予算特別委員会会議次第
日 時 平成２６年 ３月１８日（火）
場 所 八幡平市議会議事堂議場
１ 開 議
２ 議 事
（１）議案第３４号 平成２６年度八幡平市一般会計予算
（２）議案第３５号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算
（３）議案第３６号 平成２６年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
（４）議案第３７号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算
（５）議案第３８号 平成２６年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
（６）議案第３９号 平成２６年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
（７）議案第４０号 平成２６年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
（８）議案第４１号 平成２６年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
（９）議案第４２号 平成２６年度八幡平市水道事業会計予算
３ 閉 会
出 席 委 員（２３名）
１番 立 花 安 文 君 ２番 大 森 力 男 君
３番 渡 辺 義 光 君 ４番 工 藤 剛 君
５番 渡 邊 正 君 ６番 髙 橋 喜 代 春 君
７番 遠 藤 公 雄 君 ８番 古 川 津 好 君
９番 小 野 寺 昭 一 君 １０番 田 村 孝 君
１１番 田 中 榮 司 夫 君 １２番 髙 橋 守 君
１３番 伊 藤 一 彦 君 １４番 髙 橋 悦 郎 君
１５番 小 笠 原 壽 男 君 １６番 関 善 次 郎 君
１７番 三 浦 侃 君 １８番 松 浦 博 幸 君
１９番 大 和 田 順 一 君 ２０番 髙 橋 光 幸 君
２１番 米 田 定 男 君 ２２番 北 口 和 男 君
２３番 工 藤 直 道 君
欠 席 委 員（なし）
委員外出席（１名）
２４番 瀬 川 健 則 君
説明のために出席した者
市 長 田 村 正 彦 君
副 市 長 岡 田 久 君
教 育 長 遠 藤 健 悦 君
企 画 総 務 部 長 小 野 寺 浩 君
市 民 福 祉 部 長 大 森 光 洋 君
産 業 部 長 高 橋 正 明 君
建 設 部 長 工 藤 孝 栄 君
教 育 次 長 高 橋 一 夫 君
松 尾 総 合 支 所 長 高 橋 初 君
安 代 総 合 支 所 長 藤 森 恵 君
企 画 総務部市長公室長 香 川 豊 君
企 画 総 務 部総務課長 松 尾 亮 君
企画総務部地域振興課長 工 藤 健 君
企 画 総 務 部税務課長 遠 藤 俊 彦 君
市 民 福 祉 部市民課長 小 林 清 功 君
市民福祉部地域福祉課長 松 浦 淳 二 君
市民福祉部健康福祉課長 藤 田 濱 子 君
産 業 部 農 政 課 長 藤 原 一 彦 君
産 業 部 商 工観光課長 小 山 田 巧 君
建 設 部 建 設 課 長 遠 藤 明 広 君
学 校 教 育 課 長 工 藤 加 寿 子 君
生 涯 学 習 課 長 小 山 田 克 則 君
国 保 西根病院事務局長 工 藤 義 昭 君
事務局出席者
事務局長 高 橋 敏 彦
議事係長 佐 々 木 由 理 香
☆
開 議
☆
〇委員長（渡辺義光君） ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は23名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
（１４時００分）
☆
総 括 質 疑
☆
〇委員長（渡辺義光君） それでは、本日の会議を開きます。
会議は、会議次第によって進めてまいります。
発言に当たっては、挙手の上、該当するページを述べてから発言願います。なお、質疑に当たっては、同一の議題について１人３回までとし、１回当たり３点以内とするようご協力をお願いします。あわせて、質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
会議次第２、議事、議案第34号 平成26年度八幡平市一般会計予算から議案第42号 平成26年度八幡平市水道事業会計予算までを一括議題とします。
付託を受けました平成26年度各会計予算９件につきましては、昨日まで一通りの質疑は終わりましたが、基本的な考え方など総括的な質疑がありましたら、要点をまとめて発言願います。質疑ありませんか。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 ３点になるのかな、１つは西根病院の建設、新設場所の問題について、これは直接一般会計であれ病院会計には予算上は反映していないのですが、しかし今後市政上の重要課題の一つになると思いますので、それでこれまで質疑を続けてきたわけですが、ある意味で驚いたのは現在地周辺がふさわしくない理由として、あそこで工事した場合には騒音等で結局西根病院を２年間程度なり閉鎖せざるを得ないと、こういう答えがありました。そのこと自体、私現在の建築技術からすれば、そういうことはあり得ないと思うのですが、しかし例えばあり方検討委員の多数の中での検討の結果として、そういうことで了解したとすれば、その建設場所を決定する上で決定的な内容だというふうに思うのです。つまりどう考えても今の状況の中で２年間西根病院を閉鎖するということは容認する市民というのはもうほとんどいないのだろうというふうに私は思います。
しかし、ある意味で問題なのは、そういう決定的な条件について検討委員会の報告には一言も触れていないという点は極めて異様なのですね、この報告書という位置づけからいえば。もしそういう検討を経た上で、なおおかしいと思うのは、改めて現在地周辺についても適地かどうか３カ所の一つに挙げて検討しているわけです。これらの流れはどうしても異様だとしか言いようがないと。しかも、これ何回も指摘しているように、病院あり方検討委員会では西根病院の運営方針についても定めていると。福祉、医療、保健の連携なり医療同士連携というのをきちっとうたっていると、そういう分野からの検討も一切されていないと、この検討委員会の報告では。
ですから、私が思うには、検討委員は社会的には極めて権威がある人たちなのですが、報告については権威の片鱗さえないと言わざるを得ないのですね、この報告書は。そういう意味からいえば、そういうふうになると結局あり方検討委員会の報告自体が建設場所の問題に限らず、納得を持って受けとめるというわけにはいかない、全体がそういう内容ではないかというふうにも言わざるを得なくなるというふうに思うのですが、そこで質問なのですが、視点を変えたいと思うのですが、そういう意味からいうと、検討委員会の報告をもとに議論しても、議論の中では少しも進歩はかち取れないというふうに思いますので、副市長に聞きたいのですが、周知のようにあなたは田頭地区出身の方ですが、寄せられてくる声は……
（「市長は平舘」の声あり）
〇委員 米田定男君 はい、副市長です、副市長。また、当たり前に考えても、この問題を最も深刻に受けとめているのは田頭地区の人だと思うのです。ようやく現在地のところにああいう形で医療施設が整いつつあると、そういう状況の中から西根病院がなくなるということですから、そういう面から見ても、あるいは地域のにぎわいという面から見ても極めて深刻に考えていると。それは私にもそういう声、私にさえ寄せられますから、田頭出身の副市長には多分そういう声が寄せられていると思うのですが、そこであなたはどう答えるのか聞きたいのですが。言わんとするのは、田頭出身だから田頭地区の人の立場に立ちなさいと言うつもりはもちろんないのです、全体の責任持つ人ですから。そうすると、あなたはどういうふうに答えるのか。つまり駅の東地区が合理的に考えて最もいいというふうに検討委員会の報告に基づいて答えているのか、あるいは濁して、まだちゃんと決まっていないから、ちょっと待ってくれというぐらいに答えているのか、そこを聞きたいのですが。
それから２つ目、同じ病院会計なのですが、私はきのうの質問で、今の病院の資産の状況からいえば、資産というよりも資金の状況からいえば、あえて7,000万の借金する必要はないと。その答えとして、正確に聞き取れなかったのですが、今の内部留保については、つまり新しい病院建設するために備えているというふうに、多分そういう趣旨で答えたと思うのですが、そこで聞きたいのですが、これは前も言ったのですが、そのあり方検討委員会の報告では新病院建設の費用も試算しているわけです。建設費用16億7,000万と、その分の収入をどういうふうに見込むかというのは、大きいのは企業債、借金です。10億8,000万で、病院費となっていますから、これは病院から出す、病院のいわば資金から出すのは16億7,000万のうち、わずか5,600万というふうになっているのです。そうすると、こういう計画でいくとすれば、留保資金の12億円なりが病院建設に使われるという話は通らないというふうに思うのですが、つまり結果的には、ただ12億円なりは基本的にはこれからも動かないと。だとすれば、有効に使うとすれば、今借金などする必要はないし、するべきではないというふうに私は思うのですが、これが２つ目の質問です。
それから、３つ目なのですが、初めて農業問題なのですが、米の交付金の問題、この間の16日の岩手日報にも載りましたが、深刻な影響を受けると。それで、正確ではないのですが、この交付金、これまでは全額で言えば市内では約３億強だというふうに私は受けとめたのですが、そういう事態が、まず当面それが半分に減ると。さまざま飼料用米含めて所得確保の手だてというのは示されているのですが、農家から見れば確実な所得補償というのは何をどう取り組もうがないという意味からいうと、私は思い切って自治体として交付金が半額になった分を補償するというふうな形はないのか、あるいはそうやれないのかというふうに思うのですが、例えば減額の7,500円分を今までどおり基本的には米農家全戸ではなくても、額も含めて、あるいは支払い対象を含めて検討すると。といいますのは、岩手日報で言っているように、大きな影響を受けるのはやはり大規模農家なわけです。大規模農家というのは、単に個々の大規模農家の営業が成り立たないという問題だけではなくて、今ほとんどの大規模農家というのは地域の農業の担い手にもなっていると。貸し借りもありますし、作業受託も含めて、そういう農家がその地域から経営上困難で離れていくという事態になれば、地域の農業の担い手がもう消えていくと、地域の農業は崩壊していくという事態になりかねないというふうに思うのですが、そういう意味からいっても、自治体として当面そういう、つまり当面半減するわけですが、その分に見合う形の所得補償的な対応というのはできないのか、あるいはやるべきだというふうに思うのですが、その点聞きたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 田頭地区に病院があるということで、実は委員既にご承知だと思いますけれども、今の西根病院の前身は、私舘腰の集落なのですが、そこに診療所がございました。その診療所がある程度もう老朽化してきたので、診療所は田頭村のころでございましたし、新しく建てかえるときは合併して西根村ないしは西根町ということで建てかえたのですけれども、その際は多分、私はそこまではちょっと、現在地に建てた経緯というのは存じませんけれども、いずれ田頭と大更の間に建ったのではないかなというふうに思ってございます。
そういう経緯を踏まえまして、当然地域の方々が、地域といいますか、医療機関を使われる方がやはり利便性がよく、それから患者さんがある程度かかれるといいますか、診てもらえる最適な場所がいいということで、多分そういう意味合いであり方検討委員会は３カ所についてさまざまな検討をされたというふうに思ってございます。そういう意味におきましては、これら３カ所について騒音ないしは道路、建設資材の搬入、工事の関係等がその後、ご答弁で申し上げましたけれども、いずれ場所の選定に関しましては、あり方検討委員会を踏まえまして市である程度方針を決定するというふうなことが承認されてございますので、これについては基本計画の中であり方検討委員会の内容も踏まえまして、場所については選定をしたいと思います。
