予算特別委員会会議次第
日 時 平成２６年 ３月１７日（月）
場 所 八幡平市議会議事堂議場
１ 開 議
２ 議 事
（１）議案第３４号 平成２６年度八幡平市一般会計予算
（歳出 １０款教育費～１４款予備費）
（２）議案第３５号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算
（３）議案第３６号 平成２６年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
（４）議案第３７号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算
（５）議案第３８号 平成２６年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
（６）議案第３９号 平成２６年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
（７）議案第４０号 平成２６年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
（８）議案第４１号 平成２６年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
（９）議案第４２号 平成２６年度八幡平市水道事業会計予算
３ 散 会
出 席 委 員（２３名）
１番 立 花 安 文 君 ２番 大 森 力 男 君
３番 渡 辺 義 光 君 ４番 工 藤 剛 君
５番 渡 邊 正 君 ６番 髙 橋 喜 代 春 君
７番 遠 藤 公 雄 君 ８番 古 川 津 好 君
９番 小 野 寺 昭 一 君 １０番 田 村 孝 君
１１番 田 中 榮 司 夫 君 １２番 髙 橋 守 君
１３番 伊 藤 一 彦 君 １４番 髙 橋 悦 郎 君
１５番 小 笠 原 壽 男 君 １６番 関 善 次 郎 君
１７番 三 浦 侃 君 １８番 松 浦 博 幸 君
１９番 大 和 田 順 一 君 ２０番 髙 橋 光 幸 君
２１番 米 田 定 男 君 ２２番 北 口 和 男 君
２３番 工 藤 直 道 君
欠 席 委 員（なし）
委員外出席（１名）
２４番 瀬 川 健 則 君
説明のために出席した者
市 長 田 村 正 彦 君
副 市 長 岡 田 久 君
教 育 長 遠 藤 健 悦 君
企 画 総 務 部 長 小 野 寺 浩 君
市 民 福 祉 部 長 大 森 光 洋 君
産 業 部 長 高 橋 正 明 君
建 設 部 長 工 藤 孝 栄 君
教 育 次 長 高 橋 一 夫 君
松 尾 総 合 支 所 長 高 橋 初 君
安 代 総 合 支 所 長 藤 森 恵 君
会 計 管 理 者 山 本 正 信 君
企 画 総務部市長公室長 香 川 豊 君
企 画 総 務 部総務課長 松 尾 亮 君
企画総務部地域振興課長 工 藤 健 君
企 画 総 務 部税務課長 遠 藤 俊 彦 君
市 民 福 祉 部市民課長 小 林 清 功 君
市民福祉部地域福祉課長 松 浦 淳 二 君
市民福祉部健康福祉課長 藤 田 濱 子 君
産 業 部 農 政 課 長 藤 原 一 彦 君
建 設 部 建 設 課 長 遠 藤 明 広 君
建 設 部 上 下水道課長 佐 藤 文 城 君
学 校 教 育 課 長 工 藤 加 寿 子 君
生 涯 学 習 課 長 小 山 田 克 則 君
安 代 地 域 振 興 課長 村 上 輝 身 君
土 木 林 業 課 長 北 舘 修 吾 君
国 保 西根病院事務局長 工 藤 義 昭 君
事務局出席者
事務局長 高 橋 敏 彦
議事係長 佐 々 木 由 理 香
☆
開 議
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は23名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
それでは、本日の会議を開きます。
（１０時００分）
☆
議案第３４号 平成２６年度八幡平市一般会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 会議は、会議次第によって進めてまいります。
会議次第２、議事、議案第34号 平成26年度八幡平市一般会計予算を議題とします。
内容説明は終わっておりますので、直ちに審査を行いますが、発言に当たっては挙手の上、該当するページを述べてから発言願います。
なお、質疑に当たっては、同一の議題について１人３回までとし、１回当たり３点以内とするようご協力をお願いします。あわせて質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
それでは、10款教育費の質疑を行います。該当するページは、214ページから253ページまでであります。
それでは、質疑ありませんか。
三浦侃委員。
〇委員 三浦 侃君 私は、２点についてちょっとお伺いしますが、221ページの教員住宅維持管理についてと、最後のほうの247ページの国体関連についてちょっとお聞きしますので、よろしく答弁願います。
教員住宅の内容説明のほうを見ますと、従来から先生方は減ってきているし、昔と比べれば交通網の充実で、泊まらなくてもいいような状況になってきているわけですが、当時からの建物だと思うのですけれども、市内に住宅数が28戸あって現在の希望者数が２名と、今後ともそういう感じでいくというふうな感じになって、住宅戸数が減っているということなのですが、この教員住宅についての教育委員会の考え方、維持の仕方とか、その辺の考えをまず１つお聞きします。
それから、国体についてですけれども、まだまだ先だという感じには去年あたりは思っていたのですけれども、28年といいますと、ことしが26、来年で、スキーについては、スケートは別なところでやるわけですけれども、28年の２月というか、初めに始まるというふうな感じ、それから随時夏の国体まで入っていくというわけなのですが、国体の多分前の年にプレ国体というか、いろんな全国規模のやつがなされると思うのですが、その辺の計画は今どのようになっているのか、まずお聞きします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 教員住宅の入居者が入居利用が減っている中での維持についての考え方ということについてお答え申し上げます。
概要説明書の166ページに教員住宅維持管理事業として事業項目を挙げております。事業概要のところに記載しておりますとおり、現在教員住宅を維持管理しているところですが、大変古い住宅も中にはございます。平成25年度の事業の中で昭和47年につくりました松野小学校用の教員住宅は解体を終了したところでございます。この中で、同様に昭和53年あたりにつくられた保土沢住宅、矢神住宅についても大変老朽化が進んでおりまして、現実的には入居も難しい状態でございます。このような住宅につきましては、年次計画の中で総合計画に解体の方向で計画を上げております。そのほか平成２年、または平成９年に建築されました松尾住宅、松尾教員住宅、松野教員住宅、田中住宅ですけれども、これらにつきましては現在でも入居しておりますし、入居者が随時入ると維持管理というか、住宅の状況も維持できている状況でございます。今後の維持管理につきましては、入居希望者には平成に建てられた住宅をご利用いただきますし、昭和の時代に建てられた住宅については随時総合的に年次計画の中で解体の方向に向けてまいりたいと思っています。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
三浦侃委員の国体スキー、特にスキーのほうの国体の関係のプレ国体ということでご質問がありました。大きい大会については、委員おっしゃられましたとおり26年、来年、再来年、27年度ということで、28年の２月のスキー競技会の開催ということになりますので、確かに時間はもう２年ということになります。それで、プレ国体という考え方ですけれども、大きい大会は特には予定しておりませんで、今回の予算の中にも計上をお願いしておりますが、27年の１月、第51回の東北中学校スキー大会を予定させていただいております。参加希望につきましては、大体350人くらいということで現在のところは予定しております。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 三浦侃委員。
〇委員 三浦 侃君 住宅については、今説明を聞いたわけなのですけれども、なかなか昔であれば下宿とか、そういうところまでして、こういう設備がないときは先生方も泊まっていたわけなのですけれども、多分今は多少遠くても通っていると。たまたま泊まっている先生でも何かＰＴＡ等の飲み会か何かあったとき、寝る部屋に使ったりする場合も昔はあったわけです。泊まるところもないので、田舎ですので。そういうのもありながら、先生方も減ってきているし、当然過疎指定とか、盛岡から見ると特に安代地区はすごく便利な過疎地の教育に認定されていて、当時何ぼかいなければならないという、そういう規定で盛岡のほうに戻ったということもあったようですけれども、そういう高速道路ができていろんな面では便利になっているのですけれども、それが一つの教育の問題も含めて、極端なことを言いますと学校の先生が５時といったらいなくなるというか、そういうことも含めて先生が地域に泊まっているということについては、昔はすごく心強いというか、安心した面もあったのですけれども、今は多分そういうのではなく、一つの教職員という中の動きで動いているわけなのですけれども、この人数が合わせれば結構、地元の校長先生以下みんないらっしゃるのですけれども、通っている方もいらっしゃるのですが、この人数が希望、要するに指標として２名という数が載っているのですけれども、この２名というのはどういう算定で、どういう希望で今までのデータでなされた人数なのか、この辺の考え方と、それから前は、今老朽化しているという中で、市のほうで、教育委員会のほうで、例えば民間のアパートを借りながら、助成をしながらやっているという先生方の泊まっていたときもあったようなことは聞いています。その辺のことも含めて、これからの学校の先生の住宅についてはどのように進めていくのか、まずお聞きします。
それから、国体はプレ国体で全国規模のやつはないということで、課長のほうから今答弁いただきましたけれども、それに似たのが東北中学校大会が来るということなのですけれども、電光掲示板とかいろんなのが予算の中であるのですけれども、実際の流れとすれば八幡平市のスキー運営は大丈夫だと思うのですけれども、そういう全国規模のやつは前の年やらなくても大丈夫なものなのか、あるいはそういうのができない状態になっているけれども、万全を期してやれるのかということと、夏の国体で特に心配されているのは多分ラグビーではないかなと思うのです。ラグビー場も結局試合するグラウンドと練習用のグラウンドといろいろあると思うのですけれども、その辺も含めて準備段階の夏の国体も含めてちょっとお聞きします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 では、先に住宅のほうについてお答え申し上げます。
166ページに記載いたしました教員住宅維持管理事業の対象指標、または成果の指標というところに入居希望者、入居者数を２名というふうに記載しております。これがどのような算定で出されたものかというご質問でございます。大変低い数値というふうに表示したものでございますが、確かに現状といたしまして八幡平市は議員おっしゃったとおり高速道路もあると。安代地区、または田山小学校区までは距離があっても高速等を利用することによって大変交通の便のいい地域でございます。そのことによりまして、通勤可能ということで、自宅から通勤される教員が多いのもそのとおりでございます。現在は、学校の教諭につきましては５名の先生が利用しております。ですから、目標とすればもう少し現状からして高めてもよかったのかなというところもありますけれども、通う利便性が高いということで、このような住宅を希望する先生は余り多くないということでの指標としたものでございます。
それから、以前というか、大分前には地域に先生方も住まわれて、地域の皆さんと一緒に学校以外の場面でも接する機会が大変多かったろうと思います。また、民間のアパート等も少ない、住宅も老朽化しているというふうなことで、補助もあったというようなお話もありましたけれども、現在は何名かは市内にアパートを借りている方もありますけれども、先ほどお話ししたとおり通いの先生が多いものです。しかし、通いであっても従来の夜に開催します地区懇談会やら、また八幡平市の特徴であります地域と連携した伝承芸能やら地域行事、そういうものにも大変多い地域柄ですけれども、学校としても十分な地域連携の形で対応していっているものですので、それはこれからも継続するような形で進めていきたいと思っています。
住居の教員住宅の希望については、希望があればまだ入居できる状態ではございますので、各学校に周知しながら、利用できるものは活用していただきたいなというふうに考えています。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
最初に、冬の施設整備の関係でございます。競技会運営につきましては、旧安代町で過去３回国体を経験しているということから、競技運営のほうについては大丈夫だろうというふうに考えておりますが、施設整備の関係でございます。これにつきましては、前回からもう10年ぐらいたちますので、システムのほうが最近ちょっとふぐあいが生じているという状況でございますので、冬につきましては矢神のジャンプ台の電光掲示板、あるいは田山グラウンドのクロカンの速報掲示板等の改修を26年度で予定しております。そのシステムにつきまして、27年の１月から２月に開催されますスキー大会、通常のスキー大会とあわせて東北中学校大会でそのシステムを運用して、翌年度の冬季国体に向けて万全を期したいなというふうに考えてございます。
それから、夏のほうでございます。先ほどラグビー場というお話がございました。これにつきましては、26年、来年度ですが、上寄木のグラウンドの２面を芝生の張りかえを行うということとしております。27年度については、その芝生の養生という形を予定しております。
それから、ほかの施設整備でございますけれども、テニスあるいはゴルフといったところにつきましては、市で直接行うような施設整備はございません。ライフルにつきましては、旧田山中学校の校庭に仮設の射撃場を設置するということで予定して、28年の秋の大会に向けて施設整備については万全を期していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 三浦侃委員。
〇委員 三浦 侃君 学校の先生方の宿泊は、そういうことでは変わってきてはいるということで、教育に一生懸命やっていただければいいわけなのですけれども、先ほど説明ありましたようにこれから地域振興関係が年いった人ばかりでやるわけではないわけです。当然小さい小中高生まで含めた若い人たちも引っ張り込んでまちおこしをしなければいけないと思うのです。その中に必ず、私は教育委員会の細かい中身はわかりませんが、小学校であればスポーツ少年団、中学校はクラブ活動になるのですけれども、特にここ何十年ぐらい前からですか、スポーツ少年団の取り組み方は、非常に指導者たちは一生懸命やってもらっているのですけれども、昔はスポ少の指導者も含めて学校の先生も担当を持っていろいろ大会に歩いたり、そういう参加させて、全部指導も含めて一緒に歩いた時代があったのです。最近は、指導者、指導員任せというか、父兄任せというか、そういうので、雨が降ってこようと雪が降ってこようと、子供たちがどういう走り方しようと、ただ仕方なくついていくというくらいの先生の対応しかなかったと最近は聞いているのです。そういうのも含めて、教員住宅も含めて地域に滞留させる、あるいは長くいる時間をとる日もあっていいような感じを教育委員会で、そのために泊まる部屋が使われるということも、雑魚寝でも何でもいいのですけれども、その場合は。そういうふうなことも地域の中に根差すためには、学校の先生方も地域のみんなとＰＴＡを含めて一緒に騒いだり飲んだり意見交換したりすることのほうがすごく大事なことではないかなと私は考えておりますので、そういう教育的な面から見て、先生方の地域における滞留方法をいろいろこれから考えてやっていただきたいなということでございます。その辺について答弁願います。
それから、国体は、冬については安代地区のほうでは長年ずっとやってきていますので、ある程度は来年といっても、前に市長も言われたようにインカレ頼まれたという、盆過ぎの９月に頼まれて、もうできるくらいの体制はあるのですが、ただやっぱりインカレと違って全国の大会ですので、その辺は担当の課のほうでは怠りなく進めてやっていただきたいなと思います。あと設備的なことも予算の中でたくさん予算計上されていますので、その辺も役をやる管理的な方たちとの中では、きちっと確認しながら進んでやっていただきたいなと思います。
夏については、細かいことは私も不勉強ですけれども、どこからかは準備が芝、特にラグビーについてはちょっと耳に入ったものですから、その辺のことを聞きましたので、国体に向けた考えを一通り聞いて終わりたいと思います。よろしくお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 私のほうから、２点の質問であったわけですが、まず１点目のなるべく先生の滞留時間を長くするような配慮と、特に土曜授業とか土曜日の活用というのについては議会、一般質問等でも取り上げられたわけですけれども、教員住宅だけに入っているということではありません。民間のアパートにも先生たちは入っています。やはり利便性、生活の多様性も考えて、そういったところのアパートに入っている先生も今多くなっていますし、いろんなイベントあるいは宿泊を伴うような会議等については、そういったホテルとか宿泊施設で対応していると。そして、そこに泊まっている先生方もかなり多いです。実際そのような配慮はしてあります。ただ、いかんせん、もちろん昔の2,200時間、2,000時間、そして今1,800時間、そういう制約のもとで先生方にもいろいろ地域の活動にも入っていただいて指導いただいているところです。そういう考え方については、教職員も一体感を持ってやっていますので、当然配慮してもらえる、またそのようにもお願いしてあります。そういったことで、特に心配はないと思います。では、教員住宅は全てなくするのかということではありません。あくまでも使えるものについては適時対応していくし、地域の方に、またそういった地域の方が学校に出向いてやるようであれば、そういった施設も有効活用するような配慮はもうしてありますので、今後ともそういった対応をしてまいりたい、そのように思っています。
