予算特別委員会会議次第
日 時 平成30年 3月13日(火)
場 所 八幡平市議会議事堂議場
1 開 議
2 議 事
(1)議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算
(歳出 7款商工費〜8款土木費)
3 散 会
出 席 委 員(20名)
1番 工 藤 隆 一 君 2番 田 村 善 男 君
3番 畠 山 康 君 4番 井 上 辰 男 君
5番 立 花 安 文 君 6番 大 森 力 男 君
7番 工 藤 剛 君 9番 遠 藤 公 雄 君
10番 小 野 寺 昭 一 君 11番 田 村 孝 君
12番 山 本 榮 君 13番 橋 守 君
14番 伊 藤 一 彦 君 15番 橋 悦 郎 君
16番 関 善 次 郎 君 17番 大 和 田 順 一 君
18番 橋 光 幸 君 19番 米 田 定 男 君
20番 北 口 和 男 君 21番 渡 辺 義 光 君
欠 席 議 員(なし)
説明のために出席した者
市 長 田 村 正 彦 君
副 市 長 岡 田 久 君
教 育 長 遠 藤 健 悦 君
企 画 財 政 課 長 香 川 豊 君
総 務 課 長 小 山 田 巧 君
防 災 安 全 課 長 遠 藤 明 広 君
地 域 振 興 課 長 津 志 田 勇 孝 君
税 務 課 長 工 藤 健 君
市 民 課 長 佐 々 木 孝 弘 君
地 域 福 祉 課 長 松 村 錦 一 君
健 康 福 祉 課 長 渡 辺 信 君
農 林 課 長 高 橋 政 典 君
花 き 研 究 開 発 日 影 孝 志 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 小 山 田 克 則 君
建 設 課 長 関 本 英 好 君
上 下 水 道 課 長 菅 原 浩 人 君
国 保 西根病院事務局長 遠 藤 俊 彦 君
会 計 管 理 者 兼 菅 野 美 津 子 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支所長 渋 谷 栄 光 君
安 代 総 合 支所長 佐 藤 泰 平 君
教 育 総 務 課 長 工 藤 久 志 君
教 育 指 導 課 長 高 畑 嗣 人 君
農 業 委 員 会事務局長 佐 藤 文 城 君
事務局出席者
事務局長 中 軽 米 昭 彦
議事係長 佐 々 木 由 理 香
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開 議
☆
〇副委員長(畠山 康君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は20名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
それでは、本日の会議を開きます。
(14時00分)
☆
議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算
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〇副委員長(畠山 康君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
会議次第2、議事、議案第32号 平成30年度八幡平市一般会計予算を議題とします。
内容説明は終わっておりますので、直ちに審査に入ります。
それでは、7款商工費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の170ページから187ページであります。
質疑ありませんか。
橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 2点伺います。
171ページの大更駅前顔づくり施設建設の設計業務の委託料について、この件についてはどういう施設にするかということで、地元の方も含めてさまざま議論されてきているところです。設計ですので、内容が固まったのかなというふうに思いますが、その中身を、どういうものなのか伺いたい。
それから、もう一つは、175ページ、スポーツ合宿誘致補助金についてです。これもきのう産業建設常任委員会の決算での要望ということで、当局に対して委員会として要望している中で、他の近隣の観光を進めている自治体では、宿泊に対しても支援をしていると、スポーツ合宿などですけれども。そういう支援もするべきだということで要望を出しております。その結果ももらっておりますが、回答では情報収集しながら検討していくというふうな中身ですが、その検討した中身を改めて伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 お答えします。
初めに、1点目の大更の顔づくりの概略設計の委託料についてご説明いたします。大更駅前の再編等につきましては、28年度と本年度、29年度で、商工会さんのほうで再編調査事業ということで現在実施しておるところでございます。それを受けまして、平成30年度にはその調査結果報告をもとに具体的な大更駅前の顔づくり施設の内容について概略設計のほうを行うということで、30年度の予算のほうに計上をお願いしているものでございます。
それから、合宿の補助金でございますが、確かに昨年の決算委員会のほうで要望いただきました。内部のほうで検討いたしました結果、現在は体育施設の利用料を宿泊施設が負担した場合に、その利用料の2分の1を現在は補助という形でやってございます。そうした中で、現在は主な利用が、ラグビー場が主な利用となってございます。そうした中で、いろいろ情報を収集したところ、市内にはラグビーに限らずいろんなスポーツが来ている、大会を含めてそうなんですけれども、そういったところも情報収集、合宿に来ているところの情報収集を来年度、30年度で行って、そういう状況を把握してから、お話もございました宿泊料の助成等についてもあわせて検討していければなというふうに思います。確かに鹿角市さんとか葛巻町さんでは、そういった宿泊料に対する助成等も行っている事例もございますので、そういった事例を参考にしながら、この合宿誘致補助金については改めてこの制度について検討していければなというふうに考えてございます。
〇副委員長(畠山 康君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 その大更駅前の顔づくり施設ですけれども、当初の計画でもこういうネーミングで予定をしてありました。たしか5億円ぐらいの建物をというふうな計画だったと思うのですが、その規模といいますか、中身については検討したのでしょうか。おおよその構想というのはございますでしょうか、そこをまず伺いたいと。
