ここはある程度3年間の実施計画のほうに、3年ローテーションの部分で予算の確保というのは反映しながら、なかなか市民の方々が購入できないような、そういう図書の資料整備には何とか意を配していきたいと思っているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 立花安文委員。
〇委員 立花安文君 何でこういうことを言っているか、ちょっと私なりに説明しますと、細野地区にサッカー場づくりを進めたのが東北大学教授の中島信博さんという方でした。グリーンシーズンの活性化、何よりサッカー場の整備をしているところが東北には見当たらない、いち早く整備したほうがよいというアドバイスでありました。私は、大学の先生というのは何年も先を見通せる予言者のように時代を読むことができることを知りました。先ほどの間野教授は、まさにスポーツビジネスの仕掛け人であります。当市の職員、市民が地域活性化に情熱を持って取り組むためのコストと考えれば、今回紹介した図書に限らず、地方創生の意欲を刺激するような図書は高額でも購入して参考にすべきと思い、今回質問しております。
ちなみに、これは質問ではないので、最後の私なりの意見なのですが、この備品購入費の金額の55万8,000円にこだわるのは、間野先生が発行している「スポーツビジネスの未来」という非常にいい本だと思うのですが、1冊が税抜き30万、税込みですと32万4,000円です。ですから、やはりこういうふうなのを、ぜひ企画財政課長のところで担当している、こういう地方創生の担当課で備品購入して、みんなに読ませていただきたいと、こういうことで質問しましたので、ぜひ補正でも結構ですから、検討していただきたいと思います。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 香川 豊君 その単価を聞いてびっくりしたのですけれども、いずれ図書館の運営につきましては張りついている図書館司書の方が多分本の選定をされていると思いますので、そういうお話があったということはお伝えしておきたいと思います。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 学校トイレの改修についてお尋ねします。
予算書の223ページには、平舘小学校トイレ改修工事実施設計業務委託料ということでついています。それから、229ページには松尾中学校の業務委託料ということでついています。教育方針演述では、学校改修事業については、洋式トイレが少ないことや衛生設備の老朽化により学習環境が悪化していることから、大更小学校のトイレを改修いたしますとあります。順次トイレ改修をしていくという方針だと思うのですが、改修に必要だと思っている学校名なり、学校数なり、それから洋式トイレを改修する年次計画というのは持っているのか、その点についてお伺いします。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
学校のトイレの洋式化は、今学校施設の中でも懸案事項として、最優先で取り組まなければならないと思っているところでございます。実際市内の学校のトイレの洋式化率でございますが、大体ほぼ50%に近いという状況です。正確には四十八、九%でございますが、西根中学校とか西根一中みたいに大規模改修をやられたところは、もう既に完全洋式化はなっているところでございます。あと、完全洋式化になっているのは大更小学校、この3校につきましては大規模改修によって、トイレの洋式化は既にほぼ100%に近い状況にはなっているところでございます。いずれ学校によっては、まだなかなか、例えば1カ所しか洋式化がない、あるいはフロアとして1階に1カ所とか、そういう学校も実際ございます。ですので、いずれ水洗化率がまだ低い、例えばまだ20%以下というような学校もございますので、そういった部分、そういった学校から順次トイレの洋式化は図っていきたいと思っているところでございます。
計画としましては、水洗化率の低い学校から順次と思っています。実際洋式化が一部されているけれども、部分的に何とか、例えば1つのブース内で1カ所の洋式化というのは小規模な修繕対応で洋式化を図っているところもございます。ですので、大規模なトイレの洋式化とあわせて、ブース内での部分的な修繕という形での対応、この2つの手法でもって、何とか洋式化の向上を図っていきたいと思っているところでございます。
以上でございます。
〇委員長(工藤 剛君) 課長、何年度にはどこどこの小学校をどういうふうにするとかというような計画はあるかないかということですけれども。
〇教育総務課長 工藤久志君 具体的に年度的な改修計画までは、ここ1年、2年という短期的な計画は持ち合わせておりますが、まだその先の中長期的なところまでは、毎年のローテーションと二、三年後を見た形での計画でございますので、具体的に何年ここ、何年ここという、そこまでの詳細な計画まではまだ至っていないというところでございます。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 年次計画までまだだということですが、20%以下のところもあると、平均で四十八、九%だということですが、統合が予定される学校等もあると思うのですけれども、それ以外の学校は改修していくのだと、全て改修するという方針を持っているのか、その点と、それから全てを改修するということになれば、金額的にはどれぐらい予定されるものか、まずその点についてお伺いします。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
