予算特別委員会会議次第

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日　時　平成２２年　３月１６日（火）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　場　所　八幡平市議会議事堂議場


１　開　　議

２　議　　事
（１）議案第３７号　平成２２年度八幡平市一般会計予算
　　　　　　　　　　（歳出　１０款教育費～１４款予備費）
（２）議案第３８号　平成２２年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算
（３）議案第３９号　平成２２年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
（４）議案第４０号　平成２２年度八幡平市老人保健特別会計予算
（５）議案第４１号　平成２２年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算
（６）議案第４２号　平成２２年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算


３　散　　会

出　席　委　員（２５名）
　　　　　１番　　工　　藤　　　　　剛　　君　　　　　２番　　工　　藤　　直　　道　　君
　　　　　３番　　渡　　邊　　　　　正　　君　　　　　４番　　遠　　藤　　公　　雄　　君
　　　　　５番　　古　　川　　津　　好　　君　　　　　６番　　小 野 寺　　昭　　一　　君
　　　　　７番　　田　　村　　　　　孝　　君　　　　　８番　　三　　浦　　榮　　吉　　君
　　　　　９番　　田　　中　　榮 司 夫　　君　　　　１０番　　髙　　橋　　　　　守　　君
　　　　１１番　　伊　　藤　　一　　彦　　君　　　　１２番　　髙　　橋　　俊　　彦　　君
　　　　１３番　　髙　　橋　　悦　　郎　　君　　　　１４番　　小 笠 原　　壽　　男　　君
　　　　１５番　　関　　　　　善 次 郎　　君　　　　１６番　　山　　本　　　　　榮　　君
　　　　１７番　　松　　浦　　博　　幸　　君　　　　１８番　　大 和 田　　順　　一　　君
　　　　１９番　　工　　藤　　忠　　義　　君　　　　２０番　　米　　田　　定　　男　　君
　　　　２１番　　北　　口　　和　　男　　君　　　　２２番　　三　　浦　　正　　信　　君
　　　　２３番　　勝　　又　　紘　　一　　君　　　　２４番　　関　　　　　義　　征　　君
　　　　２５番　　髙　　橋　　光　　幸　　君

欠　席　委　員（なし）

委員外出席（１名）
　　　　２６番　　瀬　　川　　健　　則　　君

説明のために出席した者
　　　　市長　　　　　　　　　　　　　　　田　　村　　正　　彦　　君
　　　　副市長　　　　　　　　　　　　　　武　　田　　常　　徳　　君
　　　　教育長　　　　　　　　　　　　　　高　　橋　　北　　英　　君
　　　　企画総務部長　　　　　　　　　　　小 野 寺　　光　　正　　君
　　　　市民部長　　　　　　　　　　　　　森　　　　　佐　　一　　君
　　　　福祉部長　　　　　　　　　　　　　佐 々 木　　幸　　雄　　君
　　　　産業部長　　　　　　　　　　　　　工　　藤　　昭　　二　　君
　　　　建設部長　　　　　　　　　　　　　山　　本　　富　　栄　　君
　　　　教育次長　　　　　　　　　　　　　藤　　田　　繁　　光　　君
　　　　松尾総合支所長　　　　　　　　　　佐 々 木　　正　　志　　君
　　　　安代総合支所長　　　　　　　　　　小 山 田　　重　　郎　　君
　　　　会計管理者　　　　　　　　　　　　小 野 寺　　清　　美　　君
　　　　企画総務部総務課長　　　　　　　　工　　藤　　　　　勲　　君
　　　　企画総務部総合政策課長　　　　　　岡　　田　　　　　久　　君
　　　　企画総務部財政課長　　　　　　　　小 野 寺　　　　　浩　　君
　　　　産業部農政課長　　　　　　　　　　畑　　山　　勝　　美　　君
　　　　産業部商工観光課長　　　　　　　　高　　橋　　一　　夫　　君
　　　　建設部建設課長　　　　　　　　　　畑　　　　　孝　　夫　　君
　　　　学校教育課長　　　　　　　　　　　高　　橋　　敏　　彦　　君
　　　　生涯学習課長　　　　　　　　　　　工　　藤　　竹　　松　　君
　　　　安代地域振興課長　　　　　　　　　宮　　崎　　敏　　彦　　君
　　　　国保西根病院事務局長　　　　　　　浦　　田　　信　　悦　　君
　　　　国保安代診療所事務長　　　　　　　関　　　　　敏　　博　　君

事務局出席者
　　　　事務局長　　　　　　　　　　　　　高　　橋　　三　　夫
　　　　事務局長補佐　　　　　　　　　　　工　　藤　　　　　健
　　　　議事係長　　　　　　　　　　　　　伊　　藤　　純　　子
▼開　　　　　議

○委員長（伊藤一彦君） [ 1 ] ただいまから予算特別委員会を開きます。
　ただいまの出席委員は25名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
　それでは、本日の会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１０時００分）

