決算特別委員会会議次第

                          日 時 平成24年 9月21日(金)
                          場 所 八幡平市議会議事堂議場


1 開  会

2 委員長選任について

3 副委員長選任について

4 付託事件の審査要領について

5 議  事
(1)議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について
(2)議案第12号 平成23年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定
          について
(3)議案第13号 平成23年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
(4)議案第14号 平成23年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決算
          認定について
(5)議案第15号 平成23年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計利益の処分及び決算の
          認定について
(6)議案第16号 平成23年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
(7)議案第17号 平成23年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
(8)議案第18号 平成23年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について
(9)議案第19号 平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について


6 散  会

出 席 委 員(22名)
     1番  立  花  安  文  君     2番  大  森  力  男  君
     3番  渡  辺  義  光  君     4番  工  藤     剛  君
     5番  渡  邊     正  君     6番    橋  喜 代 春  君
     8番  古  川  津  好  君     9番  小 野 寺  昭  一  君
    10番  田  村     孝  君    11番  田  中  榮 司 夫  君
    12番    橋     守  君    13番  伊  藤  一  彦  君
    14番    橋  悦  郎  君    15番  小 笠 原  壽  男  君
    16番  関     善 次 郎  君    17番  三  浦     侃  君
    18番  松  浦  博  幸  君    19番  大 和 田  順  一  君
    20番    橋  光  幸  君    21番  米  田  定  男  君
    22番  北  口  和  男  君    23番  工  藤  直  道  君

欠 席 委 員(なし)

委員外出席(2名)
     7番  遠  藤  公  雄  君    24番  瀬  川  健  則  君

説明のために出席した者
    市長               田  村  正  彦  君
    副市長              武  田  常  徳  君
    教育長              遠  藤  健  悦  君
    企画総務部長           岡  田     久  君
    市民福祉部長           津 志 田  徳  悦  君
    産業部長             田  村     勇  君
    建設部長             畑     孝  夫  君
    教育次長             高  橋  一  夫  君
    松尾総合支所長          高  橋  三  夫  君
    安代総合支所長          関     敏  博  君
    会計管理者            工  藤  定  男  君
    企画総務部市長公室長       高  橋  正  明  君
    企画総務部総務課長        小 野 寺     浩  君
    企画総務部地域振興課長      工  藤     健  君
    市民福祉部市民課長        種  市  光  則  君
    市民福祉部税務課長        工  藤  加 寿 子  君
    市民福祉部収納課長        小  林  清  功  君
    市民福祉部地域福祉課長      大  森  光  洋  君
    市民福祉部児童福祉課長      松  浦  淳  二  君
    市民福祉部健康福祉課長      藤  田  濱  子  君
    産業部農政課長          藤  原  一  彦  君
    産業部商工観光課長        工  藤     正  君
    建設部建設課長          工  藤  孝  栄  君
    学校教育課長           田  村  昌  治  君
    国保西根病院事務局長       工  藤  義  昭  君
    農業委員会事務局長        高  橋  敏  彦  君
    監査委員事務局長         畠  山  弘  明  君

事務局出席者
    事務局長             鈴  木  伸  也
    議事係長             伊  藤  純  子

開     会

議長(瀬川健則君) [ 1 ] ただいまから決算特別委員会を開きます。

                                                      (13時00分)

臨時委員長のあいさつ

議長(瀬川健則君) これから委員長及び副委員長の選任を行います。委員長の選任については、委員会条例第10条第2項の規定によって、年長の委員が臨時の委員長の職務を行うことになっております。
 ここで、年長の委員、田中榮司夫君をご紹介いたします。
臨時委員長(田中榮司夫君) それでは、ただいまご紹介いただきました田中榮司夫でございます。そこで座らせてもらいます。委員会条例第10条第2項の規定によって、臨時に委員長の職務を行います。よろしくお願いします。

開     議

臨時委員長(田中榮司夫君) ただいまの出席委員は22名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
 これより本日の会議を開きます。

委員長選任について

臨時委員長(田中榮司夫君) 会議次第2、決算特別委員長の選任を行います。
 お諮りいたします。決算特別委員長の選任はいかなる方法で行ったらよろしいか、発言を願います。
 8番、古川津好委員。
委員 古川津好君 [ 2 ]  指名推選の方法でよろしいかと思います。お諮り願います。
臨時委員長(田中榮司夫君) ただいま指名推選の発言がありました。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

臨時委員長(田中榮司夫君) 異議なしと認めます。
 それでは、指名推選により決算特別委員長を選任したいと思います。
 お諮りいたします。決算特別委員長に推薦したい委員の方があれば発言を願います。
 8番、古川津好委員。
委員 古川津好君 [ 3 ]  臨時委員長の田中榮司夫さんを委員長に推薦したいと思います。お諮り願います。
臨時委員長(田中榮司夫君) ただいま私、田中榮司夫を決算特別委員長に推薦したいとの発言ありました。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

臨時委員長(田中榮司夫君) それでは、異議なしと認めます。
 よって、私、田中榮司夫が決算特別委員長に選任されました。
 以上で臨時委員長の職務を終わります。ご協力ありがとうございました。
委員長(田中榮司夫君) それでは、引き続きになりますが、会議を再開いたします。
 ただいま委員各位のご推挙によりまして、決算特別委員長にご指名いただきました田中榮司夫です。委員各位のご協力を得ながら責務を全うしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

副委員長選任について

委員長(田中榮司夫君) それでは、会議次第3の副委員長の選任を行います。
 お諮りいたします。副委員長の選任は、いかなる方法で行ったらよろしいか、ご発言願います。
 8番、古川津好委員。
委員 古川津好君 [ 4 ]  委員長に一任したいと思います。お諮り願います。
委員長(田中榮司夫君) 委員長一任の発言があります。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(田中榮司夫君) 異議なしと認め、副委員長に渡辺義光委員を指名いたします。ご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(田中榮司夫君) 異議なしと認めます。
 よって、渡辺義光委員が副委員長に選任されました。

付託事件の審査要領について

委員長(田中榮司夫君) それでは、会議次第4、付託事件の審査要領についてでありますが、審査日程につきましては、お配りしております決算特別委員会審査日程案に基づきまして説明いたします。

    (決算特別委員会日程案を朗読説明のため記載省略)

 お諮りします。ただいま説明した要領で審査したいと思います。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(田中榮司夫君) 異議なしと認めます。
 よって、決算特別委員会審査日程及びただいま説明した審査方法により行うことといたします。

議案第11号〜第19号

   議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について   
 議案第12号 平成23年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳  
        入歳出決算認定について                  
 議案第13号 平成23年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算  
        認定について                       
 議案第14号 平成23年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)  
        歳入歳出決算認定について                 
 議案第15号 平成23年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計利益の  
        処分及び決算の認定について                
 議案第16号 平成23年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算  
        認定について                       
 議案第17号 平成23年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決  
        算認定について                      
 議案第18号 平成23年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定  
        について                         
 議案第19号 平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認  
        定について                        