確かに統合というお話もございましたが、適正配置にかかわる部分、そういった中での例えば基幹となるような学校につきましては、まず優先と思っているところもございます。ただ、そういっても、基幹校以外の学校でありましても、現に児童生徒の方のことを考えますと、そういったバランスも考えて優先度を考えなければならないと思っているところもございますので、今長寿命化計画というのもまた同時に進行しなければならない。この3つの抱き合わせでもって、長寿命化と適正配置、そしてトイレの洋式化、そういう広い範囲でもっての優先度を決めていかなければならないところがありますので、単純にここが低いからという、そういう論理ではいかないという難しさがあることはご理解いただきたいと思います。いずれトイレの洋式化、大更の例を見ますと七、八千万でしたか、全部大規模改修となるとそれ相当、少なくとも四、五千万とか、そういう経費は1校当たり見込まれていくものかなと思っているところでございます。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 ちなみに、今年度大更小学校4,600万という予算計上になっていると思うのですけれども、これは実施するのか。それから、今回業務委託する予定の平舘小学校と松尾中学校、これは31年度は事業実施等の見込みになるのか、その点についてお伺いします。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 大更小学校については、今回の予算にはのっていないと思いますが、もう既に実施済みでございますので、それは多分一昨年度の事業だと思います。
それで、ことし実施設計やらせていただく2校のトイレの洋式化につきましては、基本的には実施設計でもって設計が完了したら、その翌年度には工事は実施していきたいと思っているところでございます。
〇委員長(工藤 剛君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 2点についてお伺いします。
241ページの一番下、スポーツ大会出場選手報償金150万円、これは新聞等で新たな事業として大きく取り上げられていたということで、これは過去進行形、終わったのに支払うということだと思いますけれども、その支払う選手ですね、オリンピックというのは聞きましたが、それと出場選手に一律で支払うのか、どのようなスタイルでその報償するのか、その中身、それを教えてください。
それから、次のページ、243ページの、またこれも一番下、田山射撃場指定管理料44万円とありますが、例の田山射撃場、パラリンピックの指定を受けたということで新聞報道されておりました。今後どのような整備をしていくのか。それは、中央との話し合いでやるということになると思いますけれども、いずれ射撃場を整備して、あるいは距離のコースを整備するということと、その他体力を鍛えるトレーニングセンターですか、もろもろどういう構想になるのか、その辺のことについてお伺いします。
〇委員長(工藤 剛君) 地域振興課長。
〇地域振興課長 津志田勇孝君 お答えいたします。
まず、1点目の報償金の関係でございます。こちらにつきましては、150万ということで予算のほうを予定しているものでございますけれども、1人50万円で、今回の平昌オリンピックに本市から3人選手が出場いたしましたので、掛ける3ということで150万円を予定しているものでございます。今後オリンピック・パラリンピックに出場する選手が次回以降出た場合には、同様に交付のほうはしたいというふうに考えているものでございます。
続きまして、田山の射撃場の指定管理に関係いたしまして、パラリンピックのバイアスロンのナショナルトレーニングセンターの指定を今般受けたわけでございます。こちらのほうにつきまして、当然それに合わせた改修が今後出てくるものというふうに考えております。パラリンピックという形になりますので、トイレのバリアフリー等の改修が一番になってこようかというふうに思います。既存の施設を入れた中身での計画ということで申請を出しておりますので、実際のトレーニング等につきましては既存のものを中心として行う。また、先ほど申し上げましたとおり、トイレの改修等については、必要なものについては今後行っていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 課長、済みません。報償金の支払い方法という質疑もありましたので、その分の答弁もお願いします。
〇地域振興課長 津志田勇孝君 失礼しました。支払いにつきましては、先ほど申し上げました3選手を対象として今回支払いをしたいというふうに考えているところでございまして、具体的には今現在3選手、オリンピック終わった後もワールドカップ、転戦をしておりますことから、ワールドカップが終了いたしまして本市に一時帰郷する機会に合わせまして、直接目録でお渡しをし、なお直接ご本人の口座のほうに振り込みをしたいというふうに考えているところです。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 わかりました。3選手ということで。そこで、八幡平市で生まれて育って、学校終わって、就職していくという、いわゆる出身者に支払うと。それと、企業、他県で生まれて育って、八幡平市の企業に入って、オリンピックに出ると。いろんなケースが出てくると思われます。そういった場合の支払う範囲ですね、どのような考えか。ある程度の大枠の基準みたいなのはつくっておかないと、さまざまなパターンが出てくると思いますので、その辺の考え方です。
それと、ナショナルトレーニングセンターですか、パラリンピックということで、トイレということでしたが、あの上の矢神の今の田山射撃場付近にやるのか、その下のスキーセンター、あの辺、雇用促進の体育館、8,000万の体育館1つ建てて、全部補助で建てたのですけれども、それもあるわけですけれども、その辺の構想はどうなのでしょうか。
