決算特別委員会会議次第

                          日 時 平成22年 9月15日(水)
                          場 所 八幡平市議会議事堂議場


1 開  議

2 議  事
(1)議案第20号 平成21年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について
          (歳出 7款商工費〜14款予備費)


3 散  会

出 席 委 員(23名)
     1番  立  花  安  文  君     2番  大  森  力  男  君
     3番  渡  辺  義  光  君     4番  工  藤     剛  君
     5番  工  藤  直  道  君     6番  渡  邊     正  君
     7番    橋  喜 代 春  君     8番  遠  藤  公  雄  君
     9番  古  川  津  好  君    10番  小 野 寺  昭  一  君
    11番  田  村     孝  君    12番  田  中  榮 司 夫  君
    13番    橋     守  君    14番  伊  藤  一  彦  君
    15番    橋  悦  郎  君    16番  小 笠 原  壽  男  君
    17番  関     善 次 郎  君    18番  三  浦     侃  君
    19番  松  浦  博  幸  君    20番  大 和 田  順  一  君
    21番  米  田  定  男  君    22番  北  口  和  男  君
    23番    橋  光  幸  君

欠 席 委 員(なし)

委員外出席(1名)
    24番  瀬  川  健  則  君

説明のために出席した者
    市長               田  村  正  彦  君
    副市長              武  田  常  徳  君
    教育長              高  橋  北  英  君
    企画総務部長           佐 々 木  正  志  君
    市民部長             森     佐  一  君
    福祉部長             小 野 寺  清  美  君
    産業部長             工  藤  昭  二  君
    建設部長             畑     孝  夫  君
    教育次長             工  藤     勲  君
    松尾総合支所長          鈴  木  伸  也  君
    安代総合支所長          種  市  慶  雄  君
    会計管理者            畑  山  勝  美  君
    企画総務部総務課長        津 志 田  徳  悦  君
    企画総務部総合政策課長      岡  田     久  君
    企画総務部財政課長        小 野 寺     浩  君
    産業部農政課長          藤  原  一  彦  君
    産業部商工観光課長        高  橋  一  夫  君
    産業部企業対策室長        畠  山  弘  明  君
    建設部建設課長          工  藤  孝  栄  君
    学校教育課長           高  橋  敏  彦  君
    生涯学習課長           関     敏  博  君
    安代地域振興課長         宮  崎  敏  彦  君
    土木林業課長           山  本  正  信  君

事務局出席者
    事務局長             高  橋  三  夫
    議事係長             伊  藤  純  子

開     議

副委員長(三浦 侃君) [ 1 ] 三浦侃でございます。本日の委員長を務めますので、委員各位及び当局のご協力をよろしくお願い申し上げます。
 会議に入る前に、委員各位に確認とお願いがあります。本日も引き続き平成21年度の決算特別委員会の審査を行いますが、質疑に当たっては平成21年度の事務事業及びその関連について行うことになっておりますので、よろしくご協力をお願いいたします。また、数字等の質疑については、あらかじめ担当課等に連絡をとっていただくようよろしくお願い申し上げます。以上、ご協力を申し上げます。
 それから、本日もちょっと気温が少し上がりかけていますので、上着の着用は各自自由といたします。よろしくお願いします。
 それでは、ただいまから決算特別委員会を開きます。
 ただいまの出席委員は23名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
 それでは、本日の会議を開きます。

                                                      (10時00分)