２点目の国体の対応でございますが、先ほどスキーについては中学校大会を予定していると、予算面では配慮しているというふうなことあります。説明申し上げましたが、全ての競技においてもやれるものについては、東北大会レベルのものは開催していきたい。相撲等については、東日本の相撲選手権等も企画していると聞いています。競技運営については、ほぼ心配はしていません。今までインターハイなりそれらしき等のものについては全部対応してきました。競技については、また競技団体が主体としてありますので、そんなに深刻化はしておりませんが、施設の面の準備がちょっと遅いのではないかという指摘もあったわけですが、それはそのとおりでございますので、それらについては重点配備していくと。人員的にも今回の人事で内示したわけですけれども、十分配慮いただきました。十分とは言いませんが、その中で運用していきたいし、今度期限つき職員をそれぞれ競技団体からことしは１名ずつ、来年度４月１日に１名ずつ張りつけます。全ての競技団体からご推薦いただいた者、また次年度についてはさらに１人、それぞれの競技団体から２人が体制をとる。任期つきで国体が終わるまでそういった配慮を考えておりますし、一般職員についてもそれなりの配慮をしていただいております。また、県の国体局のほうにも当市から１名、逆にいただくのではなくて出すことにもしてあります。そういった県の国体局のほうについては補助等の連携を深めて対応していくと、そのような配慮でお願いしていますので、そういったことである程度はできるものと。ただ、問題は一般財源を含めた市民の対応の仕方がちょっと今のところまだ滞っているというような実態です。それについては十分啓蒙を図りながら、特に26年度については重点的に対応してまいりたいと、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 ちょっと図書館について２点だけお尋ねしたいと思います。
まず、１カ月平均どれだけの利用者がいるのか。
それと、この間ある市民の方からこういう話がありました。受験勉強のために図書館に向かって、お母さんが買い物する間に勉強しなさいということで、３時ごろまでに帰る予定で子供さんを置いていったらしいのです。そのときちゃんとお茶とおにぎりだかサンドイッチを持たせて勉強しなさいよと、３時から３時半ごろ迎えに来るからということで置いていったらしいのですけれども、昼食する場所がなかったということで、結局御飯食べられないで、おなかすかせて勉強どころではなかったというような話になったというので、私この間ちょっと図書館のほうをお邪魔して見てきましたら、立て札のところには12時から13時まではということで書いてありました。それどこで食べているのかなと思って係から聞きましたら、会議室があいているときだけはここで食べていただいていますと。そうしたら、会議やっているときはどこで食べるのというのは私も聞きませんでしたので、この場でお聞きしたいと思いますので、この２点お願いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
今の田村孝委員の図書館の関係でございます。初めに、お昼の話でございますけれども、確かに図書館というところは、まず飲食、喫煙禁止というのは第一原則でございますが、当市の図書館につきましては、先ほど委員もおっしゃられましたとおり会議室があいているときはそこを開放して食べていただいているということで行っております。そのときに閉まっていたときはどうするのかということで、それにつきましては先日図書館のほうとちょっとお話をさせていただきました。それで、職員の方が使っている休憩室というところもありますので、そういうところもちょっと非常事態ではないのですけれども、そういうときにも対応するのは可能かどうかということでちょっとご相談をさせていただきましたので、それについては今後利用させるような方向でちょっと図書館とお話し合いをしていきたいなというふうに考えてございます。
それから、図書館の利用者数でございますが、月平均大体1,676人というふうに捉えてございます。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 今のあれで、できるときは職員のところで食事ということですけれども、もう少し子供さんたちでも誰が行ってもわかりやすくしていただかないと。そして、配列もちょっと悪いのですよね、本当に職員のほうから全然見えないところで勉強もしているし、幼児が遊ぶところも全然職員のところから見えないところの配列になっていますものね。入り口から入ればすぐ下足箱あるのだけれども、私も入ったときは、あれ、事務室どっちにあるのかなと思って、あそこぐるっと回るような配列になっていますので、やはり図書館は何か暗いような感じもあるし、そして最終的に行ったら職員いるところが一番明るくて、勉強するところは一番角のほうにあってというような感じで、もう少し勉強するところの配列なんかは真ん中、ど真ん中にぼんと大きくとるとかというような考えで、職員がいつも目を通せるような配慮していかないと、今新聞とかテレビでは「アンネの日記」というのが破かれたり何しているような現状もありますので、もう少し図書館を明るい雰囲気にしていただければ、もう少し入館者もふえるのではないかと思いますけれども、そういうことについての考えあったらお答えしていただきたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 まず、図書館についてはご提言ありがとうございます。現在は、一部委託業務というようなことで、特定非営利活動法人のみみずくというところにお願いしてあります。
まず最初に、食事の件であったわけですが、今ご指摘の件については伺っております。今は指定管理なんかになって、軽食なんかを提供するような施設もできておりますし、また１日老若男女いるというようなこともあります。そういった対応をしている図書館、市民会館とかそういうのに併設して対応しているわけですけれども、うちのほうは図書館独立してなっていますので、そういったものについては当然今後は配慮していかなければならないものと思っています。ただ、狭いというのは前にも議会で説明しているとおりです。本の蔵書が少ないというふうなことで、今蔵書に力を入れていると。図書館には５万4,461点あります。ことしも1,152点ほど増冊しました。そういった関係もありますし、会議室がないものですからやりくりをしているということですので、そういったことを配慮して今から３年の指定管理ですので、次は５年になるわけですけれども、図書司書も含めてそういったものを配慮していかなければならないと思っていますので、そういったことも委託する時点でいろいろ出ていましたので、そういったことを今後は配慮していかなければならないものと。また、配置、特に明るくという話ありましたので、そういったものもしなければならないものと思っています。だから、そういうのは全面的に図書司書が張りついていますので、そういったことの意見も聞きながらやっていくと。ただ、図書の活動は管内ではトップクラスにやっているのだそうです、聞けば。そういうこともやっていますので、そういうのも配慮しながら全体的に図書館の有効活用のあり方については展開してまいりますので、ご理解賜りたいと思います。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 ２点伺います。
概要説明書の175ページ、生涯学習推進事業ということで載っております。新年度からコミセン化ということで、これまでもさまざまな議論を議会でも行ってまいりましたが、教育委員会の事業としてもこういう事業もありますと。目的は、生涯学習への関心、意欲を高めるためというふうになっております。それで、コミセン化に伴い、市長部局に生涯学習事業も取り入れていくと、移していくと、こういう説明もされてきたわけですが、そこのすみ分けといいますか、生涯学習事業のこういう部分は教育委員会でと、こういう部分は地域振興課のほうで扱っていくというふうなものの決まりがあるのかどうか、その辺をまず１点確認をしたいと。
それから、２点目ですが、同じく説明書の182ページ、最後ですが、学校給食についてであります。当市は、完全給食ではなく補完給食になっております。私、今まで教育長をされた方にずっと必ずこの点は質問して確認しているのですが、まず補食給食というのは県内では学校数でどれだけの学校が行われているかというのをまず確認したいと思います。
それから、私は自校炊飯による完全給食ということをその都度提案をしてまいりましたが、その理由についても以前もお話ししましたけれども、今、日本人の主食である米の消費、これが年々落ち込んでいると。特に若い方たちの米の消費が年々減ってきていると。これは、国の主食を守っていく上でも大きな問題になるわけで、私はそういう意味でも小さい成長の時期から学校の給食を通じて米のおいしさなり、そして日本の主食の米というのを学んでいただくという、そういう給食、それが必要ではないかということで申し上げてきているのですが、そういう意味でその部分でのお考えはどのような考えを持っているかと。当市の補食給食始まったのがたしか16年ぐらい前だったと思います。当時教育委員会は、親子の触れ合い、これが一番大切だと。弁当持参と、そのことによって親子の触れ合いを大事にしながらやっていくのだというのが大きな目標としてこういう給食が始められたわけですが、その当初の目的が今どのように達成されているかというあたり、親子の触れ合いのための弁当持参給食というのは、どのような効果を現在もたらしているのかというあたりを確認したいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
髙橋悦郎委員の最初に生涯学習の関係でございますけれども、生涯学習課生涯学習係が現在行っています事務事業のうち、文化財に係る部分、あとは博物館に係る部分については教育委員会のほうに事務はそのまま残ると。ほかの生涯学習とか、あとは教育振興運動等につきましては、市長部局の地域振興課のほうに移管になるということでございますけれども、生涯学習あるいは教育振興運動等、教育委員会との密接な関係が多々ございます。そういうところにつきましては、これからも教育委員会との連携、あるいは情報共有等をしながら事務事業をスムーズに進めるようにしていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 お答えいたします。
まず、１点目の当市では完全給食ではないと、補食給食ということで、御飯は自宅からお弁当に入れて持参していただく形態をとっております。県内ではどれだけがそのような状況であるかというお尋ねでございます。県内の給食センター共同調理場の協議会64施設の中では、弁当持参という、御飯を持参するというのは当市のみでございます。64施設の中での調査では当市のみでございます。そのほかに自校式等を実施している学校については、申しわけございませんが、資料がございませんで、わかりかねますが、協議会の中では当市でございます。
それから、自校炊飯が最も望ましいという委員さんのご指摘でございます。お米のおいしさ、または日本食、お米が主食であるということを小さいときから子供たちに学ばせることがとても意義あることではないかということですが、そのとおりだと承知はしております。御飯の弁当につきましては、西根地区が最も古いかと承知しておりますが、現在の給食センターを建築した際に御飯を炊飯する施設を設けないと、御飯は自宅から、農村地域なのでお母さん、また保護者が御飯を詰めて持たせるということも意義あることだということで始めたというふうに私は承知しておりました。
親子の触れ合いを目的としたというふうに御飯、弁当持参が始まったのですが、現在の状況を、変化等をどのように捉えているかというご質問かと思います。給食センターとしましては、完全給食ではないというところの課題はあるというふうに認識しています。今後の方向については、さまざまな施設がないこと、距離があること、衛生基準の喫食の時間等の基準に沿えるか等、さまざま検討しなければならない項目は多々あるもので、まだ取り組んでおりませんが、今現在、例えば保護者からこの御飯弁当、御飯の持参について炊飯にしてほしいという大きな要望については出ておらない状況でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 まず、生涯学習事業についてですけれども、文化財、博物館関係については教育委員会が所管と、それ以外は地域振興課所管と、こういうふうに受けとめましたけれども、そこで今年度まで生涯学習事業をいろいろ行ってきたと思います。新年度からコミセン化に伴って地域のコミュニティセンターがそこを担っていくと、さっき言った文化財、博物館以外の。今各公民館で事業計画をつくっています。その中で生涯学習事業というのを取り入れた計画をつくっている地域振興課、その計画の中でこれどういう状況になっているのか、そこをまず確認したいと思います。
私、大更公民館、コミュニティセンター、ちょっと伺ったりなんかしますと、生涯学習事業についてはやってもやらなくてもいいという指示だと。今年度は、そういう計画は盛り込んでいないと、こういうふうに言われたのです。それが果たして事実なのかどうか確認をしたいというふうに思います。
それから、学校給食についてですが、ぜひこれ教育長に答弁をお願いしたいのですが、大事なところですので。そういう家庭からの弁当持参、親子の触れ合いということで16年間やってきました、特にこの西根地域に関しては。その効果がどのような形で今あらわれてきているのかということを確認したかったのです。これは教育長から。
毎年文部科学大臣賞、それから県の教育委員長の表彰が行われているのはご存じだと思うのですが、ここ16年間ずっと見ますと、我が八幡平市が表彰になったことは残念ながら一回もないのです。だから、果たしてその辺がどういうふうになっているのかというのが非常に気になるわけです。私は、ここ16年間やってきて、一旦総括をして、こういう県内で八幡平しかやっていない補完給食、弁当持参給食、これはやっぱり検討する必要があるのではないかと。特にもそういう教育としての給食を考えた場合、先ほど言いましたように成長期に日本の主食である米をきちっと学んでもらうという、そういう教育給食というのが必要ではないかと。これは、課長ではなく教育長から答弁をいただきたいと。
それから、今回の一般質問でも同僚の議員が質問された中で、給食費が県内で一番安いと。それは当然です、御飯出さなくてもいいのですから。その分安いのは当たり前で、しかし県内のよその自治体の給食費を見ると、安いとはいっても余り差がないのです。ここには一覧があったりするのですが、当市の場合、中学生１食当たり240円ですよね。例えば岩手町は273円です。二戸市270円、軽米町264円、余り変わりないのです、20円から30円ぐらい。だから、御飯が出ない割には高いのではないかと、私からいうと言いたくなるわけです。そういう部分についてもどのような見解を持っているか伺いたいと。
〇副委員長（田中榮司夫君） 地域振興課長。
〇地域振興課長 工藤 健君 １点目のご質問にお答え申し上げます。
コミュニティセンター化によりまして、コミセンの運営の中で生涯学習事業、やってもやらなくてもいいと言われているというふうなことのようでございますが、決してそのようなことはございません。以前から説明申し上げておりますが、コミセンの運営の一部であります指定管理の中で、今回から生涯学習とスポーツ事業の分野を指定管理するものでありまして、その中身は５つの区分から最低１事業は指定、計画していただくという内容でおります。そして、現在も今４月１日からの指定管理に向けまして各地域振興協議会から指定管理の申請の書類が上がってきておりますが、その中に生涯学習スポーツ事業の計画もそれぞれから上がっておりまして、それを新年度に向けて実施するという今取り組みを各地域振興協議会ではやっているということを把握しております。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 では、私のほうから先に学校給食費の他市との比較と申しましょうか、御飯代についてだけお答えいたします。
八幡平市は、確かに表にしますと県下で一番低額な給食費でございます。先ほどお話のありましたように御飯は持参ということですので、この御飯代については他市の調理場等から情報をいただきまして、委託炊飯で配送をしていただいたら幾らぐらいになっているかということを試算しましたら、23円から25円の御飯代というふうになるようでございます。ですから、御飯も入れた完全給食にすると245円ぐらいの給食費、他市に比べるとというふうにしますと、先ほど岩手町等の金額がございましたが、矢巾町、紫波町のあたりは265円とか275円の設定ということで、それでもまだ低額ではないかなというふうに感じます。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育長。
〇教育長 遠藤健悦君 それでは、私のほうからは弁当持参になってから16年たつのだけれども、その効果はどうかということについてお答えしたいと思います。
まず、米の消費ですけれども、これは非常に今米の消費が全国的に少なくなっていると。やはり日本で、あるいは地域でつくったお米をたくさん食べようという運動がそれぞれあるわけです。例えば教育振興で言えば早寝早起き朝御飯と。朝御飯、１日の活力を得るためにやはりお米をたくさん朝にも食べようということも各地で取り入れられているわけでございます。したがって、米の消費、健康のためにも大事な部分ではないかな、そのように思っております。
