予算特別委員会会議次第▼開 議
日 時 平成２１年 ３月１３日（金） 場 所 八幡平市議会議事堂議場
１ 開 議
２ 議 事 （１）議案第５２号 平成２１年度八幡平市一般会計予算 （歳出 １０款教育費～１４款予備費） （２）議案第５３号 平成２１年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算 （３）議案第５４号 平成２１年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算 （４）議案第５５号 平成２１年度八幡平市老人保健特別会計予算 （５）議案第５６号 平成２１年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算 （６）議案第５７号 平成２１年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
３ 散 会
出 席 委 員（２４名） １番 工 藤 剛 君 ２番 工 藤 直 道 君 ３番 渡 邊 正 君 ４番 遠 藤 公 雄 君 ５番 古 川 津 好 君 ６番 小 野 寺 昭 一 君 ７番 田 村 孝 君 ８番 三 浦 榮 吉 君 ９番 田 中 榮 司 夫 君 １０番 髙 橋 守 君 １１番 伊 藤 一 彦 君 １２番 髙 橋 俊 彦 君 １３番 髙 橋 悦 郎 君 １４番 小 笠 原 壽 男 君 １５番 関 善 次 郎 君 １６番 山 本 榮 君 １７番 松 浦 博 幸 君 １８番 大 和 田 順 一 君 １９番 工 藤 忠 義 君 ２０番 米 田 定 男 君 ２１番 北 口 和 男 君 ２３番 勝 又 紘 一 君 ２４番 関 義 征 君 ２５番 髙 橋 光 幸 君
欠 席 委 員（１名） ２２番 三 浦 正 信 君
委員外出席（１名） ２６番 瀬 川 健 則 君
説明のために出席した者 市長 田 村 正 彦 君 副市長 小 林 順 一 君 副市長 武 田 常 徳 君 教育長 高 橋 北 英 君 企画総務部長 小 野 寺 光 正 君 生活福祉部長 大 森 力 男 君 産業建設部長 工 藤 昭 二 君 上下水道部長 山 本 富 栄 君 教育次長 遠 藤 久 夫 君 松尾総合支所長 藤 田 繁 光 君 安代総合支所長 小 山 田 重 郎 君 会計管理者 伊 藤 文 明 君 企画総務部総務課長 工 藤 勲 君 企画総務部財政課長 佐 々 木 正 志 君 企画総務部収納課長 高 橋 初 君 企画総務部税務課長 津 志 田 徳 悦 君 生活福祉部保健課長 森 佐 一 君 産業建設部農林課長 畑 山 勝 美 君 産業建設部建設課長 畑 孝 夫 君 国保西根病院事務局長 浦 田 信 悦 君 国保安代診療所事務長 関 敏 博 君 学校教育課長 高 橋 敏 彦 君 兼学校給食センター所長 生涯学習課長 工 藤 竹 松 君 安代教育課長 伊 藤 重 伸 君
事務局出席者 事務局長 高 橋 三 夫 議事係長 齋 藤 恵 美 子
| ○副委員長（古川津好君） [ 1 ] | ただいまから予算特別委員会を開きます。 |
| ただいまの出席委員は24名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。 | |
| それでは、本日の会議を開きます。 |
（１３時３０分）
▼議案第５２号 平成２１年度八幡平市一般会計予算
| ◆委員 小野寺昭一君 [ 2 ] | 122ページ、19節負担金補助及び交付金に関してであります。 |
| 第47回全国中学校スキー大会岩手県実行補助1,500万に関してですが、全国中学校、インカレにつきましては大盛会ということで3,000万近く予算かかったのですが、今回は1,500万ということで、規模からして中学大会のほうが人数的、選手的に大きいと思われますが、その中で予算的な面、あるいは宿泊、応援とか選手とか、そういう観点で大丈夫なのか、その辺どのように考えているか伺いたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 安代教育課長。 |
| ◇安代教育課長 伊藤重伸君 [ 3 ] | お答えします。 |
| 全国中学校スキー大会が21年度ございます。ことしインカレを行いました。インカレと比べまして中学校大会のほうは、人数的には選手、監督九百二、三十ということで1,000人に満たない参加者でございます。大体人数的にはそんなに違いませんが、これに選手、監督等を入れまして一千二、三百から1,400ぐらいなのかなというふうに見込んでおります。ただ、インカレと違いまして父母、応援隊が大体選手の数ぐらい、1,000人ぐらい来るのかなというふうに見込んでございます。宿泊施設につきましてもインカレにおきましてはまだ余力がございますし、そういった面におきましては大丈夫、実施できるものと思ってございます。 | |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 遠藤久夫君 [ 4 ] | 予算の関係、今答弁漏れていましたので、私のほうからお答えをしたいと思います。 |
| まず、先般行われました大学の選手権のほうでございますが、これは市の予算を1,950万円補助金でお願いをしてございました。今清算に入りまして、市の補助金1,950万に大学、学連からの補助金が700万、そしてまた民宿、宿泊施設の方々からのこれは全く協力金なわけですが、協力金をいただいて今清算してございますが、おおむね3,100万ぐらいでスタートしたのですが、2,600万ぐらいでおさまるのかなと。したがって、500万程度は市に返還できるような財政状況で清算することが可能だという状況でございます。評価といたしましては、やはり競技運営、そして開会式等を見た場合に、やっぱり評価は成功したのかなということの評価をいただいておりますし、また皇族、冠大会でありますので、寛仁親王殿下も参加いただいたわけですが、実直なお言葉として近年にないいい感じの開会式だったというお言葉を残して、僕が動くとみんなこっちに注目するから静かに帰るからという、学連の会長にそういう話を残して帰ったよという言葉をつないでいただきました。そうしたこともありまして、何とか成功させることができたと、これは議会の皆さん初め、市民の皆さんの協力によるところの結果が大きいわけでございますが、私ども事務局といたしましては大会を通して、やっぱりいかに八幡平市を売り込むかということと、全国大会の場合は開会式を成功させることがまず大きなスタートだということで、そこに意を集中してやりました。歓迎パーティーの食材についてもメーンテーブルだけは若干カツオの刺身か何か出たようですが、ほとんど100％地元食材で八幡平市を売り出したと。ですから、費用と効果の関係でありますが、この効果につきましては数字にあらわれるものではなくて、そうしたことも含めて、そういう機会を参加した皆さんから活用していただいて市を宣伝してもらうということに限っては成功だったなというふうな感じはしてございます。 | |
| さて、この全中の大会でありますが、市から1,500万予定してございます。また、インカレのように宿泊の施設の方々の協力金、そしてまた市内業者の協力金等をお願いする予定でございますが、これは県の助成、そしてまた競技団体からの助成等もありますので、何とか余り大きく市の負担が出ないようにやれるのかなということで見込んでございます。したがって、今1,500万お願いするわけでございますが、そういうことで何とかやり切れるのかなと。宿泊等につきましても、先ほど伊藤課長のほうから答弁いたしましたが、いろいろ考え方はございますが、旅行会社との契約ではなくて、地元の実行委員会の事務局体制を充実させながら、旅行会社との契約ではなくて実行委員会が窓口となって体制をつくっていくと。そうでないと、旅行会社となってきますと旅行会社は小さい、小さいといえば失礼ですが、すべての民宿先に配宿をしたがらない傾向があると。ですから、すべての、やっぱり大会をやってよかったなということを地元の旅館、ホテル、宿泊先の人方もそうしたのを享受できるような体制をつくっていくということで考えてございますので、差し当たり当面は1,500万で乗り切れるのではないかという見通しに立っているものでございます。 | |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ６番、小野寺委員。 |
| ◆委員 小野寺昭一君 [ 5 ] | あとことしの全国中学校大会は、岐阜県高山市で行われたわけなのですが、当市からも何人か勉強に行ってきたと思いますが、その中で高山市でも高校選抜のノルディックですか、雪不足のため先月中止になっているわけで、当田山大会でも何年か前雪不足で中止になった経過があります。その点踏まえて、例えばノルディック等雪不足の場合に急遽中止ではなくて、どこかに会場を移してでもやれるような施設なり準備をするべきだと思いますが、その辺伺いたいと思いますし、もう一点は一般質問でも選手強化はどのようにということで申し上げておりまして、その中で国体につきましては、女子のリレーは高校生３人で、１人足りないということで中学生も入って岩手県として参加したわけなのですが、例えば中学校の場合、岩手県選抜でチーム組むのか、その辺と、あとこっちの選手の補強については安代教育課長のほうから答弁願えればと思います。安代教育課長は、平舘高校のときは全部19連覇等をしておりまして、極端に言えば目をつぶってでも県内では勝てたというふうな状況下で、ずっと今までの選手育成を見ていると思いますので、その点。現在、また来年度はインターハイ始まりますので、今度は県選抜ではなく各学校対抗になろうかと、こう思われますし、現在の平舘高校スキー部を見ましても男子が９名、女子が３名ということで、男子も２名は今３年生ですから終わるわけで、10名足らずで、ここ何年かリレーにも出られない状態です。今の話を聞きますと、１人だけが玉山のほうからアルペンで１人入るというふうな話で、それ以外まだ全然ないよという状況でありますし、せっかくのインターハイやってもリレーも組めないという状況にあります。その辺どのようにそういう大会を盛り上げていくべきか、その辺お知らせいただければと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 安代教育課長。 |
| ◇安代教育課長 伊藤重伸君 [ 6 ] | お答えします。 |
| まず初めに、１点目の雪不足の場合は別な場所があるのかということでございました。インカレにつきましては、シーズン初めの１月の12日からということで、非常に雪不足が心配される時期でございます。21年度行います全中の開催期日の予定は、２月の３日から６日までと予定されてございます。まず、この時期でありますと雪が一番多い時期ですので、まず雪不足は大丈夫なのかなというふうに考えております。いずれにしましても、天候のことでございますので、万が一不足の場合はどこかに移せるのかということにつきましては、基本的には全日本のＡ級大会でございますので、公認をとったコースでないと記録が成立しないというふうなこともございまして、まず雪不足の場合はかき集めても現在の公認コースでやるという心構えでございます。 | |
| それから、リレーの編成でございますが、中学校大会の場合は基本的には個人成績となります。学校対抗でもございません。県予選を通過した選手がそれぞれの枠内の中で出て個人の順位が決まると。ただし、リレーにつきましては選抜方式で都道府県対抗となりますので、この場合は県単位の順位となります。 | |
| それから、地元高校のスキー選手が少ないということでございます。高校生に限らず児童生徒の減少から全国的に競技選手が減っているのは事実でございます。しかしながら、小学生、中学生、高校生、小学生の段階におきましては特にジャンプ選手は同じ３種目の中でも少ないわけなのですが、小学生の段階ですと遊び心で田山スキー場でアルペン練習してリフトに乗る前にぽんと飛ぶゲレンデをつくっておりますので、そこで練習して小学生大会はある程度参加が多いです。これが中学校、高校に行くに従って少なくなるというか、厳選されるというか、そういう形で高校生になると本当に県内におきましては数えるぐらいになりますが、ただ選ばれた選手ですので、それなりの国内成績、あるいは海外でも立派な成績をおさめている選手が目立つようになってきました。地元高校につきましては、中学生から地元の高校に進学すればいいわけなのですけれども、いろいろな経済面、さまざまな面で、あるいは指導する先生の関係でどうしても地元高校にそのまま行くという形には現在なっていないのが実態でございます。指導の先生を確保するのが一番なのですけれども、これもなかなかできないことでございますし、やはりその道ではなくてもやる気のある選手が、やる気のある先生がいれば何とか選手は強くなるのかなというふうにも感じておりますが、非常に地元にすぐそのまま移行できないのが実情なようでございますので、強化の面におきましても非常にその辺が課題であるなというふうに考えております。 | |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ６番、小野寺委員。 |
| ◆委員 小野寺昭一君 [ 7 ] | ありがとうございました。一般質問におきましてもちょっと時間の関係でジャンプ、ジャンプとジャンプしか言わなかったのですが、特に全般的にスキー選手が少ないということでございます。その中で、３月31日の夕刊にも岩手日報で小型サマージャンプ台が必要ではないかというマスコミの後押しもあります。こういう点を考えて、市長からお聞きしたいのですが、一般質問でも市長は今の八幡平からオリンピック選手、あるいは八幡平市は冬季スポーツのメッカとして未来永劫に続けていける環境づくりを目指すというような心強い発言いただいたのですが、先ほど申し上げましたとおり盛岡農業高校は男子だけで十五、六人で、１チームというかリレー等に関してはできるかもしれませんが、女子はおりません。その中で、また平舘高校につきましても先ほど申し上げましたとおり、ここ何年かリレーに出られない状況であります。そういう観点から、ぜひ地元の平舘高校をどのように、地元選手として平舘高校の歴史を考えてみるに平舘高校に働きかけてやっていくべきだと思いますが、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 8 ] | サマージャンプのミニジャンプ台というのですか、これについては再三申し上げておりますとおり十数年前に旧安代町からの陳情をいただいて、陳情をいただいてというか、旧安代町の県に対する要望事項ということで要望をしておりました。その際に、県のいわゆるドーム、施設、これとあわせて夏場のサマージャンプ台をつくるということで一定の理解を得ておったのですが、平成12年ごろですか、県の財政的なことがありまして、ドームも約300億ぐらいのドームをつくるということだったのですが、それも凍結と、あわせて田山のサマージャンプ場も凍結、凍結のままに今に至っているというのが実態でございます。何としても子供たちにスキーになじませるためには、そういう施設はどうしても必要なことでもありますので、今後も県に対しては要望を続けていきたいというふうに考えておりますし、県がそれができないということになれば、ではしからば地元、我々八幡平市でつくれるのかと、そういったことも経費の面があると思いますけれども、考えていかなければならない状況ではないのかなというふうにも考えております。 |