議案第20号

   議案第20号 平成21年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について  

副委員長(三浦 侃君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
 会議次第第2、議事、議案第20号 平成21年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてを議題といたします。
 直ちに審査に入りますが、発言に当たっては、挙手の上、議席番号と事項別明細書の該当するページを述べてから発言願います。
 また、質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
 それでは、7款商工費の質疑に入ります。該当するページは、事項別明細書の151ページから166ページまでであります。
 質疑ありませんか。
 21番、米田委員。
委員 米田定男君 [ 2 ]  1点伺います。
 企業誘致対策、報告書では42ページなのですが、企業誘致対策について伺いたいのですが、この課題、市民の暮らしから見れば雇用の確保前進というのは依然として大きな課題の一つだと思うのですが、しかし実態とすれば景気、企業の動向からいってかなり厳しい、あるいは当然ながらある意味ではすべての自治体がこの課題に取り組んでいる。その中で、ある意味では競争になるわけで、成果を得るというのは実際かなり難しいというふうに思います。しかも、この課題については成果が何%というわけにはいかなくて、1社でも成果がなければゼロという形になるのですが、しかし市当局も体制的には今3人体制と、合併始まった当時に比べれば大きく体制を強化して取り組んでいるという状況ですので、まず企業対策室としてこの企業誘致の課題にどういう、いわば我が市ならではということも含めてどういう特徴的な取り組みをしてきたのか、そしてまた今の企業誘致の課題、どういう状況なのかというのを大きく答えていただきたいのですが。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 企業対策室長。
企業対策室長 畠山弘明君 [ 3 ]  お答えします。
 委員さんおっしゃるとおり非常に厳しい。2年前のリーマンショック以来、最近は円高と新聞報道されています。非常に厳しい中でございます。昨年は、ご存じのとおり1社も誘致はございません。昨年は、雇用対策、いわゆるリーマンショックによります雇用減が非常に厳しかったということで、相当リストラされたということがありまして、その対策にも追われたのが現実であります。委員ご指摘のとおり3人体制でまいっているわけですけれども、大きな部分ということでおっしゃっていますが、いわゆるこれは岩手県の支援、あるいは今広域8市町村、盛岡市入りまして8市町村でもって実施しています。それは、交通の便、さまざまなアクセスの部分、いわゆる8市町村の中に企業が誘致されれば、さまざまな面で交通の便もいいですので、従業員の方もそちらのほうにお互いに誘導しながら実際行っていると。例えば岩手町にニチコン岩手という株式会社がありますけれども、そちらは420名の従業員がいますけれども、こちらから100名ほど実際行っていると、岩手町の地元は110名と、あと周辺、滝沢村あるいは盛岡市からといった形がありますので、そういった形の全体の部分で力を入れているのが現状であります。市内の部分ですけれども、非常に厳しいのが実態でございます。4月1日に人事異動ありまして、副市長も訪問させていただきましたけれども、各企業は非常に厳しいと。ようやくその時点では、リーマンショックの前の七、八割ぐらい業績が戻っているなという部分ではお話がありましたのが大半でございます。その考え方ですけれども、八幡平市の売りはということで、まずご存じのとおり豊かな自然、あるいは水などあります。高速交通網がまずおかげさまで整備されていると、3カ所のインターがあります。それぞれのインターの近くには工業団地が整備されているということで、それらを売りにして行っているといったことです。
 以上、そういうふうな形のご答弁とさせていただきます。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 4 ]  雇用問題解決、さっきも言ったように前進ということも含めて、産業別にもさまざま手だてあるわけですが、その中でも企業誘致というのは決定的な成果を上げる一つの手だてだというふうに思うので、どうしてもここに力を入れざるを得ないというふうにあると思うのですが、なかなか例えば直接の担当部署である企業誘致対策室なりは、さまざまな手だてをやって努力していると思うのですが、市全体としてこういう形でこういう意図で企業誘致活動に取り組んでいるという状況がなかなか我々市民含めて見えてこないというふうな状況だと思うのです。確かに例えば交通の便なりは、我々から考えれば有利な条件を持っているという地域ではあるのですが、単純に関東圏なりを視野に入れれば、しかし地理的なハンディというのはどうしてもあるという面もあるのだと思うのです。そういう意味からいうと、どう特徴のある手だてをとっていくのかというのはなかなか難しいと。私も提案型ではなかなか質問できないのですが、ただそういう意味からいえば、例えば企業誘致ということではなくても雇用の問題では、市では新規学卒者の就職対策手だてをとったわけですが、ああいう形の特異な形の、特異というか、特徴的な形の手だてというのは企業誘致などでもないのかどうかというのはどうなのでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 5 ]  企業誘致の最大の目的というのは、雇用の問題、雇用の確保、そして地域経済の活性化が最大の眼目になるわけでありまして、八幡平市におきましても企業誘致対策と、1つの組織として独立して3人体制で進んでいると。委員おっしゃるように八幡平市の企業誘致の特徴的なものは何かといったときに、毅然とした言葉でこうだとは言えないのですが、とにかく地道に活動していくのだということがセオリーになるものではないのかなと思います。その中で、一つ一つつぶしていきまして、それが結果的には特徴的な八幡平市の企業活動になるのだということになろうかと思います。それは、私たちが今目指しているのは、とにかく今は冬の時代だと、企業誘致は冬の時代に入っているわけでありますが、でも地道な行動をして種をまくと、とにかく種をまいていこうということに徹しております。そして、あとは既存の誘致した企業に対してはフォローアップ活動をしていく。これは、市長、副市長のトップセールスによって、いわゆる既存の企業とどういう密接な関連を持っていくかというと、要するに玉突きです。既存の企業は、別の企業との接触といいますか、交流がございますので、そういう八幡平市の誠意を持って玉突きで新たな企業を発掘していこうとか、あとは東京でいろいろな企業の集まりがございます。その企業の集まりに対して、今市長から言われているのは、その企業に対して当たっていったらどうなのかというような話も出てきます。ですから、セオリーどおりの活動から一歩踏み出した今後の活動が私たちに課せられた責務と思ってございます。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 6 ]  部長が答えたように、言葉で言えば全く冬の時代、そのとおりだと思うのです、企業誘致という面から考えれば。また、答弁にあったように、確かにこの課題については短期的な成果をというのは、なかなかそういう意味では望むほうも、それはある意味では無理な話という側面もあるので、そこで最後に聞きますが、しかしそれでも21年度の成果として、こういう可能性がある状況が開けたという点があれば、具体的に例えば社名、企業名とかというのは要らないのですが、こういう新たな展望が開けてきたという状況があるとすれば示していただきたい。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 企業対策室長。
企業対策室長 畠山弘明君 [ 7 ]  答弁いたします。
 新たな展望という部分では、明快にはお答えできませんが、水面下でいろいろ県と連携、県に企業立地対策のほうで職員は常駐させています。そちらの県の職員と東京のほうに出向きまして、いろいろアタックしたりはしています。まず、具体的な部分はちょっと申し上げられない部分がございますけれども、例えばニチコンの旧デンドー(株)の会社がありますけれども、そちらの広大な敷地があるのですが、そういった部分とか精力的に今行っているところで、少し明るさがあるかなというところでございます。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 8 ]  実績報告書の41ページ、焼走りの湯のチップボイラーに関して伺います。
 これ21年度予算で繰り越しされまして、今年度も事業が行われたという中身のものです。先日も議会の視察をしまして、さまざま見学もさせていただきました。そこで、このチップボイラーの施設の整備、これ目的は2つあるかと思うのです。その1つは、市の新エネルギービジョンに基づいた、そういう目的と。それから、もう一つは国際交流村の経営の軽減といいますか、経費の節減と、こういう2つの目的で進められた事業だというふうに思います。いろいろ視察するときにも業者の方もいまして、いろいろ聞いたのですが、経費の面で本当にどうなのかということで、これまでの重油を使っている場合は、年間で1,800万ほどの油代がかかっていると。今回のチップボイラーの場合、ではどれくらいかかるのだということでしたらば、約1,300万ぐらいはかかると。そうすると、差し引きしますと年間で500万、これ軽減されると。それはいいのですが、設備費として約1億5,000万かかっております。耐用年数が20年ということですが、そうしますと単純に計算しますと経費の削減にはならないと、こういう状況では。今後第三セクター、多くの施設を持っています。どんどん老朽化するにつれて、さまざまな今後も市の支援というのがあるかと思うのですが、そういう場合の一つの考え方としてきちっと検証されなければいけないと思うのですが、この問題についてはどのように判断されているかということで伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 9 ]  チップボイラーの導入は、メリットは2点というお話でございましたが、私、産業部所管に係る事業、決算の内容のときにご説明申し上げましたが、1つは燃料費対策が第一義的に挙げられ、これが1つの眼目になるわけですが、あとは林業振興対策、そして地球温暖化対策、そういう3点をこのチップボイラー導入に基づいて挙げたわけであります。今具体的に委員からは経費のお話がありました。確かに重油につきましては、平成20年度には1,800万ほど、今回この燃料費のチップなりバークなりを使用しての燃料費というのは1,380万。これは、チップとバークをフィフティー・フィフティー、2分の1ずつの計算で試算した結果が1,380万ということでありまして、これを限りなく単価の安いバークに近づけていくというのが一つのねらいになるわけであります。今は5対5から今後は6対4、さらには7対3、9対1というような性能のあるバークが限りなく100%に近い性能だということでございますので、限りなく100%に近いものに近づけていくとすれば、バークそのものの単価というのはかなり安いわけでありまして、この1,380万がさらに低下するということになろうかと思います。そういう経済比較だけではなくして、先ほども申し上げましたように目に見えない効果、先ほど申しました林業対策、このチップなりバークなりは製材業者から購入するということになりますし、またそこから運搬するのも地元業者というように、いろんな面で波及効果が出てくるだろうということであります。三セクの維持管理とか何かというのはございますが、いずれ燃料、今は重油として燃料対策を講じているわけですが、それを経費の安い、コスト縮減を図るためにバークを取り入れたと。事業費的に1億5,000万ということでございますが、国からの2分の1補助をいただいての事業費ということでございます。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 10 ]  厳しい財政状況の中にあって、できるだけそういう事業が第三セクターの経費の削減に直接つながるような、やっぱりそういう事業を展開しないと非常に大変になってくると、そういう立場で質問したわけですけれども、バークは確かに20分の1とか30分の1とかという価格だということですので、今言ったような8割、9割、バークが使われれば、それは効果は出てくるのかなというふうに思います。その辺は、ちょっとこれからもよく見ていかなければいけないなと思っているのですが、それからもう一つ、ちょっと私気になるのですが、私も時々おふろに入りに行くのです。そうしますと、チップボイラーの煙突から白い煙がもくもくと出ているのです。そして、これはちょっと目立つのです、場所が場所ですので。その辺の行動といいますか、これはどうなっているのかと。新エネルギービジョンに基づく事業が、ああいう煙がもくもく出るというのはいかがかなと思うのですが、どうでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 11 ]  今チップボイラーの件で、今試運転しているわけですけれども、木材のため煙が出ると、原因が何かと、あるいは被害はどうかという話のようですが、試運転でございますので、今まで野ざらしにしていたバーク材等を燃やしました。含水比が高かったり、雑物が入れば煙が出るというふうなことの検証でありました。そういったことで、特に煙が出たからといって支障はないそうですが、法的にもないし、ないわけですが、イメージ的に悪いというふうなことで、いわゆる全く今まで廃棄物として捨てているものでしたので、今まではお金をかけて処分していたと。いろんな雑物、金属からいろんなものが入っていたというふうなことでしたので、それらを取りやめてきちっとした、そういったある程度コントロールされたものを入れるというふうなことで今協議をしております。そういったことで、一部出ただろうと、そのように予測していました。そういったことがないように対応はしていきたいと思っています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 12 ]  実績報告書の40、41ページに当たるわけですが、八幡平市産業振興株式会社経営安定化指導を行ったということに関連いたしまして、ヤマブドウジュースの商品にラベルが、「いわて・八幡平 日本一 山葡萄の里」というのが、私が気がついたのは雪が降ってからに感じますが、その辺いつごろからそれを張って販売促進に頑張ってくれておるのか、その辺についてひとつ教えていただければと思います。
副委員長(三浦 侃君) 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 13 ]  今ヤマブドウの振興、これは一般質問でも取り上げられた件でございますが、一般質問のときは第三セクターでは1,500万程度の売り上げがあるというふうなことを報告申し上げたわけですけれども、1,200万、1,500万と来まして、昨年は1,941万7,000円の売り上げがありました。収支的には400万ぐらいの赤字になっていますけれども、今の件はラベル、いつごろからというふうな話ですが、特に今申し上げたように販売には本当に力を入れてまいりました。特にラベルの関係が少し劣っているというふうなことで、常に見直しをしながらやっているわけですが、一番大きく変えたのは会社の合併時、20年の3月からであります。それからもいろいろとラベル等については、生産者からも意見を聞きながら見ばえのいいものというふうなことで、いろいろ協議してやっています。ただ、いかんせん言いたいのは、ラベルで物を売るよりも、まず品質というふうなことでの取り組みをしていますので、ブドウの生そのものも研究をして、生のブドウを直送するというふうなことも展開しています。それらについても、そのラベルについては鋭意研究しながら努力していると、そういった実態であります。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 14 ]  いつごろからということには、それは答えが出てこないのですけれども、その辺についてもう一度お願いします。
 やはりいろいろ今おっしゃったように、いろんな努力をしていただいて生産者の皆さんも感謝しておるわけでございますが、同僚議員、またいろいろ一般質問等でも話されておりますけれども、いずれこれからそういう「いわて・八幡平 日本一 山葡萄の里」、これ全国に、中央にも持っていって売っているわけですので、やはりしっかりとしたブランドにやっていかなければならないのではないかと、そのように思うわけでございます。それにつきましては、生産、加工、販売という形の中で、生産農家、またJA、農協でございますけれども、そのほかに八幡平産業振興株式会社、またそれにやはりある部分は市もきちっとしたご指導をしながらしっかりとしたブランドに育てていかなければならないのではないかと、そのように思うわけでございます。そうした中におきまして、やはりさっきも課長も申されましたが、いいものを出さなければだめだというお話もございますので、今後の加工施設整備等におきましては、後期計画にのせてもやっぱりやっていくということをはっきりうたっていくべきではないのかなと、そのように感じておるわけでございます。合併して間もなく、本当に市長も努力していただいて、葛巻にいろいろ交渉したり、努力してきた中におきまして、やはりジュースは地元でいいものをつくってということも公で言っていただいておりますので、その辺についてもぜひ後期計画にのせて振興していくべきではないのかと、そのように思っておりますが、いかがですか。
副委員長(三浦 侃君) 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 15 ]  加工施設のほうについて、ではお答え申し上げたいと思います。
 一般質問の際に関議員からいただいた際にご説明したわけでありますが、まさにヤマブドウの加工、ヤマブドウに関する問題点は何なのかということで、生産者、そしてJA、産業株式会社、そして市がいろんな問題を出し合ってどうすればいいのかと。要するに、その時点では加工施設を整備していただきたいという要望というか、陳情といいますか、そういうのがございまして、それを踏まえて関係課が一堂に会して議論したということであります。生産者としては、葛巻にお願いしていると、依然としてお願いしていると価格が安いよと、何とかその価格の高い、要するに価格を高くしていただきたい。価格を高くしてもらえないのであれば、自分たちで自立して加工所を設置してやっていきたいと、そういう話になろうかと思いますが、JAとしては生産者の意を酌んで購入数量の提示の時期、そして数量とか、そういうのをやはり明確にしてほしいと、時期を早めてほしいというような問題。産業株式会社は販売していくということなのですが、利益が上がらない。それぞれの悩みがあったわけです。では、どうすればいいのと。その要望があった加工施設の設置は、果たして今時点ではどうなのかと。単独で施設を整備したほうがいいのか、または葛巻の施設を利用して従前どおりそういう方法がいいのかというような検討もしたわけであります。最終的には、結論的には葛巻との関係もあるだろうと。今まで信頼関係といいますか、密接な連携で取り扱ってきたものを自分たちでやりますよというのは、果たしてどうなのかとかと。または、加工施設を整備するに当たっては、地元の熱意があるわけですが、ではそれに対して地元が主体性を持って取り組んでいけるのかどうかと。要するに、行政が100%加工施設を整備するということは、これは今のところは考えていないということを、事業主体はあくまでも地元で取り組んでいただきたい。その中で、行政はどういう支援をしていけばいいのかというのをご提示申し上げたわけであります。そういうことで進めてきたわけですが、結果的には地元からの主体性といいますか、事業主体とかという取り組みのお話が、明確な言葉がなかったもので、従前どおり葛巻との関係を維持していくということで今進めてきているものでありまして、現時点でもやはり後期基本計画云々という話がございますが、考え方としては事業主体はあくまでも生産者というので行政はとらえているということでございます。
副委員長(三浦 侃君) 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 16 ]  ラベルの話、月日が明示されなかったのではという再質問でしたけれども、先ほど言ったつもりですけれども、会社統合した20年の3月からそういった展開をしたと、新たに取り組むというふうなことでやったところであります。
 あとよく売っても赤字になると私答弁しているわけですけれども、基本的には委員おっしゃるとおり、第三者がつくったものを販売するだけですので、当然利ざやがないから、旅費かけて、人件費をかけていろんなイベント等で出すわけですけれども、そういったことでやっぱりある程度の額を売らないと元は取れないというふうなことになるというふうなことでありますし、また私も合併前は担当として林業振興、ヤマブドウの普及に県からの指導を受けて携わった一人として、当時の松尾地区では、いずれ今市で指定管理をお願いしている加工施設があります。これは、リンゴが主体的にやっていますけれども、そこで加工施設ですから、リンゴだけではなくてヤマブドウもジュースも搾るのだというようなことで指導してまいりましたし、今もって松尾地区ではそうやっていますし、一部安代地区でも利用していると。そういったものについて、当時は合併するに当たってそういった、リンゴジュースの加工施設ですので、搾れるわけですけれども、専門的な機械等を、搾り機を入れるのであれば新たな負担が伴うというふうなことで、そういったものについては計画で合併時の計画に盛ってきたところであります。そういったことで、今までの振興はしているというふうなこと。
 あと独自のラベルという話、さっきから言っていますけれども、私は全体のラベルの話をしておりましたので、その日本一というのを付したのについては、ことしの4月から新たに作成をしてやっていると。ラベルについては、常に更新しながら時代に合ったような作成をしているというふうな状態であります。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 17 ]  先ほど部長の答弁は、お聞きして経過はわかります。ただ、私が強調して言っているのは、今ラベル、これ4月から日本一ということをばんと打ち出してやったという経緯の中には、やはりいろんな形で私は質問しておりますけれども、ブランド八幡平ということもうたって、日本一ということをやれば、きちっとした対応をしていかなければだめだという視点で今申し上げていることでございます。今後いろいろ検討しながら、何としてもやはり産業として、第3の産業として育てると。これ生産者が100人もおるわけです。高齢化になって本当に大変だと、それも、でもそこのいろんなやっている皆さんがそこに住んで、何とかいろんな形で、それだけではなく、いろんな形を含めてそこで暮らしていこうという、この生産者の意を酌んでいかなければならないのではないかと、そのように思うわけです。それを実現するために、後期計画はきっちりとした計画で臨んでいただきたいということを申し上げておるわけでございます。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 市長。
市長 田村正彦君 [ 18 ]  ブランドを確立するということは非常に難しいです。例えばくずまきワイン、いつも例に出してお話し申し上げるのですけれども、くずまきワインも今のくずまきワインになるまでは、もう15年、20年ぐらいかかっています。最初は、赤字、赤字、赤字、累積欠損の連続がようようああいうふうな形になった。それは、何でなったかといえば、地元の皆さんに愛飲していただいたと、それがなければブランドなんかつくれません。例えば極端な話、ここには議員の皆さんが24名います。例えば年間20本ずつでも買ってもらう。職員の人も400人います。この人たちが年間10本も買ってもらう。そして、それを市民の皆さんに飲んでもらう。そこから発信しないとブランドなんかはつくれません。だから、そういう意気込みをみんなが共有して持てるか持てないか、これがヤマブドウをこれから振興していけるかいけないかの私は瀬戸際かなというふうに思っていますので、やはりそういった意識改革、地産地消、そこから外に発信していく。地元の人たちが飲まないものをよそには売れません。やっぱりそういう意味では、地元、葛巻の例を見るまでもなくて、やはり地域の地元の人たちにきちっとフォローしてもらう体制づくりというのが必要ではないかなというふうに思います。
副委員長(三浦 侃君) 2番、大森力男委員。
委員 大森力男君 [ 19 ]  実績報告書の40ページの商工振興費の5番でございますが、荒屋新町商店街が実施する体験型観光商店街推進事業ということでございます。うちの前も清掃業をやっておられまして、もう3年目ですか、非常に定着してヒット商品といいますか、盛岡からもかなり自家用車でおいでになって体験して帰られるということで、非常によかったなということで、いわゆる結果として見ますとすばらしい努力の結果であったなというふうに思います。
 そこで、1つ考えなければならないことは、各市町村、例えば雫石では軽トラを使った、いわゆる朝市とかいろんなことをやっております。やはりそういうふうな地道な積み重ねといいますか、努力といいますか、そういうアイデアといいますか、そういうものを考えて商工振興していかないと、とどのつまりは盛岡からのいわゆる誘客、これが基本にないと、この辺の商工業は成り立たないと言っても過言ではないということで、大型ショッピングセンター、これについては近隣市町村からもおいでになって大いに繁盛しているという状況なようでございます。
 そこで、このヒット商品の次なるアイデアといいますか、行政だけでは、これは到底できるものではないし、あるいは商工会なり観光協会なり全体でアイデアを出し合って、そしてそういうふうなことに向けて、大更あります、松尾もあるわけでございますし、荒屋新町については次なるものも考えていかなければならないというふうな状況にあろうかと思います。その辺の基本的な考え方を一つお伺いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 20 ]  今の質問に体験型観光商店街の推進事業、通称ぶらっと一日体験工房、八幡平市荒屋新町商店街というふうなことで展開したわけですけれども、300万、事業費要しました。これは100%補助額であります。22年度、ことしは200万をさらに支援しております。まさに、地域活性化、地域の資源を活用した事業というふうなことで、本当に当たったなと思っております。まさに地域の人たちが出し合ってつくった手づくりの事業でありました。まずもって、さらなるアイデアというふうな質問でございますが、まずせっかくつくったこの事業、これを完全なものに定着化したいというのが市商工会の考え方であります。まず、幅広くいろんな事業を錯綜してつくるのではなくて、その地域としてほかでまねのできないメニューにするというのが今の基本的な考え方です。したがって、ことしも200万の補助をいたしました。3年目あたりには、自立していただきたいという願いもあります。いつまでも補助に頼った事業では自立しないというふうなことですので、何とか自立できるようにまずは支援をしていくというふうな考え方であります。次のアイデアというふうなことも今言われましたが、ないわけではありませんが、ただ広くするのがベターとは思いませんので、まずこの地域の工房等のこれを確立するということに今一番力を注いでいると。暗に言えば、地域の建物等にも着目すべきということはもう十分理解していますし、まだまだというのも理解していますので、そういったことについては、まだこのものが本当に100%になってからという考え方でありますので、そのようにご理解賜りたいと思います。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 2番、大森力男委員。
委員 大森力男君 [ 21 ]  現在の成功したものを確立するということにつきましては、そのとおり同感でございますし、頑張っていかなければならないものだと思います。いわゆる私が言っているのは、既にアメリカでは大型ショッピングセンター、郊外のショッピングセンターの時代は終わったということで、いわゆる個性ある個人の店がそろそろ主流になりつつあるということで、まだ日本はそこまでいっておりません。やがて10年先ごろにはやってくるというふうな状況下にあろうと思います。そういうふうなことも踏まえながら、やっぱり現在ある、例えば西根の道の駅、これは岩手町の道の駅と大体同じぐらいの集客を誇っているということでございますので、そことの関連のいわゆる考え方、それと八幡平市には温泉、当然これ最高のものなわけでございますし、物によっては全国に誇れる温泉、いわゆる日本でも何本指に入るような温泉が存在しているわけでございます。ですから、そういうふうな有利なものを当然活用して、そして振興策、商工なり観光なりの展開を図っていかなければならないというのは、これ当然なことでございますし、なかなかやれないというのもこれも実態なわけでございます。ということで、その辺を踏まえて今後の展開をひとつお伺いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 22 ]  アイデアというのは、やはり現場から出るのが本当に適切なアイデアと、現場主義のアイデアということに尽きると思うのです。まさに荒屋新町の体験型観光商店街推進事業は、現場から出たアイデアだと、要するに加工場が軒並み連なっている商店街、それをある言い出しっぺがアイデアを出して、それを行政施策として位置づけして展開してきているということだと思うのです。ですから、商店街の活性化というのは、商業振興とかというのは行政主体にやるのか、または民間とか地元の個店主がやるのかというのはいろんなパターンがあろうかと思いますが、やはりケース・バイ・ケースで物事をとらえていかなければならないだろうなと。マクロ的、ミクロ的な考え方で持っていかなければならない。それがたまたま安代の場合は大ヒットしたと。地元のアイデア、地元からアイデアが出ますので、そういったのをやはり行政が吸い取って、これを行政施策として展開していくというのが一つのパターンかなと、一つの行政施策の手法かなと思ってございます。また、違う面は違う面で行政が主導権を、主導権といいますか、行政主導に基づいた施策も必要になってくるかもしれませんが、いずれいろんなケース・バイ・ケースまでとらえていく必要があろうかと思っています。
副委員長(三浦 侃君) 2番、大森力男委員。
委員 大森力男君 [ 23 ]  それと、一番下でございますが、9の街路灯LED導入事業ということで、約5,000万ぐらいの事業費で乗っかっております。非常にこのLEDの街路灯は明るいということで非常に皆さん喜んでおりますし、先般その街路灯にフラッグといいますか、旗、これをつけまして体験型のPRをしていると、あるいは商店街では花をつるして、それを活用しているというふうな状況下で、この街路灯の事業、これはいわゆる例の活性化の事業だったわけでございますけれども、非常によかったということで、それでこのような事業がもしまたまいりましたら、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。
副委員長(三浦 侃君) 答弁要りますか。
委員 大森力男君 [ 24 ]  はい、要りません。
副委員長(三浦 侃君) 17番、関善次郎委員。
委員 関 善次郎君 [ 25 ]  私は、橋悦郎さんとも関連するわけでございますが、チップボイラーのことについて伺います。
 この間現場でいろいろ説明を受けたわけですけれども、チップの場合は3,000円で購入できると。これは、着の単価なのか。それと、バークはどのくらいの単価で入るのか。それと、そのバークを入れて石がまじって、石は必ず熱与えると破裂するのです。それの防止策はどのように考えているのか、まずとりあえずこの2点伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 26 ]  先ほど申し上げましたけれども、チップとバークの比率、今の時点ではフィフティー・フィフティー、2分の1ずつでやっています。これを限りなく8・2、9・1、100%になっていただければそれにこしたことはありませんが、ですからこの機器そのものはチップというよりもバークというとらえ方をしていくのが適切なのかなと思ってございます。こちらで単価を調べているものは、1立方当たりチップの場合は2,200円、あとはバークの場合は1立方当たり100円という単価を調べたものでございます。かなり開きが大きいと。ですから、焼走りに導入したボイラーそのものはバークで、限りなく100%に近いバークを使用していただければかなりの単価の縮減が図られるということかと思います。
副委員長(三浦 侃君) 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 27 ]  2点目は、石とか何か入っているものに対しての対応というふうなことでありました。試験的には、先ほどもお話ししましたように金属とか大きな石等も入ったもの全部燃やしたわけですけれども、能力的にはすべて燃えると、また石も全部かみ砕いて粉にするぐらいの能力のある機械なわけですけれども、当然耐用年数等には影響があるだろうというふうなことでのもので、そういう今まで野ざらし、そこから全部土、石入れて、金属等入れてさらったものについてはやっぱり極力避けるべきというふうなことで、なぜそういうことを言うかというと、保護しているのは向こうからもらった石製のものを使っていますので、そういったものにやっぱり耐用年数の限度があると。なるべくそういったものは燃やさないと、そういう考え方です。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 17番、関善次郎委員。
委員 関 善次郎君 [ 28 ]  先ほど着の単価か、それとも工場発注の単価かもさっき聞いたけれども、これ再度お聞きいたします。
 それから、やっぱりバークには石を砕く設備もあるという説明ですね。ですから、やはりバークには幾ら石入れないようにというようには気をつけているかもしれないけれども、必ず石が入ると思います。ただ、この間現地で見たような大きい石は、あれは防げると思います。ですから、土のついた、小さい石がついたものがついてきて、それが皮むいて、それがチップにならないものがどんどんバークとして出てくるのだけれども、そのときやはり一番の私は感想としては、間違って石が入ったとき、中で破裂したときの中でも対応できるような、メーカーのほうとも交渉しながら、あれ本当に石に熱加えてばんと破裂するのは物すごく威力があるから、そこも十分検討してもらえば、メーカーとしてもその開発ということも今後のためになると思いますので、それ恐らく石を拾い上げることはできないと思います。ただ、鉄の場合は磁石か何かつければ途中のところで、流れ、ベルトコンベヤーなり、例えばそれつり上げることもできるのだけれども、いろいろ鉄はまず破裂はしないし、ただ石は破裂するから、間違って大きい石入ってばんとはねて穴あけたといえば大変なことになりますので、そこも十分にメーカーのほうと話ししながら、その再発防止についても検討してもらったほうがいいと思いますし、いろいろほかにもバークをやっているところもあると思います。そういうことも参考にしながら、いずれにしてもこの辺のあれは石が入ってくると思います。
 それから、チップ、バークを主に使うということですけれども、これは単価的には随契でやるのか、それとも入札でやるのか。立方100円だからどっちでもあれだけれども、そういうのは年間契約か、それともそのくくりで、年に何カ月分といった形で決めるのか。そして、またバークの値段は変わらないと思いますけれども、チップの値段は状況によって変わるのです。やはりそのときのそのような、安くなったり高くなったりするのだけれども、そのときの単価の変動というのはどのように対応するのか伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 29 ]  まず、単価のほうから申し上げます。
 現着か土場渡しかというような恐らく質問だと思いますが、まずチップでございますが、大体定価というのは3,000円ぐらいするそうです、1立法メートル当たり。それを今部長が申し上げたように、今話し合いで2,200円前後でお話をしていると、それぐらいで供給できるだろうというふうなこと。あとバークについては、産業廃棄物ですから、前から何回も言っているようにお金をかけて処分をしていると。そういったもので、本来であればゼロ、むしろお金をいただかなければならないわけですが、補助事業、廃棄物の処理、ストーブでありませんので、あくまでも資材、有機資材を活用するのだという考え方ですので、補助事業の観点からお金を払わざるを得ない、購入しないとやっぱり法的にひっかかるというふうなことでの設定から100円をいただくというふうなことになっております。また、土場渡しですので、当然運搬コストがかかるわけであります。運搬等については、それらについてもすべてそういった業界のほうと協議しているわけですけれども、やはり業界としては高くなるのだそうです、むしろ運搬のほうが、材料よりも。というふうなことで、廃棄物等を処理している衛生処理組合等がそういった車を所有しているそうです。余り活用されていないというふうなことで、何とか雇用も考えて利用をお願いしたいというふうな要請も受けていますので、その方々と協議をしてほぼ合意をしております。かなり低価格で運んでくれるというふうなこと。
 あと、では年間通してどういった単価構成をするのかという質問ありましたけれども、それらについては当然ながら木材の相場のあれが変わるわけですから、やはり年度年度検証しながら協議をしていくということになると思います。いずれにせよ、あくまでも試験的にここ1年はやらざるを得ないと、そういった経過を見ながら橋委員から言われたようにコスト縮減、地域の活性化に寄与するような展開をしてまいりたい、そのように思っています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 購入方法。入札とか。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 30 ]  あと入札方法と、あと石が入っているものの処理も再三言われましたけれども、入札等については当然業界がいっぱいありますので、それぞれの業者と協議をして入札するというふうなことになっております。統一の値段になるのか、最低価格を利用するのか、その辺は今から担当のほうと協議してまいりますけれども、そういったことで今業界とは協議をしているというふうなこと。
 あと石についてはそのとおりで、かなりの温度で破砕はされるということですが、当然ながら繰り返しになりますが、当然耐用年数との駆け引きがありますので、余りそういった、かなりはねるのだそうです、やっぱり石とか何か、これについては。そういったことにならないようなもので何とか供給していただきたいというふうな、多少入っても全然支障はないわけですけれども、そういったことを考慮して納入していただきたいというお願いはしています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 17番、関善次郎委員。
委員 関 善次郎君 [ 31 ]  いずれにしても、この間いろいろ持ってくるのは、運ぶのは気をつけたという話も聞きましたが、そこの石が入って壊れれば、恐らく当市が直さなければならないと思うのです。メーカーの欠陥ということではないと思いますので、入れてならぬものを入れたということになるから、そこは十分気をつけて、どのような方法がいいか、そういうことを検討してもらったほうがいいと思いますが、その件について、まず今後とも検討して、ぜひそのような事故がないように大いに利用していただきたいという意見でございます。
副委員長(三浦 侃君) 答弁要りますか。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 32 ]  バーク材の材料購入、条件、本当は屋根がかかって下がコンクリートというふうな条件を付して納入をしてもらえれば一番何も問題はないわけですけれども、ただそうすることによって先ほど言ったような産業廃棄物に金をさらにかけて100円でというふうなこともありますので、そういったことも頭に入れながら今話し合いはしております。現場に応じたような対応をしてまいりたい、そのように考えています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 9番、古川津好委員。
委員 古川津好君 [ 33 ]  事項別明細書の156ページの第三セクター等経営検討委員会の委員報酬、それから旅費とか出ていましたけれども、この第三セクター等経営検討委員会5名にはどのような方がなられていて、どのようなことが話し合われているのかということについて伺いたいと思います。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 34 ]  今質問あったのは、第三セクターの委員の考え方、あるいはどういった内容を検討しているのかというような質問でありました。まず、委員でございますが、委員は前にも何回も言っているわけですけれども、有資格者というふうなことで、弁護士、それに税理士、あるいは大学の教授と中小企業診断士、司法書士、そういった資格のある方にお願いをしております。
 また、ではどういったことを検討しているのかというような質疑がありました。まず、前にも申し上げましたけれども、市で出資している会社が今現在3社あります。一番大きい市の産業振興株式会社、あと株式会社峡雲荘、あと地熱試験研究所という3社が、それぞれ市がある程度の資金を出資しております。当然第三セクターというのは、一般的には25%以上の出資している会社と言っているわけですが、そういう表現も適用すれば峡雲荘は該当しないわけですけれども、資本金が大きいわけですから。そういったことにとらわれず、経営健全化というようなねらいもありますので、集中改革プランで示しているとおり、そういった資格者の意見を聞きながら経営改善、手法等を検討するようにというふうなことの提言をいただいていますので、そういった観点から今現在委員会を協議している最中であります。内容については、民営化という言葉もこの議会で出てきました。あるいは、公益性があるのか、あるいは設立したいきさつ、そして今後のあり方等の内容で今鋭意研究しているというふうなことであります。ある程度4回までやりましたので、そろそろ結論のほうに向けての今討議というふうなことで、今月の暮れに大体そういう方向性を見出してまとめる方向になるのではないのかなと、そのように予測しています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 9番、古川津好委員。
委員 古川津好君 [ 35 ]  今課長が答弁しました、その25%に該当する会社は2社ということになるということだった、3社から峡雲荘を引きますと2社ということなのですが、この検討委員会は去年からやられてことしで終わりそうだということなのですが、ここのところの中で出てきました内容につきましては、我々議会のほうにも開示というか、出していただけるものでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 36 ]  当然委員会のほうからある程度の意見答申があると思いますので、そういったことについては当然、これは最終的には行政のほうに提言を受けるわけですので、それを当然市としましても経営委員会等に諮って、会社のほうにもそういった結論を出すというふうなことですので、当然その報告は議会で説明しますので、当然議会にも内容等の説明はするというふうなこと、あくまでも情報公開ですので、そういった扱いになるものと思っています。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 37 ]  実績報告書の41ページ、観光施設の維持管理業務を行ったという中身の中に、14番の安比高原さわやかトイレ、前にも同僚議員から同じような質問があったかと思いますが、繰り返しになっても必要なものなので質問させていただきますが、観光地の入り口で、しかもさわやかトイレという名前のもとにトイレを設置しながら、さわやかと言うには遠く及ばないような状況にあったというふうに、そう遠くない過去に私も使わせていただきましたが、ここの管理に関してはどこにどのように頼んでいて、今現在の状況を担当課では確認をされているのかお伺いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 商工観光課長。
商工観光課長 高橋一夫君 [ 38 ]  議会で三、四回取り上げられたトイレなわけですけれども、基本的にはつくったのは岩手県でつくったわけですけれども、これは当時松尾村でお願いをしてつくった施設、以後その管理は松尾村でやってきたわけですけれども、そこの場所には当然水がないと、上水道がありませんでしたから、地下水をくみ上げてやってきたといういきさつで、赤水、泥水だったそうであります。再三、水が悪くて2回目のボーリングもしたそうです。それで経過してきたわけですけれども、なかなかいい水が出ないというふうなこと等の経緯がありまして、合併に至ってそこに上水道を引きました。これの費用負担は、安比高原と折半でというふうな形。なぜかというと、そこにローソンという店があると、そこの経営が安比高原だったというふうなことです。本来であれば店の中にもトイレがあるわけですけれども、かなりの利用者が多いというふうなことで、それはやっぱり壊さないで利用してほしいというふうなことでやってきました。その管理費、管理については、お金は出していませんが、あくまでも安比さんのほうにお願いをしているというふうな実態です。ただ、消耗品等はすべて行政で賄っている。トイレットペーパーとか、そういった資材等については賄っていると。うちのほうでも、再三言われるものですから、そちらのほうから通勤している方もおりますので、月ごとの点検は、チェックはするように命じていますが、そんなに問題はないというふうに伺っていますが、いかんせん色が便器からすべてのものに付着しているのだそうです。黄色とは言いませんけれども、茶色みたいに付着しているというふうなことで、解決するには全部取りかえないと、恐らくそういったイメージにはならないというふうな指摘も受けていますので、ただ利用するには別に問題はないそうですが、ただいずれすべてそのものが着色してそういった状態にあるというふうなのがそういった悪評のもととなっていますので、そういったこと、お金はかかりますけれども、そういったことを視野に入れながら、使えるわけですけれども、対応していかなければならないのかなというのは内部検討はしています。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 39 ]  観光施設の維持管理業務を行ったと、これは行っていないわけですよね、ということは。いわゆる汚れていたことを知りつつ放置してきた。安比高原にお願いしてきたけれども、無償だった。今の水道の話を聞けば、ひょっとすれば水道料金はこちらで持っていますという話かもしれませんが、それはペーパー等々の消耗品の部分はそうかもしれませんが、もしかして安比さんにお願いしている部分の実費も一切支給をしていないという状況であれば、安比のご厚意に甘えていましたというお話の中で、管理が悪くても一切文句が言えない状況の中で、先ほど課長が4回かそこら同じような質問がありましたと冒頭おっしゃいましたが、これは多分観光地の入り口の大事な場所だから、皆さんが何度も何度も質問しているわけです。それに対応しないでいて、汚れているから、直すためには施設を改築もしくは交換しなければならないから、金がかかるから、これは理由にならないと思うのですが、もっと早く対応することも可能だったと思いますし、取りかえなければ、私、実際に現地を見ていますけれども、多分専門家にお願いすればきちっとした掃除はしてくれると思います。割れて使えないとかという状況ではなくて、ただ単に汚いだけです。少なくても用を足しに入って、さわやかだとは言えない。トイレですから多少におうのは、これはしようがないですが、見るからに汚い。そこで用を足したくなくなるような、できればローソンのトイレを借りたくなるような、そういうトイレの状況にあります。ですから、ぜひ一度現地を見ていただいて、どれぐらいの費用がかかるかわかりませんが、早急に、これから秋の観光シーズン、そして冬のスキーシーズン、当然年じゅう通じて安比高原というところは観光地でありますから、いろんなお客さんがいらっしゃいます。八幡平市の一つの顔でもあると思います。ぜひ早急に手を打っていただきたいと思います。お願いします。
副委員長(三浦 侃君) 産業部長。
産業部長 工藤昭二君 [ 40 ]  現場を確認して対応していきたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 5番、工藤直道委員。
委員 工藤直道君 [ 41 ]  済みません、私もチップボイラーに関して1点だけ質問させていただきます。
 この木質のバイオマスボイラー、この間8日の日に現地調査で説明をメーカーの人からお聞きして、大変効率のいいボイラーだなというお話はお聞きしました。それで、このチップボイラーにした理由というか、ほかの工法というか、システム等は、その時点では考えられなかったのか。といいますのも、私ども先月の23、24、本市の誘致企業でありますエナーテックという会社が開発しております次世代ヒートポンプというシステムを利用している花巻市にある東和温泉という温泉に行ったのです。ここの温泉は、ちょうど焼走り温泉と規模が同じぐらいで、ちょうど浴槽等そういう設備、あるいは建物も大体同じぐらいという建物でございました。そこは、化石燃料に頼っているころは、大体年間2,600万ほどの経費がかかっていたと、燃料代です。今このヒートポンプシステムにしたら約60%削減して、約1,000万ちょっとぐらいに抑えたと、そういう工法でございました。これは、地下水のそういう熱、あるいはふろから出る排水の熱、あるいは建物の浄化槽から出る排水の熱を利用して夜間電源で蓄熱するという画期的な設備でありました。こういう会社等の調査等も行われましたのか、その点お聞きしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 市長。
市長 田村正彦君 [ 42 ]  実は、バークボイラーをなぜ入れたのかということですけれども、これは林業振興策です。というのは、合併して林業振興をいかに図っていくべきだかということで、そのためには実際林業に直接携わっておられる、またそこから出てくる木材を扱っている林業関係者、製材業者さん、こういった皆さんの林業振興に係るご意見をちょうだいしなければならないということで、一堂に会していただいて、これからの八幡平市の林業振興はどうあるべきかと、そういう議論をさせていただきました。その中で、その業界の方々から強く現実の問題として訴えられたのは、我々は木の皮、いわゆるバークを処理するために年間何百万という、捨てるものに何百万という経費をかけていると。この今の現状を何とか打破するような政策展開をしてくださいと、こういう強い要望を受けました。それで、その要望を生み出すためには、ではどういう方法があるかということで、県の農林水産部等とも協議して、それではこういう事業があると、ぜひこの事業に手を挙げて導入したらどうだと、こういう経緯から、それでは焼走りのあの重油、物すごい経費負担になっているものですから、金をかけて投げなければならないバークをあそこで燃せないかと、そしてそれをエネルギーにして温泉の給湯をしていけないかということで、オープンに、全国に八幡平市ではこういう構想があるのだけれども、これに対して手を挙げて参加してくれということを呼びかけて、プロポーザル方式というのですか、提案をそれぞれいただきました。その提案の中で一番理にかなった、そういった施設があの施設であったわけでございます。あの施設の特徴は、皆さんも説明受けたと思いますけれども、チップではなくてバークを90%ぐらいまで、それもある程度の長さのバークまで処理できるという画期的な、東北では初めてだというふうに記憶していますけれども、画期的な施設でもあるということで、あの施設を導入し、今まさに試験運転ですけれども、稼働しているということでございます。したがって、すべての予算、補助金等は県の林業水産部を経由した交付金で事業を実施させていただいているものでございます。
 ご提案あった山形に本社のある誘致企業のその機器につきましても、やはりそういうのを有効に使えないかということで、そのメーカーに声をかけた実例もございます。というのは、七時雨の温泉館であれを利用できないのかなというお声がけをして、ある程度の積算もしてもらった経緯もございます。ただ、どうしてもボイラー、今の七時雨のボイラー形式よりは、あのエナーテックのものを入れた場合には、設備投資から何かを考えると、ちょっと負担が過剰なのではないのかなという思いで七時雨には導入しなかった。今後いろんな施設が市内で建設されていきますので、そういった際には当然地元企業でもございますので、お声をかけてご提案をいただいて、それが理にかなうものであれば積極的に導入していければなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたい。
副委員長(三浦 侃君) 6番、渡邊正委員。
委員 渡邊 正君 [ 43 ]  今の直道議員に関連することで、ちょっとあれなのですけれども、林業振興策としてチップボイラーを図ったという形で、当然のことながら八幡平市林業、山たくさんありますので大変結構なことだと思いますけれども、これちょっと話、飛躍するのですけれども、市長、仮に農業関係でハウス設備とかというのはそんなにたくさん多くないのですけれども、この間県立大の先生が岩手郡の市町村会の総会か何か……町村会のときの講演で、そういうチップボイラーとかバイオマスの話をされていましたけれども、端的に言えば設備がたくさん出てくると、需給のバランスが崩れてしまうと、やっぱりただのバーク、産業廃棄物のバークでさえもやっぱり単価が上がるとか供給不足になるとかいろんなことが想定されますので、こういうものがメーカーで出始めてくると各社こぞって競争、パテントの部分はありますけれども、競争して出てきますので、小型ボイラーみたいなものも出てくるので、そのバークにしてもチップにしても県内の林業業者さんの供給体制のほうに補助を出して、家庭でもできるような、葛巻さんみたいにペレットをつくればいいのでしょうけれども、そういう考え方もあるのでしょうけれども、供給体制のほうにちょっと考え方を向けて、何かいい方策というのはないのかなというふうにちょっと感じたのですけれども、市長としてはどういうふうに考えるのか、その辺答弁をお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 市長。
市長 田村正彦君 [ 44 ]  今渡邊委員がご発言いただいたことが私は理想として今も考えております。というのは、こういった施設が各地で出てまいりますと当然需要がふえる。では、その供給はどうするかということですけれども、そこからもう一歩進んでこれから協議していかなければならないのですけれども、そういう事態が想定される際に、例えば国の事業等を入れて地域の木材関係者が一堂に募って組合でもつくって破砕機を導入する、そういったものには我々は支援をしたいと思いますし、例えば東北電力さんで電線のわきの枝をかなり刈って野積みにして、それをわざわざ北上まで運んで破砕して、それを廃棄物処理なり燃しているという実態もあります。そういったロスが今非常に多い、破砕機が少ない、そういう実態もありますので、とにかくそういう需要がふえた段階で、段階というか、ふえる前にやはり地元の製材なり、そういった関係者と話し合いを持って、そういった場合にあなた方は共同して破砕機なり破砕事業なりをやる意思があるのかどうか、そういったことも含めてこれから話し合いを詰めていければなというふうに思っております。
副委員長(三浦 侃君) 6番、渡邊正委員。
委員 渡邊 正君 [ 45 ]  ぜひ林業関係者、森林組合も含めて、そういう関係者の方たちに対する情報提供というのは、多分業界はしっかりされていると思うし、そういう情報を入手しやすいと思いますけれども、建設業者さん含めて、そういう林業関係に参入したいという市内の業者さんももしあるのであれば、いる可能性も十分あると思いますので、情報はぜひいろんな情報伝達方式あると思いますので伝達していただいて、それに参入する受け手側、供給側も含めて、そういう八幡平市のほうの林業関係のほうのやつをちょっと構築というか、していただきたいので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 質疑なしと認めます。
 これで7款商工費の質疑を終わります。
 お諮りします。休憩、10分ぐらいとったほうがいいですか。このまま昼までいきますか。