なお、この場所については、ある程度あり方検討委員会では標準規模ということから、また金額についても建設費ということで割り出しておりましたので、これから具体的にどうレイアウトしていくか、どういうふうな車の台数が必要か等もある程度具体的に基本計画で、さらに突っ込んだ内容をご提示しないと、これだけでこの場所がいいとか、あの場所がいいということについては言えないと思いますので、いずれ基本計画の中でしっかりそこのところはもんで、時期を捉えて議会のほうにお示しを申し上げたいと思います。
それから、２点目の内部留保につきましては、これについてやはりあり方検討委員会で16億7,000万というふうな数字が出てございますけれども、ただ私も思いますのは、内部留保があるのであればそのお金を、やはり病院の建物でございますので、それを優先すべきという考えは米田さんと同じでございます。ただ、この中には建設費の中に各種備品関係、医療費の機材関係については多分含まれていないものと思われますので、それらについてどのように持っていけばいいかと、具体的にこの金額でおさまるのかという、まだ内々の機材を必要だというところまで至っておりませんので、さらに収支の中を具体的にもんでいかなければならないであろうと。その中で留保資金に対して不足分については企業債ないしは国庫補助、それから起債等を見てございますが、それらも含めて一般会計からどのように支援をしていくのか、その流れの中で考えていかなければならないと思ってございます。内部留保については、やはり備品関係をきちっと押さえて、では工事費のほうはどれくらいかということを見きわめてこの金額を考えるべきというふうに思っているところでございます。
なお、農業問題については担当課のほうからお答え申し上げます。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 ３点目のご質問でございます。
米の直接支払いの関係でございます。26年から半額ということで、１万5,000円が7,500円になるということです。新聞紙上でもありましたとおり、大きくなれば大きくなるほど被害額が大きくなるということのようでございます。それはそのとおりでございまして、八幡平市の支払交付金１万5,000円、25年度までの分ですが、３億3,000万ほどの額が入っておりますが、これが半額になりますと、単純に半分にすればいい話ではなくて、転作面積がふえた関係で作付面積が減るということで１億6,000万ほどというふうな額になろうかと思います。この部分について、減った部分について市が補填することはできないかというお話でございましたが、これ26年から４年間でしたか、7,500円で継続されますが、その後についてはゼロになるということになります。もしこれを市が補填しても、またその後には３億数千万の金が必要になってくるわけですので、単独の市としてこれを補填するということはできかねるものというふうに考えております。
その分、どういうふうな部分で減少幅を縮めるかということになろうかと思います。新しい農村の政策の中で、かなり交付金の単価が上がってございます。それら例えば飼料用米とかそのほかのものを組み合わせるということで、収入減を幾らかでも少なくするというような方策をとる指導を行いたいというふうに考えております。米単作での営農というのはなかなか成り立たなくなってきておりますので、その農家の複合経営というふうなやり方を取り込まないと、単純な米だけというふうなことになるとかなりきついのかなというふうに考えておりますので、その辺の取り組みについて制度が変わったということで、農家の方々、まだまだ隅々までの周知というふうなことになっておりませんので、この辺時期を捉えて説明申し上げて、幾らかでも所得を確保することについて指導してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 病院問題なのですが、ある意味では最終的には市が決定するというのは、あり方検討委員会がいようがいまいが当然のことで、問題はあり方検討委員会が場所についてこういうふうに検討したという内容ありますから、それを尊重するということについては市も当然せざるを得ないと。しかし、最初私言ったように、その内容が決定的な事項についても、あるいはある意味では本質的な事項についても検討したという形は報告には一切ないと、そういう報告という意味では、それを尊重した市の判断というのは極めて危惧せざるを得ないというふうに私は思うのですが、そこはそれでもうとどめます。
それで、次会計の問題ですが、あり方検討委員会では、例えばその費用は建物だけではなくて、医療機器、備品２億7,000万というふうに一応算定はしているのです。そういう意味からいうと、今回１億3,000万程度の固定資産についても各種器械等についても新病院に引き継がれていく可能性あると思うのです。そうすると、それらの器具についても機器についても内部留保を使うということであれば、借金をしないで内部留保を使えば、新病院につながる備品を購入するということで、内部留保を活用するということになるのです、どう考えても。副市長の答弁からいえば。だから、我々は数字的には億単位のお金になれていますが、しかし7,000万といっても一般社会では大きな金額の借金なわけです。だから、あえてそこをするという必要性はどう考えても会計上からいっても必要ないし、やるべきではないというふうに私は思うのですが、改めて確認したいと思います。
それから、米の問題ですが、５年間で廃止すると、その分をきちっと市が補填すべきというふうに、そういう乱暴に私もさっきも言ったつもりはないのですが、しかし農家にとってはまず基本的に必要なのは、所得について例えば数年なり確定した要素が欲しいのです。つまり飼料用米等含めて、所得を上げる工夫はするにしても、どのぐらい確実に所得を確保できるというのは、どの分野についてもそれはあり得ないわけで、そうすると今までの所得補償方式の１万5,000円なりというのは、その見通しを立てる上では極めて経営上は確実な手だてだったわけです。しかも、さまざまな手だてをとったにしても、米の場合は米価そのものが下落する可能性が強いわけです、減反廃止とつながって。そういう意味からいうと、やっぱりこういう所得補償的な対応というのは、農家にとっては本当に支えだというふうに思うのです。そういう意味では、言ったように、今国がやってきた、つまり基本的には全ての米農家を対象にということではないにしても、あるいは金額、国が減額したことを全て補填するという形ではないにしても、そういう意味では金額であれ対象農家であれ、ふさわしい形でやるということも含めて、そういう対応をしないとなかなか見通しを農家は持てないと。しかも、今の農家の状況を見れば、５年、10年見通しができないというふうな状況になれば、今支えている年代の人たちはほとんどもうという年齢の人たちが多いわけです。そういう状況を切りかえていくという必要が強くあると思うのですが、今の状況、農業情勢からいえば。ということで、改めて伺いたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 米田委員の発言の中にいろいろ報告書についてのご発言があって、非常に誤解を与えやすいような発言もあったのですが、実はこの報告書の中ではきちっと精査した内容が網羅されております。例えば５ページ目にはきちっと今の施設の現状、１ベッド当たりの面積が少ないだとか、駐車場の問題だとか、老朽化の問題だとかいろんなことがこの報告書の中に掲げられておりますし、また７ページでは新病院の役割としてはこういう病院にするべきだと、そしてその重点的な医療機能はこうやるべきだと、こういう報告もいただいておりますし、また場所の問題についても、これは８ページにきちっと報告の中身に掲げられておりますけれども、現在地はアクセス道路が狭隘であること、敷地が狭いこと、周辺敷地の高低差が大きいことなどから、診療しながら新病院を整備することは困難であるために、利便性のよい土地に移転、新築することを基本としました。こういうきちっとした報告がなされております。したがって、先ほど来報告の中身がないないというご指摘があるわけですけれども、ごらんになっていただければ、きちっとした報告内容になっているということでございます。
つけ加えて、私しょっちゅう申し上げますけれども、委員会として場所の選定をやるのが本旨であろうけれども、委員10名のうちの１名の方の反対があるために、これは委員長の決断として場所の選定については多数決は求めないで、市に判断を委ねると、こういう結論でこの報告書は成り立っているものであるということはぜひご理解いただきたい。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 ５年、10年先の見通しが欲しいというのはそのとおりだと思います。なかなか計算しづらい、見通しが立てられない状況というのもそのとおりではございます。それにしましても、米の補填は確かに減ったには減ったのですが、そういうことで国の政策としてはかなり他の部門でのカバーというのはございます。その辺の組み方で、先ほど申し上げましたような経営の範囲の中で考えていただくのが一番いいのかなとは思います。
そのほかに、認定農業者制度というのがございます。これらは結局は担い手の方々が将来ともに地域の農業を担っていくということでございますので、これらに対しては機械あるいは施設の導入等に対してかなりの補助制度がございます。これらを使って自分の経営の中で取り組んでいただくという方向を伸ばしていきたいということで、現在まだまだ認定農業者の数が少ない状況でございますので、この辺の説明をしてまいりまして、認定農業者等もふやして政策関係での補助を受けられるような基本設備等そろえられるような体制を構築してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 せっかく市長からそういう答弁ありましたので、具体論を少し最後質問したいのですが、確かに８ページでは現在地の評価はアクセス道路が狭隘であること、敷地が狭いこと、周辺敷地の高低差が大きいこと。しかし、これらの条件は、騒音等は入っていないのですが、診療を続けることを阻害する条件なのかと。例えば周辺敷地の高低差が大きいと、しかし新しい建設場所と現在の場所、高低差があろうが、診療所は維持したとしても、そこを往復、行き来しなければならないということはないわけですし、あるいは敷地が狭いについても、狭いの判断がどこから来るのですか。私が想定しているのは、下の現在田んぼになっている地域を活用できないという発想からいえば、敷地が狭いということにはならないのではないかと。それから、アクセス道路についても大更西線ですか、あれを活用すれば、それに若干の道路の補強が必要だとしても、特別狭隘だということにはならないのではないかと。それは、今診療を続けることが困難だという条件にはどれもならないのではないかというふうに思います。３回目ですから、もう次に答えあっても、いやというふうにはなりませんが、私はそう思いますので、改めて確認したいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 この報告書でございますが、これは検討委員会の委員の皆様によっての検討の結果として出てきておるものでございます。したがって、先日の答弁でも申し上げましたとおり、病院の閉鎖が伴わざるを得ませんよと私が答弁した際にも、委員の発言としてそういう発言がありましたよというふうにお話し申し上げたはずでございますし、この報告書というものはやはり委員の皆さんの一つの総意のもとでできているというふうにひとつご認識をいただきたいというふうに考えております。
〇委員長（渡辺義光君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 私は消費税、４月からの増税ということに関連しまして、幾つか質問いたします。
これは生活福祉部の問題なのですが、４月からの消費税の増税に伴いまして、生活保護費がその分、消費税の引き上げ分は、これは引き上げられるというふうに報道されております。３月中に単価については発表するというふうに厚労省は言っていますけれども、いずれ生活保護費に関しては消費税分の引き上げは行うと、こういうことだと思います。そこをちょっと確認しておきたいと思います。