| あと平舘高校のお話がありましたけれども、高校も大事なのですけれども、要は小学校、中学校です。そして、市民の皆さんです。委員もその中に入るわけですけれども、いずれ市民レベルで小中学生にスキーになじませる雰囲気なり努力をしなければ、これはなかなかそれが広がっていかない。例えば小学生の子供を見たら、おまえ、ジャンプしてみないか、競技やってみないかと、こういう呼びかけが市民レベルで地域ごとにやらないと、先生がやれ、親がやれではなかなか広がりが出てこないというのが実態だと思います。やっぱり市民一人一人が、ここ八幡平市というのはスキーをメッカ、全国的な一つのノルディックのメッカであるという意識を一人一人が持っていただいて、子供に対してそれを働きかける、スキーの魅力を宣伝する、そういう地道なことをやっていかないとなかなか底辺が広がってこないのではないのかなというふうに考えておりますし、またご指摘のとおり平舘高校につきましても県立高校ですので、本来は県で考えなければならないことなのですが、いわゆる平舘高校の場合は地域住民の請願、要望によって設立した高校でもあるということから、市でも財政的な支援はスポーツ振興、あるいは学力向上、あるいは海外交流、こういったものに市としても、本来は県がやらなければならないのですが、市としてもかなりな支援はしていると、それを有効に使っていただいて何とかかんとかやりくりしているというのが実態ですので、それを継続しながら何とか地元高校のスキーというのですか、スキーに限らないと思いますけれども、そういったような振興の一助に支援はしていきたいというふうに考えております。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ２番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤直道君 [ 9 ] | 予算書の123ページの10款教育費の３目田山スキー場についてお伺いいたします。 |
| 今小野寺委員からスキー競技のことでいろいろ出たのですが、私もスキー競技は当然応援していく立場でございますが、きょうは財政的な面から見て質問させていただきます。まず、田山スキー場については、議案の32号で特別会計条例から一部改正によって４月１日から一般会計改正になるわけでございますが、私ずっとこれ議員になりましてからちょっと見ていたのですが、経営的には大変厳しい状況であると考えてまいりました。それで、このことを踏まえまして質問させていただきます。 | |
| まず、最初の質問でありますが、索道事業特別会計から一般会計に改正した理由は、どのような理由で改正したか。また、それによって今後の見通しがどのように立てられているか、それをまずお伺いいたします。 | |
| また、同じく田山スキー場の公債費についてでございますが、事前に調査した資料に基づいて質問させていただきますが、田山スキー場の償還金でありますが、今年度に償還する利子、約278万、元金が2,639万、合わせて2,918万円という金額になります。それで、今年度、21年度の田山スキー場費、これが約2,100万、合わせますと合計で5,000万超えます。しかも、償還年数でありますが、27年までの７年間、これは年々償還元金、あるいは利子が減っていくわけでありますが、現在の営業状況と照らし合わせても大変厳しい状況が続くのではないかと思います。それで、昨年度の営業実績は決算書等で出たわけなのですが、19年度はリフトの利用が３万8,061人、そして19年度の使用料収入が212万1,000円ですか、そして20年度になりますと２月末で４万8,850人の人がリフト等を利用したと、そして３月８日現在の使用料収入が270万。この利用者数、あるいは金額を見ましても、到底経費に対する営業収入ということを考えれば全然、だれが見ても採算がとれない。例えば八幡平市のほかの特別会計の水道あるいは病院事業などは、少しでも事業利益を上げようと職員の皆さんは大変頑張っていらっしゃいます。この田山スキー場だけを特別視する余裕などは毛頭ない、そのように思います。 | |
| そこで、旧西根町時代でございますが、三ツ森スキー場をやはり運営してまいりました。それで、年間1,000万ほどの赤字を計上して、将来的な財政の悪化を懸念いたしまして数年で廃業したという事例もございます。そこで、市長、今後この不採算運営が続く田山スキー場をまだ続けられるのか、この点をまず１点お聞きいたします。 | |
| そして、その次の質問ですが、市は18年から行財政改革等を進めてまいりました。それで、効率的な市政運営をやるということで保育所の民営化、あるいは清掃センターの民間委託等に取り組まれてすごくいいことだなと思いますが、こういうスキー場等の採算割れに対する経費、これはどうして今まで改革をしなかったか。集中改革プランに逆行するように感じられますが、その点についてもお伺いいたします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 10 ] | 根本的に考え方の違いです。いわゆる営業、商売でやるスキー場なのか、市民の健康増進、あるいは体育館とかプールだとか、そういう考え方でこれを、地域振興もあわせてやっていくのか、基本的にはその考え方の違いだと思います。収支で考えるのであれば、当然これは成り立ちません。ただ、西根の三ツ森スキー場と例を比較して出されたのですが、三ツ森スキー場の場合はまさにファミリーグラウンド、ファミリースキー場、田山のスキー場と違ってまさに日本の中で数カ所しかない公認のクロカンコースと、そしてなおかつ公認のジャンプ台を持っていると、そういった歴史的な経緯もありますし、これを収支だけでとらえるのであれば、当然閉鎖してやめなければなりません。ただ、果たしてそれでいいのか。そうしたら、田山地域の地域全体が確実にへこんでしまいます。そういった地域の振興ということもありますし、商売でとらえるのか。商売でとらえるのであれば、ほとんどの施設は要らなくなります、行政としては。ただ、そうではなくて、やはり地域振興だとか、子供たちの体育振興だとか、また一般の人の振興だとか、あるいはスポーツ全体、先ほどから議論あっているとおりスキーのメッカでもあるこの八幡平市を対外的にも売り込む一つの大きな場所でもある。そういったことを考えた場合には、特別会計として収支をそこで議論するのではなくて、一般会計に組み入れて通常の施設維持、いわゆる収支を重点としたような施設ではなくて、住民の健康増進とか、そういう一般の体育施設だよというような考え方でやっていかなければ、収支だけでは到底やっていけるものではないというふうな考え方から一般会計に持ってきたものというふうに承知をいたしておりますので、その辺のところはご理解いただきたいと思いますし、今後の継続ということのご質問もあったわけですが、そういう観点に立った場合、今後もたとえ単独の収支はどうであろうと、今後ともあの施設というのは全国的に見ても貴重な今施設になっておりますので、継続して維持していくという考えでございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ２番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤直道君 [ 11 ] | わかりました。ただ、私は商売としてというお話がありましたが、商売としてという観点で言っているのではありません。余りにも経費がかかるということを言いたかったのです。5,000万かけて250万、二百何十万の収益です。しかも、これから何年かまだ償還が残っている、かなり厳しいという状況はあります。それで、廃止にしろ、中止にしろというのではなく、やはり今後、この田山ジャンプ場は県内に１つしかないし、当然なくすることはもちろんできません。ただ、スキー場は私大鰐スキー場、あそこもちょっとネットで調べてみました。やはり歴史のあるスキー場です。昔からとにかくジャンプとかインカレとかそういう大会を、アジア大会等も引っ張ってきてやったところですが、財政は今がたがたです。そういうことも私心配している要件の一つです。だから、田山スキー場はこれからもやっていただきたいのですが、改革等をしながら幾らかでも経費をかけないような運営にしていくべきではないかなと、そういう気持ちでいっぱいであります。何も田山地区からスキー場を廃止しろとか、そういう観点から質問をしているのではありませんが、これもやはり今後、市の財政もずっとふえていくのであればいいです、体力がついていくのであれば。多分人口も減ってくると、やはり財政も減ってくると思うのです。そのときになって、後から、ああ、失敗したということにならないように私今質問していることであります。その点についてお願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 12 ] | 大鰐の例をお出しになってのご質問でございますが、大鰐はご承知のとおりジャンプ台で左前になったわけではなくて、いろんな温泉施設だとか膨大な施設整備をしたというようなことからああいうふうなことになったというふうに聞いております。繰り返しになりますけれども、当然経費の見直しとか、それのチェックというのは当然していかなければならないわけですし、そうはいってもやはり新たな施設もつくっていかなければならない。例えば西根の総合運動公園にしても膨大な借金をしながら建設しているわけですけれども、それの使用収入なんていうのはほとんど見込めないわけです。見てもいないわけです。そういうスポーツ施設だという観点に立って、ぜひ皆さんにもご理解をいただきたいし、そこにあれがあることによって地域に、さっきも言ったとおり年間何千人という宿泊客があって、そこで購買力がふえて、交流人口が図れて、その金額にあらわせられない効果というのもまたあるのも実態なわけです。そういうふうなことも当然考えていただかなければならないし、いずれにしましても経費の削減というのを当然図っていくというのは行革プランにもありますとおり、それは当然図っていかなければならないわけですけれども、やはり維持していくための投資というのもこれはまた当然必要になってきます。さっきから議論ありましたとおり、クロカンのコースをどうするのだと、そうすれば新たなクロカンのコースを地球温暖化になっても十分に雪が確保できるような新たなクロカンのコース整備というのもこれからの市の大きな課題になってきますし、そういう投資もしなければならないということはぜひご理解をいただきたいというふうに思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ２番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤直道君 [ 13 ] | わかりました。 |
| それでは、最後に財政課長からお聞きしたいのですが、この償還、これから７年間あるわけですが、これの償還金が市の財政に及ぼす影響等は全然ないと考えてよろしいでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 財政課長。 |
| ◇財政課長 佐々木正志君 [ 14 ] | 答弁いたします。 |
| 27年度までの償還金を計算いたしますと、まだ元金、利息合わせて２億ちょっと残ってございます。この分、これ実は過疎債を使っておりまして、70％は交付税で算入になってきております。それで、特別会計で維持した場合と一般会計で維持した場合ということでございますけれども、今までも一般会計から繰り出ししてその特別会計を維持してきておりますので、市の財政運営といたしましては一般会計で引き受けたといたしましても長期財政的な見地から見れば同じような財源措置という形になりますので、償還計画は計画の中に織り込み済みでございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 24番、関委員。 |
| ◆委員 関 義征君 [ 15 ] | まず、このインカレ、大変に教育委員会の次長は骨を折った、寒い中で汗を流した、これは私はきちっとおさめています。本当に今回のインカレは成功したなと。それと、やっぱり地道に担当課が努力をしてくれた、これに私は敬意を表します。それと、教育と年寄りは金は食う、ただしこれは何ぼ食わせてもいいということではなくて、安代もいろいろ大会を、国体等もやってきました。インカレも２回やりました。今回で２回です。安代のあれは、花とスキーと温泉のまちというふうに掲げて、堂々とこの冬期間はスキーの大会を誘致し、そしてそれが波及効果となり、夏もグリーンシーズンには客が来るようになりました。こうしたことにおいて、単なる金額だけでこうした問題を、私も耳に入っています。どうも職員の中では、こういう大会がなければ寒いところに行かなくてもいいのだという職員もいます。これがやっぱり市を挙げて全国に名を売って、そしてグリーンシーズンだけじゃなく付加価値をやるのだと、誘客を図るのだという、そういう建前も持ってもらわないと、単なる大会だけ我々が１週間、２週間がかりで寒い中、鼻水垂らしてというような職員が往々にしています。ひな壇の部課長さんたちも、やっぱり単なる金だけで処理するとかということではなくて、いろんな付加価値を考えて、やっぱりこれからはスキーは何としても旧安代地区においては、宿泊は5,000人来ようが、１万人来ようが対応はできます。言明します。そうしたことで、やっぱり担当課、その事業担当課になった、また財政等の当局の庁議などにおいては金額だけで論じることなく、その辺はどのように考えるか。また、教育次長もまず今回は成功した、まず事故もなかったと、また施設等もうちには京都産業大学が入りましたし、この監督さんが２年安比に来ましたと、すごく奉仕もよかったと、それからすごくもてなしもよかったと、満足しましたと。その中で、次長もうちのほうに２回、３回と12月の20日前後、雪大変だと、「おやじさん降るべか、雪」と、「大会前に降るべか」と。心配するなと、安比は絶対に雪は降るからよということで、まず次長が、「いや、それだばいいんどもよ」という経緯をすごく、その担当は担当で苦労したのは十分わかっています。そうしたことで、やっぱり八幡平市になり、そしてまず来るお客さんたちは合併したことわからないで安比に行く、安比に行くということで来たと、すごくよかったなという感触です。今後、来年は中学校、再来年は高校ですか、こういうふうにありますので、そうしたことを今後どのようなとらえ方でいくのか、その辺をひとつお示し願いたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 遠藤久夫君 [ 16 ] | いろいろお話をちょうだいいたしました。私、この大会を迎える準備に当たりまして、やっぱりいかに八幡平市を売り込むかというのは先ほどもお話ししたわけでございますが、市長が八幡平市のトップセールスマンであれば、我ら職員全体が営業マンでなければならないという考え方で私、旧西根町時代から仕事に当たってきました。市長が100回話しすることを我ら職員が、400人が10回ずつしゃべれば4,000回になります。やっぱりそのつもりで市をいかにして売り出すかと、特徴を出すかということで大会運営に当たりまして、そのことが地産地消にかける意気込みといいますか、全体の意気込みを歓迎パーティーに示したところであります。したがって、やはり寒ければ寒いなりにそれなりの対策があるわけでありますので、やっぱり市全体、７月の４日の日に学連との協議を最初に行ったわけですが、そのときに学連の会長さんから、市ではどういった姿勢でこの大会を受け入れるのですかという質問がありました。私、そのときに話したのは、いや、旧来は安代町で経験ありますけれども、八幡平市では初めてでございますと。ですから、全市的な体制をつくりたいということで答えながら、まず手始めに竜ケ森の峠からこっちのほうにスキー大会の看板がかかることは今までなかったわけですが、道の駅の入り口に焼走りマラソンなどすぐ大きい看板、そしてまた市役所の隣に大きい看板を、かなり三十何万の金をかけたわけですが、やっぱり早目早目に宣伝をしながら大会に取り組んでいくと、そのことが市民の意識の高揚と同時に、職員のそれに向ける意気込みをそこからスタートさせなければ、これは成功させることは不可能だと。いかに経験があるとしても安代地区出身の職員だけでは当然間に合わないわけでありますので、全体的な盛り上がりをつくるために市の職員が団結して頑張ることが不可欠だということで取り組んでまいりました。したがって、成功したとは言いながら、先般総括の会議やったのですが、個々に見ると非常に宣伝不足だったり、足りないところがたくさんあります。しかしながら、そこを次年度、全中大会、あるいはまたインターハイに向けて、その足りない部分をどうするかということの話し合いも担当部署との協議の中でしてございます。ですから、やっぱり早目に事務局体制を立ち上げながら、何としてもまた次回21年、22年の大会を成功させるように、やっぱりみんながその気になってやることが成功に結びつくということでありますので、もう既にインカレの総括も始めてございますし、ひとつ温かく見守っていただくことは見守っていただきながら、叱咤激励をいただきながら、何としてもやると決まっているわけですので、本気度を前面に出しながらみんなで頑張っていく体制をつくっていくという考え方でありますので、ひとつご支援をいただきたいと、このように思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 24番。 |