▽議案第３７号　平成２２年度八幡平市一般会計予算

  　議案第３７号　平成２２年度八幡平市一般会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 直ちに審査を行いますが、ここでご協力をお願いします。発言に当たっては、挙手の上、議席番号と該当するページを述べてから発言願います。
　なお、質疑に当たっては、同一の議題について１人３回までとし、１回当たり３点以内とし、ご協力をお願いします。また、質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いします。
　会議は、会議次第によって進めてまいります。
　会議次第２、議事、議案第37号　平成22年度八幡平市一般会計予算を議題といたします。
　これより第10款教育費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の104ページから125ページであります。
　質疑ありませんか。
　６番、小野寺委員。
◆委員　小野寺昭一君 [ 2 ] 　ページは106ページ、13節委託料の中のスクールバス運転業務委託料ありますが、渋川小学校の統合に向けてのものと思われますが、質問させていただきます。これに該当する生徒は何人該当しているのか。
　それと、該当者の線引きは何を基準にして決めているのか。
　それと、３点目は、市のバスを使うのか、どういう中身なのか、あとは路線はどのように考えているのか伺います。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 3 ] 　まず、１点目の渋川小学校の該当人数ということですが、今回中学校も含め、西根地区全体を見て検討しました。それで、渋川地区については、小学校が16人、中学校が同じく16人という対象になります。
　あと、基準ということですが、小学校については４キロメートル以上、中学校につきましては６キロメートル以上を基準として人数を洗い出したものでございます。
　あと、運行方法ということでありますが、バスについては３台で、大更地区については１号、２号ということで、白屋、渋川開拓、渋川、大石平方面１台と、あと山後、工業団地のほうを１つぐるっと回るというのを１台、あと３台目として若谷地、土沢、間舘、舘沢方面を１台。バスについては、委託は３台を見込んでおります。なお、寺田新田のほうは人数も少ないということと、距離が一回に回れないということもあり、団地と寺田新田のほうについては、タクシーの運行で対応したいというふうに考えております。
　以上でございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「人数は言ったけども、寺田の人数は聞いていませんけど」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 4 ] 　寺田地区の先ほどの３号車については、18名ということです、スクールバス。あと、タクシー利用については、小学校12人、中学校２人という予定でございます。あと、渋川は先ほど申しましたので、山後、工業団地のほうは小学校31人となります。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） ６番、小野寺委員。
◆委員　小野寺昭一君 [ 5 ] 　該当に関しては、寺田地区に関して申し上げますと、２月25日、保護者に説明なさっているようなんですが、学童保育等の関係も帰りとかあると思われます。そんな関係で、関係ある児童福祉課、あるいは地元ＰＴＡ、あるいは関係する小学校、中学校に事前に説明なり、協議なりしているのか伺います。
　あと、４月から運行するとなれば、先ほどの該当者の人数から、例えばうちはいいですよとか、そういう意見も出てくると思われることから、その辺はどのように検討しているか。
　また、渋川小学校、学童保育、以前の説明では学童保育やるというような渋川小学校ですが、例えば大更小学校から渋川まで、学童保育するところまで行くのか、例えば該当する子供のうちまで行くのか、その辺はどのように考えているのか。
　あとそれから、先ほどの説明では大更と寺田というようなことでございましたが、例えば各学校を調べたのか、例えば平笠なり、該当今出ていない、田頭とか、あと平舘小学校ですか、その辺はどうなっているのかが聞きたいと思います。
　また、私は、田頭小学校からずっと根別まではかってみましたら、ちょうど３キロということで、平笠、田頭地区は該当しないのかなと思いますが、平舘小学校につきましては先ほど該当がないよという話なのですが、椛沢の集会所から奥のほうに２年生が１人4.2キロあります。あとそれから、堀切のお寺から奥のほうですね、それは小学校４年生が4.6キロありまして、例えばこういう大更とか寺田、該当あるところはスクールバス出して、先ほどは平舘小学校区にはないようなのですが、学校等にも打診とかそういうのがいっていないようなのですが、その辺はどのように考えているのか伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 6 ] 　答弁いたします。
　まず、１点目の学校、それから保護者説明会ということでございますが、先ほど小野寺委員さんがお話ししました、２月23日が大更小学校ですね、２月24日が寺田小学校ということで、そちらのほうに先ほどお話ししました該当する保護者の方に集まっていただき、それと学校の教員も一緒にこの内容についてご説明申し上げております。その際、さまざまなご意見が出るわけですが、必ず乗らなければいけないのかということも当然お話が出ます。それは、別に必ず乗らなければいけないというわけではございません。ただ、そういうふうにお答えしますし、あと必要か、必要でないかというのは、学校との連携がかなり重要になりますので、学校のほうと保護者、必ず学校経由で保護者が教育委員会のほうに申し入れるということで、そういう打ち合わせをしてございます。小学生の場合は、必ず学校のほうで帰り乗車するまで確認しますので、そういうことも学校のほうにきちんとお願いしてございます。ですから、連絡を密にしていただきたいということはお願いしてございます。
　それと、渋川小学校で今現在学童保育やっているわけですけれども、これに関しましては、この間児童福祉課長が答弁していましたが、４月以降９人の希望者がいると。それのスクールバスですが、大更小学校から現在の渋川小学校まで学童保育にかかわるというわけではないのですが、帰りのスクールバスを運行いたします。それに乗って、学童保育に参加する方は現在の渋川小学校のところに下車していただいて、帰りは保護者が迎えに来るというふうになります。学童保育に入っていない方は、そのままスクールバスで、朝運行したとおりの経由で戻りますので、そこで下車して自宅に帰るという形になります。
　それと、その他の平舘小学校ですか、該当者が椛沢とか堀切方面にいるのではないかということでございましたが、当教育委員会のほうで調べた時点で該当者はいないというふうに判断しましたので、そこの部分のスクールバスは検討してございませんでした。ただ、もしそういう方がおるというのであれば、再度こちらのほうで調査してみたいというふうに思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） ６番、小野寺委員。
◆委員　小野寺昭一君 [ 7 ] 　先ほど該当者がいないということでしたが、私が先ほど該当者のライン引くとき例えば学校等に調査したのかという話もしたのですが、学校当局からは何の連絡もないと、では何を基準にしてその距離を１個１個把握して、距離をはかったのかと。24日にも、地域で寺田に関しては説明したのですが、学校当局には何の連絡もなしにいきなり学校を貸してくれというだけで、校長先生等にも全然話もいっていないし、そういう話でした。そういう状況で、実際はかって、学校に行って聞けば、この子供はどこから来て、何キロ距離がありますよというのは学校当局では全部把握しておりますので、その辺を学校当局で調べないでどうやって、一人一人うちまではかったのですか。その辺も聞きたいと思いますし、あと例えば小学校は４キロということで線引きされたことによって、今までも100メーターぐらいのところで、一緒に学校に行き来している友達同士行くのがスクールバスによってできなくなると。私は、別にスクールバスをやめろということではないのですが、その辺の対応というのですか、その辺をどのように考えているのか、教育振興ではなるべく学校遠くのときは体力をつけるために歩かせろというような、教育振興でもうたっているわけなのですが、その辺もう一度、平舘小学校になかったというのは、２人もいるので、その辺はちょっと納得できかねるので、再度答弁お願いしたいと思いますし、この問題について市長からも最後にどのように考えているのか伺いたいと思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 8 ] 　答弁申し上げます。
　距離については、それぞれの児童の住所を参考にして、現地に行って確認、一人一人のうちからはかったわけではないのですが、住所を参考にして、それから割り出したものでございます。
　それと、寺田小学校さんのほうで教室借りた、事前に調査したかというので、学校のほうには調査の協力依頼はしてございません。先ほど申し上げたとおり、児童生徒の住所、全部こちらのほうに、教育委員会のほうにありますので、それで調査したということになります。
　それと、事前に学校のほうにお話ししていないということでしたが、当日は校長先生含め、副校長さん、一緒にお話を聞いていただいてございます。そして、細部にわたっては、疑義がある場合はこちらのほうにお話ししていただいて、連携をとって運行がスムーズにいくようにしていただきたいということでお願い申し上げてございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 9 ] 　スクールバスについては、旧安代町、松尾村、実施しておりまして、そこで統一性を図るということで、来年度から旧西根管内においても実施するということで、私に聞こえてきているものは、よくやってくれたと、長年の懸案事項をスクールバスを運行することによって非常に我々は助かったというような話も承っております。いずれ実態というのですか、実態を見ながら寺田の新田地区ではタクシーまで出して通学してもらうわけですので、徒歩で行けない、時間的に行けない、そしてまた４キロ以上離れているという実態があれば、当然そのような措置も考えていかなければならないのではないかなというふうに思っております。
○委員長（伊藤一彦君） ２番、工藤委員。
◆委員　工藤直道君 [ 10 ] 　質問というより要望ですが、スクールバスの運行表というか、どこでとまるか、その構図がついた資料の提出をお願いしたいのですが。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 11 ] 　それでは、この資料を午後あたりまでには提出します。
○委員長（伊藤一彦君） ９番、田中委員。
◆委員　田中榮司夫君 [ 12 ] 　ページは113、節は最後のところですから19の補助金のところで、ささやかなことですけれども、１つお伺いしたいと。
　19の補助金の項目の下から３番目ですか、八幡平市少年の翼事業補助金と、これは名護市少年の船親善交流事業ということであって、この前の教育振興のときも生徒からの報告を伺って、大方のところはわかりました。この事業、私たち市民サイド、学校以外の、あるいは行政以外の面から見ても、大変親善交流というのは大変いいことだと思うのです。ここに本年度も145万ぐらいですか、これぐらい予算をつけて計画なさるようでございますが、そこでこの中身の有意義性というのですか、そこについてちょっとお伺いしたいのでございます。
　まず１つは、少年団の規模というのは、小中高でございましたね。人数は、あのとき何か十何名とか、18名とか、19とかと聞いたような感じしたのですが、このぐらいで報告では３日間とかとあったのですが、そうすると100万ちょっとで間に合うものか、本当に成果を上げてくるにはもっとかかるのではないかなということを思いまして、１つはどれぐらいの規模なのか。
　そして、交流事業ですから生徒にこれを勉強してこい、これを八幡平市からの報告事項で、向こうからの収穫はこれだというふうに義務づけるものではないと思うのですけれども、19名とか何がしの交流団で、子供たちの収穫というのですか、そのことを学校で報告すると思うのですが、交流会で、この計画で行って学んでくるもの、あるいは八幡平市から情報発信するもの等で、その主なことというのですか、どういうふうな収穫を考えての事業であるのかということ。
　それから、子供たちが本当に学校で報告なさると思うのですが、学校あるいは作文にもしているようなのですが、行ってきた人たちの事業の報告というのですか、内容というのは、どういうふうに全校生徒に、小中高に報告されているのか、簡単でよいのですけれども、まずそこの交流の使節団のあらましについて、本年度もやるようなので、このことをひとつ教えていただきたいと。簡単でよいのですけれども、ひとつこれ、これ、これとお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 13 ] 　お答えします。
　まず、この事業につきましては、旧松尾村時代から続いておりまして、ことしで第13回目になります。沖縄のほうの事業は少年の船ということで、名護市からこちらに来るのが少年の船でございます。
　まず、目的でございますけれども、団体活動とか、子供たちのリーダーの資質を養うということで事業を行っていますし、それから沖縄県の文化と、それから自然、それを理解しながら八幡平市のよさを再確認するということでこの事業を進めております。
　収穫でございますけれども、この間の大会のときも発表いたしましたけれども、あのような形でいろんな活動をしてございます。
　それから、報告につきましては、行った方がそれぞれの学校で報告しております。
　人数につきましては、18名参加してございます。それから、統導者が４名参加してございますので、このような形で今年度も行っていますし、それから来年度も予算計上したところでございます。
　以上でございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「報告」の声あり〕

◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 14 ] 　報告でございますけれども、向こうに行っていろいろ体験するわけです。沖縄の文化とか、当時の第２次世界大戦の戦争のこととか、そういうことを報告するわけですけれども、沖縄ではこちらからいろいろさまざまつくって、八幡平市のしおりとか、例えば押し花とか、葉っぱとかそういうのを乾燥させて、シートでくるんで持っていって、こちらの自然はこうだよということで、そういうふうな向こうに行って研修させてございますし、それから沖縄のほうで研修したこと、船に乗ったこととか、それからいろいろな体験、向こうの子供たちと交流してございますので、その体験報告とかそういうことをしてございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） ９番、田中委員。
◆委員　田中榮司夫君 [ 15 ] 　もう少しちょっとお伺いしたいのですが、今本当にその実情というのですか、内容がわかりました。それで、何年も続けられていると、続けられていることはいいのですが、祭りのように毎年同じことをやるのではなくて、本年度はここは予算は145万ぐらいに決まっているようですから、真新しいものというわけにはいかないのだろうけれども、いずれ年々やられたところの学校側の生徒たちの反応、それから教育委員会の評価等を考えて、本年度も百四十何万のでおやりになるのですかということで、簡単ですが、いつもの交流会のスタンスと違うものも何か考えていらっしゃるのかということで、本当にささやかなのですけれども、お伺いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 16 ] 　答弁いたします。
　この少年の翼につきましては、毎年同じことというか、内容的に似たようなもので行っていることは確かに事実でございます。ただ、参加する子供たちが毎年かわっていますので、その辺でマンネリ化するということはないです。ただ、引率するほうがずっと続けていればマンネリ化する可能性はありますが。ただ、毎年その中身についてもいろいろ教育委員会のほうで、ここはこう変えたほうがいいのではないかという反省も含めて実行してございます。
　それから、先ほどのご質問の中で学校についての報告ということでございますが、これにつきましては各学校で報告会はそれぞれに企画していただいて、その場所を提供させていただく。
　それと、これにつきましては、旧松尾村時代から続けているわけですが、参加費につきましては予算の割には人数が行っているのではないかということだと思うのですが、個人の負担を半額ちょうだいして継続してございます。本当は無料にしてやればいいのでしょうけれども、参加する人の自己負担というものもやはり必要ではないかということも議論になりまして、半額は個人負担という形でやっていることでございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） ９番、田中委員。
◆委員　田中榮司夫君 [ 17 ] 　今のところもよくわかりましたが、18名か19名の人たちがそれぞれの学校、小中学校で、どういう生徒さんたちが、クラスとか学年のリーダーとか、学校のリーダーとか、生徒会長さんだとか、どういう人たちが選ばれて、生徒が選んでいらっしゃるものなのですか。父母とか保護者とかも何か関係していらっしゃるのですか、行かれる生徒さんたちの選考のことで。簡単でいいです。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 18 ] 　お答えします。
　参加者につきましては、学校のほうに要項を流します。そして、それは全子供たちに配布されます。希望者、要するに負担金が発生しますので、まず希望者を。その希望者の中から、学校のほうから推薦していただくという手だてになってございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 10番、髙橋委員。
◆委員　髙橋　守君 [ 19 ] 　106ページの備品購入費のメール一斉配信システムソフトウエア購入費15万5,000円となっていますが、これは昨年も同じ内容の予算をとって実行できずにことしにまたという状況だと思いますが、どのように進めるのかお知らせいただきたいです。
　それで、前の款に関連してまいりますが、消防費で102ページのメール配信システム利用料とありますが、配信するデータというか、情報の中身が違うという部分は当然わかりますが、作業自体が似ているので、これは一元化することは検討できないのでしょうか、もしくはされたのでしょうか、そこら辺もお知らせをいただければと思います。
　それと、教育費といいますか、学校教育費全般にかかわる話になりますが、民生費の中で子ども手当のお話がいろいろ出ましたが、６月から１万3,000円の子ども手当、これは実際本来やろうとする金額に対しての半額から始めるということで、国として取り組む中身なわけなのですが、子供を育てるというのは非常にお金がかかる、これは教育費にかかるお金の部分が大きいという意味もあって、地域ぐるみで、もしくは国ぐるみで子供を育てようと、それをもって少子化の歯どめとしたいという与党の政策だろうというふうに思います。考え方には大変賛同できる部分もございますが、なかなかそのお金の使われ方についていろんなご意見があります。それで、義務教育の中で子供を育てる場合に、当然行政でお金を使う部分というのは、この予算書のとおりたくさんございますが、実際に家庭で子供にかかるお金というのはどれぐらいの金額があるのだろうかと。単純に足し算していけばわかりますが、実際例えば中学生になれば制服が必要だとか、小学生ではランドセルが必要だとか、それぞれ運動着が必要だ、ズックが必要だ、ペンが必要だ、ありとあらゆるものがあります。例えば給食もひょっとすれば教育の一環でありますからその分も入るのかなというふうな思いもありますが、そもそも義務教育で子供１人育てるのにどれぐらいの費用をそれぞれの家庭で想定しているのかなと、そういう試算を教育委員会でされたことがもしあるのであれば、お知らせをいただきたいと思います。質問の意味は、２万6,000円のお金が果たしてその金額に見合うものなのかどうなのかという疑問もありますし、現金で支給するよりもかかるものを国として、行政として支給する方法というのは果たしてないのだろうかという親御さんからの声、もしくは子供さんがいらっしゃらないところでも、子供にかかるお金をみんなで支えなければならないのはわかるけれども、その金が果たしてどこにいくのだろうという疑問を投げかける方がいっぱいいらっしゃるので、こういう質問をさせていただいております。もし試算したものがあればお知らせをいただきたいと思います。お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 20 ] 　お答えします。
　まず最初に、１点目のメール配信システムのことにつきましてですが、このメール配信システムは実際加入率が非常に悪いということで、うまく機能していないのかなというふうに感じているのが正直な話でございます。前にもこういう話があったかと思いますが。それで、このシステムの構築を総合政策課、要するにさっき言ったような防犯システムと似たような形でやれればいいのかな、全体を把握できればいいのかなというふうな考え方に相談してございます。今現在は各校ごとにメール配信システムは設置というふうに進めていますが、これを一本化したほうがより有効に使えるのではないかと、要するにいろんな不審者の情報とか、これは広く流すべきだという、学校ごとではなくてですね、そういうふうなシステムのほうが効率的ではないかということで、実際今担当の総合政策課とお話はしてございます。いずれそっちのほうがより有効に使えるのではないかというふうに考えてございます。
　それから、義務教育費でどれぐらいお金がかかるかということでございますが、これはちょっと古いデータになって申しわけないのですが、文部科学省のほうでとっているデータでございます。小学校からですが、公立で33万4,000円、こちらのほうでは私立がないのでその分は省きますが、中学校では47万2,000円というふうに学習費がかかるという文科省のほうの調査がございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 10番、髙橋委員。
◆委員　髙橋　守君 [ 21 ] 　ありがとうございます。
　メールのお話は、一元化する方向でというお話ですのでぜひそうしていただいて、款からちょっとはみ出しますが、加入者といいますか、情報を欲する方がどの情報が欲しいと選べるようなシステムをつくっていただければ、観光の情報、イベントの情報、当然危険な地域の情報とか災害の情報、そういうものがあればまたいいのかなと思いますので、どうぞ今の状況で進めていただきたいなと思いますので、その点についてお願いしたいと思います。
　また、小学校で33万4,000円、中学校で47万2,000円というお金がかかっているということですので、そうすれば２万6,000円の金額以上のお金は確実に、月に直してそういう金額にはなるのかなと思いますが、これは１年間ですか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「１年間」の声あり〕