委員長(田中榮司夫君) それでは、会議次第5、議事に入ります。
 付託されている議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第19号 平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの9件を一括議題とします。
 提案理由の説明は終わっていますので、これから内容の説明に入ります。内容説明に当たっては、事務事業の新規のもの、比較的金額の大きいもの等について重点的に説明を願います。
 それでは、議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についての内容説明を求めます。
 それでは、企画総務部長。
企画総務部長 岡田 久君 [ 5 ]  平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算の歳入の内容についてご説明申し上げます。
 まず、歳入の決算額でございますが、201億187万円となっておりまして、平成22年度と比較しまして15億7,582万8,000円の増となっております。
 次に、款ごとに主な内容をご説明申し上げます。まず、第1款の市税につきましては、固定資産税の収入済額が前年対比で963万4,000円の増収となったものの、取り巻く経済情勢により個人市民税及び東日本大震災の影響も加わり入湯税が減少し、市税全体で29億3,957万2,000円と前年度と比較し1,536万4,000円減少しており、前年対比で0.5%の減少となりました。
 2款の地方譲与税におきましては、地方揮発油譲与税及び自動車重量譲与税の減少により前年度比較で297万5,000円減少し、2億8,841万7,000円となっております。
 また、6款の地方消費税交付金、7款ゴルフ場利用税交付金につきましても経済情勢や東日本大震災の影響、またゴルフ場利用客の落ち込み等により減少しており、6款、7款合わせて前年対比で1,241万4,000円の減少となっております。
 次に、10款地方特例交付金でございますが、児童手当及び子ども手当特例交付金の減により557万3,000円の減少となり、率にして前年対比12.3%の減少でございます。
 11款の地方交付税についてでございます。普通交付税で472万8,000円、特別交付税で1億1,216万8,000円増加し、交付税総額は88億5,365万円となり、昨年度同様80億円を超える額となっております。
 次に、13款使用料及び手数料でございます。家畜診療所手数料等の減少によりまして910万6,000円の減少となってございます。
 15款国庫支出金につきましては、経済対策でございます地域活性化・きめ細かな臨時交付金等の減少により、全体として3,704万3,000円の減少となっております。
 16款県支出金の3項委託金、5目土木費委託金の一般国道282号西根バイパス用地補償業務委託金3億2,905万5,000円を含め、県支出金全体で3億7,030万3,000円の増となりました。
 次の17款の財産収入につきましては7,536万8,000円の増となっており、主な要因としては土地売払収入金及び立木売払収入が増加の大きな要因となってございます。
 18款寄附金につきましては1,174万9,000円の減少となっており、ふるさと納税交付金の収入減が要因となってございます。
 次に、19款繰入金でございます。昨年度と比較し383万8,000円の減となっており、庁舎整備基金及びふるさとの水と土保全基金からの借り入れが前年度と比較し減額となってございます。
 20款の繰越金に参ります。繰越金につきましては増となっており、1億2,273万6,000円の増加額となってございます。
 最後は、22款市債でございます。8億5,160万円の増となってございます。これは、臨時財政対策債が2億円の減少となったものの、合併特例事業債及び過疎対策事業による地方債の発行が増加したことによるものでございます。
 以上が一般会計歳入の特徴的な点について申し上げ、説明にかえさせていただきます。よろしくお願いします。
委員長(田中榮司夫君) 歳入の説明が終わりましたので、次に歳出についての説明を求めます。
 なお、会議の進行上、部長等個々の指名は省略いたしますので、1款議会費から順に説明願います。
 それでは、1款議会費から内容説明を求めます。
 議会事務局長。
議会事務局長 鈴木伸也君 [ 6 ]  それでは、議会事務局長から平成23年度議会関係の歳出決算内容についてご説明申し上げます。
 事項別明細書の55ページから58ページになります。1款議会費の議会運営費及び事務局経費でございますが、予算現額2億2,569万9,000円に対しまして、支出済額2億2,481万7,000円で、88万2,000円の減であります。主なものは、議員24名分の報酬、共済費、手当、政務調査費、交付金及び定例会4回、臨時会6回、予算、決算特別委員会の会議録調製業務委託料等であります。また、議会広報、議会だより「はちまんたい」を4回発行しております。
 なお、前年度対比で支出済額が5,893万円ほどの増となっておりますが、その主な要因は平成23年6月1日に地方議会議員年金制度が廃止されたことに伴う経過措置として、給付に要する費用は地方議会議員共済会が保有する残余の積立金を除き、地方公共団体が共済費を負担することとなったためであります。
 以上、内容の説明を終わります。
企画総務部長 岡田 久君 [ 7 ]  続きまして、企画総務部に関連いたします2款総務費、9款消防費、12款の公債費の主な特徴点についてご説明申し上げます。
 まず、事項別明細書の57ページから62ページにかけましての2款総務費、1目一般管理費でございます。一般管理費におきましては、人材育成方針に基づく職員の資質の向上を目的として庁内研修3項目、庁外研修10項目、合わせて13の項目に係る研修を実施し、受講者は259人となっております。
 次に、61ページの文書広報費につきましては、市長と市民の対話集会を開催し、106人の方から参加をいただきました。また、広報紙への広告の掲載につきましては、延べ33件の広告を掲載してございます。歳入ではご説明申し上げませんでしたが、収入額にして約53万9,000円となっておるところでございます。
 次に、5目の財産管理費におきましては、69ページ、70ページをごらんいただきたいと思います。15節工事請負費では、本庁舎に係るトイレ改修及び下水道接続工事、車庫の屋根の塗装工事のほか、防災対策を強化するため非常用電源回路の増設工事、燃料供給装置変更工事、オイルタンク制御改修工事を実施してございます。
 次に、7目企画費でございます。73ページ、74ページでございます。13節委託料でございます。庁舎建設に向けました庁舎建設実施設計業務、また花輪線北森駅移設に伴う基本調査設計業務を委託いたしました。
 1枚お開きいただきまして、17節公有財産購入費では庁舎建設に係る交通広場用地並びに庁舎及び多目的ホール建設用地を購入いたしました。
 次に、19節負担金補助及び交付金でございます。協働のまちづくり事業におきましては、協働社会構築のための事業として、各地区の地域振興協議会事業や自治会事業92事業に対し、1,183万2,000円を交付してございます。また、繰越明許費ではございますが、地上デジタル放送及び難視聴地域の解消を図るため、6組合へ合計1,171万6,000円の補助金を支出してございます。
 9目の電算管理費でございます。情報化システム及び関連機器の保守期限が到来したことから、住民情報システム、内部情報システム及びこれに関連する機器の更新を実施いたしました。
 次に、賦課徴収費についてでございます。83ページ、84ページをお開きいただきたいと思います。13節委託料におきまして、現在使用しております滞納管理システムに法人市民税の取り込みを行いました。これによりまして、24年度においては収納率の向上が図られている状況となってございます。
 次に、9款消防費についてでございます。187ページ、188ページをお開きいただきたいと思います。3目消防施設費の15節工事請負費におきまして、西根地区の渋川、渋川開拓、白屋の行政区を所管しております4分団屯所を建設したほか、同敷地へホース乾燥塔を設置いたしました。また、次の18節備品購入費につきましては、消防車両購入費といたしまして3台の更新を行いました。具体的には、西根地区の1分団、5分団、13分団へ、1分団につきましては水槽つきポンプ自動車、5分団につきましては小型動力ポンプつき積載車、13分団につきましては消防ポンプ自動車の各1台を更新したところでございます。
 最後は、237、238ページでございます。12款公債費でございます。公債費の元金償還額23億2,233万6,000円、利子2億4,598万6,000円となり、元利合計で25億6,832万2,000円の償還額となってございます。前年度と比較しますと元金で6,517万6,000円多く、利子におきましては2,910万9,000円の減となってございます。
 なお、償還元金23億2,233万6,000円に対しまして、地方債発行額が25億3,280万円と2億1,046万4,000円多く発行いたしました。
 以上でございます。
 ここで大変申しわけございませんが、決算資料の一部訂正をお願い申し上げたいと思います。23年度の決算に係る主要な施策の成果に係る実績報告書でございます。A4判の縦長で一般会計及び各特別会計の実績報告書の中の49ページをお開きいただきたいと思います。49ページでございます。49ページの5、一番上ですが、5の災害対策費の右のほうの1、2、3、4とございますけれども、上から2段目の2につきまして、防災行政無線設備の保守管理及び移設工事を実施したという記述がございます。これにつきましては、文書中の「及び移設工事」の削除をお願いしたいと思います。これについては間違いでございます。よって、そのことから、2、防災行政無線設備の保守管理を実施したというふうにお願い申し上げたいと思います。貴重な時間を費やし、大変申しわけございませんでした。
 以上で企画総務部に関連いたします歳出決算の内容とさせていただきます。
監査委員事務局長 畠山弘明君 [ 8 ]  監査委員費についてご説明いたします。
 93及び94ページをお開き願います。2款総務費、6項監査委員費、1目監査委員費の支出済額は2,346万6,373円であります。これは、監査委員2名の報酬、費用弁償及び監査委員の運営に要しました経費と事務局職員の人件費等の経費でございます。
 なお、監査委員による監査は、主要な施策の成果に関する実績報告書の12ページに記載のとおりの日数を行っておりますので、ご確認願いたいと思います。
 以上で監査委員費についてのご説明を終わります。
市民福祉部長 津志田徳悦君 [ 9 ]  それでは、続きまして市民福祉部所管の決算の内容についてご説明申し上げます。
 対象になりますのは、2款の総務費一部と3款民生費、それから4款の衛生費となります。