いろいろこの間議論してきていまして、にぎわいづくりのための施設ということになると思うのですけれども、聞くところによりますと農協の支所も移転をすると、駅前から。ちょっと私も危惧しているのですけれども、あれだけ農協の支所などは利用客も多くて、今の大更の中心のにぎわいといいますか、一つの核になっているのではないかと、大更の農協の支所が。そういう支所もあそこの場所から撤退して、今の総合支所のほうへ移転するというような話も聞きました。その辺そういう方向で本当に大丈夫なのかなと、にぎわいの逆行になるのではないかと。いろいろ農協との関係もあるかと思うのですが、そういったことも含めながら、総合的に顔づくり施設というのは構想をつくっていかなければいけないと思うのですけれども、そういった周りのさまざまな施設もあわせた顔づくり施設だと思うのですが、どのように検討されているかというところをまず伺いたいと。
それから、合宿の宿泊に支援をというのは、今課長のお話ですと前向きに検討したいということですので、そういう方向でぜひお願いをしていきたいと思います。その件についても何か、さらに情報があれば伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
大更駅前の顔づくり施設の委託は、先ほど課長がご答弁申し上げましたとおりでございます。それで、具体的に当初計画にはさまざまございましたけれども、それはそれとして、これまで橋委員さんにもさまざまなご提言をいただいておりまして、現在商工会さんで最終の報告書に向けて、まだ会議をやるやにお聞きしておりますので、その結果をもって、それを分析して、来年度青写真的な概略設計を詰め、それがまとまりましたならば、再来年以降一つ一つについて詳細設計を組んでまいりたいと、そのように考えておるところでございます。
それで、金額的なお話もございましたけれども、金額については当初では5億円というふうなことだったかもしれないのですが、経年の変化によりまして幾らぐらいになるか、その規模もやはり検討していかなければならないものというふうに考えておりますので、当初の金額とは全くもう切り離して概略設計、参考にはするものの、金額的には切り離して、どういうふうな施設が望ましいかは商工会さんのほうの報告書も見比べ合わせながら、新年度に進めていきたいと、そのように考えておるところでございます。
それから、JAさんの移転の話もございましたが、JAさんとはそのような、市の西根庁舎にある意味ではJAを統合したいというふうな打診が来ておりまして、まだ具体的には詰まってございません。今月の下旬、議会終了後ですけれども、第2回の懇談会的な、具体的な金額が幾らになるとかどうのこうのというところまではいかないと思うのですが、いずれ2回目に課題等を出し合って進めていくことになろうかと思いますし、それから現在の大更支所についても、利用者数とかそういうものについても、市のほうとしても聞いて、総合的に判断していかなければならないものというふうに考えているところでございます。
それから、2点目のスポーツ合宿でございますが、課長が申し上げたとおりでございます。ただ、実際のところ、今回のパナソニックワイルドナイツがいらしたときに感じたのですけれども、強いチームが来ますと、それに付随して同格のチームもまた合同合宿するということで、2年目のことしは他の社会人ラグビーチームも参加するということで、そういうふうな形で野球につきましても合宿していただくというのもございますが、それが連鎖して、例えば何千人、1,000人規模になった場合、補助、本当に支援できるのかという、そこらあたりも考えていかないと、財政的にも難しいのかなというふうに思ってございますので、それにつきましては、例えば現在の支援をいかに有効的に、ご満足といいますか、満足していただくところにあるのかどうかというのも考えながら、これは進めていかなければならないものと。答弁にはなったようでならないようなご答弁になりますけれども、いずれにしても前向きには検討はしなければならないとは思うのですが、即支援金というふうな形は、ちょっとやっぱり慎重に構えていかなければならないものというふうに考えておるところでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 顔づくり施設の建設ですけれども、私聞いたお話によれば、総合支所を顔づくり施設のほうに移動すると、かわってJAの支所が今の西根総合支所に入ると。こうなりますと、何か意味がないなと、むしろマイナスのほうが多いのではないかと思うのです。要は今大更の中心部にどれだけにぎわいをつくるかというのが最大の課題になっているわけですから、それに逆行するような大更の農協の支所があそこからいなくなるというのはいかがなものかと。私も時々農協には、支所には行くのですけれども、結構なお客さんなのです。むしろ総合支所に来るお客さん以上に農協のほうはお客さん来ています。支所に来て用を足しながら買い物とか、さまざまな用を足していく、病院にも寄っていく、そういう一つのにぎわいになっているのです。そういうのを考えたときに、果たしてあそこから農協が撤退していくのはいいのかと。今真剣に考えないと、後でまずかったでは困りますので、その辺はしっかりとした考えを持っていなければならないのではないでしょうか、見解を伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 市長。
〇市長 田村正彦君 農協の支所の件については、これは農協の経営方針ですので、我々がどうのこうの言う筋合いではないというふうに思っております。ただ、あいた場合に、ではそこを有効的に使うにはどうすればいいか。その選択肢としては、総合支所というのも一つの選択肢としてはあるのではないかというふうな考えを持っておりますし、またさっき顔づくり施設が農協の総合支所になるというようなニュアンスのご発言をされていますけれども、顔づくり施設は総合支所とは全く別なものですので、その辺のところはご理解をいただきたいというふうに思っています。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 1点お尋ねしますが、予算書の183ページ、起業志民プロジェクト事業についてですけれども、概要説明では70ページですが、この事業ですけれども、これまでの説明ですと市外から移住を推進すると、IT起業家を支援すると、そのための事業だということですが、中身がよくわからないのでお聞きしますけれども、委託料の1,496万9,000円というこの事業の内容。プロジェクト事業の、概要説明書のほうには一部ありますが、ちょっとイメージが湧かないのでお聞きしたいということと、この事業によって何人移住、定住を見込んでいるのか、その辺の目標を持ってやっている事業なのか、その点についてお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 ただいまの起業志民プロジェクトの内容ということでございます。委託料の中身につきましては、現在年3回ほど起業家支援センターのほうでスパルタキャンプというIT関連の人材育成ということで行っておるところでございます。それに係る委託料ということで、起業家育成事業委託料1,496万ということでの予算措置でございます。