◆委員　髙橋　守君 [ 22 ] 　ですね。済みません。であれば、間違いなくその金額以上の、２万6,000円の子ども手当以上の金がかかっているという状況にありますので、学校教育課もしくは教育委員会としての見解で結構ですが、国が助成する体制があれば、その子供たちにかかる費用を軽減する方向の流れというのは可能なものでしょうか。現金支給で個人差があるお金の使い方というのは、当然使う人の考え方によりますので、最低限固定してかかる金額というのはあるわけで、先ほど言ったようにランドセルとか、制服とか、運動着とか、これは全員が同じものを同じように使っている、同じ金額がかかる、その金額を支給するという方法があったらどうだろう。よく市民の皆さんから言われるのは、子供たちが一生懸命勉強している、でも親御さんによっては例えば給食費、滞納の話もございますが、なかなか支払ってくれない親御さんもいると、これは子供にとって時には悲しい部分もあったりすることがあると思いますので、どうしても親御さんの考えに従わざるを得ない子供の立場というのがありますので、子供が伸び伸びと堂々と学校に行って勉強ができる環境をつくる意味でも、そういう方向性というのは可能なのでしょうか、お考えを伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 23 ] 　お答えします。
　これは、かなり難しい話で、簡単に答弁できないということ、これは覚悟の上でございますが、確かにいろんな学費、ランドセルとか、そういうものが必要だという考え方もございます。ただ、あれは必ずそうしなければならないというものではないのですが、ただ子供にとってはすごい惨めな思いするということもわかります。だけれども、それをすべて同じように一律に配布すればいいのかということになれば、これもまたちょっと問題があるのではないか。そのために教育委員会のほうでは、小学校費、それから中学校費の中で要保護及び準要保護の子供たちに、周りの子供たちに気づかれないように校長先生たちとお話ししながら、連携とりながら、給食費を補助してやったり、そういうふうな形にしてございます。前に、私の経験の話ですが、児童福祉課だったかな、そちらのほうで大変な苦しいうちがあったということで、ランドセルがだれか余っているというか、自宅のほうにまだ使えるようなものがあったら寄附していただけないかというような情報もございました。私は机あるのですけれども、机は要らないのですかとは言ったのですが、やはりそういうふうにして、もし現在も子供さんが大きくなって不要なものがあれば、そういう横の連携で情報を得ながら、何とかそういう子供たちにフォローしてあげたいなという思いはございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 10番、髙橋委員。
◆委員　髙橋　守君 [ 24 ] 　ありがとうございました。
　難しい問題であることは安易に予測できますし、私もそう思います。ただ、同時に大事であることもそのとおりだと思います。子供を持った親御さんが子供を育てるためにこの子に伸び伸びと勉強させてやりたいなという思いは、どの親御さんも多分一緒だと思います。しかしながら、生活が大変なために必要なお金を十分に子供に与えることができない場合も時によってある。その場合は、行政としても支えてあげたりすることは可能だというのはそのとおりだと思いますが、そういう不安があることによって、ではうちでは子供は１人しか持てないのだと、そういう考え方が発生することが市として、もしくは国として方向的に間違いではないかなというふうに思います。ですから、自分のかわいい子供が一人でも多く生まれれば、家庭として明るい家庭ができて幸せな人生が送れるという思いの中で、子供はできたらばたくさんつくって、それを育てるのは地域ぐるみで、もしくは国が支えてくれて、安心して学校に進めることができるのだという環境をつくるのが本来国として、地域として子供を育てるという考え方ではないかなという意味で、ランドセルという話がありましたが、それに限ったことではなくて、いずれ安心して子供が育つのだと、せめて義務教育終わるまで、できれば高校卒業するまで地域ぐるみで子供を育てるのだという環境ができればいいなという思いの中で多分子ども手当というものが出てきたのだと思います。財源的に国の難しさもあるかと思いますが、せっかくそういう制度があるのであれば、子供にちゃんと行き届くような使い方をしていただきたいなという思いで質問しておりますので、今後そういう国民の、もしくは市民の声が大きくなったとき、行政として、教育委員会として、その方向で取り組むこともお願いしなければならないと思いますので、そういった面についてもし見解があれば伺えればと思います。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 25 ] 　答弁いたします。
　今、髙橋委員さんのお話、確かに子供を大切に育てる、教育振興でもお願いしています。ただ、これ一つ一つの家庭というのがそれぞれ微妙に違うものがございますし、一律にみんな同じというわけにはいかないことも当然知ってございます。これに関しましては、それぞれ子供たちも自分の家庭のことを知るというのも教育の一環ではないのかなというふうに思います。ですから、それぞれ自分のうちはこういう家庭なのだ、だからこういうものは我慢もしなければいけないのだ、やっぱりそういうことを知りながら子供たちは育っていかなければいけないのではないかなと。画一的にみんな一緒であれば、何もそういう考えが持てないというふうに感じますので、その辺何とか御理解願いたいということと、あとはやはりそれぞれのテーマで困ったことがあったらそれぞれ教育委員会とお話しいただいて、議論をしながら、よりよく子供たちを育てていく方向に向かいたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） 16番、山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 26 ] 　１点お尋ねしますが、学校統合についてお聞きします。
　田山中学校と安代中学校の統合について、これまでＰＴＡなり地域で話し合い、懇談会持ってきているところですが、話し合いの中で出されている問題点というのは、どういうことが今問題になっているのか。その中でちょっと聞いたのですけれども、田山中学校のほうから、安代中学校との吸収統合ではなく、対等統合にしてほしいということが出されているというふうに聞いていますけれども、その中身についてもよく私理解していないのですけれども、例えば父兄の話だと校歌をどうするか、校章をどうするか、そういう議論で話し合いになったというふうに聞いていますけれども、それらに対する対応がどうなっているのか、現在の決まったことは何か、その点についてお伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 27 ] 　田山中学校と、それから安代中学校の統合についての問題点ということですが、問題点の以前にまだその中身までは入っていないです。要するに適正配置の指針について説明申し上げて、地域の人たち、それから保護者の人たちの考え方を今聞いている段階でございますので、吸収とかそういう話は私たちは一切してございません。ただ、今山本委員さんがお話しした話の中身は個人的にささやかれたこともございます。ただ、それについて公の場でこういう中身のお話がございますとかということは一切お話ししてございません。
○委員長（伊藤一彦君） 16番、山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 28 ] 　現在決まっている点は何もないということで理解しますが、そういう課題というか、話題というのは、決してそのままほっておいていい問題ではないというふうに私思うのですけれども、例えば先ほど話したように、そういう話が現実にＰＴＡの側から話がされるわけですけれども、その背景には現在は田山中の人数が32人、31人だと、やがては安代中も70人段階になるということがあるようなのです。ですから、両方とも大幅に減るというような話の中でそういう話がささやかれているのか、現実にそれをちゃんとしてもらわなければ統合は難しいよと言っているのか、そこまで私もわかりませんけれども、いずれ父兄の側からそういう話があったということは聞いております。ですから、それらのことについて、市も対応が大事ではないかなと思うのです。ですから、それらを受け入れて時期を決めるとすると、やはり時期的にも時間がかかるという部分だと思いますので、教育委員会として、今言われているのが校歌の問題とか校章の問題、今の安代中のままで安代中のほうに統合するということなのか、それを変えて対等に統合するのかと、その辺については市としてもきちんとした方針を私は持つべきだなと、一部にそういう意見があるという、一部か、どの程度かわかりませんけれども。ですから、市の側としての対応もはっきりすべきだなというふうに思うわけです。適正化配置指針では、確かに21年度から24年度までということに目標を持っているわけですけれども、現実に田山中の校舎見てみますと、ひび割れも入っているという状況もあるわけです。ですから、市としての時期ですか、いきなりもう来年度から統合しますよということではなく、ある程度時間を置いて市として方針を持って対応すべきであると私は思うのですけれども、決して統合について反対だということはないようですので、その点についての話し合いが大事なものだというふうに思っていますので、その辺の対応について今後どのように持っていこうとしているのか、それについてお尋ねします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 29 ] 　お答えします。
　この田山中学校と安代中学校の統合につきましては、今現在、地域の代表者、地域審議会ですか、その方と、それから保護者の代表で一つの統合についての懇談会みたいなのを、協議会みたいなのをつくって話し合おうというふうになっております。個人的にはいろいろやはりそれぞれの思いがございますので、それを私たちが一つ一つ取り上げてお話しするわけにいかないので、そういう一つの懇談会みたいなところできちっとお話を相互に会話していただいて、それで納得いく方向でまとめていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 16番、山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 30 ] 　ですから、そのまとめる時期がいつかということが大事だと思うのです。そして、何年度から統合しますということを早目に方針として出すべきだと。何でもそうだと思いますけれども、十分議論を尽くせば、それはまとまるものだと思っていますので、それをせっぱ詰まってやるのではなく、やはりきちんと前もって対応してほしいというふうに思うのです。
　それで、例えば24年度から統合するという案を出すとすれば、市とすればいつの時点でそういうことを提案できるのか、24年度から統合しますよといった場合において、23年度にならなければそれは方針出せないのか、22年度中、今年度中に方針を出せるのか。私は、方針は早く出すべきだと思うのですけれども、その点についてどう思いますか。具体的な話です。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 31 ] 　年度をこちらのほうからお示しくださいというお話だと思うのですが、教育委員会のほうからは何年度に統合しますというお話はしてございません。あくまでも学校というのは地域にとってすごい大事なものだということもございますし、保護者のためだけでもないということも感じてございます。ですから、あくまでもその地域が話しして、やはり子供たちにちょっと無理があるのではないかということであれば、この年度にやってほしいという方向性を持っていただければ、そっちの方向で持っていきます。渋川小学校のときもそうだった。私たちが何年度でという話は一切しなかった。ただ、保護者のほうから、子供たちが少人数で先生も減らされる、これでは子供たちがかわいそうだというお話をされたわけです、私たちに。それでは、その話を地域の人にお話ししてよろしいですかと、保護者のほうではぜひしていただきたいと、それをもって地域の人たちにこういうお話が保護者のほうからございましたが、いかがでしょうかと、地域の人たちもやはりそれはそうだろうということで渋川小学校は大更小学校と統合するという流れになりました。田山中学校についても、やはりそういうお話を保護者、地域の方々にお話ししていって、納得する状態で統合していただければなというふうに思ってございます。
○委員長（伊藤一彦君） 20番、米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 32 ] 　次長の答弁の機会が多いようですので、教育長にも答弁の機会をつくりたいと思います。
　それで、教育長が行いました教育行政運営基本方針と重点演述、これに沿った形で３点質問したいと思いますが、まず一つは、演述自体ですが、これはたしか昨年の議会でも指摘あったのですが、基本的には前年度とほぼ同様の表現になっていると。つまり３年連続そういう形なのですが、そのこと自体の是非について私は判断するすべもないし、論ずるつもりありませんが、例えば教育の理念なり基本方針は確固としたもので、一定期間継続するのだということもあり得ると思いますので、何よりも教育長の思いがあると思いますので、その点についての見解を伺いたいと思います。