弁当持参ですけれども、家庭の、あるいは親子の触れ合いが大事だと、そのために弁当ということが当初にあったようでございます。その効果はどうかということのお尋ねだと思いますけれども、いろいろ聞いてみますと家庭ではお弁当を詰めるときに子供に詰めさせるというか、自分で食べるものを自分でお弁当にして持っていく、あるいは親子一緒にお弁当をつくるという、そこに触れ合いがあるということも聞いておるわけでございます。その辺でひとつ親子の触れ合いの効果が出ているのかなと、そういうふうに考えておるわけでございます。そういう一つのことを親子で、あるいはお母さんと子供でと、あるいは中学生になると自分でもお弁当を詰めると、そういう行為ができるわけですので、そういったことがかなりできてきているということをお聞きしているわけでございます。その面である程度の効果はあろうかな、そういうふうに考えております。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 生涯学習事業ですけれども、やってもやらなくてもいいというちょっと乱暴な言い方を私してしまったのですけれども、実際例えば今年度まで市が行ってきたスポーツなり、そういう福祉的な高齢者の生涯学習なりというものが果たして地域振興課の計画の中にきちっとのるようなものになっているのかというところなのです。つまりスポーツは、当然今までも公民館事業としてやってきました。それは、それぞれの振興会では今までどおり多分やっていくと思います。ただ、そうではなく、今まで教育委員会がやってきたそういう生涯学習事業というのがどのように地域振興課への計画書の中に盛り込まれていくのかというのが大事だと思うのです。何かちょっとこのままだと、これまで生涯学習事業が、市が取り組んできたものが途絶えてしまうのではないかという、そういう危惧があるからこういう質問をしているのですので、その辺について確認をしたいと。
それから、学校給食ですけれども、私は親子の触れ合い、そういう大切なものをこれ否定するのでは全くありません。それはそれで非常に大事なことで、それはそれとしてやっぱり守っていかなければいけない、教育の中で。それはそのとおりだと思います。ただ、全国的にも補食給食というのは年々減っています。県内でもかつてはありました。しかし、どんどん減りまして当市のみというふうな状況になっているわけです。ですから、そういう観点に立ってこの弁当持参の給食を一旦総括して再検討するべきではないかという提案をしているわけです。私は、各学校で自校炊飯というのを提案しているのです。というのは、炊き上がったものを学校に運ぶというよりも、電気釜を用意して学校で、もしくは教室の中でお昼に合わせて炊飯すると、そして本当に炊きたての御飯をお昼に給食で食べてもらうと、これこそ本当の米のおいしさ、日本人の主食である米というものの大切さというのを教育していけるのではないかと、そういう立場で私提案してきているのですが、最後にその辺の考え方についてもう一度伺いたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
髙橋委員さんのご質問は、例えば公民館で行われる、公民館を中心とした生涯学習はそのまま継続していくであろうと。市の生涯学習課で全般的にやっているのはどのように持っていくのかというふうなご質問というふうに受け取ったのですけれども、確かに事業計画書の175ページ、生涯学習推進大会学びのひろば、あるいは生涯学習課で今担当しています男女共同参画、これはこれまで同様地域振興課が主体となりまして、ある程度市内１本になるか、２つになるか、ちょっとまだそこまでは把握していませんが、いずれ地域振興課が中心となって市内の事業として、市１本の事業として進めていくべきものであると。それは、また各地域振興協議会といいますか、コミュニティセンターとは別な角度で生涯学習という事業を進めてまいるというふうな考えに立ってございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 最初は、触れ合い、あるいは米の消費という観点から、最終的にはそろそろ全面的な見直しをしてはいかがかというふうな話、見直しの手法についてはいずれ、いわゆる今盛岡でいろんな案を出して取り下げをして共同調理方式にすると、変えると、それぞれケース・バイ・ケースというふうな対応にしてはいかがかと、最終的にはそういう判断だと思うのですが、いずれ現在は学校給食法がきちっとあるわけですから、いわゆる安心、安全でおいしい食事を、そして今は食育、学ぶほうにも入ってきているというふうなことに大きく変わってきた、ただ食べるだけではない、そのような要素があります。そういったことを総合的に検討していくべきものと思っています。
老朽化してきました。何回もこの議会で指摘されています。安代にせよ、西根にせよ、耐用年数はもうとっくに過ぎました。そういったことを含めて、また学校のあり方についても再配置検討委員会を設置して第１回の会合を持ちましたけれども、2.2倍、合併時を基準に100にすれば、昭和の代は３倍から２倍いた、それが今は0.8で、ここ10年で0.6になったという子供の減り方です。そういう観点からすれば、そういったものも給食センターの場所とか考え方もそろそろ検討する時期にはあるだろうと思っています。私が言いたいのは、学校の建設もそうだし、そういった学校施設の関連するものも総合的に今から捉えていかなければならない。だから、今から10年、20年後の姿を見た方向で総論的に検討すべきものということで再配置計画にはお願いしてあります。そういったことも踏まえて、全体論で市民の目線で考えていきたい、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） ここで11時10分まで休憩とします。
（１１時０１分）
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（１１時１０分）
〇副委員長（田中榮司夫君） 10款教育費の質疑を続けます。
質疑ありませんか。
髙橋守委員。
〇委員 髙橋 守君 概要説明書の174ページ、成人式開催事業についてなのですが、我が市では市が誕生以来８月に成人式をやっているわけですが、旧市町村においても私が知る限り西根町では、私の記憶の中ではずっと夏にやっているわけなのですが、昨今冬に統一する傾向が徐々に出てきているように思われます。成人式を迎える年ごろの子供たちで、当地に在住の対象者に関しては、夏にやろうが冬にやろうがさほど関係ないのかもしれませんが、他地域に在住する子供たちにとってはマスコミ等の取り上げが１月に当然あるわけで、その時期に自分たちは夏なのでということで、同じ対象の年齢にもかかわらず、そこにちょっと一抹の寂しさを感じるというような状況があるやに聞いております。今後、方針として夏になった理由等々あると思いますが、雪が多くて交通の便が悪くて人の集まりが悪い等々のお話があったと思いますが、ご息女の晴れの日に、ひょっとすれば晴れ着を着せてあげたいという親御さんの考え等もあるかと思いますが、夏であればなかなか晴れ着を着て和服を着てというふうな状況にもなりがたいのかなというふうな状況もあります。今後そういう方針転換をするような考え方があるのかないのか。必ずしも夏がだめだという意味においての質問ではありませんので、考え方をお聞かせいただければと思います。
もう一点、予算書の224ページ、小学校費についてでありますが、どの項目ということではありません、申しわけありませんが、昨今小学校の英語教育についていろいろ話題にされる機会が多いわけですが、この地域においても交流人口の増加を目指す現在の状況の中で、観光客、いわゆる外国人の人たちへの対応という部分での外国語の重要性というものがいろいろ議論されております。そういった中で、小学校からの英語教育についての議論もされているわけなのですが、今現在どのような取り組みが行われているのか。完全に小学校の高学年からの英語教育がどういうタイムスケジュールで進むのか。それと、あわせて小中一貫での教育になるのか、小学校だけがふえる状況になるのか、そこら辺の考え方等おわかりであればお知らせいただきたいと思います。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
髙橋守委員からの成人式の関係でございます。確かに当市は、夏、８月15日に合併以来ずっとやってきております。その経緯につきましては、旧町村時代からの流れということで私は理解しておりますが、確かに委員おっしゃるとおり冬のほうが盛岡なり、ああいうところでニュースなんかに結構取り上げられて、きらびやかな服、和服を着たりして結構取り上げているのを私も目にして、ああ、やっぱり女の人たちはこういう晴れ着を着るのがいいのかなというふうに思うこともあります。ただ、当市の場合、お盆という時期に設定してございますので、お盆だとお墓参りとかそういうので結構人が帰ってくる時期ということもありますし、冬は確かに委員おっしゃられたとおり雪ということもあって、例えば安代から来るときとか、そういうときも結構厳しいものがあるのかなというふうには考えておりますけれども、夏から冬へということについてはまだ検討している段階ではございませんので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 ２つ目のご質問でございます小学校の中での英語教育についてお答えいたします。
こちらにつきましては、主要事業の概要説明書の166ページ、上の段に外国語指導助手配置事業として小学校、中学校ともに展開しております。学校の中での英語授業もありますけれども、私のほうからは委員ご質問の観光客の対応等、今後の外国語というものに子供たちが親しんでいくための事業ということでお話を申し上げたいと思います。
事業の概要のところに記載しておりますが、現在八幡平市では４名の外国語指導助手を任用しております。26年度も同様に４名を予定したいと考えています。子供たちには、英語指導助手と触れ合いながら外国語というものを身近に感じられ、また外国語に親しむということを目的として市内の全小中学校にこの４名の先生が細やかに移動しながら指導しているところでございます。今後英語の授業の方向性の意向も示されておりますけれども、学校の中での英語授業、そして指導助手を使った全体的な外国語活動というものを今後とも進めてまいりたいと思っています。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋守委員。
〇委員 髙橋 守君 ありがとうございました。成人式に関しては、夏がだめということでは決してありません。ただ、世の中の動きが必ずしも正しいというものではなくて、この地域にはこの地域の特性があってしかるべきものというふうに私も認識はしております。ただ、子供たちが少なからずその時期に、一般的ではないという部分での寂しさを感じた部分に関しては、今後どうなのかなという疑問も若干持ったので質問をいたしました。これから成人を迎える子供たちが参加する式典でありますので、そういった意味で参加率向上の意味も含めて、今後どういう機会になるかわかりませんが、検討していただければいいなと思いますので、そういう方向性についてのご答弁をいただければと思います。
それと、英語教育については英語指導の先生が４名いらっしゃって、また新年度も４名でというお話なわけなのですが、私の認識不足であれば申しわけありませんが、小学校においては、言葉がちょっと不適切であれば済みません、英語遊びのような形の中での英語教育というふうな状況にあるように感じておりました。随分前にはなりますが、そういう授業の様子も参加させていただいたこともあったわけなのですが、今後授業としてのきちっとしたカリキュラムの中での英語教育というものへの取り組みというのが今後進むのであれば、そのタイムスケジュール等。カリキュラムとしての小中一貫での教育カリキュラム、どこまでが小学校で、どこからが中学校でという続きのものでやるのかどうなのかという部分の質問をさせていただいたと思っておりました。そこの点について、今後の進め方をお知らせいただければと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 まず、１点目の成人式の夏、冬の方向性ということの質問でございますが、最終的には行政がその方向を決めていくということではなく、成人する方々が主体性を持って取り組むという方向が一番妥当なものだろうと思います。進行等については、今はそういう方向でやっていましたので、中の進め方、当日も全部幹事会をつくってそういう方向でやってもらっていました。こういった提言もありますので、早目にそういう方向でそういったものもお任せすると、主体性を持たせてやらせるというのがベターな方向ではないのかなと思っています。そういったことをすぐにできるかは別として、十分意を酌んで対応してまいりたい、そのように思っています。
２つ目の英語は、かなり今グローバル化した世の中で、特に経済性がそういったものを求めている時代になってきたものです。それで、文科省では2020年をめどに英語を主体とした大きな改編をしたいという方向には取り組んでいるということです。それで、中学校の英語に関しては３級から準２級、卒業した時点で取れるようなレベル、いわゆる新聞とかニュース等を英語で聞き分けできる程度の能力まで上げるというような方向に持っていっています。当然小学校についても教科書化をして、低学年に下げるというふうなことです、そういった方向でいっていると。特に英語というのは、ローカルと都市との差が一番つく、偏差値の差が出る教科です。特に家庭教育、あるいは小学校に入る前から取り組んだものの差がまともに出るというような科目ですので、そういった方向になってくる。今でも市内の中学校では、先生が英語で全部しゃべる、日本語は使わないという授業も実際やっています。都会のほうは、それが当たり前、小学校でもそういうことをやっていますけれども、まだ小学校ではうちのほうでは、先ほど指摘されましたけれども、ゲームとか音楽とかそういった程度でまずなじませる、動物の名前を英語で答えるとか、そういったのから始めているのが実態です、そのとおりです。やはりそういった方向を求めて、先ほど言いましたように指導助手に基づいて、そういったものについては順次レベルを上げるようにはお願いしておりますので。また、何回も言いますけれども、基本は家庭です。家庭でもそういう方向性で地域と一体になってやっていかないと英語についてはついていけなくなってくるということですので、そういった方向を十分に周知徹底して、そういう方向になるようにしていきたいと、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 では、２点伺いたいと思います。
１つは、この説明書の167ページ、スクールバス運行事業なのですが、これは実態なのですが、西根地区６路線、松尾地区４路線、安代地区はなぜか台数で７台となっていましたが、これはいいのですが、まず確認したいのはスクールバスを利用できる対象児童というのは、つまり学校から自宅の距離、これが唯一判断の基準になっているのかどうか、あるいはそれともほかの要素も加えて利用対象というふうに判断するのかというのを伺いたいと思います。
それから、２つ目、178ページ、八幡平市博物館管理運営事業1,964万なのですが、これについて成果指標2,200人、ここについては以前の質疑の中で、こういう様式は初めてなので十分充実された形式にはなっていないということも踏まえた上で聞きたいのですが、年間2,200人といえば１日当たり7.5人なのですが、この多い少ないは別で、例えば似た趣旨の施設で松尾鉱山資料館、これ別の担当課になりましたが、そこでは4,000人、それから西根歴史民俗資料館は700人と、こういうふうになっているのですが、それぞれ施設の地理的な状況、条件等もあると思いますし、しかし博物館ですから他の施設等に比べれば展示内容を含めて、いわば広い分野のほうが対象になっているというふうになっていると思うのですが、この博物館については昨年ですか、学芸員の配置等、数を前進させるための整備が進められてきたと思うのです。そこで、この博物館1,964万の予算なのですが、基本的には人件費と施設と収蔵品の管理維持費ということです、この内容は、1,964万の予算の中では。それで、博物館の利用、あるいは利用者、多分博物館を利用するというのは知りたいとか学びたいという欲求を満たすために利用すると思うのですが、この利用の状況をどう進めていくかと、前進させていくかという点では、今あるいは今年度なり、どういうふうに判断しているのか伺いたいと思います。
以上。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 １点目のスクールバスについてお答え申し上げます。
スクールバスにつきましては、概要説明書167ページ、下の段、スクールバス運行事業に記載しております。事業概要にございますとおり、現在西根地区、松尾地区、安代地区というふうに形態もそれぞれの状態でスクールバスを運行しております。
ご質問の利用できる要件としてキロ数なのか、他の要件かということでございますが、八幡平市の教育委員会で定めるスクールバス運行規程では、遠距離通学のためにスクールバスの運行をするということで、その対象の学区を規定しております。その運行区域に含まれた児童生徒は、そのスクールバスを利用する対象というふうに規定しているものでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 安代地域振興課長。
〇安代地域振興課長 村上輝身君 博物館のほうも兼務させていただいておりますので、私のほうからお答え申し上げます。