また、現在起業志民プロジェクト事業におきましては、ことしになって1月の末だったでしょうか、新聞にも載りましたけれども、スパルタキャンプの受講者、卒業生が2名、2社を起業家支援センターのほうで立ち上げたということになりましたし、また3月、これからになりますけれども、年度内にもう一社、また立ち上げる、起業するということで進んでおります。こういったことから、このプロジェクト事業については成果が徐々に出てきているのかなというふうに考えてございます。
最終的な目標ということでございますけれども、できるだけ日本全国からいろんな方が受講しておりますので、そういった方々が八幡平市のほうで起業というふうになってくれれば大変ありがたいなということで進めている事業でございますので、ご理解よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 香川 豊君 私のほうからは、起業件数の目標ということについてを回答いたします。
総合戦略の中のプロジェクト1ですけれども、農と輝のブランド強化プロジェクトの中に、起業件数というのを3人ということで目標設定してございますので、今度起業する方を含めれば3人ということで、現時点で目標達成するのかなと思ってございます。
以上です。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 目標が3人ということで、そのための委託料が1,400万円、非常に多額の予算で進めている事業だなというふうには思うのですけれども、これは前年度からやっている事業で、こういう成果が出ているということのようですけれども、来年度以降もこれは継続していく事業というふうに考えているのか。それから、最終的にこの事業で、今のところ3人とかとなっていますけれども、定住者を何人ふやすのだという目標にはなっているものか、その点についてお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 お答えいたします。
この事業につきましては、内容がスパルタキャンプということで、先ほどの答弁の中でも言ったところでございますけれども、スパルタキャンプは今回3月にもやることになっていまして、これを含めまして11回目になります。参加受講生は、延べで129人になってございます。また、今回は3月には全国32都道府県から183人という応募がございました。その中から選考いたしまして15名、16名程度の受講となったものでございます。
今回というか、ことしになってからですけれども、先ほども言ったところですけれども、IT関係の起業ということで、現在はいろんなところで場所をとらないIT関連の起業というのは、人数もそんなに大きくなくても、個人でも起業できるということで、非常に起業がしやすい業種かなというふうに考えてございます。現在起業したのは、する予定を含めまして3社といったところでございますが、数の目標というところでは、まだ現在は設定しておりませんけれども、できるだけ多くの方々が当市、八幡平市のほうで、起業家支援センターのほうで起業をしていただければというふうに思ってございます。
〇副委員長(畠山 康君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 香川 豊君 今商工観光課長が答弁した内容で、起業志民プロジェクトの参加者人数がそれなりの数に達しておりますので、総合戦略のKPI、重要業績評価指標の3人という目標値ですけれども、これは目標年度が31年ですので、あと30、31年ということで2カ年残してございますので、これにつきましては年1回開催しております有識者会議の中で、KPIの目標値の変更ということも視野に入れて検討協議していきたいなと思ってございます。上方修正するような形で目標値を変更するということも検討していきたいなと思ってございます。
以上です。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 目標値の変更というお話ですけれども、この事業はそうしますと5年の事業なのですか。その辺と、それから最終的にこれはなくなるというか、それ以降はない事業となると思いますけれども、そのことによって定住する人、移住してくる人が何人とかという最終目標とか、そういう方針は立てていないのか、その辺についてお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
先ほど企画財政課長、それから商工観光課長がご答弁申し上げたほかに、実はこのスパルタキャンプを立ち上げる際に、東京にあるIT企業の方から非常にご支援をいただいて、ほとんど無料で講師を派遣していただいてございます。それにもう一つ、受講生の応募がふえたのは、ネットで受講料ゼロ、そして学べる、即仕事に役立つというのが全国に映像として発信されたそうです。そういうことから、今回特別に応募者がふえたというふうなことでございます。
これで、実際このスパルタキャンプをやって、果たして仕事があるのかということになりますと、実際あるようでございます。そういうことから、ネット環境が整えば全国どこでも津々浦々に、東京ではなくてもその仕事ができるという利点をある意味では起業家支援センターというふうな形で立地しましたので、いましばらくの年度については継続しまして、その受講生、また定住というか、起業家を目指す方々の推移を見ながら、ある程度年度を区切りながら続行するべきか、または目的を達成したかというのを判断してまいりたいと、そのように考えているところでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 私からは、新規事業の3点をお伺いします。
まず最初に、173ページの下から2行目、交通網実態調査及び実証運行試験の事業の委託料4,965万円、5,000万かけて今回その実態調査なり実証試験をやると、こういうことですので、その方法を、どのような方法で、どういう方向性、どのようにしようとするための実態の試験をするのか、その辺をひとつお願いします。
それから、次が177ページの委託料の中で、真ん中辺ですが、外国人受け入れ基盤整備事業委託料、先般NHKで八幡平市の予算について3つぐらい挙げて説明しておりましたが、これ650万かけてということで、ちょこっと司会者が通訳養成みたいなことを言ったような気がしましたが、いずれ受け入れ基盤をつくると、こういう650万の予算ですので、その内容についてお願いしたいと思います。