　２つ目ですが、芸術文化の振興の問題なのですが、この点についてはこの演述では７ページでこういうふうに述べているのですが、芸術文化振興においては芸術文化協会各種団体と連携し、芸術祭、音楽祭、芸能大会など発表の場の提供を図りというふうになっていますが、この点にかかわって伺いたいのですが、芸術、文化の一つの分野として絵画の問題なのですが、私の提言なのですが、私たち議員、今ここ半年ぐらい、特に市民との対話の機会が多いと。あくまで市民との対話なわけですが。それで、その中でプロの画家の方と対話の機会ありまして、絵を見させてもらったり話をしたのですが、思いとすれば地域にそういう存在があると、これを地域の力としてもっと生かす形はないのかと。例えば芸術祭そのものは市の直営ではないのですが、そういうプロの画家の絵を展示することで市民にもいい刺激を与えるし、交流も生まれるということで文化なり芸術の市としての振興につながっていく可能性があるのではないかという思いを持ったので、妥当かどうかは別ですが、見解を伺いたいと思います。
　それから、３つ目、図書館費ですが、これは演述では６ページで、読書活動の推進については図書館を中心にして市民が読書に親しめる環境づくりに努めというふうになっていました。それで、これは費目としては図書館費としてなっていますが、予算上見ると総額で2,110万円、図書資料購入費29万4,000円です。これは昨年当初予算も同額ですが、つまり図書館費全体から見れば1.5％。多分この金額約30万というのは、この費用が書籍購入費等だとすれば、例えばハードカバーという書籍からいえば、100冊から百数十冊の金額だろうというふうに思うのですが、この額というのは図書館の充実あるいは図書そのものを重視している点から妥当な金額だという根拠があるのかどうかというのを伺いたいのですが、この３点。
○委員長（伊藤一彦君） 教育長。
◇教育長　高橋北英君 [ 33 ] 　３年同じように続いているということについての見解ということでございますが、前にもご指摘をいただいて見解を述べた記憶がございます。本来私、教育に対する思いというのでしょうか、そんなに変わるべきものではない、変わるについては本当には慎重にやらなければならないのだろうなという思いがございます。一番教育改革ということで大きな変革があったのは、第２次大戦後のドレーパー使節団による教育改革であったわけですけれども、そのときに改革の名において本当に大事なものまで葬り去られた部分というのがいっぱいあるのではないかなという思いがございます。なので、やはり教育という仕事は意外と保守的な仕事であるだろうなと、派手さはないところだろうというふうに思ってございます。そういった中でも、もちろん方法であるとか、そういったあたりでは改革していかなければならない部分というのがあることは十分認めているわけでございますけれども、大筋においては根本になるところというのはそう簡単に変わるべきではないだろうと。おまえたちにやったの間違いだった、許せなというような話にはならないだろうというふうに思ってございます。
　次に、芸術の振興、かなり芸術分野というのは範囲も広いところでございますが、できることであればすばらしい絵画でもいいですし、ほかの芸術分野でも結構なわけですが、すばらしいものに触れるということは大事なことであるというふうに思います。特に子供たちにおいては、子供たちだからこそすばらしいものに触れさせなければならないのだろうなというふうに思ってございます。そういう努力はしているつもりではございますが、全部の分野にわたってすべてに手が回るというような状況でもないものでございますから、そういった機会があれば、絵画であろうが、工芸であろうが、いろいろな分野において一流の人たちに触れる、あるいは一流の作品に触れる機会というのは、多くの市民の皆さんに持っていただきたいというふうに思っているところでございます。
　図書に関しては、次長にお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 34 ] 　芸術文化のさっきの絵画の件もそうなのですが、市内にもいろいろ絵をかいている方がございます。それを展示する場所、特に美術館とかアトリエとかというのはないわけですが、やはり今教育長がお話ししたとおり、そういう企画展、自分たちが個展を開きたいなというときにはそのスペースですね、図書館でもよろしいですし、市民センターでもよろしいでしょうし、そういうところでやりたいということであれば、そのスペースは自分で見つけられると思います。それから、温泉郷にある集会施設、あそこにも結構そういうスペースございますし、市内のホテルなんかでもそれぞれの写真を展示している方もございます。ですから、そういうスペースを自分たちで見つけて展示するということも大切かなと。よく松尾鉱山の資料館なんかにも、今絵画が結構寄贈されてございます。そういうのもたまに一堂に会してそういう企画展をやるとか、そういうふうな企画も必要なのかなというふうに存じます。
　それから、図書費でございます。予算の説明書のほうの、これは118ページ、119ページですね、その中で11節の需用費がございます。その中に消耗品費324万6,000円とございますが、これの部分が一般図書の購入費の予定でございます。
　それと、18節の備品購入費、図書購入費というのは、これは備品とするくらいの高価な本とかそういうものを購入する、備品に値する書籍というものの予算にしてございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 20番、米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 35 ] 　わかりました。それで、演述の内容について触れていきたいのですが、言うまでもなく子供は社会的な存在であると、つまり社会の状況の影響を強く受けるということなのですが、そういう趣旨からいえば、例えば現在子供をめぐる社会的な状況で何が大きな問題かというふうに考えたときに、子供の貧困の問題、貧困克服の問題が１つあると思いますが、それともう一つは児童虐待、これは福祉の分野にも関連するのですが、これはある意味では社会的な現象として深刻な問題としてとらえる必要があるし、私からいえば方針重点演述の中にも触れられるべき課題ではないかというように思うのですね。確かに子供の貧困にかかわっては、これは触れられているのですが、こういうふうに触れているのですね。教育の機会均等確保のため、経済的理由や障害により就学困難な児童生徒の保護者に就学支援を行うというふうに述べています。しかし、例えばこういうふうにも述べているのですね。教育の基本方針、５項目具体的に挙げているのですが、基本的事項の第１が確かな学力を育てる学習指導の充実だというふうになっていて、その中に児童生徒の家庭学習の習慣化を図ってまいりますというふうになっていますね。ここのかかわりで質問したいのですが、例えば子供の貧困の問題では、それ自体問題と同時に、それが連鎖するということも大きな問題になっていると。つまり貧困な家庭に育った子供というのは、子供自体が大人になったときもそういう状況に陥る可能性を強く持っていると。つまり十分に学習する機会が奪われると、貧困の結果として。というようなことが大きな問題になっていると。例えばそうすれば、家庭学習を習慣化する状況が家庭の中にあるかということが問題になると思うのですね、当然。そして、虐待の問題も今深刻な実態が次々にマスコミで報道されると、長期間虐待されて死に至るという深刻な事態も数多く報道されると。例えば極端な話、死に至らなくてもそういうふうな虐待を受けている状況、子供が長期間恐怖に震えていると、そういう実態というのはその何倍もの数あるのだと思うのです。我々とすれば、そういう実態が少なくとも自分の身近なり市内にあってほしくないというふうに当然思うわけですね。だとすれば、そういう実態が市内にどうあらわれているのかと、あるいは学習機会、家庭学習の習慣化を図る上で、どういう障害としてあらわれているのかという実態が見えてこなければ判断のしようもないし、あるいは教育の方針としてその部分が入ってくるべきではないかと、今の社会状況からいえば。というふうに思うのですが、どうでしょうか。
　それから、芸術文化の問題は、基本的にはそういうことかもしれませんが、基本的には自分がそういう機会をつくるということだろうとは思うのですが、市として芸術文化を振興という立場に立ったときに、しかもこれは一般的に一流の作品なり、すぐれた作品を鑑賞するというだけではなくて、市内にそういう画家なり芸術家が存在しているということが私は大事なことだと思うのですが、つまりその作品にも触れられるし、それを制作した人にも触れられる機会が市民にあるということですね、市内にいれば。そういうことを十分芸術文化の振興に生かしていくという立場を市としても持つ必要があるのではないかというふうに思ったので、例えば芸術祭等でそういうコーナーを設けるというようなことも一つの手ではないかというふうに思ったのですが、その点どうでしょうか。
　図書館については、私の認識違いでしたので、そうだとすればわかりました。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 36 ] 　まず、２点目のほうの芸術文化について、こちらのほう、教育委員会のほうで企画するということも確かに大切でございます。そういう意識を持ちながら企画していくということが必要だと思います。例えば私最近ちょっと気になっていたのが、この予算の中にもあるのですが、江間章子さん、江間章子賞というのをやっているのですが、この江間章子さんの自筆のいろんな書いたものがこの市内にいろいろあるのです。点在しているのです。そういうのをある程度１カ所に集めて、一回皆さんに知らしめるということを、これは芸術文化とは言わないのかもしれませんが、そういうふうに企画するのも大切かなというふうに考えてございます。
　あと、教育長方針についての児童虐待の部分も入れろということになりますが、確かにそういう部分もありますし、その辺は児童福祉課と協議しながら、今こういうことが子供にとって大変なことが起きているのだよということを情報交換しながら、今後考えていきたいというふうに思っています。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 教育長。
◇教育長　高橋北英君 [ 37 ] 　貧困の問題と家庭学習の習慣化というようなことでのお話でございましたのですが、貧困の問題というのの実態の把握というの、これ意外と難しいものでございまして、先ほどの次長のお答えともダブるのですが、うちのほうの教育相談員がございまして、定期的に児童福祉課と協議をやって、連携の上でそういったものの把握に努めておるわけでございまして、ただ昔ならばうちが貧しいについて子供が手伝いをするというような場面がいっぱいあったわけでございますけれども、現在ご両親の仕事を子供たちが手伝う場面というのは、大変昔と比べると少なくなっておりまして、その辺の家庭生活というのがよく見えない部分があるのですが、いずれ子供たちが、私どもが家庭学習というのを打ち出したものについては、子供たちの生活がほかの全国の、あるいは岩手県内の子供たちの生活の状況と比べて、家庭においてテレビを見ている時間が多いと、この部分を家庭学習に回されないかということで、家庭学習の習慣化というのを打ち出してきたところでございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 20番、米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 38 ] 　家庭学習の習慣化を具体的に挙げたわけですが、そのこと自体は私も否定するつもりはありませんが、あるいは今教育長答えたように、例えば実際問題として過去に絶対的な貧困の状態であったと、しかしそれなりに子供は育ったということは、それは事実として多分あるのだと思うのです。しかし、その問題と今の貧困の問題はまた別次元でとらえる必要あると思いますし、今の経済状況、失業者含めてこれだけ社会にあふれているわけですから、深刻な社会問題になっている中で子供がその影響を受けないと、例えば市内ではそういう状況がないというわけにはいかないのだと思うのです。だとすれば、さっきも言ったように、繰り返しますが、家庭学習の習慣化というようなことも含めて、その貧困によって家庭の環境がそういう状況にならないと、あるいは例えば虐待も、特に現象としては幼児に多いわけですが、しかしそういう家庭の状況が子供が小学校入る段階からすぱっとそういうことがなくなるということはあり得ないはずで、多分ね。だとすれば、そういう実態も市内にもあるだろうというふうに思うのです。それは、確かに実態をどう把握するかというのは難しい問題なのですが、そこに深く入った教育方針があるべきだというふうに私は思うのです。そこがなければ、やはり本来全体として市の教育のあり方として、やっぱり１つ欠けているというふうに私は言わざるを得ないと思うのですが、そこにやっぱりしっかり思いが入るということが必要だと思うのですが、どうでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 39 ] 　これは、教育委員会、必ずしも小学校、中学校入ったからではなくて、やはり生まれたときからいろんな教育というものが家庭の教育ですか、そういうものから始まるかと思います。虐待もそうですし、いろんな貧困もそうですが、そういう部分でそれぞれの子供たちの思いを軽くさせるためには、やはり行政の横との連絡ですか、保健課なり、それからさっき言った児童福祉課なり、行政の横軸の連携が非常に大切ではないかというふうに思います。必ずしも教育委員会だけで終わりではないよと、その前のことから始まってずっと連携させていかなければならないというふうに思いますので、行政としてはこの横軸の連携を強化して、情報交換に努めたいと思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） ここで11時25分まで休憩いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１時１２分）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　　　　　開