| ◆委員 関 義征君 [ 17 ] | まず、次長はそういう腹構えでまず今回もやってくれたし、来年度に向けても、そういう担当部署に入った職員はやっぱり寒い中、もちろんスキーは寒い中でやっていますので、ただやっぱりこれは何としても八幡平市でなければ、県内では八幡平市しかないのですから、やっぱりそうして八幡平を売り込み、そして夏場のグリーンシーズンもお客を呼ぶのだという、そういう観点で職員たちも対応してもらわないと、単なる大会だけを見ないで、やっぱりグリーンシーズンもお客さんを呼ぶのだと、集客するのだということでひとつ頼みたいし、また我々も民宿組合でもやっぱり夜に３回ほど集まって事故を起こしてはならぬと、事故を起こしてはならぬ、絶対食中毒とかそういうのになってはならぬ、これはやっぱり八幡平市の名誉にかかるということで、宿の連中もいろいろとやっぱり事故のないように温かく迎えていい気持ちで帰してやろうということで、やっぱり我々努力しているのだし、だから職員たちも単なる一時的に大会がなければよかったと。職員たちは、全く机の上でばかり給料をもらうのかと。そうではなくて、その辺を、やっぱり職員の認識ももうちょっと見直すというよりも、もう少し指導を徹底してもらいたいなと。この指導をするのは、やっぱり両副市長あたりがきちっとしたことを言ってもらわないと、トップセールスは朝から晩まで走り回って歩いても、あとの営業マンが知らないふりしているのでは何にも効果ならないという、私ですよ、私はそういうふうに感じます。だから、武田副市長がどうだとか小林副市長がどうだではなくて、やっぱりこういう…… |
| ○副委員長（古川津好君） | 済みません、関委員、先輩として要点をまとめて簡潔に皆さんの範となるようによろしくお願いいたします。 |
| ◆委員 関 義征君 [ 18 ] | 大変どうも済みませんでございます。ということで、両副市長、いかがでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 小林副市長。 |
| ◎副市長 小林順一君 [ 19 ] | お答え申し上げますけれども、いずれこれからもこういったスキー大会があるわけでして、特に何回も皆さんおっしゃっているように今の大会が初めてなわけです、こちらにしてみれば。ところが、やっぱり全然タッチしていないものですから、勢い大変だなというようなこと、それから何秒という争うようなタイム、そういったこと等もありますから、できるだけ前の経験のある職員を先頭に立てて、そしてみんなで覚えて、そしてやっていこうというようなことで、部課長会議でも何回も職員にもお願いしてあります。それから、出ていった方だけが、それは大変でしょうけれども、残った方もなかなか仕事、それをカバーしながらやっていくというのは大変なことなのです。そういったこと等もとらえながらお願いしておりましたので、職員もそんなに嫌々ながら行っているわけでないものですから、これからも一生懸命…… |
| ◆委員 関 義征君 [ 20 ] | 嫌々なのだ。 |
| ◎副市長 小林順一君 [ 21 ] | いやいや、これから一生懸命その辺も職員にお願いしながらやっていきます。 |
| ◆委員 関 義征君 [ 22 ] | どうもありがとうございました。まず、よろしくひとつお願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | よろしいですか、副市長。両副市長から。 |
| 武田副市長。 |
| ◎副市長 武田常徳君 [ 23 ] | お答えいたします。 |
| 行政施策の推進と効果というお話から今のご質問が始まったというふうに受けとめておりますが、効果につきましては金だけでははかることができないよというのは市長がお話ししたとおりでございますし、何も重要な施策の決定については効果だけと、議論して施策を決定していくということではないというふうに思っております。したがいまして、やはり今のスキー大会のように、直接的にははかれなくても間接的な波及効果も大きいよと、それが地域づくりだよと、こういう視点で物を考えれば当然続けていくということになるのだろうというふうに思います。小林副市長からもありましたが、ただ西根、松尾地区の出身の職員は経験はあったと思いますが、西根地区出身の職員につきましてはやはり初めての冬場の現場と、こういうことで面食らった部分と、あるいは初めてのケースでどう対応したらいいのかなと、こういうことで迷った部分、いろいろあったのだろうというふうに思います。ただ、教育次長が申し上げましたように、やはりそこには八幡平市が誕生しての最初の全国大会ですよと、これをかなり前から肝に銘じて頑張るようにと、こういう話をしてまいりました。それがいまいちすっかり効果が出なかったかなと、こういうことにつきましても反省する部分はあると思います。しかし、これまた２回、３回と続くわけでございますので、その辺につきましては十分率先垂範、頑張ってまいりたいと、このように思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | あと１回よろしいですが、どう…… |
| ◆委員 関 義征君 [ 24 ] | 副委員長、大変計らいありがとうございました。 |
| 終わります。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ９番、田中委員。 |
| ◆委員 田中榮司夫君 [ 25 ] | 眼鏡なくてちょっとはっきりしないのですが、119ページなのですが、図書館関係がつかさどっているところなのですが、そこの119ページのこれは節11の需用費、そこに600万あって、一番最初に消耗品費の323万でございますか、これ大変結構だと思います。昨年度でもことしでももうほとんど変わらなくてこういうふうになっておりますが、それでここの300万の消耗品になっているのは、これ図書館の本を購入するもののお金でございましょう。であれば、この300万のうちどれぐらいが新刊書というか、本を買うのに予定されている予算なの。この320万、全部本買うというのではないのでしょう。これのうちのどれぐらいが本買うのに計画されているのかをまず最初にお伺いいたします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 26 ] | この消耗品につきましては、図書資料の購入でございます。そこで、まずベルの配本、これは1,100ほどございます。それから、選書950冊、いわゆる本です。本でございますけれども、950冊予定しております。それから、新聞も入っていますし、新刊の案内とかそういうものも入ってございます。それから、追録とか雑誌、事務用品等含んで300万ほどになってございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ９番、田中委員。 |
| ◆委員 田中榮司夫君 [ 27 ] | 今の関連して、そういったところ、はい、わかりますが、新刊書というか、実質本買うところがどれぐらいの予算になりますかということです。いろんな備品にかかわるようなもの等でなくて、実際図書館で本を買うのがどれぐらいの金になりますかということ。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 28 ] | 先ほど申し上げました雑誌、本につきましては950冊を予定してございます。 |
〔「金額」の声あり〕
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 29 ] | ベルの配本で110万、それから選書の先ほど申し上げました950冊につきましては170万ほどで予定してございます。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ９番、田中委員。 |
| ◆委員 田中榮司夫君 [ 30 ] | 今のここのところの問題で、１人当たりの読書予算額というのを大体どれくらいぐらい見ていますか、ここで。この300万のうち200万か何ぼとったら、１人当たり100円ぐらいで、３万人ありますから300万ぐらいに見たということですか。１人当たりの読書は、この基準というのは一応あるのです。人口50万あればこれぐらいとか、３万人あるところが１人当たり100円ぐらいで300万とか、１人当たり300円であれば900万とかとあるのです。ここはどのぐらいで押さえておりますかお伺いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 31 ] | 特に市民１人当たり幾らということではこの予算化はしてございませんが、いずれ予算要求いたしましてこの範囲で購入していきたいと、このように思いまして予算要求しているところでございます。 |
| それから、備品購入のほうでも視聴覚とか参考書等を購入する予定になっています。これは、備品購入につきましては３万以上のものということになっています。セットで３万以上のものということになっていますので、それをセットで購入する予定になってございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ９番、田中委員。 |
| ◆委員 田中榮司夫君 [ 32 ] | 私、くどく聞くのではないのですけれども、先般質問したことでも皆さんも教育委員会でも、あるいは社教課でも教育行政関係でも読書する、読書というのは重要だよというふうなことを私も質問したつもりなのです。それにかかわって、今の図書館、私も１カ月に２回か３回ぐらいは行っています。そういうところからして、もう少し今新刊書であれば充足率でももう少しふやしてほしいと思うし、教育長もやっぱり読書離れとか本には魅力ないわけではないのだけれども、そういう薄れていく傾向は認識しているということもおっしゃっていたのです。であれば、やっぱり毎年同じような予算化したり、物の考え方ではなくて、やっぱり反省して評価して、予算というのはめり張りあっていいので、重要なところはふやして、ちょっとわからないところは減らしていいと思うのです。毎年同じような予算なのです。去年のも見ていても、19年、20年のこれを見てもほとんど同じようだから、まずこんなことかなと思っているので、これで満足しているからこれでいいのかなと思って、いいのだなと思ってこのように予算化して毎年300万ぐらいずつ、ことしも来年もというふうにしているのではないかなと思うので、あえて私。やっぱり私も言っているように合併というのは、絶えず世の中は変化していくと、改革していくということであれば、去年とことしは何ぼかずつ変わっていかなければならないと思うのです。そういった点で、読書というのも市長が、市長がというか、市長さんが産業とか公共物に力を入れているのであれば、教育委員会なり社教課でもいいが、そういう教育行政のほうでは文化面に力を入れていいのではないかなと、もっと力入れていいのではないかなと。今もやっているのだろうけれども、今のままだと１年、２年でこれ大した変わりないなと思って、やっぱり一般の市民も本を読むということは子供たちにも影響していくし、読書力というのは、読書の力というのは学力も高まっていくのです。本読まない傾向というのは学力もこれから高まらないということと結びつくのです。だから、そういう意味で本というのはさほど重要視していないのだけれども、やっぱりここに力を入れていただきたいという、私本当にそういう願いから今聞いていて、願わくは、今はわかりました。これぐらいのところにやっているというが、来年度は何とかことしを、あるいは去年を反省して、それから現状をやっぱり踏まえて、松尾のほう、安代のほう、それからここのところの利用者、そんなところを踏まえて何かやってもらいたいと、予算化を多くしてもらいたいものだと、こう思って質問しております。 |
| それで、最後に１つお伺いしたいのは…… |
| ○副委員長（古川津好君） | ９番委員、質問してください。 |
| ◆委員 田中榮司夫君 [ 33 ] | 古いほうはどのように処理なされているかということ、最後にお伺いしたいのですが。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 34 ] | 昨年システム化したわけですけれども、そのシステム化したとき、古いほうにつきましては整理いたしました。捨てるのがもったいないので松尾、安代のほうにはそのままストックしている分もございます。それから、ではそれをどう処分するかというのはまだ決めておりませんので、これから検討してまいりたいなと、こう考えております。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 10番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋 守君 [ 35 ] | 小学校費と中学校費にまたがる部分ですが、学校審議委員というものを設置するようにという、現在各学校のほうにそういうお達しを出していらっしゃるものと思っていますが、ちょっと予算の中にはこれにかかわる部分がないのですが、今現在各学校どのような選定、選定というか、選任状況なのか。なおかつ学校審議委員という方々の教育委員会の中での位置づけはどういうものだろうかと。いずれ学校経営上、校長先生、いわゆる学校の経営者の方々といろんな意見を交換しながら、学校をどのように運営していこうかというふうなお話をしていただける方々なのかなというふうには理解しておりますが、教育委員会としてその方々の位置づけをどう理解していらっしゃるか、どのように考えていらっしゃるかをお知らせください。 |
| それと、事あるごとにお話ししているのでまたかということになるかと思いますが、でも大事なことなのでひとつ、小学校、中学校も一部関係するかと思いますが、統合の考え方です。今現在、新年度に向けて統廃合の考え方、どのような状況にあるのか。いろいろ検討中だという内容だと思いますが、現時点でのこれからの見通しについて、ある程度わかる範囲で結構ですが、タイムスケジュール等もございましたらお知らせをいただきたいと思います。お願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長兼学校給食センター所長 高橋敏彦君 [ 36 ] | まず最初に、学校評議員のことですが、これは位置づけとしては学校管理運営規則の中に学校評議員制度を設けております。ただし、学校からの推薦で教育委員会が委嘱するということになっておりまして、正規に委嘱している者はございませんので、予算化の報酬等についてはなっておりません。ただし、各学校では評価を行っておりますが、その方法として教審のメンバーとか、そういう方々をお願いして学校評価についてはやっているところもあります。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 遠藤久夫君 [ 37 ] | では、統合問題につきまして私のほうからお答えをしたいと思います。 |