それから、3点目が183ページでございまして、いよいよ中渡工場適地を造成するということで、待ちに待った事業だと思います。この事業のその内容、面積とか、それから今回買収もするということですので、地権者なり、あるいは山林でしょうから、どれぐらいの単価で買収しようとしているのか。大まかなところで結構ですので、その3点をお願いします。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 初めに、1点目の173ページの交通網実態調査及び実証運行試験事業委託料についてご説明いたします。
これにつきましては交通網ということで、八幡平市高速道路あるいは花輪線、盛岡からの新幹線等、交通的には非常にいいところだなというふうに私は思っております。ただ、やはり花巻空港からもちょっと遠い、あるいは青森空港、大館能代空港といった県外の空港のほうも八幡平市から大体同じくらいの、1時間半から2時間弱ぐらいでの時間かなというふうに思ってございます。
そうした中で、先日の新聞にも載っていましたが、青森空港では最近外国人の旅行客が非常に伸びてきているということもございますので、そういったところで県外の空港を含めた交通、受け入れ環境充実実証試験ということで行いたいなというふうに考えてございますし、また地域内、八幡平市内の交通についても、例えば盛岡から八幡平市内には県北バスの定期路線があるわけですけれども、それも含めて、今度は観光地へのルート化ということもあわせて考えていかなければならないのかなというふうに思いますし、あわせて三次交通、例えばタクシーとかも含めたような周遊交通の環境の整備についても、あわせて今回調査していくというものがこの交通網実態調査及び実証運行試験事業委託料の内容でございます。
それから、177ページの外国人受け入れ基盤整備事業委託料650万についてでございますが、外国人受け入れ基盤整備事業委託料につきましては、インターネット、ウエブでの多言語のポータルサイトを構築することと、市内の飲食店の外国語の多言語のメニュー、そのメニューの掲載、あとは体験コンテンツの紹介といったところで、例えばインターネットを介して予約ができるようなシステムの構築もあわせて検討したいと思いまして、そういった中でウエブがやっぱり観光情報の発信には一番強いものというふうに考えてございますので、そうしたところでのポータルサイトの構築の委託をするというのが外国人受け入れ基盤整備事業の委託料でございます。
それから、183ページの中渡工場適地の造成でございます。面積は2.2ヘクタールになります。その下に公有財産購入費ということで用地購入費を挙げておりますが、面積が5,465平方メートルでございます。この用地購入につきましては、現在中渡工場適地用地の一部でございますが、これが土地開発基金財産となってございますので、今般事業を実施するに当たりまして、一般会計の予算で買い戻しをするということになる事業でございます。中渡については、森林というところもございまして、許認可手続もございますので、そういったものとあわせて30年度事業のほうを進めていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
(「単価は」の声あり)
〇商工観光課長 小山田克則君 単価ですか。ちょっとお待ちください。単価は2,150円になります。5,465平米で1,175万4,000円ですので、未満を切り捨てますと2,150円ということになります。
以上でございます。
(「地目は」の声あり)
〇商工観光課長 小山田克則君 地目は林地です。山林です。済みません。
〇副委員長(畠山 康君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 1点目の実態調査は話されましたが、実証運行試験、実際にどういうふうな運行試験をするのかは答えておらないですし、中渡工場適地、地権者も5,400平米でどれぐらいの人なのかとか、その辺の大まかなところを、山林を2,100円で買うということですので。そして、道路とかそういうものについては、大丈夫、そこまでは行けるような状況になっているのか。私は、あの辺見たけれども、どこだかわからなかったのです。ということで、実証運行試験、これはどういうことをするのか。それと、中渡工場適地のその辺、地権者、あるいは現状の道路状況、もろもろを勘案して答えていただきたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 2点目の中渡工場適地について私のほうからお答え申し上げます。
実は、この5,465平米は個人の土地でございまして、これを市のほうに売ってもいいということで、それで基金で買って市に登記してございます。それが2筆ございました。それを基金のまま工事というか、企業用地として使うことはできませんので、一般会計で買い取るというふうな手段を講じなければならないということで、今回この用地購入費を計上したものでございます。強いて言えば、一般会計から基金のほうにお金が入って、会計的には伝票のやりとりだけの話でございます。
それで、実際のところ道路の関係でございますが、今後林地開発の手続を進めることとなりますけれども、場合によっては現行の道路幅員よりもさらに広げた形で幅員を確保しなさいというふうな、そういうふうな条件が開発条件で、事前協議の中で出てくる可能性も否定できません。そこについては、道路幅員をある程度残して、砂利道みたいな形で可能かどうか。一気に整備するとなると、これもまた宅地造成以外に経費が生じますので、そこのところは届け出官庁である盛岡広域振興局との協議の中で決まっていくであろうというふうに考えておるところでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 先ほどの交通網の実態調査の手法等ということでございました。具体的には花巻空港からのアクセスということも考えてございます。台湾からの定期便も来るということもございますので、そういったダイヤに合わせて、現在公共交通網では対応できていない花巻空港から八幡平市内への直行バスとか、乗り合いタクシー移動の実証運行を行いたいというふうに考えてございますし、あわせて先ほどお話ししました青森空港とかフェリーターミナルのアクセス整備事業ということで、まずは需要の調査、既存の高速バス路線というものもございますので、そういったところでの高速バス等の新たな停車場、例えば岩手山サービスエリアとか、そういったところでの乗降の実証のほうも行いたいというふうに考えてございます。
また、地域内の周遊につきましては、先ほども申し上げましたけれども、大更駅とか今申し上げた岩手山のサービスエリア、それからあとは首都圏から夜行バスというものも安代のテレトラックにはありますので、そういった大更駅からのバス、あるいは高速道路のバス等の中で地域内の周遊のバス運行のほうも実際やってみて、実証のほうをやって、データのほうをとっていきたいなというふうに考えてございます。
〇副委員長(畠山 康君) 大森力男委員。
〇委員 大森力男君 大体大まかにはわかりました。5,000万ですので多額な金額でもあります。どのように実態調査に、予算内容、どのような使い方をするのか、それをお願いしたいと思います。
