平成２４年八幡平市議会第１回定例会 議事日程（第５号） 平成２４年３月９日（金） 日程第 １ 一般質問 髙 橋 悦 郎 田 中 榮司夫 日程第 ２ 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについて 日程第 ３ 議案第７号 八幡平市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する 条例 日程第 ４ 議案第８号 八幡平市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例 日程第 ５ 議案第９号 八幡平市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程第 ６ 議案第10号 八幡平市税条例の一部を改正する条例 日程第 ７ 議案第11号 八幡平市友好都市交流促進センター条例の一部を改正する条例 日程第 ８ 議案第12号 八幡平市児童館条例を廃止する条例 日程第 ９ 議案第13号 八幡平市つどいの広場施設条例の一部を改正する条例 日程第１０ 議案第14号 八幡平市医師養成修学資金貸付条例の一部を改正する条例 日程第１１ 議案第15号 八幡平市公民館条例等の一部を改正する条例 日程第１２ 議案第16号 八幡平市給水条例の一部を改正する条例 日程第１３ 議案第17号 平成23年度八幡平市一般会計補正予算（第12号） 追加議事日程（第５号の追加１） 日程第 １ 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件 出 席 議 員（２４名） １番 立 花 安 文 君 ２番 大 森 力 男 君 ３番 渡 辺 義 光 君 ４番 工 藤 剛 君 ５番 工 藤 直 道 君 ６番 渡 邊 正 君 ７番 髙 橋 喜 代 春 君 ８番 遠 藤 公 雄 君 ９番 古 川 津 好 君 １０番 小 野 寺 昭 一 君 １１番 田 村 孝 君 １２番 田 中 榮 司 夫 君 １３番 髙 橋 守 君 １４番 伊 藤 一 彦 君 １５番 髙 橋 悦 郎 君 １６番 小 笠 原 壽 男 君 １７番 関 善 次 郎 君 １８番 三 浦 侃 君 １９番 松 浦 博 幸 君 ２０番 大 和 田 順 一 君 ２１番 米 田 定 男 君 ２２番 北 口 和 男 君 ２３番 髙 橋 光 幸 君 ２４番 瀬 川 健 則 君 欠 席 議 員（なし） 説明のために出席した者 市長 田 村 正 彦 君 副市長 武 田 常 徳 君 教育長 高 橋 北 英 君 企画総務部長 岡 田 久 君 市民部長 津 志 田 徳 悦 君 福祉部長 畠 山 一 彦 君 産業部長 田 村 勇 君 建設部長 畑 孝 夫 君 教育次長 高 橋 一 夫 君 松尾総合支所長 鈴 木 伸 也 君 安代総合支所長 関 敏 博 君 企画総務部総務課長 種 市 光 則 君 企画総務部総合政策課長 高 橋 正 明 君 企画総務部財政課長 小 野 寺 浩 君 企画総務部 工 藤 賢 一 君 庁舎建設対策室長 企画総務部地域振興課長 田 村 昌 治 君 市民部保健課長 工 藤 健 君 市民部税務課長 工 藤 加 寿 子 君 市民部収納課長 小 林 清 功 君 福祉部地域福祉課長 大 森 光 洋 君 福祉部児童福祉課長 松 浦 淳 二 君 福祉部長寿社会課長 松 尾 亮 君 産業部農政課長 藤 原 一 彦 君 産業部商工観光課長 工 藤 正 君 建設部建設課長 工 藤 孝 栄 君 建設部上水道課長 工 藤 武 夫 君 学校教育課長 高 橋 肇 悦 君 生涯学習課長 村 上 輝 身 君 事務局出席者 事務局長 高 橋 三 夫 議事係長 伊 藤 純 子▼開 議
| ○議長（瀬川健則君） [ 1 ] | ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。 |
| これから本日の会議を開きます。 |
（１０時００分）
| ○議長（瀬川健則君） | 本日の日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。ご了承のほどお願い申し上げます。 |
▼一般質問
| ○議長（瀬川健則君） | 日程第１、一般質問を行います。 |
| 一般質問の方法は、会議規則第64条及び一般質問及び会派代表質問に係る実施運用基準により行います。また、通告以外の質問は行わないようにお願いをいたします。質問、答弁は、要点をまとめてお願いをいたします。 | |
| それでは、通告順位10番、髙橋悦郎君。 |
〔議員 髙橋悦郎君一般質問席登壇〕
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 2 ] | 15番、髙橋悦郎です。通告に従いまして、質問させていただきます。 |
| 国民健康保険税の引き上げについて質問いたします。市民の所得は、年々減少を続けています。特にも国保への加入世帯は、営業所得者、農業所得者、年金所得者などが中心で、もともと低所得者が多数加入していることはご承知のとおりでありますが、長引く景気の低迷はこの国保に加入している世帯にもろに影響し、さらなる所得の減少をつくり出しています。国政においては、消費税の引き上げや前期高齢者の医療窓口２割負担、年金受給年齢の引き上げなど、庶民へ大規模な負担増が議論されております。このようなときに、当市では国保税が17.9％、介護保険料が38％引き上げが提案されております。国と市による負担増のオンパレードです。市民生活に大きな影響を及ぼすことから、次の点で質問をいたします。 | |
| １、国保会計で24年度は３億円不足し、うち２億円は一般会計から繰り入れをし、１億円は国保税率を引き上げるとしているが、３億円すべてを一般会計から繰り入れる選択肢はなかったのか見解を伺います。 | |
| ２、24年度税率改正をしないで、結果的に収支不足が出た場合、前年度繰り上げ充用金で会計上、処理をし、その実際の決算額で検討するべきではなかったのか見解を伺います。 | |
| ３、医療給付費の削減を図るべく保険行政にどのように取り組んでいくのか、その具体的方策を伺います。 | |
| ４、資格証明書、短期被保険者証の交付状況を伺います。 | |
| ５、国が進めている国保の広域化に対する見解を伺います。 | |
| 以上、よろしくお願いいたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
〔市長 田村正彦君登壇〕
| ◎市長 田村正彦君 [ 3 ] | 髙橋悦郎議員の一般質問に順次お答えを申し上げます。 |
| まず、第１点目の平成24年度の国保会計不足額３億円すべてについて、一般会計から繰り入れる選択肢はなかったのかというお尋ねでございますが、国民健康保険につきましては医療保険制度の中核として重要な役割を果たしているものと認識をいたしております。国民健康保険は、高齢者や比較的所得の低い方の加入割合が高く、構造的に弱い財政基盤にございます。さらに、近年は、被保険者の高齢化の進展や、高度先進医療の普及などによりまして、医療費が増加をする一方、低迷する経済状況の中で離職者等による収入が不安定な被保険者の増加によりまして、国保税の収入は減少傾向にございます。国保財政を維持していくのは、以上のような状況から非常に厳しい状況となっております。本来、国保財政は、独立した会計として運営することを原則とするものでございまして、その運営に当たっては不足する財源すべてを国保税に求めることが原則でございます。さらに、当市の国保被保険者の市全体に占める割合は３割でございます。国保以外の被保険者が約７割という実態からして、不足額全額を一般会計からの繰り入れで補てんすることに市民の理解を得ることは難しいものと考えております。 | |
| しかし、そうは言いながらも医療保険制度の構造的な問題、長引く景気の低迷などを考えた場合に、国保被保険者の急激な税負担を緩和するために、国保被保険者以外の市民のご理解をいただきながら一般会計からの繰り入れによる財政支援を行いつつ、国保税の税率改定も行いまして、国保財政の均衡を図っていくことが重要であると考えております。 | |
| 次に、２点目の24年度税率改定しないで不足額が出た場合、前年度繰り上げ充用金で処理すべきではないかとのお尋ねでございますが、繰り上げ充用とは地方自治法施行令第166条の２の規定によりまして、会計年度経過後において歳入が歳出に対し不足するときは、翌年度の歳入を繰り上げてこれを充てることができると。この場合においては、そのために必要な額を翌年度の歳入歳出予算に編入しなければならないとされております。繰り上げ充用につきましては、本来突発的な支出がふえることで補正予算が組めない場合などに実施する緊急避難的な処理方法であるとともに、翌年度の収入を先食いするもので、国保が抱えております制度的、構造的問題の解決とはなりません。結果的に、累積赤字として積み上がっていき、財政規律が保てなくなる、そのように認識をいたしております。 | |
| したがいまして、当市の国保特別会計におきましては、財源不足が予測されていることから、受益者負担の原則によりまして財源確保するために国保税の税率改定とあわせて、一般会計からの大幅な繰り入れも行うものでございます。 | |
| 次に、３点目の医療給付費削減を図るため、保健行政は今後どのように取り組んでいくかというお尋ねでございます。市では、これまでも市民の健康を保持、増進するためにさまざまな保健事業等に取り組んでまいってきております。しかし、被保険者の高齢化及び生活習慣病の増加に伴いまして、医療費が増加傾向にございます。特に医療費に占める生活習慣病の割合が高くなっている状況にあるため、治療の長期化や医療費の高額化につながり、このことが医療費の増加の大きな要因となっております。 | |
| そこで、生活習慣病を予防するために、我が市におきましても特定健診等、生活習慣病予防検診の受診率の向上に努めてまいってきておりますが、今後もその受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。 | |
| 被保険者の疾病、いわゆる病床の状況を分析しますと、高血圧や悪性新生物等のがん、いわゆるがんといわれておるものでございますけれども、その生活習慣病が60歳代から急激に増加することから、40歳から50歳代の対象者に対しての啓発活動が重要となりますので、対象者に対し受診を勧奨しながら、勧めながらアンケート調査を行い、受診しやすい検診体制について検討してまいりたいと考えております。 | |
| また、保健推進員の皆様方のご協力によりまして大腸がん検診の検査要求をできる範囲で配布いたしまして、受診勧奨をあわせてしてまいりたいと考えております。毎年20人から30人の方にがんが発見されております。特に大腸がんが多く発見されておりますので、食生活改善につきましても広報やチラシ等を用いまして普及啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。 | |
| 平成23年度において、特定健診を受け、保健指導の必要な方が423名おりましたが、実際参加していただいた方が70名で参加率が16.5％にとどまっております。生活習慣を見直し、病気にならないようにすることが糖尿病や脳血管疾患等の病気を防ぐことにもつながりますので、対象者に対しましてはわかりやすく個別通知するとともに、内容や日程を工夫していきたい、そのように考えております。 | |
| 次に、医療費の適正化にも努めてまいらなければならないと考え、その中でもレセプト点検につきましては医療費の支出抑制や不正請求の発見に不可欠なことから、これまで以上に充実強化を図ってまいりたいと考えております。 | |
| また、重複、頻回、頻繁にという意味です。頻回受診対象者には、保健師等が自宅を訪問しまして心身の状況や生活環境を確認し、療養上の保健指導を行います。これらのことは、医療費適正化対策として有効と思われることから、保健部門と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。 | |
| 後発医薬品の普及につきましても医療費の削減に直接的につながるとともに、被保険者にとっても自己負担が減ることから、後発医薬品に関するチラシを対象者に通知するとともに、被保険者証の更新にあわせまして、後発医薬品希望カードを配布し、利用促進を図っていきたいと考えております。 | |
| 以上のように、関係各課で連携を図りながら、さらに重点的に取り組んでまいりたいと考えております。 | |
| 次に、４点目の資格証明書及び短期被保険者証の交付状況のお尋ねでございますが、国民健康保険被保険者資格証明書の交付につきましては、国民健康保険法第９条に基づき、特別な事情があると認められる場合を除いて、国民健康保険税の各納期限から１年以上保険税を納付せず、保険税の相談、指導に応じようとしない世帯、または滞納している保険税を分割し、または一括して納付することを誓約をしたが、これを誠意を持って履行しない世帯に対して交付しているものでございます。現在23世帯、38人の方に交付をいたしております。 | |
| 次に、国民健康保険短期被保険者証の交付についてでございますが、保険税の納期限から６カ月以上保険税を納付しない方に対し、行っておりました。１年間の有効期限を６カ月として保険税の公平性を確保しつつ、納付相談の機会を得る手段として、原則窓口交付といたしております。現在有効期限が平成24年３月１日から平成24年８月31日までの短期被保険者証の更新を実施いたしております。対象は、308世帯、639名となっておりまして、２月末までの交付実績は124世帯、256名となっております。 | |
| 次に、５点目の国が進めている国保の広域化に対する見解のお尋ねでございますが、国民皆保険のもと、半世紀にわたって医療のセーフティーネットとして国民の健康を支えてきた国民健康保険も現在では高齢者が多く、医療費が高い一方、所得の低い方が多いといった多くの課題を抱えております。今国会に提案されている財政運営の都道府県単位化を進める国保法改正案の内容につきましては、平成25年度までの暫定措置であります財政基盤強化策を平成27年度から恒久化をする。そして、市町村国保の都道府県単位の共同事業である保険財政共同安定化事業について、平成27年度から事業対象をすべての医療費に拡大する。そして、平成24年度から市町村国保の都道府県調整交付金が給付費等の７％から９％に引き上げる。また、一方で国の定率国庫負担金については、給付費等の34％から32％に国の負担を引き下げると、そのような主な内容となっております。このことは、市町村国保の広域化を推し進める大きな第一歩であり、広域化の流れが一層拡大するものと予想をされます。 | |
| 八幡平市におきましても年々医療費が増加傾向にありまして、さらに長引く景気の低迷により国保税収が減少しておりまして、平成24年度は国保税率改正と一般会計からの法定外繰り入れによる予算を組んでおります。さきの議員全員協議会でお示しをしておりましたとおり、平成27年度までの財政推計においても毎年財源不足が生じておりまして、一般会計からの法定外繰り入れを想定をいたしている状態でございます。したがいまして、平成27年度以降、低迷している経済情勢がどうなるのか予測がつきませんが、国保制度の構造的な課題を考えますと、国保の広域化は必要であり、さらなる国の負担増も必要なものと認識をいたしておるものでございます。今後につきましても社会保障と税の一体改革など、国の制度改革の動向に注視をしていきたいと、そのように考えております。 | |
| 以上、演壇からの答弁にかえさせていただきます。 |
〔市長 田村正彦君降壇〕
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 4 ] | 再質問させていただきます。 |
| 厳しい経済不況の中での国保税の引き上げということになるわけで、最初に今当市の国保加入世帯の方たちの所得の状況がどうなっているかということを、そういう実態をやっぱり認識をしなければいけないと思います。 | |
| そこで、伺いたいのですが、住民税の申告のデータによる市民の所得状況、これがどのように、この間推移しているのか。できれば、18年度から平均値で構いませんので、ちょっとお知らせいただきたいと。 | |
| それから、国保加入者世帯の所得の状況、時間がないので、例えばゼロから50万まではどれぐらいの世帯なのか、50万から150万までの世帯がどれだけの世帯になっているかこの辺をちょっと実態として伺いたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 税務課長。 |
| ◇税務課長 工藤加寿子君 [ 5 ] | 今ご質問の住民の所得の状況がどのようであるかということで、住民税の課税情報等から18年度からのどのような変化かというお尋ねからお答えいたします。 |
| 今まさに開催しております住民税並びに国保税のための申告受け付け、３月15日まで実施しておりますが、この申告の状況の集計額で、私ども税務課では市民の皆さんの暮らしの状況というものを把握しております。手元にある資料は、昨年23年２月、３月の申告ですが、22年中の収入について、収入があったと申告した方の状況でございます。平成18年度あたりからということですので、平成18年度におきましては給与所得があった、給与収入があり、所得があったと申告した方は１万2,440名おりました。それが昨年…… |
〔「全体です。全体で」の声あり〕
| ◇税務課長 工藤加寿子君 [ 6 ] | 全体で、失礼いたしました。 |
| それでは、所得区分ごとでなく、総合の所得のところでお話しいたします。平成18年度には１万9,091人の方が何らかの収入があったと申告されています。23年においては、１万9,358人、人数的にはふえてはおりますけれども、その所得の平均値は152万6,000円というものから、昨年度は128万まで所得の状況は落ちているという状況でございます。 | |
| それから、国保世帯の所得の状況は、ではどのようになっているかというご質問でございます。国保世帯につきましては、23年度加入の国保世帯、12月末時点で一昨年、22年度に集計かけたと同様に、50万単位で集計してみました。これは、所得から33万円を引き去りした国保税の課税所得でございますが、50万円未満の方が……申しわけありません…… |
〔「パーセントです」の声あり〕
| ◇税務課長 工藤加寿子君 [ 7 ] | はい、失礼しました。50万までのところで60％に到達しております。その後、100万までの方が14％、150万までで10％ということで、およそ5,000世帯の85％近くが150万円未満の所得という状況でございます。失礼しました。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 8 ] | 今税務課長から説明がありましたように、例えば市民の全体の所得に関して言いますと、５年前の18年度を比べますと16％所得が減少しているということです。結局22年度の所得に関しては128万という平均です。そういう状況です。そして、国保加入者に至っては、150万円以下の世帯が85％、もうほとんどが150万円以下の、これは33万引くのですけれども、世帯という、非常に厳しい状況になっています。これは、この国保の世帯は、21年度の資料に比べてもさらに落ち込んでいるのです。21年度の所得は、150万までの世帯が82％でした。それが今回85％と、このように今市民の所得はどんどん下がり続けています。私言いたいのは、こういう市民の所得がどんどん下がっているときに、国保税を引き上げるということなのです。ここには、大きな負担が市民にかかっていくわけで、しかも先ほどから言いましたように、国保税だけではないわけです。介護保険料も引き上がる。もう一つ言えば、水道の料金も今回提案がありますが、松尾地区の皆さんには水道料金の負担もかけるというふうな状況になるわけです。こういうときに、果たしてこういう国保の引き上げが適切なのかと。市民の所得が下がっているときに。ちょっとそこの見解を伺いたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 9 ] | お答えをいたします。 |
| 髙橋悦郎議員がおっしゃいますように、申告の状況等の中からの、いわゆる市民所得の状況をとらえてみても逐年減少傾向にあると、これはおっしゃるとおりでございます。したがいまして、こういう経済情勢、あるいはまた将来がまだ見通せないという状況の中で、国保税の税率改正というのは本当に心苦しい部分は確かにございます。しかしながら、市長が答弁申し上げましたように、やはり国保制度そのものの欠陥はあるとはいうものの、しかしここで応分の受益者負担を仰ぎながら財政を維持していかなければならないという苦しみがあるわけでございます。したがって、その根拠については、市長が申し上げましたとおりでございます。２億の法定外繰り出しをすると、こういうことでございますので、そこについてはいろんなものが上がっていくと。それは、反比例して税率改正をするというのは、それはごもっともなお話なのですが、やはりそういう事情が背景にはあるということをご理解いただきまして、税率改正についてはご賛同いただきたいなと、このように思っております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 10 ] | 実態の中、そういう厳しい状況の中で引き上げるということで、非常になかなか大変な状況の中でやっているというのはわかると、そういう答弁ですが、問題は行政としてその引き上げを阻止するための最大限努力をしていくかという、その姿勢が問われるわけですが、そのときに私は２億円の法定外の繰り入れに関しては、これはもう評価しなければいけないと思っています。これまで経験がないことを今回やるわけですから、それはそれで評価しますが、ただその１億円の市民への負担というのが、先ほど言いましたように、大変厳しいものがあると。なおかつ２億円ではなく、３億円全額を繰り入れする、そういう努力はできなかったのかということなのですが、市長は演壇で他の保険者の関係も考えれば、国保世帯にだけ公費を投入するのはいかがなものかという判断をしたと、こういうことですけれども、しかし国保は、先ほどから言っているように、所得の低い弱者の人たちが中心に入っている、そういう国保なわけで、行政としてはやっぱりそこを守っていく義務があると。よく国保会計を助け合いの制度だとか、そういう表現する人もいるのですけれども、そもそも国保会計の、国保法で言っている国保の目的です。それは、国保法の第１条で示しているのですが、社会保障及び国民健康のための制度として規定をするのだと。つまり社会保障を守るために、これはつくった制度なのだと。社会保障を守るための、国民の健康を守るための制度が逆に国民をいじめるような、苦しめるような制度になっていっては、これは目的に沿わないわけです。そういう意味では、やっぱり可能な限り公費でそこは守っていくというのが本来の国保の制度のあるべきものだと思うのですけれども、その辺についてはどうですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 11 ] | 国保財政につきましては、何も八幡平市だけがこういう状態になっているというわけではありません。全国1,700自治体、この中でほとんどの自治体がこの国保税の国保特別会計で大きな赤字を抱えながらやりくり算段をしているというのが実態でございます。したがって、何度も申し上げますとおり、もう制度そのものに欠陥があるのだ。先ほど来、申し上げましているとおり、低所得者、そしてまた社会的な弱者、そういった皆さんが国保に加入なさっているわけですから、もう基本的にこれの特別会計として賄っていくと。その自治体ごとの収支でもってこれを運営していくということ自体そのものが根本的な欠陥を、今まさにさらし出しているものというふうにも思っております。 |