○委員長（伊藤一彦君） 休憩前に引き続き会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１時２５分）

○委員長（伊藤一彦君） 10款の教育費の質疑を行います。質疑ありませんか。
　17番、松浦委員。
◆委員　松浦博幸君 [ 40 ] 　私は、財産についてお伺いします。２目の公民館費の、ページ数は115ページの工事請負費について、旧平舘公民館の解体ということが予算化されております。危険建物ということは、数年前から言われておりました、床がもうゆぷゆぷ。にもかかわらず貸借して、ある事務所が入居しております。建物は公民館になっておりますけれども、恐らくあそこ２つの名称になっておったのではないかと思うのです。両方解体するのかということをお尋ねします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 41 ] 　平舘公民館につきましては、新しく移転しているわけですので、古いほうにつきましては、道路から向かって正面のところですね、あそこの部分だけ解体ということになります。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 17番、松浦委員。
◆委員　松浦博幸君 [ 42 ] 　そうすると、今室内相撲道場に利用しているほうは残るということですよね。あの部分も外壁から、入り口から相当傷んでいるのです。入り口ようやくあけて、あけても今度はかぎが閉まらない。あちこちから侵入されて、いろんなことをされるというような情報も入っております。その対策として何か、予算措置が見えていないようですけれども、やっていただくことも考えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 43 ] 　あそこの中には相撲場がありまして、その相撲場を使っていますので、まだその相撲場については解体はできないということで今のところ考えております。
　それから、かなり傷んでいるということですけれども、まず現地調査して見てみたいと思います。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 17番、松浦委員。
◆委員　松浦博幸君 [ 44 ] 　相撲場に使わせていただいておるそうです。今旧西根町の学校敷地内には、各相撲場がすべてあるのですけれども、徐々にその相撲場も教育委員会でなくしようかというお話も伺っております。室内練習場の相撲場として、八幡平市は相撲の市だということは皆さんもご承知のとおりだと思われますので、あの相撲場だけはなくしないようにという地域の小学校、中学校のそれぞれその年の選手になる父母の皆さんの要望も多々あります。相撲場の整備、いろいろ現地調査をしてからということでありますけれども、そのことを強くお願いをしておきます。そのことについてもう一度お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 45 ] 　平舘の相撲場につきましては、かなり古いということでございますけれども、各学校にも相撲場がございます。屋内ですので、冬場にも使えますので、例えば寺田のほうではビニールハウス等、そういうのを使ってやっているところもございますし、それから松尾にも立派な相撲場がございます。遠くまで行ってけいことかそういうのをやるというのも児童生徒には大変だろうということでございますけれども、平舘地区につきましても屋内のあり方について、先ほどご質問ありましたように、あり方について今後考えていって、どのような方向にすればいいか検討したいと思います。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 22番、三浦委員。
◆委員　三浦正信君 [ 46 ] 　110ページから112ページにかけての小学校費、中学校費の扶助費について伺いたいと思います。ざっと見ますと、３年前ごろから六、七十万ぐらいずつふえております。21年度については小学校費が多少減額補正されておりますが、中学校の関係についても極端に200万ぐらいふえたり、そういう関係になっております。そういった関係で、計画の中では就学困難と認められる生徒の就学を援助するとありますけれども、就学困難というのはどういう状況の子供さんを指すのか。また、その小学校、中学校の方々が何人ぐらいずついるのか、その援助内容をまず伺いたいと思います。余り中身については細々と要りませんので、お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 47 ] 　就学困難というものについては、生活保護の基準のもの、あと準要保護については1.2倍、物によって1.3倍の分の基準で対応しております。
　内容ですが、まず新１年生については……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「小学校、中学校の人数」の声あり〕

◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 48 ] 　人数ですね。小学校、22年度については準要保護として160人、中学生112人を見込んでおります。
　以上です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「援助内容」の声あり〕

◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 49 ] 　学用品、小学生、年額１万1,100円、中学生が２万1,700円。あと通学用品として、１年生を除いて小学生が2,170円、中学生も同じく2,170円。あと校外活動といいまして、宿泊なしの場合については小学生が1,510円、中学生が2,180円、宿泊の伴う校外活動費については小学生3,470円、中学生5,840円。あと体育実技用具として、小学生の１年生、４年生にスキー用具として実費で買ってもらうのですが、上限が２万5,300円、中学生が１年生を対象として、スキー用具が３万6,300円。あと新入学児童生徒学用品として、小学生については１万9,900円、中学生につきましては２万2,900円。あと修学旅行費といたしまして実額の２分の１となっておりますし、医療費につきましては実額支給、学校給食費についても実額支給となっております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 22番、三浦委員。
◆委員　三浦正信君 [ 50 ] 　金額で今説明いただいたのですが、小学校と中学校の大体１人当たりにはまとめて幾らぐらい援助されているのか。
　それと、判断基準があると思うのですが、これはどういう方がいろいろ判断して就学困難ということで決定されているのか。
　主なものは２つなのですが、先ほど教育長も貧困の判断についてはなかなかこれは難しいという話をされたのですし、次長についても給食の関係か何かだと思うのですが、ほかの子供たちにわからないようにして何かをやっているというような感じに私受け取ったのですが、その辺についてちょこっと詳しく伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 51 ] 　小学生、中学生の１人当たりの金額は年額……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「約でいい、年額でなくていい」の声あり〕

◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 52 ] 　これについては、人それぞれちょっと形態が、医療費とかあれが異なるので計算してみないと明示できませんので、後で提示したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
　あと、判断基準ということですが、まず学校経由で来ますので、学校に所得証明書なり何かを添付してもらって、その中の世帯構成を見て、所得でもって判断して決定しております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 22番、三浦委員。
◆委員　三浦正信君 [ 53 ] 　まず、最終的な質問になりますけれども、先ほど髙橋委員、また米田委員のほうからも、中身は別ですけれども、触れられましたけれども、これはいわゆる生活保護に関係している家庭がまず多いということで判断してもいいわけですね。そうしますと、子ども手当の関係とか何かについてもいろいろ報道されている中では、いわゆる虐待なり、八幡平市にはないかもしれませんけれども、虐待なり、あるいは離婚しておじいさん、おばあさんがたまたま支えているというような状況の方もあるわけですが、そういったものの子ども手当は親のほうへ行くということで、全く子供のほうには関係ないような格好になると思うのですが、先ほど次長が答えたように、これは全国の調査だと思うのですが、子ども手当の１人年間33万4,000円ということなのですが、これと別に市として個人的な経費については関係ないと思うのですよ。例えば学校に入った場合に体育用着とか給食とか、それから医療費の関係とかいろいろ、学級費とかいろいろ、中身については余りわかりませんけれども、あると思うのですが、そういったものについては１人当たり幾らぐらいかかるのかというぐらいの積算はしておいて、ただ私この子ども手当もこのまま一律に例えば２万6,000円支給するということは、もらう人はもらわないよりもらうほうがいいわけでいいと思うのですが、果たして子供のためになるのかなという私は疑問を持つわけですよ。そういったことで、積算をしておいてみる必要があると思うのですが、その辺についての考え方を伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 54 ] 　子ども手当につきましては、国の制度で支給するというわけですが、この子ども手当と教育委員会の扶助費とは連携してございません。ですから、先ほど課長が答弁したとおり、こういうものには幾らの扶助をするというふうに教育委員会で決めていますし、それに関しては学校の校長のほうとかいろいろ相談しながら、家庭の生活の実態を把握しながら扶助費については進めているところでございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 55 ] 　112ページ、学校建設費、西中の改修、これ委託料ですが、について伺います。一般質問でも耐震については伺ったのですが、時間がなくてこの件については再質問できませんでした。改めて伺います。
　まず、教育長の答弁では、東大更小学校校舎１棟、西根中学校の校舎３棟、西根第一中学校の校舎が２棟と、これが耐震を満たしていないので改修の必要があると、こういうことでした。そうしますと、それ以外に関しては全部耐震に関しては基準を満たしていると、こういう判断でよろしいのかということを伺いたいと思います。
　それで、今年度西中については、改修のための予算をとっておりますが、実は国のほうの制度が３年間という限定つきで、改修の３分の２を国が持つよと、その間にやりなさいというふうな指示をされているわけですが、西中についてはこのままいけばやれると思うのですが、東大更、それから西根第一中学校、これはそういう国の上積みした補助対象、間に合うのかということをまず伺っておきたいと思います。
　それから、これちょっと別な問題ですが、先ほど小野寺委員からスクールバスの質問がございました。それで、予算書を見ますと、スクールバスの委託料が今年度2,300万ほどが上積みになっています。その分で西根地区の４コースですね、これをやるということだと思うのですが、その中身ですね、委託料ですから当然業者に委託すると思うのですが、どこの業者に委託するのか、その辺も含めて伺います。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 56 ] 　耐震補強の質問でございますが、西根中学校、西根第一中学校、東大更小学校以外にあるのかというご質問でございますが、一般質問でもお話ししたとおり、そのとおりでございますが、一部というより田山中学校においては耐震を行っておりませんので、これについては今後も含めいろいろ検討していった結果、耐震については、調査については実施しておりません。
　あと、工事の関係でございますが、まず当初私どものほうで計画しておりましたのは、建築年度が西根第一中学校のほうが建築年度が早かったので、そちらのを最初に耐震補強にかかろうかと思いましたが、２次診断の結果、西根中学校のほうが数値的にちょっと悪いということで、西根中学校のほうから来年度実施設計を組んで、建物が３棟ということと、仮設の校舎を建てることが難しいという面がありますので、一気に１カ年で改修、耐震の補強は難しいということで、今のところの計画では23、24、25の３カ年で西根中学校については改修をしようということで計画しておりますし、西根第一中学校につきましては23年度に実施設計を組んで、24年度の改修補強と、あと東大更小学校につきましても23年度の実施設計で、平成24年度に改修を計画いたしているものでございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 57 ] 　スクールバスの件についてお答えします。
　スクールバスに関しては、民間のほうに委託する予定でございます。ただ、業者については、まだ選定には入ってございません。それとタクシーですね、タクシー会社ということの２系統で委託するということでございます。
○委員長（伊藤一彦君） 13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 58 ] 　それで、耐震なのですが、国との関係、先ほども聞いたのですけれども、国との関係では補助率の問題ではどういうふうになっていくのか。新聞等の報道によりますと、国の当初予算、予想されている予算がかなり減額されていると、それでそれに今全国の耐震化をするために希望している分に間に合わないような、国の予算がそういう予算になっていると。そういうことで、国の予算との関係ではどうなるかと、３分の２補助というやつですね。その辺も確認しておきたいと思います。
　それで、２次診断の資料ですね、ぜひ議員にも配付していただきたいのです。それは、先ほど小野寺委員もスクールバスの件でいろいろ質問されていましたが、これについてもきちっとした資料を配付していただきたいと。特にスクールバスに関しては、西根地区においては初めての実施ということで、かねてはいろんな地域で要望もたくさん出たそういう事業でもあります。非常に皆さんも関心が高いわけです。我々聞かれてもその中身がわからないという、そういう状況ですので、ぜひ資料は提出をしていただきたいということであります。
　それから、スクールバスの指名ですか、指名はどのように考えているのか、地元の業者ということで考えているのか、その辺も確認しておきます。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 59 ] 　耐震補強のことですが、国のほうの補正予算がじゃんじゃん入ってきまして、前倒しで安代中、柏台等については取りかかることができました。来年度以降については、まだ予算枠等が若干減っているような感じと見ておりましたので、ちょっとまだ見えない部分もありますので、普通の補助金のベースでいくということで私どもは臨んでおります。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 60 ] 　スクールバスの件でございますが、タクシーは市内業者にお願いしようかなというふうに考えています。バスにつきましては、必ずしも市内業者というふうにも考えていない部分もございます。というのは、ある程度バスに、保持している台数に余力がないと、バスが故障したときに運行できないという事態が発生すると非常にまずい部分がございますので、ある程度バスの台数に余剰がある部分をやはりお願いしたいなというふうに考えてございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 診断資料は出せますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「出せます」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 診断資料は出すそうです。
　13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 61 ] 　耐震の財源ですね、もう少し中身を詳しく教えてほしいのです。例えば西中の今回予定しているこの改修、どういう財源を使っていくのか、どういう市の負担になっていくのかということです。その辺を明確に出していただきたいと。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　高橋敏彦君 [ 62 ] 　それでは、耐震の状況と財源等の内訳についても、あわせて後で示させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） ７番、田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 63 ] 　先輩議員が言いました公民館について質問させていただきます。
　まず、撤去した跡地利用はどのようになっているか。
　それと、平舘公民館が会議室が狭いということで請願出されて５年ぐらいになっていますけれども、どのような、もしも検討されているのか、全然検討されていないか、その２点についてお尋ねします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 64 ] 　撤去した後の公民館の跡地につきましては、特にまだ利用については考えてございません。
　それから、今使っている公民館のほうにつきましては、特に事務所が狭いということですが、今のところ増設するとか、ふやすとか、そういうのは今のところは考えてございません。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） ７番、田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 65 ] 　ということは、まず全然計画とかそういう話にもなっていないということですか、市のほうの計画のあれには。市のほうの中で検討しているとかという何かそういうお話でも出ればと思って質問しましたけれども。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 66 ] 　特に今のところ検討しているとかそういうのはないものでございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 15番、関委員。
◆委員　関　善次郎君 [ 67 ] 　１つだけ伺います。
　前にも言ったことありますけれども、舘市コミュニティーセンターが22年度にある程度改修されるということになっていますけれども、進捗状況を伺います。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 68 ] 　舘市公民館につきましては、さきの補正予算できめ細かな対策事業で予算化してございますので、繰り越し手続をして22年度に完成したいなと思っています。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 15番、関委員。
◆委員　関　善次郎君 [ 69 ] 　中身をちょっと伺います。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 70 ] 　中身でございますが、現地に行って打ち合わせしたとおりの中身でございますが、まず屋根の傷んでいる部分の改修とか、塗装とか、それからトイレと、それから今畳の部屋ございますけれども、そこの部分を主に改修の予定でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 21番、北口委員。
◆委員　北口和男君 [ 71 ] 　121ページからのスポーツ振興のことで伺いたいと思います。
　まず第１点は、いろいろ市内でスポーツ大会等を開催しているわけですが、全国大会、県レベル等あるわけですが、会場地においては結構ＰＲ用の横断幕とか看板あるわけですが、まちを通った中において、何をやっているのかわからないというお話がございます。今何の大会をやっているのか、特に開催する近くの方たちが知らないでいるという声がございます。田山のスキー場にしろ、田山のまちの皆さんも、今何の大会をやっているのかわからないということで、これはまず大いにＰＲ、また地元の皆さんもわからないのではだめですので、その辺について今後の改善、またＰＲのやり方を考えていかなければならないのではないかと、そのように思っております。
　それから、第２点においては、いろいろスキーの競技の中のクロスカントリー競技におけるコース整備についてのことでございますが、近年各県ではかなりクロスカントリーの競技内容がクラシカル、フリーという分野が出ていまして、コースを広く持たなければというお話がございます。それで、当会場は狭いということで、拡幅整備をしてもらわなければというお話がございますので、その件についてどのようにお考えになっているか。
　あと１つは、115ページの伝承芸能の保存のことでございますが、昨年は各団体に垂れ旗を準備していただきまして、市外に行って発表するときは本当によかったというお話を聞いております。それで、今年度等においては主な開催は何か市内でもあるのかどうか、その辺いかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 72 ] 　各種スポーツ大会のお知らせというのですか、それをもっと強烈にやっていただきたいということでございます。確かにこの八幡平市、いろんなスポーツ競技大会やっています。バレーボール大会もやっていますし、ライオンズも、いろんなものやっています。それを一つ一つ看板上げてというのは、それぞれの経費の問題になってくるというのありますので、なかなか難しいものあるのですが、できるだけ広報紙等、それからスポーツの予定表、これを各戸配布みたいな形でお知らせするように努力いたしたいと思います。
　それから、スキーのクロスカントリーコースの整備の拡幅、これは正直言って聞いてはおりません。ただ、この間全中に行ったとき、コースの整備を長年やっている方なのですが、ここで世界大会をやれるコースですよというふうにお話聞いていましたので、ですから今お話ししたような拡幅までは承っていないということでございます。
　それから、伝承活動に関しては課長のほうから。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　工藤竹松君 [ 73 ] 　伝承活動の関係でございますが、まず今年度も音楽祭をやる予定になっていますし、それから芸術祭の舞台発表も予定してございます。それから、各団体、婦人会とか、各支部の芸文協の発表会、サークル発表とかですね、そういうのもやる予定になってございますので、よろしくお願いしたいと、このように思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 21番、北口委員。
◆委員　北口和男君 [ 74 ] 　第１番目の質問のところでございますが、やっぱり中身をもう少し、いろんな大会があるからどうだこうだということではなく、少しずつでもＰＲの方法で、重要なものから順次準備してやっていく。第何回とかとつけなくても、例えば主なところはそういうのが必要だと思うのですが、こういう大会ですよというのは必要ではないのか、そのように常に思っております。安比のリレーマラソン、入り口には若干あるのですけれども、それはああいうところですからちょっと方法が苦慮するかと思いますけれども、いずれそういうきめ細やかに今後計画を立てて準備していく必要があるのではないか、そのように思っております。その件について。
　あとは、２番目の競技では聞いておらないということでございます。それはわかりますが、そういうご意見をかなり今聞いております。いろいろ今後お聞きしながら、せっかくさっきおっしゃったような大きな大会をやれる場所ですからということを言われていますので、ひとつ今後検討していくようにお聞きしながら進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。
　それから、伝承芸能の振興でございますが、これにおいては今各団体にご案内が行っているのが、東京でのふるさと会ですか、八幡平市の。その関係のご案内が来ているようでございますが、いろいろ各団体が苦慮しております。いずれ日帰り、トンボ返りのような、本当に時間帯等、予算がないからという形で出ていますけれども、今後においてはその辺も若干考えますと、各団体に３万円の助成金ではとてもではないが、運営していくに大変ではないのかと、そのように声が聞こえております。その辺も今後考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 教育次長。
◇教育次長　藤田繁光君 [ 75 ] 　答弁申し上げます。
　各大会の案内標識みたいなお話だとは思うのですが、これにつきましてはそれぞれの大会によって実行委員会が予算化してございます。実行委員会のほうにできるだけ会場地の案内、要するに会場の入り口のあたりですか、そういう案内を掲示していただくようお話ししておきたいと思います。
　それから、クロスカントリーコースの整備につきましては、今お話しのとおり、そちらのほうのいろんなお話は聞いているのですが、さっきお話ししたとおり、拡幅の話はまだ聞いていなかったので、そういう要望があるのであれば当然こちらのほうと協議しながら、この先公認コースということがございますから、その辺でどの辺まで整備してほしいのかというか、それはお話ししなければならないことと思っております。
　それから、伝承活動の運営費につきましても、やはりそれが多い少ないという部分に関しましては、それぞれの団体で活動の仕方が違ってございます。ですから、その辺のところもやはりいろいろ意見調整しながら、そういう希望というのですか、そういうものを承りながら今後進めてまいりたいというふうに思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） なしと認めます。
　これで第10款教育費の質疑を終わります。
　ここで１時まで休憩いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１２時０１分）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　　　　　開