それと、中渡のほうでございますが、2.2ヘクタールということで、もっと広いのかなと思いましたけれども、2.2といえばまあまあだと思いますが、平地といいますか、造成して平らにしようとしているのか、それとも今の工業団地みたいにだんだん山を切り崩して造成するのか、その造成内容、その2点お願いします。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 中渡につきましてご答弁申し上げます。
盛岡北部工業団地、道の駅の裏側については、あれは掘ると全部岩です。あれ以上掘れなかったものですから、段々になっているという状況がございます。
一方、中渡については小さな森があるようなことで、ですからブルで押せれば、もうならして、あとGLが10センチ高かろうが、10センチ低かろうが、ある程度ならして、そこを基点に誘致を図ってまいれればいいのかなと。具体的には進出する業者さんである程度土盛りしなければならないとか、それからもう少し低くしなければならないということなのですが、市といたしましては最低限雨水といいますか、排水関係と、あと道路幅員は前もって確保していかなければならないものと。あと、もう一つは林地をある程度確保しなければならないか、そこのところの最低条件はとりあえず整備したいと、そう考えているところでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 先ほどの交通網の委託料の使い方ということでございました。経費的には実証運行するバス、乗り合いタクシーへの例えば外国人観光客向けの音声案内装置とかというのも考えてございますし、あるいはワイファイ環境の整備、あとは決済システム、外国人の方はカードというのを主に使うようでございますので、そういったシステムの検証のほうも行ってまいりたいなというふうに考えてございますし、あとは高速バス等につきましては、やはり同じような外国語の音声案内の装置の導入、あとは例えば岩手山サービスエリア付近の観光体験コンテンツのプロモーション、PRも行いながら、企画切符等の商品造成のほうも検討してまいりたいというふうに考えてございます。
また、地域内の周遊交通につきましては、路線バスの話をさせていただきましたけれども、路線バスがないところもありますので、そういったところでの宿泊施設、あるいは飲食店街を結ぶ周遊バス、乗り合いタクシー、あとはスキー場、安比高原スキー場とか八幡平パノラマスキー場等々の実証運行のほうの経費というふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 田村善男委員。
〇委員 田村善男君 1点お聞きします。
予算書の175ページ、スポーツツーリズム推進事業の盛岡広域スポーツコミッションについてですが、多分いわて国体の後、岩手県のスポーツをどのように推進していくのかというところが基本的だと思うのですけれども、このコミッションの主な活動内容と、それに対して市としてどのようにかかわっていくのか、伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 小山田克則君 お答えいたします。
田村委員おっしゃったとおり、国体終了後の盛岡広域圏内でのスポーツの盛り上げということで、いかに後世に伝えていくかということを目的とするとともに、盛岡広域圏が一体となってスポーツツーリズムを推進していきましょうということで立ち上げた組織でございまして、昨年の3月に設立されたものでございます。
事業内容につきましては、スポーツ大会とかスポーツ合宿の誘致ということと、あとは盛岡広域管内のスポーツ施設の情報共有化ということと、あとはあわせて情報発信もする、あるいはスポーツを通じた広域連携施策の調査研究ということで、アンケート調査等も予定しておるようでございます。このスポーツ施設の共有化につきましては、盛岡広域では例えばどこの市町の方がいらっしゃっても、利用料金は市民の皆さんと同額料金にするとかというのも将来的には検討していきたいというふうなことでございます。
市のかかわり方でございますが、負担金9万9,000円と余り多額ではございませんけれども、スポーツツーリズムということで八幡平市のほうでも推進しておりますので、八幡平市の魅力というものをここのスポーツコミッションを通じて、ラグビー場がメーンなのかなというふうには思いますが、そういったところを広域を通じて発信して、市の魅力発信につなげていければというふうに考えてございます。
〇副委員長(畠山 康君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで7款商工費の質疑を終わります。
次に、8款土木費の質疑を行います。該当するページは、186ページから203ページまでであります。
質疑ありませんか。
田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 予算書の197ページの上の段の委託料、市道椛沢線大橋の橋の件について質問させていただきます。
この橋、設計するわけですけれども、今までの橋はそのまま残して設計するのか、壊して設計するのかお聞きしたいと思います。
あと2点目は、199ページの上の段の委託料、平舘地区排水路調査検討委託料がありますけれども、これは場所がどの辺なのかお願いします。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 まず1点目の椛沢大橋の工事の施工方法ということの質問だと捉えてございます。椛沢大橋につきましては、来年度詳細設計を行う予定としておりまして、計画では現在の橋の下流側のほうに新たにかけかえる予定をしてございます。その間、既存の橋はそのまま利用しながら、通行どめのないようにというふうなことで施工を考えております。なお、施工については、今のところ県代行で橋については工事を行うという予定で取り組んでいるものでございます。
次に、2点目の平舘地区の排水路調査検討業務ということでございますが、この調査業務については当初平成27年度から平舘地区の排水路の状況が複雑化ということで、3カ年かけて現状の調査をするということで取り組んでいるものでございまして、その3カ年の最終年度ということで、地区については野駄寄りのほう、今年度は市役所寄りのほうの水路の現状調査を考えております。今年度で3年目になりますので、その調査を踏まえて今後どのような整備を進めていけばいいかということを検討していくというようなことで考えているものでございますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 橋の件なのですが、下流にということになりますけれども、下流の下に水門がありますけれども、その水門に何か影響ありそうだと言う方もいらっしゃるので、そこのところをお聞きしたかったのです。