 それでは、79、80ページをごらんいただきたいと思います。2款1項12目交通安全対策費でございますが、交通安全意識の高揚と交通事故防止活動のために要した経費でございます。1節につきましては、交通指導員への報酬ということで697万2,000円、それから11節では交通指導員の制服の購入、合わせて1,069万ほどを支出いたしております。それから、19節では交通安全協会等の負担金、補助金ということで134万1,000円ほど支出いたしております。
 次に、81、82ページでございますが、13目の地域安全対策費でございます。犯罪や事故防止を図るため、地域安全思想の普及啓発及び活動の実施に要した経費でございます。1節は、防犯隊員の報酬ということで390万400円、11節は交通指導隊と同じく防犯隊も制服の購入を行っております。需用費全体で447万8,000円ほどとなっております。
 それから、19節は防犯協会等への負担金補助ということで311万8,000円ほどとなっております。
 次に、3款教育民生費、95ページをお開きいただきます。民生費でございます。3款の民生費でございますが、市民への福祉サービス及び福祉活動を行うため各種事業を実施したもので、95ページから120ページまでの中で主なものをご説明申し上げます。95ページの1項社会福祉費でございます。1目1節報酬、民生連絡員として106人お願いしておりまして、福祉活動に対する報酬ということで756万7,000円ほど支給しております。
 それから、97ページでございます。15節の工事請負費でございます。安代福祉センターのボイラーの更新工事ということで884万1,000円を支出いたしております。それから、19節でございますが、社会福祉協議会の補助金ということで5,411万7,000円を支出いたしております。それから、むらさき苑の増床工事として負担金補助金、19節になりますが、補助金として1億3,481万2,000円、それから富士見荘のユニット化に対する老人福祉設備ユニット化の補助金として4,800万を支出いたしております。
 次に、99ページをお願いいたします。2目障害者福祉費でございます。13節の委託料、障害者の生活を支援するための施設等への委託費として2,500万9,000円ほどを支出いたしております。それから、19節では作業所の運営として通所サービス等の利用促進事業補助金として420万円を支出しております。
 それから、101ページですが、20節の扶助費でございます。重度心身障害者への医療費助成ということで9,560万を支出いたしております。それから、自立支援給付費として5億3,451万ほどを支出いたしております。
 次に、103ページをごらんいただきたいと思います。3目の老人福祉費についてですが、13節委託料、養護老人ホーム入所に係る老人保護措置委託料として2,800万を支出しておりますし、ひとり暮らし老人等に対する緊急通報システム運営業務委託料として227万9,000円、それから15節の工事請負費で西根老人憩の家の修繕工事として128万7,300円ほど支出いたしております。
 それから、19節ではシルバー人材センターの運営補助金ということで712万5,000円を支出いたしております。
 105ページをお願いいたします。5目地域包括支援センター費でございます。13節の包括支援センターブランチ業務委託としてですが、介護サービス等の相談窓口として市内5カ所に1,665万円を支出しております。また、配食サービス事業委託費といたしましては444万6,000円。
 それから、107ページのところで、高齢者が集い交流する場としてふれあいいきいきサロン委託料として187万9,000円ほど支出いたしております。
 109ページをお願いいたします。2項の児童福祉費でございます。2目13節委託料でございますが、保育所の運営業務委託料として3億945万5,000円ほど、それから子育て支援対策及び市立保育所延長保育等の補助金として、19節でございますが、3,947万9,000円の支出となっております。
 次に、113ページでございます。3目の児童福祉施設費でございますが、この中の15節工事請負費、八坂児童遊園のトイレの整備工事ということで490万1,000円ほど、それから寄木保育所の外壁、内装等の改修工事ということで1,310万8,000円ほどの支出となっております。
 次に、117ページをお願いいたします。4目の母子福祉費でございます。20節の扶助費でございますが、乳幼児、あるいは妊産婦などの医療費助成として7,413万1,000円ほどの支出となっております。
 次に、121ページをお願いいたします。ここからは4款の衛生費となります。市民の健康を守るための各種事業を実施したものでございます。1項の保健衛生費でございますが、1目の衛生総務費でございますが、これは救急医療に要する経費として、その中の13節、在宅救急当番医制事業委託料として381万8,000円、それから19節では盛岡地区の2次救急医療事業、これの負担金ということで324万6,000円を支出したもの、これが主なものとなっております。
 次に、123ページの2目予防費、それから3目の保健事業費でございますが、感染症予防法、あるいは狂犬病予防法、これに基づく事業に要した経費でございます。それから、各種がん検診や生活習慣病、脳ドック等の検診に要した経費でございます。
 125ページをお願いいたします。4目の環境衛生費でございます。125ページ、4目の環境衛生費から斎場費まで、127ページの7目の斎場費まででございますが、全体でございます。八幡平市環境基本計画策定に係る経費、それから公衆衛生組合と連携した各種事業の展開、それから斎場の維持管理ということで、これに要した費用となっております。
 飛びまして、129ページをお願いいたします。2項清掃費でございます。市民生活の環境保全に要した経費ということで、1目じんかい処理費、13節の委託料でございますが、一般ごみ収集運搬業務委託料として1億396万8,000円ほど支出しておりますし、15節の工事請負費、一般廃棄物最終処分場建設工事ということで1億8,376万5,000円、同じく繰越明許による工事費でございますが、5,543万円ほどを支出しております。
 それから、131ページでございますが、3目の清掃センター費でございます。13節の委託料ということで、清掃センター等管理運営業務委託料として2億3,265万5,000円ほどを管理業務に要した費用として支出いたしております。
 以上が市民福祉部所管の内容となります。
産業部長 田村 勇君 [ 10 ]  続きまして、産業部所管に係ります決算内容についてご説明申し上げます。
 5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費でございます。それでは、決算事項別明細書の133ページをお願いいたします。初めに労働費でございます。執行率が95.6%でありまして、労働諸費に係る主な事業としましてはふるさと雇用再生特別基金事業、それから緊急雇用創出事業及び重点分野雇用創出事業を実施いたしまして雇用の確保を図ったものでございます。事業費は10事業で1億7,874万1,000円でありまして、これらの事業に係る雇用人数は95人となってございます。さらに、八幡平市緊急新規学卒者雇用奨励金事業を実施いたしまして、新規学卒者を雇用する市内事業者に奨励金を交付いたしまして若者の雇用拡大と地元への定着を図ったものでございます。事業費は13事業で1,785万4,000円でありまして、この事業に係る雇用人数は15人でございます。
 次に、農林水産業費でございます。137ページをお願いいたします。6款3目農業振興費についてでございます。執行率が91.1%でございまして、主な事業としましては農業環境の整備を促進するために5年に1度の農業振興地域整備計画の見直しを行ってございます。その経費といたしましては、地域データ修正委託事業及び計画書の印刷製本等でございまして456万7,000円を執行してございます。
 次に、139ページをお願いいたします。市の振興作物等の生産性の向上を図るために、13節ホウレンソウ大規模生産団地地下水源調査業務や19節、いわて未来農業確立総合支援事業を実施いたしまして、合わせて2,968万8,000円を執行してございます。
 次に、141ページをお願いいたします。同じく19節の飼料用米等貯蔵施設整備事業費補助金1,668万7,000円につきましては、転作田における飼料用米等の生産拡大に対応するために貯蔵施設の改良からJA新いわてに助成したものでございます。
 同じく19節の作業受託組合育成支援事業費補助金699万9,000円でございますが、松尾地区機械化事業所が解散され、新たに受託組合として組織されました八幡平アグリサポートに対して助成したものでございます。また、22年度から繰り越し事業であります、いわて希望農業担い手応援事業費補助金420万、八幡平市大雪災害農業用施設復旧事業費補助金352万9,000円は、23年1月の大雪被害によるパイプハウス等の復旧に対し補助したものでございます。
 次に、4目花卉研究開発センター費についてでございます。執行率が94.5%であります。主な事業としましては、リンドウの新品種開発及び親株の増殖であります。新品種開発では、切り花新品種、安代の秋空を登録したところでございます。
 次に、143ページをお願いいたします。5目畜産費についてであります。執行率は95.9%でありまして、主な事業としましては放射能汚染事故稲わら処理として13節委託費の事故後収集稲わら運搬業務委託料及び事故後収集稲わら焼却等業務委託料、合わせて134万3,000円を執行してございます。
 次に、145ページをお願いいたします。畜産の経営安定を図るための支援としまして、19節、ブロイラー価格安定対策、養豚経営安定対策、肉用牛肥育経営安定特別対策事業費補助金として、合わせて631万1,000円を執行してございます。
 25節優良牛導入資金貸付基金積立金2,000万を執行いたしまして、23年度は20件、導入頭数で36頭の基金利用実績となってございます。
 次に、6目農地費についてであります。執行率が99.6%でありまして、主な事業としましては22年度からの繰り越し事業であります13節、農業用排水路等改修業務委託料3,274万9,000円は、松川土地改良区及び安代土地改良区に対して業務委託したものでございます。
 次に、147ページをお願いいたします。主な事業としましては、19節、農地・水保全管理支払事業活動支援負担金であります。共同活動支援としまして1,892万6,000円、向上活動支援としまして3,515万6,000円をそれぞれ負担してございます。
 次に、商工費についてであります。153ページをお願いいたします。7款2目商工振興費でございます。執行率が97.3%で、主な事業としましては商店街利用者の利便性等から駅前広場に整備いたしました公衆用トイレ工事として15節、荒屋新町駅前公衆用トイレ新築工事1,165万3,000円であります。
 次に、155ページをお願いいたします。中小企業者の経営安定のための支援といたしまして、19節及び21節に係る中小企業振興資金関係及び消費の拡大と購買の促進施策として9節、八幡平市共通商品券特典事業費補助金1,436万7,000円を執行してございます。