○委員長（伊藤一彦君） 休憩前に引き続き会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１３時００分）

○委員長（伊藤一彦君） 第11款災害復旧費から第14款予備費まで一括質疑を行います。該当するページは、125ページから126ページまでであります。
　質疑ありませんか。
　15番、関委員。
◆委員　関　善次郎君 [ 76 ] 　私は災害復旧費のことで伺います。
　まずもって、平成19年９月16日から18日におかれましての集中豪雨により、特に安代地区が物すごい災害がございまして、激甚災害に指定され、そしてある程度は復旧されたように感じます。その復旧状況、全部復旧されたのかどうか、これ１点伺います。
　それから、そのとき兄川も増水により災害が発生しました。そして、ある程度は復旧していただきましたし、大分よくなってきております。ただ１つ、災害がありまして、それの復旧についてのお願いもしました。そしてまた、請願書も出しました。前向きに検討するということの説明を受けておりますが、その進捗状況についてもお伺いいたします。
　この２点お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　畑　孝夫君 [ 77 ] 　お答えいたします。
　まず、19年度の豪雨災害の関係でございます。これにつきましては、市の災害が道路、河川合わせて61カ所ございました。総額約３億4,000万、これについてはすべて復旧いたしてございます。そして、県工事につきましても、五十数件ございまして、そして事業費が約９億ほどでございます。先般矢神川の災害復旧で田山地区の方々と完成を祝う、あるいは記念樹するという行事も行われまして、ほぼ完成してございます。
　２点目の要望の災害の箇所については、確認行為が私のところでできていない部分もございます。再度確認をいたしまして、その復旧についての検討をしてまいりたいというふうに思います。
　以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 15番、関委員。
◆委員　関　善次郎君 [ 78 ] 　請願書は、市長さんを通して出ているのだけれども、それを担当は、前の担当課長のもとにも行って、私も対応しております。それで、前の課長いないから説明できないかもしれないけれども、ある程度は知っている人がその中にいないとは限らないと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　畑　孝夫君 [ 79 ] 　お答えいたします。
　大変申しわけございませんが、箇所について質問のほうの中で場所を言っていただいて、私のほうで確認をしたいと思いますので、もう一度場所のほうを何とかよろしくお願いしたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 15番、関委員。
◆委員　関　善次郎君 [ 80 ] 　わかりました。それでは、兄川の比山林道の入り口なのです。そして、そこの頭首工のところは工事していただきました。そして、その道路があるところを通っていくところには、水田が60アール、それから山林が657ヘクタールがあって、それが復旧工事やっていただけないと、いまだかつて手入れもできない、農作業もできないという状況でございます。ですから、ぜひ何とかして復旧工事をお願いしますということを再三にわたってお願いしました。そして、去年もある課長のところにそれが届きまして、その課長の説明によりますと、これは河川だから土木の許可を受けなければだめだよと、それをやってくれるのはあなたたち行政でしょうと、我々が、市民ができるのであれば自分たちでやるのだけれども、そういうこともできないと。そして、人数がちょっとわかりませんけれども、600余りの山林がある場所なのです。ですから、このようなところの災害はやはりいち早く取り組んでいただき、復旧工事していただいて、そして山も手入れしなければならない状況にあるし、ところがそこ行けない状態でございます。そして、奥のほうは作業道としていろいろ森林組合通しての道路もできていますが、その出口がどうも前に進まないということでございますので、これをぜひ、請願書も市長さんを通して行っているはずですので検討してもらって、ぜひ早目に復旧工事をしていただきたいと思います。いろいろな大変なこともあると思いますけれども、やはりこのように困ったことに対して、必ず復旧しなければならないことに対して、いち早く復旧してやってくれるのが行政だと思うし、行政を頼りにして市民も待っておりますので、ぜひそこをお願いします。いかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　畑　孝夫君 [ 81 ] 　お答えいたします。
　今のお話を聞きますと、河川というふうなお話のようでございます。ただ、災害にあっては、河川でも水路の機能を果たす河川、あるいは土木のように負担法で復旧する災害と、この２種類ございます。したがいまして、ご指摘のとおり十分内容を確認して、今後検討してまいりたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 21番、北口委員。
◆委員　北口和男君 [ 82 ] 　125ページの１目でございますが、農業用施設の災害の件でございますが、去る３月９日未明よりの豪雪によっての災害が当地域において発生したのですけれども、市内の状況はどうだったのか。
　それと、当地域の災害の発生でございますが、大小合わせて用水路、１カ所の用水路なのですけれども、４カ所ばかり災害が発生したということで、現地を12日に見ていただいたわけですが、今後の予算をとっていただいて実施してもらわなければ、水田の作業が始まる前にぜひやってほしいというご意見でございますので、その辺についてどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 安代総合支所長。
◇安代総合支所長　小山田重郎君 [ 83 ] 　浅沢地区の雪害による用水路の破損ということで連絡をいただきまして、現地のほうには担当というか、市のほうでうちの主任と係長が現地に赴いて報告は受けてございまして、農政課のほうにそれを連絡したやに思っておりましたので特別手を挙げませんでしたが、災害復旧につきましては農政課のほうと資料をお渡ししながらこれから検討していかなければならないというふうに思ってございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 21番、北口委員。
◆委員　北口和男君 [ 84 ] 　特に１カ所は10メーター以上壊れて、もう土がなくなっているという状況でございますので、かなり簡単な応急措置ではとても間に合わないのではないかと思いますので、その辺内部でしっかりと検討して対応していただければと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 安代総合支所長。
◇安代総合支所長　小山田重郎君 [ 85 ] 　お答えします。
　現地には、報告では徒歩で１時間ほど山のほうに入った箇所だということですので、写真等につきましては担当が撮ってきておりましたので、それらをもとに農政課のほうと相談しながら進めてまいりたいと、そのように思います。
○委員長（伊藤一彦君） 19番、工藤委員。
◆委員　工藤忠義君 [ 86 ] 　公債費のかかわりでご質問をさせていただきますけれども、この公債費を見ますと非常に多くが合併特例債、そしてまた過疎債を充当するというようなことで、この分については大変評価をいたします。ただ、土地改良負担金の分が出ているわけでございますが、改良については大変今政府で厳しい評価なさっております。そこで、県営事業なわけでございますけれども、これは本当に認可になって、たしか国では五千何億のやつが60％の減額というようなことで、大変土地改良事業というのは厳しい内容になっていますが、これが本当に認可になって県営事業としてこの事業が執行されるのかどうか、その辺確認なさっているのであればお聞きをいたしますが。
○委員長（伊藤一彦君） 財政課長。
◇財政課長　小野寺　浩君 [ 87 ] 　県営の土地改良に伴う負担金のお話だと思いますけれども、これは起債の対象にできるということで起債になっているわけですけれども、事業そのものは先般林業土木とか農政課のほうから聞きましたところ、今のところ国からの詳しい情報が入っていないということで、この間国土交通省の事業も２割減とか、教育関係の耐震の関係も減っているという状況の全体の額は減るということですけれども、個々の負担金がどうなっているかという情報はまだ来ていないとお伺いしておりましたので、その辺はことしの分、また来年度以降の分もかかわりがありますので、早く情報をとらえるような形で担当課のほうにお話しして進めてまいりたいと思っております。今のところはそういう状況でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 19番、工藤委員。
◆委員　工藤忠義君 [ 88 ] 　この計画立てる時点というのは、これいつごろであったのか。大変年明けというか、ワーキンググループにおいては大変厳しい評価なされたのでこの辺を心配しますけれども、県から連絡があったというか、内示があった時点というのはいつごろになってこういうような計画なさったのか。
○委員長（伊藤一彦君） 財政課長。
◇財政課長　小野寺　浩君 [ 89 ] 　済みません、その対象事業は中山間事業ということでしょうか、計画の内容が。
◆委員　工藤忠義君 [ 90 ] 　県営事業ですよ、執行計画の中で県営。浅沢地区の農村整備事業を含めた土地改良事業というような中身の中でこういうふうに計上されていますから、その辺は先ほど申し上げたように、いつ県から内示があってこういうふうな計画なさったのかということをお聞きしているのです。
○委員長（伊藤一彦君） 産業部長。
◇産業部長　工藤昭二君 [ 91 ] 　県営の土地改良事業負担金、これはきのう審査していただきました６款６目の19節に3,496万5,000円計上しているわけですが、これは浅沢地区の浅沢中山間地域整備事業ということで負担金をお支払いしているのですが、生産基盤、農道部分、これは全体で浅沢地区の事業は平成22年度で終了というスケジュールになっているのですが、生産基盤の農道部分、そして生活環境基盤、集落道等の負担金でございます。事業年度は22年度終了、開始年月日についてはちょっとここで記載ありませんが。
◆委員　工藤忠義君 [ 92 ] 　いいですか。何回もやりとりすると回数が多くなっているので。県から内示があって、県営事業はこういうふうな内示があって、こういう事業計画を取り組んだと思うの。それがいつになったのかなというのを。心配するのは、その後非常に国の政策の中で土地改良事業というのが60％もだめだよと、いろんなことで土地改良事業団の政治連盟等も今民主にくらがえしたりして大騒動しているわけですよ。その辺を心配するので、これが本当に実行になるのかどうかというのを、県から内示があった時点はいつなのかなということ、その辺あってこれ計画なさったでしょう。なければこういうふうな計画、例えばさっき言った三千何ぼというのがあるでしょう。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 93 ] 　国の予算編成にかかわることなので、委員ご承知のとおり、予算案を策定するに当たっては、事前に県を通じてこういう事業を組み入れたいということで予算要求をし、それに従って予算審議のこの議会におかけしているわけですけれども、委員がおっしゃるとおり、内示の段階で60％だか40％を切られたということで、ただどの事業がどういうふうに切られて、今度は逆にその切られたものの箇所づけがどうなるかというのはこれからです。したがって、我々が例えば中山間で要望して予算要望して、予算書の中に組み入れてあったとしても、その箇所づけで外れてしまったり、あるいは減額の内示があったとすれば、これは当然やっていけない、減額しなければならないし、あるいは減額以上のこともしなければならない事態も想定されます。ただ、新聞紙上で拝見しますと、土地連の会長さんも全土連の会長さんも、やめるかわりに予算つけてくれということなようですし、県の土地連も民主党を支援するということになったようですので、間違いなく予算はつけてもらえるのではないのかなというふうに期待はしているところでございます。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで第11款から第14款までの質疑を終わります。