本年の４月から今委員おっしゃったとおり学芸員２人ということで事業を進めさせていただいております。本年度の事業につきましては、いずれ博物館、多くの方から来ていただこうということで、昨年度一千五、六百……ちょっと済みません、実績のあれなのですが、一千五、六百、2,000人にならなかったということで、ことし当初の目標では2,000人を突破しようということを一つの目標に事業を展開してまいりました。その中で、現在2,400人を超えております。それで、年間の１人当たりの日数でいきますと８人を超えているというふうな今現在の状況でございます。事業の中においては、先般大更公民館、あとは松尾のコミセンを使った出張博物館ということで、期間的にはちょっと早かったわけですけれども、初めてひな祭りを開催させていただきましたし、あとは博物館ではちょっとやったことがなかったのですが、夜の博物館の探索ということで、夜５時から８時ごろまでの間、玄関の前に灯籠を並べたりとか、そういうふうなある程度工夫を凝らしながら事業を展開してまいりました。一番大きな成果としてナイトミュージアム、約150人ほど来ていただいたわけですが、その中で約３分の２ほどが初めて博物館に来ましたという方が多かったです。やっぱり博物館の知名度を徐々に広げていこうというのが一つの目的でございます。確かに地理的に安代地区でございますので、こちらから行くとなるとやっぱり30キロ、40キロというふうな距離にはありますが、そういう中で幅広い分野で展示構成をしながら皆さんに発信しようというふうなことで現在取り組んでいるところでございます。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 最初に、スクールバスの件ですが、基本的には規定で定めたように一定の距離以上の額、距離を基本にすると。聞きたかったのは、例えば今の現状でのバスの定員状況なり運行路線、基本的にはそのままの中で、柔軟に他の要素も入れるという判断はないのかということ。例えば通学路が歩道、歩行者専用の道路がないところを通行せざるを得ないとか、あるいは極端に言えば家庭の事情でどういう状況の中でもどういう天候であろうとも家庭では対応できないという家庭とかというふうなさまざまな要素を組み入れた判断というのがもし可能であれば、そういう要素も組み入れるべきではないかと。というのは、この問題はスクールバスを利用できるのが得か損かという問題ではなくて、やっぱり必要度の問題だと思うのです。だから、そういう意味からいうと、今対象外で利用できない保護者なりからそういう声も多分ある、寄せられているのではないかと思うのですが、そういうのに応えることが可能であれば応えていくべきではないか、そういう方向を持つべきではないかと思うのですが、聞きたいと思います。
それから、博物館の問題では、さまざま利用者を増加させるという意味で活動、努力をされているというふうに思いますが、多分こういう限られた小さい市で、では利用者をふやすために限りなく巨大な博物館をつくるというわけにはいかないと思うのです。例えば現代の最先端科学を取り入れた展示とか、そういうところまでは多分いかないと思うのです。そうすると、一つの方向としては、ある分野では他の博物館に比較しても、ここの博物館はこの分野についてはいわばエキスパートだというふうな方向も私の提案としては目指すべきではないかというふうに思うのですが、そういうことで博物館の魅力を増していくというふうな点も考慮して魅力を高めていくという方向もあり得るのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 スクールバスについて、まずお答えいたします。
委員からは、距離から見た通学区域の判定のみではなく、柔軟に他の要素、通学路の状況、または家庭の事情等も考慮して判断することも必要ではないかというご指摘でございました。スクールバスの運行につきましては、西根地区につきましては渋川小学校、東大更小学校、学校統合により遠距離となった児童への支援の対策、対応として運行したものでございますし、安代、松尾につきましては従来ございましたスクールバス運行を継続しての状況で、判定がさまざまな要件というところも、時に保護者から学校のほうに要望があり、学校でのスクールバスの停車場等の検討の中で教育委員会と協議することもございました。なかなか難しい状況でございます一つの要件をよしとすれば、またどこの地区でも同様の要件が発生するだろうということも推測される中でございますので、現時点ではまずそのような状況、規定の区域の中でということで、家庭の事情等の判断は難しいという状況でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 安代地域振興課長。
〇安代地域振興課長 村上輝身君 お答え申し上げます。
博物館の件でございますが、今米田委員がおっしゃるとおり、確かに特色のあった博物館をつくることは必要だろうという認識は持っておりますが、なかなかすぐということはできません。できませんと言えば失礼ですが、それに向かって努力するべき事項ではあるかとは思いますが、現在学芸員の方も新しい分野で現在の博物館の中での展示の方法、さまざま検討しております。そういう中で、どこが足りないのか、こういうふうにしたほうがいいのかというふうなのを模索しながら現在活動していただいております。今何かというふうな部分については、企画展なりトピック展なりを活用しながら、いろんな部分で普及活動に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 スクールバスなのですが、実態としては今の答弁はわかるのです。例えば個々の児童、家庭の状況まで判断していくとなると、いわば公平性の判断をどこに置くかということで、かなり難しい状況が出てくるというのはわかるのです。そうすると、逆に言うと、いわば誰が見ても客観的になるほど、例えばあの児童については対象にすべきだとかという判断の基準がないとなかなか難しいと。ただ、逆に言うとさっきも言ったのですが、それは公平性の問題というふうになってくるのは、乗れるか乗れないかで得か損かという判断からいくと、そういうふうにならざるを得ないと。だから、さっき言ったように繰り返しますが、必要な、あるいは利用させるべき条件にあるかどうかというところが問題なのだと思うのです、やっぱり基本は。そうすると、さっきも繰り返したように距離を定めてやるというのは単純で、ある意味では入る余地がないぐらいの単純な基準ですから、しかしそこには他の要素も入れるべきだと。さっきも最初にも言ったように、しかしその場合でもバスに乗れる状況、容量がまだあると、あるいは路線をそのために大きく変更はしないというふうな条件にかなうとすれば、運行上は何も支障がないわけです。例えばそういう新たな対象になった児童を乗せたとしても、運行上は何も影響ないという状況があるとすれば、そういうふうに広く要素を加えるべきではないかというふうに思いますので、最後の質問とします。どうでしょうか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 スクールバスの件については、特に距離、小学校、中学校、４キロ、６キロ、いろいろ今までも議論、多々ありました。それ以外にもいろんな提言がありました。それらを受けて、今現在はどうやっているかといえば、当然基準はあるわけですから、それはそれとして守りながら学校の要望等については今現在も配慮してきました。停留所の場所とか位置とか、あるいは通学コース等についても、それぞれ学校の意見を聞いて対応してきたというのが実態です。
これだけ少子化をして、また考え方が変わって、時代が変わって、この距離のあり方についても前教育長も言っていたのですが、やはりそろそろ検討に値する時期だろうということも指示されてきました。それで、松尾中学校のスクールバス、松尾管内ですが、それらについては今直営方式でやっているわけですけれども、26年度をもって最終、27年度からは完全に委託化をする、そういった方向に切りかえていますし、大型60人乗るとか40人乗るのはもう要らない時代にもなりました。本当に小規模なバス、タクシー等でもできるような考え方になりましたので、それらも含めて全体的な見直しをしていくというのは必要だろうと思っています。来年、再来年の話の結論は出ていますので、そういった方向を見ながら今言った提言については内部で十分吟味しながら配慮してまいりたい、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 まず１点は、今の米田委員さんに関連してのスクールバスの件なのですが、ちょっと１つ確認ですけれども、今対象学区はオーケーとなっておりますという話なのですが、ちょっと具体的にお聞きしたいのが大更小学校と西根中学校の通っているスクールバスで、小学校、中学校一緒に乗っているのですけれども、特に山後地区の場合、乗れる人と乗れない人と今子供たちが真っ二つになっているのですが、そのときの規定といいますか、対象学区の規定というのはどのようなことになっているのかということをまず１つ確認したいと思います。
それと、235ページの市Ｐ連の補助金10万ということで、さっきの一般質問でも今父兄の講習会といいますか、そういうことをもっと充実させていきたいという意味から、この補助金を少しふやしていただけないでしょうかと、そういう話をしましたが、その必要はないというような予算措置だと判断されているのかどうかお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
２番目の市Ｐ連の補助金の関係でございます。昨年度も市Ｐ連の皆様には大変いろいろ研修会等でお世話になりましたが、研修会、確かに予算少ないということでお話はいただいておりました。昨年度につきましては、市Ｐ連の研修と、あと生涯学習推進大会ということで抱き合わせて開催させていただきまして、去年はほとんど研修会にしても講師に係る費用がほとんどということで認識しておりました。今年度につきましても生涯学習推進大会、あるいは市Ｐ連の研修会とあわせてやっていければというふうに考えまして、このような予算措置とさせていただいたところでございますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 スクールバスについてお話のありました大更小学校、または西根中学校の対象区域についてですけれども、大更小学校への通学区域は山後地区としております。西根中学校については、山後の一部というふうに区域をしています。この違いは、小学生、大方４キロ、中学生は６キロをめどとした区分、中学生は歩けるだろうという区分の違いから、同じ山後の地域でありながら中学生との違いが出ているというものでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 工藤剛委員。
〇委員 工藤 剛君 それで、一番まずそういう距離的な制限があるというので、そして確かに山後地区の場合は実質６キロを超える生徒も現在いますし、極端な話、山後橋に近いほうの地域、今通れないわけですけれども、実質的には３キロ、４キロ的な倍ぐらいの距離の違いがあるという方もいるのですが、ただ小学校はほとんど全員乗ってきていて、中学校になって乗れる人と乗れない人が出てしまうということがなかなか父兄にとっては理解しがたいという部分があるので、その辺は先ほど次長からも話ありましたけれども、おいおいちょっとご検討いただきたいと思います。
私が言いたかったのは、それはあれなのですけれども、１つ、このスクールバスに関しては、最終的には学校からの要請というのが、大きなあれがあるのです。私もいろいろ要望させていただいて、実際教育委員会としては理解していただきましたが、最終的には学校からの要請がないと動けないと。学校の要請というのが一番ネックだというのを実感したのですけれども、例えば事務的なことで誰が来年そのスクールバスに乗る対象になるかどうかというのは、全部聞いたわけではないですけれども、ほとんどの学校は副校長先生が中心となった事務処理をすると思うのですが、その副校長先生が例えばかわったばかりだとか、余り地域に理解ないとか、それでもいろんな前からいる先生たちから聞いてくれればいいのですけれども、割と優秀な先生ほど自分で事務処理をされる傾向があるらしきにも聞いております。実際に漏れたという言い方は悪いのでしょうが、ちょっと対象にならなくて実際私相談受けて、先生と校長先生と話しして、ああということで、その後また乗れるようになった子もいるというようなケースもあります。だから、一番おっかないのがそこの学校からの要請ということで、教育委員会としてもいいですよと言っているのに乗れない子供が実際出たケースがあるという部分、その辺を今後まず漏れが、漏れという言い方は悪いのでしょうけれども、ないようにしてほしいと。悪気があって学校側としても出さないとかというのではないのでしょうけれども、実際父兄にしてみればえらい話なのです。ああ、済みませんでしたでは済まされないぐらいの話なのです、父兄にしてみれば。その辺をきちんとまず対処していただきたいというところが１つです。
それと、市Ｐ連に関してのことですが、確かにそのとおりでわかります。ただ、それこそお役所さんの答弁なのだろうなと言いかねないのは、要は例えば去年にしても確かにいろいろ別な事業費を使ってやってもらいましたけれども、実際ＰＴＡと言いつつも、ほとんど保護者の集まりです。中には、市役所職員の今子育てしている方が入ってくれたり、農業委員会の方が入ってくれたり、ある企業の社長さんが入ってくれたりというケースもありますけれども、基本的には一般のサラリーマンなり農家の人のお父さん、お母さんたちでやっているわけです。その人たちが最初から自分たちに与えられた10万以外にこういう事業にはこういう予算がつきそうだから、ではことしは計画練るときの段階でそっちに頼んでみて、よかったらこういうふうにやりましょうという発想にはならないのです。実際去年の分か、おととしの分かあれですけれども、市Ｐ連のＯＢの役場職員の方の仲立ちで成功している事業なのです。だから、やっぱりそういう人が毎年入ってくれるとも限らないですし、ある程度、今10万円のを50万にしてくれとか300万にしてくれという話ではないわけです。倍にしたって20万です。1.5倍にしたって15万です。例えばそういう気持ちを示して、まずこれで皆さん、一生懸命父兄のほうで講師を呼んでいろんな講習会やってくださいと。何よりも今子供たちもそうですけれども、学校教育に対して、いいことも悪いことも含めて父兄の教育ではないですけれども、協力を仰ぐといいますか、巻き込むということがこれから特に今一番必要な時期だとは私は思っているのですが、その辺やっぱりほかの事業を使えるから、これはこのままでいいのだというのはなかなか進まないと私は思っていますが、どういうふうに感じていますか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 まず、スクールバスの件ですが、学校がチェックをして、教育委員会のほうにお諮りをして最終的に決定をするというシステムには変わりありません。そのとおりになっています。それのあり方について検討を要するという指摘でございます。当然地域に詳細にわからない方が、実際は副校長さんが担当するわけですけれども、中心にしてやるわけですけれども、そういったことについては当然今までも何回もありましたし、議会でも指摘されました。そういう対応をしてまいりました。そういったことについては、十分副校長会、校長会、それぞれいろんな会がありますので、周知徹底して、そういった指摘がないように努力してまいりたい、そのように思っています。
２点目のＰＴＡ連絡協議会の補助金10万円、いつも同じだよと、その基本的な考え方はというふうな恐らく質問だと思います。基本的には、事業ですから、協議会の事業、何をするかで先立つものは決めるものであろうと、そのように思っています。やはりその年度、年度でいろんな事業展開、要望等があるわけですから、それらを十分吟味して教育委員会、あるいは市のほうで査定をして決めるべきものがベターな姿だと。ただ、同じ事業しかないのに上げろというのは、これは全然通らないわけですけれども、そういった中身でやるべきものだと思います。いろんなサイドから支援をいただいて、何とか10万円でやりくりしているというお話ですので、当然ながらあくまでも内容を十分把握しながら教育委員会でも査定をし、また当局にお願いするものはお願いしていくと、そういう考え方で進めたいと、そのように思っていますので、ご理解賜りたいと思います。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 予算書の235ページと概要説明書173ページなのですけれども、確認というか、中身なのですが、はらから塾の40周年記念事業補助金で、事業計画が出ていると思いますので、総事業費というか、それ全体像がどういう形でどういうふうにする事業なのか。過去にも、多分合併前にもされていると思うので、その辺の内容を含めてお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答え申し上げます。
ただいまのはらから塾の40周年記念事業ということでございます。事業内容につきましては、40年ぐらい前に旧松尾村で「同胞」の映画を撮影した、舞台になったということで、多分皆さん覚えている方もいらっしゃるのかなというふうに思います。そのときの出演をきっかけにいたしまして、当時の松尾の人たちとの、倍賞千恵子さんなり、あとは監督の山田洋次さんとかの交流がずっと続いているそうでございます。今般40年を迎えるということで、山田洋次監督さん、あとは倍賞千恵子さん、あとは寺尾聰さん等の芸能人の方をお呼びしてトークショーとか、あとは市民交流ということで予定をしているということでございます。
以上でございます。
（「事業費」の声あり）
〇生涯学習課長 小山田克則君 事業費は、総額で158万6,000円ということで伺っております。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 私的な、個人的なあれなのですけれども、38年ぐらい前かな、20歳ぐらいのときにちょうどキネマ旬報か何かの関係だったか、総会に出たのです。そうしたら、「同胞」の話をすごい周りでして、岩手出身というか、岩手から来ましたと言ったら10人か十何人、20人近くの人にいろいろ聞かれて、「同胞」のことだったのですけれども、それで質問させてもらっているのですけれども、事業費百五十何がしという中身はそれでいいのですけれども、自分としてはせっかく有名人というか、撮影関係者含め、俳優さんも含めて来られるので、八幡平市内の事業には、そのとおり事業だと思うのですけれども、市外の方にも広くお知らせして、たくさんの方においでいただいて八幡平を県外も含めて知ってもらうような形というのが望ましい形だと思うのです。今回これは社会教育の一環での事業ですけれども、観光関係も含めてそういう事業というか、予算はとれないのかもしれないのですけれども、八幡平市のそういう一致団結した中身の中でちょっと事業展開できないのかなというふうに考えての質問です。見解をお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 まさにご指摘のとおり40周年の「同胞」、恐らく聞いたことはない人はいないと思います、ほとんどの人が知っていると。やはりただ一つのようなイベントにしないで、観光あるいは地域広く進めるべきというような指摘でございます。いかんせん158万6,000円の事業費に対して150万の補助金と、あとについてはそれぞれ関係者が出し合って行っておりますし、それだけ有名な人ですから、本来であれば１人に150万払わなければならない事業費です。そういうのも全部自己負担でその人たちは来る、そのように伺っています。そういう人たちは、全部ポケットマネーで来ると、機材の搬出入等のかかる経費だけというふうなことです。それだけ向こうでも勉強してくるわけですので、当市でもやれるものについては十分配慮してやっていきたいし、広く八幡平市のＰＲ、あるいは文化の向上に努めるように進めてまいりたい、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 渡邊正委員。