| まず、この間いろいろ議会での質問やらいろいろございまして、教育委員会で適正配置の検討委員会を立ち上げて進めてきたわけでございますが、いよいよ今年度内に指針を策定するということにして進めてきたわけでございまして、今最終の指針を内部の手続として決定をする手はずになってございます。それを受けて、この間いろいろ議会の皆さんにもお示しをするということで、今度16日に予定されております全員協議会をお願いしているのでございますが、その中で議会の皆様方にもお示しをするという手はずになってございます。 | |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 10番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋 守君 [ 38 ] | ありがとうございました。済みません、名前が間違っていました。評議員ということで失礼をいたしました。いずれ各学校で多分３名、規模によって若干違うのかわかりませんが、教育委員会としてはその方々の意見も取り入れながらというふうな考え方があるのかなという部分を１つお聞きしたいのと、各学校でも既にその方々、メンバーについては確定していらっしゃるのでしょうか。今現在評議員の方々の状況をお知らせいただきたいという中身だったのですが、もう全部決まっていましたという状況であればそれで結構ですし、今鋭意努力中ですという状況なのか、そこをお知らせいただきたいなと。 |
| あと統合の考え方についてのお話は、全協でお話があるということですので、その後で結構です、その件に関しては結構です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 39 ] | 学校評議員についてお答えをいたします。 |
| 先ほど課長からお答えを申し上げましたのですが、八幡平市立小中学校管理運営規則という教育委員会の規則がございますが、それによりまして学校評議員を置くことができるという規定でございます。必ず置かなければならないということでもないわけで、そういう規定がございまして、この学校評議員は校長さんが推薦をすると、そして校長さんが推薦をしたのを教育委員会のほうに申請してもらえば、そこのところで教育委員会が認定をするという形でございます。お仕事の中身は、例えば学校の運営とかそういったのに関して、そこの校長への諮問、だから評議員会ではないのでございます。お一人ずつ、例えばＡさんとＢさんとＣさんをお願いしますというときに、評議員会という格好で会を組織して、諮問ではなくて、答申ではなくて、校長がそれぞれ一人ずつにこういうことについてどうでしょうか、こういうことについてどうでしょうかというやり方もできるわけでございまして、それは一括して会として組織しても構わないわけでございますけれども、そういう形でございます。したがいまして、当教育委員会としましては、我が市にはそれこそ規模の大変小さな学校から大きな学校までいっぱいございますものですから、一律にどこでも置いてくださいと、何名置いてくださいというような指導はしてございません。必要なところは必要な分だけ置いてくださいと、そこにあわせて置いてください。例えばＰＴＡの皆さんであるとか、教育振興の役員の皆さんであるとか、そういったところに直接的に諮問してすぐご意見をいただけるようなところであるならば、無理して置かなくてもこれはいいのですよというようなスタンスでおりました。 | |
| 以上でございます。 |
〔「状況はわかんないですか」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | はい、どうぞ。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 40 ] | 状況は、西中が一応、こちらにいただいてはいませんですけれども、お名前だけ評議員というような形で何人かお願いしているようでございます。ただ、正式な評議員という形にはなってございません。うちのほうもちょうだいしておりませんので。それから、あとは類似施設というような、類似組織というような形で、やはり教育振興運動等の役員さんとか、そういう方々をお願いしながらやっているところが二、三校というふうに把握してございますが。一番は、外部評価という問題が学校のほうにもございまして、外部評価をいただくためにそういうような組織をお願いしているという部分があると思います。それも二、三校だったと思いますが、正式などことどこが何でというふうなところは、ちょっと今手持ちございませんので。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 10番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋 守君 [ 41 ] | ストレートに確認しますが、ということは今現在評議員という方は、正式な方はいないということでよろしいでしょうか。 |
| 以上。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 42 ] | そのとおりでございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | １番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤 剛君 [ 43 ] | 私も118ページ、119ページの図書館費のことに絡んでちょっとお聞きしたいのですが、まず最初に図書館での今図書資料の購入に関してはわかりましたが、これ例えば小学校、中学校、各学校にも図書室というのがあるわけですけれども、そこで新しく図書を買うとかということもあるかと思うのですが、ちょっと小学校費、中学校費のほうに含まれているかどうかわからないのですが、その分ちょっと予算的に組んでいるのかどうか見つけられなくて、もしあるのであれば、これ各学校でどういう本の買い方しているかもわからないで聞くので申しわけないのですが、もしどのぐらいそっちの予算が組んでいるというのであれば、それを教えていただきたいなと思います。 |
| それにあわせて小中学校の図書室に、私も全部の小中学校の図書室を見たことはないのですが、教育委員会として今とらえている考えとしては、要はこれで十分なくらい充実しているのか、まだまだ不足しているかというふうな漠然としたことでもいいですが、その辺どういうふうにとらえているか、ちょっとお聞きしたいと思います。 | |
| もう一つ、124ページの学校給食費のことについてちょっとお伺いしたいのですが、例えば給食、学校給食に対して、実際に食べている子供たちやら先生方も一緒に食べていると思いますし、また食べている子供たちの話を聞いている親がどういう反応かというのを教育委員会でとらえているかどうかということをお聞きしたいのですが、例えば最近随分残すのが多くなってきたとか、あれはおいしくて好評だったとか、栄養のバランスとれているのをきちっと出しているのだけれども、どうも生徒には受け入れられないとか、そんな傾向というか、そういうものが教育委員会の情報としてあるのであれば、その特徴的なものをもし教えていただければと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長兼学校給食センター所長 高橋敏彦君 [ 44 ] | まず最初に、図書費のことですが、満たされるくらい十分かということですが、以前にもちょっと質問があったと思いますが、19年度末の蔵書で結果が出ておりますので、お知らせいたします。 |
| まず、小学校においては、学校図書館図書標準の定める冊数というのが各学校のクラスと人数によって決まっておりますので、まず小学校全体では６万3,840冊あればいいことになっておりますが、19年度末の蔵書については６万2,469ということで97.9％となっております。なお、100％を超えている学校は、小学校においては５校ございます。 | |
| あと中学校におきましては、標準の定める冊数が全校で10万3,680冊ということになっておりまして、19年度末の蔵書冊数が９万3,136冊ということで89.8％となっております。なお、中学校で100％を超えているところは２校ございます。 | |
| それから、予算のことですが、図書費に関しましては３万円に満たないものが多いということで、消耗品で各学校の予算要求に基づいて予算措置しておりますが、小学校においては200万4,000円、中学校においては283万円見込んでおるものでございます。 | |
| あと次に、給食費の子供たちの反応はどうかということですが…… |
〔「費じゃない」の声あり〕
| ◇学校教育課長兼学校給食センター所長 高橋敏彦君 [ 45 ] | 給食のことですね。それについては、給食担当者会議を各学期末ごとに行っておりまして、その中の反応を聞いて、まずおおむね、おおむねというよりも給食担当の皆さんについてはおいしいものを食べさせてという話と、あと栄養士が学校に行ってみて食育関係で出前事業を行っておりますので、野菜、魚の赤は血、肉になるとか、そういういろいろ話をしておりますので、その結果、学校の給食担当の話によると、そういう出前事業によって残さなくなる子供がふえてきているという報告を受けております。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | １番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤 剛君 [ 46 ] | ありがとうございます。今も給食のほうに関しては、やはりそういうこと、会議も学校ごとに開いているということで、残さなくなってきている子供が多いということですので、ぜひとも今後も、好き嫌いで好きなの出せ、嫌いなの出すなと、そういう意味ではなくて、まずいずれ食べてもらわなければ話にならないと思いますので、いろいろそういう話し合う場で情報を得ながらやっていただきたいと思います。今後もよろしくお願いします。 |
| 先ほど図書費のほうですが、やはり市立図書館の充実も含めて読書の必要性というのが十分今後必要であるということで、ちょっと聞きますと小学校とかにも市立図書館から貸し出ししてやっているというふうなこともあるみたいですので、どうしてもやっぱり市立図書館が中心なのかなという気もしますけれども、そういう中で、要はどこにどういう本があるかというの。今市立図書館と、それから松尾と安代の公民館の図書館ですか、これはネットワークで何か結んだということで、市内のどこにどういう本があるかとわかるらしいのですが、小中学校の図書室にあるようなのももしネットワークで結べれば、逆にもっとどこにどういう本があるのかというのがわかって市内でやりとりできるような形もあるのですが、そういうのは難しいのでしょうか、必要ないですか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 47 ] | 先ほど申し上げましたけれども、システム化によりまして図書館と、それから松尾、安代の図書室を結んでおりまして、検索はできるようになってございますが、学校とのシステム化というのはまだ検討はしておらないです。今後どうするかということになりますと、まだまだ検討をするかどうかというのは考えていかなければならないと思います。お金の面とかいろいろな学校のつながりとか、そういうのを検討しなければならないと思います。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | １番、工藤委員。 |
| ◆委員 工藤 剛君 [ 48 ] | ぜひ前向きにご検討をいただければいいのかなと思いますけれども、ひとつちょっとあるのが、私のところに来たのが、例えば今市内でも読み聞かせとかやってもらっている方とかもいるのですが、そういう方々が自分が読み聞かせたい本がなければ県立図書館まで行ってまず借りてくるわけなのですけれども、そういうのはほとんど借りに行くのも返しに来るのも実費で、両手に重い荷物、本を持ちながらやっているわけなのです。今は、送ってはくれるようになったそうなのですが、返しに行くのはいずれ自分でまた返しに行かなければならないと。そういう方々もいるということなので、別に費用を負担しろとか本持ってやるとかそういう意味ではないのですけれども、そういう方々の生の声というか、そういう声を聞く場があるかどうかで、あるのであればそういうことを続けていってほしいですし、なければやはりいろんなボランティアの方ありますので、こういう読書に関してやっている。そういう方々の話を聞く場とかを設けるようなことも検討していただきたいと思うのですが、その辺はいかがですか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 49 ] | 今のご質問でございますけれども、子供向けとか成人向けにつきましては、ご婦人の方々から読み聞かせに出向いて、子供たちに読み聞かせをしているのが実態でございますし、それから小さい子供たち、３歳児の、それから３歳児の親子図書ホームということで、そういう形で活動しているわけですけれども、ボランティアにつきましては曝書もしてございますので、読み聞かせにつきましてはどのぐらい拡大していけるかというのは、今後読み聞かせする人とそういう、どういう対応できるか、さまざま検討してまいりたいなと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 済みません、あと質問予定している方、何人いらっしゃいますか。３人ね。 |
| それでは、３時５分まで休憩いたします。 |
（１４時５２分）
休 憩
再 開
| ○副委員長（古川津好君） | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
（１５時０５分）
| ○副委員長（古川津好君） | 予算特別委員会を続けます。 |
| 第10款の教育費の質疑を続けます。質疑ありませんか。 | |
| 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 50 ] | ２点伺いたいと思います。 |
| １つは、小学校費、中学校費の教育振興費に計上されている就学援助費、就学援助の問題について１つは伺いたい。それから、いわゆる文化会館の問題について、この２つを伺いたいと思います。 | |
| 就学援助の問題ですが、貧困の影響として、特に深刻な問題として子供への影響の問題、これが今社会問題になっているわけですが、見た方もあると思うのですが、ＮＨＫで多分２日連続だったと思うのですが、子供への影響の問題で、教育の問題では経済的な理由で高校を中途退学せざるを得ないと、それからもう一つは医療の問題で、保険証については４月から交付されるということになったのですが、しかし医療費の３割負担さえ対応できないという状況、こういう問題が出されたのですが、そういう意味では何回か取り上げてきた、いわゆるセーフティーネットなのですが、この就学援助の問題。まず、伺いたいのは就学援助の状況、実態なのですが、ここ何年か、数値を準備しているのであれば数値も含めて動向についてどういうふうに把握しているかというのを伺いたいと思います。それから、どういうふうに対応しているかと、主に周知の問題ですが、どういうふうに対応しているかということをまず伺いたいと思います。 | |
| それから、文化会館の問題では総合計画でも検討するということがうたわれているはずなのですが、この点でまず伺いたいのは、教育委員会としていわゆる文化会館について検討されたことがあるのかどうかと。つまり茶飲み話ではなくて、正式に議題としてこの課題を検討したことがあるのかどうかということをまず聞きたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長兼学校給食センター所長 高橋敏彦君 [ 51 ] | 就学援助費の数値ということでございますが、18年からお話しします。18年度においては、小学校169人、中学校78人、計247人、19年度においては小学校170人、中学校87人、計257人、20年度では小学校171人、中学校100人、計271人ということで、18、19はそんなに大きく伸びておりませんが、20年度においては若干伸びておる状況でございます。 |