もう一つ、就学援助費というのがあります。これは要保護、そして準要保護と。要保護に関しては、当市の場合は生活保護世帯の子供さんたちの支援ということになりますが、24年度で言いますと11名と、それから準要保護、これは生活保護基準の1.2倍、当市は1.2倍という基準を設けていますね。1.2倍の所得以下の世帯に対する支援と。当市の場合は24年度で271名が受けております。金額にしますと合計で2,200万ほどですか、こういう費用もかかっています。これは、残念ながら平成17年から一般会計化されまして、交付税での措置ということで、特定財源ではない、そういう一般財源で行われると。これは私は非常に国の責任を放棄する大変なことだと思っているのですが、そういう状況になっているわけです。
そういう中で、これは午前中ちょっと担当の課長にも確認しましたが、25年度と今26年度の予算の中は、単価については変えていないと。つまり消費税分の引き上げは行っていないと、こういうことだと思います。そこも確認したいのですが、今議会では一連の市の使用料等が10円未満は切り捨てになっていますが、全て消費税転嫁する条例が提案されました。どうして就学援助に関して、そういう手だてがとられなかったのか。文科省が実は７月にこの就学援助の問題に対して引き上げるようにと、消費税の引き上げ分は就学援助費を引き上げるようにと、そういう通達も出しているわけですが、その辺の関係でどのような判断をされたのかということを伺いたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 福祉のほうから先に。地域福祉課長。
〇地域福祉課長 松浦淳二君 お答えします。
生保の扶助費につきましては、現行の経費の中から扶助費だけの３％の上昇を見ております。これはなぜかと申し上げますと、実際上がるもの、下がるものもありまして、６月の当初の支給をしてみないと見えない部分がありましたので、現状からその扶助費の部分だけ３％上げております。構成を見ますと、生保の保護費のうち、総支給額のうちなのですけれども、扶助費が30％ほどを占めております。最も多いものは、医療費の扶助費で60％ほどを占めますが、こちらのほうも診療報酬等の改定がかかってきますので、ちょっとはっきりした数字が見込めないということで、扶助費分だけを見ております。今後６月支給等を行いましてから、その辺で精査して必要であれば補正という対応で考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 お答えいたします。
就学援助費に係る消費税対応についてのご質問と思います。先ほど委員がおっしゃられたとおり、厚労省のほうでは生活保護費の中に消費税分の相当額も組み入れるというような対応をするということが文科省のほうからの情報としての通知として受けております。
それから、文科省のほうの要保護児童生徒の援助費補助金の予算案については、学用品やスポーツ用品等、消費税に関連するもの、あらゆる区分を26年度予算案としては消費税対応して上限額を引き上げるという案であるというふうな情報を県教委を通じていただいておるところでございました。
当市におきまして、ご指摘のとおり26年度の当初予算には、就学援助費の予算計上の際に積算の単価といたしまして、25年度の規定によるそれぞれの学用品、クラブ活動費等、その単価を計上したところでございますけれども、国の補助金の予算案という消費税を組み込んだ案の単価の額を参酌して市の規定を設定しておりますので、確定を持って市の規則を改正し、消費税対応していきたいと。その規則改正については、対象者に不利益が生じないように26年４月１日から適用できるように規則改正をしたいというふうに考えているものでございますが、当初予算にはそこまで見込んだ形で計上していなかったものでございます。
〇委員長（渡辺義光君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 そうしますと、当初予算には盛り込んでいないけれども、実際の給付の時点では補正をして消費税分を引き上げた形で支給をすると、こういうことでよろしいでしょうか。
〇委員長（渡辺義光君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 今国のほうの各区分の上限額は案という形で示されていますので、この決定を持ってきて改正をしたいと思っています。補正予算ということの対応になろうかと思いますが、申請に基づく支給になりますので、執行状況等を確認しながら、不足が生じれば補正予算での対応というふうにしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長（渡辺義光君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 一般質問でちょっと時間なくてお尋ねできなかった部分をお尋ねさせてもらいたいと思います。
木質バイオマスの件なのですけれども、僕がいろいろ聞いている情報では、このたび風力やらほかのいろんな発電する業者さんの予約で送電線がいっぱいいっぱいで、フジコーさんがやられる5,000キロぐらいの発電はちょっと送電線が細いから無理ですよというふうな話で、東北電力さんといろいろ市のほうで検討されたみたいですけれども、好摩の変電所から牧野林の分まで鉄塔12基ですか、１基１億で12基ぐらいだろうというふうな話は聞いていました。数字に関しては、ちょっと正確ではないので、訂正あれば訂正していただきたいと思いますけれども、地熱発電は今試掘がやられているやつが２万キロぐらいを想定されているみたいですけれども、４倍ぐらいの地熱規模なようですけれども、そういう中で議論した中身では、例えば発電規模がちょっと小さかったので、うまくいかなかったのか、市の負担額が多過ぎたのか、それでうまくいかなかったのか。当然地熱になれば東北はマテリアルさんとか日本重化学さんとか、国内でも大手の業者さんがやっていますので、松川の地熱発電みたいに電力さんの子会社が来ていろいろメンテナンスしているみたいですけれども、送電線事業なんかに関しても大手さんが単独で市のほうには負担かけないような状況でされるという想定のもとでお断りというか、うまくいかなかったのか、その辺の中身というのはざっくばらんにどういう中身だったのか、教えていただきたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 安代総合支所長。
〇安代総合支所長 藤森 恵君 バイオマスの発電事業の関係についての具体的な内容はということですけれども、どういう経緯かといいますと、東北電力との協議で３回ほど私も出席いたしまして、内容をいろいろお聞きしていました。その中では、当然委員がおっしゃいましたとおり、発電、送電部分についての全体的な送る量が満杯だよということで、変電所の建てかえやら、あるいは送電線のあれだということで３回ほど提示、予算的な計画の案を出しまして、その中で検討した最終的なものが９億から12億ということになっております。いろいろ発電にはそのとおり風力発電以外にもうちのほうでは風力発電はないわけですけれども、地熱とかいろいろなことでいろいろ業者等も話し合いましたけれども、最終的には発電を最初にやるところが事業費を持たなければならないということでした。ですから、当然そこがやるかやられないかといいますと、前の一般質問と会派質問でもありましたけれども、企業が出せないと最終的には結論を出したということでございます。
以上、簡単ですが、私から述べさせていただきました。
〇委員長（渡辺義光君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 ということは、要は市のほうにも負担を多分業者さんは求めたと思うのですけれども、市のほうもそれに対してはあくまで業者さんのほうが負担してくださいと、一円たりとも負担できないというふうな話になるとは思うのですけれども、林業振興の中身だけであれば別に木を伐採してチップ工場をつくって、市内の林業関係者の方たちが一戸までそういうチップを運ぶことで林業振興にはなるとは思うのですけれども、そのバイオマス発電がこちらのほうに仮にできて、その中身でいろんな附帯する事業というのですか、それが何社かあったみたいで、立ち消えになったものもあると思うのですけれども、やっぱり周りの事業もいろいろ考えたときに、できたら安代のほうでそういう事業をされたらすごくいいのになというふうな、費用対効果みたいなことを考えて聞いたのですけれども、今後例えば地熱発電で２万キロでも３万キロでもいいのでしょうけれども、業者さんがそういう試掘して蒸気が出たと、市のほうに何とか負担してくれと、仮にそういう話があったとします。そうすると、そのときやっぱり業者さんが負担するのが筋なので、できませんと、そういう対応になってしまうのか、その辺どういうふうなお考えなのかお尋ねします。
それと、全くど素人の質問で済みませんけれども、西根病院のあり方検討委員会に旧町村というのですか、安代、松尾、西根の人たち、通院、入院、地域別に仮に分けたときにどれぐらいの人たちが利用されているのか。また、市外の患者さんもどれぐらいあるのかというふうな、そういう詳細な資料は提出されたのか。もしそういう資料がないのであれば、そういう資料というのはこれからつくれるのか、可能なのかどうなのか。
それと、もう一点ですけれども、農業関係なのですけれども、５品目の戦略作物はそのとおりいいのですけれども、結構ホウレンソウ、ホウレンソウとホウレンソウばかりに頼って12億の話がずっと続いていて、毎年毎年販売額が減っているような感じするのです。単価が下がっているのか、面積が下がっているのかさまざまあるとは思うのですけれども、その辺ＪＡさん主導でそういう形の話になっているのか、やっぱり市としても補助金とかいろんなものを農家さんにもいろんな形で迂回しながらでも出していると思うので、だからその分も考えて、市としては確かにホウレンソウは大切ですけれども、それだけでいいのかどうなのか、どういうふうな形で、５品目やるのだよと言えばそれまででしょうけれども、そういう形ではなくて、もう一つ踏み込んだ中身というのも考えているのかどうなのかお尋ねします。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 フジコー、特定の名前、もう既に皆さんおわかりのことなのでお話ししますけれども、フジコーのバイオマス発電について補助金を求められたことは一度もございません。我々が努力したのは、電力会社との接続あるいはエネ庁との折衝、経産省との折衝、そういったものを我々は担って成功に向けて頑張ってきたということでございます。
あと将来、例えば地熱発電が成功して、それをやる会社、成功したとして、今の状態、いわゆる電力会社が受電できないと、もう満杯で、さっきおっしゃったように十数億のお金がなければせっかく発電した電力は電力会社では受電できませんよというふうになった際に、これはやはり知恵は出し合わなければならないだろうなというふうに思っています。その知恵の中には、委員から先日お話ありましたＡ―ＦＩＶＥというのですか、そういったファンドもあるでしょうし、また県内には東北銀行を初め、そういった事業に対してのファンド造成がなされていますので、そういったところと協議しながら、何とかせっかく出る地熱を、まさに優良なエネルギーですので、そういったファンド等も導入しながら資金を捻出すると、そういう一つの戦略もあるのかなというふうには考えております。
〇委員長（渡辺義光君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