〇委員 渡邊 正君 要望というか、答弁ありがとうございます。監督さんも含めて倍賞さんもそうなのでしょうけれども、失礼な話ですけれども、年齢的に考えて多分今回のこういう事業というのが10年後はちょっとあるのかないのかわからないのですけれども、そういう形になると思います。
それと、出演者の方も多分高齢になっていると思いますので、その辺も踏まえてしっかり協議してもらってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかに質疑の方、何人か。あと何人か。
（「はい」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） それでは、ここで申しわけないのですが、昼食のため１時まで休憩とします。
（１１時５９分）
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
（１３時００分）
〇副委員長（田中榮司夫君） 10款教育費の質疑を続けます。
渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 先ほどの「同胞」の映画のことが出ましたので、関連して映画文化の創造ということで質問したいと思います。
３月15日付で宇津井健さんが死去されました。この中に、早稲田大学在学中、俳優座養成所に入り、1953年に「思春の泉」で映画デビュー、明るく健康的な魅力で売り出し、メロドラマやアクション物で人気があったというのが日報に載っておりました。映画文化に関してですが、この「思春の泉」のロケ地は田頭村で行われたものでございます。当時宇津井健が大学時代に養成所から１年のときですか、来て田頭村を挙げて映画づくりしたという映画の文化がございます。このフィルムは、公民館かどこかにあると思いますので、ぜひ映画文化ということで、まだ高峰秀子さんが出た「馬」とか「夜霧にむせぶ寅次郎」という寅次郎シリーズにもこの辺が映っているのです。私は、これを東大更小学校等の講堂で懐かしの映画会をやりたいなというふうな考えを持っておりましたが、ぜひこういう種類を集めて、「同胞」に終わらせず、映画文化の創造、継続、そして昔の風土なり風景なりを知る大きな財産でございます。西根町史には十四、五ページで載って、新東宝では今度俳優座と提携して石坂洋次郎原作の「草を刈る娘」、これは「草を刈る娘」は「思春の泉」の改題です。そのロケーションの候補地として、俳優座の中村俊一さんの紹介というのは、中村さんは松尾鉱山の社長の息子さんなのです。鉱山資料館にもこういう関連が、町史にはいろんなアイデアなりヒントになりましたまちづくりの資料がいっぱい載っているということで、私は町史をもっと勉強してほしいということは申し上げてきました。そして、今課長からもらいましたが、この「思春の泉」は公開当時の朝日新聞夕刊では高く評価を受けて、日本以外にもソ連でも一般公開されるなど、あとは略しますが、これは後で吉永小百合の「草を刈る娘」になりました。当時宇津井さんが来たときは、モヨ子役で左幸子とか、水戸黄門で有名な東野英治郎さんですか、こういう方が来た映画文化というのが西根に脈々と根づいております。そういうふうな関連で、あの「同胞」に関連して広く映画文化というのを創造していただきたいというのが１点でございます。
それから、去年の３月議会で教育振興運動大会の表彰で教育委員長が文化部門が少ないので、文化部門にも光を当てて表彰したいということで、次長からこの答えは規約だか規程だか見直して、多分今年度は文化部門の受賞者がいっぱい出るのだろうという答えをいただいていました。ことしは、私も出るだろうと思って期待していましたが、文化部門は１校だけでした。その規程の見直しなり、あるいはどういう観点から選考しているのか。ぜひ芸術文化活動等にも光を当てて、私新聞なんか見ると、芸術文化は競争して優劣をつけるのではないので、なかなか難しいと思いますが、その点２点をお願いしたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
今渡辺義光委員の映画文化ということでお話ございました。ただいま旧田頭村がロケ地で映画撮影がされた「思春の泉」とか、あと「馬」、「夜霧にむせぶ寅次郎」とかいろいろ映画の題名を聞いたところですけれども、私は大変失礼ですけれども、勉強不足でこれらについては存じ上げておりませんでした。また、西根町史のほうについても、これについて記述があるということで、これについてもまず存じ上げておらなかったというところが正直なところでございます。今後、今渡辺委員から言われましたとおり、ちょっと私も勉強しながら、この映画文化について、最初はどういうのがロケ地になっているのかということから、ちょっと調べながら勉強させていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 お答えします。
教育委員会表彰につきまして、委員お話しのとおり文化部門の表彰が大変従来から少なかったもので、昨年度この規程の見直しということで、県または全国での最優秀という枠を、その規程を拡大して、優秀な成績をおさめた者というふうにいたしたものでございます。しかしながら、本年度２月15日に表彰式を行いましたが、本年度も文化部門は１校ではございました。ただ、なかなか文化部門での全国または県、東北範囲での入選というのは難しいものだということでの１校ということでございました。規程については拡大しておりますので、今後ともこの規程でまいりたいと思っております。
〇副委員長（田中榮司夫君） 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 映画文化、映像文化、あるいは紙芝居とか、まだいっぱい映画もあるかもしれません。こういうのも、今度は担当は市長部局か、あるいは教育委員会かはあれですけれども、ぜひ掘り出して、その文化が脈々続きまして西根の青年会等が全国一の青年団体の演劇活動に結びついているということで、いろんな活動に、原点はそこだったということです。ぜひこういうのは、田頭のコミュニティー関係、あるいは「同胞」の関係で関連づけて、こういうのもあるのだよというのを、市のほうでこういうふうなのを提供していただくのも一つの仕事だと思います。なかなか個別ではわからない、各単体のコミュニティーでは。そういう掘り起こしして市全体で、あなたにはこういうのあるよ、あなたはこういうのあるよというふうなことがあると、映画に限らずコミュニティー活動なり生涯学習なり、あるいはまちづくりにつながるだろうと思いますので、これは教育次長からお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 映画ロケの関係での質問で、「同胞」だけではなく過去にも多々あったということ。「同胞」、いわゆる山田洋次監督さんが担当した映画というのは「同胞」だけではありません、いっぱい松尾でもあります。また、ここ近年でも、合併してからも私も所管変わりましたけれども、海外からのロケもたくさん今までありました、エントリーは。ただ、今の映画界は撮影場所をＰＲすることもさることながら、そういったお金も負担してほしいというのがほとんどです。そういった金を負担してくださいと、そうしたならば撮影に行きますというふうな手法です。過去はそういうのはなかったのですが、今はもうほとんどそういうやり方の要請です。宇津井健さんは、81歳ですか、かなり長年俳優をしてましたけれども、特に有名なのは「ザ・ガードマン」、松尾鉱山を特撮にしてやった映画なんかもあります。そういったものについてはやはり一つの財産だろうと、そう思います。ましてや旧松尾の場合は、園井恵子さん、宝塚であったわけで、村民指定もした人ですから、それもあくまでもそういったキャッチフレーズがあったからだと思いますけれども、そういうことにとらわれることなく、あくまで文化としての拡大、あるいはその当時の映像を見るというのも一つの勉強になるものだと思います。当然松尾鉱山の映画館、屋敷台の映画館ありましたし、平舘も映画館があったわけですから、やっぱりそういったのを思い出しながら普及活動していくというのも一つのＰＲ、市の情報発信、観光も含めてのものと捉えていいかと思いますので、財源もあるわけですけれども、そういう工夫しながら検討だけはするようにしてまいりたい、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 これは、コミュニティー化になりますし、あるいは文化財も両方、あるいは観光なり、あるいはいろんなのにかかわってくるわけですから、私はいつも関連なり両課にまたがるものを大事にしながら協議する場なり、そういう使い方をしてほしいというのはずっと一貫して質問してまいりました。ぜひそういうふうな形で、各課ではなくて、まず自分が知らなければ発想できないわけですから、そういうふうな関連でこういうふうな映画文化なり、あるいは紙芝居なり、あるいはいろんな形で進めていただきたいし、まちの大きな誇りであろうと思っていますので。西根教映社という高橋寛一さんという方が映画をやっていましたが、ほとんどのフィルムは大更公民館かどこかに寄附したそうです。機械も操作してあげるよというふうなお話もありますので、ぜひ昔のフィルムのガタガタ鳴る、何ミリですか、ああいうふうな懐かしの映画もこれから空き教室なり、あるいはまちづくりに大事だろうと思っています。悉皆調査もするということでしたが、これも文化財の悉皆調査をことごとくやるということですから、そういうふうな観点からも光を当てて進めていただきたいし、それから芸術文化の関係では子供たちにも光を当てて文化面でも頑張っている方がありますので、もう少し枠を広げるなり、あるいは検討しながら進めていきたいと思いますので、教育長から最後に答弁をお願いしたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育長。
〇教育長 遠藤健悦君 私もそれこそなかなか勉強不足で、映画のほうまで目がいかなかったわけですけれども、今お聞きしながら、ああ、随分さまざまな面でこの八幡平市がかかわっているのだなということを改めて感じたわけです。やはりそういったものを知っていない人がほとんど、私ばかりかもしれませんけれども、多いと思うのです。西根あるいは松尾、安代、それぞれ一緒になって八幡平市としてどういう文化、あるいは文化財があるのかということをさまざまな面から検討し、掘り起こしていく必要があろうかな。それらがいわゆる観光面にも大きくつながっていくのではないかな、そういうふうに思っておりますので、今後いろいろ勉強していきたい、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 １点は、生涯学習推進事業のことで、２点ほど伺いたいのですが、いよいよ市長部局に移って、本来の生涯学習推進本部長という分野で考えればいよいよだなと、こう感じております。そうした中におきまして、芸術文化、同僚委員も話しておりますけれども、そういう部分を含みまして、市の活性化に向けた推進についての今後のお考えをまず１つは伺いたいと思います。
あと１つは、学校給食センターに関しまして、182ページの主要事業の説明書なのですけれども、同僚委員のアレルギー対策のことで確認になるかとは思いますけれども、いろいろ小学校、給食の部分でもアレルギーに対しては小中というか、対応しているという中身を伺っているのですが、それを確認したいと。
それから、保育所等、これは保育所関係はいないかもわかりませんが、そっちも対応していると伺っているのですが、いかがでしょうか。その２点。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
ただいまの北口委員の生涯学習が４月から市長部局へ移管になるということで、それに伴って芸術文化をどのように進めていくのかなというご質問だというふうに思います。芸術文化関係につきましては、今までは教育委員会ということで、いろいろな団体のご協力、ご支援をいただきながら生涯学習推進大会なり、あとは芸術祭なり、そういうものを多々開催させていただいてきたところでございます。その中におきましても、特に伝統芸能の分野につきましては、北口委員から大変ご支援をいただいて今までやってきたところでございますし、また26年度におきましても被災地のコミュニティー支援事業ということで、伝統芸能の指導者育成、あるいは子供たち、後継者の育成ということで、これにつきましては市長部局の地域振興課ということになるわけでございますけれども、そういうところをまず重点的に進めていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 学校教育課長。
〇学校教育課長 工藤加寿子君 給食センターの食物アレルギー対応についてのご質問についてお答えします。
さきの会派質問、または一般質問の中でも食物アレルギーについてのご質問がございまして、ご答弁申し上げたところですが、給食センターとしては食物アレルギーに対応しているという状況ではないものでございます。それは、子供たち個々に持っているアレルギーのもととなるアレルゲンについて除去食、除いた給食、またはそれとかわる代替食というものの提供は1,800食を調理する中では大変難しくて対応はしかねているものでございます。ただ、学校の現場においてそれを教師の確認のもと除いて食べるというような対応をしているものでございます。給食センターで現在できていますのは、保護者からの申し立てで牛乳は飲めないという子供さんに対しては、牛乳は紙パックで個体別なものですから、それは提供しないというような対応としているものでございます。
あわせて保育所ではやっているというような状況だというお話でございます。今回の学校の状況、またはその他情報を確認した際に、保育所からもどのような状況であるかをお聞きしました。保育所は、その施設にある調理場において、個々の子供たちに対応可能な状態でございますので、副食調理の際にある程度の代替食等を提供することが可能な施設があったというふうに回答いただいているものでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 最初のほうでございますけれども、いよいよ市が合併して10周年も迎えるということでございますので、いずれ特に市の活性化に向けた分野でも考えると、幅広い芸術文化振興が重要な役割ではないのかなと、そのように思っておりますので、若干計画的に５年とか、そういう計画的なことを計画しながら進めていけば、中身の濃い市の活性化に向かっていくのではないかと、そのように思っておりますので、その辺について１つ伺いたいと思います。
それから、アレルギーの対策におきましては、今課長の説明はわかりましたが、父兄の申し出、調査をしっかりして、担当課が対応をしっかりやっていくべきが本当に重要だなというのを感じておりますので、それについて伺いたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
芸術文化ということでのご質問でございました。先ほども芸術祭とか、あとは芸術文化協会さんの自主的な活動等で市内の芸術文化活動を行っていただいておるところでございますし、先ほども申し上げました伝統芸能の部分も多々こういう芸術文化振興にはご協力をいただいておるところでございます。今十何団体かの伝統芸能を継承している団体がございますので、そういったところを市のほうでも盛り上げていくためにも、市のほうで支援をしていく必要もあると思いますし、現在は例えば市民憲章推進大会で出演願ったり、あとは芸術祭の舞台発表部門で出演していただいたりといった形でお願いをしているところでございますが、出演する機会を数多く与えることによって、その活動をしている団体も意欲が湧いてくるのかなというふうに考えておりますので、これからはそういったところにもちょっと検討しながら進めていければなというふうに思います。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 教育次長。
〇教育次長 高橋一夫君 食物アレルギーの関係で一般質問、あるいは会派質問でも３人の方から取り上げられた件です。それで、私のほうから答えますが、全国的な統計でいずれ減らないと、40万7,000程度まだ全国であるというふうなことで、文科省から新たに学校に正確把握指示という報告書、骨子が発せられました。これの１つは、医師の診断を踏まえて児童生徒の状態を正確に把握しなさいという指示です。２つ目については、アレルギー対応を踏まえた献立作成、給食提供の各段階での複数の目のチェック、そういったことなど４点を、指示ですので、今度はやりなさいです。そういう方向に捉えられているということですので、当然当市としてもそういったものに素早く対応していくべきものと、そのように思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 北口和男委員。
〇委員 北口和男君 では、生涯学習事業のほうの芸術文化の振興の部分でございますが、特に隣接する盛岡広域という話はその後なのですけれども、旧岩手郡のそういう部分の発表とかいろいろ方法があると思いますので、その辺においても今後考えていくべきだと、そのように思っておりますので、それについて伺いたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 生涯学習課長。
〇生涯学習課長 小山田克則君 お答えいたします。