| したがって、演壇からも申し上げましたとおり、まさに国民生活第一というふうに考えるのであれば、やはり国が責任を持ってこの国民健康保険特別会計、これに対してどう対応をして、どう処理していくか。これが私は一番の大きな課題であろうというふうに思っております。例えば国保会計で財政に欠陥が生じた場合は、それは特別交付税で措置するとか、いろんな国の措置方法がありますので、そういったことも含めながらやはりきちっと国に対しては我々としても要望をしていかなければならないものと、そのように考えております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 12 ] | 制度に問題があるのは、私もそのとおりだと思います。 |
| そこで、最大限行政として努力するという立場でちょっと質問したいのですが、一つの提案として繰り越し充用金という、そういう手法でとりあえず24年度の会計の様子を見るべきでないかと、こういう提案をしたわけですが、というのは全協で説明された27年度までの見込額を見ますと、ちょっと私も詳しく中身つかんでいないところがあるのですが、24年度が、これは１億円税率を引き上げた状態で、24年度がそれでも２億円の赤字が出ますと。25年度が１億1,500万、26年が１億5,900万、27年度が１億7,600万と、こうなっていて、なぜ24年度だけが突出しているのかというのがちょっと私理解できないのです。そういう意味で、１年間繰り越し充用金をそういう方法で様子を見て、その不足額で議論するというのは、することによって幾らでも引き上げ率を下げる、抑えるという、そういう手法はできなかったのかと。ちょっとここの中身、説明していただきたいのですが。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 13 ] | お答えいたします。 |
| 議員の質問のとおり、平成23年度、24年度、23年度は２億程度という予想しておりますし、24年度も３億円不足で２億円の法定外繰り入れというような予定をしておりまして、あと25年度、26年度は若干下がるということで、これも全体的に繰り上げでやってはどうかということになりますが、一番苦しいのがちょうど23、24という形にはなっております。この概要から見ますと、そういう収支の推計をしているところでございます。23年度までの医療費の、それが大体同じ程度であればという形で27年度まで推計しておりますが、これがどういうふうな形に医療費のほうが変わるかどうかもありますし、それからやはり税率のほうも合併前から改正して、合併して19年度で統一をしたという形で、そんなに多くの変更はしておりませんでしたので、そういった面から基金のほうで何とか対応してきたということで、これから基金も全くありませんので、やはり税率の改正もしながら一般会計からの繰り入れという形で調整をしていかないと大変であるということで、結果的には推計としては25、26は若干下がりますが、さらにまた27年度以降がなかなか見通しがつかないということで、これを先延ばしした場合に、またそれなりの税率を極端に上げなければならないというような状況にもなりますので、今回１億円という形で税率を上げて、さらにその状態でここ何年かを推計したいということで出したものでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 14 ] | 若干補足したいと思います。 |
| 髙橋悦郎議員ご案内のとおり、財政運営の大原則であります当該年度の財政運営は、その年度の収入をもって財政運営をしていくと。そして、もちろん当該年度の歳出に当たる。これが大原則でございます。したがいまして、本当に市長が答弁申し上げましたような異常な事態が発生したとき以外は繰り上げ充用というのは考えないと。これが基本的な財産運営の考え方だろうというふうに思いますので、今回のこの税率改正に当たっての検討の中でも繰り上げ充用というのは一切考えてこなかったというのが実態でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 15 ] | というのは、24年度、１億円の税率を引き上げて、24年度だけがどうして２億円の赤字になるのか。あとは、１億100万、200万と、その後続くわけです。税率を引き上げる根拠にしているのではないかと、こう思いたくなるような説明なわけです、これは。だから、私は、実際の決算状況を見て議論しても遅くないというふうに思うわけです。これは、繰り上げ充用については盛岡市も今年度から始めているのです。別にこれは珍しいことではないのです。全国では、もうたくさんの自治体が用いている手法です。ですから、そういうことをやって、実際の決算の状況を見て判断をしても遅くないというふうなことを私は言いたかったわけで、その件について見解があれば、また伺いたい。 |
| それから、収納対策の問題ですけれども、当市は短期保険証についてはすべて対象者に交付するという体制をとっています。これは、非常に私は評価していかなければならないことだというふうに思います。それから、資格証明書に関しては、とにかく悪質な対象者に限ると。これは、厳格にやられておられるのか。その辺の状況を少し説明いただければと。 | |
| それから、差し押さえというのがかなりこの18年度から強力に進められているわけです。差し押さえする対象。これは、悪質な世帯であれば、やむを得ない部分もあるかもしれないのですが、例えば短期保険証を交付している方にもかなり出ているというふうに思います。最近は、不動産というのはほとんど少なくなって、ほとんど預金とか年金とか還付金とか、直接お金を差し押さえるという手法になっているのですけれども、短期保険証で払いたくても払えないような状況の方に差し押さえというのはあってはならないと思うのですが、その辺の状況がどうなっているか伺いたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 16 ] | お答えいたします。 |
| 口座のほうは、市民部のほうで答弁いたしますが、前段の23年度が突出しているのではないかと。それを料金改定をするための一つの手段としてこの数字を水増しといいますか、そういう見方をしているのではないのかなというふうな、私は受けとめ方をいたしましたが、決してそうではなしに、実は各種交付金等にも移動がございます。そういうものを適正にシミュレーションした結果、23年度がこのような財政状況になっていると、こういうことでございます。そして、それ以降につきましては、大体それもシミュレーションをした結果、こう落ちつくと、こういうふうな流れになってございますので、決して23年度あるいは24年度だけを膨らませたとかということではございませんので、ご理解賜りたいと、このように思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 17 ] | 先ほどの差し押さえの関係でございますが、差し押さえは基本的に当然納税、納付の履行がされないということで実施しているわけなのですが、合併後は徴収嘱託員をやめて自主納付という形をとりまして、さらにやはり今までは不動産の差し押さえ等が多かったわけなのですが、基本的に早期納付、できるだけ早く精算したほうがいいと。それから、不動産については長期的なものがありますので、実際的には預貯金あるいは還付金等の差し押さえ等にも入っているという状況で、やはり生活のほうを考えますと、それなりに相談を受けて差し押さえするかしないか、そういった判断をしておりますので、その辺が生活のできる範囲の中での差し押さえという形をとっております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 18 ] | 時間がありませんので。私この差し押さえというふうな今手法で収納をやっているわけですけれども、こういう手法を使っても収納率は逆に下がっているのです。これは、もう担当の方、わかると思います。例えば19年、滞納分でいきますと28％の収納があったのに対して、22年度は滞納分15％しか収納できていないのです。つまりそれは何を意味するかというと、結局払いたくても払えない、こういう状況があるわけです。だから、そういう払えない方に対してのやっぱり対応というのは、適切な、そういう年金を差し押さえるとか、還付金を差し押さえるとかということで本当にいいのかと。そこを、もう時間ありませんので、もう一度どういう考えているか伺って終わりたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 19 ] | お答えいたします。 |
| 滞納につきましては、収納率でございますけれども、ちょっと手元に資料がございませんので、あれですが、滞納額は当然毎年ふえていきますので、その中の税、それから市税あるいは国保税についてもそれぞれ滞納率は滞納額がふえて、さらにそれを率であらわしますので、かなり率としては高いものではございません。大体議員がおっしゃるとおり、十五、六％のあたりで推移をしているという状況でございます。年金とか低所得者とはいったものの、やはり納付すべきものでありますので、先ほど申し上げましたように、生活のできる範囲の中での差し押さえという形はとっておりますので、それからあとできるだけ納税者の相談を受けるようにしておりますので、そういった対応にお答えいただければ、極端な差し押さえというふうな形にはならないと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
〔議員 髙橋悦郎君一般質問席降壇〕
| ○議長（瀬川健則君） | これで髙橋悦郎君の質問を終わります。 |
| 11時まで休憩いたします。 |
（１０時４８分）
休 憩
再 開
| ○議長（瀬川健則君） | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
（１１時００分）
| ○議長（瀬川健則君） | 引き続き、一般質問を行います。 |
| 通告順位11番、田中榮司夫君。 |
〔議員 田中榮司夫君一般質問席登壇〕
| ◆議員 田中榮司夫君 [ 20 ] | いつも最後となりまして、恐縮でございますが、新生会の12番、田中榮司夫でございます。市長さんと教育長さんに若干の質問をさせていただきます。 |
| 市長への質問は、細かく５つにしておりますけれども、いずれ要は市長さんの今後の姿勢とやる気といいますか、そういったところをお伺いしたいと、そういったところに力を入れている新年度の予算でもあるのではないかなというあたりのところを焦点として質問いたしたいと思います。 | |
| 最初ですが、合併という明るい展望のもとに、本市の特徴、個性等を発揮し、展開へと発展すべき今日に至っている今日であります。その中の24年度、市長ももう２期目を迎えておるわけですが、その市政方針の重点化には違和感がないわけですが、この前市政方針演述をいただきましたので、十分読ませていただいて、こういうところは相場と言えばおかしいけれども、そうだろうなということで、特に私は違和感を感じませんでしたが、でも余りにもスマートだというか、紳士的であって、もう少し気骨のあるというか、めり張りのあるというか、こんな重点施策を演述の最後には４点、５点挙げております。なるほどそのとおりなのですが、それでも私がこの辺に力を入れたいというようなこと、そして市長の３期目あるいは４期目にはこういう八幡平市になるのだというあたりのところの方向というか、気骨ある姿勢の、気骨というか心構えをお伺いしたいと。別に本年度のことだけではなくて、これからのことを市長はどのように踏まえて頑張ろうとしているのかというあたりをお伺いしたいというのが、要領が悪かったのですけれども、１番目でございます。 | |
| それから、２番目は、新庁舎と北森駅の存在感をどうＰＲし、周辺のまちづくりといいますか、町並みを造成してつくっていくのかと。これもお考えにはなっていて、この八幡平市のマスタープラン等にもあるわけですけれども、やはり庁舎ができますと何としてでもそこら辺が中心にならなければ、大更も重要だと、大更というか、この市の南のほうも重要だと思うのですけれども、やっぱり庁舎の周りが諸官庁あり、あるいは病院等もあれば大変便利だと。そして、そこから道路網もしてあれば、まちづくりというのは道路が計画されて、そして庁舎があって、それからそこがあるいは拠点とか中心になるのではないか。そうした場合に、今のところがちょっとあそこに庁舎ができ上がってもあとは農村地帯というか、そんな面でちょっと寂しく感じるので、そこらあたりも計画ということを庁舎を中心とした近くの計画のことは、いや、実は将来はこんなふうになるのだというあたり等を見通したシミュレーションまではいかなくてもお伺いしたいというのが２番目でございます。 | |
| それから、３番目の都市計画といえども大更駅周辺のにぎわい創出がポイントとされる重要性は何か。わかります。大更のことも人口多いし、それから西根町のときからのマスタープランでも開発はわかりますけれども、具体的には安代町を含めた、松尾を含めた、寺田を含めた、みんなのいわゆるこういったところを市民のサイレントマジョリティーとでも言えば、そういうサイドから見ますと、大更のにぎわいの創出というのはどういうことなのかということをわかりやすく答弁していただければ、お聞かせいただければ幸いな項目でございます。 | |
| それから、４番目は、産業の生産力の向上、そしてそれから子育てで、子育てというのは結局人づくり、人口が多くなければ発展しないわけで、そういった意味で人材資源という言葉を使っているのですが、人材資源を豊かにする方策はどのようになっているのか。もうずっとみんな子育て、子育てと力を入れています。特に市長さんは、おらほの市はもう市の中でもトップのほうだとおっしゃっておるのですが、その具体策のところ、もう少し教えていただくというのですか、答弁していただきたい。そして、広報等で市民に知らせたいと、そういったことで４番を質問いたしました。 | |
| それから、５番は、八幡平というのは、農と輝のキャッチフレーズでいいのですが、そこの力を入れるところは１次産業の農業でもあるのですけれども、やはり人が来なければうまくない。そういったところで、観光資源が重要である。その観光資源の中でも一遍どおりの観光ではうまくない。八幡平から玉川からずっと来て、おりてきて、焼走りを見ただけではやっぱりまずいと。ここは、再質問でお聞きしたいと思いますが、松川温泉あたりにもっと力を入れて、温泉に力を入れることになるのですが、大分の別府温泉とか、ほかのよりも岩手県の松川温泉の硫黄分の温泉は、規模は小さいのだけれども、とにかく日本一だと。東京とか、いろんなほうから来た人たちでも松川温泉が悪いと言う人はいないのです。ああいう温泉の質はすばらしいと。あそこをもう少し何とか発展するようになれば、じゃんじゃんと玉川温泉よりも観光客というか、温泉を利用する人たちも来るのだというようなことも３人、４人、５人と、いろんな人から関西方面の人からも聞いております。 | |
| そこで、ここのお考えはどうなのかということで５番といたしました。 | |
| それから、最後ですが、教育委員会の件でありますが、市の教員住宅は今どう利用されているか。あいている住宅は、どのぐらいで、そしてあいているということはやっぱり余りよくないことなので、今の先生方、ほとんど通勤なされているから、あくのは当然だろうと思うのですけれども、そうした職員住宅のあいているところの利用と。やっぱり１つでも、１戸でも町の収入源になるわけでありますし、それからもう少しここで掘り下げていきますと、市内地域、こういう住宅に教員が近くにいらっしゃるということは、大変大きく教育に関係してくるわけであります。そういったところで、教員住宅の件について教育長にお伺いしたいと、そういう以上の質問でございます。よろしくお願いいたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
〔市長 田村正彦君登壇〕
| ◎市長 田村正彦君 [ 21 ] | 田中榮司夫議員のご質問に順次お答えを申し上げます。 |
| まず、平成24年度市政方針演述において、私の市政運営の所信の一端を述べさせていただいたことに対しての一定のご理解をいただいたものというふうに承知しておりますし、その上でもっと頑張れということだろうというふうに思っております。今までもフルに頑張ってきたつもりでございますので、これ以上はどうかわかりませんけれども、いずれ頑張っていきたいというふうに思っております。 | |
| 省みますと、平成17年、市民の皆さんのご支援をいただいて市長に就任して以来、合併協議会、まさにこの八幡平市をつくるために大変ご苦労をなさったこの合併協議会が策定いたしました新市建設計画というものを基本として、農と輝の大地の将来像を掲げまして、八幡平市の10カ年の指針となる第１次総合計画を策定をさせていただいております。その中で掲げているのは、自然と共生する、そして快適な住環境のまちづくり、連携によって築く躍進する産業のまちづくり、健やかな創造性あふれる人材のまちづくりの基本目標実現に向かって、各分野の施策推進を進めてきたものというふうに思っております。 | |
| 23年度から後期５カ年の計画期間に入ったわけでございますが、昨年３月11日に発生をいたしました東日本大震災は、大きな転機となりました。真っ先に意を用いたのは市民の生命、そしてまた財産の安全確保と生活安定の重要性というのを強く認識させていただきました。通信網の途絶する中、災害対策本部を立ち上げまして、情報収集に当たっていただき、並行して上下水道や道路など、インフラ復旧に全力を挙げるよう努めました。幸い大きな被害や死傷者はございませんでしたが、停電あるいは燃料不足により市民生活に大きな混乱を招いたことは皆さんご承知のとおりだというふうに思っております。電気が復旧いたしまして、沿岸部の惨状を知り、すぐに被災地救援行動を起こしました。職員派遣や義援金、救援物資の輸送、被災者の市内宿泊施設での受け入れ、そして４月27日には長期間にわたって被災地を支援するため、県内初でございますけれども、八幡平市がんばろう岩手基金条例を議会の同意をいただいて創設をさせていただきました。救援米につきましても、私自身も同行しながら宮古市へ届けておりますし、また副市長によって沿岸各全市町村を回っていただいて救援米も届けております。 | |
| また、国や県の復興予算が大きく膨らみ、合併市町村優遇策であった合併特例債を財源とする新市建設計画を期間内に実施することが困難になる、そう予想されたことから、合併特例債の期限延長について、東北市長会を通じ、国に直接働きかけました。平成23年８月24日の参議院本会議において、全会一致で可決成立を見たことは、まさにご案内のとおりでございますし、その成果があったということに対して、本当に感慨深いものがございます。 | |
| 一方、震災に起因する原発事故により、我が国のエネルギー政策は大きく転換し、一躍再生可能エネルギーが脚光を浴びておりますが、当市ではこの動きに先駆けて小水力発電所を建設したほか、民間事業者と協定を結び、八幡平御在所地区への地熱発電所建設を実現するべく、国、県を初め、関係機関に働きかけ、事業化を推進をしてきております。平成24年度におきましては、合併協定事項でございました新庁舎の建設工事、公約に掲げております大更駅周辺のにぎわい創出につきましては駅前広場整備の測量設計に着手する予定でございます。 | |
| 市の基幹産業であります農業の将来ビジョンにつきましては、人・農地プランを策定するほか、担い手確保対策として新規就農者等支援事業を積極的に推進しております。観光振興については、いわてデスティネーションキャンペーン、東北観光博、東北六魂祭の効果を十分に生かし、全国に情報発信をしてまいりたいと考えております。 | |
| また、全日本自転車競技選手権大会を誘致いたしまして、４月に本市で開催することといたしております。 | |
| 定住化対策として実施しております子育て支援策は、ご指摘のとおり、県内でも最も充実しております。今後は、この制度の効果が十分に発揮されるよう対外的なアピールに努めてまいりたいと考えております。 | |