| あと次の周知の方法ということですが、広報を通じてまず第１回、３月までに申請を受けて認定して援助するという方法と、あと学校を通じて保護者に周知を図って、なおかつ年度途中においても学校の学級費等が滞るようなことが出てきた場合は、多分その家庭がちょっと途中で状況が変わったと判断されますので、その辺についても学校では状況をよくつかんでもらうように校長会議等を通じ、諮って、それで途中でも認定を受けて援助を行っているということでございます。 | |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 52 ] | 文化会館についてのお尋ねでございましたので、演壇からもご答弁申し上げ、一般質問に対してもご答弁申し上げましたとおり、内部では検討はしておらないが、必要性については早期に検討していきたい、これが私の考え方ということで申し述べております。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 53 ] | 就学援助については、動向から見れば、特に20年度、それまでの年度に比べればふえているのが顕著に見えてきているという状況で、多分生徒数は動いているわけですが、１割前後から１割を超える、全生徒１割を超える状況が出てきているということだと思います。周知の状況も聞きましたが、年度初めだけではなくてそういう対応をしているというふうなことですので、そういう状況を徹底してほしいと。というのは、けさの新聞見たのですが、就学援助について文科省が一昨日ですか、11日付で各県の教育委員会に通知を出したと。それで、内容というのは今の雇用問題、不況の深刻さの状況を踏まえて、こういうふうになっているのですが、年度の中途において認定を必要とするものについては速やかに認定し、必要な援助を行うよう配慮すると、そういう形で市町村の教育委員会に徹底すべしということで県の教育委員会に通知があったというふうにはありましたので、ぜひこれを受けることになると思うのですが、そういう対応をしていただきたいというふうに思います。この点は、そういう方向で対応されるでしょうから確認することでいいです。 |
| それで、文化会館の問題ですが、そもそもこの文化会館のとらえ方の問題ですが、よくある議論として、特に財政論からいわゆる箱物だということから否定する論というのはよくあるのですが、私はそういうふうに単純に否定する立場をとるものではないです。例えばこれはある意味では都会と地方の小規模自治体の大きな格差がある分野だと思うのですが、都会ではそういう施設がある意味ではふんだんにあって日常的に触れる機会があると。では、小規模な地方の自治体の住民というのは、財政上そういう状況を享受する権利がないのかといえば、そんなことはないというふうに私も思います、その点は。しかし、もちろん財政問題もありますから総合的に検討されるべきと。そして、またこういう見方もあるのですが、実際的にそういう施設を利用する、いわゆる需要があるのかという問題もあります。しかし、これもある意味では、例えば現在そういう状況が少ないとしても文化活動なりを振興するという立場から、その施設の必要性については検討すべきというふうにも思います。しかし、いずれ総合的に財政面を含めて検討される課題だというふうに思うのですが、総合的に検討するとなったときに、市長たる立場の人が、そういう立場にある人が建設する方向での発言をされると、つまり検討する内容も建設ありきになってしまうというふうに、そのことを私危惧するのですが、つまり建設が必要なのか、あるいはそうではないのかというのを今の段階では総合的に検討するというふうにならないと建設ありきになってしまうと、そこからの検討になってしまうというふうに思うのですが、どうでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 54 ] | 実態については、現状の実態については委員十分ご承知のとおりだと思います。遠目でわからないので後でお渡ししますけれども、実態はこういうものなのです、市民の皆さんが今受けている実態というのは。そういった実態を私はつぶさに拝見をいたしております。そして、またそういった団体からの要望もいただいております。そういったことの要望を受けて、どうしても私はそれは必要なのだと、必要性があるのだということは当然持ってもしかるべきなものであるし、そういう発言なり、そういうことは当然行政を預かる者として一つの公約でもあるわけです。公約にも等しいものでもあるわけですから、当然そういうことは許されるものではないのかなと。ただ、しからば勝手に言うのはけしからぬという論法もあるかと思いますけれども、というのは我々為政者としてこれをつくることはどうなのでしょうかと。財政とか何かと相談して、そしてその結果で、その結果でもって判断していくというのがいわゆる官と為政者とのバランスだと思うのです。私は、市長としてやりたいことがある、これはこういうのを私はぜひやりたいのだということは当然市民の皆さんにこれは訴えていってしかるべきだし、ただそれをいざ実現しようとしたときに、ではどういう手法なり財政はどうなのだ。これは、当然今後の課題として内部で検討しなければならない。その結果として、皆さんには私としてはつくりたい。例えば財政的にとてもとてもそんなものは立ち行かないのだということになれば、公約、皆さんにお約束したけれども、今の財政の状況はこうでこうなので、皆さんの要望にはこたえることは非常に難しいというふうな判断も当然あってしかるべきだし、いや、十分に内部で検討した結果、こういうぐらいの規模であって、こういうぐらいの支出であれば、これは可能であるよということであれば、それを皆さんにお話しし、そういうことを具現化していくと、そういうふうな私は手法もあるのではないのかなということで、あえて皆さんにお話をしている。建設計画にもあることでございますし、実態がこのような実態でございますので、ぜひそれはご理解をいただきたいというふうに思っております。後でこれ、事務局。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 55 ] | 文化会館の問題ですが、市長がどの範囲まで発言を受け入れ、どこから発言してはだめだという論で入っていくつもりはないのですが、その必要性というか、どういう意義があるのかというのをもう少し確かに私からも触れますと、いわゆる文化会館の意義というのは、見る、聞く側だけではなくて、そこを使って演ずる側にとってもそういう専門的な設備があった施設でやりたいという思いは強くあると思うのです。そういう両面からあると。そういう状況です。言いたいのは、例えば役所内考えたときに、市長、確かに例えば建設すべきということで部下に指示を出すということもそれは権限としてあり得ると思うのです、検討しなさいということで。ただ、どうあるべきかということを検討するというふうになったときに、そういうふうになると、いや、建設しますという方向を市長が示すと、何回も言うように建設ありきで検討せざるを得ないと、例えば役所内で。そういうふうになっていくと。ではなくて、こういう、しかも大きな、いわば施設設備については、財政面含めて総合的に検討するということが最初からやっぱりあるべきだというふうに私は思うので、そういう状況を壊してしまうということを私は危惧するということなのですが、わかりにくかったのか、どうでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 56 ] | やはりこれは公約とも関係すると思うのですけれども、国においても県においても担う人は国民なり県民なり市民に対して私はこういうことをやりたいのだと、これをやりますと断定までして当然選挙戦とか何かに臨むのですけれども、結局執行者としての公約、それが、その公約を実現するために努力するわけです、みんな。何の政党でも知事さんでも。その努力するのが、いわゆる私はこういう公約で臨んだのだけれども、これはできるのか、検討しろということはできるのか、できないのかですから、その結果とてもではないけれども、市長、そんなこと言ったって、例えば総合病院つくれみたいなもので、そんなこと言ったってできるわけありませんよと言われた場合には、当然これはやはりできないものはできないわけですから、きちっと公約ではこう言いましたけれども、こういう理由でどうしても今の段階では断念せざるを得ない、こういうふうなことが私は必要ではないのかなと。やはり皆さんにしゃべっていることですから、やはりこれは実現に向けて努力するというのは、これは当たり前のことで、それが圧力として何だかんだ市長の意に沿って、ない金もつくり上げて、あることにしてそれをつくろうということでは私はないと思うのです。そこには、当然規範というか、一つの制限というのも、荒唐無稽な公約に対しては当然規制もかかるわけですから、そこのところはやはり内部での検討というのはそこだと私は理解しています。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 18番、大和田委員。 |
| ◆委員 大和田順一君 [ 57 ] | 先ほどの米田委員と関連いたしますけれども、20節の扶助費の関係でございます。特にも雇用環境が悪化している中で、当面予定された予算については示されているわけでございますけれども、今後秋口にかけて雇用保険、失業保険等の期間が切れたあたり、そういうところも含めて、先ほどの答弁ですと影響が出てくる中に、中間であっても学校等との連携をとりながら進めるということをお聞きいたしましたので、その件に関してはよろしいのですけれども、そういう意味で高校、あるいは大学等に行かれている方々もおいでになられると思います。同じように、もしかすると小、中、高、大学と進めているご家庭もあると思いますけれども、そういう方々に対しての影響、そういうものも出るのではないかと、このように思いますので、広報等の指導、広報等によりましてお知らせもそうですけれども、このような状況ですので、今雇用にかかわる窓口は設けておりますけれども、そういう場面でもある程度資料等については示しながら、相談に来られた方などに示しながら進めていかれてはどうかと、このように思っております。その辺についての取り組みについてお伺いいたします。 |
| また、昨今携帯電話、あるいはインターネット等によります児童生徒等に与える影響というものも大きいわけでございまして、特にもこれは時代の流れでございまして、こういうものについてはなかなか規制するというのも難しい面もあろうかと思います。そういう中で、国においても、文部科学省ですか、学校に持っていくことについては禁止ですよというようになったようでございますけれども、市といたしまして、教育委員会といたしまして、こういう携帯の持ち込み、あるいはインターネット等に関連する指導等についてどのように取り組んでいるのかお伺いいたします。 | |
| もう一点は、これも小学校で今年度からでしょうか、英語の指導が始まるという中で、予算でも英語指導助手の方々の予算もついておりますけれども、授業の時間が少ない中で、方向性とすればどのような形でこの英語の授業と、指導というのがなされていくのかをお伺いいたしたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 学校教育課長。 |
| ◇学校教育課長兼学校給食センター所長 高橋敏彦君 [ 58 ] | 先ほどの援助費のことでしたが、高校、大学においては援助費というものは市のほうでは扱っておりませんので、それにかわるものとしてまず奨学金の貸付制度、これについては広報で周知をしているところでございますが、先ほどの途中からの援助費の助成というか、措置ということですが、これについては雇用関係の相談窓口と連携をとってこれからは進めていくということになると思います。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 59 ] | 携帯電話の部分についてお答えいたします。 |
| 携帯電話、この間、ご指摘のとおり文部科学省のほうから学校への持ち込みは禁止の方向でというのを先日文書が入りました。よって、それはそのまま流してございますが、ただ以前から情報モラルの教育ということで、今年度中学校２校、来年度の予定としまして情報研修ということで、教員研修も含めてその講座の予定をしておるところでございます。 | |
| 以上でございます。 |
〔「英語」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | どうぞ、教育長どうぞ。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 60 ] | 小学校の英語活動についてでございますが、新しい指導要領から入ってくるわけで、それを前倒しで実施してもいいということでございますので、そのほうも来年度から、基本は学級担任がやることになっておりますのですけれども、小学校の教師の中で、例えば中学校の英語の２級免があるとかというのはごくごく少数でございますので、現在いる英語指導助手、３名おるわけでございますが、フル回転を予定しているところでございます。今までも各学校に出向いて、各小学校に出向いて指導はしておりますが、そちらのほう、少し余計になるのかなというような気がしております。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 18番、大和田委員。 |
| ◆委員 大和田順一君 [ 61 ] | そういう意味で、就学援助については、実は地方のほうが逆に利用しているのが少ないというふうな資料もあるようでございまして、特にも東京都などについては中小企業がたくさんある区などについては30％、40％と非常に大きい受けている比率をお聞きいたします。そういう意味で、今回の場合についてはやはり緊急性を持った形ではないかなと、私ども八幡平市においてもそうではないのかなという意味で、経済に伴いまして教育にも影響が受けない形と、そういうものが必要ではないかなと、このように思いますので、そういう点ではそういう奨学金の貸し付け、あるいは通学費の援助など、それぞれ教育にかかわるものについてもご協力いただいておりますので、そういう意味でもいろいろな意味での対策も含めて取り組んでいただきたいと思いますので、その辺についてのお考えもお聞かせいただきたいと思います。 |
| あと携帯電話等については、先生方に対してご指導するという意味では、特にもＰＴＡを交えた形で、せっかく学んだもの等も含めて、ご家庭の中でもやはりご指導いただかなければならないと、このように思いますので、そういう形で幅広くやっていただきたいと思いますし、今般いろいろな、特に通学、通園等のいろいろな事件に巻き込まれる事案が見えておりまして、特にも小さい子供さんたちに親御さんが本当は持たせたいという地域もあるのではないのかなと。特にも当市においては中山間地、１人で何キロも帰る場合もあるのかもしれません。そういう点のやはり対応というのは、例えば今回禁止でありますけれども、全く禁止という形で理解していいのか。もし、そういう使用要綱でも定めまして、そういうものも可能なのかお伺いをいたしたいと思います。 | |
| ２点についてお願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 62 ] | 携帯電話の件でございますが、まず最初の父兄も巻き込んでのお話でございますが、まさにそのとおりと思います。大体大人自体が追いついていかないような状況にございますものですから、指導資料としては県立の教育センターが作成してＣＤとか、あるいはＤＶＤとか配付はされているわけでございますけれども、教育センターから講師を頼みながら、昨年度についてはそういう講座にしてございましたので、そこのところにご父兄さんを誘い込んでいくということは、これ各学校にお願いしながらみんなで勉強しなければならないだろうなというふうに思ってございます。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 遠藤久夫君 [ 63 ] | 扶助費の関係等については、私のほうから若干お答えをしたいと思います。 |