広域的な発表の場ということでございますので、盛岡あるいは岩手町、二戸市、あとは滝沢市等で伝統芸能発表会という形で実施されている市町村もございますので、そういった機会、広域的に出て、やはり市内だけではなくて、いろんなところに行くと伝統芸能の承継というのも力強くなってくるのかなというふうに思いますので、そういう情報をこちらからも出す、向こうからもいただくというような形で取り組みを進めていければいいのかなというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかに質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） それでは、質疑なしと認めます。
これで10款教育費の質疑を終わります。
次に、11款災害復旧費から14款の予備費まで一括質疑を行います。該当するページは、254ページから257ページまでであります。
それでは、質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで11款から14款までの質疑を終わります。
ここで当局説明員の入れかえを行いますので、少しお待ちください。
引き続き会議を行います。
☆
議案第３５号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予
算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第35号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算を議題とします。
質疑ありませんか。
髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 23ページの共同安定化事業について伺いたいと思います。
県の方針、国の法律もそうなのですが、27年度から共同安定化事業、現在30万以上の医療費について行われていますが、27年度からは全てを対象にすると、１円から対象にすると、こういうふうな方針になっています。そこで、その１円からの医療費が対象になった場合、今の市としての国保の運営はどのような変化が起こるのか、どういうふうになっていくのか。そして、国保の加入の世帯の方たちがどういうふうなお医者さんにかかるような仕組みになっていくのかというあたりを伺いたいと思います。
それから、県は県単位で進める広域化という、そういう方向で今進めているわけです。そういう中で、一応25年から30年までの期間、広域化のための支援期間ということで計画を策定して今進めているわけですが、まだ広域化ということでは確定にはならないのですが、現在の状況はどうなっているのか、わかればその状況も伺いたいと。
２点伺います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民課長。
〇市民課長 小林清功君 お答えいたします。
24ページの共同事業の関係ですけれども、27年度から１円以上ということで、全ての事業が共同化事業の対象になると。現在のところ、なった場合にどのような状況になるかというお尋ねですけれども、具体的にまだ示されておらないような状況でありますので、現時点で金額等も含めての検討を試算しているような状況にはなっておりません。現在の30万円以上、80万円以上の共同化につきましては、当市の場合は負担するよりも交付されるほうの金額が少し上回っておるのが現状であります。もう少しお時間をいただければなというふうに思います。
あと２点目の病院等にかかる場合の負担というか、どのようになっていくのかなというふうなご質問がありましたけれども、具体的に病院にかかる患者さんの負担というか、その辺までは少しちょっとまだ読めない状況であります。大変申しわけありませんが、そんなには変わらないのかなという、現在のところでは、見越してはおる状況にあります。
あとは、３点目の県の広域化ということで、現在の状況ですけれども、少しお待ちください。今国のほうでその動きをしているわけですけれども、国会のほうで審議を現在しております。国のほうでは、どうしても国保の財政の状況が市町村の負担を大変強いるというふうな形で健全な財政基盤ができていないということを含めて、現在ワーキンググループで協議をしておるのが現状であります。財政基盤の強化に向けて今後協議をするということで現在の動きがあります。それにあわせて県と市町村の役割分担について具体的な協議に入っていくというのが現在進んでいる状況の内容になります。
以上です。よろしくお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 １レセプト１円からの負担ということになります……共同化事業ということになりますと、かなり市のシステムといいますか、さまざまな変更があるというふうに思いますが、むしろ負担が軽くなるのかなという私、感じとしては受けとめているのですが、その辺の何か問題があれば、その辺についても伺っておきたいと。
そうはいっても、まだ広域化ではありませんので、歳入に関しては今までどおり加入者に国保税を賦課して市が責任を持って徴収していくというのは変わらないわけですけれども、そういう中で広域化というのが今進められていると。ここに岩手県の国民健康保険広域化等支援方針と、25年の２月に策定したものがあるのですが、各市町村の国保会計、非常に厳しいというのはそのとおりだと思います。当市においても、非常に厳しい状況があって、税率も引き上げ、市も法定外の一般会計からの繰り入れもやり、そういう形で運営はされてきておるわけで、これは当市だけではなく全国の自治体全て同じような状況にあると。これを解決したいというのが国の趣旨だと思うのですが、ただ、今各自治体が法定外の繰り入れをしながら、その自治体の加入者の負担を軽減するということがやられて、ある意味では加入者の負担の軽減というのが全国的にやられているわけです。私は、このこと自体が悪いことではないと思っているのです、軽減をするわけですから。自治体の一般会計からの支出がふえるということはあっても。それは、その自治体の住民の財産を使ってそういう支援策をやるわけですから、それはそれでおかしいことではないというふうに私は思っています。この県の方針を見ますと、国民健康保険を維持するためにはと、加入世帯全員で支え合う必要があると、こういう表現をしているわけです。つまり各自治体がばらばらで支援したりなんかするのはもうやめましょうと、本来の国保の制度で加入者が支え合っていくものと。ということは、結局広域化になってしまうと独自の支援、自治体の支援策がなくなってしまって、全てとは言いませんけれども、加入世帯に負担がかぶさっていくと、そういう仕組みになってしまうと。県単位でやられますと、我々の地方の声がなかなか届きにくくなります。これは、後期高齢者医療保険制度でも試され済みといいますか、私も余り知らなかったのですが、先日の岩手県の後期広域連合議会では、実は保険料の値上げをしているのです。新聞でちょっと見て私もはっと思ったのですが、結局足りない分はそのまま保険料に転嫁していくと。来年度、再来年度、２年間の保険料を6.39％、平均で2,410円を引き上げると、こういうふうになっているのですが、恐らく国保会計も広域化されると、そういうふうに機械的に財源が不足すると保険料に転嫁していくと。保険料だけではなくとは思いますけれども、そういうことが機械的にやられていくというふうに思うのです。そういう意味で、私は非常に広域化については心配をしていると、さらなる国保の加入者の負担が出てくるのではないかということで、その辺についてはどのように捉えているのか伺いたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民課長。
〇市民課長 小林清功君 お答えいたします。
最初に、１点目の広域化にかかりましてシステムの改修等は大きな改正点になると考えております。その分については、これから具体の改修の説明等も受けながら対応していくということになると思います。補助事業も含めてシステム改修の支援は考えられますので、それを含めてできるだけ忌憚のない形の改正にしていきたいなというふうに考えております。今後対応してまいりたいと思います。
２つ目の県の国保の広域化の支援方針というのが示されまして、26年の２月に一部改正をされております。髙橋委員さんのご質問のとおり、国民健康保険を維持するためには加入世帯全体で支え合うというふうな文章表現になっております。これらを含めて今後広域化になった場合に、自動的に保険料の改定が転嫁されるのではないかということの懸念があるわけですが、それにつけてもこの広域化の方針は、できるだけ各市町村で保険税の賦課徴収、収納率の向上等も含めて役割分担をして進めましょうというふうな基本線に立っておりますので、市町村でできる部分は今後も推進をして取り組みをしていきたいと。あとは、給付のほうをどのようにして抑えていくかということが市町村の役割の大きな部分になると思います。給付のほうをできるだけ抑える形が保険税のほうのはね返りに直結していくということになりますので、そのような取り組みを今後進めていきたいと。
あとは、今年度、26年度から総合健診の取り組みをしてまいりますので、受診率の向上を含め、あとはその後の健康相談等も対応しながら、できるだけ給付の抑制に努めてまいりたい、そのことが健全な国保財政の運営につながるというふうに考えておりますので、今後とも取り組みを強化していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 課長の説明はわかります。私伺いたいのは、こういう広域化という方向に流れていくと、さらなる加入者の負担が増と、こういうことが非常に懸念されると。むしろ私は、今の形でそれぞれの自治体が自分たちの国保加入者の世帯を守っていくという仕組みのほうが非常に血の通った、そういう加入者との関係を保ちながらやっていけるのではないかというふうに思っていますが、その辺についてどうなのでしょうかと。部長なり副市長でも結構ですけれども、そういう広域化に対する懸念があれば、全く懸念がないということではないと思いますけれども、どのような見解を持っていらっしゃるか伺いたいと。
〇副委員長（田中榮司夫君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 ご答弁申し上げます。
確かに国保については、保険料、保険税、両面から考えられるわけではございますが、収入の面におきましても一般質問でやられましたとおり、一般論としまして所得の低い世帯が国保に入っていて、そういうのも要因になって国保会計に大変経費負担となっているというのはそのとおりと思います。それが全国的に地方にしわ寄せがなっていると、国保の保険がそういう全国的に課題となっていることから、やはり県を中心として広域化という課題が出てきているものと思います。
ただ、今委員さんがおっしゃいましたとおり、そういう状況を見据えて、しからば具体的に国保がどう変わっていくのか、保険料がどう変わっていくのか、これが一律、一つの流れというふうな形にはなろうと思いますけれども、そうすることによって県内市町村の賦課の仕方にも影響が出てくると思います。これについては、具体的になりまして県のほうである程度調整なりとっていくと思いますので、それらの動向を見ながらどのように今の八幡平市の国保の賦課状況とどう変わっていくのかというのを見据えながら、情報もとりながら、さらに県と情報交換といいますか、要請をしなければならないと、そういうふうに今考えているところでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかに質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第35号の質疑を終わります。
☆
議案第３６号 平成２６年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第36号 平成26年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 この議題には、なかなか手を挙げづらい、手を挙げがたいという方々、余り関係ないのだよという方々が多いかなと思うのですけれども、少し聞きたいと思います。
まずは、この根本的なことをお伺いいたしますけれども、先ほどから論じられております国民健康保険との違い、そして医療費負担について、まずそこからお伺いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民福祉部長。
〇市民福祉部長 大森光洋君 お答えいたします。
後期高齢者医療特別会計につきましては、国保事業から平成22年に後期高齢者医療として分離したものでございます。対象は75歳以上ということで、75歳を対象にした医療費の給付を目的にしております。
〇副委員長（田中榮司夫君） 松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 簡単な質問だったから、簡単な答弁でありました。
では、再質問いたします。この組織は、県下一体として一組織であるということはわかります。その組織の中で、保険料は医療費を算定しての保険料が負担されるということはわかりますが、後期高齢者議会があります、それはわかります。その中で、保険料が賦課されるに当たりまして、そしてまた２年ごとに見直しをされるという何か規定があるように見受けられました。２年ごとの見直しということは、どういう意味なのかということをお聞きいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民課長。
〇市民課長 小林清功君 お答えいたします。
保険料の見直しということで、２年ごとに設立当初から見直しをしてきております。なぜ２年間かというところなのですが、２年分の負担分を計算しながら給付費の金額を見据えた改正をしております。２年分のトータルを計算して、給付費の実績に見合う分を均等にしまして保険料を改定しているというふうな流れになっております。今回保険料の改定があるわけですが、値上げをするというのが広域連合のほうで決まって、今広報等周知を図っている状況にあります。今までは、基金の剰余金を入れながら保険料の値上げのほうを抑制してきておりましたが、今回基金のほうも全部取り崩しをしながらの改定を検討した経緯があります。基金の取り崩しは、今回26、27の改定と28、29の改定の４年間で少し平準化を図るというふうな方針で今回見直しをされております。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 基金が足りなくなるのだから２年間、２年間で見直しをしていこうということと感じましたけれども、ではまず医療費は１割負担、２割負担、３割負担とありますよね。その中で、その負担は所得割によって医療費の負担が異なるよと、負担をする人によって違うのだよということはわかります、そこまでは。そして、３割負担になりますと国保と同じ負担ですよね、３割負担ということは。そうすると、必ずしも75歳になったから国保に加入しなくてもいいのかというようなことも言われると思うのです。その場合はどうなるのかと。国保でもいいのかということも言われると思うのです。
私の言いたいところは、国保と後期高齢者事業に対しての一人一人の負担金というか、保険料が全部異なるのですよね。均等割、そして所得割、そういうことがかなり違うのですよね。今度また改定になりまして、均等割が今は３万5,000円ですけれども、26年、27年は３万8,000円だよと。国保の場合は、今は２万円ですよね、均等割として。そういうことが言われてくるのではないかと。そういうときに来た方々がそのような感じをすると思うのです。さっきも言ったとおり、国保に入ってそのまま後期高齢者に入らなくても済むのかということをまず１つ言いたいと来るのです。そのことについて簡単にお伺いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民課長。
〇市民課長 小林清功君 お答えいたします。
負担のところは、所得が多い方には負担をいただくというふうな流れになっております。年金の関係で80万円以下の方であれば９割軽減というふうな制度と、あと８割軽減、２割軽減というふうな低所得者に合わせた軽減がありますので、その分で幾らか負担は抑えているような状況になっております。
あとは、国保と余り変わらないのであれば、後期高齢ではなく国保でいいのではないかというふうなお話もいただきましたが、制度上の話になりますので、その辺は後期高齢の制度ができているというふうなことですので、なかなか難しいのかなというふうに考えております。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 今の課長の説明では、いいところもある制度というふうなことであったけれど、それはそれでそうは思わないし、やはり保険料が安いことを望むと思うのです、ほとんどの方々。そういう答えではないと思うのです。もう一度お願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市民課長。
〇市民課長 小林清功君 お答えいたします。
制度の話を、それではないのではないかというふうなお話で承りました。うちのほうとしても、岩手県の場合は後期高齢医療の広域連合というふうな形で進めております。うちのほうでも要望とはいきませんが、なかなかそこまでは今まで気がつかないというか、制度にのっとってやってきているような状況で、大変済みませんが、そのようなことを上にお話をした機会もありませんでした。回答になりませんが、よろしくお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市長。
〇市長 田村正彦君 補足させていただきますけれども、これ委員もご承知のとおり、何年前でしたか、国会で大議論を交わして、ようよう成立した法に基づいた制度ですので、変えるとなればまた法律を変えなければならないということですので、我々はそういう矛盾というのは申し上げてはいるのですけれども、あくまでもこれは国が法律でもって定めている制度だということでご理解いただきたい。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかにありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認め、議案第36号の質疑を終わります。
ここで２時15分まで休憩とします。
（１４時０１分）
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 休憩前に引き続き会議を開きます。