| 24年度は、機構改革によりまして総合計画部門、行政評価部門、財政部門を統合いたしまして、市長公室として行政経営機能を強化してまいりたいと考えております。財政バランスに留意し、将来負担が過大にならないように計画的な財政運営を図るとともに、機に臨んでは弾力的に大胆な施策を実行してまいりたいと考えております。あわせて、地域振興課の機能を強化し、行政と市民との協働によるまちづくりをさらに推進してまいりたいと考えております。 | |
| 次に、２点目の新庁舎と北森駅の存在感と周辺の町並み造成についてのご質問でございます。新庁舎は、新市の一体感の醸成を図るとともに、さまざまな振興施策を進める上での核となる施設でございまして、八幡平市の限りない発展に向けての拠点施設と位置づけております。 | |
| また、新たなまちづくりのシンボルとしての機能を担っていくものであることから、行政機能のみならず、時代に対応したユニバーサルデザインへの配慮、市民と行政のコミュニケーションの場としての多目的スペースの確保、防災拠点としての機能、環境に優しい自然エネルギーの活用等、人と地球に優しい庁舎を実現することといたしております。 | |
| 今後、広報やホームページでの情報発信、新庁舎完成見学会なども検討をいたしておりますので、そのような機会を通じて八幡平市について考えるきっかけにしていただきたいと考えております。 | |
| 北森駅につきましては、市の交通政策の一環として通勤通学を初めとする利用者の安全確保と通学などの送迎やパークアンドライドによる利便性の向上、また国道側から駅舎、駅への利用が容易になることなど、ＰＲを図りながら花輪線の利用促進にもつなげてまいりたいと考えておりますが、現在駅移設に係るホームや自由通路の配置、規模など、基本調査設計を実施いたしておりまして、今後も協議の状況に応じて移設に係る内容を議会にもお伝えしてまいりたいと考えております。 | |
| また、周辺の町並み造成につきましては、庁舎建設にあわせ、当面必要最小限の庁舎関連道路の建設、北森駅の移設等を考えており、庁舎建設と同時期には国道282号西根バイパスの完成も予定されていることでもあり、そしてまた先般議論いただきました都市計画マスタープランで区域指定もなされる予定でもあることから、民間ベースの町並み形成を大いに期待をいたしているものでございます。 | |
| 次に、大更駅周辺のにぎわい創出のポイントとされる重要性についてについてのお尋ねでございます。この大更駅周辺のにぎわい創出につきましては、たびたび議会でもその趣旨等をご説明を申し上げてきておるところでもございます。市の後期基本計画の重点施策の一つとして取り組んでいるものでございます。この取り組みといたしまして、大更駅周辺の都市計画事業といたしましては大更駅と国道282号を結ぶ都市計画道路大更駅前線の整備を予定をいたしております。しかし、現在の大更駅前広場は、人と車が交錯する危険な状況であり、都市計画道路整備とあわせて駅前広場の整備によりまして事業効果が発揮できるものと考え、平成19年度からこの道路と駅前広場の都市計画変更の手続を開始いたしております。 | |
| さらに、大更駅周辺は、人口及び住宅の集積した地域でございまして、市の核となる要素とされる商業や文化、交流といった機能を多く含んだ地域でもございます。このことから、この地区は、市発展の起爆剤として重要なポイントと受けとめまして、市の将来を担う拠点とすべきものとし、にぎわい創出のためには都市計画のこの２つの事業のみならず、別の事業展開も必要としたところでございます。 | |
| しかも、その拠点としてふさわしいまちづくりのためには、市民目線での現況や課題の洗い出し、その整備方針の素案づくりが必要ととらえまして、２カ年にわたり、市民の方々から熱心にご議論をいただき、中心市街地の活性化とあわせ、にぎわい創出と定住化に結びつく素案を検討していただきました。そして、この素案につきましては、市の内部調整などを行い、今後この地区の基本計画となる見通しでもございます。この基本計画は、あくまでも事業を実施する際のベースとはなりますが、実施計画とは異なりまして、実施に当たっては個々にさらなる精査を要するものでございます。 | |
| なお、都市計画の手続につきましては、駅前広場に関係するＪＲとの協議に時間を要しましたが、昨年７月にこの手続への了解をいただき、現在手続を行っている都市計画の区域拡大など、他の事案と一緒に今年度末に都市計画決定となる見通しでございます。 | |
| 次に、４点目の人材資源を豊かにする方策はどのようになっているかのお尋ねでございます。教育に長年携わられた議員に対しまして人材育成を論ずるのは僣越ではございますが、私なりの所感を申し述べさせていただきます。産業、文化、政治、行政、教育、スポーツ、まちづくりなど、あらゆる分野で人材の育成が発展の礎であることは、古今東西の先学者の言をまたずとも異論のないところと思っております。健康に産み育て、幼児期から義務教育期にあっては心身ともにたくましく、健全な精神を養い、基礎となる隔たりのない知識、技術を習得させ、高等教育期にあっては基礎教育をベースとしてあらゆる事柄への探究心を養い、社会へ出てからは各分野において高いスキルを習得し、やがてはこれらの経験や知識、技術に裏打ちされた高い能力を持った人材が八幡平市の発展を牽引していく。一線を退いてからも各分野の先達として後進の育成、指導に当たり、底辺拡大に努め、円熟した人生を過ごす。このような人材をより多く育成することが肝要ではなかろうかと考えております。 | |
| 冒頭に申し上げましたとおり、市では県内に誇る子育て支援策を初め、小中学校における情報科教育、ＡＬＴを招致しての英語教育、奨学金の貸し付け、体験学習や環境学習、ボランティア学習など、総合学習の推進、人材育成事業による海外派遣や各種研修への参加の促進、生涯学習の推進とスポーツ振興、芸術文化の振興や民俗芸能の伝承活動支援、協働によるまちづくりの推進、岩手大学を初め、県内大学生による地域づくりや共同研究、営農指導等を通じての新規就農者支援、友好都市、姉妹都市との国際交流の促進、支援、広報活動やパブリックコメントなど、開かれた市政の推進などなど、各般にわたり人と人とがかかわり合って人材を育成し、あるいはお互いを高めていく、そのような方策を展開をいたしております。人づくりに終わりはなく、今後とも営々と築き上げていく努力を怠ってはならないものと考えております。議員におかれましても人材育成についてご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 | |
| 次に、５点目の松川温泉のさらなる発展策の推進についてのお尋ねでございますが、松川温泉は松川渓谷沿いにある岩手山と八幡平の大自然の恵みに抱かれた日本有数の秘湯として県内外に知られていることはご案内のとおりでございます。温泉はもとより大自然の恩恵も甘受できる温泉地と認識をいたしております。 | |
| また、その魅力は、テレビ、雑誌等に取り上げられ、多くの観光客を魅了しており、当市にとって重要な観光資源の一つであると考えております。発展策の推進につきましては、松川温泉の各宿と連携を図りながら推進していくことが必要と考えておりますし、松川温泉には日本で最初の地熱発電所がつくられ、地熱を使った蒸気染め、４軒ある各お宿の暖房と地熱蒸気がさまざまに利用されております。そうした観点から、現在進めております八幡平市滞在型観光振興計画の中で教育旅行の環境学習、秘湯への誘客について、これらを関連づけ、積極的に推進していく必要があるものと考えております。 | |
| ただ、議員に申し上げたいわけでございますが、あの一帯は国立公園内ということで、その利用については非常に厳しい規制もあるということも承知していただきたいというふうに思いますし、先ほどの発言では日本一の硫黄というご表現を使われたわけですが、硫黄についてはもっともっと硫黄分の高い温泉地はたくさんありますので、日本一という表現はなかなか使えないということはぜひご承知をいただきたいというふうに思っております。 | |
| 以下の答弁については、教育長から答弁ありますので、よろしくお願いして演壇からの答弁にかえさせていただきます。 |
〔市長 田村正彦君降壇〕
| ○議長（瀬川健則君） | 教育長。 |
〔教育長 高橋北英君登壇〕
| ◇教育長 高橋北英君 [ 22 ] | 質問の２項目め、教員住宅の運営についてお答えいたします。 |
| 教員住宅につきましては、全部で19棟、36室ございますが、このうち現在の入居者は非常勤講師を含めた教職員10名でございます。合併後の教員住宅の入居者数の推移を見ますと、平成18年度の21名が最大であり、その後年々減少している実態でございます。市内の民間アパートや貸し家に居住している教職員は17名あり、市内での住宅の需要はあることから、多くの利用をしていただきたいところでございますが、特に古い教員住宅は嫌煙されているようでございます。 | |
| なお、教員住宅の入居促進を図るため、今年度西根教員住宅の空き部屋個室の修繕を実施しているところであります。 | |
| また、これまでは、教員住宅は教職員のみの入居条件でありましたが、施設の有効利用の観点から、空き部屋となっている教員住宅につきまして、行政の運営上、特に必要と認めるときは教職員以外の者も入居できるような運用を図ってまいる考えでございます。 | |
| 以上でございます。 |
〔教育長 高橋北英君降壇〕
| ○議長（瀬川健則君） | 12番、田中榮司夫君。 |
| ◆議員 田中榮司夫君 [ 23 ] | それでは、市長さんの答弁では、よくわからなかったところも今まで市民の一人としてあったのですが、きょうわかりました。特に３番目の西根町地内からの都市計画か。そうすると、大更の重要性というのもわかりました。こういったところは、議会広報を通じて、わからない人たちは私の質問からあそこが今こういうわけで重要なのだというふうなこともわかっていただけると思います。そういったことで、答弁いただいて大変ありがとうございます。 |
| そこで、別な問題ですが、市長さんにでございますが、４番目の際にかかわっての再質問でございますが、子育てにかかわることで、今国のほうでもきょうあたりでも子育てだとか、その支援の法律的な整理等まで大変あれだこれだと問題で騒いでいるようなのですが、いずれ子育て支援というのは重要であることは間違いないわけで、八幡平市でももうせんだって進めているということには私も大変ありがたいというか、敬意を表するのですが、それに欲を私は言って、こんなふうにはできないものかなと、こう思いまして、本当に不可能なことだかもしれませんですけれども、人口はどんどん減っているわけですが、いずれ昨年度、私が今質問しようとしているところにかかわることなのですが、22年度は八幡平市で子供が168人生まれているのです。それから、21年度は159人、亡くなられている人は200人近くになって、減っていくということはここで明らかなのですが、そこで結論は子供さんをふやすために若いご夫婦の気持ちというふうなのは、私も何人かからも聞いたのですが、やっぱりこういったことも援助してくれればいいなということがあったのです。 | |
| それで、私調べてみたのですが、168人、23年度は生まれているのですが、そのうちで３子が28人、３番目の子供です。それから、４番目の子供は７人生まれております。それから、５人お持ちの方、５番目が３人、それから６人お持ちのご夫婦もあって１人と、６番目は１人と、そういうことで３子以上の今の、これは法的資料等で調べてみたらなかなか難しいのですが、いずれ３子以上の祝金であれば、少しぐらい多くても違反にはならないのですが、ここでは５万円でしたよね。３子以上は５万円だと思ったのですが、その５万円を３子が10万円にしたらどうかと。それから、４子は15万でも、５人……つくったと言えば失礼だが、持たれた場合は、５番目の場合は20万円でもいいのですが、これはとにかく１回だけなのですから、祝金ですから、いずれもう少し値上げをしてくれれば幾らかはふえていく気持ちに役立つのではないか。ご夫婦というか、そういったところに何だかんだと言うのはおかしくなるから話しませんですけれども、いずれ子育てするというのも本当に金のかかることなので、もう義務教育の６年間とか、高校生に支援するとか、そんなのは、まず余り高校生というのは義務教育ではないから、余り要らないのですけれども、いずれここも少し２倍ぐらいにふやせば、合計しても１億にはならないのです。１年間でも。大体五、六千万で済むのです。今から２倍に上げていても、５万円のところは３子は10万円上げるというふうにしていってもさほどでないのだけれども、そうしますとかなり私はふえていくのには役立つのではないかなと思うのですけれども、これは当局の試算もあるわけですから、なかなか難しいだろうとは思いますけれども、私も市民の人たちも考えているところなので、再質問として市長さんにお伺いいたします。難しいときは難しいで結構ですが、よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 24 ] | 半世紀前、もう50年前に教師と教え子の立場でございましたので、どうもそういう育てていただいた教師の方にご答弁申し上げるというのは、非常に心苦しいわけですけれども、実はたびたび議員からは子供を産んだら祝金を出したらどうかという提言は過去にも二、三度いただいていた記憶もございます。そういうこともあって、何年ぐらい前でしたか、若いお母さん方とお話しする機会がありまして、議員が提案されたような、いや、子供を産んだらお金出すけれども、どうなのだと、そういうお話もした経緯もあります。そのときに、若いお母さん方から出た言葉というのは、金なんか要らないと。それより子供を育てる環境をよくしてくれ。特にも学童保育もそうですし、医療費の問題もそうです。そういった子供を育てる環境をもっともっと高めてくれという意見が圧倒的でした。そういうこともあって、子供の医療費、小学校まで無料化を八幡平市は実施したわけでございます。確かにお金と、お金をやればいいというのでは、私はいかがなものかな。それより今まさに子育ての基礎になる出会いのセッティングというのですか、出会い支援を今まさに活発にしておりますし、しようといたしております。そういった地に足のついた政策のほうに予算化をして、とにかく八幡平市に住んで、そして子供を育ててもらう、そういう環境をぜひ外に向かってアピールしていきたい、そのように考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 12番、田中榮司夫君。 |
| ◆議員 田中榮司夫君 [ 25 ] | そういう方策も今まで以上にひとつやっていただきたいと思いますが、いや私この問題で、質問の問題にいたしましたのは、余り多くはないのだけれども、福島と茨城のあるところでもう30万、50万にしたら1.2％ぐらい、ここ二、三年で子供さんがふえてきているのです。東京であれば、子供がふえたというよりもあそこは人口がふえているわけで、岩手県ではこっちは減っていますけれども、東京のほうはふえているのですが、いずれあの辺のあの周辺もその施策の一つ、このくらい、なかなかお金のことですから難しいのですけれども、いずれもうお調べになっておわかりのこととは思いますが、30万、50万したらかなり子供さんが生まれるのがふえてきたということもありましたので、そしてそのことも聞いたものですから、うちでもささやかなのだけれども、幾らか上げていったらふやしていくものの一助にはなるのではないかなというので質問いたしましたが、いずれひとつ市長さんもそのことは頑張ってくれると思いますので、よろしくお願いいたします。市長さんは、以上でありがとうございました。 |
| それでは、教育長さんにひとつ再質問させていただきます。いいですね、今度は。この職員住宅そのものが大きな問題ではないのですけれども、ないのですけれどもと言えば、そんなこと何で質問すると言われるかもしれませんが、職員住宅とか職員が学区内とか地域にいらっしゃると、いるということはすごく大きな教育のプラスなのです。そういった点で、あけておく手はないのだけれども、今は教員の先生たちも人権じゅうりんもありますので、向こうから通いたいと、住みたくないと言えば仕方ないから、遠くからでも、盛岡のほうからでも通ってきているとは思うのですけれども、余り理屈ばかり必要を云々するのではないのですけれども、やっぱり昔は地域に先生が多くおりますと、教室だけの学力ではなくて、人間性を育てる触れ合いの中からすごくプラスになるのです。学力というのは、教室の中だけで高まるものではなくて、教育長もいつもおっしゃっているように、やっぱり環境なのです。そういったところでいつも日曜日に生徒と遊べというのではなくて、近くにも先生がいるとそれとなく、何となく高まりが、昔と言えば私はかなり古い人間で、そういうものを感じておりました。今でもやっぱりできれば、教育長さんはこれから３月の職員の人事異動もあると思うのですが、八幡平市においでになる先生方も大体決まっているのではないかなと思うのですが、いずれできればこの地域、学区内の一般の住宅でもいいのですが、あるいは職員の住宅でもいいのですが、そういったところに先生方が住めるような人事配慮というのはなかなか難しいかもしれないのですけれども、教育長さんがやっぱりそういったところを教育長としての腹構えで進めてもらえればなと思って、できれば地域に住んでいて教育に携わってもらいたいというふうなことを私も考えるものですから、教育長さんに質問いたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 26 ] | 地域に教員に住んでもらえるということは、先生のおっしゃるとおり、私もそのとおりだというふうに思っておるところでございます。なるべくそのような方向でということでお話をするわけでございますけれども、強制するわけにはいかない。答弁の中でお答えしたみたいに、教員住宅、かなり古くなっているところもございます。そうすると、やっぱり民間のアパートと比べたりしまして、最近の若い人たちは意外と贅沢でございまして狭いとか、そういうような問題で民間あるいはおうちから通われる。案外若くても、昔我々の時代は、六畳一間あればそれで十分だったのですけれども、今の若い人たちはまず学校終わってもベッドを持ち込んだりサイドボードを持ち込んだりと、もう入らなくなるのです。そういうような状況もありまして、なかなか強制することは難しい状況でございます。趣旨には私も同感でございます。 |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 12番、田中榮司夫君。 |
| ◆議員 田中榮司夫君 [ 27 ] | 時間も少なくなってきたのですが、時間いっぱい質問しようとは思いませんけれども、いいところでやめたいと思いますが、そこで今の教員住宅のあいているところの処理と言えば、言葉おかしいのだけれども、今あいているところ、柏台にもあったようですし、松尾の役場前、ああいうところはもう入っているような感じしましたし、安代のところも何か入っていないような感じ、平舘の私の向かいのところも半分あいているのです。それで、今教育長さんからも答弁あったのですけれども、あいているところの利用法。先生でなければ、別な人でもとか、あるいはやっぱりあけておくというよりも教育に関係する人でなくてもそういう教育関係に理解のある人であれば、先生ではなくても入れておけば、家賃は市でもらえるし、いずれあけておくということは余りいいことではないので、そのあたりの処理という言葉は悪かったけれども、空き部屋の処理はどうなされているのかというのを最後にお伺いしたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 28 ] | 今教員住宅のあいていることの質問だったわけですけれども、まず申し上げますが、いわゆる教員住宅については７カ所あります。西根地区は１カ所、松尾地区については３カ所、安代地区についても３カ所であります。いわゆる棟数と部屋数については、教育長答えたとおり、19棟の36室。現在入っているのは10戸のみ。ピーク時が答えたとおり、18年度が21名で、以後はずっと減っていると。では、しからば教職員何人いるのかということになるわけですが、205名、今関係者おります。市内の居住者については63名でありますし、盛岡管内については132名で、特にうち盛岡市は87名です。それ以外は10名ですが、中では鹿角市２名、花巻市２名、あるいは金ケ崎とか一戸、二戸という状況にあります。そういった観点から、内訳はこういうふうになっているというような状況です。 |
| また、先生の基本的な異動というのは、同一校には一応基準的には６年であります。また、同一管内については18年、こういったルールがあって、当然異動対象になるし、それ以外は管内からも出なければならない、こういう状況にあります。実質、そのような空き部屋をどうするのかという質問でございますが、教育長答弁に答えましたとおり、今後は行政の運営上、特に必要な場合については教職員以外についても配慮していく、そのように教員住宅管理及び使用に関する規則の一部を改正して、できれば24年度から対応していきたい、そのように考えております。 | |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 12番、田中榮司夫君。 |
| ◆議員 田中榮司夫君 [ 29 ] | いずれ質問ではありませんが、本当にありがとうございました。私よかったなと思って、私を支えている市民ともども、お聞きしたいところをきょうは教えていただいて、答弁していただいて、大変ありがとうございました。 |
| 以上で私の質問を終わります。 |
〔議員 田中榮司夫君一般質問席降壇〕
| ○議長（瀬川健則君） | これで田中榮司夫君の質問を終わります。 |
| 以上をもって一般質問は終了いたします。 | |
| 昼食のため午後１時まで休憩いたします。 |
（１１時５４分）
休 憩
再 開
| ○議長（瀬川健則君） | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
（１３時００分）
▽議案第６号
| 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについて |
| ○議長（瀬川健則君） | 日程第２、議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについてを議題といたします。 |