                          〔「続行」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) それでは、休憩なしでいきます。
 次に、第8款土木費の質疑を行います。該当するページは、165ページから182ページまでであります。質疑ありませんか。
 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 46 ]  実績報告書の45ページでありますが、(5)の@、スマートインターチェンジというふうになっていますが、調査をしたということで、事項別明細書のほうにもありましたが、現在の進捗状況。かなり時間がたっているのですが、何となくめどが立たないのかな、見通しが暗いのかなというふうに若干心配をしておりますが、進捗状況をお知らせいただきたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 47 ]  お答えします。
 スマートインターの進捗状況ということの内容でございます。委員ご指摘のとおり、19年度からワーキング部会などを開催しながら進めてきた経緯がございます。その中でも国の制度も変わりつつ、当時は社会実験という状況でございました。しかしながら、21年の2月から事業導入という経緯もございます。そして、また政権の交代もございました。そういう中で、特にも21年度におきましては国、県、この機関の指導も得ながら、実施主体においては必要性、あるいは利用促進策、この検討を詰めてくれというご指導もいただいてございました。したがいまして、21年度におきましては安比地区の畑地区の自治会、あるいは細野のサッカー場、そしてペンション街、これら約10名ほどの構成員を持ちまして利用促進策について検討をしてきたところでございます。現在の状況といたしましては、実施計画書の素案ということで、一定の部分は計画書の素案を作成してございます。ただ、国、県におきましても、国では概略設計、そして県では地形測量ということで、それぞれの役割分担の中で進めている経緯がございます。しかしながら、本年度に入りまして、国の方針もまだ確定していないという政権交代下の中で、当初、現在も温存しているわけですが、全国で200カ所、3,000億というのは温存してあるわけですが、その詳細部分が現時点で固まっていないという状況もございます。したがいまして、市といたしましては、本年度においても国、県からの指導がございます。熟度を高めた計画書の策定をまず市のほうでさらに加えて進めてほしいという指導もございますので、本年度においても引き続き計画書を熟度の高いものにしていくという考え方でこれからも取り組みをしようとするものでございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 48 ]  これからも一生懸命頑張るというふうな答弁に聞こえましたので、頑張ってほしいのですけれども、どうしても採算性とか、利用度が云々とか、その必要性とかという部分にどうしてもなってくると思うので、具体的な位置が、当初安比高原から松尾インター寄りの部分かなというふうに思っていましたが、ちょっと記憶が定かでないのですが、いずれそう遠くないところにインターチェンジがある地域でもあるので、なかなか難しいのかなとも思っておりますが、先ほども申しましたが、我が市で有数のといいますか、すばらしい観光地を控える場所でありますので、ぜひとも可能な限り実現をしてほしいので、前向きに進んでほしいという思いを持っておりますが、1つ確認をしたいのですが、スマートインターチェンジをつくるに当たり、レーンの拡幅、車線を拡幅して合流と出口、入り口とという形になったときの、その費用の問題というのはかなり大きいものがあると思いますが、国のほうではそういう費用がかかるインターチェンジとパーキングエリア、もしくはサービスエリアの簡易的なスマートインターチェンジ、駐車場から簡易にゲートをつけて、そのまま外に出るという、そういう施設と、設置するに当たっての費用というのは、ゲート自体の値段は変わらないにしても、関連する工事が全く違う金額になると思います。これは、工事に当たっての高速道路の片側通行とか、それに係るもろもろの経費を考えても莫大なものになるのだろうなというふうに思っておりますが、そういう部分でパーキングからの出入りのほうが申請的に簡単とか、必要であればどこからでもつくれるのだろうと思いますし、投資経費に関して採算性があればどこにでも設置は可能だとは思いますが、なかなか北東北の場合、それほど交通量がないという状況の中で、ましてや安比のインターチェンジではなくて、ジャンクションから八戸まで今現在無料化というふうな状況の中で、採算に合うかと言われると、ただの路線を抱えている部分で採算には合わないだろうというふうな考え方も当然あると思いますが、そういう申請の段階でのやりやすさというか、取り組みやすさというのがあるかどうかをお知らせいただきたいです。
 あわせてこの間過疎計画をお示しいただきましたが、あの中で道路網の整備並びに医療施設の整備という項目がそれぞれありました。通信網とかいろいろありましたが、今言った2項目にまたがった意味で、過去に一般質問、代表質問だったかでさせていただきましたが、当初スマートインターチェンジというお話をさせていただいたときに、田山のパーキングからの出入りはいかがでしょうかという提案をさせていただきました。あそこに関しては、ちょうど鹿角と安代のインター、両方とも遠い、全く中間の地域であって、しかも診療所はありますが、救急救命医療となりますと、結構高速に乗るにも距離があるという状況の中で、決して採算に合うかどうかという部分では難しいかもしれませんが、そこに生活している人たちの安心、安全、命という部分で、もしかして新しい、新しいというか、菅政権がきのう存続が決定したという状況の中で、さらに民主党政権が成熟されると思いますが、人に優しい民主党の政権の中で、そういった方面でのお願いというものはひょっとして可能なのかなというふうな思いもあります。そこで、安比スマートインターチェンジ、これを否定するものではありませんので、その後ろでも横でも結構です、あわせて2段構えでの考え方をお持ちになることはできないでしょうかという質問です。
副委員長(三浦 侃君) 市長。
市長 田村正彦君 [ 49 ]  田山のインター、スマートインターについては、地域の皆さんもかなり期待というか、要望したい、期待はしているというふうには承知をいたしております。ただ、先ほど部長のほうからも申し上げましたとおり、国におきましては前政権時代に3,000億の200カ所、こういうスマートインターの設置方針を打ち出されました。その後新政権になりまして、3,000億の200カ所は、それはそのままなのですけれども、200カ所の中で、スマートインター200カ所ではなくて、すべて関連する施設からすべてを含めて3,000億の範囲内でやるのだと、こういう方針が打ち出され、具体的に、では何をどうやるのだということがまだまだ一切出てきておりません。その辺をきちっと情報収集しながら進めていかなければならないものというふうに思っておりますし、また位置につきましては国交省、県とも細野地域と、これを想定してすべて作業が進んでおります。その作業を進めていく過程の中で、国の方針あるいは今の高速道路を取り巻く環境から、もっともっと利便性を高めろという、そういった方針転換というのですか、政策転換が図られることを我々は期待していますし、そういった政策転換を要望もしていきたいと思いますし、その際には当然田山のパーキングからの出入り構想、こういったものも我々も具体的に準備をしておかなければならないのかなという気でおりますので、ご理解をいただきたい。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 50 ]  決算書の180ページですが、都市計画見直し業務委託料ということで87万1,500円計上されております。これは、地区検討資料追加作成と括弧書きでここに書いているのですが、地域で検討するために資料をつくったと。例えばこれ、こういう資料をいただいているのですが、この資料をつくるためにこの87万かということを、ちょっと確認したいのです。それで、一応大更の都市計画事業のたたき台と、地域での検討のたたき台ということで示されました。我々実は、都市計画道路駅前線と上町薬師線と、この2路線は、これは廃止になって、新たに駅前線というのができて、こういうふうな変更になっているのかなと思っていましたが、先日の説明の中では廃止はできなかったと。変更は認めるが、廃止はできないと、こういう答えを聞きまして、ちょっと状況が変わったなと、これは厳しいなと、地域の要望を実現するためにはかなり厳しいなというふうに受けとめたわけです。そこで、1つはこの都市計画道路がそのまま残っているわけで、計画が残っていると。そうしますと規制がかかりますよね、さまざまな。ちょっとそれ具体的に教えていただきたいのです、どういう規制なのか。
 それから、もう一つは、そういう中にあっても何とか今の大更の地域のにぎわい、活性化、これを目指して都市計画事業なり独自の市の単独の事業なりで、そういうまちづくりをしていきたいと。今非常に地域の中でもそういう盛り上がりができてきています。そういう中で、このたたき台が示されましたけれども、このたたき台と、さらにその選択肢がどれぐらいの選択肢があるのかということで伺いたいわけです。例えば西根バイパスから大更の中心部につながる幹線道路と、路線はどういう路線であってもいいのですが、それが多くの地域住民の声なのです。その場合考えられるのは、市道山子沢線、それから市道松子線と今既存の市道が2本あるわけです。これを例えば改良なり路線を変更するなりさまざまな工夫、どこまでそういう選択肢があるのかということをまず伺いたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 51 ]  お答えいたします。
 まず、1点目の都市計画区域の見直しの関係でございます。これにつきましては、現在昭和54年に3,907町歩の都市計画区域が指定されてございます。その中で、合併もいたしました。そして、市域が変わってございます。そのことによりまして、一体の都市として整備なり、あるいは保全すべき箇所、この検討に入っておりますので、直接先ほど委員さんがおっしゃった大更駅周辺ということとは直接は関連しませんが、いわゆる現在視野に入れているものは、庁舎周辺も含めて一体の都市としての位置づけができないのかという検討をしているものの資料作成でございます。したがいまして、これにつきましても今後業務が進捗するに当たり、委員の皆様方にご説明をしていくということで考えてございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。
 次に、2点目でございますが、都市計画道路の決定されております、しかも現在も現存しております大更駅前線、そしてそれに連続する道路ということで、具体的に、では計画された時点で規制は何かということのご質問でございますが、これにつきましても平成6年度に市内7路線を都市計画道路といたしまして決定をしてございます。その段階におきまして、都市計画法の建築基準の規制がかかってございます。いわゆる内容的には、建築する場合には木造、そしてコンクリートブロック、鉄筋はだめだよと、そして2階までというふうな内容の建築規制がかかってございます。したがいまして、何件か、いわゆる建築確認の際にその指導をしているというのが実態としてございます。
 次に、3点目のいわゆる大更地区の大更駅周辺の環境整備に係る道路網のご質問でありますが、この大更駅周辺の環境整備につきましては、基本的には22年度、本年度と23年度で地域の住民の目線でさまざまワークショップを含めた検討をしていただくという方向で現在考えてございます。したがいまして、道路網のこの整備についてもどういうアクセスがいいのかという議論もその中でさまざま検討していくものだというふうに認識してございますので、今後2年間で道路網も含めた大更地区の活性化、地域づくりについて検討していくというふうにとらえてございますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 52 ]  ありがとうございました。要は、こういう一つのたたき台という資料をいただきました。恐らくこれからこれをたたき台にして、いろんな団体なり組織なりのところでも議論を進めていくということになると思いますが、それで選択肢がどれだけあるのかというところを確認したいわけです。例えば都市計画道路は変更は認めないと、県のほうから認めないと。そもそも私、そのこと自体が非常に疑問があるわけですけれども、現実としてそういうことを言われていると。そういう中にあって、例えば山子沢線というのはバイパスから大更の下町に向かっての都市計画道路の一つの路線になっています。では、この山子沢線は当然そういう都市計画路線になっていますから、これはもういじられないというものなのか。例えば山子沢線を駅前なり大更中心部のほうへ迂回するような道路は可能なのか。それから、もう一つ、北側の松子線、この松子線を、例えば踏切を拡幅して2車線の踏切にして、これを国道につなぐような、そういう開発というのは可能なのか、その部分も伺いたいわけです。
副委員長(三浦 侃君) 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 53 ]  お答えいたします。
 選択肢のご質問でございます。まず、現在県に申し出しております大更駅前線、あるいは駅前広場を追加した申し出、これについては線形の変更となりますので、全体の計画の見直しではないということの関係から、この線形変更で進めていきたいというのは基本的な考え方でございます。そして、今市道山子沢線、あるいは松子線のお話が出ました。これにつきましても、いずれにいたしましても皆さんの意見がこれからどうなのかということを十分踏まえた中で検討していくという、まさにたたき台の資料を先般お上げしたものでございますので、ここで選択肢がどうのこうのということよりも、これからまさに市民の目線でこれが必要だというふうなものまで含めて議論をしていけば活性化の模索が探れるだろうというふうに思ってございますので、まさにこれからのワークショップなり懇話会の今後の取り組みということで進めていきたいというふうに考えてございますので、よろしくご理解を願いたいと思います。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 54 ]  今後そういう懇話会、ワークショップ、それは承知しています。承知していますが、例えば都市計画法上とか、さまざまな道路に関する法律とかの、そういう法律的な面から考えて、先ほど言ったような選択肢というのは可能なのかと、ここを聞いているわけです。そういう法律的に可能ではないことを我々要望しても、結局最後はできないのだと、法律がこうなっていて。そういうことになれば全く無駄なことになってしまうわけです。その可能性のシェア、それを今聞いているわけで、選択肢としてはそういうこともいいのかということを確認したいわけです。くどくなって申しわけないですけれども、もう一度そこのところをちょっと答弁いただきたい。
副委員長(三浦 侃君) 副市長。
副市長 武田常徳君 [ 55 ]  ただいまの都市計画の道路等についてお答え申し上げます。
 まず、大更駅前線、それからそれに関連する駅前広場、この件につきましても住民の要望を反映させることができるかと、こういうお話というふうに私は今橋悦郎委員のお話をお聞きしたのですが、結局現在私らが考えているものについて、このままでは納得がいかないと、こういうふうに私は受けとめたのですが、やはりそういうふうにお考えだとすれば、私らとしては大更駅前線、駅前広場につきましては、薬師線のこともありますので、現在のいわゆる都市計画の7路線の考え方をそのまま進めていくと、こういうことでございます。そこで、ではその選択肢はというのは、絶対今の駅前線なり駅前広場の考え方を変えられないのかと。これは、絶対ということはあり得ないと思います。ただ、20年後なり30年後のというふうな話になるのだろうというふうに思います。したがって、私は大更駅前線、それから駅前広場につきましては既定路線を進むべきだなと、このように思っております。それはなぜかというと、西根都市計画策定時からいろんな段階を踏んで、そしていろんな紆余曲折があったわけでございますが、住民の総意として今の姿ができ上がっているわけでございますので、これについては不可能ということはないにしても、今の形のまま進めていくと、こういう基本線でいきたいというふうに思います。したがって、建設部長が申し上げましたように、それを話し合っていきましょうと、こう言ったのですが、ただそれは何でもかんでもその批判となる部分まで、ではごっちゃにして話し合いしていきましょうと、そういう話ではなしに、幹線となる部分については、それは基本的には変えないと。それはなぜかというと、やはりこれから進めて、今ここでやっていかなければならないというタイミングの問題もあるのだろうというふうに思います。ですから、今やらなくて、10年後、20年後でもいいから今やらなくてもいいと、これであれば話は別なのですが、私らはそうではなくして、今ここでやっていかないとこの都市計画事業が進まないし、大更駅周辺のにぎわい創出も進まない、こういうことで、このタイミングをとらえながら、ある時期になったらやりましょうと。そのためには、今までの背景もありますし、住民の皆さんの考え方もありますので、現在の考え方で進めていきたいと、こういうことでございます。
 それから、東側のほうにつきましても山子沢線の踏切、それから松子線の踏切、私はこれは、この踏切2つはいわゆる基幹をなす踏切ということで、大きく変わるということは多分、幾ら懇話会なりなんなりやっても変わることはないのではないのかなと。ただ、その中で、例えば松子線をどういう形に拡幅改良していくべきか、あるいは山子沢線の位置づけをどう改良していくか、そして市内にどういうふうに、大更の市街にどう入りやすくするかということなどについては、これからも議論をしていくべきだなと、このように思います。それには多少時間はかかりますが、何でもかんでもということではなしに、やはり今までの経緯もございますので、基本はきちっと据えてかかわっていきたいと、このように思っております。
委員 橋悦郎君 [ 56 ]  委員長、ちょっと趣旨が伝わっていないのです、私の質問の。ちょっともう一回だけよろしいですか。
副委員長(三浦 侃君) 3回ではないか。
委員 橋悦郎君 [ 57 ]  もう一回だけ、ちょっと趣旨伝わっていないから。委員長の配慮で。