それと、排水路ですけれども、野駄のほうだと言いますけれども、結局は最後に出てくるのは、野駄のほうから入ってきて、平舘の下のほうに来て流れるような格好なので、野駄のどの辺から、どの辺の方向に向けてやるのだというような案とか何か検討されているのがございましたら、お答えしていただきたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 椛沢大橋については、確かに下のほうに水門もあります。さらには河川国道事務所で設置した計測器もございます。それらについては、いろいろ協議して支障がないということで計画しているものでございます。
あと、平舘水路につきましては、現在後藤川幹線につながるような小さな水路があろうかと思いますので、その辺を中心に30年度は現地調査をしたいなと考えておるものでございます。
以上でございます。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 2点お尋ねします。
1点は、予算書の189ページにあります流雪溝利用組合補助事業に関してですが、流雪溝の設置についてお伺いをいたします。前の議会でも状況をお聞きしましたけれども、田山地区の沢口と長者前平又地区の流雪溝の設置について、その後の進捗状況をお伺いしたいと思います。
2点目は、田山インターチェンジ構想についてですけれども、29年10月3日に議員全員協議会で構想の調査について説明あったのですけれども、その後の進捗状況があると聞いていましたので、その点についてお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 1点目の流雪溝の事業計画ということでございますが、田山地区においては沢口地区と長者前平又地区の2カ所についてご要望が来ている状況でございます。沢口地区につきましては、平成28年度において可能性調査という業務を行いまして、現在の数量からして片側の流雪溝であれば設置可能ということになってございます。今後計画では、長者前平又地区について同様の調査をしようとしているものでございますが、来年度につきましては他の事業とのことから、30年度は予定していないというものでございますが、当然計画がございますので、今後31年度以降について事業化に向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。
2点目の田山スマートインターチェンジ構想についてでございますが、昨年度、そのとおり田山スマートインターチェンジについては可能性調査業務を行いまして、その結果、建設費が30億から40億ぐらいかかるということで、費用対効果が上がらないということで、当面要望は難しいということで議員の皆様にお示ししているものでございますが、その後についてということでございますが、そのときにも申し上げたつもりでいましたが、現在の要綱によるとフル規格、大型車も含めてのフル規格での設置でなければ認めないということでございますが、制度では難しいものではありますけれども、要望によって何とか普通車専用のスマートインターが可能でないかということで、今後関係機関に要望していきたいということでお話ししたことがございますので、そのことでちょっと進めていきたいなというふうに考えております。
あわせて、昨年度隣の県の花輪では、厚生病院の向かいに本線直通の緊急車両の、入り口のみでございますが、緊急車両の入り口だけを設置しているということがございまして、私も現地を見てきましたけれども、緊急車両に限定した流入路と言うそうですが、流入路を設置してございます。それを受けまして、ネクスコ十和田のほうにも出向いて、その経過等を聞いてきました。何とかそういうことでも田山のパーキングで可能性があるかどうかということについて、今後また検討していきたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 流雪溝の設置に関してですけれども、12月議会でも同じような答弁いただきました。それで、この長者前平又地区の流雪溝の設置ですけれども、平成18年12月議会において請願が採択されているという状況です。10年以上たちますので、ぜひ早期に実施をお願いしたいというふうに思いますけれども、30年度は難しいというお話ですが、何年度にできるかという見通しをお伺いします。
それから、田山のスマートインターチェンジ構想に関してですけれども、もともと大型はしなくてもいいのではないかという意見を出していましたけれども、大型でないとだめだということで進めてきたという経緯がありますけれども、実際上利用者は小型、中型でいいというふうに思っていると思いますので、ぜひその辺で進めていただければなというふうに思いますが、可能性というのはあるのでしょうか、その点について見通しをお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
1点目の流雪溝、何年に取りかかるかということなのですが、済みませんが、何年に取りかかるというふうなお答えは、その年、その年、優先順位を考慮しまして予算を組んでございますので、これまでもやりたいとかというふうな表現は私どもご答弁申し上げてきたのですが、何年にできるかというのは、これはちょっと、努力しますとしか表現できないことをご了承いただきたいと思います。
それから、先ほど建設課長がご答弁申し上げましたけれども、緊急対策としての流入路につきましては、形としてはあって、利用もされているやに私もお聞きしているところなのですが、さらに類似の施設を持っている市町ないしは関係機関に直接出向きまして、その状況を把握しながら、ネクスコのほうと進めていかなければならないのかなというふうに考えておるところでございます。例えば緊急用ですと、救急とか、それから消防車両とか、さまざまありますけれども、それも含めまして、またネクスコとしてこの流入路があったほうがいいのかどうかという、鹿角から田山、田山から安代というふうな一つの中間点ということもございますので、それらを含めながら、とにかく情報収集して、可能であれば実現化に向けて頑張りたいというふうに思っておるところでございます。
〇副委員長(畠山 康君) 山本榮委員。
〇委員 山本 榮君 スマートインターチェンジについては、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。
流雪溝についてですけれども、先ほども申し上げましたけれども、請願採択になってから10年以上過ぎているということで、前回そのこともお話しして、投げておいているということを指摘したら、市長に答弁では投げているのではないと、一生懸命やっているのだというような答弁もありましたので、ぜひ一生懸命の続きを、早期に実現できるように検討していただきたいというふうに思いますが、その点についてどうですか。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