| なお、議案第６号から議案第17号まで内容説明は終わっておりますので、直ちに質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 30 ] | 市道認定のほうの大更駅前線のことについてちょっとお聞きしますけれども、今この図面だけしか手元に資料がないので、ちょっとお聞きしたいのですが、ここの部分で国道282号線の山口スタンドさんのところから大更のコミュニティーセンターの後ろのところまでは既存の道路がありますので、そこはわかりますが、それ以降大更駅までの間、駐車場なり敷地になっているわけなのですが、そこの部分の市道を認定しろと言われても、もう少し具体的な図面を示してもらわないとこちらも判断しかねるというのがあるので、そこの資料を求めます。 |
| それと、市の所有地であればいいのでしょうけれども、恐らく私有地の部分が入っていると思うのですが、そこの部分をちょっと市道の認定の仕方ということで私は勉強不足なのですが、その所有者の方の契約までしているのか。していなくても何かしらの同意があるかないかで違うと思うのですが、我々としても勝手に議会で承認するとかしないとかというものが通るのかどうかという、その辺の見解を教えてください。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 31 ] | お答えいたします。 |
| 市道認定の考え方でございます。今認定しようとしているのは、この大更駅前線と駅前広場を含めての認定しようとするものでございます。したがいまして、この道路あるいは駅前広場については都市計画決定、線形変更あるいは広場の決定をしようということで現在進めておいて、３月の下旬に都市計画道路の決定となります。都市計画道路につきましては、2,500分の１で、現在決定しようとしているのは16メーター幅員ということで、一定の制限が当然かかってくるものでございます。この制限につきましても、住民説明の中ですべてクリアをして16メーターの幅員で認定しますよと、あるいは370メートル、2,900平米という行為を現在決定になるものでございます。24年度から駅前広場につきましては事業化すると、着手するという予定をしてございます。 | |
| この認定に当たっては、都市計画道路とあわせた内容の認定でございますので、改めて資料の提出については私どもでは必要がないものだろうというふうにも思ってございます。そういう意味からいって、まさに決定されるそのものを認定しようとするものでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 32 ] | それでは、もう一回確認しますけれども、今のここの部分に関してはさきに都市計画道路として計画を提出している図面どおりの部分だということと、そしてそれに当たっている地権者はすべてもう了解済みであるということで、仮に場所的なものに関して、また利権的なものに関しては今認定しても何ら関係者のほうからは苦情が出るものでないという状態だということでいいのですね。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 33 ] | お答えします。 |
| ご指摘のとおりでございます。まさに都市計画道路の決定をする際にすべて住民の意向、あるいは説明会を開催して、そしてこの幅員なり駅前広場を含めた中の決定となりますので、そして整備に向けては都市計画道路であろうと、あるいはそれ以外にあっても将来市が管理するという状況になりますので、当然整備に当たっても都市計画事業、あるいは道路事業どちらでも整備が可能となってございます。都市計画事業でやる際にも道路認定は当然必要になってきますので、そういう意味から今回この大更駅前線、広場を含めた道路認定をしようとするものでございますので、よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 34 ] | では、最後にもう一つだけ確認させてください。 |
| 今言っている都市計画道路という部分と、今話に出ています大更のまちづくりのそれこそ懇話会なりワークショップで話し合われてきた図面の中にある都市計画道路部分、これはまず同じだということでよろしいのですよね。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 35 ] | お答えします。 |
| まちづくりで大更駅前線の整備、あるいは駅前広場の整備も事業上出てございます。まさに同じ内容のものでございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ５番、工藤直道君。 |
| ◆議員 工藤直道君 [ 36 ] | 工藤剛議員と関連しますが、部長の今答弁したことも理解はできますが、ただ都市計画道路に見込んでいる地権者に全然まだ説明も何もなしで、本当に市道認定していいのでしょうか。もし強く反対されたらどのようにするのか、そのくらいもう事前の協議とか前もった説明というか、そういうのもやられているのか、もう一度そこのところを詳しくお伝えください。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 37 ] | お答えいたします。 |
| まず、市道認定に当たりましては、整備を必要とする道路について市道認定をして、そして有利な事業で進めるというのが認定のあり方になります。この道路は、都市計画道路として平成６年に一時決定してございました。しかしながら、駅前広場をつくるという趣旨は３路線が交錯すると、危険性が高いということから、この駅前線の線形の変更をして３路線の安全対策を講じるということで駅前広場をつくるものでございますので、都市計画を決定するときに、既に平成６年決定前にさまざまな事務手続を経て、その中には当然住民の説明会すべて開催されてきております。したがいまして、この16メーターの幅員の中に例えばほとんど住宅が建っているという状況が生じてございます。それはもう一定の規制をかけているということになってございますので、建てかえとか何かする場合には当然法の手続を要すると、木造２階建て、地下はだめだとか、さまざまな制約がありますので、その時点でもう制約がかかっているという状況でありますので、今道路認定をしようとするのは住民に説明しているのかということでありますが、道路認定はあくまでも整備の事前の行為でございます。しかしながら、この路線の整備に当たっては、これから事業手法を検討していくというふうな内容になってございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ５番、工藤直道君。 |
| ◆議員 工藤直道君 [ 38 ] | 平成６年に当時この駅前線のほか６路線をまず都市計画として計画したわけですが、そのあたり説明していたと言いますけれども、それからもう何年もたっています。そのあたりの住民の人たちが今まだ健在でいらっしゃればいいのですが、もう代がかわったりしていると例えば当時の平成６年に説明を受けた方ももうお亡くなりになっている方もいらっしゃると思うし、やはり認定する前に住民の皆さんにもう少し丁寧な説明が必要であったのではと思いますけれども、そのところをもう一度お願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 39 ] | お答えします。 |
| 平成６年は最初の決定でございます。今県に線形の変更で申請をしてございます。それは平成19年から取り組んできました。たしか平成19年の秋には住民説明会、大更地区で駅前線の線形の変更あるいは駅前広場の追加ということについては説明をしてきてございますし、また23年度におきましても市が決定するということから、その説明会も当然開催してきております。そういう状況がございますので、特別道路認定に当たってはそのことは必要はないものだろうというふうには考えてございました。 | |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ５番、工藤直道君。 |
| ◆議員 工藤直道君 [ 40 ] | 平成19年と23年に説明会を開いているということですが、ではそのときに住民の皆さんのご意見等はどういう意見が出たのか、お知らせください。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 41 ] | 平成19年でございましたが、詳しくはちょっと述べられない部分があるのですけれども、いずれまず説明の内容につきましては線形が若干変わってくると、370メートルですか、この中で直線ではなく３路線の交差を円滑に安全にするために、このような線形が若干曲がってきますよという内容で説明した経緯がございます。 |
| そのときの意見としては、例えば固有名詞出してあれですが、瀬川輪店のほうに出ないのかとか、そういうご意見も出た記憶がございます。総体的には、この線形に好意を示していただいたと、そしてできる限り早目に着手していただければなというふうな声もあったのかなというふうに記憶してございます。したがいまして、その状況の中では私どもは都市計画変更の内容はそのまま進めていくということで理解をして現在に至っているということでございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 42 ] | 若干補足をさせていただきたいと思いますが、19年だったというふうに記憶しておりますし、たしか回数は２回やったなというふうに思っておりますが、要は対象者を地権者と思われる方々全員にご案内をいたしました。そして、地域の皆さんにも案内をいたしまして、大更公民館で大更駅前線の線形が変わった内容で説明をし、その中身で都市計画の変更手続をとりますよということで説明をして、私は感じとして地権者と思われる皆さんからも総じてご理解をいただいたなと、このように認識をしてございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 43 ] | この大更駅前線、これ議決をすると当然もうこれは着工に向けて議会が承認すると、こういう中身ですよね、これ認定するということですから。大更駅周辺のにぎわい事業、大更の議員さんたちは懇話会にも入っていろいろ議論もしてきた経緯もあります。ただ、それ以外の議員の皆さんは中身について全く説明がないわけです。 |
| だから、私はまず１つは、この道路を認定する前にこの間話し合われてきた駅周辺のにぎわい事業の中身について、これはやっぱり議会に説明しておくべきだと。その上に立って提案するべき中身ではないかと。なぜかというと、これかなり莫大な工事費が見込まれると。つまり大更駅前線、大更駅前広場、そして当然大更駅の改築も含まれるわけです、これはもう一連の工事として。私想像するには、新年度の予算で駅前広場の実施計画の予算が入っています。その実施計画するためには、これを認定しなければいけない、そういう事情があると思うのです。そうすると、駅前広場をどういうふうにつくるか、どういう財源をそこに充てるか、そういうものを一切明らかにしないで、そういう進め方というのは、これはやっぱり議会に対してはちょっと無視しているということだと思います。ですから、まず大更駅の建てかえから含めて駅前広場、そして駅前線、この中身についてはやっぱり詳細な中身を議会に説明すると、どれぐらいの工事費を計画しているのか。例えばこれは21年作成した都市再生整備計画というのをやっていますよね。これはまちづくり交付金で工事をしたいという意向のもとに、これは前からのそういうあれがあって、こういう計画書をつくりました。これは国に申請するためにつくらなければいけない、そういう計画書ですよね。そこで示されている駅前広場、駅前線は今回のにぎわいづくりの中に出てきたのと全く同じなのです。ほとんど変わっていない、全く同じ。ここではどれぐらいかかるか、全部工事費も示しているのです。たしか四、五百万かけてこの計画書つくったと思います、21年に。そういうものもありながら、一切財源も明らかにしないで、こういう認定を提案してくるというのは、これはやっぱりちょっと無理があるのではないかと。ましてや今庁舎を建設する、かなりの財源をそちらに向けなければいけない、そういう事情もあります。交付税の一本算定の問題もあります。恐らくこの駅前線、駅前広場の工事は、一本算定に変わっていく時期にすっかりダブっていくわけです。では、その財源は本当に大丈夫なのかと、こういう問題になってきます。ちなみに、この整備計画案の中では駅前線は25億になっています。それから、駅前広場が８億と、こういうふうに提案しています。そういう中身がわからないままにこの事業を進めるというのは、私はちょっと議会としてはなかなか認めるというのは難しいのではないかと思うのですが。 | |
| それからもう一つ、今予定しているこの駅前線の途中で、公民館の手前のところで住宅を工事していますよね。これは建築確認了解を出したから工事していると思うのですが、この住宅というのは駅前線にぶつからないのか、それもあわせて伺っておきたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設部長。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 44 ] | お答えいたします。 |
| まず、財源的な部分になりますが、24年度の着手に向けての内容は駅前広場でございます。この財源につきましては、社会資本整備総合交付金、これを当然県、国協議をしてございます。都市計画事業でありますので、平成19年度からさまざまな内容で協議してきた経緯はございます。そして、この社会資本整備につきましては、23年度までは国費が60％でございました。24年度から何年になるかわかりませんが、さまざま県で試算をした結果、四捨五入の関係で65％を国費からいただけるという内容になってきてございます。2,900平米の決定をしようとしているものでございます。しかしながら、どのような内容で幾らかかるかということについては、24年度実施設計を踏まえた中で、そして適宜情報を議会の皆さんにもつないで、このような内容で整備あるいは事業費が幾らと、その段階で事業費が出てくるという状況になりますので、実際の詳細の設計が出てこないと事業費的にはなかなかはじけないと。概略設計を事前に組んでやるというのであれば、それはそれで出せるわけですけれども、そのような事情もございますので、実施設計を組んだ中で内容を含めて事業費の内訳も説明をしていきたいというふうに考えてございます。 | |
| もう一点でございます。現在住宅を建てているということの内容でございますが、先ほども申し上げましたが、都市計画道路の決定に当たっては当然図面上線引きされてございます。建てかえするなりの行為がある場合は、それは届け出、許可制となってございます。線引き上にあってその場所に建てる場合についても、それは将来都市計画事業を円滑に進めるための木造２階建てというふうな一定のルールがございます。それを今建てているということは、現状の法律では今確かにここを進めようと、都市計画道路と、しかしながら着手の時期がまだ確定していないということの事情がございます。この道路の整備に当たっては、24年度に事業手法をさまざま検討することになりますので、現時点では住宅の建てかえが進んでいるというふうな状況がございます。しかしながら、ここは都市計画道路として決定されている部分に当たりますよという内容のご協力は得ているという状況にございます。よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 当たるの、当たらないの。 |
| ◇建設部長 畑 孝夫君 [ 45 ] | 先ほどから申し上げてありますが、決定道路の線の中に入ってございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 46 ] | その住宅の問題からですけれども、当たるのがわかっていて、それちょっと私たち理解できないのですが、建てたばかりのうちを補償しなければいけないでしょう、今度。そういうことでいいのでしょうか。これは半端な金額ではないでしょう。だって、今こうしてもう目の前に迫っているわけですから、そういうのをそのまま許可するというか、それこそ無駄遣いです、これはお金の。そういうふうにしか私には見えません。 |
| それから、先ほどから部長はさまざま説明されましたが、やっぱり議会に駅前線、駅前広場、駅の建てかえ、少なくてもこの部分については、今にぎわいづくりの中ではどういう素案がつくられたのか、やっぱり説明をしてからこの議案は提案するべきだと。財源の問題が一番我々心配だと思います。 | |
| それからもう一つは、先ほどから工藤議員が質問していましたが、地権者の方は三十数名いるということを一般質問の中でもお話ありました。すべての人が同意をしてくれればこれはいいですよ。しかし、私も地元にいますけれども、いろんな意見をやっぱりお持ちになっているのです、地権者の方たちは。こういうのをどんどん進めて、圧力をかけてもう進めていくと、こういうやり方では絶対成功しないと。だから、さっきから言っているように地権者の皆さんに、それは法律的には必要ないかもしれませんけれども、道義的にこの事業を完成させるために、そういうことがやっぱりやられるべきだと。我々法律的なことはよくわかりませんけれども、道義的にですよ、その辺はどう考えていらっしゃるか。 | |
| 今建てている住宅の件についても本当にそれでいいのでしょうか、その辺もう一度伺いたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 47 ] | 答弁を申し上げます。 |
| 現在の都市計画決定エリアの中で住宅建設が行われていると、こういうことにつきましては私もその内容については情報をとっております。そこで、いろいろ内部でも検討しましたのですが、やはりそれはいわゆる所有権のある方に当たるしかないということで、建設部のほうからも折衝をしていただきました。しかし、これにつきましては財産権にまさるものはないというふうな部分もあるのですが、要は道路が都市計画決定されているから建築確認が出たものを拒否できないという法的な内容になっておりますので、今事案につきましては認めざるを得なかったと、こういうことになってございます。したがって、具体的な工事が始まって支障となる場合は、移転とかというふうな話になるだろうと、このように思っております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 48 ] | 先ほどからなかなか議会に対する大更にぎわいづくりの素案の説明についての扱いを答弁してくれないのですが、それはやっぱりこの議案の前に説明するべきだと思うのですが、まずそのことを伺いたいと思います。 |
| それから、今建てている住宅の件ですけれども、これは当局側として今こういう事情がありますよというのはその地権者の方には説明はされているのですか。協力していただきたいというような要請はしているのですか。協力してくれと言ったのだけれども、理解してもらえなかったとか、そういう事情があるのですか。そこ最後確認しておきます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 49 ] | これは大事な案件でしたので、ご当人と直接お話をし、２回にわたって説得した経緯がございます。説得はしましたけれども、どうしても建築の意志がかたいということで、法的にそれを阻止する手段がないということで認めざるを得なかった、そういう事情がございました。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 議員全員に素案の説明というのは……。 |
〔「休憩してください」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | では、暫時の間休憩いたします。 |
（１３時３１分）
休 憩
再 開
| ○議長（瀬川健則君） | それでは、休憩前に引き続きまして会議を続けたいと思います。 |
（１３時３４分）
▼議事日程の追加
| ○議長（瀬川健則君） | 議案第６号について撤回したいとの申し出があります。 |
| 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件を日程に追加し、追加日程第１として直ちに議題にしたいと思います。ご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | ご異議なしと認めます。 |
| 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件を日程に追加し、追加日程第１として直ちに議題とすることに決定しました。 |
▽議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件
| 議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤 | |||
| 回の件 |
| ○議長（瀬川健則君） | 撤回の理由の説明を求めます。 |
| では、当局からの説明、副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 50 ] | 大変貴重な時間を空費させて申しわけございませんでした。今回の基本計画の中身につきましては、今定例会の最終日に議会の皆さんに説明を申し上げると、こういう予定でおりました。そして、今までの質疑の中で説明をしてからというふうなご意見が強かったというふうに認識をいたしました。したがいまして、今回この６号議案につきましては基本計画の内容の説明を終えてから提案を申し上げるというふうに変えたいというふうに思いますので、今回の６号議案については撤回を申し上げたいと、このようにお願いしたいというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | お諮りいたします。 |