（１４時１５分）
☆
議案第３７号 平成２６年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）
予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第37号 平成26年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算を議題とします。
質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第37号の質疑を終わります。
☆
議案第３８号 平成２６年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第38号 平成26年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 では、伺いたいと思います。
一般会計のときもやりましたので、質問通告をしたようなものですから、今回改めてしたいと思います。前回不十分だった点、質疑、答弁、議論が不十分だった点、改めて質問したいのですが、１問目はあり方検討委員会の報告そのものを議論したいわけですが、西根病院の移転、新設場所については、市の方針としてはこのあり方検討委員会の報告を尊重するということですので、検討委員会の報告そのものを検証したいと。繰り返しますが、このあり方検討委員会では３つの候補地を検討したと。これ自体、この３カ所がなぜこの３カ所なのかというのはない報告書なのですが、それはそれとして、まず１点目、この報告書では大更駅東側の場所がふさわしいというふうに市は示しているわけですが、他の２カ所に比較して何がすぐれているというふうに示しているのか確認したいと。もちろん私も報告書を見ていますので、しかしその報告書の捉え方、認識を共通にしたいと思って、そこは聞きます。
それから、２つ目、これは前の議論で、これも指摘したのですが、医療施設としてふさわしい場所、私自身は現在の場所周辺がいいだろうというふうに考えると。それは、今の西根病院付近には歯科医、あるいは眼科医が存在して一つの医療圏が構成されていると、そして近くに福祉施設も存在すると、そういう意味からいえば他の２カ所に比べても特別にふさわしい場所だろうというふうに私は判断しますが、そこで２つ目、逆に質問しますが、現在地周辺では建設に何が致命的な弱点だというふうにこの報告書では言っているのか伺いたいと思います。
それから、３つ目、会計そのもので聞きたいのですが、今回約１億3,000万、固定資産を取得するということですが、それにあわせて7,000万、企業債発行、借金すると。この財政運営のあり方の問題で聞きたいのですが、確かに自治体の借金については資金繰りの事情から借金するという場合だけではなくて、後世の人たちにも公平に負担してもらうという趣旨で借金するという側面が強い場合がもちろんありますが、しかし一般的に今財政運営で言われているのは、後世の人たちにツケを残してはだめだという、そういう側面からも財政面が論じられると。そういうふうに見たときに、この病院、どうしてもこういうふうに借金するのは納得できないのですが、この資料では、例えば９ページでキャッシュフロー計算書というのが出ていました。新しい形なのですが、前は資金計画書を出しているのですが、ここにもあるように期末残高でキャッシュで11億円というふうな数値が出ると。もちろんこの中には、7,000万の借金分もプラスをして入っていますが、しかし貸借対照表を見れば未収金分１億3,000万になりますから、約12億なり資金があると。しかも、水道会計に比較しても負債が極めて少ないと。ですから、十分資金的な余裕があるという中で、財政運営上から見てなぜ改めて7,000万という借金しなければならないのかと。当然社会的に当たり前なのは、預金利息より借金利息のほうが大きいということは当然ですから、なぜこういう借金をしなければならないのかというのを伺いたいのですが。
〇副委員長（田中榮司夫君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
まず、１点目のあり方検討委員会の報告書でございますけれども、東側がすぐれているというのは何かというふうなご質問でございましたけれども、報告書の中ではいろいろ列記してございます。例えば利便性においては、人口の多い大更地区の中心地付近にあり、通院の利便性がよいというふうなことも言っております。また、土地の形状もまとまった土地を確保することが可能だということも述べておりますし、ある程度の面積を確保できるため保健施設等の併設も、将来拡張することも可能だということも述べております。あとは、公道についてもバイパスが近い、あるいは将来都市計画事業で道路網が整備されるというふうなことで、そういった利点を述べてございます。
次に、質問の２点目ですけれども、現在地に何が不足なのかというふうなことのご質問でございましたけれども、何がというのは、具体的には細かくは言っていないのですけれども、１つは公共交通機関の関係で、路線バスの停留所が近くにあるけれども、ＪＲの駅とは若干離れているというふうなことがあるというふうなことを述べておりますし、または道路においても県道に接してはいるのですけれども、実際に道路網そのものはちょっと弱いというふうなことも述べておりますということで、ここが一番だということは述べていませんけれども、その３カ所をいろいろ比較して、こういうふうに列挙してございます。これに基づいて、市のほうでは最終的な判断をしていきたいというふうに考えております。
次に、３点目ですけれども、会計の問題でございます。１億3,000万の資産を取得することに対して7,000万の企業債を発行するという中で、内部留保を使ってもいいのではないかというふうな質問でございますけれども、１つには企業債を借りるということは負担を均等にするという、一気に内部留保を使って減らすというのではなくて、将来の負担を均等にして、そういった支出の増減の幅を極力均等に抑えたいということは１つございます。そういうことがあって、また内部留保そのものも当然減っていくわけでございますけれども、そういった面も含めて企業債を借りるということにしてございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 結局なぜ大更駅東側がいいかということについては、他というよりも現在地周辺と比較して特別に極めてすぐれた状況があるという指摘はどこにもないのです。例えばさっき答えにもありましたが、保健施設を建設する余裕について余裕があると、十分余裕があると。しかし、今のところについては少し窮屈だという表現です、無理だと。この点についても、さっき言ったように保健施設ではなくて福祉施設ということになれば、現在のところは既に近くにあるわけです。というふうなことは考慮されていないし、前回のとき指摘したのですが、医療施設としてどうあるべきかという視点からの検討はこの報告書には一切ないと。医療の専門家が過半数入っている検討委員会でありながら、本来医療施設としてどういう場所が適切かというのは本質的な問題であって、それについての検討がされたということがない報告書なわけです。これは、市長はさきの答弁で、いや、さまざま議論されましたという答弁をしましたが、しかし報告書によればさまざま議論されたとしても、報告書の段階ではそれらは枝葉の問題だから載らなかったということになりますものね、主要な議論は報告書にあるというふうに我々は判断するしかありませんので。そうすると、医療施設としてどういう場所がふさわしいかということが全く報告書にはないと。私さっき言ったように医療施設として見れば、現在地がそういう条件を備えていると、備えつつあるというふうなことも全く考慮されていない報告書だというふうに私は思うのですが、そういう意味では結果的には市政として総合的に見れば、内容的には大更駅周辺まちづくり計画で集客のために駅の東に病院等が必要だという線に沿った報告でしかないというふうに言わざるを得ないのですが、例えば大更地区というふうに大きく言いますが、場所的、距離的に考えても、今の場所と駅東に行ったとすれば、大更、人口集中は恐らく282沿いだと思うのです。そうすると、282沿い、南に行くごとに今の場所と駅東との場所というのはそんなに違いはないというふうに考えれば、どの面から考えても特別に駅東がふさわしいという結論は出てこないというふうに私は思うのですが、この点、まずまた確認したいと思います。
それから、会計の問題ですが、私も最初に言ったように確かに自治体が借金する場合には、今例えば資金あったとしても、特に固定資産、長期に使用する、利用するものについては、後世の人にも負担するのが公平だというのは一つの基本だと思うのです、確かにさっきも言ったように。しかし、もう一方では、借金そのものをどういう内容であろうが減らしていくという側面も必要だと思うのです、条件がある場合には。それをやれる条件が、西根病院会計の場合は、十分そういう対応すべき資金状態にあると。さっきも言ったように内部留保で11億、12億あるし、今後新しい病院建設どうのこうの言おうが、特別に11億、12億の大半を使用しなければならないという予定もあるわけではないと。つまり銀行預金になっているという状況にあるのに、借金して償還利息も払っていかなければならないという状況をつくる必要はないというふうに私は思うのですが、どうですか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 １点目のあり方検討委員会の報告書についてお答え申し上げます。
委員も報告書に目を通されたということでございますけれども、この最後のページにつきまして３点、普通、良好、適、やや適というふうな形で、総体としてＪＲ花輪線大更駅東側周辺というのが丸になっておりまして、現在地と市役所庁舎建設周辺は三角となっており、その理由については前のページから述べているとおりとなってございます。
委員がこれを見まして、現在の場所ではどうなのかというふうなご質問でございますけれども、絶対ここの場所ではないというのは定義はできないものというふうに考えます。といいますのは、不便であってもそれなりの手当てをすれば可能なのも中にはあるかとは思いますけれども、ただあり方検討委員会では今置かれている場所、ある程度想定される場所を選定しまして議論をいただいたものと。これについては、市のほうで最終的に結論を出すと、同じ繰り返しになりますけれども、市のほうである程度場所については選定をして、それを基本計画書に盛って、さらにこういう理由でこの場所を選定したという結論になろうかと思いますので、その結論について現在検討を進めておる段階でございますので、基本計画がある程度案ができましたら、しかるべき時期を捉えて報告してまいりたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
２点目の会計の特別に企業債借りなくてもいいのではないかというようなご指摘ございましたけれども、先ほど言いましたけれども、まず内部留保を使うというのはかなりの額になりますので、それはやっぱり抑えて、できるだけ支出を均等にするという意味で、また償還もこの医療機器の場合は５年でございますので、そういった意味で今回企業債というのを選んだものでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 それでは、端的に病院新設場所の問題については、これの取り組みの進行状況を伺っているわけではなくて、最後の質問ですので、ぜひ答えていただきたいのですが、何回も言うように一つの小さな医療圏がつくられつつあると、あるいは福祉施設も近くにあると。現在地周辺で特別に今後新しい病院をやる上では、困難な状況を抱えているわけではないと。それは、駅東に比較してでも。その点については、どう判断するのかというのを伺いたいと思います。
それから、会計について。言うように、後世の人にも負担するという公平性を保つということが大きな柱でこういうふうに借金するということですが、そういうふうに言いますと、こういうふうに11億、12億、資金をためているということは、これまでの人が負担したのを公平に使っていないということなのです、逆に言うと。まさに不公平のきわみなのです、こういうふうに金をためておくというのは。そうでしょう。前の人たちが負担していて、しかしそれは全く使われなかったという使われ方なわけですから、ためているということは。今になって後世の人と負担を公平にするという理論は、論理は合わないわけで、そういう意味からいうと、私は病院のこの会計の実態の場合はあえて借金するべきではないというふうに、どう見てもそう思うのですが、改めて聞きたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市長。
〇市長 田村正彦君 たびたびお答えをしているわけですけれども、病院、そもそも論ですけれども、皆さんもご承知のとおり、合併の際に新市建設計画の主要財政指標というものを定めております。その中で庁舎の移転新築やら、松尾の公民館の改築やら、西根病院の移転新築と、そういったものが重要な主要課題として計画をされておる事業でございます。そういったこともありまして、また同時に老朽化が著しいということで検討を重ねてきておるものでございます。
その中で、一番考慮したことは何かと申しますと、やはり市民の皆さんの利便性、これが一番だろうと。そして、また次は何かというと、医師の確保とか看護師の確保です。これをきちっと確保できるような場所でなければならない。委員もご案内のとおり東八幡平病院においても、あの利便性の悪さから看護師の確保が非常に困難を来しているという現状もございます。そういったことから、とにかく庁舎を建設するときもそうだったのですけれども、八幡平市には花輪線、12の駅がございます。駅と隣接することによって、この12の地域が鉄路一本で結ばれます。そのことによって、旧安代地域の皆さんも汽車にさえ乗れば、電車にさえ乗れば西根病院に着けると。今までみたいに西根病院でおりて要らないタクシー代かけて、わざわざあそこに行って待つ必要もない。やはりそういうとにかく利便性というものが一番必要であろうと、そういう観点と、先ほど申し上げました医師、看護師、そしてまた派遣をしていただく中央病院、医大、それの派遣のしやすさ、そういったことをもろもろに総合的に判断すれば、あの駅と隣接した病院が一番市民にとって利便性があるだろうと、そういったこともあって今回小児科の医師も確保したわけでございますので、何とか早急に進展をさせていきたい、そのように考えております。
〇副委員長（田中榮司夫君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
会計のことでございますけれども、１つに先ほど米田委員おっしゃるとおり内部留保が結構あるということですが、それを使えばいいのではないかという話でございますけれども、１つにはこの内部留保ですけれども、ひとつ減価償却という制度、企業会計ですので当然ございます。これは、将来のそういった資産の公平に備えて、収益的収支の中でその減価償却分を毎年内部留保に回しているわけでございますけれども、それのトータルが今現在、大体減価償却累計額が８億2,000万ほど、本来であればその分が回している格好になります。ですから、この10億というお金は、その大半がこの資産の更新に使うべきものでございまして、その点からいって一気に減らすのではなくて、そういった将来の資産の更新も踏まえながら、急激な変動がないように内部留保、施設の更新を徐々にやっていきたいという意味で、今回は企業債を借りて単年度の負担を少なくするという意味で、そういった面を選んだということでございますので、ご了解願いたいと思います。
〇副委員長（田中榮司夫君） 古川津好委員。
〇委員 古川津好君 ５ページの医業収益について伺いたいのですが、医業収益の予算をつくられるときの算出に当たりまして、入院と、それから外来の患者数に基づいて金額を算出している、予定額をお決めになっていると思うのですが、人数を決めるというか、計画を立てる際の人数の算出方法といいますか、見込みをつくるときの考え方についてお伺いします。
それから、もう一つ、事業会計の関係なのかもしれませんけれども、病院と、それから水道の会計の予算書のつくり方なのですけれども、ほかと同じような書式に、縦と横とずれているというか、つくり方が縦になったり横になったりしているわけなのですけれども、この予算書のつくり方は何か制限があってこういうふうな形になっているのか。そうでなければ、同じようにほかの予算書、このページの中にも横書きの部分……Ａ４を縦に使っている部分と横に使っている部分とあるのですが、縦に使っているように統一をして作成できないものかどうか、そこには制限があるのかどうか、この２点についてお伺いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えします。
まず、医業収益の人数の算定でございますけれども、実績が基本でございますけれども、そのほかに過去何年間における、一番というか、過去の実績も踏まえて算定してございます。ですから、逆に言えば、これくらいなければ会計的に厳しいなという面も踏まえてその人数というのを算定してございます。確かに去年、おととしの実際の人数からいくと、若干多目にはなっているのですけれども、それ以前の人数で多いときもありますので、そういったのも踏まえながら今回この人数に算定させていただいております。
あと２点目の会計の様式でございますけれども、特にこれは制限はございません。今まで横でいろいろ説明とかやってきたのですけれども、これについては県内の企業会計において縦の部分もありますので、その辺は考えていきたいと思っております。
〇副委員長（田中榮司夫君） 古川津好委員。
〇委員 古川津好君 それでは、書式のことから先に伺いますけれども、書式は変えることが可能だということの答弁というふうに確認してよろしいでしょうか。であれば、やはりＡ４の縦にしたほうがほかの予算書との関係もあってすごく見やすいので、そのように来年度に向けて直していただくように水道も含めて考えていただければ大変ありがたいなと思いますので、そこのところについての答弁をもう一回お願いいたします。