〇委員長(工藤 剛君) 地域振興課長。
〇地域振興課長 津志田勇孝君 お答えいたします。
まず、1点目の報償金の対象者につきましてでございます。今現在交付要綱を作成をして、法規審査委員会のほうに諮る予定となっておりまして、その中では出身者、市内に住所を有する方、市内の企業にお勤めになっている方等を対象とすることで検討しているところでございます。
また、ナショナルトレーニングセンターのトイレの改修につきましてのお尋ねでございますけれども、矢神の上のトイレの改修もそうですし、あとはトレーニングの計画の中で下のところも対象として使う形になってきますので、下のほうの施設のトイレの改修も含まれてくるものと思います。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 パラリンピックということに限定されてのトレーニングセンターということですが、今後せっかくの機会ですので、田山射撃場、国内でもそう数がないという施設でありますので、今後どうでしょう、市長、パラリンピックばかりではなく、いろんなそのようなことに使えるような施設にしていってもらえれば、田山の振興にもつながってくると思うのですが、その辺についての考えを伺います。
〇委員長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 田村正彦君 田山スキー場の構想についてのときもお話をした記憶がございますが、まずあくまでも目標はバイアスロン競技の指定を受けたい。今札幌に指定された施設があるわけですけれども、それを何とか田山にその指定を持ってきたいというのが最終的な目標で、それに向かって今努力をしているところでございますけれども、今回パラリンピックのバイアスロンの指定を受けたということで、これから競技団体とさまざまな協議をしながら、先ほど議論のあった施設整備もしていかなければならないと思いますし、そういう過程の中で何とかパラリンピックの指定を受けたことをてこにして、本来の目標であるものに向けて頑張っていきたいというふうに思っております。
〇委員長(工藤 剛君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 説明書の90ページです。下の項で教育振興事業、小学校費ということであります。就学援助ということで、ここは予算がとられていますが、今の就学援助の率を伺いたいと。子供の人数が減っている割には、予算が昨年度よりふえています。その辺がどうしてそういうふうになっているのか。これは、小学校だけでなく中学校もそうです。その状況を伺いたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
まず、就学援助児童生徒の状況でございますが、準要保護、要保護の合わせた数でございますが、29年度では小学校、中学校合わせて16.64%となっているところでございます。28年度末では16.01でございましたので、確かに比率としては上昇しているという数字にはなっております。これは、経済的な状況でそういう方々が単純にふえているという判断ではなく、いろいろ私どももそういった周知のほうに努めておりますので、制度として周知等が上がった部分でこの制度に浮上している方々が実際多くなってきているという部分も加味されているものと思っているところでございます。
〇委員長(工藤 剛君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 今の答弁ですと、周知されることによって、今まで受ける資格があっても受けなかった人がいたと。そういう方たちが受けるようになってふえたと、こういう説明です。
それで、今この就学援助についての申請、それから周知のところから始まって、特に小学校の場合は新規になるわけで、その辺の手続上の流れといいますか、それはどのようになっているのでしょうか。
それから、当市の場合は、県内でも先駆けて入学準備金を3月に支給するということを始めて、非常にこれは評価される取り組みなのですが、そのこととの関係ではどうなのでしょうか。入学準備金の支給に関しては、どのような周知をして、どのような手続をとっているのか、あわせて伺います。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
まず、通常年度が次年度に向けて、入学されるお子さんに対する保護者の説明会というのがあります。第1弾、そこの場面で就学支援の制度についてはご説明、多分学校を通じてその制度については周知を図っているところでございます。当然一緒に入学一時金の申請につきましても、実際的には手続は年が明けてから、大体1月中という形でもって、先駆けて申請のほうはしていただいているわけでございます。実際本年度も2月の下旬にもう支給はさせていただいているところでございますが、こういった方々に対しては年前、年末に周知を図って、1月中には申請をしていただいているというところでございます。
以上でございます。
〇委員長(工藤 剛君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 父兄に例えば説明会をやる、それから周知を図っていくわけですが、例えば申請書について全保護者を対象にして配付するとかということはやっていらっしゃるのでしょうか。希望された方だけに配付をするということなのでしょうか。なかなかこれはデリケートな部分ですので、父兄の人たちも余り気にしなくて申請できるような体制をとっておかないと、申請したくてもできないというような人も出てきかねないわけでして、その辺はどのようにされているのか、そこも伺いたいと。
〇委員長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 工藤久志君 お答えいたします。