今現在の患者ですけれども、市内では西根地区が大体70％くらいです。松尾地区が13％くらい、安代地区が４％くらいということで、それ以外の市外については１％程度というふうになっております。ですから、ほとんどが西根病院の場合は西根地区の方々が受診しているという状況でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 ホウレンソウ、最盛期はそのとおり、日本一をとったころには13億というふうな数字からかなり落ち込んでいる、そのとおりでございます。そのために、先ほどの５品目にかかわらず、八幡平市としての野菜栽培をもう少し根本から見直そうと、見直しできないかということで、事業概要説明書にもございますが、111ページのほうの上ですけれども、ホウレンソウ等大規模集団化事業というふうな名称の事業でございます。一応ホウレンソウとは名前はつけてございますが、別にホウレンソウに限ったことではない。いずれこれからの市の野菜生産をするに、今後確たる産地としての位置を確保するためにどういうものがいいのか、施設栽培がいいのか、場所も場所でございますので、積雪対策等あるわけですけれども、今の最先端の農業の中で施設栽培あるいは露地栽培、どういうものが市として取り組めるのかと、こういうことを研究したいということで、25年度から一応検討には入ってございます。ただ、26年度から具体的にやっぱり先進地見ないと担当のメンバーとしてもわからないというふうなこともございまして、今年度予算の中にその辺の経費も要求してございますので、これからの新しい分野の開拓というふうな意味での事業でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 部長とか農政課の方もご存じだとは思いますけれども、全国農業会議で出している新規就農者ハンドブックなるもので見ると、年間所得250万、農政課長も言われているとおり、その収入を得るためには作目ごとにどれぐらいの面積だろうかというのまで書いてあって、なおかつ経営手法とかさまざまあります。単純に米は難しいなと部長の答弁だったのですけれども、米はこれで見ると８町６反歩、それぐらいないと250万の収入は得られませんというふうな数字です。トマト、ミニトマトとかそういうやつは結構あるので、トマトとかナスとかピーマンは大体３反歩ぐらいですか、アバウトでそれぐらいの数字になっています。だから、新規就農者と、米の新規就農者というのはもう不可能に近いと思います、八幡平では。ならば野菜になりますよねと。それが施設野菜なのか、露地野菜なのかという話になりますね。施設野菜であれば、やっぱり収入的なものが例えばミニトマトなんか３反歩のやつが１反２畝というのですか、12アールぐらいで、半分か半分以下ぐらいでとれる時間が長いので、そういうふうな面積になっていますね、これを見れば。そういうものも踏まえて、なおかつ総合的、トータルで考えたときにバイオマスの話をさせてもらいましたけれども、市長は地熱だったら何か乗り気なような答弁に僕は聞こえるのですけれども、その辺の中身も踏まえて、やっぱりいろんな附帯するものを総合的に考えて地熱の蒸気を今のように利用するとか、たまたまちょっと松尾のほうでやっているのはうまくいっていないのかわかりませんけれども、それは多分蒸気の値段が高過ぎるという部分だとは思うのです。あれが安くなるとか、新規就農に関しては５年間ただで供給しましょうかとか、そういう形でするのであればかなりのものが僕は生まれてくると思いますし、今北海道あたりでは宮城県と福島が震災でイチゴの出荷ができなくなっています。ストップしていて、今盛んに北海道のほうはイチゴが栽培されています、夏イチゴが多いのですけれども。だから、そういういろんな社会現象も踏まえてやっていただきたいなと思いますので、単品でＪＡさんだけ頼るのではなしに、ＪＡさんのほうにも問題提起をしながら、お互い話ししながらやっていかないと、やっぱり政策というのは市のほうで決めることなので、バイオマスのほうにというか、発電のほうになりますけれども、仮に大手さんが幾らか市のほうでも負担してくれよと、Ａ―ＦＩＶＥでも何でもいろんな事業当然あると思いますので、そういった場合というのは僕個人的には対応して、費用対効果ではないのですけれども、担い手さんがそういうものを使って農業もできると、それ以外にもさまざまな観光客も誘客できるような事業にするべきではないのかなというふうには思うのですけれども、その辺の見解をお伺いしたいと思います。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 受電関係の話になると非常に複雑で、答弁にもかなりの時間が要するのですけれども、今の制度の中では例えばさっき言いました９億から12億円、東北電力の設備投資分を事業主が負担しなければなりませんよという一つの決め事というか、国による決め事があります。そういう決め事があるがために、一番先に発電してタッチする事業主さんが全額１社で負担しなければならないシステムになっています。では、後から入ってくる、後から発電した事業主さんはどうなのといえば、枠があればただでいいですよと、そういういびつなシステムというか、制度になっていますので、今我々がエネ庁とかで協議させていただいているのは、そういう制度ではなくて、例えば送電線を張りかえるのに10億円かかったと、そうしたらその10億円をファンドで電力会社に支払って、最初にタッチする事業主もその後に事業主も、それから３番目、４番目、５番目、６番目の事業主も、その許容量の範囲内であればそのファンドを利用して、みんなが発電量に見合った平等な負担ができるようなシステムを何とか創設しなければ、この地域のエネルギーをせっかくつくっても、なかなか事業主が事業として成り立たなくなるというふうなことですので、そこを何とか打破して、いわゆる枠をとるファンドを電力会社に認めていただいて、その枠をそのファンドをつくった会社なり組織なりが後発から出てくる発電会社から負担してもらう、そのシステムができない限り、なかなか発電といっても厳しいものがあるというふうに思っておりますので、今盛んにいろんな方面と協議を重ねているわけですけれども、何とかそれをクリアできる方法を模索していきたいなというふうに思っています。いずれ突発的な事象、企業局の風力発電の設置構想がいきなり出てきた影響でこういうふうになっていますので、企業局ともやっぱり協議していかなければならないのかなというふうにも思っております。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 熱水ハウスの話もお伺いしました。この施設も他にはない貴重な施設、市の宝でございます。ただ、そのとおり年数がたってございまして、施設等老朽化、それから携わる農業者の方々の高齢化ということで、かなり生産が落ち込んでいるわけでございます。新規就農で来られる方に提供する場所としても大変いい場所ではあると思いますが、今の施設のままですと他の産地との競争にはちょっと効率的に悪いのかなというふうに感じております。この辺のこれからのあり方というものを担当課のほうで検討してございます。そういうことで、来ている温泉熱を効率よく取り出してのミニトマトなりなんなり新しく栽培できる農家の方々に提供できるような施設に持っていければ一番いいのかなというふうなところもございます。もちろん地元の農家の方々も産物を一応統一することでの量的な確保というふうなことも大事だと思いますので、この辺含めてこれからどうあればいいかということで、農協なり、農協さんだけに限るわけではないのですが、今農業機械業者の方々も施設に関してはかなり進んでございますので、その辺のお話も聞きながら、生産者とともにこれから方向性を見出していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） ここで15時10分まで休憩いたします。
（１４時５９分）
☆
休 憩
再 開
☆
〇委員長（渡辺義光君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（１５時１０分）
〇委員長（渡辺義光君） 予算特別委員会を続けます。
ほかに総括質疑ありませんか。
松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 では、教育長に一言お伺いいたします。
それぞれ子供たち、児童の成長と育成の考えについてのお尋ねをいたします。教育長の演述として教育総合計画基本目標と重点事項ということが載っております。その中で健やかな創造性あふれる人材のまちづくり、八幡平市の次代を担う人づくりを目指して教育文化的活動に努めていくと言っておられます。児童生徒の生きる力、そして知、徳、体のバランスのとれた力により未来を切り開いていくことのできる心身ともに健全な児童生徒の育成を目指すということになっております。
そこでお伺いしますが、３月になってそれぞれ卒業シーズンを迎え、あすの小学校の卒業式で市内の全校の卒業式が終わるのかなと感じております。その中で先般教育長、そして企画総務部長の出席とともに、私たちも来賓として西根第一中学校の卒業式に出席、参加させていただきました。その中で卒業生36名でありました。うち皆勤賞15名、そういうすばらしい子供たちが誕生していきました。その中で小学校からの９年間、５名おられるという校長先生の伝えをいただきました。これもすばらしいものだと思っております。小学校の卒業式は華やかな卒業式でありますが、中学校になりますと友達と別れ、別れる思いからか、何か目に光るものが見えてきます。その中で市長も平高の卒業式に出席したと思われます。その中で平舘高校卒業生１名の中に、それこそ小学校、中学校、高校を通して無遅刻、無欠席という新聞報道がなされました。岩手日報紙上に。これもまたすばらしいことだと思われます。そういう子供たちが八幡平市におるということは、八幡平市民としても誇りを持ってよろしいのではないかと思われます。
その中でも、もう一点エピソードをご紹介いたしたいと思いますけれども、今から６年前になりますけれども、それこそ平舘小学校、そして西根第一中学校卒業で、盛岡のある高校に進学して、同じ小学校から高校まで３名の生徒がそれこそ無遅刻、無欠席という、こういうすばらしい新聞紙上に、これは岩手県の日報でありますので、岩手県中に報道されたと思われます。これも八幡平市の誇りと思ってもよろしいのではないかと思われます。
そこでまず伺いますけれども、教育長はこれまでも教務経験も長くあったと思われます。市の教育界のトップとしてご苦労されておりますことは言うまでもありません。これまでの経験と今後の教育指導、そして市内の人材育成がどうあればよいかということを質問いたします。
再質問はいたしませんので、ゆっくり答弁をお願い申し上げます。
〇委員長（渡辺義光君） 教育長。
〇教育長 遠藤健悦君 再質問ないということですので、ゆっくりと安心してお答えしたいと思います。松浦委員のご質問にお答えしたいと思います。
私も西根第一中学校の卒業式に委員おっしゃるように参加したわけでございますけれども、生徒たちの姿勢、態度、本当に全体的にすばらしかったなというふうに思い、感動して過ごしていたわけです。その中でも特に先ほど委員おっしゃったように、卒業生36名中15名が皆勤賞であるということ、さらにそのうち５名がそれこそ無遅刻、無欠席、９年間皆勤したということ、本当にすばらしいことだな、すごいことだな、そのように思って見ておりました。
平舘高校のほうにもお邪魔したわけですけれども、その中にやはり松尾地区の子供ですか、小中高と12年間無遅刻、無欠席と、これまたすばらしい子供だなと、そういうふうに思っておりますし、３つ目にお話ありました盛岡の高校、これも同じ八幡平市内の学校から行った３名がやはりお互いに協力し合ったのでしょうか、３名とも中学校９年間無欠席、そして高校３年間合わせて12年間無遅刻、無欠席、また無早退という本当にすばらしい子供たちが八幡平市の学校から育っているな、そういうふうに思って、本当にうれしく思ったわけでございます。
その中で新聞報道を見ますと、その受賞した子供のコメントですけれども、丈夫な体に育ててもらったし、通学でも助けてもらったという親への感謝の気持ちが述べられておりました。それから、クラスの仲間と過ごすのが好きで、毎日がとても楽しかったというコメントもあったわけです。両親に感謝し、クラスの仲間と過ごすのがとても楽しいというコメントなわけです。それから、盛岡の学校に行った子供のコメントも、親から３年間休まなかったから、もう３年間頑張りなさいと励まされたということがございました。それから、やっぱり学校が大好きだったからというコメントがあったわけです。やはりこのことからも、学校を休まないで登校するということは、自分自身がさまざまな困難に打ちかって、そして自分の努力というものが当然必要であるし、それと同時に健康に気を使い、そして励ましてくれる家族の協力が必要であったということがうかがえます。さらには、学校がとても楽しいところだ、居心地がいいところだという場所でなければならないなと、そういうふうに思ったわけでございます。学校が楽しいと思えるには、やはり友達がいて、仲よく一緒に話をしたり遊んだりできるということ、あるいは部活動やクラブ活動でお互いに切磋琢磨することができると、あるいは勉強がよくわかって、いろんなことを知ることができるということがあろうかと思います。