 次に、3目観光費についてであります。執行率が92.1%でありまして、翌年度繰り越しとして繰越明許費に976万5,000円を計上しておりますが、これは八幡平市滞在型観光振興計画策定業務に係るものであります。現在策定中でありまして、関係団体等から成る検討委員の方々からご意見等を伺いながら現在取り進めているところでございます。
 157ページをお願いいたします。13節では、東日本大震災等による観光客の減少等に対応するために震災対策観光キャンペーン事業、教育旅行・コンベンション誘致事業を実施いたしまして、合わせて1,330万7,000円を執行してございます。
 次に、159ページをお願いいたします。同じく161ページの15節の八幡平景観保全工事は、22年度からの繰り越し事業と合わせて4,328万3,000円を執行してございまして、景観保全と観光客の安全確保から観光施設を解体撤去に執行したものでございます。
 次に、163ページをお願いいたします。19節、八幡平安比地区2次交通整理整備事業補助金300万につきましては、平泉の世界文化遺産に登録されたことを受けまして、観光客を当市まで仲介していただきたく、事業として執行したものでございます。
 次に、165ページをお願いいたします。4目企業誘致対策費についてでございます。執行率が85.5%でありまして、雇用の確保等から19節、八幡平市ものづくり販路拡大支援、空き工場等賃貸料補助、転入被災者就労支援民間住宅家賃補助と合わせまして229万1,000円を執行してございます。
 なお、23年度におきます新たな企業誘致は1社でございまして、現在当市の誘致企業は29社となってございます。
 次に、5目自然休養管理費についてであります。執行率は93.5%でありまして、主な事業といたしましてはスポーツ施設や公園等の維持管理に13節、自然休養村施設等整備業務委託料として908万9,000円を執行しているものでございます。
 以上で産業部の所管に係る主な決算内容についてのご説明を終わります。
安代総合支所長 関 敏博君 [ 11 ]  次に、安代総合支所土木林業課に係る決算の主な内容についてご説明申し上げます。
 ページを戻っていただきまして、71、72ページをお開き願います。2款1項6目の財産造成費でございますが、主な事業は市有林の維持管理と財産整備事業にかかわるものでございます。
 13節委託料でございますが、市有林森林整備事業で間伐23.2ヘクタール、造林9.9ヘクタール、市有林間伐整備事業では間伐106ヘクタールを実施いたしました。また、市有林119ヘクタールの毎木調査を実施しております。
 15節工事請負費では、岩手県で初となる民国連携共同施業団地である越戸事業区に林業専用道1,000メートルを整備いたしました。
 19節の負担金補助及び交付金でございますが、経営委託部分林、立木売り払い分収交付金822万1,500円を3組合に交付しております。
 次に、またページが少し飛びますが、147、148ページをお願いいたします。6款1項7目農地防災ダム管理費は、岩手県より管理委託を受けている4カ所の防災ダム群の維持管理、施設補修に係る費用でございます。
 次に、151、152ページをお願いいたします。6款2項2目林業振興費、13節委託料では、平成22年度地域活性化交付金整備事業の繰り越し事業といたしまして、林道の路肩刈り払い24路線、88.3キロメートル、林道のり面支障木伐採9路線、65.6キロメートル、林道維持補修として14路線、77キロメートルの側溝の土砂を撤去しております。
 19節負担金補助及び交付金、森林整備事業費補助金773万192円は、民有林で行いました再造林19.4ヘクタール、下刈り79.5ヘクタール、枝打ち8.8ヘクタール、間伐82.3ヘクタールに対しまして補助したものでございます。同じく森林整備地域活動支援交付金141万200円は、森林施業計画を策定し、市長と実施協定を締結し、作業路網の改良活動を行った1団体に交付しております。
 以上で土木林業課にかかわる説明を終わります。
農業委員会事務局長 高橋敏彦君 [ 12 ]  続きまして、農業委員会所管の決算内容をご説明いたします。
 事項別明細書の133ページから136ページになります。農林水産業費、農業費の中の農業委員会費でございます。執行率につきましては98.37%でございました。主なものは、農業委員35人の報酬及び費用弁償等、事務局職員6人の人件費などでございます。23年度につきましては、13節に現在使われている地図情報システム、新たに農地利用状況及び農地集積機能追加業務委託料として136万5,000円支出しております。会議の開催状況は、総会が4回、農地部会は12回、農政部会が4回、農政部会の委員会議が10回行われております。また、運営委員会が9回、合同会議が12回行われております。農地関係の事務につきましては、農地法に基づく許認可等事務の件数は195件、面積113ヘクタールの処理を行っております。さらに、農業経営基盤強化促進法に基づく農地処理につきましては292件、面積225ヘクタールの処理を行っております。
 以上で農業委員会所管に係る決算内容の説明を終わります。
建設部長 畑 孝夫君 [ 13 ]  それでは、8款の土木費、建設課に係る部分をご説明申し上げます。
 事項別明細書では、167ページからとなってございます。実績報告書では42ページからとなってございます。
 それでは、172ページでございます。道路維持費修繕料でございます。舗装路面補修、あるいは車両修繕、そして小破修繕など8,570万ほどを投入し、市道、生活道路等の安全対策を講じてございます。
 次に、除雪業務につきましては委託料、直営の賃金、燃料費など全てを含めて総額約2億4,590万を投じ、冬季交通の確保に努めてございます。特にも23年度は3月に入ってからの降雪が多くございました。建設協同組合などを含めて除雪車96台で業務の展開を図ってございます。
 174ページになります。市道等の軽舗装工事でございます。12路線を実施してございます。
 次に、178ページをお開き願います。道路新設改良でございます。市道岩屋岩木線、安代地区の市道町裏線を含めて5路線を完成させてございます。
 次に、180ページをお開き願います。西根バイパスの用地補償業務を23年度から県より受託し取り組んだ実績は、総額約3億1,912万円であります。地権者は90人余りでございます。
 次に、182ページをお開き願います。都市計画でございます。平成20年から取り組んできた大更駅前線の都市計画道路の変更、そして都市計画区域の編入に係る見直し、合併に伴う都市計画マスタープランの中間年次の見直し業務につきましては、全て法手続を終え、完了いたしてございます。
 次に、大更駅周辺のまちづくり基本計画の策定業務の取り組みであります。2カ年で進めてきたこの計画は、総合計画後期基本計画の重点項目である大更駅周辺のにぎわい創出、あわせて定住化促進の展開の実現に向けた大更駅周辺は、市の将来を担う拠点といたしまして商店街のにぎわい、あるいは中心市街地の活性化、これを図るため、各分野ごとに具体に進めるための基本的な計画を市民参加のワークショップなどを開催し、策定いたしたものでございます。
 次に、184ページ、住宅費になります。22年度に市営住宅の長寿命化計画を策定し、その実践であります。市営住宅屋根外壁改修工事を約3,290万で実施しております。21年度から実施いたしました住宅リフォーム支援事業の実績は、件数で169件、助成金で2,986万、総事業費は2億4,211万ほどとなってございます。3年間の実績は497件で8,575万1,000円の助成、総事業費は7億1,135万ほどとなってございます。
 次に、11款の2項公共土木施設災害復旧費でございます。235ページをお開き願います。主な内容でございますが、23災の国庫負担法による河川災害等復旧工事は9件でございました。4,800万ほどでございます。現在5件を完了させております。
 以上でございます。
教育次長 高橋一夫君 [ 14 ]  最後になりますが、10款教育費の決算概要を説明いたします。
 事項別明細書の189ページから234ページになります。189ページ、10款教育予算額は21億1,413万6,536円で、支出済額は20億2,428万7,192円であります。執行率は95.8%であります。それでは、主なものについて説明いたします。
 190ページ、教育総務費、備考欄下段でございますが、外国語指導助手から中学校理科支援まで、学校教員外に36人を配置して八幡平市の学校教育目標であります豊かな人間性と創造性に富み、社会の変化に主体的に対応し、未来を切り開いていくことができ、心身ともに健全な児童生徒の育成に努めました。
 193ページ、13節委託料3,319万5,000円、主なものはスクールバス運転業務委託料2,840万1,421円であります。
 199ページ、小学校費、15節工事請負費7,868万1,750円、主なものとして松野小及び寺田小学校プール改修工事費3,354万3,300円であります。
 207ページ、中学校費、15節工事請負費9,424万8,000円、これは西根中学校校舎改修工事を実施いたしました。23、24年の継続事業であります。
 4項幼稚園費に985万2,000円の補助金を支出いたしました。
 209ページ、社会教育費の15節工事請負費は、松尾地区コミュニティーセンター建設工事等に4億3,397万9,542円の支出となっております。
 213ページ、公民館費の15節工事請負費に596万1,086円を支出しました。5施設分です。
 217ページ、市民センター費の主なものは、西根地区市民センター大ホール改修工事費の1,543万5,000円であります。工事の内容は、音響と冷房の整備であります。
 219ページ、図書館費は3,983万4,228円を支出しました。
 また、221ページのコミュニティーセンター施設費は3,782万4,060円を支出し、主なものとしては223ページ、13節備品購入費の松尾地区施設アリーナ用備品と図書室備品の2,906万9,250円となっております。
 223ページ、6項保健体育費は4億7,185万1,513円となっております。主なものとして、225ページ、1目保健体育施設費の19負担金補助及び交付金の8,043万9,732円で、主なものとして八幡平市体育協会補助金2,676万4,622円等であります。
 227ページ、2目体育施設費1億2,917万661円で、主なものは15節工事請負費の4,936万500円で、総合運動公園野球場改修工事及び田山グラウンド管理棟塗装工事等であります。
 最後になりますが、231ページ、学校給食費に2億1,319万4,439円を支出いたしました。主なものは、11需用費の1億1,982万3,225円で、うち賄い材料費9,339万9,497円で、これが保護者負担の給食費となります。178日数であります。調理配達部門は業務委託をし、学校栄養職員による学校での食育、訪問指導の実施や生産者及び施設職員による学校との交流、また保護者等の学校給食試食会等を実施しました。
 なお、詳細な数字等は実績報告書の49ページから64ページのとおりであります。
 以上で10款教育費の説明を終わります。
委員長(田中榮司夫君) それでは、これで平成23年度八幡平市一般会計決算の内容説明が終わりました。
 ここで休憩したいと思いますが、2時20分まで、10分間ですが、休憩いたします。