                          〔「進行」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) では、抜けているところだけ。
委員 橋悦郎君 [ 58 ]  済みません、委員長の配慮をいただきましたので、4回目ですが。私、その都市計画、今の計画そのものを否定している立場ではないのです。さっき言いましたように変更できないのだと、法律的に。県からもそういうだめだという結論が出ていると、それは私も認めているのです。その上に立って、今の都市計画道路だけでは活性化は不十分だから、さっき言った路線の開発といいますか、道路の整備というのは法律的にはどうなのですかと。その都市計画を進めた上で、そういう道路の開発、これできるのかと、法律的に。そこを伺っているわけです。
副委員長(三浦 侃君) 副市長。
副市長 武田常徳君 [ 59 ]  確認をさせていただきますが、東側の道路等の整備につきまして、これから都市計画関連として進めていくことが法的に可能かどうかというふうな意味でございますか。
委員 橋悦郎君 [ 60 ]  いや、だから今……
副委員長(三浦 侃君) 委員長を通してください。
副市長 武田常徳君 [ 61 ]  いずれ法的に可能かどうかというのは、都市計画事業としてもちろん進めるものもありますし、あとはそれ以外の制度として、いわゆる周辺に合った道路網の整備というのは、これは整備していくことは可能なわけでございますので、法的にどうのこうのというふうなことについて余り気にするといいますか、要は要らないのではないかなと、このように思います。
副委員長(三浦 侃君) これで15番の質疑を終わります。
 ここで休憩に入りますが……

                          〔「まだある」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 今聞きますので。質疑の方、ちょっと挙手願います。
 それでは、午後1時まで休憩いたします。

                                                      (11時55分)


                          休     憩

                          再     開

副委員長(三浦 侃君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                                                      (13時00分)