| ただいま議題となっています議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件を許可することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 異議なしと認めます。 |
| したがって、議案第６号 市道路線の廃止及び認定に関し議決を求めることについての撤回の件を許可することに決定いたしました。 |
▽議案第７号
| 議案第７号 八幡平市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を | |||
| 改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | それでは、次に日程第３、議案第７号 八幡平市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 51 ] | １つは、特別職報酬等審議会がどういう意見を出したのか伺いたいと思います。 |
| それから２つ目、今というか、最近は特に報酬、給与等を下げるということについては普通にとらえられがちなのですが、しかし下げる場合であっても合理的な理由があるかどうかということになると思うのですが、そこでこの提案理由では現在の社会経済状況を勘案すると、つまり今の社会状況では妥当な額として３％下げるという提案なわけです。そうなると、納得できないのは、なぜこの期限を市長の任期までとするのか。つまり社会経済状況であれば、市長の任期に合わせて動くわけではないというのがはっきりしているわけで、本来この３％を下げるのが妥当な金額ということであれば、こういう期限を設けるべきではないというふうに私は思うのですが、どうでしょうか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 52 ] | お答えをいたします。 |
| まず、前段の報酬審議会でございますが、特別職報酬等審議会にはこれは諮ったものではございません。というのは、条例そのものの本文の部分を変えるというものではございませんで、附則の部分で対応していくということから、報酬審議会に諮ったものではないということでございます。 | |
| それから、現在のこの社会経済情勢、これにつきましてはいろいろ米田議員もそれはご案内だろうというふうに思います。いろんな状況があるわけでございますが、一般職の人事院勧告の給与も、人事院勧告によってここ５年間で約1.5％ぐらいは下がっていると、こういう状況にございます。そしてまた、やはり厳しい財政状況の中で経常的な経費の節減と、特にも人件費の部分については可能な部分については考えていこうと、こういうことでございます。 | |
| そこで、ご質問のなぜそれが期限つきなのかというふうな考え方でございますが、それは市長の任期を超えた部分までという部分については、そこまで踏み込んだ形での附則の改正というのは望ましくないと、好ましくないと、こういう考え方で任期までということで、とりあえずやったものでございます。 | |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 53 ] | その条例のかかわりがよくわからないのですが、正確に説明いただきたいのですが、条例２条では給与の額等にかかわる議案を議会に提案するときは報酬審議会の意見を聞かなければならないという規定ですよね。つまり条例はそういう規定ですので、附則なりでそうではない場合もあるというのはどういうふうにうたっているか確認したいのですが。 |
| それから、例えば市長の任期というのを一つの期限にする場合だと、引き下げる根拠、理由が市長の個人的な責任とかそれにかかわる理由であれば市長の任期中ということでいいのです。しかし、言ったように提案理由は今の社会状況はそういう状況だと、つまり逆に言うと３％下げた金額が妥当な金額なのだと。だとすれば、それは市長の任期、例えば次に他の市長がなろうとその状況は続いていくわけですから、しかもまた次の市長のときに状況が変われば市長はまた提案できるわけですね、上げるとかということも。だから、何ら規制するということでもないということからいえば、今の理由は合っていないというふうに私は思わざるを得ないのですが、そうでしょう。だって、何らその任期に、つまり言いたいのは、こういうふうにやってしまうと、市長の任期内とやってしまうと、副市長含めて市長なりの善意でこれはやられるというイメージになるわけです。本来であれば妥当な金額に直していっているのに、任期までということになるとそういうことになるわけです。だから、こういう定め方は私はよくないと思うのですが、どうでしょうか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 企画総務部長。 |
| ◇企画総務部長 岡田 久君 [ 54 ] | 米田議員さんの１点目の特別職の報酬審議会条例のことについてお答え申し上げます。 |
| 米田議員さんご指摘のとおり、議会議員の議員報酬の額及び市長、副市長及び教育長の給料の月額に関する条例を議会に提出しようとするときはと、額に関する条例と、すなわち今ご提案申し上げている条例でございますが、この条例につきましては第２条で月額を定めてございます。ですから、この額を変えようとする場合は特別職の報酬の審議会条例を経て改正しなければならないと。附則で改正する場合は、あくまでも減額というふうな考えといいますか、改正ではなくて一時的な減額というふうな改正でございましたので、あえて特別職の報酬審議会条例にかけなくてもいいし、これまでもそのとおり扱ってきましたし、近隣の扱いをお聞きしましても当市と同じような形で進めておりますことから、当審議会を開催しなかったということでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 55 ] | お答えいたします。 |
| なぜ市長の任期までなのかと、こういうことで、３％の減額が適正であればやはり期限を設けるべきではないというふうなご意見もごもっともだというふうに思いますが、しかしこういう中身につきましては社会経済情勢を勘案してですから、状況が変わるかもしれないということで、２年間あるいは３年間とりあえずまず減額して対応していこうという考え方も私は間違いではないのではないのかなと、このように考えております。ただそのタイミングが２年後、３年後というタイミングではなくて、市長の任期までというふうなとらえ方をしたものというふうにご理解をいただければというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 56 ] | 苦しい答弁だというふうに思うのですが、つまり本来であれば社会経済状況を踏まえてこういうふうに３％下げるということですから、本来はそもそもの給与をそこまで下げる手続をすればよかったのだと思うのです。それをしないで、しかも市長の任期までというその期限については、どう考えても根拠はないということにならざるを得ないのです。だから、それは２年、３年だけということであれば、２年、３年に例えば社会状況が変わるだろうというようなことであれば根拠あるのです。市長の任期に合わせて世の中が変わるということは一切ないというのはそれは当然ですから、同じことになりますが、私はそういうふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 57 ] | 国においても総理大臣もそうですし、大臣もそうですし、また各自治体の知事さん、あるいはそれぞれの市町村長さん、それぞれ判断しながらそういう削減行為というものをしております。私もこれはもう政策的、政治的な判断で、特に管理職においてはここ数年給与が減じられていると、減っていると、そういうことをかんがみて、やはり政策的に判断し、自分の任期の間は削減して対応していこうということでございますので、ご理解をいただきたい。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第７号を採決します。 | |
| 議案第７号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第７号 八幡平市市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第８号
| 議案第８号 八幡平市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正 | |||
| する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第４、議案第８号 八幡平市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第８号を採決します。 | |
| 議案第８号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第８号 八幡平市教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第９号
| 議案第９号 八幡平市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第５、議案第９号 八幡平市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第９号を採決します。 | |
| 議案第９号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第９号 八幡平市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１０号
| 議案第１０号 八幡平市税条例の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第６、議案第10号 八幡平市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 58 ] | 一般質問で髙橋議員が国保税の問題を取り上げましたので、その問題について私も伺いたいのですが、１つは基本的な考え方のところなのですが、多分当局もある意味では苦渋の決断だということなのだと思うのです。ただ、その苦渋を直接のむのは住民ですので確認したいのですが、１つは受益者負担の原則と医療保険の他の保険との関係、この点で聞きたいのですが、私は何回もこれまで言ったのですが、政治の場合には受益者負担という原則というのは本来あるはずがないと私は思うのですが、つまり受益者が負担しなくていいということではなくて、受益者負担ということは基本的には今度はその負担なければ受益なしということになりかねないと。そうではないだろうという考え方を本来は持つべきだと、つまり政治ですから、すべての住民が安心して暮らせる状況をつくるということが基本ですから、そこが政治の原則だと。その上で他の医療保険との関係、国保関係は３割だと、しかしこれも並列的に比率から見る問題ではないだろうと。当局認めたとおり国保に加入している方は基本的には他の医療保険のかかわりでも低い所得の人が多いと、そうするとそこの部分に政治が投資するということについては不公平だということにはならないだろうと、それは程度あるにしても。その点をまず１つ伺いたいと思います。 |
| それから２つ目、繰り上げ充用の問題、これは１つは本当に特別の場合だということで、それはそうだと思うのです。ただ、今回の場合はこれだけ負担が各種ふえるわけですから、そういう意味での特別な場合というふうに見るべきだろうと、他の自治体でもやっているわけですから。ただし、言っているのは、とにかく赤字を繰り延べするのだという考えではなくて、予想からいって赤字がどんどん累増していくという状況ではないということから見れば、24年なりで様子を見るという意味で繰り上げ充用ということもあっていいのではないかという趣旨だったわけです。私もそういうふうに思うので、その点伺いたいと思います。 | |
| それから、直接会計問題ではないのですが、広域化の問題も出ました。必要だと判断しているという答えでしたが、その点について伺いたいのですが、確かに広域化すれば負担が少なくなるように見えますが、しかしほとんどの自治体の会計が赤字の状況の中で広域化したとしても、国が大幅に負担を引き上げない限り、広域化しても会計が好転するという見通しはないのだと思うのです。そうすれば、出てくるのは後期高齢者医療制度みたいに、つまりそこにはもう自治体からの一般会計からの繰り入れという制度はありませんから、そうすると国保の場合も広域化すれば、つまり何回も言うように国がその分上げない限り直接被保険者の負担になるというのは目に見えているわけです。そういう意味からいえば、市の一般会計の負担は軽くなることは可能性あっても、被保険者の住民の負担が重くなるというのはむしろ強く懸念されるわけです。そういう意味では、広域化をそういうふうに見るべきだろうというふうに思うのですが、どうでしょうか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 59 ] | 私からは、繰り上げ充用について検討しなかったのかと、あるいは最初の低所得者、あるいは受益者負担の原則をどうとらえるかというふうな部分だろうというふうに思っておりますが、いずれ繰り上げ充用につきましては私は個人的にはやはり今のように一時的に財源が不足すると。これは一時的に財源が不足するといっても、やはりその年度の中で調整をする、そして前もって調整をすることが可能なわけでございますので、それはやはり地方財政法等に定められているように、その年度内で調整をつけるという考え方で進めるべきだろうと、このように思っております。したがいまして、繰り上げ充用の部分については検討しなかったと。今のようにそれが例えば極端な話、23年度決算で赤字になると、そういうふうなものがもうある程度判断された場合は繰り上げ充用ということも可能かもしれませんが、この場合は現在の国保の財政運営の場合は24、25、26、27あたりまでは現状の制度のままいきますと一般会計の法定外繰り出しが続くと、こういうことになりますので、そういう将来を見通した場合にやはり単発的に繰り上げ充用で処理をするということは適切ではないと、このように判断をしたものでございます。 |
| それから、最初の答弁につきましては、もしかすると米田議員がおっしゃることとすれ違いかもしれませんので、またその節はお話ししていただきたいと思いますが、先ほどの一般質問のときもお話が出ましたように逐年所得が減少してきていると、こういう状況の中でどうとらえるかということではないのかなというふうに思いますが、やはりそれはできれば上げたくはないわけですし、内部留保資金等があればそれで対応して、何とかここをしのいでいきたいなというふうな気持ちはあったのですが、なかなか23年度までに２億4,000万ほどをもう使い果たしたと、そして全部枯渇していると、こういう状況でございますので、やはり受益者負担というふうな部分についてもお考えをいただくと、申しわけないのですが、負担をしていただくと、こういう判断に立ったと、こういうことでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 60 ] | お答えいたします。 |
| ３つ目の広域化が必要ではないのではという話でございますが、現状では八幡平市は税率のほうが低かったわけですが、当然それを若干上げるという形になります。県内でもやはりそれぞれの自治体が厳しい状況にあると、市長が前の一般質問のときでも答弁しておりますように全国的に厳しいと、そういった中で市単独で国保財政を持っていくというのは非常に厳しいのではないかなと思っております。これが県全体、あるいはそれを力として国に働きかける、そういった力がむしろ必要ではないのかなと思っております。市として単独で２億、３億、これを継続することは当然市財政のほうにも大きな影響がありますので、そういった面からも全体的な形で税制を考えていければと思っておりますし、それに基づいた国の助成も出てくるのかなと、そういった期待も込めて可とするという形で答弁としたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 61 ] | 短くやります。広域化だけ聞きますが、しかし大きくすれば対応できるのではないかという話は幻想を与えると思うのですが、つまり基本は広域化しようが、今国が大幅に負担を上げない限り、広域化したって楽になるという見通しはないというふうに私は、それは断定できると思うのです。 |
| しかも、広域化したとしても、今盛岡は、県内で最大のところで赤字だというのもニュースになっていましたが、八幡平市と同じ程度の赤字なのですが、しかし盛岡みたいなところがパンクしたら、むしろ広域化したことで小さいところが影響を受けるという状況ももう容易に想像できると思うのです。だから、問題は広域化すれば、それは一般会計の負担はなくなるという意味では一般会計は楽になりますよ、多分。しかし、そういうふうに見るわけにはいかないでしょうと私は言っているわけで、つまりは今の流れからいえば、単純に広域化したとしても結果的には被保険者の負担になっていくと、保険料になっていかざるを得ないというふうに言っているのですが、どうですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 62 ] | 一般質問の答弁でも申し上げましたけれども、何回も米田議員の質問にはお答えしてお話ししているつもりですけれども、国保特別会計については受益者負担ということでは成り立たない制度です、はっきり言って。これを広域化したからといって、では成り立つのかといえば、これも非常に不安があることは、確かに不安があることは承知しております。ただ、我々が期待するのは、広域化することによって国による都道府県調整交付金、これが幾ら確保できるのかというのが広域化した場合の大きな課題ではないのかなと。これは変な、こういうところで発言すべきことではないかもわかりませんけれども、広域化したらどうなるのかお手並み拝見と、その結果として全国民運動がまた盛り上がってくるのであろうというふうに考えています。ぜひご理解をいただきたい。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第10号を採決します。 | |
| 議案第10号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立多数〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立多数です。 |
| よって、議案第10号 八幡平市税条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１１号
| 議案第１１号 八幡平市友好都市交流促進センター条例の一部を改正する条 | |||
| 例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第７、議案第11号 八幡平市友好都市交流促進センター条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| 次に、討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第11号を採決します。 | |
| 議案第11号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第11号 八幡平市友好都市交流促進センター条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１２号 八幡平市児童館条例を廃止する条例
| 議案第１２号 八幡平市児童館条例を廃止する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第８、議案第12号 八幡平市児童館条例を廃止する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| ３番、渡辺義光君。 |
| ◆議員 渡辺義光君 [ 63 ] | 児童館の廃止後の建物、土地等についてはどのようにお考えでしょうか、お聞きします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 64 ] | お答えをいたします。 |
| 現時点での考え方の答弁をしたいと思いますが、まだ詳しくは議論しておりませんが、かなり施設も老朽化しておりますので、施設を取り壊しの上、更地にして公売なりなんなりで処分をすると、こういう考え方でおりました。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ３番、渡辺義光君。 |
| ◆議員 渡辺義光君 [ 65 ] | 施設は老朽化していますけれども、使おうと思えば使えると思うのです。私は取り壊し費用も考えて土地つきで処分したほうが、一回やってみる方法があるのではないかと思いますが、その辺いかがでしょう。例えば土地つけて、取り壊しに300万円かかるなら300万土地の評価を安くしてご利用できないかというような方法をとって、どうしてもだめなときは取り壊すというような方法も考えられると思いますが、再度お考えをお聞きします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 66 ] | お答えいたします。 |
| 必ず取り壊しをして更地にしたりしなければというふうな、私は今そういうふうに答弁したのですが、その方法がすべてということではございません。現状のままで販売するということも当然考えてもよろしいのではないのかと、このように思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ３番、渡辺義光君。 |