                                                      (14時10分)


                          休     憩

                          再     開

委員長(田中榮司夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                                                      (14時20分)

委員長(田中榮司夫君) それでは次に、議案第12号 平成23年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定についてから議案第19号 平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの8件を一括して内容の説明を求めます。
 それでは、議案第12号から順次説明をしていただきます。
市民福祉部長 津志田徳悦君 [ 15 ]  それでは、市民福祉部関連、3つの特別会計を順次ご説明申し上げます。
 議案第12号の八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出の決算についてでございます。事項別明細書の241ページからとなります。まず、歳入でございますが、第1款国民健康保険税でございます。収入済額が6億2,444万1,750円となっておりまして、これは被保険者の減少等により前年度より2,300万円ほど減少いたしております。
 次に、243ページをお願いいたします。3款国庫支出金の収入済額でございます。11億3,355万2,000円ほどとなっております。1項の国庫負担金については、療養給付費及び高額医療費に係る国の負担金が主なものとなっております。前年度よりは1億5,700万ほど増額いたしております。
 同じく2項の国庫補助金の主なものとしては、1目の財政調整交付金3億3,179万7,000円、これは普通調整交付金と特別調整交付金の合わせた金額となっております。
 245ページをお開き願います。5款の前期高齢者交付金5億5,451万668円、これは前年度より2億313万円ほど減額となっております。
 247ページをお願いいたします。7款1項共同事業交付金4億7,417万8,000円ほどでございますが、1件当たりの高額な医療費に係る交付金ということでございます。
 次に、249ページ、9款繰入金でございます。1項1目5節のその他の一般会計繰入金、これは歳入不足が見込まれることから法定外繰り入れとして2億円を一般会計から繰り入れしたものでございます。
 2項1目の財政調整基金の繰入金でございますが、これは国保会計の基金ということで、これから8,355万5,000円を繰り入れております。
 252ページの歳入の合計のところでございますが、収入済額で36億9,342万650円となっております。
 次に、253ページ、歳出でございます。255ページをお開きいただきます。2款保険給付費の支出済24億18万5,118円となっておりまして、1項1目の一般被保険者療養給付費、これが一番額が大きくて19億5,657万1,560円となっております。
 次に、257ページの下のところでございますが、3款後期高齢者支援金等、これについては4億234万8,000円ほどとなっており、これにつきましては前年度よりも3,943万円ほど増となっております。
 次に、大きい額といたしましては261ページになりますが、7款の共同事業拠出金でございます。支出済額4億3,519万9,000円ほどとなっておりますが、診療報酬1件当たりの高額医療費に対しての拠出したものとなっております。
 次に、263ページ、10款諸支出金の2項1目でございますが、直営診療施設勘定の繰出金として28節繰出金となっておりまして、これにつきましては安代、田山診療所の僻地診療所運営費としての1,282万7,000円を繰り出したものでございます。
 歳出の合計でございますが、266ページでございます。支出済額の合計で35億2,983万8,055円となりまして、差し引き1億6,358万2,595円となっております。
 続きまして、議案第13号の後期高齢者医療特別会計歳入歳出の決算でございます。267ページをお開き願います。この会計は、保険料の計算、それから賦課等については岩手県後期高齢者医療広域連合で実施しておりまして、収納事務については市で行っております。収納した保険料を歳入で受けて、歳出で広域連合に納付金として支出したものでございます。
 最初に、歳入でございますが、1款の後期高齢者医療保険料でございます。合計で1億3,742万7,600円となっております。前年度に比べて153万9,000円ほどの増となっております。
 飛びまして、270ページでございます。収入済みの合計で2億2,863万4,815円となっております。
 次に、271ページ、歳出でございますが、2款の後期高齢者医療広域連合納付金、1項1目19節で収納した保険料と合わせて2億2,270万5,000円ほどを連合のほうに納付したものでございます。
 歳出の合計は、274ページの下になりますが、合計で2億2,719万3,110円となっております。歳入歳出差し引きで144万1,705円となっております。
 続きまして、議案第14号の国民健康保険特別会計の診療施設勘定歳入歳出でございます。275ページです。この会計につきましては、安代診療所、それから診療所の中にあります歯科部門、それから田山診療所の運営に係る経費でございます。
 1款の診療収入でございますが、2項外来収入につきましては2億755万6,803円、3項その他の診療収入といたしまして796万2,316円、これにつきましては検診料、それから予防接種等の収入でございます。
 277ページ、3款の繰入金ですが、事業勘定、それから一般会計からの繰り入れということで6,782万7,000円、それから280ページになりますが、歳入合計3億2,178万3,831円となっております。
 次に、281ページですが、歳出でございます。1款の総務費、これにつきましては職員の人件費、それから施設の保守点検等の経常経費でございます。それから、出張いただいております応援医師、この賃金が含まれております。
 283ページ、2款でございますが、医業費、これにつきましては医業活動に伴う医薬材料費、それから医療機器の購入費等でございます。それから、歯科技工委託料もこの中に入っております。歳出合計が288ページの右の下になりますが、合計で2億9,631万8,403円となっておりまして、差し引き残額で2,546万5,428円となっております。
 以上が市民福祉部所管の特別会計の内容でございます。終わります。
西根病院事務局長 工藤義昭君 [ 16 ]  議案第15号 平成23年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計利益の処分及び決算の内容につきまして、別冊の決算書でご説明いたします。
 3ページの損益計算書をごらんいただきます。収益的収入及び支出につきましては、医業収益が6億161万3,846円、医業費用が6億9,513万9,010円となり、医業につきましては差し引き9,352万5,164円の損失になりました。医業外につきましては9,916万4,985円の利益となり、医業及び医業外合わせた収支では563万9,821円の純利益となり、前年度繰越利益剰余金を合わせた当年度未処分利益剰余金は8,595万1,924円となっております。
 次に、4ページの剰余金計算書についてであります。地方公営企業法施行規則の改正によりまして、今年度より様式が変更になっております。表の右側の部分、資本金は、企業債の借り入れ及び償還、出資金の受け入れ、減債積立金の使用により2,114万2,610円増加いたしまして11億6,838万7,397円になっております。
 次に、資本剰余金は医療機器等購入に係る国庫補助金発生のため394万3,000円増加いたしまして、合計で9,904万731円になっております。
 利益剰余金につきましては、減債積立金は補填財源に使用したために370万円減少し、利益積立金は前年度決算において積み立てたために110万円増加し、あとは今年度、決算において563万9,821円の純利益を計上しました。そのため、合わせまして8,595万1,924円となり、利益剰余金合計では2億9,005万1,924円となっております。
 資本剰余金及び利益剰余金を合わせました資本合計は15億5,748万52円となっております。