過去には道路整備において請願がなされ、採択されてから10年以上または20年近くなるけれども、いつ実施するのかという声も地域の方、もしくは議員の方から私も受けたことがございます。ただ、やはり予算の範囲内でこれは進めなければ、予算といいますか、財政規模の範囲内で進めなければならないというふうな一つの自治体としてのそのような制限がございますことから、投げているわけではございませんが、いずれにしましてもひとつそれも念頭に置きながら予算編成に当たってまいりたいと、そのようにご答弁申し上げたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 193ページの除雪車両購入費で、これはどこの地区の部分で入る除雪車か。入れかえ、古いのと交代なのか、追加なのか、その辺ちょっと詳しく教えてもらいたい。
その上の除雪の業務委託料ですけれども、西根地区の場合は建設協同組合に除雪を委託しているということで、特にことしのような場合、西根地区の場合は12月、1月はほとんど雪がなくて出動もなかった、ほとんどないという状態で、2月になってどっと降って回数がふえたみたいな変則的な部分があったと思うのですが、建設協同組合との契約というか、委託内容で、出たら幾らという部分が基本なのでしょうけれども、では全く、ほとんど雪が少なかった年とかというような部分とかでいろいろ問題視、毎年されるわけですが、現在はどういった取り決めになっているのかお伺いします。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 1点目の除雪車両の購入予定でございます。30年度購入予定にしておりますのは、松尾地区で使用するグレーダーを想定してございます。グレーダーについて、更新しようとするものでございます。
2点目の組合との業務委託方法ということでございますが、現在は時間当たりの単価契約ということで、昼の分、夜間の分と単価を2つに分けて契約しているところでございます。当然出動した分の時間単価を積み上げて、月ごとに精算して払っているという現状でございます。お話のあった業者については、当然除雪用に機械を維持しているということもございまして、その件につきまして業者のほうから、維持費の分についても出動しなくても経費として見てくれないかというご相談は受けてございます。ただ、そうなりますと時間単価を圧縮するという考えにもなりますので、その辺について、今年度についていろいろ調査して、次年度についてどういった形の契約がいいのかということについて、来年度の契約に向けて検討することとしておりますので、ご了解いただきたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 除雪車ですけれども、今までにも除雪車購入ということがあったわけですが、実際に雪が降るときになっても間に合わないというような年もあったと記憶しておりますが、今回に限っては予算が通った場合には、そういうことなく次年度の除雪から間に合うような購入の仕方といいますか、契約の仕方になるのかどうかという、まず確認です。
それと、また除雪の委託業務の件ですが、今後業者と相談ということですが、一番懸念されるのはだんだんに除雪車を維持できなくて、除雪をやめますという業者もふえてきた場合に、本当に降ったときに適切な除雪ができなくなるというのをちょっと懸念しておりますので、その辺、予算も絡んでくることでしょうけれども、きちっと業者側と相談の上、いい解決策を見つけてほしいと思います。いかがですか。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 今回除雪車両につきましては、準備はするわけなのですが、交付金を充当して購入しているものでございます。30年度についても交付金を充当して購入するということでございまして、できるだけ早くは進めるのですが、その事業の交付決定を待ってということになりますので、その辺を受けて、制度上できる範囲で早目に購入するように努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
2点目につきましては、そのとおり、ここ2年、そういう話を業者としてございます。いよいよ来シーズンに向けては、何らかの方向性を出さなければならないものと捉えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 質疑のある方、あと何名ほどでしょうか、挙手お願いします。
(質疑予定者挙手)
〇副委員長(畠山 康君) お一人ですから会議を継続します。
橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 1点目が194ページの道路橋梁新設改良費です。これは工事請負費なのですが、新年度では8路線ほどこの工事を行うという予算になっております。それで、市道の改良、拡幅の工事、たくさん要望があります。27年度に策定しました市道整備計画によりますと、この時点で六十数路線要望があるということで、点数化をしまして、そして点数の多い路線から順次着手していくというふうな計画になっているわけです。それで、その中には10年以内に着手するという路線がたしか27路線、そういうふうに計画になっているわけです。ざっくりしたところで結構ですけれども、その10年以内の27路線、既にもう4年目に入るわけですが、この計画、どこまで進んでいるのかというところを、ちょっと数字的な問題であれですが、わかっていれば回答いただきたいと。
それから、その計画の中に位置づけた優先する道路、点数によって順番を決めるかと思うのですが、そういう計画どおりの進め方になっているのか。点数が高いけれども、まだ着手していない、そういうのも見受けられますが、その辺の整備の順番を決める、優先を決めるのはどういう形で毎年の予算に盛られているのか、その辺も伺いたいというふうに思います。
2点目です。199ページ、都市計画道路についてです。ここにちょっと長い事業名、都市計画道路大更駅前線沿道整備街路事業調査修正等業務委託料と、2,900万、この内容を伺います。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 1点目の道路整備計画の進捗状況ということでございますが、ここでは具体的に何%進んでいるということはちょっとまだ捉えてございませんが、その中で30年度におきましては中村線につきまして新規に取り組もうとするものでございます。優先度につきましては、ある程度27路線のうちから標準化というか、順番ということではなくて、その時々の事情によって内部で検討しまして、その中で重要性が高い路線から順次着手していくという手法で今までやってまいりました。今後についてもそのような方法になろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