副委員長(三浦 侃君) 再度お願い申し上げますが、質疑、答弁に当たっては要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
 それでは、17番、関善次郎委員。
委員 関 善次郎君 [ 62 ]  それでは、簡潔に質問いたします。
 ことしの、この間いろいろあっちこっち工事見させていただきました。そして、兄川のガードロープの件ですけれども、去年工事は盆前にということでお願いしたら、元の建設課長、現の建設部長ですけれども、即こたえていただきまして、8月、盆前の工事と、工期にやっていただきましたが、工事を発注したとき、すぐ着手したようです。そして、ガードロープを外して、そいつは下げて、そしてすぐ完成するのかと思ったら、何もちっとも工期ぎりぎりに完成するという、あれはどうして、工期内にやればいいわけですけれども、やはりまだ完成しないのであれば、ガードロープを外したまま放置しないで、やっぱりやるときびびっとやるようにしてもらわなければ、せっかくのガードロープ、緩んであっても、あればいろいろ役に立つと思いますので、今度やっぱり着手、受注したからといってすぐ着手してガードロープを緩くしたままに工期の期限までほったらかしておかないようにして、やっぱり工期に入ったらすぐぱぱっとやっていただくようにしていただければ、せっかくガードロープ外したままにしておけば事故あったとき大変だと思いますので、この件について伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 63 ]  お答えいたします。
 ご指摘ございました。今後につきましては、議員のご指摘を踏まえて、いずれ業者等に指導しながら着実に工事をしていただくということで指導してまいりたいというふうに考えてございます。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 次に、21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 64 ]  私、1点伺いたいと思います。
 13番委員ありましたが、スマートインターチェンジについて伺います。調査委託199万、その成果として、さきに議決のあった過疎計画では設計測量なり用地買収、当然これは後期計画にも反映されるということになると思いますが、そこで伺いますが、まず基本のところですが、改めて聞きますが、市としてスマートインターチェンジを設置する意義、どういうふうに位置づけているのか。というのは、条件からいえばある意味では不利な地域ですし、しかも間違いなく大事業になるということになると思いますので、改めてそこを確認したいと。
 それから、調査を受けて、ある意味では今の時点ですが、施設そのものの概要を示していただきたいと。今の時点ではっきりしている分。例えば事業費なり、あるいは完成見込みなり、その点では確かに国政の問題なり不透明なところがあるにしても、市としてはどういうふうにそれらのことを構想しているのか、概要を聞きたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 65 ]  お答えいたします。
 まず、スマートインターの位置づけ、必要性だろうと思います。安比地区におきましても観光客の減少ということの実態がございます。1つは、いわゆる観光の振興、ここを考えてございますし、もう一つは観光の振興につきましては、いわゆる現状でもサッカー場等スポーツ観光的な分野もございます。あるいはスキー場、減少しているわけですが、その歯どめ策ということも視野に入れてございます。もう一つは、やはり安比地区を含めた細野地域の地域づくりということも含めまして利用促進策の検討会を昨年開催したわけでございますが、この地域づくりを含めて、言ってみれば産直等さまざまな多様化した地域づくりの観点から、このスマートインターチェンジの必要性を考えてございます。一応位置づけといたしましては、そういう位置づけの中で推進をしていきたいというふうに考えてございます。
 もう一点は、事業費等のどうなのかというご質問でありますが、先ほどもお答えいたしてございますが、現在市といたしましては、まさに利用推進策、ソフト的な面の検討をしている段階でございます。そして、国におきまして概略設計と、これがいわゆる事業費を含めた机上での概算事業費等も含めた内容で昨年度実施してございますが、まだ現状におきまして国の方針も出ていないという状況から、その内容については市にまだ説明するのは早いというふうな内容もございます。まず、市の要望といたしましては、本線の直結型で要望をしてございます。先ほどもありましたが、パーキングエリアからではなく、本線直結型ということの要望でございます。したがいまして、現時点で概算事業費等はまだ掌握していないという状況にございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 66 ]  そうしますと、例えば確かに駐車場接続型だと場所は限定されるというふうになりますし、地域の状況を考慮すれば本線型のほうが地域を選択できるという意味からいうと、そういう形になるだろうと。確かに費用の面ではかなり違うのでしょうが。この事業そのものから見れば、まだ初期段階という形になっていますので、そうなると、もう一つは必要だと思いますのは、こういう形が全国的につくられてきているということから見れば、確かに通行量とかで地域の違いはあるにしても、どういう成果をつくり出しているのか、あるいは弱点は何なのかというふうなことも十分検討すべきだと思うのですが、そういう課題についてはこれからということになりますか、確認します。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 建設部長。
建設部長 畑 孝夫君 [ 67 ]  お答えいたします。
 まず、現状におきましても数十カ所のスマートインターチェンジが開設されてございます。最初、社会実験ということでスマートインターチェンジを国で実施したわけですが、21年度から事業導入ということで、現状の調査をしていますと、やはり採算性というのが一番重視されている面もございます。社会実験した中で、ここは供用開始は無理だというスマートインターチェンジもございます。そういう中で、当市のいわゆる利用台数等の増加ということも視野に入れて検討しているわけですが、やはり一定の基準、500台というのを、まず1日500台を目安に利用促進策等もさまざま計画をしてほしいという国交省等の指導もございます。したがいまして、現時点において何台ということは、何台になるだろうということは、まだこれからさらに国でも一定の通行量等の調査した部分も情報提供するということでございますので、それらを勘案しながら今後利用促進策を含めて検討をしてまいりたいと、計画書の策定をしてまいりたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 質疑なしと認めます。
 これで8款土木費の質疑を終わります。
 次に、9款消防費の質疑を行います。該当するページは、181ページから190ページまでであります。質疑ありませんか。
 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 68 ]  事項別明細書の184ページ、14節、消防団メール発信システム利用料、この中身を具体的にお聞きします。
 それから、その次のページで186ページ、15節、第3分団屯所改装工事が載っていますが、現在八幡平市は36分団あるわけですが、例えばこの1分団1つということで、この屯所の整備状況はどの程度進んでいるのかお聞きします。
 それから、3点目といたしまして、先般荒木田地内で火災発生したわけなのですが、これまで何人か議員のほうからも意見等が、発議というか、質問があるわけなのですが、出動の警報、サイレンの。例えば寺田地区が火災発生した場合は、どの程度までの警報出動サイレンを鳴らしているのか伺いたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 69 ]  お答えいたします。
 まず、1つ目のメール配信の件でございますが、これは防災メールの配信ということで、システムを管理しているユニコムという会社でございますが、そちらのほうに利用料を払っているということでございます。これは、火災等あるいは災害等が発生した場合に、本庁あるいは消防署のほうからファクス送信をいたしまして、内容を書いたものを送信いたしまして、それが個人の携帯に登録しているものに送信されるということになります。それで、職員なり、あるいは消防団で個人の携帯で登録をいただいておりますので、そちらに送信されるということで、受けた側につきましては若干の、何円かの料金はかかるということでございます。このシステムの利用料が先ほどの金額となっております。
 それから、2つ目ですが、市内の消防団の管理している屯所の中で、トイレ等とか、そういったものの整備状況ということでございますが、基本的に1分団で団員が集まって会合を開いたり懇親会をやったり、そういったもので使えるところがということと理解しておりますが、西根管内では4分団、7分団が集会所と併設になっておりますので、屯所としてはそういった施設になっておりませんが、集会所を使わせていただいております。それから、9分団につきましては近くの集会所ということで、車庫で9分団は2台管理をしておりますが、近くの集会所ということで利用させていただいております。同じく13分団もそういう形で、13分団につきましては3カ所屯所があるわけなのですが、車庫と、あと集会できるような施設とはなっておりますが、トイレ等の整備はなっておりません。そういった現状です。あと松尾地区で1カ所、集会所と併設というところがあります。安代地区につきましては、全部集会、あるいはトイレ等の整備はされております。
 それから、最後の3つ目ですが、火災発生のときのサイレンの吹鳴等の範囲はということでございますが、防災無線と一緒になってからは、合併してからになりますが、サイレンと無線音声といいますか、言葉での放送になるわけなのですが、サイレンは西根と松尾地区が一斉に鳴ります。安代地区は、また別に鳴るというふうな形で、2系統になっております。出動につきましては、音声で何々地区の火災ということで、何分団、あるいは例えばこの間の寺田地区におきましては、寺田地区と平舘地区の消防団、出動願いますというような形で放送しております。それから、西根地区におきましては1分団と7分団にタンク車がありますので、このタンク車につきましては火災の場合は必ず出るということにしておりますので、この分団の車両も出るというような形で出動しております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 70 ]  先ほどのメールについてですが、各消防団員の個人携帯にメール発信ということなのですが、消防団員で携帯、受信できる消防団員は、人数わかればいいのですが、人数でなければ何割ほど受信しているかお聞きしたいと思います。
 また、次の屯所の整備ですが、先ほどありましたとおり4分団、7分団、9分団、13分団、市長の地元9分団もこれに入っているわけで、トイレもなければ休むところもないと、そういう状況で、大変消防団員には苦労をかけているわけで、例えばトイレに行きたくても隣を急遽使うか、うちに行ってくると、そういうかなり不便をかけているわけですので、屯所の整備、何か計画とか、もしあるのであればお知らせいただきたいと思います。
 それと、あと3点目の先ほどの災害無線使ってのサイレンなのですが、確かに前担当のほうでは、危機管理を持ってもらうためには西根、松尾両方同時に鳴らしても支障というか、差し支えないのではないかというふうな話も聞いたわけなのですが、やはり消防団員から見れば、いきなりサイレン鳴らすと当然準備して構えると、それから後何分団出動せよということで、うちら来なくてもいいとか、そういう状況もあるので、できればこの辺、西根なら西根、松尾なら松尾を区切れないのかどうか、その辺の考えを伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 71 ]  お答えいたします。
 メール配信の消防団員で受けているものの割合はということでございますが、まだ加入状況のほうが余り進んでおりませんので、ちょっと数字的なのはあれですが、二、三割程度と思っております。
 それから、トイレとか休み場のないところについてのこれからの施設の計画はということでございますが、長期的な計画というのは、まだ立てておりませんが、これから古いところもありますが、先ほど申し上げました分団において早目に整備をしたいと考えております。後期計画にものせてやるつもりでおります。
 それから、サイレンの関係ですが、分けることが可能であればそういうふうにやりたいと思っておりますが、現時点で今西根、松尾というふうな一本でやって、団員に対しての知らせるという面と、出動していて必要ないと、途中まで行って必要がないというのも、これもいろいろ問題があろうかと思いますので、この辺はまた団と相談しながら検討してまいりたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 72 ]  このメールに関してですが、21年度、実行しているわけなので、この実績といいますか、どの程度実績があって、例えばもっとどうにか改良等、何かあればお聞きしたいと思いますし、先ほどの屯所の整備につきましても後期高齢者……失礼しました、後期計画ですか、それにも……建設計画のほうですけれども、それにのせたいというふうな前向きな答弁で、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 73 ]  お答えいたします。
 メール配信につきましては、これは受けが何名というのではなく、契約した時点で利用料というのは発生しますので、あとことしであれば火災等、去年からそうですが、火災等で覚知、あるいはもう鎮火したとか、火災については。そういった形で随時行っておりますので、それに対して契約で月幾らというふうな形で支払っているものでございます。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 74 ]  ありがとうございます。実は、教育費のほうでもメールの部分があったので、そっちで質問しようかと思ったのですが、小野寺委員がおっしゃったものですからメール配信についてちょっと触れさせていただきたいと思います。
 職員の皆さんに例えば災害時等とかに出動命令といいますか、庁舎に集合しなさいとか災害対策本部を設置しますとかというふうな、そういう緊急時の連絡網というのが多分あるのだと思います。また、それのほかに消防団のメール配信システムを構築したと。さらには、教育委員会のほうでメール一斉配信システムのソフトウエアを購入したということは、そういうシステムを構築すると。系統がいっぱいあるのはいいのでしょうけれども、これどこかの段階で一元化してやる方法をとらなければならないのではないかなという思いがありますので、そういう考え方ができないかどうか、副市長あたりからご答弁をいただければと思います。
 なおかつ今後の発展的な考え方として、市民の皆さんでもこういう情報は欲しいと思っている方が多分いらっしゃると思います。それをホームページ等で希望なさる方のメールを登録すれば、そういうデータが配信になるよというふうなシステムを構築、既にそういう方法をとられている、岩手県あたりでもいろんな災害のメールとかそういうものが、実際に消防のメール等も岩手県のホームページから登録すれば配信になるようなシステムがあります。それを市として構築していくお考えはないか。当然議員の皆さんもほぼ100%携帯電話持っていますし、メールアドレスも多分あるのだと思います。どこかに出かけていたときに地元で火事があったと、全くサイレンが聞こえない地域にいたもので、その状況を全く知らないでいたということのないように、ぜひいち早い情報収集をさせていただけるように登録を速やかにしていただきたいという思いがありますので、その点もお願いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 副市長。
副市長 武田常徳君 [ 75 ]  メール配信につきましてお答えいたします。
 おっしゃるように有事の際の情報発信、これはできるだけ速やかに、そしてかつ多くの皆さんに情報発信すべきものと、このように考えております。ただいま橋守委員おっしゃるようにいろいろあるわけ、個々にあるわけでございますので、いずれどのような形でやれば合理的に、そしてかつうまく配信になるかなと、こういうふうなことも含めて専門的な見地から検討してまいりたいと、このように思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁漏れはないですか。よろしいですか。