| ◆議員 渡辺義光君 [ 67 ] | ぜひ取り壊し費用も勘案して、それを土地代金からマイナスにしてやると、あのまま使える方もあるのではないかということで、そういう考えもありますので、一回公募なりする場合にそういうようにして応募していただければと思います。 |
| 終わります。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第12号を採決します。 | |
| 議案第12号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第12号 八幡平市児童館条例を廃止する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１３号
| 議案第１３号 八幡平市つどいの広場施設条例の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第９、議案第13号 八幡平市つどいの広場施設条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第13号を採決します。 | |
| 議案第13号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第13号 八幡平市つどいの広場施設条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１４号
| 議案第１４号 八幡平市医師養成修学資金貸付条例の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第10、議案第14号 八幡平市医師養成修学資金貸付条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| 15番、髙橋悦郎君。 |
| ◆議員 髙橋悦郎君 [ 68 ] | 西根町時代の貸し付けの方がたしか２名いらっしゃった。それから安代の場合は１名と聞いているのですが、その方たちがどういう状況なのかわかりますか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 69 ] | お答えいたします。 |
| 旧西根町時代と、それから安代町時代に奨学金という形で医師養成を行っておりまして、４名ございます。旧西根町が２名、旧安代町が２名と。平成22年の10月からは旧安代町の方１名が義務履行しておりますし、去年の10月からは西根町で養成した方が義務履行しております。残り２名の方ですが、今年度３月、今月いっぱいで昨年の10月からの義務履行の方と、それから次に安代町で養成した方と交代となりまして、４月からはもう一人の方が義務履行となるということになります。それから、旧西根町でもう一人養成しておりましたが、その方は義務履行が来年の４月から、25年の４月からの予定になっておりまして、来年その方の義務履行について予定をしているという実態でございます。 | |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ２番、大森力男君。 |
| ◆議員 大森力男君 [ 70 ] | この将来展望といいますか、医師養成、旧安代町あるいは西根町で貸し付けて、ようやく今その成果といいますか、それが出始めたと。大体10年ぐらいかかるというふうな状況下にあります。これから新たに医師養成をしていくということになりますと、その将来展望、これが当然必要になるということになろうかと思います。八幡平市が単独で医師養成をどのような形でこれからやっていくのかと。それと、我々の当時は月に15万、県半分、町が半分というふうな形で県の力も入れながらやってきたのが今の先生方でございますが、その月額が幾らで、そしてこの義務履行をどういうふうな形で課すのか、その辺も含めましてお願いしたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 71 ] | お答えいたします。 |
| 将来展望の質問でございますが、現在４名の方がおりまして、西根病院あるいは安代診療所、田山診療所、将来にわたってはこれらも含めた医師確保が必要ではないかなという考えでございます。現在は西根病院は内科２名、それから外科２名という形でございますが、５名なり６名なりが将来は必要ではないかと。それから、安代、田山も最低１名は必要でございますので、今は歯科の部分は委託という形でやっておりますが、そういった形で必要となるということになれば、医師養成は議員がおっしゃるとおり10年スパンで考えなければならないと。 | |
| 現在県のほうで国保連のほうが窓口となって医師養成をやっているわけなのですが、昨年の震災以降医師不足がさらに進むのではないかということもありまして、市単独でということでこれから10年先を見て何名でも養成をしたいなということで今回出したものでございます。今までのものは、県と市という形になっておりましたが、現在県のほうは広域でやっている分で、もうその分だけと、市と県だけの養成はないということでございますので、市単独ということで今回条例の改正をするものでございます。 | |
| 金額的なものにつきましては、現在は月額20万というのが残っておりますし、今回の改正でも月額の20万を予定しているものでございます。 | |
| 以上です。 |
〔「義務履行」の声あり〕
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 72 ] | 義務履行につきましては、ちょっとお待ちください。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 73 ] | お答えします。 |
| 義務履行の内容でございますが、現在の条例と内容は同じでございますが、通常医学部６年で卒業ということで、６年間貸し付けを行った場合、免許取得後15年以内に貸し付けを受けた期間６年間義務履行をするというふうな条件になっております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第14号を採決します。 | |
| 議案第14号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第14号 八幡平市医師養成修学資金貸付条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１５号
| 議案第１５号 八幡平市公民館条例等の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第11、議案第15号 八幡平市公民館条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| ３番、渡辺義光君。 |
| ◆議員 渡辺義光君 [ 74 ] | 提案理由の一番最後でございますが、ちょっと字句が漏れていましたので、図書館条例に規定する図書館協議会の「委員」と入るのだと思いますが、そこ確認ですし、ただこれだけ聞くのももったいないですので、公民館運営審議会と協議会の役割というのはどういうふうに違うのかということと、学識経験のある者という定義をどのようにとらえているか、その３点についてお伺いいたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 75 ] | まず、字句の訂正を本当に申しわけございません。よろしくお願いしたいと思います。 |
| 質問にありました運営審議会と協議会はどのように違うのかというような質問でありました。用途は同じなわけですけれども、こういう名称で上位級にもなっているので、それをそのまま準用しているというようなことの扱いですので、ご理解賜りたいと思います。 | |
| なお、つけ加えれば今この条例を受けまして、24年度においては全面に見直しをしたいというようなことも検討しております。というのは、またそれぞれの地区の公民館運営審議会になっていますので、できれば八幡平市というような方向も考えていますし、もちろん博物館についても旧安代町時代のものだけの考え方でとらえ方もしていますので、今回認めていただければこの条件にのって広く対応していきたいというようなことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 | |
| 以上です。 |
〔「学識経験者」の声あり〕
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 76 ] | 申しわけございません。学識経験者という字句が入っていますが、今まではそれぞれの団体に委嘱等をお願いしていましたけれども、そういう扱いでやっていましたけれども、学識経験者等においてはなぜ改めて大きくしているかというと、今後は一応すべてのものに公募を取り入れていきたいと。学識経験者等がこういったことに大いに手を挙げて、改革あるいは指導していくということを期待しての配慮だというようなことで、今後はすべてそういう考え方でやっていきたいということです。よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ３番、渡辺義光君。 |
| ◆議員 渡辺義光君 [ 77 ] | 公民館法あるいは博物館協議会、そのとおりですけれども、その役割というのを聞いたのですが、よろしいです。学識経験がある者を公募するというので、これは結構だと思います。とかく学識の経験者というのは先生とか何かいい職とかやった方が選ばれるのですけれども、学識はあるけれども、経験者ではない人がいっぱいあるのです。逆に学校終わらなくても社会教育では経験豊かで地域のリーダーで頑張っている方がいっぱいあると思いますので、一般に学識経験者というのは学校の学歴ととらえているのがありますが、学歴ではなくて学問を広くした人という意味であると思いますし、経験者のとらえ方も一途に取り組んでいる、そういう方が広くこの審議会なり、あるいはまだほかにも学識経験の人があるわけですが、学歴がなくて、中学校終わっても一途に取り組んですばらしい方がなかなか学識経験者のことで、この項目で入ってくるのが少ないのです。ぜひ広く見渡しながら、むしろ学識未経験者よりも無学識経験者のほうを私は社会教育で重要だと思いましたので、その考えをもう一度教育長からお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 78 ] | まさに全体の説明のとき申し上げたように、このもとは地方分権一括法で受けたものと、今までは上位級、いわゆる法律で決めていたものを地方分権ですので、そういうのは縛らない、まさに地域、市町村の条例で定めなさいと、これが趣旨であります。それで、その主たるものは参酌すべき基準、要するにいろんなものと比べて一番最善の手法をとりなさいと、こういうのが元手になっていますので、そういう意味で学識経験という意味で今議員のお尋ねのとおり、我々市としてはそういったものを今度は団体にそれぞれ委嘱して推薦してもらうのではなくて公募で対応したいと、その出たものについて審査をして開かれた運営委員会にしていきたいというような考え方ですので、そのような対応です。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 79 ] | 私も同じような質問なのですが、審議会委員の対象より特定する形、これがこの議案なのですが、３つあるのですが、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者と、極めてあいまいな表現なのです。しかし、法律で文言をこういうふうにうたっていますから、それを使ったということで適当だと思うのですが、関係者、活動を行う者で、具体的に聞きますが、２番、家庭教育の向上に資する活動を行う者、例えば私がうちで孫に教えたりすればこれに該当するわけですか。活動する者に該当するということになるのですか、これは。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 80 ] | 全く門戸を広くしている意味の解釈というようなことですので、当然ＰＴＡなり今はオールドモンスターということも考えられますが、そういったのも解釈に入るだろうと、だから広く門戸をやるというようなこと、例えばボランティアだとかいろいろな言葉もあるわけですけれども、いずれすべてに該当するようなニュアンスを入れていると。そういったことで、今後は広く公開をして進めていくというようなことの考え方が入っています。今ご質問あったように、当然ながらそういったたけた能力があるのであれば手を挙げていただきたいと、そういう解釈になります。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 81 ] | というのは、疑問持ったのは、あえて家庭教育とうたっているわけです。本来的には学校教育以外の社会教育と言えると思うのですが、ただし組織的に選ばれた社会教育というと、つまりＰＴＡとかということになればそういう分野に入っていくと思うのですが、つまり組織的な活動ではない人を対象にしているということになるのです、この場合は。家庭教育とあえてうたったとすれば。そうすれば、本当に広くなるのですよね。実際こういうふうにうたったとしても、具体的にはだれが対象になるかということになればというふうになってしまうと思ったので、どうでしょうかと聞いたのですが。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 高橋一夫君 [ 82 ] | 先ほど述べましたみたいに、ある程度特定してこれはだめよというような基をさっき言ったわけですけれども、参酌すべき基準、いわゆる比べてよりよい前途のあるような人たちを対象とするという考え方ですので、広く門戸を広げるための趣旨、そういう解釈で理解していただきたいと、そのように思っています。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第15号を採決します。 | |
| 議案第15号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第15号 八幡平市公民館条例等の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 |
▽議案第１６号
| 議案第１６号 八幡平市給水条例の一部を改正する条例 |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第12、議案第16号 八幡平市給水条例の一部を改正する条例を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第16号を採決します。 | |
| 議案第16号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第16号 八幡平市給水条例の一部を改正する条例は原案のとおり可決されました。 | |
| ここで２時40分まで休憩いたします。 |
（１４時２５分）
休 憩
再 開
| ○議長（瀬川健則君） | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
（１４時４０分）
▽議案第１７号
| 議案第１７号 平成２３年度八幡平市一般会計補正予算（第１２号） |
| ○議長（瀬川健則君） | 次に、日程第13、議案第17号 平成23年度八幡平市一般会計補正予算（第12号）を議題といたします。 |
| これから質疑を行います。質疑ありませんか。 | |
| 16番、小笠原壽男君。 |
| ◆議員 小笠原壽男君 [ 83 ] | ２つの点について質問します。 |
| まず、45ページですが、商工費の中の観光費の15節です。工事請負費に綿帽子温泉館の引湯管の交換工事の減額がのっておりますが、この引湯管工事については９月の補正で予定をしていたということで補正で計上された予算だったと承知しております。しかし、実際に仕事が全部完了して営業が再開したのが年明けの１月の繁忙期を過ぎてからということでありました。地域の民宿等の関係者の方たちから、どういうことなのかということでおしかりを受けているのですが、この工事がおくれた、どうしてそのようなことになって、３カ月も期間があってなお工事ができなかったかという理由をお示しいただきたいと思います。 | |
| それから、この温泉館の引湯管の交換工事の工事費を調べさせていただきましたら350万ほどの工事だったようですが、この上の13節の委託料の中に、すぐ上にあるのですが、交換工事にかかわる実施設計委託料が今回は減額で計上されておりますが、これも金額を調べさせていただいたら38万ほどでありました。 | |
| 私ちょっと聞きたいのですけれども、引湯管の工事は非常に専門性の高い仕事ではないのかなと思います。つまり予算の計上をする際に大体専門業者からどれくらい経費がかかるかというのを聞いて予算の計上をしたのではないかと思うのですが、あらかじめ参考見積もり等の徴収する手続をとった上でやっているのではないかなと思ったのですが、さらに10％以上の経費をかけて実施設計をやらなければならないという理由がちょっとわからなかったので、ご説明をいただきたいと思います。 | |
| それから、もう一点、次の47ページの８款土木費の３目の道路橋梁新設改良費の中に１節の報酬と７節の賃金がそれぞれ303万と291万8,000円が今回計上されております。ほかの科目とか節の中身を見ますと、年度末を控えて整理できる仕事はどんどん減額をして整理をされているように見受けるのですが、この残り１カ月しかない時期で報酬額300万、賃金も大体同じぐらいですが、両方合わせて590万ほど補正でふやさなければならなかったその理由をご説明をいただきたい。よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 建設課長。 |
| ◇建設課長 工藤孝栄君 [ 84 ] | お答えします。 |
| 47ページの道路新設改良費の報酬、賃金でございますが、これは実はバイパスの関連の県の委託金の分でございまして、これは丸々繰り越しで、補正予算の８ページの繰越明許費の補正の部分の土木費の道路橋梁費、一般国道282号改築工事２億7,2685,000円ということで繰越明許にしようとするものでございます。県の委託金の絡みもありまして、その分でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 商工観光課長。 |
| ◇商工観光課長 工藤 正君 [ 85 ] | 綿帽子温泉館引湯管交換工事でございますが、交換工事の実施設計業務を10月24日から11月22日まで行っております。その後綿帽子温泉館引湯管交換工事でございますが、12月12日から翌年の１月31日ということで交換工事をやりましたが、交換工事を実施しようとしておりましたら、12月の10日、揚湯ポンプが作動せず源泉が揚げられない状態になりました。それで全然お湯を上のほうに揚げられないということで、その工事を急遽することになりまして、期間が年末から１月の20日までその工事がかかりました。その間約１カ月間ですが、綿帽子温泉館を休むようなことになりましたので、これは配管が急遽そういう事態に陥りましたので、１カ月間休まざるを得なかったということでございます。この工事は特殊な工事でございますので、実施設計等もきちっとしながら工事をしなくてはなりませんでしたので、そういうものを組んでおります。 |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 16番、小笠原壽男君。 |
| ◆議員 小笠原壽男君 [ 86 ] | 揚湯ポンプが破損してということでの話でしたが、揚湯ポンプの工事というのは今回の補正にのるのではないかと思っておりましたが、予算の措置というのはどのようにされているものでしょうか。 |
| それと、揚湯ポンプの分は実施設計の費用の中に含まれるという考え方なのでしょうか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 商工観光課長。 |
| ◇商工観光課長 工藤 正君 [ 87 ] | 揚湯ポンプの予算につきましては、前に引き揚げて補修しておりましたが、急遽予備費のほうで対応いたしております。 |
〔「実施設計」の声あり〕
| ◇商工観光課長 工藤 正君 [ 88 ] | 実施設計のほうには盛っておりませんでした。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 16番、小笠原壽男君。 |
| ◆議員 小笠原壽男君 [ 89 ] | ちょっと質問に答えていないように見えるのですけれども、私が申し上げたかったのは、予備費の充用という予算の措置は補正予算では計上しなくていいのですかということを聞いているのです。それと、340万ほどかかる引湯管交換工事の分は実施設計をきちっとやりましたというご説明だったように思うのですが、ポンプの工事の分というのは実施設計という手続を踏んでやられたのですか。 |
| 最初に聞いたことを繰り返しますと、専門性の高い仕事であれば参考見積もりをとるのではないですかと私聞いたのです。そうすれば、専門の業者からそういう工事費がどれくらいかかりますというのを聞いてあらかじめ予算の要求して計上しているのではないですか。であれば、実施設計とかという形で改めて金を出さなくたって、その工事の中で措置できる範囲ではないのですか。改めて実施設計として手続をしなければならないというのはどういうことなのですか。二重に何か無駄な金かけているように私には見えるのですけれども、そういうことではないのですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 商工観光課長。 |
| ◇商工観光課長 工藤 正君 [ 90 ] | 普通であれば市のほうで設計も含めますけれども、市のほうで設計ができなかったので、設計をお願いしたということでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 設計、その見積もりとってできなかったのは、それは何でだと。専門業者がいるのだから、その業者から見積もりとったら予算ができるのではないかと。 |