あと、199ページの業務委託の内容ということでございますが、この内容につきましては土地区画整備を行って、当然道路とか工事しておりますので、工事の出来高に合わせた地図の修正とか換地による変更がございますので、その時々に合わせて、換地に合わせて面積修正をしていくというものと、この中では今回土質調査も行いたいなと考えておりますので、それらのことを含めての業務委託内容となってございます。よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 市道の新設改良費ですけれども、ちょっとこのままいくと優先する27路線、10年以内着手と、これ私無理ではないかと思っているのですが、この計画を見ながら地域から出ている要望を知っている方たちには、10年以内の着手に入っているから、それ以内には着手されるだろうという話もするのですけれども、その見通しです。例えば今年度ですと約1億8,000万ほどの工事費が計上されているわけですが、こういう予算で、優先の27路線、10年以内に着手できるのでしょうか、そこをまず確認したいと。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 現在の状況では大変難しいものと捉えてございます。ただ、事業推進に当たっては、そのとおり有利な交付金を利用しながら進めているということもございまして、一度着手した路線について予定より延びているという現状もございまして、当初10年以内という目標については、現段階では難しいものと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(畠山 康君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 難しいものと考えているという答弁ですが、これただつくった計画ではないでしょう。予算の根拠なりもきっちり持ってつくった計画だと思うのです。何のための計画なのかということになります。やっぱりこの計画に沿って進まないというのであれば、それなりの対応をしていかなければいけないと、計画を見直すなり。これこのままやっていて、私たちもお話しするわけですから、できないのであればできないとか、予算が足りないとか、そういう「できないものと思います」という答弁、簡単に言いますけれども、それでは私たちは納得できませんが、この計画というもの、それなりのちゃんとした根拠を持ってつくったものでしょうから、その答弁では納得しません。副市長、どうですか。
〇副委員長(畠山 康君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
そのとおりだと思います。委員。ただ、そのとおりだとは思いますが、そこには経年とともに、国庫補助、社会資本整備総合交付金が従前よりもつく率が下がっているという現状も、これまた現実的にございます。それらも踏まえまして、現在繰り越しの路線数、事業費もございます。かなり繰り越しも多くなってきてございますことから、この道路整備計画については可能かどうか、まず検討し、そしてある意味では交付金の予測も出てまいりますので、それらも勘案しながら計画の見直し等についても30年度に検討してまいりたいと、そのようにお答えを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 予算書の196ページの河川の維持管理費のことで伺いたいと思います。
予算においては、国、県の支出金が約300万ついているわけですが、例年のような予算のとり方であるなと、そう思っておりますが、国庫支出金については、国では大変災害が多くて、中小河川の実態調査という、全国的に進めて調査をするというお話なのですが、その辺の進捗状況はいかがなものかを1つ伺いたいと思います。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 中小河川の実態調査の進捗状況ということでございますが、その調査についてはどういう内容かというのを今ここでは把握していませんので、後ほどその内容については調べてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 この維持管理費のことで、実は先週の8日でしたか、大雨による災害がある田山地区の米代川から根石川に合流するちょっと上流、米代川のちょこっとした上流のところに民家があるわけですが、そこで雪、ここの言葉で言うと吹棚というのが川に大きくかかって、それが暖冬で雨が降って、ガパンと川に落ちたと、それで水があふれてきておって、玄関まで増水が影響、被害を及ぼしたということを伺いました。それで、詳しく伺ったら、10年前にそこの米代川の河床、土砂の除去をやっていただいて、もう10年もたって大分ヨシとかそういうものが育って伸びてきて、土砂で川が浅くなったと、そういう関係で、ぜひ除去していただきたいというご要望がございます。その辺についてよろしくお願いします。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 10年前だと多分私が担当したのだと思いますけれども、そのときはそのとおり大雪で、河川の雪の上を水が流れて、うちのほうに被害を及ぼしたと記憶してございますし、今回も、現地を見ていないわけですが、多分そういうことだろうと想像します。当然ことしもそのとおり、市全体に雪が多くて、ここの箇所ばかりでなくて、そのようになるという危険箇所があろうかと思っておりますので、その辺については逐次調査して、予防できるのであれば予防対策を考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 これにおいては、ぜひ土砂の除去、今おっしゃったような形で、いずれ住民の声を身近に聞いて、ぜひ実施していただきたいと、そのように思います。いかがでしょうか。
〇副委員長(畠山 康君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 そのとおりと思いますので、ぜひ進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(畠山 康君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(畠山 康君) 質疑なしと認めます。
これで8款土木費の質疑を終わります。
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散 会
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〇副委員長(畠山 康君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会いたします。
(15時19分)