八幡平市内の各小中学校では、それぞれに表現は違うわけですけれども、学校教育目標、あるいは目指す子供像として知育、徳育、体育の伸長をどの学校でも掲げておるわけでございます。各学校では学校要覧を発行しておるわけですけれども、その中にもきちっとその点が書かれて述べられているわけです。例えば一つの学校の例をお話ししますと、目指す子供像としてよく考え進んで学習する子供、いわゆる賢くと、それから心豊かで思いやりのある子供、優しく、それから健康で体力のある子供、たくましくと、いわゆる知、徳、体、この３つが目指す子供像として述べられております。そして、学校ではこんな力を育てていきますよということで、賢くの中ではしっかり聞き、よく考えはっきり話すことができると、優しくでは明るい挨拶や返事ができる、他を思いやり助け合って活動できるとか、それからたくましくでは進んで体を動かすことができる、あるいは安全に気をつけて暮らすことができるなどなど、学校としてこんな力を育てていくということが何点かずつ述べられておるわけです。具体的に、例えば賢くでは話す人に体を向け、目と耳と心で聞くということとか、あるいは学年掛ける10分プラス10分の家庭学習を毎日取り組むとか、たくさん書いてありますので、省略しますけれども、家庭での協力をいただきたいということで家庭学習が習慣になるように励ましをぜひお願いしたいとか、こういう形でまなびフェストを各学校でつくっておるわけでございます。つまり知、徳、体それぞれの力をどのようにして学校ではつけるかということをそれぞれこのような形で述べておるわけです。このような学校でつくっているまなびフェスト、それらを支援し、後押ししていくのが教育委員会の一つの大きな役割ではないかな、そのように思っておるわけです。
いずれ子供たちが思いやりを持ち、みずからを律してお互いに学び合い、切磋琢磨してともに伸びようとする力をつけるために学校と一緒になって努力していきたいな、そのように思っております。よろしくお願いします。
〇委員長（渡辺義光君） 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 国体について質問させていただきます。
国体に関しては、今回会派代表あるいは一般質問等で３名ほど議員の方から取り上げられておりますが、市長の施政方針演述にもありますように、本市の26年度の４つの大きな取り組みということで、国体は２番目に掲げられておりますし、観光振興の中にもスポーツのまち八幡平市としてのイメージを明確に発信してまいりますと述べられております。そんな中でけさの岩手日報紙上には盛岡市が12競技、国体、冬季合わせて総額13億8,000万円計上になっていますし、八幡平市の予算を見てみますと、スキー実行委員会交付金及び希望郷いわて国体委員会交付金合わせて４億929万7,000円ほど計上になっております。この点につきましても、市長の大会成功を目指す取り組みには深く敬意を表するところであります。
そんな中で、５つの種目の中にテニス、ゴルフ、民間がありますが、金額はよろしいのですが、民間のほうの予算、例えばテニスに関してはハードコートの整備、あるいはフェンスの整備等あると思われますが、その辺話し合いされているとは思いますが、どのような民間との進め方をしているのか、お聞きしたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
平成28年の国体に関して、民間施設の状況ということでございますが、当市におきましてはテニスは安比高原、それからゴルフにつきましては南部富士と安比高原ゴルフクラブということで、民間施設３施設を予定しております。その中で、当然民間施設を借りるということでございますので、それにつきましてはそれぞれ使用する期間に応じて使用料をお支払いするということで予定しておりますし、特に施設の整備についてはゴルフ場は特にはございません。指摘事項、観客席の設置とか、そういうのはございますけれども、そういうものに関しましては、実行委員会のほうの措置ということになります。ただ、テニスコートにつきましては、やはりコートの上のほうの塗装が必要だということでございますので、その辺については安比高原のテニスクラブでの事業ということになります。
以上でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 テニスコートの整備もお金がかかるということなのですが、例えば金額の持ち出しなり県の補助はどのようになっているのか。あとそれと、テニスについては安比高原のほうを８面ということで、練習とかそういうのはちょっと少ない、足りないのかなと思うところで、例えば旧松尾村のほうのアリーナ、あるいは隣の屋外のテニスコート２面、あとは前に私一般質問でも話したと思いますが、使われていない２面、整備が必要かと思いますが、その２点についてはいかがでしょうか。
〇委員長（渡辺義光君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
テニスコートの関係でございます。安比高原のテニスクラブには18のハードコートがございます。その中で練習会場といたしましては、松尾のアリーナ、室内と、あとはいこいの村の体育館でのコートを利用しての練習会場ということで現在は設定しておりますし、松尾地区のアリーナは3.11の震災の際にちょっとコートが波打っているというところがございましたので、それの改修について今年度の予算で設計についてお願いをしているところでございます。
以上でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 せっかくの整備した後、どのようにということで一般質問の中にありましたが、教育次長は国体後の誘客に関しては国体までが全てというか、国体まで進んでその後というような話をされていたと思われます。
そこで、2002年ですか、日韓ワールドカップサッカーあったのですが、そのときに公認キャンプ候補地ということで大分県の中津江村ですか、こちらのほうが皆さんご存じだと思いますが、カメルーンを招待して一躍全国に有名になったということです。この村では当時人口がわずか1,360人ほどということで、実際にかかった経費は1,800万円だったのですけれども、全国的に有名になりましてカメルーン弁当とか、あるいはカメルーン国旗をイメージした三色御飯等、これが売れているということで、経費は1,800万ほどかかったのですが、広告効果は10億円ということで、全国でもまれなのですが、今申し上げましたとおりいわて国体2016年、同じくオリンピック、リオデジャネイロも16年です。リオデジャネイロが終わったら、その2019年にワールドカップラグビーが来るわけなのですが、ラグビーに関しても今釜石さんのほうでいろいろ案を練っているようなのですけれども、当八幡平市としてもせっかくの施設ですので、ブラジルのオリンピックが終わったら即手を挙げて、例えば全国の公認キャンプを何か引っ張ってきてやるべきではないのかなと、こう思うのですが、市長はその辺どういう考えをしているのか、お聞きしたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 ワールドカップ終わってからでは全く手おくれでございますので、おととしあたりからもう手を挙げて誘致活動をしています。特にもニュージーランドとのつながりがありますので、ニュージーランドのオールブラックスを何とか八幡平市にということで大使館にも２度ほど行ってまいりましたし、ラグビー協会、ラグビー連盟との協議もしています。ただ、なかなかこれ実現するというのは厳しいことでございますので、多分予選会が仙台か釜石、釜石はちょっと厳しいような状況にあるのではないのかなと想定していますけれども、仙台で予選が開催されるという前提で何とか八幡平市に練習会場として誘致をしたい。ラグビーのワールドカップというのは１週間とか２週間の単位ではありませんので、３カ月から５カ月の単位で試合が組まれますので、非常に効果のあるものというふうに思っていますので、ぜひ今後とも努力をしていきたいというふうに。
〇委員長（渡辺義光君） 三浦侃委員。
〇委員 三浦 侃君 今回の予算委員会では、一番頻度数が多かったのは西根病院についての質問ということで、私はそれもあるのですけれども、救急医療についてと防災関係の件とあと新庁舎の完成後の周辺の整備についてお伺いしたいと思います。
昨年暮れ、11月に、これは事実わかっていたことなのですけれども、岩手医大が矢巾のほうに移るという、それで大体予定だと2018年度中に移ると。矢巾町移転ということで、ちょうど今高次救急とかあるそういう施設が抜けるということで、話によれば盛岡市長とか盛岡市の医師会とか、いろいろ話ししているようなことの記事が新聞に載っているのですけれども、西根病院が現在実際動いているわけですが、それは移転建設になろうとなるまいと、間をあけないでそれをやらなければならないと思うのですが、滝沢は市になったのですけれども、８市町村で岩手郡や紫波郡、その辺で大体盛岡地区の２次救急医療圏というのをつくるというようなことで話題になっているのですが、今までの岩手医大、高次救急、中央病院、それから日赤合わせまして、いろんな数からすると医大のほうが年間の受け入れの人数は多いのですけれども、いずれ中央病院も含めて受け入れた人数の８割は盛岡以北、どちらかと言えば県北が多いということの記事が載っているわけなのですが、その中に多分この八幡平市も入っているだろうし、８町村の12病院、岩手医大等３つを除いたのが９つの病院ということで、各地区にある町営あるいは市営のそういう病院だと思うのですが、そういう流れの中で当番医とか何かをやりながら地域に貢献してきたのですが、10キロも先に岩手医大がこれから何年後かにそういう高次救急、第３次となると非常に難しいという話なのですが、２次救急についてまでは盛岡市を中心に考えているという話があるのですけれども、ここの当西根病院もそうなると岩手医大がなくなるということで、まず救急センターがなくなると、そういう場合に現在も継続しているのですけれども、その場合、ちょうど今ある岩手医大の残るのは循環器のとこら辺とか歯学部のあたりらしいのですけれども、そうなった場合にここの西根病院がやらなければならない役目というのは今までと変わってくると思うのですが、その辺の状況をどう考えているのか、まずそれ１つ伺います。
それから、防災関係でいろんな件で、岩手山の噴火とかいろんな関係で、そして昨年の秋には防災専門官を採用して、新しくは次年度からなるかと思うのですけれども、そこの国の中央防災会議から市の地域防災という計画のところまで来たときに、あの当時は市長は庁舎はまだ手をかけていなかったときで、そのとき新しい庁舎を救急の場合、防災上、どのような感覚でやっていくのかというような質問で、一応新庁舎は災害対策本部機能を有する全部を一極集中し、自衛隊、警察、通信等も入って災害対応できる庁舎を目指すと、こういうふうに答弁されているわけですが、防災計画の中身の中に委員として９つの委員を任命してあるわけですが、自衛隊とか警察とか消防とか、その中のもう一つ最後に岩手医師会、岩手郡医師会というのがあって、その部分については西根病院も入っているのではないかなと思うのですが、そういう体制で庁舎が今できつつあるという流れの中で、新しい庁舎と防災上の警察とか消防も含めて、ここの新庁舎の周りにおけるいろんな役所の公的な建物についてはどのような連携というか、どのように考えているのか、それをお伺いします。
それから、都市計画のほうなのですけれども、今のところ具体的な話はそこの中には出てこないのですけれども、公共的な建物についての分も含め、都市計画の計画上の案というのはどの辺まで現在考えられているのか、その３点をお願いします。
〇委員長（渡辺義光君） 市長。
〇市長 田村正彦君 医大の関係ですけれども、実は私は県央保健所運営協議会といいまして、紫波から葛巻までの医療、福祉あるいは今お尋ねの救急医療まで含めた協議会の会長を仰せつかっているもので、そういった席でそういう議論が頻繁に交わされております。そういった中で言われているのは、医大が平成31年、これは本格的に向こうに移転して、向こうでの医大機能が発揮される。救急はもう医大、中央病院と、救急体制については矢巾からスマートインターで医大に直結させると、したがって救急の利便性は逆によくなるだろうと、そういう意向が示されております。と同時に外来、いわゆる２次医療についてもやはり医大においては全科を盛岡市内、あの循環器センターの脇のところに全科の外来診療機能を持たせると、そして我々西根病院みたいな病院は今までと同じ機能を果たしてくれというようなすみ分けというのですか、そういったものが今議論されておりますので、そんなに大きく変化はしない、今までどおりの病院の運営体制がとられるのではないのかなというふうに思っております。