委員さんおっしゃるとおりでありまして、この制度の適用につきましては、皆さんを対象にした周知という形ではなくて、学校のほうが把握されて、それが対象になろうという、そういう方々に対して、実際学校を通じて周知のほうは図っているところでございます。そこのところはご理解いただきたいと思います。
〇委員長(工藤 剛君) 田村善男委員。
〇委員 田村善男君 予算書の219ページ、それから概要説明書89ページのコミュニティ・スクール導入等促進事業について伺いたいと思います。30年度の新規事業として、地域とともにある学校づくりというふうな考えの中で導入を考えられたと思います。その中で2点ほど。
まず1点ですが、コミュニティ・スクール導入の基本的な考え方を聞かせていただきたい。
もう一点は、学校運営協議会の設置、2校とありますが、多分モデル指定校というふうに理解しますが、どこの地域を指定するのか、お伺いいたします。
〇委員長(工藤 剛君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 高畑嗣人君 お答えいたします。
コミュニティ・スクールの導入の基本的な考え方につきましては、学校と地域が今後の学校のあり方について協議する場を熟議と称しまして、何回かそれを重ねた上で、合意を得て、実際に学校運営協議会を進めるに当たって留意すること、あとは運営協議会のメンバー等についても確認された後、学校運営協議会の規則に基づいてつくるということになっております。具体的には、平成29年度、文部科学省の導入の促進事業を受けまして、寄木小学校、安代小学校が今お話ししました流れに従って地域と協議を重ねた後、平成30年度から学校運営協議会を設置しまして、いわゆるコミュニティ・スクールとなるという運びとなっております。あくまで地域と学校が、それぞれがコミュニティ・スクールになるということに同意した上での設置ということになっております。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) 田村善男委員。
〇委員 田村善男君 学校運営協議会の設置ですけれども、今考えられている委員といいますか、メンバーはどういう方々を考えられておりますか。
〇委員長(工藤 剛君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 高畑嗣人君 お答えいたします。
寄木小学校、安代小学校とも、地域の実態に応じた形での学校運営協議会の設置を目指しておりまして、寄木小学校では特にも保護者中心の運営協議会の設置を今模索しているところです。それに地域の関係者等を入れて、さらにコミュニティ・スクールディレクターということで、地域と学校を結ぶそういう役割を担う方も選出しているところです。安代小学校につきましては、特にもコミュニティセンターとのつながりも密にしておりますので、地域の協議会の代表と、あとは保護者と、あと学校関係者、さらにこちらのほうもコミュニティ・スクールディレクターを設置しての学校運営協議会の設置という進め方をしております。
以上です。
〇委員長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
これで10款教育費の質疑を終わります。
次に、11款災害復旧費から14款の予備費まで一括質疑を行います。該当するページは250ページから253ページまでであります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
これで11款から14款までの質疑を終わります。
ここで11時10分まで休憩いたします。
(10時55分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長(畠山 康君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
(11時10分)
〇副委員長(畠山 康君) 予算特別委員会を続けます。
☆
議案第33号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予
算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 議案第33号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算を議題とします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第33号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算の質疑を終わります。
☆
議案第34号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第34号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第34号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第35号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)
予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第35号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第35号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)予算の質疑を終わります。
☆