| まず、扶助費の対象の方々の人数、多少なりとも増加傾向にあるということは、１つは世の中の経済情勢もございます。ただ、もう一方で昨今親の育児放棄とか、そうしたこと等から来る、いわゆる児童福祉課と教育委員会との連係プレーの中で、やっぱりあそこの家庭ではちょっと子供がけがしてきているとか、あるいはまた朝御飯食べてこないとか弁当の御飯持ってこないとか、いろいろな状況があります。その中で、育児放棄とか、そうしたのが現実問題として出てきております。従来は、教育相談員が１人いれば、大体不登校の問題とかそうしたのは相談に乗って解決できてきたわけでございますが、昨今はそうした家庭崩壊的な状況の中で、やはりどうしても児童福祉との連携の中で児童生徒を守っていかなければならないという事案が結構出てきているのも事実でございます。そうしたものについては、やはり双方で協議をしながら、では給食費の問題もあるし、学級費の問題もあるということで、こういった制度を活用しながらみんなで子供を育てていこうということで話をしながら、親もそれを理解して乗ってくる、すぐ乗ってきてくれる親、そしてまた、いやいや、そこまでという親もいろいろあるわけでございますが、そうしたことも含めて厳しい状況には変わりないわけでありますので、ひとつ私ども教育委員会といたしましても児童福祉課の相談員さんと、あるいはまたうちのほうの教育相談員、あとは指導主事割愛で設置してございますので、その指導班と連携をしながら大変な事態にならないような体制をつくるということで、休日でも場合によっては出てきて対応策を講じている事例もございますので、今後引き続きそのこと、そうした状況によって大事件につながるようなものが当市から出ないような体制で持っていこうということでやってございますので、ひとつそのことについてはご理解をいただきたいと、こんなふうに思います。 | |
| それから、高校、大学の学ぶことへの支援については、基金等、先ほど課長も答弁いたしましたが、基金等の増額をしていただいてございますし、余り借りやすいような、たくさん貸してもやっぱり償還がやがて出てきますので、やはりじっくり相談をして、償還のことも含めてじっくり相談をする時間をとって、締める相談ではなくて、間口を広げた相談をしながら、学ぶ青少年を支援していくという姿勢は前面に押し立てて相談体制をつくっていこうということでやってございますので、ひとつもしそうした話があるとすれば、教育委員会のほうにしていただければそれなりに対応は可能でありますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 21番、北口委員。 |
| ◆委員 北口和男君 [ 64 ] | 113ページの社会教育総務費の市芸術文化祭の振興について伺いますが、その観衆、それから鑑賞者が少ない、舞台部門とか展示部門、特に展示部門におかれましては小中学生から作品をご協力いただいてやっているわけですが、残念ながら鑑賞者が少ない。この辺においての学校の指導といえばなんですが、教育委員会としての指導をお聞きしたいと思います。 |
| それから、スポーツの振興でも話されておりましたけれども、選手が少ないというのもさることながら、特に今回は大学の選手権の大会であるわけですけれども、休み中でありながらも小中学生の応援隊とか観衆が少ない、それを実感しております。その辺についてもどのようなご指導があるのかないのか、今後どうするのか、まずそれをお聞きしたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 安代教育課長。 |
| ◇安代教育課長 伊藤重伸君 [ 65 ] | スキー大会における中学生、あるいは小学生の応援隊が少ないということのご質問でございますが、21年度、全国スキー大会をやるということで準備をこれから進めますが、各学校におきましてもいろんな競技役員、あるいはできる範囲内の中で役員をお願いするわけなのですが、せっかくの全国大会ですので、そういう期間中はできるだけ会場地に行くような、特に土日につきましては行って全国レベル、あるいは地元の生徒方の活躍を応援できるような形を今後検討しながら進めていきたいというふうに考えてございます。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 66 ] | 私のほうから芸術部門についてお答えしたいと思います。 |
| まず、芸術祭の展示につきましては、各学校にお願いしているところでございます。それから、保育園等にもお願いしてございます。学校の展示の件数でございますけれども、ことしは西根と松尾が一緒になって芸術祭は行ってございますし、安代は安代地区で行ってございます。西根と松尾の分を申し上げますと、図画とか習字、工作で570点ほど展示していただいておりますし、それから保育所の関係では図画、工作につきましては200点ほど展示していただいておりますので、多いか少ないかは私の判断ではちょっと言いかねますけれども、ただ会場から見ますと会場は狭いくらい展示しているというのも私見た限りでは思っておりますので、ご理解願いたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 21番、北口委員。 |
| ◆委員 北口和男君 [ 67 ] | 私は、それこそ中身はしっかりわかっています。ただ、観衆とか鑑賞者が少ないからどういう指導をして、今後どうやるのかと聞いたのです。どうぞ。次長、教育長から聞きたくてのことですけれども。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 68 ] | 土日の鑑賞になるものでございますから、なかなか家庭内としては難しいという面はございます。結局奨励のような形でしか今のところやられてこなかったというふうに思っております。いわゆる教育課程の中に位置づけて行動してくるというような形であれば、みんなで鑑賞できる時間をとれると思うのですが、なかなか教育課程の中では難しいと。そして、土日のところであるものですから、なかなか奨励までぐらいにしかならないというのが現実の問題でございます。何かこのことをいつもおしかりを受けながら、農業後継者の問題、嫁問題と、その辺のあたりに似ているなというふうに、いつもそう感じているところでございますが、一律にというのもなかなか難しいと。そして、結局土日になればご父兄さんにお願いする形になるものでございますから、現実としてはそういうような状況になるということになってございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 21番、北口委員。 |
| ◆委員 北口和男君 [ 69 ] | 今ので３回目だね。教育長の立場からいうとそうなのですが、やはり子供たちが自分の作品をご協力し、まず出しているものだから、学校側からでもやはり展示してあるから行って見るのだよとか、そういう指導ぐらいはやってしかるべきではないのかなと、そのように感じます。まず、その点について、スポーツ関係もそうなのですけれども、いずれその点について今後の対応の仕方を伺います。 |
| それから、117ページの文化財保護のことでございますが、伝統芸能団体の垂れ旗の整備の件でどのように検討しているのか、今後どう考えているか伺います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生涯学習課長。 |
| ◇生涯学習課長 工藤竹松君 [ 70 ] | 北口委員につきまして、前にも長旒旗についてご質問がありました。そこで、私ども21年度予算につきましても予算要求はしておりました。ただ、今回は残念ながらついておりませんけれども、合併補助金で検討するということをお聞きしておりますので、つくかどうかはまだ私のほうではご判断できませんけれども、ご期待していただきたいと、このように思います。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育次長。 |
| ◇教育次長 遠藤久夫君 [ 71 ] | このスポーツ大会、そしてまた芸術文化の発表会への観衆の問題でありますが、なかなか土日の問題につきましては、先ほど教育長の答弁に尽きるわけでございますが、ただこのスポーツ大会の関係については、例えばこの間の学生スキー選手権大会の開会式のときに私のほうで各スポーツ少年団に声をかけてくれということで声をかけてもらいました。やはりそのときに声のかけ方、いずれ各団体何人でもいいから、こっちのほうで段取りをすっかり組んでしまうと車だ、バスだということになるので、親との関係もございますが、何とかやっぱり全国大会の開会式の空気を肌で感じてもらうことによって、やっぱりスキーをやっている子供は、僕も次の大会、いつかの時点で開会式に、あそこに、下のフロアに立ってみたいなという思いが出てくるような子供が一人でもいるとすれば、私は成功だということで呼びかけをした結果、やっぱり360席が親も同伴の上、埋めていただきました。やっぱりそうした強い思いを関係者、みんな思いを共有しながら進めていくということが大事なことでありますので、今後もこの間の議会の中で今後のスポーツ振興、底辺の拡大のあり方もご質問いただきました。やっぱり体協との連係プレーの中でそうした取り組みは選手育成の面からも、また私ども観客がいるとやっぱりこぶしに力が入るのは大人も子供も同じなわけですので、そうした体協との連携をとりながら、やっぱりそうしたことの取り組みも強化していきたいと、こんなふうに思います。 |
| それから、芸術文化といいますか、芸術祭等の関係につきましても、やはり自分の子供の作品が出ている親は必ず来て見ているのですが、そうでない親というのはなかなか来ないし、また親が来ないと子供もなかなか来ていないというのが、現実問題そういう状況なわけでございまして、やっぱりそのあたりの強制はできないにしても、芸術祭の全体的な宣伝の中も含めて取り組みをしていく方向を実行委員会、そしてまた芸術文化協会もあるわけですので、そちらのほうと連携をしながら広くいいものに触れさせる機会を呼びかけてまいりたい、こんなふうに思いますので、満足のいくお答えにはなりませんが、今後そうした取り組みをしていくということでご理解いただきたいと。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ３番、渡邊委員。 |
| ◆委員 渡邊 正君 [ 72 ] | 先ほどの携帯電話の件なのですけれども、教育長にちょっとお尋ねしたいと思いますけれども、国、県からの通達では一応禁止の方向で通達が来ているみたいですけれども、学校内で携帯が必要か必要でないかというふうな中身なのでしょうけれども、実際問題携帯を使われている子供さん、経済が今のような状態になると多分共稼ぎの家庭もふえてくるでしょうし、新聞、マスコミ、テレビ、いろんな議論されているみたいなのですけれども、国からの禁止の通達に対して一部かもしれませんけれども、親御さんのほうからいろんな諸事情で持ちたいと。当然いろんなふうに問題があるとは思うのです。それで、携帯持ってもいいという形の中で考えるのであれば、いろんな先ほど言った経済の諸事情もあるし、ただ教育という観点から物を考えたときに、教育長、いずれは携帯は多分持つでしょうと、小学生、中学生でも。社会人にならんと高校生でも大学生でも。社会の場でどういうことが起きているかという話になってくると、この間岩手県に近い話だったらサスケが写メール撮られて暴行事件起こして逮捕されたとか、当然スカートの中の盗撮とかそういうのは日常茶飯事みたいに起きています。そういうことをしてはいけないよというふうな形の中で、小学校の子供さんたちにしっかりとした教育して、破ったらこういう罰則もあるよという、社会的な罰則もあるだろうし、校内的な罰則もあるだろうし、そういうことを考えて持たせて教育していくという方法も一つの議論だと思うのです。全く国から県からの丸投げでもないだろうけれども、国、県が言っているからもうやめましょうやというのも議論だと思います。教育現場の長として、教育長の立場としてのお考えでも結構ですし、２つ、個人的な個人に立ち返っての考え方でも結構です。答弁のほうも腹の中、どういう感じで考えているのか教えてください。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 73 ] | これは、先ほど大和田委員さんの質問の中でお答えを落としたところでございました。含めてお話を申し上げたい。 |
| まさに、今渡邊委員さんからお話があったとおりで、教育の筋からするならば正しい使い方を教える。正しい使い方を教えて、端的な言い方すると悪い使い方しない、本当に正しい使い方を教えていくのが教育の本来の筋であろうというふうに思ってございます。ですが、まず小学校、中学校の段階で、学校では必要ありませんというのもこれもまた事実でございますが、ただお話のように家庭の事情で何としても使わせなければならないというご事情のあられるところも現在においてはあるのだろうというのもそのとおりでございます。ですから、当市においては一律に禁止ということではなくて、事情によっては各学校さんに協議の上、どういう形で使用を認めるかというようなことで、文部科学省の通達来たから絶対だめですと、何が何でもだめですというような姿勢ではやってほしくないなというふうに思ってございます。必要最低限のところで、やはり子供たちの年齢のこともございますので、こういうふうに使うのよというふうに教えたからといって、いろいろな誘惑に負けてこういうこともあるいはあるだろう。そうしたならば、やはり年齢の少ない段階においては要らないのは持ってこないのよというような指導も必要であるというふうに思ってございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ３番、渡邊委員。 |
| ◆委員 渡邊 正君 [ 74 ] | それで、例えばご父兄の方々にアンケートとか、そういうふうなとる予定とか検討するとか、そういう中身もあるのかお尋ねしたいと思います。 |
| それと、八幡平市の教育長としてのカラーを出して、別に国、県の言うとおりにならなくても独自の中身で八幡平の生徒さんがうまく社会に旅立てればいいことだと思うので、ぜひその教育の観点という中身で一生懸命議論していただきたいと思います。アンケートをとるかとらないかの答弁だけで結構です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 教育長。 |
| ◇教育長 高橋北英君 [ 75 ] | 全体に向けてのアンケートについては、今のところ考えておりません。あくまでもご父兄対学校のケース・バイ・ケースで処理してもらおうというふうに考えてございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで第10款教育費の質疑を終わります。 | |
| 続きまして、第11款災害復旧費から第14款の予備費までは一括質疑を行います。該当するページは、126ページから127ページまでであります。 | |
| 質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで第11款から第14款までの質疑を終わります。 |
▽議案第５３号
| 議案第５３号 平成２１年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予 | |||
| 算 |
| ○副委員長（古川津好君） | 次に、議案第53号 平成21年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算を議題とします。 |
| 質疑ありませんか。 | |
| 13番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋悦郎君 [ 76 ] | 内容説明のときに、国保加入世帯が減ったために被保険者の保険料、これ減額したと。これは、ちょっと確認なのですが、後期高齢者医療制度の関係なのでしょうか、それともそれとは全く別で国保加入者が減っているのかということをちょっと確認したいと思います。 |
| それから、雇用の悪化の中で国保へ新規に加入されている方がどういうふうに推移しているのかと。それから、現在12月議会で子供の無保険者は解消すると、こういうことでございましたが、その状況。それから、未交付世帯がどうなっているのか、その辺も数字的なところで伺いたいと。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 77 ] | お答えいたします。 |
| まず最初の１点目でございますが、21年度の加入者の減につきましては２つありまして、１つは今委員おっしゃるように後期高齢者のほうに20年度からスタートしましたので、その減もありますし、あとは若干自然減ですか、ということで、その原因と２つございます。 | |