 次に、5ページの剰余金処分計算書についてであります。地方公営企業法の改正により法定積立制度が廃止されまして、資本金の処分は議会の議決により、また資本剰余金及び利益剰余金の処分は条例の定めるところ、または議会の議決により行わなければならないこととされておりまして、この処分計算書をもって議会の議決をお願いするものであります。平成23年度決算におきましては、未処分利益剰余金のうち2,000万円を建設改良積立金に積み立てまして、繰越利益剰余金を6,595万1,924円にしようとするものであります。
 次に、6ページの貸借対照表についてであります。左側、資産の部では、1の固定資産合計が4億3,790万2,647円となっております。2の流動資産は、現金預金を主といたしまして11億4,881万4,373円となっております。右側上段、負債の部では、4の流動負債が未払い金を主といたしまして2,923万6,968円となっております。右側下段、資本の部では、4ページの剰余金予算書に示したとおり、5の資本金合計が11億6,838万7,397円となっており、うち企業債借り入れ残高が6,358万1,934円となっております。6の剰余金は、国庫補助金や各種積立金を主といたしまして3億8,909万2,655円となっております。
 次に、10ページでございます。ここに業務量を記載してございます。入院につきましては、患者延べ数が1万5,388人、1日平均延べ患者数が42.0人、病床利用率が70.1%となり、患者数は平成22年度より4.4%減少しております。外来につきましては、患者延べ数が3万8,433人、1日平均患者数が154.3人となり、患者数は平成22年度より1.8%増加しております。
 次に、15ページをごらんいただきます。収益的収入の明細を載せてありますけれども、1項医業収益、5目他会計負担金は4,867万8,000円、2項医業外収益、2目他会計負担金は9,931万1,000円となり、収益的収入における一般会計の負担金は9億4,798万9,000円となっております。
 次に、23ページをごらん願います。資本的収入の明細を載せてありますけれども、2項出資金、1目他会計出資金は1,479万4,000円となっております。
 また、24ページ、注意書き、下段ですけれども、あるとおり、資本的収入が資本的支出に対して不足する額548万4,803円につきましては、過年度分損益勘定留保資金178万4,803円及び減債積立金370万円で補填してございます。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
建設部長 畑 孝夫君 [ 17 ]  では、建設部に係る特別会計等のご説明を申し上げます。
 まず、議案第16号、公共下水道事業特別会計に係る決算内容についてご説明を申し上げます。事項別明細書の289ページからとなってございます。まず、実質収支でございますが、歳入合計が6億6,126万8,858円となってございます。歳出合計が6億3,856万724円となってございます。差し引きで2,270万8,134円となっております。
 次に、施設の整備でございます。ページは298ページになります。西根処理区につきましては、大更及び平舘の市街地における管渠布設、舗装本復旧、汚水升、これらの工事の15工区の工事を実施しております。そのほか市道共新住宅線の管渠布設に係る修正設計業務を実施しております。接続率につきましては、平成16年から23年度までの供用開始分は59.2%となってございます。また、安代地区における接続率は47.4%となってございます。
 公共下水道事業債の状況でございますが、平成23年度末現在の未償還残高は40億9,699万3,000円となってございます。
 以上で議案第16号を終わります。
 次に、議案第17号になります。農業集落排水事業特別会計に係る主なる決算の内容でございます。事項別明細書では301ページからとなってございます。まず、実質収支でございますが、歳入合計が10億8,132万7,211円、歳出合計が10億7,090万6,528円でございます。差し引きで1,042万683円となってございます。
 次に、施設の整備の状況でございますが、310ページになってございます。田頭平笠地区でありますが、管渠布設、舗装本復旧、汚水升工事等14工区を実施し、この地区の事業を完了いたしてございます。また、時森地区につきましては23年度工事着工し、管渠布設工事を3工区実施いたしてございます。
 なお、野駄地区につきましては機能強化工事を実施しております。
 農業集落排水事業の処理場は、23年度末現在では西根地区3カ所、松尾地区3カ所、安代地区が2カ所となってございます。全体での接続率は58.8%となってございます。
 次に、農業集落排水事業債の状況でありますが、平成23年度末現在で未償還残高は72億9,388万3,000円となってございます。
 以上でございます。
 次に、議案第18号でございます。浄化槽事業の特別会計に係る主な決算内容でございます。事項別明細書では315ページからとなってございます。実質収支につきましては、歳入合計4,547万8,781円、歳出合計が4,158万4,753円でございます。差し引き389万4,028円となってございます。
 施設整備の状況につきましては、322ページとなってございます。市設置型の戸別浄化槽は、23年度におきましては西根地区が10基、松尾地区6基、安代地区は7基でございます。計23基を整備したところでございます。現在までの整備の戸数は、合計で275基となってございます。
 浄化槽事業債の状況でありますが、23年度末現在の未償還残高は1億5,091万2,000円となってございます。
 それでは次に、議案第19号になります。別冊になります。平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてでございます。今回は、利益処分の議決を求めること、そして決算の認定に付する内容となってございます。
 7ページをお開き願います。平成23年度八幡平市水道事業剰余金処分計算書でございます。当年度末残高が、右側でございます、未処分利益剰余金の欄でございます。5,096万1,303円でございます。議会の議決による処分額でございます。減債積立金の積み立てでございます。3,096万1,303円でございます。ここの部分について、地方公営企業法の改正によりまして利益の処分は議会の議決か条例の定めるものとなったことから、今回ご提案申し上げるものでございます。
 それでは、別冊の決算内容をご説明申し上げます。ページは9ページからとなってございます。まず、給水の状況でありますが、平成23年度末現在の給水戸数は8,704戸でございます。給水人口は2万3,755人でございます。普及率は82.4%となってございます。年間配水量は、上水道、簡易水道事業合わせまして276万9,638立方メートルでございます。
 次に、建設改良の状況でありますが、渋川地区の拡張事業配水管布設工事などの実施をいたしてございます。あわせて統合事業、高森配水池改良工事や荒屋給水区導水管工事及び新庁舎関連の減圧弁設置工事を完成させております。そして、松尾地区の老朽管更新事業にも着手いたしております。
 次に、経理の状況でありますが、3月11日の東日本大震災の影響によりまして、観光客の減少などで前年度より1,247万3,211円の水道料金が減収いたしております。しかしながら、損益勘定における収益は営業、営業外収益を合わせて4億9,167万7,420円となり、費用では4億6,071万617円となってございます。その結果、差引額で3,096万1,303円の純利益となってございます。資本的収支では、収入額1億4,559万2,700円、支出額3億1,021万2,226円となってございます。収入額が支出額に対して不足する額1億6,461万9,526円については、過年度分損益勘定留保資金で補填いたしてございます。
 また、平成23年度末の企業債の未償還残高は36億672万1,539円となってございます。
 なお、合併後の懸案事項でありました水道料金の統一に向けた条例改正の一部改正を行ってございます。
 以上でございます。
委員長(田中榮司夫君) それでは、以上で議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第19号 平成23年度八幡平市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてまでの9会計決算の内容説明は全て終わりました。
 ここで当局入れ替えのため暫時休憩いたします。

                                                      (14時48分)


                          休     憩

                          再     開

委員長(田中榮司夫君) それでは、会議を続けます。

                                                      (14時50分)