                          〔「議員の云々は」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 議員についての。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 76 ]  お答えいたします。
 ホームページに載せたらということで、ちょっとそこまでは現時点では検討しておりませんが、これから県のほうとか他市町村のほうの状況を確認いたしまして、できるだけそういう方向に進めればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、先ほど議員さんという話もありましたが、個人個人でやるか、あるいは議員さんそれぞれで、それぞれでなく全体で協議してやるといった場合には、説明会等を開いてやるというふうな形になろうかと思います。よろしくお願いいたします。
副委員長(三浦 侃君) 2番、大森力男委員。
委員 大森力男君 [ 77 ]  報告書の49ページでございますが、2の非常備消防費。私も消防担当をしたことがございます。これは、古くて新しい問題なわけでございますが、消防団員の確保ということで、今ざっと分団で20人を欠いているという分団が17分団あるということに気がつきました。それで、全国的にこれは問題で、100万人を既に数年前に割ったということで、いわゆる全国でこの団員確保については問題視されているということの一つの行政課題でもあるというふうにとらえられます。最近の若い人たちは、ボランティアをやりたいと。ボランティアの一つということでもございますし、言いかえればいわゆる近代消防、楽しい消防団、こういうふうなものに変革していかないと消防団そのものがいわゆるおくれていくということにもなりかねないということもございますので、これから積極的な団員確保に向けての考え方をしっかり持っていかなければならないということで、いわゆる市としての考えは市長もかなり新入職員に対しての、それも私も見てきておりますし、頑張っているということはわかっておりますが、やっぱり団のほうで考えをしっかりしたものを持っていかないとどんどん減っていくということになって、災害時の唯一のいわゆる現場に出られる者として危惧されるということもございますので、その辺の考え方をひとつお伺いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 78 ]  お答えいたします。
 消防団員の確保につきましては、このとおり49ページに載っているようにかなり定数割れをしているところもあるということで、かなり苦労をしているところでございます。この定数につきましては、合併当時の定数になっておりますので、これの再編ということもある程度は考えなければならないのかなとは思っております。実際車両、1台も動かせないというふうな状況になってきますと、団の存続というわけではないですが、その分団のこともかなり検討が必要になってくると思っております。消防団員の確保につきましては、国のほうからもかなり文書等でも来ておりまして、積極的に団員確保に努めてほしいというふうな形で来ております。それぞれの分団の幹部あるいは団員等で地域の方々、団員の勧誘をしているところでございますが、なかなか思うようにはいかないと。それから、昔ははんてん等を着て、訓練服も紺のちょっと地味なものだったのですが、今はある程度若者たちが着ても大丈夫なようなものにも変えてきております。ある程度装備等もそろえておりますが、まだまだなかなか浸透しないというふうな現状で、苦労しているところでございます。事業所等にお願いしたりとか、地域の何かしらで皆さんにお願いをしたいというふうな形は考えておりますが、今後の課題と思っております。
副委員長(三浦 侃君) 2番、大森力男委員。
委員 大森力男君 [ 79 ]  それと、もう一つなのですが、いわゆる車両の整備ということで、計画的な車両の整備、これを諮ってまいらなければならないということで、消防演習、毎年あるわけでございますが、かなり古い車両がいまだ走っているという状況下でございますし、使えるだけ使うということも大切なことだとは思いますが、やっぱり計画的な車両の整備、例えば25年なり30年過ぎた車両もあるかもしれませんが、いずれそういう一定の線を引きまして、そういうふうな車両について計画的な更新をしていくというふうな計画、いわゆる屯所もそうなのですけれども、そういうふうな計画に基づいた整備をこれから図っていかないと、いわゆる他町村と比較してかなりおくれをとるというふうな状況になろうと思いますので、その辺の考え方をひとつお願いしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 80 ]  お答えいたします。
 計画の中ではございますが、屯所の整備、それから当然車両の整備も更新という形で進めなければなりません。今年度4分団で、白屋と渋川の車両を1台にするというような形での統合も考えておりますし、これからもそういったものも出てくるものと思っております。来年度以降、そういう形で車両の古いものも更新しながら統廃合的なもの、屯所とも絡めてやっていきたいと思っております。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 81 ]  1点伺います。
 出初め式の日程、日取りの問題なのですが、合併以来1月3日、今年、22年、23年もそういう予定だというふうに伺っていますが、この問題、もちろん基本的には市から独立した消防団の判断によるものなわけですが、私、個人的な思いとしても、あるいは消防団員から声を聞いても、多くはやっぱり1月3日ということには批判的、肯定的ではないという声が多いというふうに私感じたのですが、それで消防団が1月3日がふさわしいというふうに判断している根拠というのを把握しているのであれば確認したいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 82 ]  お答えいたします。
 出初め式が1月3日になったというのは、合併のときから1月3日になっているものと思っております。旧町村時代には、西根においては、昔は1月6日にやっていまして、その後日曜日に合わせたと。第1日曜日、三が日を除いた日曜日というふうな形をとったこともあります。安代、松尾のほうでは、1月1日と、松尾が1月4日。これは、当局よりむしろ団のほうに選択権がありますので、団で1月3日ということで統一されて、ここ四、五年やっているというふうな状況で、特に出初め式がいつということではありませんので、一番有名なのが東京消防庁の出初め式等、テレビ等でやりますが、1月6日でやっていると思っておりました。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 83 ]  一般社会からいえば1月3日というのは多忙だという状況は実態として、これは事実としてあると思うのです。ですから、しかも消防団というふうに、さっきも言ったように市から独立した団体であろうが、そこの構成する人なり、その地域の声なり、意識と乖離した形であってはやっぱりならないというふうに私は思うのですが、そういう意味からいえば市がそのことを指示するというわけにはいかないのですが、そういう点での話し合いなりというのはあってもいいのだろうと思うのですが、こういう状況を踏まえて。どうでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 企画総務部長。
企画総務部長 佐々木正志君 [ 84 ]  お答えいたします。
 最終的には、本部会議、それから幹部会議等で決まっていく過程にはなるのですけれども、そういうご意見があったということについて本部会議にお話はすることはできると思いますので、最終的に消防団のほうでどの日を今年度選ぶかというのは、ちょっとお約束はできないのですけれども、そういうご意見があったということだけはお伝えできると思いますので、そのようにお話ししてみたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 19番、松浦博幸委員。
委員 松浦博幸君 [ 85 ]  要望になろうかと思われますけれども、出動信号が鳴ります。どこそれとどこそれの分団、出動願いますということは確かに聞こえますけれども、鎮火した場合のやっぱりその伝言も必要ではないかと思われます。やっぱり出動だけでなく、鎮火宣言もあると思われますので、一般の住民の方々のどうなったのというような声も多々聞かれますので、その辺はどうお考えでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 総務課長。
総務課長 津志田徳悦君 [ 86 ]  火災が起きた場合の覚知ということで、出動要請をして団員が出るわけなのですが、その放送等はやっておりますが、鎮火した後の放送というのがなされていないということの質問と思います。要望ということですが、これについては消防署のほうとも協議しながらやっていきたいなと思っております。というのは、どの時点でかということがかなり時間かかることもありますし、鎮圧、鎮火というのは段階的にいきますけれども、最終的なところの鎮火というのを署とも協議しながらやっていますので、その辺また協議した上で放送できる場合には放送したいと思っております。
副委員長(三浦 侃君) ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 質疑なしと認めます。
 これで9款消防費の質疑を終わります。
 次に、10款教育費の質疑を行います。該当するページは、189ページから232ページまでであります。質疑ありませんか。
 5番、工藤直道委員。
委員 工藤直道君 [ 87 ]  事項別明細書の194ページの一番下段から2番目になりますが、渋川小学校の閉校事業の補助金についてであります。
 今渋川小学校は、学童保育クラブで使われているようですが、そのほかの活用方法が今のところ全然聞こえてきません。それで、統合前に地区の皆さんと話し合いをされたと思いますが、どのような活用方法の話が出たのか、また現在もそういう活用に向けての話し合いは行われているのかお伺いいたします。
 また、廃校に伴い、大変校庭等雑草が伸びております。地域の皆さんが草刈りをしているようでございますが、プールなどはまだ新しいのにプール周辺のブロックの間からも雑草が伸び放題で、大変新しい施設なのにもったいない、そのような気がいたします。それで、その校舎の管理、あるいは校庭等を含めた施設の管理等は、今後市が行っていくものか、それとも地元住民の皆さんに管理を委託していくのか、その2点をお伺いいたします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 88 ]  お答え申し上げます。
 渋川小学校の跡地利用についての検討会を本年中に立ち上げたいというふうに思ってございます。というのは、消防団の先ほどお話があった4分団の休み場所に使うとか、いろんなお話がございました。そこで、地域の代表の方々ともお話ししましたけれども、余りにも大き過ぎて全部管理するというのは無理ですということと、校庭から全部について草刈りするというのも無理ですということで、当初地元でやっていただければ非常にありがたいなということで折衝を重ねましたけれども、そういった事情がありまして、どうしても関係者が集まって、今考えてございますのは、あそこの施設、土地を含めまして全部を管理する団体がないかなということと、地域住民の方もいわゆる使いたいと言っています。それから、森林組合の出張所にも使いたいとか、いろいろな方の問い合わせがありますので、個々に対応していると、いずれ全体の管理がうまくいかないということで、一堂に集めてどなたかが全体を管理し、あと区割りをしまして、それぞれの場所についてもらうというのをもくろんでいるところでございます。
 そこで、先ほど2番目の草刈りの件につきましては、大変夏の最中にやれればよかったのですが、先般シルバー人材センターのほうにお願いをして全部について草刈りを終了したところでございます。やっぱり私ども毎日そこに行っているわけにも、管理して行っているわけにもいきませんので、やはりどうしても地元でもだめ、そういった団体もだめということになりますと放置するわけにもまいりませんので、どうしてもならないときにつきましてはNPOとか、いろいろそういった団体をつくってもらって財政サイドと協議しながら、いずれ全体的にあそこを管理してもらう方法を今模索している最中でございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 5番、工藤直道委員。
委員 工藤直道君 [ 89 ]  わかりました。まだ八幡平市では、これから統廃合する学校が何校か計画されています。やはりまだ統合する前に行政がしっかりと住民の皆さんと話し合いを詰めていかないからこういう結果になったのではないか、そのように思うのであります。特に渋川小学校などは、旧西根町の中でもすごく新しい建物であります。外があのくらい荒れているということは、中のほうもかなりほこりとかたまっているのではないかなとは私の想像でありますけれども、プールであのくらい、蚊がわくような、すごい汚いような感じになっております。やはり渋川小学校の長い歴史を支えてきた小学校をああいう姿でさらしているというのは、やはり行政として怠慢ではないかなと、そのように思うのであります。やはり早急に使用方法、あるいは管理をする方が決まるまでは市の責任でしっかり管理していくべきではないかと思いますけれども、その辺答弁をお願いいたします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 副市長。
副市長 武田常徳君 [ 90 ]  お答えいたします。
 先ほど教育次長のほうから検討委員会を立ち上げると、こういう話でございましたが、実際に合併時において、この検討委員会は立ち上がっております。そこで、実はこの統廃合の後にはどういう使い方をしていくかという議論もやってまいりました。そして、ひざを交えながら地域住民の皆さんと議論いたしました結果、ただいま教育次長が申し上げましたような管理の方法をしていくということで、強いて申し上げますと現在のこの話の中にポパイの家も移りたいと、こういうことでございまして、実は地域の皆さんにお話ししておりましたならば、地域の皆さんも大歓迎だと、こういうお話でございますし、また社会福祉協議会そのもののほうも機関決定はしておらないそうなのですが、できるだけ附帯した農地等も欲しいということで、渋川小学校には私有地の農地もあるわけでございますので、その辺の活用も含めれば非常に使い勝手がいいなと、こういうことでございまして、その辺も含めながら有効に使っていこうということで、例えばポパイの家も来ますし、あとは地元で公民館としての活用も考えたいと、こういうことでございます。そうしますと、ある程度の利用が固まってくるのかなと、このように思っておりますが、ただ課題はおっしゃるとおり管理をどうしていくかということで、教育財産ではなく、現在普通財産というふうになっているわけでございますが、当面の間でも管理は教育委員会からやってもらっていこうと、こういうことでお願いしておりました。ただ、全体が埋まってくるというふうなことになりますと、どこに管理主体をゆだねるかと、そしてかつまたそういう複数の団体が入ったときにどういう管理の方法が望ましいのか。これは、入居する団体が決まった後に方向づけをしてまいりたいなと、このように考えておりました。
副委員長(三浦 侃君) 5番、工藤直道委員。
委員 工藤直道君 [ 91 ]  はい、わかりました。よろしくお願いします。
 それでは、もう一点ですが、実績報告書の64ページの4番の社会体育関係の団体育成補助金についてでありますが、これの4番の八幡平市スキー大会実行委員会の補助金についてお伺いいたします。八幡平市の代表する競技でありますスキーのスキー選手の皆さんの活躍を祝う会が先日、10日の日ですか、行われました。それで、市長さん、副市長さん、教育長さん、あと議員9名が参加いたしました。ほかにスキー関係者等、多くの皆さんから参加していただきました。そのときに、市のスキーを代表する8名の皆さん、当日は4名の方が出席されましたが、その中で特に皆さんご存じのように東海大学に進まれた小林潤志郎君を初め、将来のそれこそオリンピック候補になられるような選手もたくさんいらっしゃいました。そこで、当日懇親会を行ったわけですが、その中でやはり選手の皆さんとじかに話をさせていただきました。そうしましたら、やはり皆さんは、選手の皆さん言うには、口をそろえたように練習がすべてですという返事でございました。その練習というのは、私はこの八幡平市内で練習していることだと考えていました。ところが、ああいうジャンプとかアルペンの選手は、夏場は海外遠征とか、そういう練習のことを指しているということを当日言われまして、それで高校生、あるいは大学生のスノー選手の皆さんは、やはり親に大変ご負担をかけていると。お父さん、お母さんには、本当に遠征費とか練習のその費用等で迷惑かけているというお話をしていました。それで、やはりそういう海外とか、あるいは北海道等で練習しないと、やはり全国レベルの競技についていけない、そういう話でございました。それで、私はスキーはお金がかかるというのは前々から知っておりましたが、何とかこういう若い選手、アスリートを育てていくような施策を市で行っていくべきである。そのためには何が一番有効かなと考えたわけでございますが、やはりそのためにはそういう優秀なスポーツ選手、スキーに限らず優秀なスポーツ選手を育成するような基金を積み立てていって、少しでも選手の皆さんの遠征、あるいはそういう大会に向けての少しでも経費の足しにしていくような基金を積み立てていくべきではないのかなという気がいたしました。それで、今の議会に示されています平成21年度の決算カードですか、この財調を初め、いろんな基金を見ていますけれども、大変順調に基金も積まれているように思われます。そうした中で、何とかこの特定目的基金ですか、この中に選手の育成ということで、アスリートを育成するようなスポーツ選手の育成基金を新たに創設して選手の育成に努めていくべきではないかな、そのように思っておりますが、そこのところを市長、どのようなお考えかお伺いいたします。
副委員長(三浦 侃君) 市長。
市長 田村正彦君 [ 92 ]  確かに市内で地域の皆さんが育て上げて、それが一流選手になって世界に羽ばたいていく、それには非常にお金が、当然スキーにしてもどのスポーツにしてもかかります。そういったのをどうやってフォローしていくかということで基金の提案があったわけですが、私はむしろそういうものは議会、議員の皆さんが考えるべきことではないのかなというふうに思っております。そのほうがより市民の皆さんに理解されることではないのかなというふうにあえてこちらからお話し申し上げる、そのほうが私はいいのではないのかなという考えでおります。
副委員長(三浦 侃君) 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 93 ]  事項別明細書224ページ、13節委託料の中で体育施設指定管理料4,400万ということで、21年度は各スポーツ関係、全国大会から東北、岩手県、その他もろもろたくさん競技大会やっていただきました。そして、また今年度も同じようにいろんな競技が全国大会を初め、相撲、野球、ラグビー等を初め、多数大会がされたわけなのですが、その中で今回の議会でも橋守議員が発言されました野球場のスーパーハウスですか、それが今回18、19日、高校野球の秋季県大会行われますので、あれから1週間たっていますけれども、どのように進展になっているのか伺いたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 94 ]  お答えします。
 野球場のスーパーハウス設置につきましては、設置場所等から大変ご迷惑かけておりましたが、今般、あすあさってには設置になりまして、18日には使用開始、その前に検査を実施いたします。そこで、検査後に使用ということになりますが、18日には間に合うということを確認してございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 95 ]  今回の開催の県大会には間に合うということで、当局には特段のご配慮をいただきまして大変ありがとうございました。今回の県大会には、皆さんご存じのように福岡、水沢一高、軽米、黒沢尻北、宮古、久慈、18日が3試合ですか、19日が2試合ということで、19日は去年、全国的に話題を盛り上げていただきました花巻東高校が来ます。そういう観点で、多分選手たちも試合終わってから汚れた着がえ場所もなく、休む場所もないということで、今までかなり不便をかけておりました。また、特に八幡平球場は新しい球場のせいか、芝生は県下に誇れる芝生ですし、ことしの猛暑なんかでも八幡平市は館内冷房完備です。県営球場でもコンピューターが入っている部屋1つだけが冷房入っていまして、そのほかは全然冷房も入っていないということで、高野連の先生たちは、特に大会は八幡平球場に行きたいというふうな、殺到している状況でございますので、本当に今回はスーパーハウス、間に合わせていただいて大変ありがたく思っていますし、県内各地から来ますと当然お昼の弁当とか、沿岸のほうは宿泊も入りますし、当然八幡平市のPRには大変有効ですし、経済効果も大変あると思います。そんな中で、例えば県大会、全国大会、例えばこっちの八幡平市内で開催する場合、やっぱり市当局としても何らかの歓迎の意味というか、何かお知らせ等、市民の皆様にこういう大会があるよというような啓発等はどのようにやっているのか伺いたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 96 ]  お答えします。
 前の一般質問等にも、前というのは、今回の一般質問ではございませんが、大会があった都度、何らかの周知方法があるのではないかということでご指導いただいているところでございますが、道の駅にしねのところに横断幕とか、今大会の都度というふうにはいきませんが、大きな大会がある都度かけかえをできるような横断幕等を今考えているところでございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 10番、小野寺昭一委員。
委員 小野寺昭一君 [ 97 ]  道の駅の場所には、インターハイなり全中のスキー大会、あるいはインカレ等、横断幕等ありますし、高校野球に関しても高速、インター下がったあたりですか、その辺ありますし、野球に関してはそうですし、あとはラグビーなりいろんな大会を、やはり市を挙げての歓迎という意味で何か見えるような、応援に来る選手ほか父兄の方々にも感銘を受けるような、やはりそういうアピールが必要ではないかと思いますが、教育長はどのように考えているか、意見を聞きたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 98 ]  基本的には、先ほど次長からお答え申し上げたように、あとはほかからの大会については意外とPR不足であったあたりについては否めないわけでございますが、当社会体育関係のほうの行事等に関しては、広報、その他でのPRをしてございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 99 ]  事項別明細書192ページの委託料のいわてコミュニティ・スクールステップアップ事業委託料、実績報告書ですと52ページの22番にありますが、ちなみにこれ多分同じ事業だと思うのですが、いわてコミュニティ・スクール推進事業を実施した、片やステップアップ事業委託料。これ名称の違いは意図的なものでなくて、たまたまそうなっただけなのか、ちょっと何かあるのであればお知らせをいただきたいと思います。それで、前にも多分聞いたような記憶があるのですが、いまいちしっくりこないので再度質問しますが、いわてコミュニティ・スクール推進事業、コミュニティ・スクール自体の中身は地域ぐるみで学校をというふうな中身なように理解しておりますが、そこに「いわて」とついた部分で、これは多分岩手県の事業かなというふうに思っておりますが、それで今回3校を指定したということで、松野小学校、西中、西根一中、この3校を指定したということですが、要するに学校運営協議会を設置したという中身だというふうに理解しておりますが、ほかの学校にはそういう動きが今現在あるのかないのか、経過をお知らせいただきたい。
 それと、学校評議員と、その学校運営協議会の委員との違いというのは具体的に違うものなのか。似たようなのだけれども、別物であるという中身なのか、ちょっと済みません、理解しづらい部分があるもので、ご説明をいただきたいと思います。
 あとは、文科省のほうでコミュニティ・スクールという指定をしているようなのですが、それとの格付とか、補助金等の中身で何か違いがあるのかどうか。岩手県でも若干指定をいただいているところが、ホームページのデータなので最新のものかどうかわかりませんが、岩泉町で6校指定があるというふうにホームページ上には書いてありましたが、今後そういう展開のお考えについてもお知らせをいただければと思います。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 学校教育課長。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 100 ]  コミュニティ・スクールのスクールステップアップ事業につきましては、以前は委員おっしゃるとおり推進事業ということで、県では3カ年でやったと。3カ年打ち切りということで、これについてはそのステップアップということで、また指定になるということで3校の指定となっております。中身については、以前やっているものと同じやつで、地域と連携した取り組みということで、推進事業と同じ中身でございます。
 あと評議員制度につきましては、これは管理運営規則の中で評議員制度を設けていて評議員をつくっていると言っていましても、たしか2校か3校の評議員の制度を導入しているところがありますが、市内では。ただ、それにかわるものとして、学校の中では別にこの評議員制度をしなくても、それと同じような組織をつくって頼んで、地域の皆さんを取り込んで学校評価につなげているということで、中身的には規則で制度化しているものか、あとその制度化していないものかということで、中身については同じようなものでございます。
 あとこの文科省の関係ですが、これについてもコミュニティーの関係は、文科省のほうから最初おりてきて、岩手はいわて型でいくということで「いわて」をつけているということで、これについては同じような制度というか、事業の中身でございます。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 101 ]  ちょっとコミュニティ・スクールに関してつけ加えさせていただきます。
 文科省が言っているコミュニティ・スクールと岩手の場合はちょっとニュアンスが別でございまして、岩手の場合は古くから教育振興運動という格好で、地域の皆さんと一緒になって子供たちを育てるというのがあったわけでございまして、そこのところに加えて、いわゆる学校のどちらかというと内部のほうで、いわゆる目標をはっきりさせよう、いわゆるまなびフェストをつくるとか、学校ごとにうちの学校では子供たちにこういう力をつけたいというようなあたりをより具体的につくるとか、あるいは目標達成型の経営を目指していくとかというような、そういう形のものについて岩手県独自のいわゆるいわて型コミュニティ・スクールというような言い方をしております。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 102 ]  ありがとうございました。
 今現在、21年度の内容ですが、さっき言ったように松野小学校、西中、西根一中という話でしたが、それ以外の学校の取り組みはどうなっているのかをお聞きしたいのですけれども、3カ年の計画ということですから、3年でその学校が終わってほかに移るものなのか、それがちょっとよくわかりづらいものですから。さっき言ったように協議委員会を設置してやる形を多分とっているのだと思いますが、実際にその中でまなびフェスト云々というお話ありましたが、この3校以外でも多分そういう取り組みはしていると思います。実際にコミュニティ・スクールとして指定した場合、もしくは活動の中身として、具体的にそれ以外の学校との違いを明確に教えていただきたい。ただ単に名前だけつけましたという中身では多分ないと思いますので、実績と今後への参考にさせていただく意味でお知らせをいただきたいと思います。
 それと、多分文科省でやっている事業が県におりて、県では岩手県型のコミュニティ・スクール推進事業になっていますよとおっしゃる意味はわかります。これは、事業の話、これ予算の部分だと思いますが、私が言ったのは文科省のホームページ、文科省直のホームページではないかもしれませんが、文科省と書いている、こういう資料がとれるホームページですから多分文科省のどこかのホームページだと思いますが、の中に岩手県では何校というふうに、指定状況というふうに書いてあるのです。だから、事業としては国からおりてくるのはわかるのですが、国でもそういう登録制度をやっているということであれば、国の制度と県の制度、これは相通ずるものが、予算の関係では相通ずるものがあるでしょうが、中身にひょっとしたら違いがあって、手厚い予算なり内容なりという部分で、国のほうがひょっとしたらあるのかなという疑問があったものですから、そこの違いを把握しておられるのであれば教えていただきたいですし、今後そっちの方面にステップアップという考え方もあるのかどうかという質問です。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 103 ]  いわて型コミュニティ・スクールに関しては、特に予算というもの、県から予算が出てくるものではなくて、ちょうど教育振興運動と同じような形の運動的なものでございます。まなびフェストに関して、いわて型コミュニティ・スクールの推進ということでは、各学校ともまなびフェストをつくってございます。ただ、それぞれ強制されるものではないものでございますから、温度差というのでしょうか、そのまなびフェストの温度差は少なからず感じられるわけでございますが、あと今度このコミュニティ・スクールの推進事業の松野小学校、西根中学校、それから西根第一中学校との違いということになりますと、これはちょっと私も把握していないのでございますけれども……
委員 橋 守君 [ 104 ]  いや、そこの違いではなくて、3校とそのほかの学校の違いです。済みません、委員長、ごめんなさい。
教育長 高橋北英君 [ 105 ]  3校とそのほかのところの違いというのは、特に大きな違いはないわけですが、この3校については特にいわて型のコミュニティ・スクールを意識してことしはやってくださいというつもりでございまして、特に予算等の配分もやったわけではないというふうに認識しております。
副委員長(三浦 侃君) 13番、橋守委員。
委員 橋 守君 [ 106 ]  済みません、何かしつこくて。30万の予算をとっているのですよね、これ。いわてコミュニティ・スクールステップアップ事業委託料30万、使っているのですよね、多分。だから、予算をとっていないという話は全くおかしい話であって、県からは来ていないかもしれませんが、その予算をしてあって、その事業が何に使われたかを説明していただいて、その事業をしていない学校との違いを教えてほしいと言っているのです。質問のまだ途中です、ごめんなさい。そういう中身ですから、これで1回分稼がせてくれとは言いませんけれども、30万を使ってやって、子供たちのためにその事業をやった、その際に協議会をつくってやったのだろうなと思いつつ、何か特別な変化があれば教えてほしい、そのやっていないところとやったところの違いがあるのであればというお話でした。
 続けて、3年間というお話でしたが、続けてほかの学校にどのような展開で進むのかも今後の計画等あれば。国に対しての話は、似たような中身だけれども、いわて型と言いますけれども、先ほどの教育長の話からするといわてコミュニティ・スクールステップアップ事業という名前ではなくて、八幡平コミュニティ・スクールステップアップ事業に名前を変えたほうがいいのではないでしょうか、見解をお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 学校教育課長。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 107 ]  21年度、さっきの3校の指定ということで、これについては以前から指定しているものではなく、この指定したところに30万の補助金が来ていますので、各校10万円ずつの活動費ということで行っております。指定以外の学校については、こういう委託はなしで通常の取り組みをやるということになっております。あとこれについては、うちのほうで指定、3校ずつ指定していっておりますので、このステップアップ事業については県の補助金を利用しておりますので、これについては実績等を見て、県は大抵3年ぐらいでこういう事業が打ち切りになりますので、それについても予算的なものがなしでも取り進めるような中身としていきたいと思っております。
 あと補助事業名につきましては、あくまでも県の補助金の事業がいわてコミュニティ・スクールステップアップ事業ですので、その名前でございます。
 あと中身の各校10万円ずつの委託料をしておりますが、主なものについては横断幕等の備品、あとは学校で使う消耗品、図書購入とかそういうものに充てております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 12番、田中榮司夫委員。
委員 田中榮司夫君 [ 108 ]  ささやかな質問でございますけれども、200ページです。199の節からなのですけれども、200ページの節の18、備品購入費ということで、教育用コンピューター等の購入ということで、実績報告書からも教えられておりますが、小学校への教材ですか、そのコンピューターだと思います。2,300万とか金額を私は云々するのではございません。ここでお伺いしたいのは、1つは生徒用コンピューターのここでの一斉購入の目的といいますか、そのことが1つ。目的というか必要性なのですが、これ今教育課程の義務づけなのでしょうか。あるいはカリキュラムにも位置づけられていて、一斉にコンピューター化して教材冠として学習していかなければならないのかというところの目的です、1つは。
 それから、2つ目は西根地区の小学校6校に配分していると言っておりますが、そのところの具体的な配分のことを1つ教えていただきたい。簡単ですが、そのことでございます。2点です。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 学校教育課長。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 109 ]  コンピューターのことですが、これについては以前からコンピュータールームに入っているコンピューターの更新でございます。これについては、小中とも全校パソコン教室については導入になっているものを今回は西根地区について更新したということでございます。
 なお、導入状況でございますが、各学校の人数に合わせて1クラス単位で最大値を求めまして、人数の多い学校、例えば大更小学校については最大40名入りますので、40ということになっておりますし、あと少ない学校についてはその各学校のクラスの最大値の人数に合わせて1人1台使えるような状態にしておりますので、例えば平笠小学校については9という少ない学校もありますので、そこの学校の実態に合わせて導入しております。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 12番、田中榮司夫委員。
委員 田中榮司夫君 [ 110 ]  もう一つ、もう一つというか、これ教育長さんのほうからご答弁いただければと思いますが、小学校のコンピューター化、これは大変やっぱりいいことなので、私たち素人でもコンピューター化していかなければならないという世相でもありますし、学校からも必要だという、そういうアウトライン的なことはよくわかりますし、このことにも本当に賛意を表しております。
 そこで、いいのですが、ちょっと翻ってといいますか、ややもしますと学力向上の一つの教材冠だと思うのですが、コンピューターも。ややもしますとというのは、やっぱり子供たちが今まで学習してきて、教育長もいつでもおっしゃるのですが、力を高めていくというのは、やっぱり読む力、それから書く力、考える力、そういう思考する力、こういうふうなところがこういうふうにコンピューター化というか、こういうふうにした場合に、何かマイナスになる面というか、劣る面も出てくるのではないかと、読む力とか書く力も。余りコンピューターに頼っていくわけではないのだけれども、そういうふうになっていくと本当に自分で読む力、書く力というふうなあたりもちょっと心配される点もありますので、そういったところの配慮というか、そういったところもひとつ教育長さん、終わりになれば伺いたいと思います。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 111 ]  コンピューターに関してのコンピューターをどのように使うかという考え方であろうと思うのですが、小学校にしましても中学校にしましても、やはりコンピューターを道具として使うということでございまして、例えば教科の中で使う場合もありますし、それから教科でも小学校の場合ですと総合的な学習の時間なんかの調べ学習、調べるための、いわゆるインターネットを使っての情報を集めるという訓練ですか、そういうような形とか、あるいは社会科についても同じでございます。かつてのように、コンピューターの出始めのように、例えば算数のドリルをやるとかというような、そういう形の使い方は最近は余りされないというふうに認識してございます。やはり図書と同じように、コンピューターも使い方によっては、大変思考力であるとか、あるいは表現力であるとかというふうなものの育成に効果的な使い方もあるようでございますので、矛盾するものではない、いわゆる読書とかそういったものと矛盾するものではないと私は考えております。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) ほかに質疑。