〇委員長（渡辺義光君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 ２点目の防災についてお答え申し上げます。
委員ご質問の災害対策本部を立ち上げたならば、災害対策本部室につきましては市の本部員プラス八幡平市の消防団長が本部員としてそれぞれ情報収集に当たりますし、別な会場になろうかと思いますけれども、自衛隊、それから県警、警察、それから広域消防、それからＮＴＴ、通信関係、あとは気象庁、また場合によっては医師会のほうに応援をお願いしなければならないと。そういうふうな形で、関係機関については別な部屋になるかとは思いますが、そこに市の職員も入ってお互い対策本部会議の情報を別室の関係機関に流すと同時に、関係機関はそれぞれの手法によって情報収集、ヘリコプターで直接上からカメラを向けてすぐに画像が入ってくるとか、そういうのもお持ちですので、そういう情報もいただきまして、逆に市の対策本部につながると、そういう形での災害対策になっていくのではないかというふうに想定してございます。
〇委員長（渡辺義光君） 建設課長。
〇建設課長 遠藤明広君 お答えいたします。
３点目の都市計画の関係でございますけれども、旧西根都市計画区域は3,970ヘクタールでございました。それで庁舎の関係、あるいは庁舎周辺の開発の関係もございまして、平成24年３月30日に野駄19地割から野駄24地割までの84ヘクタールを新たに都市計画区域として隣接する区域を設定いたしたものでございます。現時点におきましては、都市計画上の公的なものというものについては計画はございませんが、今後開発等の動向を見ながら計画をしていかなければならないのかなというふうに考えております。
以上でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 三浦侃委員。
〇委員 三浦 侃君 今の救急医療については、ほぼ余り変わらないような推移でいくだろうということなのですけれども、いろいろ救急医療についてはどの程度の人数がどういうふうなという、大抵は遠いほうからでも岩手医大とか中央病院とか日赤とか、そういうところに行っているので、細かい１次、２次ぐらいが地元の病院ということでなっていると思うのですけれども、ここの西根病院の運営については、いろんな救急医療の流れの中では昔は岩手郡ということで、今もその名前使っているようなのですけれども、医師会と市行政との関係というか、病院も含めてこの辺のつき合い方というか、流れの中身についてはどのような進め方というか、コンタクトとっているのかということをまずお聞きします。
それから、防災については、いろいろ場所とか部屋とかＬＡＮの通信の関係とか、それが一番大事になってくると思うのですけれども、何が起きるかわからないのが天災というか、そういうのであって、その辺のつながりを今の新庁舎の設備的なものについては、よほど訓練はしなければならないと思うのですけれども、部屋ごとに分かれてやるというか、そういうのもいいのですけれども、やはりいろんなものが１カ所でわかるような感じにしていくのが一番いいと思うのですけれども、100年に１回、50年に１回のようなそういうのを想定してやるというのもまたなんですけれども、ただ通常の地場の災害あるいは防災については、こういうことをもってやるという計画書は出ているのですけれども、この具体的な防災についてをどのように、庁舎ができた暁にはこことまるっきり違う場所になるわけです。その周りを見ると、今のところは何もないというようなところで、その周辺の住宅なり商業地区なりも含めて、あと防災の委員になる９の一つの組織の中で、できるだけ近くに張りつけるというか、すぐ連絡とれるような、そういうようなものを考えてやってはどうかなというようなことも考えられますので、その辺についてまた答弁願います。
それから、都市計画については、まだそういう面積的なものでちょっとしかないということなのですが、どういう構想でこの八幡平市は、多分新しくできる庁舎を中心に広がりを持ちながら、いろんな周りの整備をしていかなければならない。バイパスも当然できてくると、そういうような流れの中で、市庁舎、新庁舎の周辺にいろんな公的なものが近くにあれば、いろんな連絡なり動きがとりやすいのではないかなということは考えられます。地域によっては、病院はまるっきり遠いところにあるところもあるし、あるいは庁舎の周りに警察とか消防署とかいろんなのがまとまって近くに配置している市もあります。その辺も含めて、ここの八幡平市の場合は何の場合の何を想定してというか、どういう体制の、市庁舎の周りをどのような形でやれば合併の市庁舎のものについてどうなるかということをひとつ……
（「委員長、ちょっと」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） では、要点をまとめて簡潔にお願いします。
〇委員 三浦 侃君 その辺の考え方をご説明願いたいと思います。
〇委員長（渡辺義光君） 健康福祉課長。
〇健康福祉課長 藤田濱子君 お答えいたします。
１番目の救急医療についてのご質問にお答えいたします。八幡平市では、委員さんがおっしゃるように旧岩手郡の構成市町村と一緒に救急医療の協議会を設立しております。その協議会と岩手郡医師会が委託契約を結びまして、休日の日中の初期救急についての事業をやっていただいております。その中で八幡平市内の医療機関につきましては、年々従事、担ってくださる病院が減ってきておりますので、西根病院につきましてはほかの個人の医療機関の２倍から３倍ということで、月に１回から２回、当番医を担っていただいているような状況にあります。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 ２点目の災害についてお答え申し上げます。
１つ、先ほどの関係機関については申し上げたところでございますが、部屋は同じ市の庁舎の建物の中に入ると思いますけれども、それぞれの機関がそれぞれ自分たちの機材を搬入しまして、アンテナも全部関係機関がそれぞれ立てます。そういうことから、ある程度のスペースが必要だというふうに認識しておるものですから、一回に全部入るとすればかなりの広いスペースをとるのではないかと。
もう一つ、災害の形態によりますけれども、局所というか、ある一定の地域だけの災害が想定される場合につきましては、現地災害対策本部が併設して立てられます。そこで現地の情報を判断して、そして災害対策本部、それぞれ関係機関のほうに、待機する場所に行って、あとは災対本部との連携になります。そういうふうなさまざまな災害を想定してのことになりますが、まず一般論としてそのようなことで、現在は市庁舎内に市の災対本部と関係機関の災対本部ができまして、それぞれが情報共有を一致させるということで考えておるところでございます。
〇委員長（渡辺義光君） 建設部長。
〇建設部長 工藤孝栄君 ３点目の都市計画の部分についてお答えいたします。
一般質問でもありましたが、平舘野駄田圃については今後圃場整備の計画があるということで、今の庁舎の南側、あと東側の通りには圃場整備の部分で使うだろうという想定でございます。したがって、ＪＲと国道282号の間については都市計画区域ですし、農振も除外されています。ここについては民間で開発が進むものと思われます。公的機関ということでございますが、まだ決定ではございませんが、民間等の活力が来て、そこの部分について都市的機能のある部分が来ればいいのかなと思ってございます。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 ３点についてお伺いします。
まず最初に、大更小学校に統合いたしました東大更小学校の跡地利用、これは昨年東大更小学校跡地活用協議会代表の武田初太郎氏が市当局のほうに面談あるいは要望書等を出したと伺っています。それで、地域住民の皆様からお聞きしますと、特にプール、事故等が危惧されるプールの解体要望等、あるいは広大な校庭、グラウンド等の雑草処理、あるいは草刈り等の処理等を活用方法が決まるまで市のほうで管理していただけないかという要望を出していたにもかかわらず、明快な返事がない。特に協働のまちづくり事業を使って地域でやってくれないかということですが、とてもグラウンドに関しては面積が広くて、地域住民では到底草取り等が十分にできないというお話でございました。その件に関して、どのようになっているか。
また、今校舎は、体育館の２階にいました学童保育が今校舎のほうに移転したわけですが、その後の活用方法もまだ決まっていない状況ですが、市のほうでは地域住民の考えを尊重するとは言っていますが、何か市のほうで推進する気持ちがあるのか、そのところをお伺いしたいと思います。
あとは、畜産振興に関してお伺いいたします。これは産業部長から答弁をいただきたい、そのように思います。平成25年の第３回定例会で、私は循環型農業と堆肥処理施設の問題を取り上げました。観光産業を推進していく八幡平市にとって、どうしても堆肥の処理センター、完熟堆肥化、衛生処理場に際しても必ず必要であると私は訴えました。それで市長答弁では、農家の意向調査を行うという趣旨の発言がありましたが、その後ことしの概要説明書では全然事業等には載っていませんでしたが、ことしはどのような施策というか、活動をなされるのか、そのところもお聞きしたいと思います。
３点目でございますが、先ほど来お話が出ています西根病院の新築問題についてであります。現在の病院は大変著しく老朽化が進んでいるというお話を聞いていますが、どのような状況になっているか、きょう病院の事務局長さんが見えていますので、そこのところを詳しく説明していただきたい。それで、耐震のほうの関係でも大変多額の予算が見込まれるということです。私は、あり方検討委員会の決定を尊重し、早期に市としての方向性を示すべきと思いますが、いつごろまでに市の考えを示す考えかお伺いいたします。
また、あの大更の２年間にわたるまちづくりワークショップ、これで懇話会とともに意見、あるいは提案等が出され、そしてそれに基づく市の計画決定は大変重みがあると思います。ある委員が言いました、これもまた絵に描いた餅になるのではというお話でございました。今危惧しているのは、東側移転、これをあっさり撤回して、また振り出しに戻すということが本当に絵に描いた餅になるのではないかなと、そのような気持ちでいます。そのようなワークショップと懇話会の意見をどのように考えているか、尊重しているか、そのようなこともお考えをお聞きしたいと思います。
また、市の中核病院であります東八幡平病院が将来新築の予定があるとお聞きしました。皆さんご存じのように、東八幡平病院は医療あるいは老健などに市にとって大変欠かせない中核病院でありますが、この新築に際して助成あるいは補助金等を行うお考えがあるのか。また、行うとすればどのような金額等、そんなお考えがあればのお考えですが、お聞きしたいと思います。
以上、お願いします。
〇委員長（渡辺義光君） 東大更の。総務課長。
〇総務課長 松尾 亮君 お答えいたします。
旧東大更小学校の跡地利用の関係でございます。お尋ねの部分のプールの解体の関係でございます。活用協議会のほうと協議を重ねてまいりまして、内部のほうでも協議を行いまして、プールの解体については要望がありました部分について、総合計画にのせまして平成27年度解体ということで方向性が出ているものでございますので、ご理解お願いしたいと思います。
それから、２点目のグラウンド等、雑草等が相当すごいということでお話いただいているところですが、グラウンドについてはお話し合いの中で数回は市のほうでも草刈りをしたところでございますが、とても間に合わない状態で、除草剤等も支障がない範囲で利用したいということでのお話をしたところでしたが、子供さんたちも立ち入るということで、そこはちょっと難しいということでしたので、市のほうでも運転手等にお願いしまして草刈りを行っているところですが、地域の方についてもご協力いただいてということで話し合いのほうはしているところでございます。今後も引き続きここの部分については話し合いをしていきたいというふうに考えております。