議案第36号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第36号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 質問しないと自分の存在意義がなくなってしまいますので、質問したいと思います。
西根病院、市立病院については、今新病院建設、そして管理者配置という意味で、ある意味では転換期にあると思うのですが、もちろんそこには経営上の展望もあるというふうに言ってもいいと思うのです。
そこで、まず1つ聞きたいのですが、1ページに主な内容載っているのですが、予想患者数なのですが、入院1万950人、外来3万3,250人、これどちらとも過去の実績からいえば最低の数なのです。特に入院患者については、1年前定めた改革プランの予想、1万6,889人からいえば、1万950人というのは約65%少ない数なのですが、医療を取り巻く状況というのは厳しい状況、医師の存在なり含めてそういう状況があるということは承知の上で、この厳しい数値について、まず説明願いたいと思います。
それから、1つ、会計上の問題ですが、8ページにキャッシュフロー計算書出ていました。かつてであると資金計画書という形で出たのですが、これを見ると一番下に資金の期首残高と期末残高、期首が12億100万、それから期末が10億6,000万円、ですから約1億4,000万ほど減るという形になるのですが、いわゆる現金留保資金になるわけですが、これずっとこの会計内容を議論したときに、多い留保資金を維持している状況というのを批判してきたのですが、今回1億4,000万なり減るということなのですが、しかしこの流れが続くかというと、そういうふうにはなっていないというふうに思うのです。
ちょっと数字的にいきますが、改革プランでいきますが、これでいきますと、例えば32年からいきますと、32年から37年、6年間でいきます。そうしますと、減価償却費が大体年間2億円前後なのです。1.8億、2.1億、2.0億、2.0億、2.0億、6年間で12億2,000万なり減価償却費が計上になっているのです。収支が均衡状態、若干の赤字が出るという予測はしていますが、収支均衡状態だとこの12億というのは現金留保になると、単純に、減価償却費ですから。そうすると、全く収支均衡でいくと、留保資金が減るということでなくて、残念ながらむしろ積み増していくという流れになっていくのです。しかも、問題なのは、そういう状況、減価償却そのぐらい、年間2億ぐらいずっと計上していっているのですが、その会計上、一般会計はどのぐらいその負担をしているのかといいますと、収益的と資本的という収支、両方見ると、ずっとこの6年間は年間4億を超えたぐらい一般会計から入るのです。収益的収支に限っても大体3億平均、ですから6年間で18億入るのです。収益的分だけ見ても18億一般会計から入れて、そして減価償却費12億は現金として病院会計に入ると。結果としてですよ。だから、この会計からいえば、何回も言うように、12億も6年間で資金が浮くと、なのになぜ18億も一般会計から入れなければならないのかという問題なのです。いつもこの問題ありますが、伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 遠藤俊彦君 お答えをいたします。
まず、1点目の業務予定量の入院の人数、予定量なのですが、かなり少ないというお話でございます。これに関しましては、常勤医師、内科医が不在ということで、入院患者が内科入院ができないという状況の中で、現在医師が頑張って、外科のほうを頑張っているのですが、状況的には30人が限度だろうという予想で立てているところでございます。
改革プランのお話をされましたので、今回PDCAの中で28年度の点検評価ということで、2月に入りましてその結果を公表しているところでございますけれども、このときの点検評価の際に、今の医師状況を踏まえて、下方修正として29年度取り組みたいということで、その計画を載せております。その中では、病床利用率についても下方修正をいたしまして、病床利用率、一般病床で70%、地域包括ケア病床で40%というところで下方修正して、こちらのほうもちょっと高目ではございますけれども、予算とは完全に一致するわけでございませんが、下方修正している状況となっております。
それから、2点目の8ページのキャッシュフローの関係でございますが、こちらにつきましては前回もお話ししたと思いますが、減価償却費につきましては後年度の改修費に充てるための費用というところで、地方公営企業法17条2の中で繰り出し基準が示されておりまして、その中でお願いをしているところでございまして、この実際的に内部留保資金があるかないかにかかわらず、この分に関しては将来の、途中で壊れたときの改修費、あるいは将来大規模改修のお金ということでご理解いただければと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(畠山 康君) 米田定男君。
〇委員 米田定男君 そうすると、30年度の計画ですから、つまり医師の確保の状況は、基本的にはこの1年間も現状とは変わりないという予想を立てたというふうに聞いたわけですが、非常に厳しいわけです。医師の確保という問題は、単に西根病院、市立病院の問題ではなくて、医療環境全体の問題で、市だけでは解決できないという極めて困難な状況あるのです。例えばそういう状況だとすると、新病院建設は30年、31年度だと、そこで高度の医療機器を導入したり、透析治療とか新しい対応もして、患者がふえてくる可能性もあるわけですが、しかし例えば基本的に医師が確保できないという状況が続くとすれば、経営上は極めて厳しい状況が続かざるを得ないというふうに見えるのですが、その点見解聞きたいと思います。