                          〔「休憩」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 動議が出ましたので。

                          〔「動議じゃありません」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) あと何人ですか。
 それでは、2時40分まで休憩いたします。

                                                      (14時23分)


                          休     憩

                          再     開

副委員長(三浦 侃君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                                                      (14時40分)

副委員長(三浦 侃君) 教育費、質疑ありませんか。
 11番、田村孝委員。
委員 田村 孝君 [ 112 ]  事項別明細書の222ページの中段にありますスポーツ推進員報酬についてお尋ねします。
 推進員になっている方は、どういう方がなって、どういう活動をなさっているのかお聞きしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 ちょっと中断しますが、小笠原委員、元の席へご移動ください。
 生涯学習課長。
生涯学習課長 関 敏博君 [ 113 ]  お答えいたします。
 八幡平市のスポーツ推進員につきましては、平成21年度で終了、委嘱は終わっておりますけれども、平成21年度の時点でございますが、各地区から推薦受けました推進員を任命しております。例えば大更地区は19人、田頭地区11名、平舘地区13名、寺田地区11名、松尾地区14名、安代地区10名を委嘱しておりまして、地域のスポーツ活動の推進に尽力いただいておりました。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 11番、田村孝委員。
委員 田村 孝君 [ 114 ]  今はもうやめましたということになると、やはり余り活動的にだめでやめたのか、そうではなくて地域の若者のスポーツがかなり衰退しているのでなくなったとすれば、何となくまたスポーツが衰退していくので、どういうわけでこれなくしたのか、その説明をお願いしたいなと。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 生涯学習課長。
生涯学習課長 関 敏博君 [ 115 ]  経緯につきましては、地区というより市としての活動は特に推進員の皆さんからはございませんでしたので、市といたしましては体育指導員もございますので、重複しているという観点から、スポーツ推進員につきましてはなくしたということでございます。
副委員長(三浦 侃君) 11番、田村孝委員。
委員 田村 孝君 [ 116 ]  なくするにしては、各地区から何かご相談なされたのか、市が単独でやめたのか。やはり各地区からもいろんなお話を聞いてやめたというのだったらわかりますけれども、何もなく市自体がもうやめますという、そういうことだったのですか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 生涯学習課長。
生涯学習課長 関 敏博君 [ 117 ]  その辺の経緯につきましては、ちょっと詳しく把握はしておりませんが、いずれ話し合いを持ちながらやめたものと認識しております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 118 ]  事項別明細書で211ページになります。公民館費です。ちょっと一般質問でも取り上げましたが、もう一度ちょっと確認をしたいのですが、といいますのは行革との関係で、教育長の答弁は生涯学習や協働のまちづくり等々含めて公民館のあり方について研究会を立ち上げると、今年度に結論を出したいと、こういう答弁いただきました。その際、行政改革を基本として検討していきたい、こういうこともあったのです。そこはそのとおりなのか。
 それから、総合政策課のほうは、このことに関しては教育委員会が立ち上げる、その研究会の結論を見て、そして行政改革になじむかどうか判断をしていきたいと、こういうちょっとニュアンスが違うような答弁があったわけです。そこを確認したいわけです。ちなみに、行革で言っている公民館のあり方というのは、こういうふうに言っているのです。第1段階として、松尾地区の公民館分館の集会所化を行い、第2段階として西根4館、松尾2館、安代3館をコミュニティーセンターとして地域振興の拠点とする施設とすると。公民館の分館については、指定管理者で自治会に管理を委託すると。その際は、維持管理費は自治会の負担とすると、こういうのが行革の中での目標になっているわけです。ちょっとそこのところを確認したいのです。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 119 ]  お答えいたします。
 さきの一般質問の際にもお答えしたとおりでございますけれども、公民館というふうに位置づけますと、全部社会教育の施設でございますので、社会教育だけではなく市長部局の、いわゆるいろんなものが今一体となって公民館、いわゆる公民館と呼ばれている施設で行われているのが実態かと思っております。そこで、他の先進事例等も今集めている最中でございますけれども、市の部分ではかなりの部分、市長部局のほうに移っておりまして、そんなに歴史が長いわけではないのですが、このところ急速にそういった動きがございまして、私どもも先ほど橋悦郎委員さんがおっしゃっている、基本的には大きなもので改革するという意味ではございません。ただし、考えているのは、社会教育課が公民館を全部やるという内容ではありません。そういった、では詳細はどうなのよというふうに問われても、今資料を集め、先進の方々がどういった苦労をなさって、今現在どう運営しているのかを検証している最中でございますので、行政機構の改善といいますか、そういったものの中で現在進めているところでございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 総合政策課長。
総合政策課長 岡田 久君 [ 120 ]  お答え申し上げます。
 今教育次長さんがお話ししたとおりでございます。この組織でございますけれども、行政改革、庁内の委員会規程、行革の委員会規程がございますけれども、その中に研究部会という内容の要綱を改定しまして、庁内の委員会につきましては副市長をトップとしました委員会でございますけれども、その中に研究部会というのがございまして、委員長の命により特命的な研究をすることができるという規定を改正しまして、公民館のあり方、協働のまちづくり、地域振興も兼ねました、あわせ持ったものについて研究をしていこうという趣旨の検討で、今教育次長がお話しされましたとおり資料を集め、まだ会議もそんなに開いておらない状況でございます。これにつきましては、行革プランは4年間で一たん終了しまして、公民館につきましては達成までは至らない形ではございましたけれども、ただそれをどのように持っていくかというのは、基本的には分析しまして、次期行革の中には入れてまいりたい、検討すべき内容というふうにとらえてはおりますけれども、まだその研究会の内容が見えていない状況で、即次回、行政改革の一つというふうにとらえるのは、ちょっと時期尚早かなと思いまして、この間そのようなご答弁を申し上げたところでございます。含めるか含めないかにつきましては、その動向が見えてきた段階で行革として位置づけるか、または機構改革として位置づけるか、そのようなことで対処していければなというふうに考えているところでございます。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 121 ]  ありがとうございます。機構改革が大きな一つのテーマだと、こういうふうな答弁です。たしか一般質問の答弁の中では、まちづくり、それから生涯学習活動も含めて、今回この機会に機構改革も含めながら見直しを図っていくと、そういう研究会を立ち上げるのだと、こういうお話ですよね。ただ、私一番そこでひっかかるのは、集中改革プランに基づいてと、こうあるわけです。だから、私は、この際ですから、集中改革プランとか行革とかいろいろ目標もありますけれども、示されていますけれども、そういうものは除いてぜひ研究をしていただきたいと。そして、どういう機構改革なり組織の再編が一番いいのか。公民館、地区公民館のあり方については。そういう立場で研究をして議論を深めていただきたいと。そして、先進地にも学べるところは学んでいくというふうにしていただければと思うのですが、そういうふうな立場で研究するという考えはないでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 122 ]  行革とはまた切り離したものとして考えてほしいというふうに伺いましたが、それでよろしゅうございましょうか。ただ、やはり全く同じものだとは思っておりませんですけれども、今後の方向としてはやはり効率とか、そういったことを考えた場合にそちらのほうとの兼ね合いもあるわけで、全然別のものという認識では今のところはなくて、やはり効率的なまちづくり、あるいは公民館活動、そういうようなことを振興するにはどうすればいいのかというようなあたりが中心になるのかなというふうに思ってございます。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 15番、橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 [ 123 ]  もちろん今教育長お話ししましたように無駄な経費はやっぱり省いていくと、効率的なものにしていくと、これは必要だと思います。ただ、何が無駄だかという判断なわけで、ここで言っている、これまでの行革で言っている各集会施設、分館、これを廃止して、そして指定管理なりでそれぞれの自治会に委託して、維持管理費はそこで持ってもらいますよというような細かい具体的な例も出ていますが、こういうものはまたゼロにして出発するべきだと。その意味で効率化なり無駄を省くということは、これはやっていくべきだと思いますが、そういう具体的な部分も含めてを基本にしてということであれば、これはまた同じことを繰り返すと、地域から受け入れてもらえないという結果になると。ですから、私は余りそういう部分にこだわらないで、研究会でぜひ議論していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 124 ]  最初から前回お示しした形のものということにはならないわけでございますけれども、あれにつきましてもかなりの部分詰められて、そして私自身はかなり段階的にいくのであれば、これは大変組織としてはきれいだなというふうに思ったところでございます。大体ゼロということにはならないかもしれませんですけれども、いずれおっしゃるように一番はまちづくり、それから公民館活動、そういったことについて効率的な最もいい組織なり、あるいは運営の仕方なりというようなことを中心に考えていきたいというふうに思っております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 125 ]  スポーツ振興のところでお聞きしたいのですが……
副委員長(三浦 侃君) ページ数を教えてください。
委員 北口和男君 [ 126 ]  保健体育費の223ページに関係がございます。指導者の育成の部分で一般質問でもお聞きしたわけでございますけれども、若干もうちょっと深く入ってお聞きしたいなと思いますので。スキーバッジテストというのがあるようで、中身においては2つに分かれてあるようですが、これの推進においては全日本スキー連盟が定めて、アルペンスキーのほうで進めていると。各都道府県のスキー連盟が主管で、学校とかそういうスキークラブ等で行われているわけですが、ジュニアのテストもあるということで、特にこれにおきましては、時間がかかってもそういう分野におきまして着実にそういうテストを取得するような環境も今後整えていく必要があるのではないかと、そのように思っております。それがまず第1点でございます。
 その次には、スキー大会のことについてもお聞きしたわけでございますが、特に冬場になれば旧安代を中心としながらも松尾の皆さんとか、いろいろ職員体制も協力体制でやってきていると言いながらも競技役員が少なくなってきていると、そうしたことで広報には競技役員の募集もしております。そういうふうな形でやっておりますが、いずれ一般質問でも申し上げましたが、焼走りマラソンのとき、各役員がどこの担当課から出ているというのを記録に残しているわけです。やはりこういうふうな形で、夏と冬をお互い皆さんが協力をしながらやっていくという体制が必要ですので、今度行われる全中の大会等におきましても、そういうような……