それから、校舎の活用の方法の部分でございます。こちらについても、数回協議をしてきておりますけれども、最終的には２部屋、協議会さんのほうでは学童で使っている旧職員室の隣の校長室の隣に部屋が１つあります。そちらを使いたいと。さらに、コンピューター室という部分で、その２部屋を使いたいというご要望でございますので、そちらについてはご要望のとおりお使いいただくという方向でお話ししたところでございますが、校舎の鍵については、ちょっと校舎の管理の面からもご自由にお貸しするというわけにはいかなかったので、ご利用いただく際にこちらのほうから貸し出すという形での貸し出しの状況になっております。ご不便をおかけしておりますが、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 工藤委員からは、３回目の議会でご質問受けました。その際にも申し上げましたけれども、畜産振興上、観光も持っている本市でございますので、その辺の堆肥処理については適正な管理をしなければならないということを申し上げました。工藤委員が先進地の研修をなされて、いろいろと資料をお持ちで、そのときもお話しになられておりました。こちらとしましては、その辺の資料もまず一応写しとしてもらっております。それにしましても、年度途中で、それということで対応できればいいのですが、年間の計画事業を組んでおりまして、それらの事業を進めなければならないというふうなこともございまして、実質的な着手となるのは26年度からかなというふうに考えておりました。というのは、畜産振興上、大事な計画がございます。酪農・肉用牛生産近代化計画というものをつくらなければならないということでしたが、かなりおくれておりまして、ことし25年度中には必ずこれをつくらなければならないと。そうした上でそれぞれの堆肥処理も含めまして畜産振興の基本となる計画をつくりたいというふうに思ってございました。まことに申しわけないのですが、現在のところは堆肥についてどうこうというふうなことはまだ申し上げられない状態というところでございます。26年度につきましては、新年度に入りまして、畜産のほうにも指導員というふうなものを置くということで一般質問等の中でも話がありましたとおり、畜産担当が実質１人ふえる格好になります。その中でご提案ありました堆肥処理の関係、近隣町村等を調べながら、本市としてはどのような処理の方法がいいのか、相当な事業費がかかるものというふうに思っておりますので、その辺は年次計画で進めなければならないというふうなことになりますので、何年というふうな表現はもちろん今はできませんが、それらについてもこれから総合計画のほうに掲載しながら進めなければならないのかなというふうに考えておりましたので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 西根病院についてお答え申し上げます。なお、今現在の状況については、局長のほうから申し上げたいと思います。
まず、懇談会で出された意見と、それからあり方検討委員会で報告書としての書き物との取り扱いということになりますが、先ほどのご質問で西根病院の患者さんを見た場合、西根地区、松尾地区、安代地区、あとは他市町村のご利用されている方のパーセントが出ましたけれども、ただ懇談会の委員の方々は大更駅周辺の方のご意見でございます。当然大切にしなければならないのですけれども、その場所等についてはあり方検討委員会をやはり大切にしまして、ご利用される方がどのような場所がご利用されるのがいいか、またスペース等も勘案しながら決めていかなければならないものというふうに判断してございます。
それで、この計画書をいつごろまでかということでございますけれども、早くお示しできればいいのですが、やはり病院という特殊な建物でもございますので、ある程度専門的なご意見も聞きながら検討しなければならないということで、いつまでというのはちょっとまだ申し上げられない状況にございますが、いずれまとまりましたら議会のほうにご報告申し上げたいと思います。
それから次に、東八幡平病院の新築に関してということでございますが、みちのく愛隣協会さんですか、実は役員といいますか、市からも私と、それから市民福祉部長が理事、評議員として、みちのく愛隣協会さんのほうの会議に、その他盛岡市内の方、あとは福祉関連施設の方も入っておりますけれども、その中で11月だったか12月だったか、ちょっとそこらだったのですけれども、病院の新築のある程度平面図が示されておりました。その中で、新築の平面図と建設費については示されておりましたけれども、委員の皆様からさまざまな角度からご意見が出されまして、さらにそれを詰めていくということで、３月の下旬に第２回目の会議が開かれる予定となってございます。それでどのようなまたご意見をいただくのか、それによってどう動いていくかというふうに受けとめておるところでございます。よろしくお願いいたします。
〇委員長（渡辺義光君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
まず、今現在の状況でございますけれども、今委員が言われたとおり、１つは耐震強度が不足してございます。昭和50年の新築でもう既に40年近く経過をしておりまして、以前に耐震の診断を行ったのですけれども、やはり耐震強度が不足しているということで、すぐに倒れるということではないのですけれども、大きな地震が来れば破損する危険性があるということでございます。
あともう一つ、中のほうですけれども、待合室がかなり狭いということで、今現在もかなり患者さんが午前中に特に混むということで、こういう状況にございますし、あとは病室も４人部屋なのですけれども、これもやっぱり基準から比べると若干狭いということになっております。
また、厨房施設、あるいは給排水の設備、これもかなり老朽化しておりまして、これもやっぱり大規模な改修が必要になってきているというふうな状況でございます。特に病院の場合一番多いのは、高架水槽があるのですけれども、この前の地震のときも高架水槽が漏水して、下のほうに水が流れたということがあって、かなり高架水槽の腐食も進んでおりまして、そういった改修ももしいよいよ必要になってくるのではないかというふうに危惧しております。
また、エレベーターとか防火シャッター、これも古いものでございまして、今の基準に合わないものでございます。そういった面で、これもこのまま使うのであれば改修が必要になってくるというようなことで、ですからいずれ早目に移転、新築というものを考えなければならないということがございます。
あとは駐車場も、大体患者さんの分は50台程度しかないので、特に午前中は混んでとめられない状況になっているということでございます。
以上でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 今病院の事務局長から説明があったとおり、大変老朽化が進んでいます。まだ市としての方向性は示せないというお話でしたが、やはり人命を守る意味でも早急に取りかかっていただきたい、そのように思います。場所はともかくどちらに決まるか、市当局の判断によりますけれども、ただ大更まちづくり懇話会、ワークショップの皆さんは、大抵ほとんどの方が東側に来ると思っていると思います。だから、どちらに建築しても、それは市の考えであればいいのですけれども、そのところをもし違うほうに行くというような方向性になった場合には、早目に大更のまちづくりの皆様にもお知らせをしていただいたほうが混乱がないかと思いますので、よろしくお願いします。
あとは、堆肥センターのほうですけれども、部長から今答弁があったとおり、やはり近隣市町村の施設はぜひ見ていただきたい。よく堆肥センターといえば赤字というイメージありますけれども、雫石、玉山の両センターを私見ましたけれども、かなりの市の予算も投入されて、どうにかとんとんぐらいにしているという状況でございますが、ただこれも採算ベースでばかり追うと絶対事業に取りかかれない、そのように思います。だから、観光、衛生面から考えるほうを優先にして、そして販路先等も市内には大きな量販店もありますので、こういった量販店、あるいは園芸施設をやっている農家の皆さんとか、そういった方々を交えての検討委員会的なものを立ち上げていただいて、そして計画づくりに進んでほしいと思います。
あと東大更小学校ですが、鍵をやはり民間の方には預けられないというお話でした。市役所あるいは大更公民館で預かっているのかな、何か借りる人はこちらのほうに一々来て借りているようですけれども、その鍵も地域でしっかり管理して、間違いなく管理したら地元で鍵は管理できないものかなというお話もいただきました。そちらのほうももし検討の余地があるのであれば検討していただきたい。
東大更児童館、こちらのほうの管理状況は今後どのようになるのでしょうか。いずれにしても、予算書には全然東大更小学校の管理等の予算は入っていないようですが、どのような予算というか、市のほうでやられていくのか、もう一度そこを詳しくお伝えください。
〇委員長（渡辺義光君） 企画総務部長。
〇企画総務部長 小野寺 浩君 旧東大更小学校の施設につきましては、いずれ総務課長と学校教育課長が２人行って、いろいろ相談を受けたというのは聞いております。その中で今市で考えているのは、予算入っていないということでありますので、いずれプールにつきましては設計を先にやらなければいけないということも一つあります、それから総合計画と。
それからもう一つは、グラウンドのことの管理なのですけれども、当初そちらの事務局長さんは一回も薬を使ったことがないという話でしたが、実際聞いてみるとＰＴＡのご父兄の方たちは薬剤を散布して除草をしていたということもありますので、それにつきましては我がほうの職員をもってそういった形で除草はしてまいりたいと、そう考えています。
それから、東大更児童館につきましては、一応公募はしましたけれども、誰も来なかったということで、今後は解体の方向で検討したいと。それについてもやはり設計が要りますので、そういった形のもので整えて準備をしてまいりたいと、そう考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 産業部長。
〇産業部長 高橋正明君 堆肥センターの関係につきましては、そのとおりだと思います。いずれ担当が近隣町村、提案ありました雫石、玉山を初めとして県内でもまだまだ花巻とかに新しい施設もございます。その辺をしっかり見た上で、どのような形がいいのかというようなこと、その上で農家を含めた中での検討委員会の立ち上げということももちろん必要かと思います。時期が来たらばそういうものを立ち上げまして進めたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） 企画総務部長。
〇企画総務部長 小野寺 浩君 さっきの鍵の保管でございますが、渋川小学校につきましてもやはりお願いして体育館のほうをやっている経緯もありますので、その辺はちょっと相談させていただいて、地元とお話をしたいと思っています。
それから、東大更小学校の予算につきましては、今のところ現予算で自分たちの中で検討したいということで考えています。
〇委員長（渡辺義光君） 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 短くいきます。先ほどの松浦委員のに関連してなのですが、私の娘も12年間、無遅刻、無欠席で卒業しまして、今の下の娘も継続中でありますが、ひとえに親の指導のたまものだと自負していますが、ただそういうことは根本にはそれが当たり前なのだというところがないとだめだと思っていました。要は学校に休まないで行くと、遅刻しないで行くというのが当たり前なのだという考えのもとで、そういうふうにした人が珍しいとか、偉いとかということではないのかなとは思っております。ただ、継続は力なりというようなことわざもあるように、やっぱり何か長い間目的を達成した人は褒めてやるということは次のステップにもなるし、自分の励みにもなると思っています。