| 産業部長。 |
| ◇産業部長 田村 勇君 [ 91 ] | 申しわけありません、時間とっていただきました。この引湯管につきましては、当初工事の段階での見積もり徴収しました、予算措置するときは。その後に工事ということであると、やっぱり設計が必要だろうということで関係課からの指導もございましたので、あえてこれに係る設計を予算化したと、こういうことでございますので、当初からは見積もりの中ではこの設計の部分は入っておらなかったということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 補正予算計上はしなくてよかったの、補正予算。 |
| 財政課長。 |
| ◇財政課長 小野寺 浩君 [ 92 ] | 予備費を使ったということでありますが、今回の補正予算の後に予備費の要請が来たということでありますので、その後に措置したということになりますので、今回のこの予備費をまた補正するという形にはならなかったということであります。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | もう一回、では16番、小笠原壽男君。 |
| ◆議員 小笠原壽男君 [ 93 ] | 今の揚湯ポンプの交換というのは、やったことはわかっておりますし、別にそれをどうこう言っているわけではなくて、例えば今の揚湯ポンプをやった予算というのは予備費を使いましたと、それは実施設計とか工事費も一緒に含んで予備費を使って、どこでその分は、決算に出てくるということなのですか。そこだけ教えてください。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 産業部長。 |
| ◇産業部長 田村 勇君 [ 94 ] | ご指摘のとおり年末等ございましたので、緊急性があるという判断のもとに予備費を使わせていただきました。当然決算にはその中身は出てくるというふうに理解しております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 17番、関善次郎君。 |
| ◆議員 関 善次郎君 [ 95 ] | 29ページ、お願いします。29ページの13の委託料、市有林間伐整備事業委託料のマイナスの740万、それとその下の毎木調査委託料の30万、これは最初からの計画の事業をやってこのくらい減額になったのか、それとまた委託方法はどのようにしたのか伺います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 安代総合支所長。 |
| ◇安代総合支所長 関 敏博君 [ 96 ] | お答えいたします。 |
| 770万の市有林の間伐整備事業の委託につきましては、事業を実施しました結果、見積価格の減とか、それから事業量の減とかございまして740万と30万が減額になっているものでございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 17番、関善次郎君。 |
| ◆議員 関 善次郎君 [ 97 ] | ということは、最初の計画よりはその事業面積が減ったということですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 安代総合支所長。 |
| ◇安代総合支所長 関 敏博君 [ 98 ] | 当初計画していました面積よりは減っております。それプラス見積もり入札による委託料の減が重なっておりまして、減額となったものでございます。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 17番、関善次郎君。 |
| ◆議員 関 善次郎君 [ 99 ] | 面積が減ったということは、740万も減るということは相当な面積が減ったと思いますけれども、幾らの面積減って、なぜそんなに面積を減らさなければならなかったか、ちょっと……わからなければ後で教えていただければよろしいです。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 安代総合支所長。 |
| ◇安代総合支所長 関 敏博君 [ 100 ] | 済みません、訂正いたします。面積は変わっていませんで、見積もり入札で減になったということでございます。 |
| ◆議員 関 善次郎君 [ 101 ] | ちなみに、それは何社ぐらいの見積もりでしたか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ちょっと待ってくださいよ。３回目の質問は終わっていますので、また１回聞きたかったら、ちゃんと手を挙げて聞くようにお願いします。 |
| では、もう一回許しますので、17番、関善次郎君。 |
| ◆議員 関 善次郎君 [ 102 ] | それでは、先ほどお聞きしましたように見積もり合わせた何社ぐらいでやって、そしてやったのか伺います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 安代総合支所長。 |
| ◇安代総合支所長 関 敏博君 [ 103 ] | 見積もりは森林組合１者でございます。 |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 104 ] | ２つ聞きたいと思います。 |
| １つは、債務負担行為なのですが、指定管理料を伴う指定管理手続を進めるということで12月議会に続いてなっているのですが、確認したいのですが、指定管理の場合でも額は別にして指定管理料を設定する、設定しないの違いはどこで判断しているのかを伺いたいのですが。 | |
| それから２つ目、36ページなのですが、民生費、児童福祉総務費で報酬、保育所民営化選考委員会委員報酬14万6,000円減なのですが、これは当初予算もこういうふうに組んでいましたので、全額削除という形なのですが、理由を聞きたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 財政課長。 |
| ◇財政課長 小野寺 浩君 [ 105 ] | 債務負担行為、５年間ということになりますが、実際は当初予算で設ければ４年間ということになりますけれども、この辺の債務負担行為につきましては利用料金制度というのがありまして、その利用料金が全然ない場合は当然市のお金をお願いして、管理料ということでこちらのほうで負担するということで債務負担行為をとっております。 |
| それから、利用料金があっても、その利用料金の中で賄うことができなくて市の負担も出てくる場合は、それも含めて料金を除いた分は債務負担行為ということで設定しているのが現状でございます。 | |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 児童福祉課長。 |
| ◇児童福祉課長 松浦淳二君 [ 106 ] | 昨年の11月ですか、民営化の検証のときに報告していましたのですが、今後の民営化につきましては子ども・子育て新システムの動向を見きわめながら推進するということで一時保留した経緯がございます。そのときには、23年度の通常国会でということでしたので、23年の４月か５月ごろに法案提出という見込みだったために、その動向を見きわめて民営化を推進するということで予算計上したものですが、３月11日の大震災によりましてその法案等がずっと流れてきておりましたので、その動向もいずれはっきりしませんので、今回丸々減額するものでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 107 ] | 具体的に聞きたいのですが、今回指定管理手続する予定、議案になっています国際交流村、それから綿帽子温泉、そして12月に債務負担行為をやった西根老人憩の家、市の管轄は違いますが、施設としては似たような施設なのですが、西根老人憩の家は５年間で約１億4,000万でしたかの指定管理料、しかし国際交流村と綿帽子温泉についてはゼロですよね。条例見ますと、利用料についてはこっちの２つは指定管理者の収入とすると、老人憩の家は収入とすることができるという規定をしている。条例はそうなっていますよね、そういうふうになっていました。そういうふうに見ても、例えば綿帽子温泉、去年、おととしと見たら360万、520万と赤字になっているわけです。そうすると、それでも指定管理料を設定しないという根拠はどこにあるのかと思うのですが。 |
| それから、こっちのほうはわかりましたので、見事な答えでした。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 財政課長。 |
| ◇財政課長 小野寺 浩君 [ 108 ] | 各施設の条例の設定した内容でございますので、本来的には各施設のほうで答えるべきだと思いますが、やはり会社組織の中で全体的な、例えば第三セクターの場合はその中で補てんできるという内容で、多分それは双方申し合わせ事項か何かわかりませんが、それで要らないということでやっているのではないのかなと思っております、第三セクターの場合。それから、老人憩の家の場合は、そういった１つの組織でありまして、ほかで補てんするというものがないということで、この分については今のところは指定管理料が必要だということでやっているのではないかと、そう考えております。 |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 109 ] | だろうという答えでは困るのですが、そういう見方は例えば第三セクターを１つの企業としてあちこち受けるということは、それは結果としてあり得るにしても、１つずつの施設について指定管理委託するわけですから、指定管理手続するわけですから、その施設についてどうかという判断をしなければならないと。つまりほかのほうで例えば指定管理していない部分も含めてその企業が利益を上げていると、そっちから出せというのは人のほうに勝手に入る話で、自分たちが指定管理する分についての経営がどうかというところから判断すべきだと思うのです。だとすれば、少なくとも綿帽子温泉については指定管理料を設定するというのが当然だと思うのです。経営判断、私は今去年、おととしのを出しましたが、100万単位で赤字が出ているという状況を見れば、ということになると思うのです。確かに第三セクターとの関係は難しいと思うのです。過大にやれば、つまり市一般会計からの隠れ補助金みたいになるし、少なくやれば、あるいは指定管理料を出さないというふうにすれば、一般会計の歳出を少なく見せるという形になるわけです。両面あるのですが、しかし実態からいえば、数年赤字が出ているところに対して管理を委託して管理料を出さないという形はやっぱり原則的ではないと思うのです。ほかに出しているところもあるわけですから、例が。というふうに思うのですが、どうですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 企画総務部長。 |
| ◇企画総務部長 岡田 久君 [ 110 ] | お答え申し上げます。 |
| 財政課長がと思うというふうな表現をしたのですけれども、指定管理に係ります審査委員会で検討しましたところ、この施設を受けるに当たっての提案制度を受けました。その提案の中で第三セクター、八幡平振興株式会社からの提案は、綿帽子温泉館については特に赤字がどうのこうのということではなくて、要するに指定管理料というところまでは、市の負担というところまでは経営では求めておりませんでしたので、第三セクターの経営努力かと。その形態は、今米田議員さんがお話しになりました、ほかの指定管理を受けている施設からの補てんなりというところも想定はされますけれども、いずれそういうふうな提案書といいますか、提出になりました資料から判断して、指定管理についてはあえて債務負担行為はとっていないというところでございます。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 111 ] | 続けていいですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | もう一つ。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 112 ] | もう一つではなくて、今のに関して。ちょっと納得しないので。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ３回は終わっていますけれども、ではもう一回。 |
| 21番、米田定男君。 |
| ◆議員 米田定男君 [ 113 ] | つまりこの問題は、こっちは市長で、向こうは市長が社長なのですが、逆に言うと三セクの経営感覚の甘さだと思うのです。赤字を出して市のを受けますと、しかしそこで赤字が出ようがいいと。そうではないでしょう、だって第三セクター経営からいえば。ちゃんと市が委託しているのだから、見合う分を管理料として払いなさいという立場をとるのが経営上当然だと思うのですが、そこはどっちからももたれ合いということになると思うのです。どうですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 114 ] | 私が経営者でございますので、私のほうから答えさせていただきます。 |
| 第三セクターはご案内のとおり、いろんな施設を所有して運営しております。特に市になってそれぞれの旧町村が抱えておった施設を統合して産業振興株式会社という会社にさせていただいております。今米田議員がおっしゃるような議論ですと、片方はもうかって、その一施設がもうかっていないからそれを市で補てんしろなんていうことは会社としては言えません。やはり会社として１つの大きな、会社としての経理をやっていますので、赤字が出たらそれを企業努力で補てんするようによそでもうけてもらうと、そういったことで健全な経営に努めていかなければならないというふうに思っています。例えば焼走りがもうかったから、その分は市に返す、こっちは損したから市から負担してもらうと、こういうことでは会社としては経営的に非常に不健全になるのではないのかなと。やはり会社として一体的に各施設の営業努力をしながら、各施設が全施設黒字になるのがこれは究極の目標ですけれども、例えば施設が赤字になった場合は会社内部でそれを補てんしていくのだと、こういう考え方で経営をさせていただいているということを理解いただきたいと。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 14番、伊藤一彦君。 |
| ◆議員 伊藤一彦君 [ 115 ] | 39ページの保健事業費の委託料の2,310万円の件で伺いたいと思いますが、この生活習慣病予防検診業務委託料がほとんど、あといろいろな種類があると思いますが、この中で医療給付費の削減を図るべき健康行政をうたっているということで、受診率を向上するためにいろいろな推進をやっているよという話で、三角の2,310万円を計上してありますが、啓発運動でどのようにやって、その成果がどのように出ているか。 |
| また、数字なのですが、わかる範囲で、もしわかったら教えていただきたいのですが、その中で人間ドック、平成23年度に対象者が何ぼいて、受診者が何ぼいて結果はどうだったか、それをちょっと。これは、わからなければいいのですが。 | |
| それから、平成24年２月29日に人間ドックの申し込みを締め切ったということですが、その中で本年度は対象者が何ぼいて、申込者が何ぼいたか、その辺を教えていただきたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 116 ] | お答えします。 |
| 保健事業費の減額補正の件でのお尋ねでございます。生活習慣病予防検診業務委託料、マイナスの2,100万という今回減額補正をしております。先ほど来いろいろと保健予防活動には一生懸命取りかからなければならないというお話をしている中での23年度の減額でありましたが、これは詳しく申しますと胃がんと大腸がんの検診でございました。23年度におきましては、その実施が４月、５月の年度初めの実施期間でございまして、ちょうどなかなかあれなのですが、大震災のさなか、３月に取りまとめを行いながら、その次の月の実施ということで、そして４月にも西根地区のセンターで行ったときだったと思いますが、実際検診日に余震等がありまして、また停電等がありました。やはりその影響がありまして、23年度はかなり受診率が低下したということが影響しております。回復すべく追加検診等も計画しましてやったわけでございますが、結果的になかなか伸びていかなくて、23年度におきましてはこういう結果になったということでございます。 | |
| そして、次の200万の健康診査業務委託料の減でございますが、これは内容は妊婦と乳幼児の健診でございましたが、当初計上見込みのときよりも対象者がいなかったということが主な原因でございました。あと人間ドックの関係と、平成22年度…… |
| ○議長（瀬川健則君） | 24年の２月29日で締め切ったのの対象者と人数。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 117 ] | これにつきましては、ちょっとお時間いただきたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 14番、伊藤一彦君。 |
| ◆議員 伊藤一彦君 [ 118 ] | 人間ドックに絞って話ししたわけなのですが、人間ドックの受診率というのはそのとおりなのですが、啓発運動はどのようにやったか、成果というのをさっき聞いたのですが、これで２回目になるのかわかりませんが、それをちょっと言ってほしいと。 |
| それから、例えば２月29日、何でおれこの質問したかといえば、２月29日に集計しましたよね。それから、対象者どうのこうのはまず別として、29日過ぎた後に電話入れたら期日過ぎたからだめだと。それから、次の日の３月１日に持っていったら、やっぱりだめだと。締め切りを守らないのが一番の悪いものなのですが、ただ受診者の予定があるわけなのですよね。これみんな啓発するのであれば、29日に締めて、あとはだめだというのではなく、せっかく対象者がいるのであれば、啓発以前の問題で一人一人チェックしてもいいのではないかなと。 | |
| それから、今聞いたのは、何で29日に締めて１日でだめだったのか、それは根本的にはあるのだけれども、さっき言った本当に行政が医療給付の削減の向上とか健康どうのこうのとうたっているのであれば、別に今集計が終わったからと、もう手配したからだめだという話ではなく、まだ全然手かけていないのであれば再度募集かけてもいい事例ではないかなと思うわけなのですが、その辺はどのように考えているか聞きたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 119 ] | 人間ドック関係の啓発内容はということでございますが、24年度対象者につきましては個人に通知いたしまして、それによって申し込みを受けているということでございます。２月29日の締め切りの件でございますが、私その辺の内容はまだ把握しておりませんので、ちょっと今確認したいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 14番、伊藤一彦君。 |
| ◆議員 伊藤一彦君 [ 120 ] | 確認しているのは、私そういう話が来て、こういうことを言ってはだめなのですが、うちは保健医療に対してはみんな健康で医療費かからないようにそういう推進しているから、八幡平市役所の職員はだれ一人もそういうことは蹴らないよと、まだ締め切り終わって病院とか農協に手もかけていないから多分いいよと、もう一回行ってみないかと私は確認しました。確認のために意地悪だったかもしれないけれども、定例会始まる６日でしたか、そのとき行きました。おれも悪いから、これ、これからできるのと、いや、だめだと、やっぱりなと、住民が電話かけたり言ってきたのが本当なのだべなというものだから今こういう質問したわけなのです。 |
| せっかく対象者になって出して、返ってくるのを待っていて、これから来たのに締めたよと、それが本当の啓発かと私は言いたいのです。それでやるのであれば、対象者がやるのですよ。来なかったら、ちょっと何じょだべと電話一本かけて確認とってもいいし、これ１つなのだけれども、また飛躍したと言われればあれだけれども、各案内来ますよね、各種団体に協力依頼している人たちに。あの文書もこういうやり方なのです。何月何日に何それありますよとお願いしているのですよ。下に、ちょっといつかしゃべったが、下見てくださいよ。何月何日まで来ないと、もう欠席と見ますよという文章があるのです。それと同じ行政をやっているものだから、違うでしょうと。それだってみんな役を付託してやってお願いしているのに対して、返事来ないから、欠席というような案内の仕方もないと思います。だから、これはちょっと別なのだけれども、そういう行政の、サービス行政と言うが、サービスになっていない行政なのだけれども、そういうのがあってはだめなのだと。今しゃべったのは職員の一人になるかもしれないけれども、それ指摘するわけではないけれども、行政全体がそういうことをやっているのです。本当に啓発するというのは、チラシ配ったとか対象者に案内するのが啓発ではないのですよ、それをフォローするのが啓発なのです。その辺できるかできないか、最後に。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 121 ] | お答えします。 |
| 数字的なことでございますが、今年度の人間ドック対象者5,635人のうち２月29日締め切り時点で572名の申し込みがあったということでございます。それで今担当者と内容を聞きましたのでございますが、どれくらいの日にちまで申込期限を延ばせるか、ちょっとここでは即答できませんが、今この572名という数字を見るとかなり低い数字であるということが理解できますので、検討してまいりたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 19番、松浦博幸君。 |