                          〔「インターハイだ」の声あり〕

委員 北口和男君 [ 127 ]  そういう形で、いずれ残して、お互いどこの担当課からも職員は協力して、お互いいろんな形でやっていくという体制をとっていくべきではないのかと、そのように思っております。その辺について伺います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 生涯学習課長。
生涯学習課長 関 敏博君 [ 128 ]  お答えいたします。
 バッジテストにつきましては、全日本スキー連盟が行っておりますが、必ず全日本スキー連盟の会員登録をして、それから受けるという形になっておりまして、5級からありまして、5級、4級、3級、2級、1級、その上に何か今英語でテクニカル何とかというのが2つほどございます。これにつきましては、あくまでも競技スキーという形ではなくて、ゲレンデスキーの滑る美しさを技術として採用されているものでございまして、競技スキーのほうのポールをくぐる部分につきましては通用しないというか、技術的には通じるところがちょっとないものだと思っております。いずれにしましても、あくまでも個人の資格でございますので、その辺の理解をスポーツ少年団なり中学校等の生徒さんたちが認識して受けていくものではないかなという感じに考えております。だから、集団として、例えばスポ少全体でやりなさいというような形には今のところなっていかないという現状にございます。
 それから、2点目の競技役員の従事の件につきましては、毎年各課にお願いして競技役員をお願いしております。それであの大会をやってきておりますが、なかなか職員数も減ってきておりますので、競技役員数も減らすような方向でこれから努力して大会の継続を目指していきたいというふうに考えております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 129 ]  前段のスキーのバッジテストのことにおいては、課長はそのような答弁はしておりますけれども、やはりジュニアという小学生から中学生までのやはり楽しむという環境とか、いろんな関心を持たせる、そうした中で育っていって、最終的には指導者のようなことにつなげていくという、そういう指導体制、いろんなことはやはり担当課、教育委員会でそういうようなものは大いに推進するべきだと私は思います。そのように思っております。その点についてもお聞きしたいと思います。
 それから、もうちょっと役員体制の、私このように焼走りのマラソン全国大会の競技役員名簿に各課どこからもこういうふうに参加してやっていると、こういうふうに記録を残して、みんなで協力してやっているのだというの、実績を残していかなければだめだと思います。その辺についてもう一度お願いします。
副委員長(三浦 侃君) 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 130 ]  学校教育の中で月山をつくって指導したり、これは市内の学校全部そういうふうにやってございますので、それ以外に集めて指導というのは、なかなかこれも指導者とかいろんなものが必要になるわけですが、そこまではまだ至っていないのが現状でございます。
 それから、役員の記録につきましては、焼走りマラソンとかスキー大会もその大会ごとにだれが何をした、いつ出たとか、そういうものも全部つけてありますので、つけていないということではなくて、いずれ公務として扱っていますので、管理されているものと認識しております。
 以上で終わります。
副委員長(三浦 侃君) 22番、北口和男委員。
委員 北口和男君 [ 131 ]  ありがとうございます。もうちょっとわかりやすく、それと、というのはバッジテストのことにおいてもそういうふうな推進を、私は学校でこうやれ、ああやれではなくて、やっぱりどこかの機会で、社会体育、スポーツ少年団のほうでもこういうときはこういうのもあるよとか、そういうのを伝えるというのが当局のやることも必要だということを私は言っているわけです。やれないとかやれとかという、やっぱりそれはそれなりに当局は考えてあれですけれども、やはりいろんな形でアイデアを伝えてやるというのもこれは必要だということを申し上げているわけです。
 それから、このようにだれが何の役をして、どこの担当課から出てやったというのをこのように残しておいてくださいと私は言っています。そこをもう一度。
副委員長(三浦 侃君) 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 132 ]  先ほど生涯学習課長からもお答えしましたように、バッジテストを受けるにはお金がかかりますし、登録料もかかります。ですので、そういった中身を教えてもおりますので、当然いろいろな知識としては子供たちにも伝わっているものと認識しております。
 それから、役員の表につきましては、そのようになっているものというふうに認識をしております。
 終わります。
副委員長(三浦 侃君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 133 ]  事項別の206ページ、安代町史の編さん事業についてお伺いいたします。
 繰越明許費で繰り越されて、現在盛んに編集、執筆なされているのだろうと思います。当初お盆ごろ出るのかなというふうなお話でしたが、まだ出ないというふうなことで、多分かなり困難を極めているのかなと思っていました。安代町の合併50周年記念で始まった町史編さん事業も10年で3巻をもって終わると聞いていました。地元の人たちが足で調べ、肌で感じて書いたすばらしい町史でございます、民俗編もあるし、ここにありますが、見ていました。そういうふうなすばらしい町史ですので、今後の発刊によって、そして今かなり困難を極めて延ばしている状況等について、まず最初にお聞きしたいと思います。お願いします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 安代地域振興課長。
安代地域振興課長 宮崎敏彦君 [ 134 ]  お答えいたします。
 お尋ねの安代町史下巻は、明治以降現代までの執筆を平成20年度安代地域に住まいいたします17名の方に執筆をお願いいたしまして、その執筆者は編さん委員会を開催いたしました。その執筆者は、編さん委員会での進捗状況などを確認した上、昨年12月議会で予算の繰り越しを委員もおっしゃいましたようにご承認いただきました。そして、ことし3月に指名競争入札をいたしまして、平成23年2月末日までの契約を締結しております。結果、ことし3月時点で約3分の2の原稿を提出いただきました。以後随時原稿を提出いただきまして、現在は執筆者へ第1回目の校正作業を行っていただいております。おっしゃるように執筆者すべての方が、17名の方々が文書作成などに熟知した方ではないので、文章構成、それから誤字、脱字、訂正作業に大変戸惑ってはまいりましたけれども、契約期限までに完成し、皆様にご報告できるよう現在頑張っております。あと少しの時間をちょうだいいただきますようお願いいたします。
 終わります。
副委員長(三浦 侃君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 135 ]  じっくり時間をかけてすばらしいものを来年の2月には発刊して皆さんのお手元に届けていただきたいと思います。
 そして、民俗編の序文で市長、教育長、編さん委員長も温故知新、ふるきをたずね新しきを知る糧として活用、あるいは地域の文化を知り、学び、郷土愛の醸成、潤いに満ちたまちづくり、市発展に活用したいという、そしてその町史の中にまちづくりのヒントなり、あるいは考え方のヒント、発見があるだろうというふうなことを述べておりました。その活用についても今後十分意を酌みながら利活用していただきたいと思います。私もこの前議会の議員で兄川のほうに行ってまいりました。知恵の滝というのがあって、何かなと調べてみました。ちゃんと町史に載っていました。管内地図も財政課から買って、歩いたコースをたどってみました。知恵の滝というのは、なるほど、アイヌ語で魚が十分いる沢、川なそうです。その滝がその上にあるというので、下のほうはいっぱい魚いるのだよという、そのイメージづくりに立派な写真もありますし、松尾から兄川を越えて寒背峠というのがありますが、4代藤原泰衡が頼朝に追われてとった道がそのコースだろうというのが載っていました。そういうふうな歴史の道もございますし、この前大学生が兄川のほうか、調査に入っているようですが、そういうのを目につけて、かえってほかの人たちが来て調査しているのです。地元とほかの共同作業で住んでみたい、あるいは地元に誇りを持つようなまちづくりに町史を利用していただきたいし、学校要覧にも「知徳の泉とわき出し流れ絶やせぬ」というのは、これは知恵の滝だろうと思っていました。参考までにですが、こういうのも先生方も知っていると教えられるけれども、なかなか地元でこういうふうな意味なんか知らせることが少ないと思いますので、それの活用についてどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 安代総合支所長。
安代総合支所長 種市慶雄君 [ 136 ]  お答えします。
 契約は2月までとなっていますが、一日でも早く発刊できるよう努めていきたいと思います。今活用方法について提案ありましたように、町史ができたならば、やはり皆さんに買っていただいて、なおかつ我々行政のほうもそれを教育の場とか社会教育とかいろんな方面に活用できるよう、これから考えていきたいと思います。よろしくお願いします。
副委員長(三浦 侃君) 3番、渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 [ 137 ]  どうぞそれら考えて、各課にまたがる事項がいっぱい、食とかいろんなのが出ていました、衣食住とか言葉とか。皆さんでこれを活用しながら、それぞれ個性あるまちづくりに、3町村分ございますので、お願いしたいと思います。
 それと、集めた資料等がかなりあるわけですが、その資料整理、あるいは将来は3町村をまとめたダイジェスト版のようなのを検討されたらいかがと思いますので、長い時間かかりますので、今7冊できる、8冊かな、できるわけですが、その一覧で八幡平市の流れが、小中学生がわかるようなダイジェスト版のようなのを希望したいと思いますので、お考えいただいて実施、この機会をとらえて継続していただければと思います。これは希望、答えがあればお聞きしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 何か答弁ありますか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) なしということで。
委員 渡辺義光君 [ 138 ]  なければいいです。
副委員長(三浦 侃君) それでは、20番、大和田順一委員。
委員 大和田順一君 [ 139 ]  私は、不用額についてお尋ねいたします。
 202ページですが、事項別明細書であります。中学校費の学校管理費、13節になります。この項については、予算額二千九百万何がしに対しまして不用額が1,238万1,000円と、このようになっておりますので、この内容と補正の状況、取り組まなかった理由をお伺いいたしたいと思います。
 それから、206ページ、同じく3目の学校建設費、13委託料、同じく不用額ですけれども、268万2,000円、これ762万9,000円に対してでありますので、このことも繰越明許でありますけれども、この中身についてお伺いいたします。
 それから、もう一点、これは総括で話ししてもいいのですけれども、212ページ、公民館費でありますけれども、この中での11の需用費、この款に、この節に関してはなかなか難しい面もあると思いますけれども、10款5項6目11節から流用6万6,000円とありますけれども、不用額が242万7,000円ある中で、この流用のあり方、このことに関して、コミュニティーセンター費から来ておりますけれども、この中身についてお伺いいたしたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育次長。
教育次長 工藤 勲君 [ 140 ]  流用についての説明をいたします。
 不用額が出ているのに流用したという理由でございますけれども、この公民館費は各公民館に一番最初に割り振ってございます。そこで、割り振りの中で足りないところ、余るところが出てきますけれども、その連絡が不徹底でございまして、足りないところが自分のところの余っているところから持ってきたりやっているものですから、実際には一本にまとめたとき、不用額があるのに、ある館が足りなかったために自分で予算を動かしたためにこういう結果になってございますので、今後におきまして、その流用するときは生涯学習課で一回点検をさせていただいて、どうしても足りないというときのみ流用できるように伝票操作をすることで意思統一をしたところでございます。今後このような事象が起きないように十分配意してまいりたいと思います。
 そのほかの説明については、また学校教育課長のほうから説明申し上げます。
副委員長(三浦 侃君) 学校教育課長。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 141 ]  中学校の委託料の不用額1,238万円ほどですが、これについては西根中学校の校舎の耐震診断の業務委託料の入札減によるものが1,200万の不用額となっております。
 あと次の同じく委託料の206ページでございますが、学校建設費の中の同じく委託料の268万2,000円です。これにつきましても入札減による不用額となっております。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) よろしいですか。
委員 大和田順一君 [ 142 ]  もう一つ、学校建設費。
副委員長(三浦 侃君) 3つやったな。202ページ……
委員 大和田順一君 [ 143 ]  206。
副委員長(三浦 侃君) 206と212と。3つやったよな。ちょっと確認しますが、3項目ですね。
委員 大和田順一君 [ 144 ]  そうです。
副委員長(三浦 侃君) 今3つお答えしましたが。
委員 大和田順一君 [ 145 ]  安代中学校の分は。206ページの。
副委員長(三浦 侃君) これも今話しした。もう一回答弁しますか。では、安代中学校の分、もう一回答弁願います。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 146 ]  206ページの学校建設費の中の委託料の268万2,000円につきましても入札減による不用額となっております。
副委員長(三浦 侃君) 20番、大和田順一委員。
委員 大和田順一君 [ 147 ]  多分そうだろうなと思いましたけれども、基本的には補正をしなかった理由もちょっとお聞きしたのですけれども、このことについては補正は組めなかったということでよろしいのでしょうか。
 あと繰越明許の中での、ここでありますけれども、202ページの13委託料、同じく。15節への流用ということで、繰越明許間の流用というものは可能かどうかお伺いいたしたいと思います。
 それから、212ページの需用費の中での流用ですけれども、先ほど次長さんからお話ありましたように一応統一をしていただきたいというように思っておりますし、保育園のところでも非常に流用が多かったということで、何回か若干指摘をしたときもありますけれども、こういう件に関しては予算と決算の関係からも、その手続等については十分に留意してやっていただきたいと思いますけれども、こういう意味での決算の出し方ということについてお考えをお聞かせください。
副委員長(三浦 侃君) 企画総務部長。
企画総務部長 佐々木正志君 [ 148 ]  繰越明許費と、それから繰越明許費の流用につきまして企画総務部長よりお答えいたします。
 まず、206ページの学校建設費の13委託料の安代中学校屋内運動場改修工事実施設計業務委託料の繰越明許費の不用額として発生いたしました二百何万でございますけれども、繰越明許費につきましては前年度から繰り越された予算でございますので、繰り越した後によります補正はきかないことになっております。したがいまして、入札減が出た場合は、そのまま不用額として出す以外は決算上の方法はございませんので、そういう措置になります。
 それから、202ページの繰越明許費の流用でございますけれども、繰越明許費につきましても前年度から繰り越されるわけでございまして、繰り越された後での会計運用によりまして繰越明許費が節の間で不足した場合は、一般の会計、当年度の会計と同様の予算手続が可能だということになっておりますので、予算流用はできるということになっております。ちなみに、繰越明許費の予算が不足した場合は、その不足分については当該年度から執行するという形になってございます。
 以上でございます。
副委員長(三浦 侃君) 20番、大和田順一委員。
委員 大和田順一君 [ 149 ]  それでは、この入札減に至ります間、その見積もりのあり方という点では、一応予算執行する上での見積もりのとり方ということについては問題はなかったのかお伺いいたします。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。

                          〔「議事進行」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 学校教育課長。
学校教育課長 高橋敏彦君 [ 150 ]  見積もりということですが、一応委託料についても実施設計を組んでおりますので、通常の委託料と同じく設計を組んでやっておりますので、それについてはほかのものと変わりはございません。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 151 ]  1点伺います。
 報告書65ページ、学校給食費にかかわるというよりも学校給食、給食制度そのものについてどういうふうに位置づけてきたのかということで伺いたいのですが、教育長に答弁求めますが、この点については以前の議会でもこういう質問をしました。教育長個人は、そもそも学校給食否定論の立場ではないかと。いや、教育長はそうではないというふうに否定しました。しかし、あえてまたこの問題、そういう質問をするのは、今度の議会の一般質問で学校給食無償化提起の質問がありましたし、直接学校給食との関係ではないのですが、弁当の日の提起の質問もありました。これに対する答弁の中で、つまり私も親が愛情を込めた弁当は最良だと思っているという、これは私の記憶が正確かどうかは別にして、そういう発言があったものとして質問したいのですが、これはこの発言というのは、裏返せば、私から言えば2つの誤った考えを根底にしているというふうに思うのですが、1つは、つまり親の愛情がこもった弁当が最良だと、給食なんていうのはある意味では次善、三善の策だという発想、これが1つ。もう一つは、結局愛情を込めた弁当という形で対応できない親というのは、子供に対する愛情が欠落した、いわば親として失格なのだという断罪する見方、これはもっと見方を言えば、親というのは自分の身を犠牲にしてでも子供に尽くすのが当然であって、それは弁当であっても当然なのだと、これはやっぱり現実を見ない、いわば空想的な情緒的な発想だという、私は誤った2つの発想だと思うのですが、その点についてどういうふうに考えるか聞きたいと思います。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 152 ]  親についての今お話のように極論ではないですけれども、やはり親としての責任の一部と考えてもいいのかなというふうに思っております。
 それから、親の愛情でございますか、愛情の表現の仕方というのは弁当にだけではなく、いろんな面にそうだと思うのですけれども、それも一つの方法だということで、今米田委員さんがおっしゃるような、そこまで極端には考えておりませんです。ただ、やはり子供に給食なりなんなり食事を与えるために一生懸命働くというのも一つの働きがいというか、そういったことになるのではないかなというふうに思ってはおります。誤りということをおっしゃられれば、それは委員さんのお考えであって、私は自分では誤りだとは思っておりません。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 153 ]  ある意味では冷静な議論ではないのですが、こういうやりとりになると。そうではなくて、例えば私であっても、だれであっても親が愛情を込めた弁当なり、親が子供に愛情を注ぐということをだれも否定する人はいないわけです。そうではなくて、給食とのかかわりでそういうとらえ方がいいのかという、私は誤った考えと言いましたが、つまりこの問題を考えるときに大事なのは、私2つあると思うのですが、1つは子供教育と見たときに、すべての子供に安心して成長できる教育を受けられる条件を保障すると、これはかなり高い割合でとかというわけにはいかないと、一人残さずという発想が必要なわけです、1つは。もう一つは、子供やその家庭をめぐる現実から立脚するということです。つまり今教育をめぐって、子供をめぐって大きな問題になっているのは、子供の貧困の克服です。それは、経済的な問題もありますし、親を考えたときに仕事、働く条件が悪化して、形として例えば愛情を込めた弁当という形をどうしてもつくれないということもあり得ると、そういう現実があるということから始まらないと、この問題に対して正確なやっぱり対応にはならないと私は思うのですが、つまりそういう中で、もちろん給食については単に食を満たすというだけではなくて、今食育という言葉があるように給食には深い意義があるということが当然のこととして今受け入れられている状況だと思うのですが、そういうことから、そういう立場から給食の問題を考えるべきではないかと。だから、どう考えても、私の考えに対して見解は違うと言いましたが、私は見解の違いということではなくて、そういう考えに立脚しないからそういう答えが私は出てくるのだと思うのですが、どうでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 154 ]  給食の意義なり、その存在の意味というのは決して否定するものでなくて、現在行っているあたりで現実の問題というお話がありましたのですけれども、確かに例えば給食費無料にするとか、あるいは全員にというようなお話もあったわけですが、その辺のところ、現実の問題として考えたときに今の形になってくるのかなという把握の仕方をしております。いろいろ今までもお話し申し上げてきたわけでございますが、当八幡平市の給食、結構ご父兄さんと一緒につくり上げて、こういう形でできたのだなというふうに思っております。例えば御飯をうちから持ってくるにしても、妥協の産物になるかもしれないけれども、低学年のうちは母親に詰めてもらう。だんだん学年進んだら自分で詰めて持ってくるとか、そういうような形というのは、うちの当八幡平市の給食というのは両方の妥協、妥協の産物、ちょっと言葉知らないので表現は悪いのですけれども、それがいわゆる現実的な当八幡平市の給食としての対応だろうなというふうに思っているところでございます。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 155 ]  なぜあえてこの質問をしたかというのをもう一回言いますと、これは給食問題に限らずなのですが、本来的にはその事業なりの意義というのがしっかりしていないと、例えばその事業の改善なり進歩なりの提起なりというのは、その前提がないとまともに受けとめられないということになるということもあってなのですが、また強調しますが、先ほど私言いましたが、視点として大事な、基本になるのは、一人の子供も落ちこぼれ、落ちこぼさないという発想がそもそも大事なのだということになったときに、例えば給食にかかわって、この地域は農村地帯だと、農村地域だと、あるいは地産地消、これも給食にかかわる大事な要素なのですが、しかしそれを考えるときでも一人も残さずという発想をなくしてはだめだと、一般論として農村地域ということで包含するわけにはいかないというふうに考えていかないと、この問題に対しての正確な対応はできないと私は思うのですが、どうでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 答弁願います。
 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 156 ]  一人も残さずの意味、ちょっとうまくとれなくて今悩んでいるところでございますが、大変申しわけないですが、もう一度お話しいただけますか。
副委員長(三浦 侃君) 再度質問。
 21番、米田定男委員。
委員 米田定男君 [ 157 ]  一人も残さずというのは、それは結果論ではなくて、目標として一人も残さず、一人も落ちこぼれをつくらない、落ちこぼさないという考え方が前提として必要だと私は言ったのですが、どうでしょうか。
副委員長(三浦 侃君) 教育長。
教育長 高橋北英君 [ 158 ]  それが理想であるのだろうなというふうには思ってございます。可能な限りそのように努力しているつもりではおります。
 以上です。
副委員長(三浦 侃君) ほかに質疑ありませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 質疑なしと認めます。
 これで10款教育費の質疑を終わります。
 次に、11款災害復旧費から14款の予備費までは一括として質疑を行います。該当するページは、231ページから234ページまでであります。質疑ありませんか。

                          〔「なし」の声あり〕

副委員長(三浦 侃君) 質疑なしと認めます。
 これで11款から14款までの質疑を終わります。

散     会

副委員長(三浦 侃君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
 本日の決算特別委員会はこれをもって閉じ、散会いたします。

                                                      (15時36分)