それから、減価償却費の問題、問題にしているのは、一般質問で前もやりましたが、結果的に病院が取得の費用を負担しなかったとしても、減価償却費には計上するというのは基準どおり定めているから、それはいいでしょう、だから12億。しかし、その減価償却費の負担も含めて、経営を均衡状態持っていくために一般会計から入れるわけです、さっき言ったように。6年間で18億です。結果として何回も言うように、12億は病院の会計に入るという形なら、現金としては保有されると。ですから、減価償却分を、例えば赤字になったとしても一般会計からこれほど入れなくても資金的には維持できるというふうに、そこを問題にしているわけで、基準に反して減価償却費を計上するなと言っているわけではないのです。それはできないでしょうから。しかし、なぜその分も含めて経費を負担するためにこれだけ、18億円も一般会計から入れなければならないのかというのが、これは基準外も入っていますよ。ですから、何回も言うように18億円を一般会計から入れて、そのうち12億は病院会計の懐に入るという格好になっているのです。つまり問題なのは、一般会計の資金、財政含めて、効果的な活用をいかにするかという問題で私は指摘したいのです。どうでしょうか。
〇副委員長(畠山 康君) 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 遠藤俊彦君 お答えいたします。
まず、1点目の医師確保の関係につきましては、米田委員さん言うとおり、大変厳しい状況となっているところでございます。しかしながら、今回事業管理者等をお願いする医師が着任の後には、その医師を含めた形のネットワーク、あるいは手法について期待しているところでございます。また、翌年度につきましても、ある程度採用見込みが立つ医師もいないことはないわけでございまして、これは実際どういう形になるかわかりませんけれども、そういうことも含めて、今市長、副市長とご相談をしながら進めているところでございます。
あと、人工透析の関係につきましても、こちらのほうも新しい事業管理者が着任しましたならば、どういう形で進めるかも含めて検討しているところでございます。
それから、経費の関係につきましては、これはあくまで公営企業法17条2に従って、病院側として企画財政課のほう、いわゆる市長部局のほうに予算の要求をさせていただいているところでありまして、今米田委員の言うとおり、確かに厳しい状況が今後続くと想定される際には、この減価償却費分については減額、予定どおりの金額は繰り出しできないというときは来るのかもしれません。それは、時々の財政事情にもよると思いますので、その中には全部適用した中で病院事業会計としていかに決算をしていくかというのが今後問われるところだと認識しているところでございます。
以上でございます。
〇副委員長(畠山 康君) 米田定男君。
〇委員 米田定男君 大体同じこっちから提起になるのですが、つまりそういう財政運営すべきだというのは、公営企業法の規定、財務の規定も、一般会計から入れる分については、みずからの経営だけではどう努力しても不足する分については一般会計から入れるというようになっているのです。そうすると、留保資金もみずからの経営の結果として生じている留保資金ですから、これを十分に活用すると。つまりどんどん、どんどん積み上げていくという方向は、私は企業法に照らしても反している状況だと言わざるを得ないのです。ですから、一般会計含めて有効に財政を活用するという立場でこれを対応するべきだというふうに指摘したいと思います。どうでしょうか。
〇副委員長(畠山 康君) 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 遠藤俊彦君 お答えをいたします。
確かに米田委員のおっしゃるとおり、そういう見方も一方にある中でございますが、決算時に示しております利益剰余金の内訳といたしましては、病院会計として自由に使える金額は約2億弱でございます。そのほかにつきましては、資本剰余金等になっておりまして、こちらのほうは改修費等に使えるような、優先順位的には使えるような金でございまして、実際現金として10億、11億あるわけでございますけれども、赤字に関して本来補填すべき範囲の金額としては2億弱しかない状況でございます。その中で、今回施設建設に合わせて今の現金を、11億前後のものから5億は建設費に回して、5億は運転資金に回して、とりあえず運転していこうという計画で今進めているところでございまして、これにつきましても今後実際入札工事等、変更、あとは消費税の改定等で金額等が変わるわけでございますが、実際的に幾らかかって、幾ら減価償却になるかという時期におきまして、その辺も精査しながら、市の財政とも協議しながら、今後の運営については再度検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第36号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第37号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第37号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第37号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第38号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第38号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第38号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第39号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第39号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第39号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第40号 平成30年度八幡平市水道事業会計予算