言いたいことは、いいことですから、名前出してもいいと思うのですが、つい最近まで西根中学校では中学校３年間の皆勤賞、精勤賞のほかに小学校から続けてきた義務教育９年間の皆勤賞、精勤賞を表彰しておりました。去年とことし２年ほどなくなって、中学校３年間だけということになったのですが、実際やはり子供たちにしてみればすごくそういうことが、小学校の皆勤賞と中学校の皆勤賞を並べれば９年間になるよというのはわかるのですけれども、やはり卒業式の場で皆さんが見守ってもらっている中で９年間ですよと、どうも頑張りましねと言ってもらうのがすごく子供たちの励みに今まではなっていました。ほかの中学校を聞いても、余りそういう９年間というのはなかったらしいのですが、ぜひとも全部の中学校でそういう義務教育９年間の精勤、皆勤賞を表彰してあげたら、高校へ行ってからも励みにもなるでしょうし、いいのではないかなと思いますが、どうでしょうか。
〇委員長（渡辺義光君） 教育長。
〇教育長 遠藤健悦君 それこそ工藤委員の娘さんですか、すばらしいなと思います。いずれ休まないで行っているということは健康でなければ行けないわけですし、健康づくりはやはり一つの家庭の部分でもあろうかなと、そういうふうに思って家庭の協力、そういったものもすばらしいことではないかなと、そういうふうに思っておるわけです。
小学校６年間、そして中学校３年間、中学校はやはり中学校の分の皆勤賞をお上げすると、ただ学校によっては小学校からずっとこのお子さんは休まないで来て頑張っていますよという紹介を卒業式の部分でやっている学校もあるわけです。したがって、賞の部分はやはりそれぞれの学校の部分なわけですので、それをいかにどのような形で称賛していくかということにかかわってくるのかなと、そういうふうに思います。
学校によっては、皆勤賞を出している学校と、それから出していない学校があるわけです。これはやはり学校事情それぞれあるようでございます。最初委員さんおっしゃったように、登校するのが当たり前であるという考え、そしてどうしても皆勤賞をもらうために無理して学校に行くということも考えられると、学校に行って保健室で休んでいる、そういう子供も出てくる可能性もあると、そういうことでちゅうちょしている学校もあるわけでございます。
以上でございます。
〇委員長（渡辺義光君） 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 いずれ教育委員会としては、例えばどういう形であれ、表彰なのか紹介なのか、いいですけれども、要は私が言いたいのは、皆さんが皆思っている中で９年間頑張りましたよということをやってくれることがその子にとっても、その親にとっても、または周りの子たちにとっても、ああ、俺ももう少し頑張ればよかったなとなってくるわけですから、そういう場をどこかの中学校はやっているけれども、どこかの中学校はやりませんでしたではなくて、全部の中学校でやっていくようにしたらどうですかと言っているのに対して、教育委員会としてはその気がないのか、そうですねと、校長先生たちと話し合ってぜひとも推進していきたいというのか、どっちかでお願いします。
〇委員長（渡辺義光君） 教育長。
〇教育長 遠藤健悦君 その件について、今年度当初に校長会でも話ししておるわけでございます。校長会のほうに投げかけて、こういう立派な賞状を上げたいけれども、どうかということをお話ししたわけですけれども、校長会の中で話し合いをして、やはりそれぞれの学校事情があるので、したがって学校の主体性に任せてくれと、こう言われておるものですから、その辺またさらに検討していきたいな、そのように思います。
以上です。
〇委員長（渡辺義光君） ほかに総括質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） これで総括質疑を終わります。
ここで16時35分まで休憩します。
（１６時２２分）
☆
休 憩
再 開
☆
〇委員長（渡辺義光君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（１６時３５分）
☆
会議時間の延長
☆
〇委員長（渡辺義光君） ここで本日の会議についてですが、午後５時を過ぎた場合は延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
（「異議なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 異議がないようですので、午後５時を過ぎた場合は延長いたします。
☆
議案第３４号～議案第４２号の討論、採決
☆
〇委員長（渡辺義光君） 予算特別委員会を続けます。
これから議案第34号 平成26年度八幡平市一般会計予算について討論を行います。
初めに、反対討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 次に、賛成討論ありませんか。
大森力男委員。
〇委員 大森力男君 私は、議案第34号 平成26年度一般会計歳入歳出予算について、賛成の立場から討論をさせていただきます。
まず、昨年は台風18号を初め、かつてない大雨被害に遭遇し、河川の氾濫による道路や橋梁、農地など甚大な被害をこうむり、改めて自然災害の恐ろしさを痛感させられました。
さて、我が国の経済は、アベノミクスで景気指標は改善し、徐々にデフレを脱却しつつあり、また十数年ぶりにベアの有額回答を得た企業もあり、明るい兆しも少し見えてきております。しかし、消費税が４月１日から17年ぶりに５％から８％に上がり、公共料金や生活必需品の一斉値上げが家計を直撃し、消費が低迷するおそれがあり、少なからず影響が出るものと懸念しております。
一方、地方においては人口減少が続いており、少子高齢化と相まって、社会問題化しつつあり、アベノミクスはいまだ地方には届かない状況下にあります。こうした状況下において、本市の平成26年度の一般会計予算を見ますと、施政方針演述の４つの大きな取り組みのもと、予算総額は196億4,100万円で、前年比0.2％の増加となり、積極予算となっております。
歳入を見ますと、市税が景気回復を見込み29億1,183万円で前年比2.7％の増、地方交付税は81億5,000万で1.2％の増、市債は32億5,590万で12.1％の減となっております。
歳出は、人件費が減少してきておりますが、消費税増税などに伴う扶助費の増加により、義務的経費は76億2,002万円で2.2％の増、新庁舎建設などにより普通建設事業費は43億2,854万円で32.4％ふえましたが、市道の凍上災害復旧工事が終了したことにより、災害復旧事業費が2,635万円となり、97.6％の大幅な減となり、投資的経費は43億5,489万円で0.5％の減額となりました。市債残高見込み額は、平成25年度末から9,412万円ふえ、197億2,134万円となり、また実質公債費比率は24年度決算で12.2％となっており、これは良好な状況にあります。
平成26年度予算の主なハード事業は、新庁舎及び多目的ホール建設、北森駅移設工事、上寄木グラウンド整備工事、冬季国体施設整備工事、あずみの湯改修工事、第５分団コミュニティー消防センター建設工事など多彩な事業導入が図られ、今後の効果に期待するものであります。
また、ソフト事業では、コミュニティセンター等管理事業、地域おこし協力隊事業、商業全国展開支援事業、観光資源情報発信事業、臨時福祉給付金、リンドウ生産規模拡大対策利子補給、はらから塾40周年記念事業補助金など市政全般の多岐にわたる事業展開であります。
これからは、財政状況を十分に勘案し、重要度、優先度、緊急度も考慮に入れ、市の均衡ある発展と市民の一体感の醸成に努め、市民の負託に応えるべく計画的な予算の執行をお願いするものであります。
行政改革で職員数が減少する中、市勢発展のために市長を先頭に職員が一丸となって職務に取り組んでいただき、市勢発展に寄与できるよう望むものであります。
以上申し上げまして、平成26年度一般会計歳入歳出予算についての賛成討論といたします。
〇委員長（渡辺義光君） ほかに討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第34号を採決します。
議案第34号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立多数）
〇委員長（渡辺義光君） 起立多数です。
よって、議案第34号 平成26年度八幡平市一般会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第35号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第35号を採決します。
議案第35号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立多数）
〇委員長（渡辺義光君） 起立多数です。
よって、議案第35号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第36号 平成26年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第36号を採決します。
議案第36号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第36号 平成26年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第37号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第37号を採決します。
議案第37号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第37号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号 平成26年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第38号を採決します。
議案第38号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立多数）
〇委員長（渡辺義光君） 起立多数です。
よって、議案第38号 平成26年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号 平成26年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第39号を採決します。
議案第39号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第39号 平成26年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号 平成26年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第40号を採決します。
議案第40号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第40号 平成26年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号 平成26年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第41号を採決します。
議案第41号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第41号 平成26年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
次に、議案第42号 平成26年度八幡平市水道事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇委員長（渡辺義光君） 討論なしと認めます。
これから議案第42号を採決します。
議案第42号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
（起立全員）
〇委員長（渡辺義光君） 起立全員です。
よって、議案第42号 平成26年度八幡平市水道事業会計予算は原案のとおり可決されました。
☆
閉 会
☆
〇委員長（渡辺義光君） 以上をもって本委員会に付託されました議案第34号から議案第42号までの平成26年度各会計予算９件の審査は終了いたしました。
以上をもちまして予算特別委員会を閉じ、閉会いたします。
（１６時５０分）