議案第11号

   議案第11号 平成23年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について  

委員長(田中榮司夫君) これより一般会計の歳入の審査を行いますが、ここでご協力をお願いします。
 発言に当たっては、挙手の上、議席番号と事項別明細書等の該当するページを述べてから発言願います。
 なお、質疑に当たっては、同一の議題について1人3回までとし、1回当たり3点以内とするようご協力をお願いします。あわせまして質疑、答弁に当たっては、要点をまとめまして簡潔にお願いいたします。
 それでは、一般会計の歳入に関する質疑を行います。事項別明細書の1ページから54ページまでであります。
 それでは、質疑ありませんか。
 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 18 ]  では、質問いたします。
 財源確保という視点で質問したいのですが、1つ着目したのですが、病院事業会計との絡みで財源確保の問題というのを質問したいのですが、といいますのは病院会計、23年、先ほど説明あった23年会計、決算会計では11億1,000万の1,900万の留保資金、正確には運転資本となっているわけですが、留保資金、つまりここ何年来、10億前後の留保資金を持っていると。これは、病院の経営自体から見れば余裕の経営だということで、それはそれでいいのですが、この一般会計は、ではどういう状況かといえば、24年、先ほどの補正予算、あれが執行されれば借金残高、前年比で10億9,000万ふえて181億になるのです、一般会計は。しかも、市財政全体で見れば、先ほど説明あったように農集排で70億、それから公共下水道で40億の借金があるという状況の中で、そういう状況になる一般会計の中から、23年でいえば病院事業会計に1億6,000万、負担金と出資金を投入しているわけです。もちろんこれは法に基づいてやられているわけですが、いわゆる市民視点で見れば、法の規定とかかかわりを見れば、片や悠々の経営しているところに、借金で四苦八苦しているところから1億6,000万投入しているという形なのです、まず形態としては。そこで、これ、だから法の規定とか別にして、ある意味では異常な状況にあるという点についてどう見解を持つか聞きたい。そこは、だから法の解釈とか要りませんので。
 2つ目、これは病院の事務局長がいていいのですが、それではその10億、23年決算で11億を超えているわけですが、留保資金があると。これ恐らく適切な額の留保資金、このぐらいだという額、基準はないのだと思うのですが、しかしつまり留保資金が10億前後何年続いているということは、10億前後の金が使われないで遊んでいるということなのです、そのまま言えば。そうすると、今はやりの政治用語でいえば、いわゆる埋蔵金なわけです。と言える金になっていると。そこで、ではと仮に考えたのですが、例えば昨年の病院の総費用が6億9,900万、全く全部の費用で6億9,900万。この中には、直接支払経費ではない、支払い義務のない減価償却費なり資産減耗費が入っていますから、これを引くと約6億5,000万が年間の費用なのです、病院の。そうすると、今留保資金である11億と6億5,000万になれば4億5,000万の差があるのですが、だとすれば単純な計算上からいえば、年間約1億5,000万、一般会計から投入しているわけですが、これを3年間ためれば4億5,000万になるわけです。留保資金が6億5,000万まで下がると。なぜそれかといえば6億5,000万、つまり年間の総費用の額ということは実際上はないのですが、1年間全く収入がなくても経営できるという金額ですよ、6億5,000万留保資金があれば。そうすると計算上は、理論的にはそういうふうにすれば、一般会計で4億5,000万活用できるということになるのです。恐らくこの留保資金を直接投入するというわけにいかないと思うので、そういう方法なりで活用できないかという発想をしたわけなのですが、これも法の規定とは別にして、理論的にはそういうことが可能だかどうかというのを聞きたいのですが。
委員長(田中榮司夫君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 工藤義昭君 [ 19 ]  10億の内部留保資金についての質問ですので、それにお答えしたいと思います。