☆
〇副委員長(畠山 康君) 次に、議案第40号 平成30年度八幡平市水道事業会計予算を議題といたします。
質疑ありませんか。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 また水道事業についても会計について聞きたいのですが、最後のページ、28ページに、一番下に企業債償還金1億8,973万3,000円、前のページにその財源として出資金、一般会計出資金1億8,763万5,000円、これはその流れとして理解していいでしょうか、まず。つまり一般会計からの出資金は、企業債の償還金に充当するというふうに判断していいですか。
〇副委員長(畠山 康君) 上下水道課長。
〇上下水道課長 菅原浩人君 お答えいたします。
この中には、最終処分場の関連の配水管整備事業の部分の出資金と、加えて償還部分のものも入っているものでございます。内訳については、ちょっと今、済みませんが。
〇副委員長(畠山 康君) 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 公営企業の設備投資、資産の取得に要した借金の償還については一般会計が負担するというの、これ基準、多分定めてあると思うのですが、基準を私見つけられなかったのですが。
そこで伺いたいのですが、13ページ、15ページに貸借対照表あるのですが、29年と30年の予想貸借対照表ですが、資本の利益剰余金、減債積立金ですね、29年が4億4,000万円で、30年が4億8,000万になっていますから、30年度に約4,000万、3,800万円を積み増しするという形になっています。それで、矛盾を感じるのですが、基本的に企業債の償還については一般会計が負担するという基準があるとすれば、なぜ減債基金を積み増ししなければならないかということを、矛盾を感じるのですが、その必要があるのかというのを感じる。確かに企業債の利息分5,000万円というのは収益的支出のほうには入っています。その分はあります。それにしても、5億に近い減債基金積み立てるという必要があるのかというのを疑問持つのです。そこを聞きたいのですが。
〇副委員長(畠山 康君) 上下水道課長。
〇上下水道課長 菅原浩人君 お答えいたします。
減債基金積み立てのご質問でございますが、その前に繰り出しの基準になりますけれども、上水道事業は企業会計、合併前から西根町はやっておりますし、企業債につきましては交付税の算入はございませんで、簡易水道事業で行った事業については交付税が算入するという形になってございますので、全額一般会計が償還金を負担しているものではございませんので、そこはご理解いただければと思います。上水道事業は、経営の中で支払っていると。あと、簡易水道事業、過去の簡易水道事業については、償還のうち50%が交付税で算入しているというふうな内容でございますので、そこはご理解願いたいと思います。
そういったところで、減債積立金につきましては、毎年度決算期に収益が生まれますので、その中で黒字の部分を積み増しをしまして、後年度以降の償還に充てるというふうな計画で積み立てをしているものでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 基本的にはわかりました。というのは、一般会計がする、しない部分、どれぐらいずつあるのかというのはちょっとわかりませんが、後で聞きますが、確かに例えば企業債の残高27億、短期のを含めると29億なりありますので、一定の減債基金というのは当然あり得るというふうに思います。ただ、例えばかつてであれば、病院会計だったと思うのですが、企業債残高を超えて減債基金積み立てた場合があったのです。今、当たり前では考えられない形なのですが、つまりまともに償還に備えるために減債基金を積み立てるというのは基本的にあり得ることですから。ただ、別に考えると、減債基金に積み立てると、それ以外に単純には活用するわけにはいかないと、その基金が活用されないと資金としてはずっと浮いたままと。つまり有効活用からずれてしまうのです、目的の基金に積み立ててしまうと。そういう意味では、目的を持った減債基金等みたいに基金への積み立てというのは、常に必要最小限でなければならないというふうに思いますので、そういう視点からの質問でしたが、どうですか。
〇副委員長(畠山 康君) 上下水道課長。
〇上下水道課長 菅原浩人君 お答えいたします。
現在のところ、上水道事業としての収支としては収益が生まれておりますので、収益の中から全額は積み立ててはおりませんけれども、例年は翌年度に2,000万を繰り越して、収益のうち残りは減債積み立てという形で今まで取り扱ってきております。また、この収益がもし少ないというような年があれば、翌年度繰り越しは調整しながら、できる限り減債に積み立てていくというふうな方向になろうかと思います。現在のところは、まだ黒字がございますので、その配分を見ながら積み立てているという状況でございます。
〇副委員長(畠山 康君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで議案第40号 平成30年度八幡平市水道事業会計予算の質疑を終わります。
☆
散 会
☆
〇副委員長(畠山 康君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会いたします。
(11時38分)