| ２点目の雇用の関係で国保の加入者の現状はどうかというので、これは１年間の統計とりましたが、昨年の11月、12月ごろから急に国保のほうに社保のほうから加入がふえてきている現状でございますので、その雇用の悪化というふうなのがあらわれているのかなというふうに感じております。 | |
| それと、あと12月議会で小学校、中学校の証明書の関係でございますが、すぐ本来であれば国のほうでは４月１日からだったわけですが、12月議会で早目にというふうなご要望がありましたので、すぐ１月１日から５人の小中学校の全員に交付の対象を外したということで、短期保険証に切りかえております。 | |
| あと未交付の状況といいますと、未交付と申しますと、済みませんが。 |
| ◆委員 髙橋悦郎君 [ 78 ] | 滞納による未交付。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 79 ] | ちょっとお待ちください。資格証明書の交付、はい。現在資格証明書は23件ございます。あとは短期の保険証の交付は167件、１月末現在でございますが、このような数字になっております。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 13番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋悦郎君 [ 80 ] | ありがとうございました。昨年の暮れからの国保への移動、数字がわかればちょっと教えていただきたい。雇用の悪化がどういう数字であらわれているのか、ちょっと確認したいということで。 |
| それから、資格証明書が23件ということなのですが、何回か以前もこの件では質問してきているわけですが、一律に発行するのではないと。俗に言う悪質滞納者に限定したいと、そういう答弁なのですが、今発行している23件というのはまさしくそういう対象者というか、その保険者という意味でしょうか、そこもちょっと確認したいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 81 ] | お答えいたします。 |
| 最初の暮れからの数字につきましては、ちょっとお待ちいただきたいと思いますが、23件のこれにつきましては、例年９月１日の新しい保険証を交付する直前に庁内の交付委員会、資格審査委員会を設けて交付しているわけですが、その後において納付の相談の回数も収納課と一緒になって、納めた方については外すというふうなことで、やはり悪質という言葉はあれですが、それの改善がなされていない、依然として納付の意思がないというふうな方についてはそのまま交付の状況というふうになっております。数字につきましては、ちょっとお待ちいただきたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 13番、髙橋委員。 |
| ◆委員 髙橋悦郎君 [ 82 ] | ３回目ですけれども、その資格証明書発行者ですけれども、例えば家庭の事情といいますか、収入の状態がどうなっているのか、そういうところまできちっと把握した上での発行になっているのか。こういう非常に厳しい社会状況ですので、こういうことで病院にかかりたくてもかかれないというふうな人は、こういう未発行なんか出ていないのか、その辺非常に大事な部分だと思うのですけれども、どのようにその辺は把握をされているか。私言いたいのは、要は払いたくても払えない状況、経済的に。そして、病院に行かなければいけないのだけれども、保険証がないためにかかれないと、こういうことが実際問題としてないのかということを確認したいわけです。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生活福祉部長。 |
| ◇生活福祉部長 大森力男君 [ 83 ] | 家庭の事情ということでございますが、昨年来から考え方が国のほうも変わってきているし、県の指導も変わってきているということで、この家庭の事情の、はっきり言いまして貧困ということでの相談については、いわゆる受けて、さらにどうしても必要だという場合には出すと、いわゆる短期にするというふうな考え方に変わってきております。 |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 国保への移動者については、後で調べて……保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 84 ] | 先ほど返事保留しておりましたが、先ほどの離脱の社保からの国保加入者の状況でございますが、19年度においては340世帯、20年度で390世帯となっておりますので、ちょっとこの手元でつくったグラフの表によりますと11月から、ピークが12月にピークが来ておりますので、この差額のあたりがふえているところになっているのかなというふうな感じでございます。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで議案第53号の質疑を終わります。 |
▽議案第５４号
| 議案第５４号 平成２１年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算 |
| ○副委員長（古川津好君） | 次に、議案第54号 平成21年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。 |
| 質疑ありませんか。 | |
| 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 85 ] | １点だけ、これは民生費でも質疑したわけですが、保険料の高い、低い問題は別にしても、この賦課の不合理さについて改めて部長に聞きたいのですが、これは後期高齢者の場合は特別だと思うのですが、この制度からいくと、つまりそれまで例えば国保であれば世帯として賦課もするし、加入もするという形で、しかしこの制度はある意味では強引にそこから75歳以上を１人ずつ切り離した制度だと。だとすれば、保険料もそうあるべきだと思うのです、当然に。保険料の賦課についても。しかも、他の医療会計、国保含めて支援金という形で出していると。ということになれば、当然保険料の賦課についても個人収入が基準になると、あってしかるべきだと思うのです。問題にしたのは減免の問題ですが、これは世帯非課税が基本になるという、この不合理さです。不合理だということを認めた答弁が欲しいわけですが、部長の決断でなっているわけではなくて、法定ですので気楽に答えてほしいのですが。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生活福祉部長。 |
| ◇生活福祉部長 大森力男君 [ 86 ] | 世帯非課税と１人課税者とさまざまなパターンがあって話ししてきたわけですけれども、この後期高齢者医療制度につきましては、委員さんご存じのとおり昨年、20年度からスタートしまして、さまざま今も変動しているという状況下でございます。はっきり言いまして内容が不備であったということは、これは国民ひとしく感じていると思います。さらには、そういうふうな軽減、軽減、軽減と、また９割軽減が出てきたというふうなことで、そういうふうな弱者といいますか、低所得者層に対するスタート時の考え方、これがはっきり言って手ぬるかったなと、私はそういうふうに感じております。ですから、全体の考え方につきましても、そういうふうな世帯が80万以下とか、いろんなパターン分けを５つも６つもしまして、そしていわゆる軽減を設けているというのが均等割でも資産割でも平等、そっちでも、いずれ50％もやってみたり、いろんな９割、７割、５割、２割、あるいは50％の軽減というふうな、そういうふうな軽減措置をとっておりますので、まだ厚生労働大臣も言っておりますが、改善が必要だということは我々事務をつかさどる部局でもまだそういう感じはいたしております。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 87 ] | 部長が答えた内容だと思うのですが、そもそも制度そのものが、成り立ちというものがそういう矛盾を抱えているものだから、内容的にもそういう状況が出てこざるを得ないということになると思うのですが、改めて端的に聞きますが、つまりいわゆる応益負担ですか、均等割ですか、の部分で、多分３万6,000円だと思うのですが、これは上がっていく可能性がある中で、そういう負担が被保険者から見れば１人の収入が幾ら低くても、例えば年収10万程度であれ、その金額が賦課されるというのはどう考えても不合理だということにならざるを得ないと思うのですが、そこを端的に聞きたいと思うのですが。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 生活福祉部長。 |
| ◇生活福祉部長 大森力男君 [ 88 ] | 仰せになっていることは、いわゆる個人賦課でありながら世帯を見るということでございまして、これ２つあるわけですけれども、確かにいわゆる個人に保険料なり年金天引きをしているわけですので、そのスタイルで本来はいけばいいというふうには我々も感じております。ただし、ですから全体のいわゆる賦課の中での国の考え方がそこにいったのではないかなというふうに感じております。 |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 16番、山本委員。 |
| ◆委員 山本 榮君 [ 89 ] | ６ページの保険料についてお伺いしたいのですけれども、ここにあります特別徴収保険料、普通徴収保険料という２つの徴収方法が出ていますけれども、当初八幡平市の被保険者は5,000人だということをお聞きしていましたけれども、この特別徴収と普通徴収、特別徴収というのは年金天引きという意味だと思いますが、その人数と、それから普通徴収は年金天引きでなく口座、他の口座からの引き落としと、それから口座からというか、年金が３万円以下で現金払いという形の人だと思うのですけれども、それぞれの人数をお尋ねしたいのですけれども、普通徴収の口座、普通徴収の人数と現金払いの人数。それと、あわせて未納者の人数ですか、これも口座振り込みしている人と現金払い込みしている人との分で、それから滞納額がわかればお尋ねしたいというふうに思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 90 ] | お答えいたします。 |
| まず、６ページの料金の保険料の欄でございますが、この額でいきますと特別徴収、いわゆる年金の方のほうが約70％、あとは普通徴収のほうで30％、７対３の割合でございますが、人数的には約半数ずつでございます。ということで、年金の徴収される、している方の所得が多いということで保険料が高くなっているというふうな実態でございます。 | |
| それと、滞納の数ですが、当然特別徴収というのは年金から100％の納入になりますので、普通徴収というふうな方になります。それで、今委員が低所得者の年金から引けない方とおっしゃいましたが、それ以外にことしの年度の途中で口座振替もできますよと、年金からの口座振替もできますということで、約四十七、八人の方が途中で年金から口座のほうに振り込みの方法になっております。それで、滞納者に戻りますが、当然滞納者というのは普通徴収、いわゆる年金から天引きでない方々だけになるわけですが、一般質問でもございましたが、人数的に122人という……ちょっとお待ちください。122人の160万ほどの滞納額というふうな数字になっております。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 16番、山本委員。 |
| ◆委員 山本 榮君 [ 91 ] | 普通徴収の人数は半々だということですけれども、被保険者は、これは5,000人といった数字なのか。被保険者の人数と、特別徴収者の人数と普通徴収者の人数ということでまず、滞納者はわかりましたけれども。その中で、普通徴収者の中で現金払いと口座払いとの分け方がわかれば、その点を先ほどお伺いしたので、その点はわからないということですか。人数。答えていなかったので、まだ１回目です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 92 ] | 21年度の予算化する上で、人数は5,070人ぐらいの被保険者数になっておりますが、この特徴と普徴の数はちょっと今把握できませんので、少々お待ちいただきたいと思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 山本委員、数字は後からでよろしいですか。 |
| ◆委員 山本 榮君 [ 93 ] | はい。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 16番、山本委員。 |
| ◆委員 山本 榮君 [ 94 ] | 全体の保険者が5,000人だと。先ほど半々近いというお話でしたので、2,500前後ずつだというふうに理解するのですけれども、特別徴収者も普通徴収者も。その中で、普通徴収者の中で口座の人数がうんと多いのであれば、問題はないような気もするのですけれども、要するに年金１万5,000円以下の人数がどの程度いるのかなということでお聞きしたかったのです。そういう中で、未納者が122人だというお話でしたので、滞納額が160万ということですが、この未納に対する回収は今年度は予定していないということなのか。過年度分ということで、項目は1,000円ということで出していますけれども、そうしますとこの122人が１年以上滞納していくと、先ほど話ありましたように資格証明書というふうなことがまた出てくるというふうに言われているわけですけれども、安易には出さないということで、去年質問した時点では出さない方向で進めているということですけれども、お年寄りが保険証を持たなくなるということは大変なことになるわけですけれども、その辺の見通しについてお伺いしたかったのです。よろしくお願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 95 ] | たびたび答弁保留して申しわけございません。先ほど人数、被保険者数の人数でございますが、21年度の予算化した人数は全部で5,074人、そのうち年金からの特別徴収は2,619人、そして口座等で納付書で支払う方が2,175人ということで、この納付書のうちの口座の振りかえというものの対象者人数が280人というふうな数字になっております。 |
| 最後に、今ご質問ありました資格証明書の交付の件でございますが、21年度に間もなく入るわけでございますけれども、現在20年度に交付した有効期限がことしの７月31日までの期限になっておりますので、今岩手県の広域連合においても納付資格証明書の発行と、あと短期保険証のこの要綱をつくっております。その中では、資格証明については１年間未納、おおむね１年間未納の者、短期保険証については６カ月間に満たない期間で未納の方に発行するというふうな中身になっております。ですから、ことしのまず７月31日が全員の有効期限でございますので、まず８月１日に未納のある方については、いずれ６カ月の最初対象というふうになります。ですから、これが１月31日に６カ月が過ぎますので、その最初の資格証明書の発行の時期というふうになりますと、来年の２月１日のところが基準になることになります。今国のほうでも資格証明書を発行する、その運用の基準というものを、今月の３月１日の国保新聞の情報によれば、それを年度内に厚生労働省のほうである程度の基準を示す、全国の広域連合に示すというふうになっております。岩手県の広域連合におきましても３月23日に業務委員会というところで来る資格証明書の運用というものを話し合うというふうなことになっておりますので、その際にも市町村と広域連合ではよく調整、あるいは協議の上運用するようにというふうなことになっておりますので、これからというふうなことになると思います。 | |