| ◆議員 松浦博幸君 [ 122 ] | ３款民生費の社会福祉総務費というので、34ページの節の20番は、これ昨年の９月に一般質問しましたけれども、高齢者の住宅用の火災報知機の設置対策についてということであります。対象者に対してどのような周知をなされたのか。個人的につけておるのであればこの減額570万円、大きな額だと思うのですが、そのことについてお伺いいたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 長寿社会課長。 |
| ◇長寿社会課長 松尾 亮君 [ 123 ] | お答えいたします。 |
| 扶助費の570万の高齢者等の住宅用火災警報器設置助成費、こちらの減額でございますけれども、ＰＲにつきましては広報とあと各家庭への回覧という形でお知らせしているものでしたけれども、法制度が義務化ということで５月末で切れたということで、1,000戸分の予算措置をしていたところですが、設置の希望者がなかったことから、この金額については一応落とさせていただいております。ただ、６月の１日からは義務化ということではなくて、さらに追加でつけるという形の仕組みを要綱として整備しましたので、そちらで設置のほうをできるようにしたものでございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 19番、松浦博幸君。 |
| ◆議員 松浦博幸君 [ 124 ] | 当初予算としては720です。そして、減額がこれぐらいの数字で、５月に締め切ったと、５月で制度が終わったということでしょうけれども、６月からの周知に対してはどのような方法をとったのかということをお聞きします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 長寿社会課長。 |
| ◇長寿社会課長 松尾 亮君 [ 125 ] | お答えいたします。 |
| ６月１日からの新しい設置促進の部分につきましても、各家庭のほうに回覧という形で同じような文面ではありましたが、チラシをつくりまして回覧をして周知をしているところでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 地域福祉課長。 |
| ◇地域福祉課長 大森光洋君 [ 126 ] | お答えします。 |
| 先ほどの火災報知機の事業対象には障害者世帯も含まれておりまして、障害者世帯につきましては12月に障害計画のアンケートを全世帯に実施しておりますので、その際に全戸確認をしております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 19番、松浦博幸君。 |
| ◆議員 松浦博幸君 [ 127 ] | 戸数等がわかっているだろうと思いますので、その障害者世帯とか高齢者に対しての普及率はどれくらいになっているのでしょうか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 長寿社会課長。 |
| ◇長寿社会課長 松尾 亮君 [ 128 ] | お答えいたします。 |
| 今現在の普及率については、数字をとっておりませんのでお答えできないのですけれども……普及率はつかんでおりません。申しわけありません。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 福祉部長。 |
| ◇福祉部長 畠山一彦君 [ 129 ] | お尋ねの高齢者、今回の事業でやっているものにつきましては、ひとり暮らし世帯926世帯、それから高齢者のみ世帯1,102世帯ということで2,028世帯ございました。そのうちの設置済み率というのが1,214世帯の59.86％、およそ６割ぐらいが設置しているという状況でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 130 ] | 先ほどの伊藤一彦議員に関連してですが、人間ドックのことに関してですけれども、人間ドックの場合たしか奇数年数ですか偶数年数ですか、対象者が２年に１回だったと思うのですが、とにかくそういうものをここの年度末に来て減額補正組むくらいであれば正直高額医療費の削減という意味からも一人でも多くの人に受けてもらうほうがいいという解釈をしているのですが、例えば該当年度のときに受けなかった人を調べればわかるでしょうから、翌年度飛ばさないで、どうですかと案内出して受けてもらうとか、そういうことも考えてもいいのではないかと思うのですが、その辺の見解をお伺いします。 |
| それともう一つ、52ページのスクールバスの業務委託料で、今の時期で980万の減額ということですが、ちょっと内容の説明をお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 131 ] | お答えします。 |
| 先ほどの伊藤一彦議員の質問にもかかわることと思いますが、いずれ今年度におきましてはまだ申込者が少ないということで期限が切れておりますが、事務手続上どこまで可能なのかを先ほど検討するということでお答えしました。 | |
| それで、あとこれも対象年齢がその年々に応じて違いますが、いずれ先ほど伊藤一彦さんからも提言があったように、いずれ対象者はわかっておりますので、その辺なるべく漏れなく受診していただくような手だては考えなければならないと考えておりますので、何らかの検討をしてまいりたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長 高橋肇悦君 [ 132 ] | スクールバスにつきましては、西根地区のバスの委託、あるいは安代地区のバスの委託業務ということで見積もりをいただいて、見積もりのほうが予定より下がった、あるいはコストの関係で、当初見込んだものよりコストの変更等で見積もりの金額が下がったということで不用となったものでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 133 ] | まず、人間ドックの受診のほうですが、何か歯切れが悪かったのですが、いろいろ検討するという中には、では私が今言ったように、通常今までですともう一年あけないと受けられなかったということなのですが、昨年度受けなかった人を対象に案内を出してみることも考えられる、考えていくということでいいのかどうかという確認と、それからスクールバスのほうは、多分これは入札している時点で、間違っていたら済みませんが、予算が決まってすぐ見積もりを出し合って、去年の３月ですよね、そこで金額が決まっていると思うのですが、それから１年間動かさないで今減額ということなのですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長 高橋肇悦君 [ 134 ] | 本来であれば決定した際にすぐに落とせばよかったわけですが、いずれいろいろまだ年間の中で動く要素も若干ありましたので、そういった部分で予算のほうを今落としたという中身でございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 135 ] | お答えします。 |
| 今人間ドックの対象者は３年で区切って、３年に１回というサイクルで対象者を決めております。それで、今工藤剛議員が該当年度に何らかの理由でできなくて次年度にやりたいというのを認めるかというお話でございますが、基本的にといいますか、その当該年度、該当する年度でなるべく申請を受けるようにという手だては考えていきたいと思います。 | |
| それで、人間ドックと同じような内容で集団検診があるわけですけれども、主体はそちらのほうにまず力を入れて今やっているというのが現状でございまして、そちらのほうをまず漏れなく受ければ人間ドックの内容についても網羅されているという内容でございますので、あくまでも人間ドックは３年に１回の対象ということで考えて、あとはことしについては２月29日で締め切って、それ以降は受け付けないという話をまずしたようですけれども、その辺も少し検討しまして、あとは万が一忘れていたような方があれば、こちらからまた再度周知してということも考えていかなければならないと考えております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ４番、工藤剛君。 |
| ◆議員 工藤 剛君 [ 136 ] | ちょっとスクールバスのさっきの入札のあれですが、私が思っていたのは、例えば入札した時点で今落とすかすぐ落とすかというのは、別にそこを問題にしているわけではないのですが、やり方として入札といいますか、予算よりも決まった金額が少なかったらそれはそれ、それでまた別な費用にかかったらかかったので予算を組み直してやっていくのが普通の流れなのかなと思ったのですけれども、今は余った分は別なのに使うかもしれないからちょっとプールしておいて、最後に決まった時点で処理したという流れだと思うのですが、ちょっと違うと思うのですが、それはどうなのですか。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 137 ] | お答えいたします。 |
| 予算の執行の考え方でございますが、今学校教育課長が申し上げましたのは、金額が定まった時点で本来的にはその全部を早い機会に減額補正すると、これが通常のやり方だと思うのですが、ただいま答弁申し上げましたように変更の可能性があるというふうなことでございますが、その部分があったにせよ、やはりある程度想定される部分を残すなら残す、そして減額をして財源を効率的かつ有効に使っていくというのが大原則だろうというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 13番、髙橋守君。 |
| ◆議員 髙橋 守君 [ 138 ] | 39ページの病院費のところで伺いたいのですが、過去にもほかの同僚議員からも出ていると記憶していますが、西根病院、今現在内科の午後の診療をやっていないという状態、これは当然市長も副市長もご存じだと思います。市長には直接市民の皆さんから何とかしてほしいというご意見が多分たくさん届いているものと理解しております。私ども議員であっても、有権者の皆さんからそういうご意見が多少なりとも届いてきている環境でありますので、西根病院が午後休診しているからといって、その分個人病院のほうに患者さんが流れることが果たしていいのか悪いのかという議論をすれば別なのですが、利用している患者さんの不便さという点では、明らかに支障が出ているという今の現状を踏まえて、市長もしくは副市長でも結構です。今後どのような方向で進めるべきと思っているか。今できていない理由がどうこうではなくて、どうするべきかという考えに立って進めているかという部分のご意見をお聞きしたいと思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 139 ] | お答えいたします。 |
| 髙橋守議員おっしゃるとおり、午後の休診というのは医療面の市民サービスという面ではやはりもう少し午後の診療もできるような体制を構築すべきだと、このように思っております。 | |
| そこで、理由というよりも、今後どうするのかと前向きなお話をいただきましたが、新年度からは、実はこれは確定したわけではございませんので、変わる可能性は十分ございますが、いずれ内科医師を３人にしたいと、こういう考え方でございます。そういたしますと、現在は午後の内科は急患のみということになっているのですが、それを通常のようにといいますか、いずれ午後の診療も行うと、こういう体制に改善していけるかなというふうなことでございますので、その辺を目指して頑張っていきたいというふうに思います。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 13番、髙橋守君。 |
| ◆議員 髙橋 守君 [ 140 ] | 何となく光明が見えてきたなという気はするのですが、いずれ新年度という話でしたので、多分４月１日からという話ではないのだろうと思いますので、その時期を一日でも早くしていただきたいというのと、はっきりしていないというお話でしたので、そこに向けてどう対応していくかということが非常に大事なのだと思います。ぜひそうするように対策を講じていってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ６番、渡邊正君。 |
| ◆議員 渡邊 正君 [ 141 ] | 先ほどの伊藤議員、工藤議員の人間ドックですか、そっちのほうに関連するのですけれども、課長答弁では当該年度で予算も片づけたいとか、そういうふうな答弁ですし、日にちに関しては事務手続上何日まで延ばせるかと、そういうお話なのですけれども、予防医学的観点というか、考え方からのこういう人間ドックとかさまざまの制度だと思うので、五千何がしの対象者がいると、500人ぐらいの申請があったと。１割か１割強ぐらいだと思うのですけれども、どれぐらいを想定して募集をかけているのか、その辺のやつを１つ聞きたいと。 |
| それと、事務手続上何日までいいかこれから検討するという話は、保健課のそちらさんのほうの話はそれでいいのですけれども、そういう話をしてしまうと全部の部課にこういうものが対象になると思うので、考え方とするのであれば、募集人員に達しない場合は再度募集をかけますというふうな対応を、電話なり窓口に来たりする市民に対してそういう配慮が必要ではないのかなと思うのですけれども、その辺に対してはどういうふうなお考えをお持ちか見解をお伺いします。 | |
| それともう一個、45ページですか、トイレ関係なのですけれども、去年の12月議会でしたか、八坂神社のトイレの件でいろいろ話があって、直接電話をいただきました。補正ぐらいして、寒冷地仕様のトイレにしていないのであれば正月三が日ぐらいあけるのが筋ではないのと、県外から帰省されて八坂神社にお参りする人もいると思いますよというお話をさせていただいたのですけれども、庁内会議の中身でそれはちょっとできないと、冬期間は閉鎖するという話だったのですけれども、ウォシュレットなので、当然のことながら寒冷地対応しないと壊れてしまうとかそういう部分あるので、補正で組むべき話のように僕は思ったのですけれども、それ組まないで冬期間は休んだと。それはそれで、どういう経緯、理由があってしたのか、もう一度再度お伺いするということとともに、では24年度はどういう対応するのかお願いします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 142 ] | 人間ドックの予算をどれくらい見込んでいるのかというご質問でございます。前年度実績を大体考えまして、男300、女500の全体で800人を想定して計上しております。 |
| あとは、事務手続上というのはいかがなものかというご質問でございます。さまざまな各事業につきましてはちょっとわかりませんが、人間ドックの手続に関しては、対象者から申請を受けまして、どこの医療機関で希望かという調査をします。それで、その医療機関に対して実施が可能かどうかというののこちらのほうでの問い合わせがあり、数がまとまればの話でございますが、今度はそこに対しての正式な文書でのお願いということ等の事務手続がございますので、医療機関という相手もありますので、その辺がいつまで可能かということの意味で申し上げたものでございます。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 児童福祉課長。 |
| ◇児童福祉課長 松浦淳二君 [ 143 ] | 八坂神社のトイレの件でお答えいたします。 |
| そういうふうな議員さん方から意見をいただきまして、下町地区の自治会様のほうとも相談をいたしました。利用者もゼロとは、あいていれば使うでしょうが、少ないと思われるということで、あけなくてもいいのではないかという意見、それと八坂神社、氏子総代、責任者の方ともまず確認いたしましたところ、八坂神社の利用者については神社のトイレがあるので、あえて八坂の新しいトイレですか、その開所は必要ないのではないかという意見をいただきましたので、冬ということで冬期間は閉鎖させていただいた状況です。 | |
| 次がこれからの方向ということなのですが、１年通してみて特に住民の方からそういう要望もありませんでしたので、今のところは新年度も当該年度と同様に冬期間の閉鎖ということで考えております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 保健課長さん、定員に達しない場合、その対応というようなことを。 |
| 保健課長。 |
| ◇保健課長 工藤 健君 [ 144 ] | 先ほどの医療機関との確認が必要だということを申し上げましたが、そのことにつきましてもそれが日程的に可能かどうかを確認しまして、できるのであれば対応したいと思っております。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ６番、渡邊正君。 |
| ◆議員 渡邊 正君 [ 145 ] | 日程的に可能であれば対応という話なのですけれども、今伊藤議員の話聞いていると、結局窓口対応なり電話対応のほうがどうなのかなというふうにも聞こえるのです、実際に。だから、配慮が足りないのではないかというふうな話に対しては、当然500、300であれば800人だから、300人ぐらい定員に達していないというふうな中身なので、だから再募集の話をしてもいい話でしょうし、中身の話で結局もう打ち切りましょうというふうな話でもいいでしょうけれども、だから窓口対応にしても電話対応にしてもそういう形をとっていかないと、今の話というのは課長、議事録に載りますので、だから確かに課長の言っている答弁自身はわかりますよ、引きずって相手のほうと確認しなければいけない。ただ、それを逆に市民の方が言いわけ的な物の考えた解釈してしまうと、何だというふうな話にもなるので、その辺は部なり課内なりで市民に対するそういう対応は適切に行って配慮していただかないと、やっぱりいろんな形でどうなのだと。実は僕も言ったのですよ、電話で。そうしたら、同じ話でした。３月のいつだったか、２日か４日だったか、ちょっと記憶ないのですけれども、どうなのでしょうと言って、もう期限が切れたので無理ですと、はい、わかりましたと電話切りましたけれども、その辺再度もう一回答弁お願いします。 |
| それと、トイレの件なのですけれども、苦情的な電話とかそういうのが全くなかったのか、あったとすればどういう内容で何件ぐらいあったのかお尋ねします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 市民部長。 |
| ◇市民部長 津志田徳悦君 [ 146 ] | お答えいたします。 |
| 議員おっしゃるとおり、窓口あるいは電話等の対応をもう少し課、部で検討したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。配慮に欠けたのではというのはそのとおりだと思います。よろしくお願いいたします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 児童福祉課長。 |
| ◇児童福祉課長 松浦淳二君 [ 147 ] | まず、結論を出すに至っては利用状況も調査いたしました。それで２日間ほどそばにいて見ていて、どれぐらいの利用があるのかなというのも調査いたしましたが、小学生が数人、物珍しさにまず入ってみるという部分が大半かなというふうな程度でございました。 |
| それと、苦情の件につきましては一件もありませんでした。 | |
| 終わります。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ６番、渡邊正君。 |
| ◆議員 渡邊 正君 [ 148 ] | サンプリングの件はわかりましたけれども、サンプリングというのはどういう形でするのか、例えば７月の15日とか１月の三が日とか、僕は１月の三が日に対して県外からせっかく帰省された人、それに同行する人たちのためにどうなのでしょうと、三が日だけでもというふうなお話をさせていただいた話であって、サンプリングの話というのはとった日にそういうふうな人間の数しかなかったという中身であれば、やっぱりそれは年間通じてサンプリングの数が足りないと思いますし、苦情に関しては全くなかったという話に関しては僕が聞いている範囲内とちょっと違うので、再度お尋ねします。 |
| ○議長（瀬川健則君） | 児童福祉課長。 |
| ◇児童福祉課長 松浦淳二君 [ 149 ] | おっしゃるとおり私どもは正月三が日につきましては調査しておりませんので、その辺は不足かなと思います。 |
| 苦情に関しては、いずれ市のほうには来ていないと記憶しております。 | |
| 以上です。 |
| ○議長（瀬川健則君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 質疑なしと認めます。 |
| これから討論を行います。討論ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○議長（瀬川健則君） | 討論なしと認めます。 |
| これから議案第17号を採決します。 | |
| 議案第17号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 |
〔起立全員〕
| ○議長（瀬川健則君） | 起立全員です。 |
| よって、議案第17号 平成23年度八幡平市一般会計補正予算（第12号）は原案のとおり可決されました。 |
▼散 会
| ○議長（瀬川健則君） | 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 |
| 本日の会議はこれをもって閉じ、散会といたします。 |
（１５時４８分）