それから、人数の考え方ですけれども、多分過去の実績だと思います。でも、もう一つの人数の捉え方としまして、例えば病院の規模、当然入院のほうはリミットがありますからあれですよね。それで、外来の患者さんについても、例えば医師の数とか診療科目の数等もいろいろあると思いますけれども、その辺を考慮した場合、例えば今の西根病院における理想的な、もしくは目標とするような数字というのは何か先にあって、それと過去の実績との微調整で数字が決められるのかというところがすごく気になったのです。基本的には、お客様、患者がゼロになるということはないと思いますけれども、全員が健康で誰も病院に行かないのが理想なのでしょうけれども、そういう世界というのは多分ないと思いますので、どのあたりをどういうふうに調整、掛け算をするかというのもあると思いますけれども、理想とするものというか、現実的な病院の規模からしたものの算出というのを計算したことはありますでしょうか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 工藤義昭君 お答えいたします。
まず、１点目の会計の様式でございますけれども、これについてはＡ４縦のほうが確かに統一させて見やすいということがありますので、それに向けて検討してまいりたいと思っております。
次に、２点目の人数でございますけれども、確かに委員おっしゃるとおり、ある程度目標というのも持ってございます。１つは、今の医師の体制、看護師の体制、またはベッド数、それを掛けて採算がとれるのは幾らかというのもある程度目安として、特に入院の場合は採算がとれるというのは７割以上ですから、42床以上は平均でなければならないというふうに考えてございますし、外来につきましてやっぱり160人から170人ぐらいは平均でなければ、これも採算的には医師に給料払う、あるいは看護師に給料を払う面からいってかなり厳しいと考えておりますので、それも含めて検討していくというふうに考えてございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋光幸委員。
〇委員 髙橋光幸君 今米田委員もおっしゃいましたとおり、私も西根病院の新築の関係でお伺いしたいと思います。
今市長が申されたとおり、駅の利便性をおっしゃっていましたけれども、実際的に駅を利用して病院へ通っている人間は何名ぐらいおるのですか。
あと患者さんの意見とか要望は聞いているのですか。地域の住民の意見もなしで、検討委員会だけで出して、それで進めるというのは邪道だと思います、私は。市民を無視している考えではないですか。その辺どう考えているのですか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市長。
〇市長 田村正彦君 駅から病院に通っている人数は何人かということでございますけれども、それについては、私は人数そのものは捉えてはおらないということでございます。
それから、何回も申し上げますけれども、市民のご意見というふうに申し上げますけれども、いわゆる合併の際に、合併反対の方は、これはいかんともしがたいわけですけれども、合併の際にそれぞれの議会の議員の皆さん、あるいは合併協の皆さん、そういった皆さんの中でかんかんがくがくご検討いただいた結果としての西根病院の移転新築と、こういう結論を出して、それを建設計画に基づいて着々と進めていこうとしておるわけでございますし、その件については私の選挙の公約でもございました。したがって、常に病院の移転新築については、選挙の際に皆さんにもご説明を申し上げてもおりますし、そういったことも受けて、当然米田委員のお話の中では今の場所でいいのではないかという話がありましたけれども、実は検討委員会の中でその議論もしました。その議論の中で出されたのは、この病院をこの場所で改築するということになると、少なくても２年間は病院を休んで工事に入らなければならない。そうすれば、医者も看護師も誰もいなくなってしまうと。こういうことでは、とてもではないけれども、ここの場所で新築というのは不可能ですよと、こういう検討委員の皆さんからのご意見も頂戴しているものでございます。少なくても、例えば最低限１年間、あの病院を休むということになると医師の確保は、それから先の医師確保というのはもうほとんど可能性はなくなる、そういう非常に厳しい状況の中でこの事業を組み立てていかなければならないということもぜひご理解をいただきたいと。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋光幸委員。
〇委員 髙橋光幸君 いずれ市長が申されましたけれども、後ろの田んぼは十分敷地はあると私は考えておりますけれども、現地に行ってみて、十分可能だなと思って私は見てきたのだけれども、いずれ踏切の問題もあります、私の言いたいのは。そういうこともありまして、今の場所が的確ではないかなと思ってお話をしているのですけれども、それは検討委員会がそう決めたということであっても、私は納得がいかないなというところはあります。でも、やっぱり駅を利用して病院に来る人間というのは、１日に１人あるかないかではないかなと私自身は思っております、どうあろうと。一番懸念するのは、国道がありながら、その国道を利用しながらまちづくりの道路ができる、駅前ができる、にぎわい創出をどうするか、全部共通点なのです。歯科医、眼科、薬局並びにその辺の周辺の商店を取り込みながらのあり方なのです。また新たにまちをつくりまして、東側に持っていったからといってそこが栄えるかといえば大変な、至難なわざではないかなと私は思います、新たに確保しなければならないし。と思いますけれども、やっぱり市長、それは考えを変えてもらったほうがいいのではないかなと私は思いますけれども、どうですか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市長。
〇市長 田村正彦君 隣の田んぼを買って建てたらいいのではないかということですけれども、買うのはいいのですけれども、建てるにはそれなりの造成工事なり、１年なり１年以上の工事がかかります。病室の脇でそういう工事、そして資材の運搬、あの狭い道路、そういったことを考えて検討委員の皆さんは、それは無理ですよというようなお話になったものというふうに承知をいたしております。
あと駅の利用の話がありましたけれども、それを駅と隣接することによって飛躍的に、例えば野駄方面、あるいは時森方面、荒屋新町、小屋畑、そういった皆さんが汽車に乗ることによって真っすぐ西根病院に来られるという莫大な利便性がそこに出てきますし、同時に県北バスの平舘経由線、田頭経由線、全て駅に集中します。そういったことを考えた場合には、これは市民の皆さんの利便性が飛躍的に向上すると、そういうふうに考えておるものでございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 ちょっとこの会計で私、手を挙げる予定はしていなかったのですが、今市長の答弁を伺いまして、ちょっとおかしいと思いまして今手を挙げました。
かつて駅周辺のにぎわいづくりの懇談会の中でもこの問題はかなり議論されました。多くの委員の方がやっぱり西側だと、できれば今のフーガの広場とか、そういうまちの中に可能なところがあればというふうな意見がたくさんあったのです。そのときに、たしか副市長だと思ったのですが、岡田副市長ではない、前副市長ですけれども、当時ちょうど地震、3.11ありました。もう皆さん生々しい状況が頭に入っている時期でした。もし地震が来てまちの中が崩壊すれば、病院が役割を果たせないのだと、だからだめだと、そういうお話があったのです。それは、果たして現実的にはどういうことなのかは私も理解できませんでしたけれども、そういうことを理由にして、東側という理由は。
それから、一般質問でもありましたけれども、市長が今の病院の近くに建設をするとひどい騒音が出ると、入院患者が耐えられないと、だからだめですと、こういうお話でした。先ほどの答弁では、今度は２年間休まなければいけないと、これはちょっと余りにも現実を無視している答弁ではないでしょうか。今まちの中で病院を建てかえているところは幾らでもあります。そういうことを理由にして東側に持っていくのだというのは、ちょっと私は納得できないのですけれども、要は本来の西根病院の役割なり利用者の利便性なり、それが最優先されるべきなのです。そして、合併協定はもう既に８年、９年前の協定です。現状は、大きく変わっています、人口も変わっていますし、まちのにぎわいも変わっています。そういう中で、やっぱり今の現状の中でどういう位置が最も病院にふさわしい位置なのかと総体的に考えて結論を出すと、これが当たり前だと思うのですが、そういうことは考えられないでしょうか。
〇副委員長（田中榮司夫君） 副市長。
〇副市長 岡田 久君 髙橋悦郎委員さんのご質問でございますが、西根病院の役割を最優先させるべきと、そのとおりだと思います。やはり通院患者、また入院患者の利便性に資するような病院、医療施設でございます。それをやはり最優先に考えなければならないと思います。ただ、騒音については、例えば打つ場合、パイルを打たなければなりません。場所によっては振動が響くと思います。そういうのにつきましても、今後検討していくべきものと思いますが、そこの場所の地盤等もあろうかと思います。これについては、広範に考えていかなければならない一つの課題だというふうに考えてございます。
ただ、今出ました駅西口の場所についてのことですけれども、具体的に適地となるべき場所と、それから相応の面積、あるいはドクターヘリが待機してすぐおりられるような場所等も考えなければなりません。そうしますと、ある程度の面積も必要となりますし、そういうのも加味しながらあり方検討委員会の報告書を交えて具体的な面積等を計算しながら進めていかなければならないものというふうに考えてございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 髙橋悦郎委員。
〇委員 髙橋悦郎君 今副市長がお話しされました西根病院本来の役割を最優先すると、そういう答弁をいただきました。私は、それをきちっと考えて検討していただきたいということで終わります。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかにありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） それでは、質疑なしと認めます。
これで議案第38号の質疑を終わります。
☆
議案第３９号 平成２６年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第39号 平成26年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第39号の質疑を終わります。
☆
議案第４０号 平成２６年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第40号 平成26年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第40号の質疑を終わります。
☆
議案第４１号 平成２６年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第41号 平成26年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第41号の質疑を終わります。
☆
議案第４２号 平成２６年度八幡平市水道事業会計予算
☆
〇副委員長（田中榮司夫君） 次に、議案第42号 平成26年度八幡平市水道事業会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 恐らくきょうの最後の質問者だと思うのですけれども、それはわかりません。水道事業に関して、上下水道、住民が生活する上で必要な事業でありますし、またいろいろ考えられると思われます。現在の282号線平舘松尾地域管内で、どこからどこまで水道管が埋設になっているのか、また下水管がどのように埋設になっているのか１点と、もう一つ、主要事業概要説明書の中の197ページですか、26年度、一般国道282号西根バイパスの配水管の移設、これ新バイパス道路に配管がされるのかお伺いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 上下水道課長。
〇上下水道課長 佐藤文城君 お答えいたします。
１点目の平舘と松尾の間の水道と下水の状況でございますけれども、平舘は連担しているところの前の、府金製材所がありましたけれども、あの辺のうちがある場所までは水道、下水道が通ってございます。あとのローソンとかある田んぼの脇はずっと入っていなくて、あと松尾側はラーメン屋さんあるところの川が、高川ありますけれども、あの川のところまで、ちょうど間は抜けております。現在新庁舎が建設中ですけれども、新庁舎には新寄木配水池のほうから水を配水する予定でございます。あと平舘地区のほうは、田頭の高森から水が行っておりますけれども、現在田頭のほうは配水池との高低差の関係で水圧が弱くて、あれ以上延ばせない状況でございます。
あと２点目ですけれども、282号線の関係でございますけれども、これは282号線と交差する市道の配水管がございますけれども、それの入れかえでございます。
以上でございます。
〇副委員長（田中榮司夫君） 松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 では、今度は課長で、次は部長に答弁をお願いしておきます。先般市長答弁のどなたかの質問について、新庁舎付近の開発がされるだろうと。そして、平舘野駄田圃が圃場整備計画されるだろうという答弁がありました。その中で、平舘野駄田圃は本当に優秀農地であります。平舘野駄田圃に入るか入らないかはわかりませんけれども、282号線と花輪線間、平舘と新庁舎間の場所だと思うのですけれども、これまた優秀な田んぼであります。この田んぼは、今農振の網がけがかかっていると思うのです。それを農振から……
（「かかっていない」の声あり）
〇委員 松浦博幸君 かかっていない、農振法かかっていないの。では、かかっていなければまた楽だと思います。平舘新庁舎間、花輪線間の田んぼは開発が進むと思うのです、住宅地であろうと、商業地であろうと。そのためには、先ほど課長から聞いたのですけれども、水道管も下水管も入っていませんよということでありますので、その管についてやはりこれから計画をするべきではないかと思うのです、水道管、下水道管。この場合には、２つの管を同時に入れるということは可能なのか不可能なのかと、その計画性がどうなのかということをお伺いいたします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 建設部長。
〇建設部長 工藤孝栄君 お答えいたします。
松浦博幸委員のご質問でございますが、今のＪＲ花輪線と国道282号の間でございますが、このことについては古川津好委員の質問にもお答えしていますが、あそこについては都市計画区域のエリアに編入いたしました。そして、農業振興地域の部分は入ってございません。白地でございますので、開発可能な区域ということが考えられます。民間の活力によりまして、あそこの地域の分については開発が今後想定されるだろうということで、都市計画のエリアにも加えてございます。それが進んだときは、今実は水道について新小屋の沢配水池というのも建設中でございます。これにつきましては、広域農道を通しまして椛沢のほうに回す計画でございますが、いずれ水道事業も幾らかけてもいいということではございません。財政状況を見ながら、いずれ民間開発された場合には管路を布設してまいるように検討していかなければならないなと思ってございます。
下水道区域につきましては、あそこの区域はエリアの外でございます。今の公共下水道の計画、平成32年度までの計画で、今の大更の両沼地域、それから北村地域、それから田頭のちょうどワークマンのあたりからになるのですが、24年度に編入をしてございます。今後の動向を見まして、公共下水道のエリアの拡大も視野に入れまして進めたいと思いますが、エリアに入れなければ補助事業等入りませんので、上水と下水一緒かというと、そうもならないかと思いますが、今後の開発状況を見ながら計画してまいりたいと思っています。
以上です。
〇副委員長（田中榮司夫君） 松浦博幸委員。
〇委員 松浦博幸君 なかなか行政の事業は難しいものだとつくづく感じるものでありますけれども、やはりこれからの開発を見込んで計画だけは立てておいてもいいのかなと思うのです。ただ、計画を立てたから必ずしも施行しなければならない、25年度の事業もかなりそういう事態が発生しております。ただ、言いたいのは、そういう今までのかつての商業地に対して商人の方々が言うことは、あの地域は水がよくないのだと、飲料水には適さないよと言われておるのです。ほとんどの商業の方々がボーリングを行って給水はやっているのですけれども、給水のよい水を欲しいということがよく言われます。特に食堂関係の方が言っております。早急にその計画だけは立てておいて、少しずつでも事業を進行していくことがもっともではないかと思いますけれども、これは最後に市長の答弁をお願いします。
〇副委員長（田中榮司夫君） 市長。
〇市長 田村正彦君 実は、私も委員と同じことを３年ぐらい前から担当のほうには申し上げています。なかなか「うん」と言ってくれないと。やはりあの地帯は絶対必要な場所ですので、何とか今委員がおっしゃったようにちょっとずつでもいいから、国道沿いですので、将来どういうものが来るのか、どういう施設が来るのか想定はできませんけれども、そういったインフラ整備されていることによって、ではそこに行って商売しようかという人たちも出てくるはずですので、そういったものも含めて何とか頑張ってみたいなというふうにも思っています。
〇副委員長（田中榮司夫君） ほかに質疑ありませんか。
（「なし」の声あり）
〇副委員長（田中榮司夫君） 質疑なしと認めます。
これで議案第42号の質疑を終わります。
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散 会
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〇副委員長（田中榮司夫君） これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日の会議はこれをもって閉じ、散会いたします。
大変ご苦労さまでした。
（１５時１１分）