| 以上です。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 16番、山本委員。 |
| ◆委員 山本 榮君 [ 96 ] | わかりました。ちょっと確認ですけれども、普通徴収者の人数、口座のほうが2,175人で、現金払い込みが280人というふうに理解してよろしいですか。 |
〔「違う」の声あり〕
| ◆委員 山本 榮君 [ 97 ] | 逆ですか。 |
〔「逆です」の声あり〕
| ◆委員 山本 榮君 [ 98 ] | 口座からは280人で、現金、要するに年金額が月額１万5,000円以下の人が2,175人という解釈でいいのですか。 |
〔「はい、そうです」の声あり〕
| ◆委員 山本 榮君 [ 99 ] | そうしますと、そういう中で滞納者も出てきているということなので、ぜひ説明ありましたように資格証明書を発行しないようにひとつそれぞれ対応をすべきだというふうに思いますし、この計上の仕方、過年度分の計上も1,000円ということだけで載っていますけれども、これはこういうやり方のほうがいいということなのか、全然集まらないということでこういう計上になっているということなのか、その点についてお願いします。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 保健課長。 |
| ◇保健課長 森 佐一君 [ 100 ] | 一応予算上としては、滞納がないように努力をするというふうな前提での整理科目の整理というふうに組んでおります。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで議案第54号の質疑を終わります。 |
▽議案第５５号
| 議案第５５号 平成２１年度八幡平市老人保健特別会計予算 |
| ○副委員長（古川津好君） | 次に、議案第55号 平成21年度八幡平市老人保健特別会計予算を議題とします。 |
| 質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで議案第55号の質疑を終わります。 |
▽議案第５６号
| 議案第５６号 平成２１年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定） | |||
| 予算 |
| ○副委員長（古川津好君） | 次に、議案第56号 平成21年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算を議題とします。 |
| 質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで議案第56号の質疑を終わります。 |
▽議案第５７号
| 議案第５７号 平成２１年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算 |
| ○副委員長（古川津好君） | 次に、議案第57号 平成21年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題とします。 |
| 質疑ありませんか。 | |
| 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 101 ] | ２点伺いたいのですが、まず。 |
| １つは、今の西根病院の経営状況をどう見るかという問題で伺いたいのですが、今この病院問題というのが特に県内で大きな問題になっていると。県立病院改革指針と、それから公立病院改革指針出されたわけですが、あれで見ると経営上西根病院が指摘されているのは、基本的には一般会計からの繰り入れがそれなりにあるということが１つの基準として経営問題と指摘されているというふうに思うのですが、しかしその経営実態を見ますと、これは前の議会でも確認したのですが、１つは今年度の予算資料を見れば、いわゆる留保資金が年度末で見ても10億円超えると、これは年間収益の1.4倍、1.5倍程度なのですが、そのぐらいあるというふうに思います。それから、例えば今始まった財政健全化法から見れば、公営企業資金不足比率が問題になるのですが、これだけ流動資産ありますからその点でも何ら問題ないと。そういう意味では、優良経営だというふうに私は見るのですが、短期間で見れば黒字、赤字という条件が出るにしても、この状況を見る限りでは経営的には優良な、公立病院の中でも珍しい経営状況だと思うのですが、そういう状況にあるというふうに判断していいのかどうか、まず１つは伺いたいです。 | |
| それから、資料として配付になったのですが、公営企業経営健全化計画、これは西根病院分も入っているのですが、その７で経営改善のための具体的計画、増収対策と経費削減策というふうに２つ出ているのですが、その他入れて３つなのですが、経費削減の項を見ると、人件費に関する事項、その他というふうに、これは多分こういう様式がすべてこういう様式になっていると思うのですが、人件費がまず出てくると。この中では、こういう具体的な傾向を示していると。専門職の臨時職員を推進すると。それから、特殊勤務手当の見直しなのですが、事務局業務の見直しによる職員１名減とし、臨時職員対応を検討すると。それから、アウトソーシング、外部委託を進めると、こういう内容になっているのです。これは、ある意味では、単にどう経費を削減するかという内容から人件費見ているのですが、本来であれば、例えば専門職の臨時職員を推進するとか、こういう問題というのは、医療、病院経営本来のあり方から見て、こういう措置をすれば改善になるのだと、医療が向上するのだという見方から入っていかないと、だから例えば臨時が進んだとかということであればいいのですが、人件費を削減するためだけにこういう措置をするというのは、本来の公立病院のあり方からいって納得しがたいというふうに私は言いたいのですが、どうでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 西根病院事務局長。 |
| ◇西根病院事務局長 浦田信悦君 [ 102 ] | お答えいたします。 |
| まず、第１点の経営状況は優良と見るかどうかというような部分の考え方でございます。いわゆる国のほうでガイドラインというものを示しまして、これに基づいた経営改善計画をつくりなさいというふうな形になっておるわけですが、この内容的な部分を踏まえて、県のほうではネットワーク化というふうな観点から、県の公立改革指針というものを作成しまして発表いたしました。この中身によりますと、今委員ご指摘のような形で、一般会計繰入金に頼って市町村財政の圧迫化を招くおそれがあると。それから、もう一つは病床利用率が国が求める70％を割っているということで、病床数の削減を検討すべきというふうな内容になってございます。拘束力等は特にあるというふうな形ではなくて、自治体の経営上の問題というふうな観点からの中身だなととらえてございます。 | |
| さて、内部留保資金が10億あるということで、これも事実でございまして、この部分につきましては我々１億四、五千万円の一般会計からの繰入金を収益的収支予算、３条予算及び資本的収支予算、４条で年間いただいてございます。そのうちの約１億500万ほどが交付税措置になっているということで、単純な持ち出しで考えますと五、六千万ぐらいというふうな部分でございまして、こういう中身での運用というのは他の自治体病院、県内では水沢病院等を含めますと８つほどになりますが、大体同じような繰入金の額になっているというふうな形でございまして、ただ収支の不足分をいただいているということではなくて、当然一般会計が建設改良等に要する経費とか負担すべき区分分けがございますので、それに基づいたような形での繰り入れをお願いしてお認めをいただいているということですから、その点から見ますと、私的に見ますと、いわゆる国の交付税措置額というふうな部分でまとまっていればいいかなとは思うのですが、決して過分にもらいながら留保資金をふやしているというふうな形ではないなというふうに考えていますし、その面では別に適正な面かなと、そのように考えてございます。そう極端に収支が悪化して経営改善計画を立てながら、次にどういう経営形態の見直しとか、そういう部分まで入っていくというふうな状況の中身ではないのかなというふうな形で考えてございます。 | |
| それから、経営改善のための具体的な計画ということで、いろいろ経費削減策というのでのせてございます。これは、一般的にアウトソーシングとか、そういう部分を示すものですが、委員おっしゃるように本来は収益をいかにして上げるかという部分が主体になってのいわゆる収支のバランスというものがあるわけですけれども、ただ現に実際に同じ地域に働く同じような職種の方々がとらえた場合、民間の場合と公立の場合、同じような業務をしてこれだけの賃金なりの格差があるのかというふうな形も現実的にはあるなというふうな形で一般的に言われてございます。そうした場合は、基本的に職員組合とかそういう部分との協議ということも入るわけですが、そういう部分の経費の削減の中では特殊勤務手当の見直しとか、そういうふうな部分も当然検討課題になってきますし、あるいは人的な部分でもし見直せる部分というものがあれば、そういう部分についてもこれからも取り組んでいかなければいけないなということで、これは病院事業債を今年度起こすためにこういう書式にのっとった形で作成をしたというような内容でございます。 | |
| 以上でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 103 ] | 事務長答弁でも経営状況についてはそういう判断すべき内容だというふうに答えたと思いますので、そういう実態にあると。しかし、そういう状況にあってもさらに人件費を初めとして経費削減という形が、ある意味では県なり国からそういう指針が出るという状況というのは全く納得しがたいことなのですが、私さっき言ったのは、例えば人件費含めて経費削減にしても、それは結果としてある意味ではあるという形が本来あるべきだと。つまり経費削減、人件費削減ありきではなくて、病院経営のあるべき姿なり、この地域医療を守るという点から、こういう方向をとれば改善になると。結果として人件費なり職種の分は臨時化するとかというのがあればいいのですが、そういう方向でやっぱり検討すべきだというふうに思うのは、医療の問題、やっぱりそもそも論から今本当に検討すべき、見直すべき時期ではないかと思うのは、さきの議会、何日か前の議会で懇談会の提起も材料にしたのですが、あそこでも言っているように今の医療の困難な状況というのは、そもそも根源は低医療費政策にあるのだということを指摘しているわけですが、全くそのとおりだと思うので、例えば今の医師不足の問題、医師が困難な中で働いている状況をつくったのは、低医療費政策のもとで医者の、医科大学の定員を１割減らすということで医師不足をつくってきたと、そして今の現状なわけです。こういう状況を改善するには、10年なりかかると言われているのですが、そういう意味ではそもそも医療がどうあるべきかというところから病院経営も見ていかないと、今の状況を引きずっていって、つまり安心して医療を受けるという状況がどんどん削られていくという状況をつくっていくのではないかと、西根病院にしても。そういう危惧を思うわけです。ですから、経費削減、まずでは人件費削減だと、臨時化だと、あるいは外部委託だという方向、こういうやり方というのはやっぱり見直すべきではないかと、そういう点からいえば。例えば疑問に思うのは、専門職の臨時職員化です。専門職というのは、本来であれば多分病院事業の中でも重要な役割を担っていると。だとすれば、本来常勤身分も安定した上でその職務を果たしていくというのが業務上は改善になっていくと思うのですが、というふうに考えるわけです、これ見ると。どうでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 西根病院事務局長。 |
| ◇西根病院事務局長 浦田信悦君 [ 104 ] | お答えします。 |
| まさに私どもの収益というものは、国策で決められていると言えば過言でないくらい全国一律の統制料金というふうな形の中でございます。その中で、いかに収益を確保していくかというときにやはり出てくるのは２年に１回改正の都度見直される改定率なわけですが、ここ４期８年というマイナス改定が続いてございます。これは、今議会でも、前議会でもいろいろ質問等ありましたが、社会保障費の2,000億円削減という部分が今回は改まるというふうな形になっておりますが、そういうあらわれの流れでございまして、単純にそういう形で収益が悪化をしているという部分が全国的な流れになってございます。ただ、西根病院の場合におきましても、いわゆる18年度決算におきましては患者数等の減ということで赤字決算となりましたが、これはマイナス改定の影響もございますが、やはり医師の体制が悪かったというふうな部分での患者数の減というのが大きく影響した部分のあらわれでございます。そういう意味で、全体、今回の改革プランの中で経費の節減策というふうな形で見た場合、やはり給与比率がどの程度の水準が全国的にあるのかという部分でやっぱりとらえるべきではないかなというふうな部分も一つのこれから改善をすべき点の中に入ってございます。そういう意味で、そのような、専門職については必要で置いている部分でございますから、当然職員定数というふうな中での運用ということで、我々事務職と違ってやっぱりエキスパートは残しておくということに変わりはございませんし、退職の不補充等も全部やってきてございます。それ以外に専門職に頼らない部分についてのいわゆる給食調理業務とか清掃業務とか窓口の医療事務という部分については、事務職からそれぞれアウトソーシングなりをして現在経費節減策というふうな形で取り組んでいるという内容でございます。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 20番、米田委員。 |
| ◆委員 米田定男君 [ 105 ] | 最後、簡単に聞きますが、なぜ最初に経営状況をどう見るかというのをやったかといえば、西根病院、こういう経営状況にありますから、ある意味では本来どうあるべきかという形で対応できる経営的な条件を持っていると。ですから、やっぱりどうあるべきかと、病院の事業をどう改善していくのかという立場でこの経費削減にも対応すべきだと、そういう方向でやることについては市長も認めていますので、そういう方向でやるということではどうでしょうか。 |
| ○副委員長（古川津好君） | 市長。 |
| ◎市長 田村正彦君 [ 106 ] | 今盛んに経営改善計画、事務レベルで検討していただいて、また委員会も設置してそこの中でもんでいただいております。ただ、もんでいただいておりますが、基本的な考え方として人件費比率が今70％を超えております。70％を超えておる人件費比率なのですけれども、例えば特殊勤務手当に手をつけようが、外部委託に手をつけようが微々たるものなのです。まず、この人件費比率を下げるためには収益を上げなければならない。収益を上げるためには患者さんをふやさなければならない。患者さんをふやすためにはどうすればいいかというと、病院の環境を整えなければだめだ。駐車場の問題もありますし、建物の問題、すべて包括して医師の問題もあります。そういう環境を整えて患者をふやして医療をすることによって人件費比率は当然下がっていきますから、そういう努力をやっていこうということで改善計画もそこが基本になっておりますので、そこのところは誤解のないように、人件費はカットして改善しようなんていうのではなくて、基本は患者をふやして医療を高度化まではいかなくても市民の負託にこたえられるような医療にしていくことによって人件費比率も当然下がる、こういう基本でやろうとしていますので、そこのところは十分にご理解をいただきたいというふうに思います。 |
| ○副委員長（古川津好君） | ほかに質疑ありませんか。 |
〔「なし」の声あり〕
| ○副委員長（古川津好君） | 質疑なしと認めます。 |
| これで議案第57号の質疑を終わります。 |
▼散 会
| ○副委員長（古川津好君） | これで本日の日程はすべて終了いたしました。 |
| 本日の会議はこれをもって閉じ、散会といたします。 |
（１６時３９分）