                          〔「済みません、高くお願いします。高い声で」の声あり〕

西根病院事務局長 工藤義昭君 [ 20 ]  法的には、ほとんどこの内部留保の場合は資本金になっておるわけですけれども、この資本金につきましては今までですと制度上、これは取り崩すことができない、法律的には不可能になっております。ですから、取り崩すことができるのが利益剰余金、各種積立金、そしてそれが不足した場合は資本剰余金、今までの場合。ということで、今までの場合ですと基本的に資本金11億については取り崩しはできないお金でございます。ただ、これも地方公営企業法が改正になりまして、24年4月1日以降は議会の議決があれば取り崩せるようになりましたけれども、それもあくまで緊急避難的な取り崩しになりますので、基本的には資本金というのは取り崩しはできないということになっております。そういうことで、資本金のほとんどの内容は一般会計の出資金でございますけれども、これまでも資本金については取り崩さなかったという経緯がございます。
委員長(田中榮司夫君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 21 ]  今事務局長の答弁で、基本的には法の規定等からいえば取り崩しはできないと。つまり一般会計からの投入をなくして、その分に入れるというわけにはいかないと。しかし、これもさっき言ったように市民視点で見れば、どう考えても10億を超える資金を抱えていると。しかも、それは数年というか、この何年来続いているから、実際的に活用されていないわけです。何回も言うように遊んでいるわけです。しかし、そのぐらいあるのに、それをどうも活用できないというのは常識的にはおかしい話で、だからこれは法に反するわけにはいかないのですが、法の網をくぐって活用する手だてを考える状況ではないかと、この資金状況からいえば。だから、逆にさっきも言ったように一般会計はこういう状況ですから、そういう状況を考えても市財政全体から考えれば、そういう手だてを可能な限りとるというのが効率的な財政運営だし、財源確保につながるというふうに思うのですが、そこでもう少し詰めて法の関係で聞きたいのですが、この病院会計の会計は地方公営企業法、例えば17条の2で経費の負担の原則というふうになっていると。一般会計から投入する場合、2つ立てて、1つは本来病院の収入で充てるのが不適当な分を一般会計なりから投入すると。もう一つは、その病院の経営の性質上、どう努力しても賄えないと、収入では。場合には、一般会計から投入、その2つなわけです。しかし、これも、ですからおかしいのは、経営状況がこういう状況にあるのに一般会計からそれでも投入しなければならないと、この仕組みはどう考えても私、ある意味では異常だと言わざるを得ないのです。それは乗り越える必要があると思うし、18条出資では、17条2の規定以外に出資した場合には、出資金です、出資した場合には経営状況によって、利益の状況に応じて一般会計に納付するものとするとなっているのですが、この18条なりも含めて活用できないのかと、法的には。今やっている出資金は、恐らく法の趣旨に沿って、この17条の規定に沿って出資していると思うのですが、いずれ全体の財政状況からいえば、資金状況からいえば、そういうのは十分可能な資金状況だというふうに思うのですが、改めて伺いたいと思います。
委員長(田中榮司夫君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 工藤義昭君 [ 22 ]  お答えいたします。
 確かに資本金は11億あるのですけれども、これも今までの積み重ねで11億になってきているわけで、単年度でいいますと医業収益につきましては、先ほど説明しましたけれども、1億近くの赤字になっている、損金が。というのが情況でございます。ですから、医業だけに限りますと毎年欠損を抱えている状況にあります。ですから、どうしてもこれにつきましては、単年度の欠損につきましては一般会計からの負担をお願いしていかなければならないとなっております。出資金につきましても、主に医療機器の半分を出資金でいただいているのですけれども、これにつきましても4条のほう、これも基本的には赤字でございまして、過年度の損益留保資金で毎年補填している状況にございます。ですから、額的には11億と大きいのですが、これは今までの開設以来からの積み重ねでこうなってきている状況でございますし、また建物もかなり古くなってきておりますので、そろそろ新築移転という話も出てきておりますので、その場合はやっぱり10億では足りないという状況も確かにございます。ですから、ずっとこのまま10億を持ち続けるかというと、それはちょっと考えられない状況。いずれ使うことになるというふうに考えております。
委員長(田中榮司夫君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 23 ]  答弁聞いていて感じるのですが、実際そうではないと思うのですが、事務局長は病院経営に責任を持つと。そうすると、縄張り意識というのはあるのではないかという感じがするのですが。つまり自分のところは経営よく、しかしそういう立場にあったとしても、どうその資金を活用するかという立場で考えてほしいのですが、先ほど言いましたように確かにこれは、この留保資金、運転資本は単年度で積み立てたものではないというのはそのとおりです。しかし、さっき言ったように単年度で見れば赤字になる場合もあると。しかし、基本的にさっき言ったように年間総費用に見合うぐらい6億5,000万なりあったら、単年度、多少の赤字があったって運転できるという意味で言ったわけで、単年度赤字があったとしても10億、11億規模の資金が必要だという根拠は私はないと思うのです。
 それから、出資金の問題についても、確かに資本的支出に対して収入が足りない場合は留保資金から充当するというのを事実やっているわけでしょう。そうしたら、少なくても資本的支出については留保資金全て充当するということも可能ではないかと私は思うのです、実際的には。そうすると、その分だけでも一般会計から投入しなくてもいいと、一般会計で活用できるということが可能ではないかと思うのですが、それらを含めて検討すべきだというふうに私は思うのですが、全市的な財政という、守るというか、財源確保という立場から。これは、病院のほうからもこっち側のほうからも聞きたいのですが、最後ですので。
委員長(田中榮司夫君) 西根病院事務局長。
西根病院事務局長 工藤義昭君 [ 24 ]  では、お答えいたします。
 確かに単年度での赤字分は吸収できるくらいの出資金はあるのですけれども、ただそれが続きますとやはりどんどん出資金が、資本金が減っていくという状況になります。ですから、そういったのを考えますと、先ほども言いましたけれども、将来のそういった設備投資を勘案すれば、やはりそう簡単に営業の赤字の分に持っていくということが判断できない状況にございます。そういう状況をご理解いただければというふうに思います。
委員長(田中榮司夫君) 副市長。
副市長 武田常徳君 [ 25 ]  今のような発想を実はしたことはありませんでした。そこで、この内部留保資金、これは法的にどうのこうのというよりも、米田議員ご案内のように、いずれ償却し、引き当てをしていかなければならないものの積み重ねがこのような金額になったと、こういうことで、しかし考えてみると、これを何かもう少し有効に活用したほうがいいなというふうな時期も確かにございました。しかし、端的に申し上げまして、現在この西根病院の移転改築等を現実問題として考えていかなければならない時期でございますので、これは当然それを財源として充当すべきものと、このように考えておりましたものですから、実際に一般会計に、例えば企業会計から一般会計へ繰り出しをするとかというふうなこと、これは可能かどうかは全然別なのですが、そういうふうなことも考えてみたことは実はありませんでした。したがって、法律上可能かどうかというよりも、先ほど局長が申し上げましたように、今までは単年度の赤字、これを出さないようにしていかないと、いわゆる累積欠損ということになるものですから、これはいわゆる将来住民の負担ということになってまいります。
 それから、この引き当てというものにつきましては、いわゆるこれからの移転改築等に必ず充当される財源ということになるものですから、一般会計等でそれを何とかうまく使う方法がないかなというふうなことについては現在考えていないというのが実態でございます。
委員長(田中榮司夫君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 26 ]  12ページの公民館使用料及び博物館使用料についてお聞きします。
 博物館使用料が、22年度が17万3,100円、半額になっていました。この実績は、実績報告書の58ページです、人数……23年度1,423人、22年度2,842人、半減していましたが、何か組織的なもの、あるいは体制的にこの人数、使用料も半分ですが、それどのように、何か問題がなかったかお聞きしたいと思います。
委員長(田中榮司夫君) 教育次長。
教育次長 高橋一夫君 [ 27 ]  博物館、いわゆる使用料を取っているのは安代地区の博物館なわけですけれども、非常にこの数字のとおりであります。委員会でもこの状況については、いろいろな面から指摘はしておりました。いろんなイベントとの、今までは工面しながらやってきた。昨年は、たまたまそういうイベントとは連動できなかったというふうなことと、イベント、いろんな展開をしなかったわけではないわけですが、展開もしてきたわけですけれども、いわゆる残念ながらこれ参加していただける方が非常に落ちたというのが実態です。しからばというふうなことで、今委員会においても、いわゆる博物館運営委員会もあるのですが、そちらのサイドでもどのような展開がよろしいのか、いろんなサイドから議論しているのが実態です。まさにそのとおり、実際減ったというふうなことが事実の数字であります。
 以上です。
委員長(田中榮司夫君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 28 ]  けさ公民館から北の霊場、すばらしい、博物館だけこういうふうなカラーの印刷のチラシつくっているのですけれども、参加した人に聞くと四、五人しか来なかったという、それと同時に、この前9月1日付で人事異動がありましたが、博物館から職員がいなくなりましたよね。去年、まだそういうふうな博物館を人数の調整にしているような感じが私しました。9月1日の人事異動でも博物館の補佐が国体推進室の補佐になったということで、実際に博物館に正職員がいないわけですよね。その辺、館長さんは学芸員、あるいはいろんな資格を持って、専門的にこういうのをつくってすばらしい、せっかく事業をやっていらっしゃいますが、半減しているし、金はかけているけれども、その取り組みなり、あるいは職員体制が適当に行われていないのではないかなというふうな感じがしているのです。大変いい企画なのです、これ。こういうふうな形で、生涯学習課長が国体推進室長なり西根地区市民センター所長兼西根地区公民館長兼松尾……ずっといっぱいあります。職員を置かないというのは、館長さんには専門的にその資料館の研究、資料の展示、あるいは文献執筆等も行っていますが、そして管理運営は職員がやるべき、正職員が兼務して。誰もいないというのは、そういう観点からしっかり半分になっているのです、入場者も金額も。その辺をお聞きしたいと思います。その体制が、ちょっと職員配置が去年も途中から引き揚げたりしていましたが、今回もまたいなくなりました。それに教育委員会として、あるいは教育長もきのう、人事権はあるけれども、あるようでないようだというふうな発言をしていましたが、その体制について、せっかくのすばらしい、そしてまちづくりのために私は田山のほうの今仏像も調べていましたが、すばらしいのがあるのです。ぜひせっかくいい企画をしているのに半減しているようでは、今後運営として適当ではないと思いますが、その辺をお伺い、お願いします。
委員長(田中榮司夫君) 教育次長。
教育次長 高橋一夫君 [ 29 ]  ご指摘のとおりなわけですけれども、まず館長はいずれ課長が兼務しているわけではありません。館長は館長でいると。当然館長には、いろんな視察研修等は十分配慮しております。去年は、彦根城等の視察、全部やりましたし、ことしは出羽三山、そういった研修にも全部出して対応しております。博物館というのは、やっぱり学芸員、専門的な学芸員が継続、職員というよりもそういった人が専属として博物館を名乗った以上は置かなければならないというのはそのとおりであります。臨時職員と館長はそれなりの身分でやっているわけですけれども、1人ではというふうな、それはおっしゃるとおりです。職員がといっても事務的なことはできるわけですけれども、そういった専門的なものについては、学芸員的なものは必要だと。今考えているのは、やはり職員というのは異動がありますし、事務的にはいいのですが、そういった今指摘のとおり学芸員的なものを嘱託で置くと、そのような方向で教育委員会では考えていると。そうすることによって、臨時ではありませんので、ある程度5年とか、そういったスパンでそういったイベント的なものは対応できると、そういったことも内部で十分検討しておりますので、いずれ人が多いから人が来るということではないわけですけれども、いわゆる企画力、それに尽きるわけですけれども、いずれあとは市民のレベルも上げなければならないというふうなことも毎回議会で指摘されていますので、そういったことも含めながら、委員会ではもうそういう議論はしていますので、今指摘されたことについては十分承知して対応してまいりたいと思っています。
 以上です。
委員長(田中榮司夫君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 30 ]  運営委員会、あるいは協議会としてもこの実態を受けとめて、新教育長も非常に郷土史なり人物なりに造詣が深くて私信頼していました。ぜひ人数だけではないと思いますけれども、すばらしい企画をしても集まらなくてはやったかいがないと思いますので、それが、できれば職員を置いて、私は学芸員ではなくて職員を置いて中心に、これからコミュニティー活動、あるいは地域活動をするには非常にこういう地域の文化財なり、人物なり、あるいは芸能なりが大事だなと思っていました。最後に教育長から一言ご指導をお願いします。
委員長(田中榮司夫君) 教育長。
教育長 遠藤健悦君 [ 31 ]  おっしゃるとおりなわけですけれども、今度の企画も大分前に相談されて館長と話ししてこういう企画を持ったわけですけれども、それです。寺田公民館のほうでたしかフォーラムをやる予定になっているはずでございます。そういう意味で、やはり博物館の場合は中身的なことも大きく、企画の内容も大きく集客にかかわってくると思うのです。なかなか遠くからというのは、よっぽど企画がよくなければ集客できないような感じがするわけで、そうするとまず地元のものと、地元の人たちが興味があるもの、そういったものに取り組んでみようかというものの一つだったわけですけれども、今後もそういった点考えていかなければいけないな、そう思っております。
 以上です。
委員長(田中榮司夫君) ほかにございませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

委員長(田中榮司夫君) 質疑なしと認めます。
 これで一般会計歳入について質疑を終わります。

散     会

委員長(田中榮司夫君) 本日の決算特別委員会はこれをもって閉じ、散会といたします。

                                                      (15時18分)