▽議案第３８号

  　議案第３８号　平成２２年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予 　
　　　　　　　　算　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第38号　平成22年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。
　13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 94 ] 　今回基金を１億2,000万ほど取り崩しをしました。ずっと歳入見ていきますと、医療給付費についてもそんな多額の増額にはなっていないと。１億2,000万、基金の使途の流れといいますか、簡単で結構ですので説明をお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 市民部長。
◇市民部長　森　佐一君 [ 95 ] 　お答えいたします。
　今回１億2,000万という多額の取り崩しを生じている予算になっているわけでございますが、まず予算の説明のときにも申し上げましたが、１つは前期高齢者交付金の20年度に交付する額の精算が決まったと。新聞紙上、全国の国保ほとんどそうなわけですが、過大に交付されたと。当市においても、約4,000万ほど試算の概算と確定を見た場合に4,000万ほどの額になったと。県内の様子から見れば、他よりはそんなに多くないというわけですが、それにしても4,000万ほど多くなってきているというのが１つの大きい理由でございます。
　それと、あとは支出のほうで、後期高齢者の支援金というものも例年より多くなっております。これにつきましても、これは全国の診療報酬支払基金というところでこの基金の交付金なり、あるいは拠出金なりを全国の医療費なり被保険者の動向を見て決めるわけですが、これの22年度の当市の額が例年より多く示されていると。あと、共同事業拠出金もやはり同じく例年より多く示された支出の見込みになっているということで、今髙橋委員申し上げましたように、当市の医療給付は伸びておりませんが、全国の共同で拠出するというような相互の扶助の割り当てが多くなっている、全国的に多くなっているというのが理由ではないのかなというようなことが主になって１億2,000万という予算になっているという状況でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 96 ] 　今のご説明を伺いますと、当市の国保会計が全国の共同事業交付金とかということで非常に負担がふえているということで、非常に納得しない、そういう部分もあります。
　それから、国の試算の間違いで4,000万今年度で相殺をすると。ここには約7,600万ですか、載っているわけですけれども、どうもこれも我々当事者にとってなかなか納得いかない、何でそういうところへ１億2,000万の基金を取り崩していかなければならないかということで、非常に釈然としないでいるのですけれども、１つだけ確認ですが、歳入５款7,597万3,000円というお金は、これは結局21年度で4,000万の分を相殺するということと、22年度で正規の計算したらやっぱりそれに近いお金がかかるということで7,000万ほどのずれが出てくるということなのでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 市民部長。
◇市民部長　森　佐一君 [ 97 ] 　まず、前期高齢者交付金でございますが、新聞紙上でもご存じのように、平成20年度に医療制度改正が、後期高齢者医療制度に伴いまして、それと同時に新たに今出た交付金なわけですが、この20年度試算するタイミングというのは、前年の19年度に推計するものです。19年度の医療費の１年間というのはまだ終わっていませんので、前々年度、いわゆる18年度の医療費、被保険者数等をもとにして国は推計しまして、それを20年度終わって、今度21年度に確定しますので、その21年度に確定した交付金が22年度に交付されるわけですが、その22年度の今度概算と精算が相殺されるということでございますので、今の4,000万の分というのは22年度の会計で相殺されるというものになります。
○委員長（伊藤一彦君） 13番、髙橋委員。
◆委員　髙橋悦郎君 [ 98 ] 　いずれ前期高齢者交付金というのがそういう形で、当初考えた歳入からどんどん減っていると。これ例えば23年、24年、こういうことが続いていったらば、さらにまた歳入不足と、こういうことが続いていくと、こういうふうにとらえていいのですか。
○委員長（伊藤一彦君） 市民部長。
◇市民部長　森　佐一君 [ 99 ] 　お答えいたします。
　今回の4,000万の額というのは、先ほど申し上げましたように、20年度に新たに交付されるものでしたので、やはり国でも恐らく、私の推測でしかないのですけれども、恐らく医療費の伸び率等も国でもしっかり新しい制度のために、65歳から74歳までのこの被保険者数及びそこの占める割合の医療費というものは、全国の国保の保険者はデータがありませんでしたので、ほとんどの都道府県は国保連合会にその試算を頼んだ経緯があるようです。そのときにそのデータを、支払基金という国の機関なわけですが、その支払基金というところに全国の保険者がデータを出したと、そのときに支払基金の推計がちょっと見られなかったと。ですけれども、これからの23年度、24年度というのは、ある程度の額が想定というか、確定する計算ができていますので、このような大きい変動、他市のように１億とかそういうのはないと思いますが、ただこれは前々年度の推計ですので、介護納付金、あるいは共同事業交付金みたいに、これも依然として前々年度の医療費等をベースにしていますので、これが１円も狂わないようにいくかといえば、それはそうでないわけで、１億とか8,000万とかというようなもので推移するということは考えられないというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第38号の質疑を終わります。

▽議案第３９号

  　議案第３９号　平成２２年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第39号　平成22年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第39号の質疑を終わります。

▽議案第４０号

  　議案第４０号　平成２２年度八幡平市老人保健特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第40号　平成22年度八幡平市老人保健特別会計予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第40号の質疑を終わります。

▽議案第４１号

  　議案第４１号　平成２２年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定） 　
　　　　　　　　予算　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第41号　平成22年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第41号の質疑を終わります。

▽議案第４２号

  　議案第４２号　平成２２年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第42号　平成22年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第42号の質疑を終わります。

▼散　　　　　会

○委員長（伊藤一彦君） これで本日の日程はすべて終了いたしました。
　本日の会議はこれをもって閉じ、散会といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１３時２９分）