予算特別委員会会議次第

                          日 時 平成20年 3月 7日(金)
                          場 所 八幡平市議会議事堂議場


1 開  会

2 委員長選任について

3 副委員長選任について

4 付託事件の審査要領について

5 議  事
(1)議案第31号 平成20年度八幡平市一般会計予算                  
(2)議案第32号 平成20年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算      
(3)議案第33号 平成20年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算           
(4)議案第34号 平成20年度八幡平市老人保健特別会計予算              
(5)議案第35号 平成20年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)予算    
(6)議案第36号 平成20年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算        
(7)議案第37号 平成20年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算           
(8)議案第38号 平成20年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算          
(9)議案第39号 平成20年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算             
(10)議案第40号 平成20年度八幡平市水道事業会計予算                
(11)議案第41号 平成20年度八幡平市索道事業特別会計予算              


6 散  会

出 席 委 員(23名)
     1番  工  藤     剛  君     2番  工  藤  直  道  君
     3番  渡  邊     正  君     4番  遠  藤  公  雄  君
     5番  古  川  津  好  君     6番  小 野 寺  昭  一  君
     7番  田  村     孝  君     8番  三  浦  榮  吉  君
     9番  田  中  榮 司 夫  君    11番  伊  藤  一  彦  君
    12番    橋  俊  彦  君    13番    橋  悦  郎  君
    14番  小 笠 原  壽  男  君    15番  関     善 次 郎  君
    16番  山  本     榮  君    17番  松  浦  博  幸  君
    18番  大 和 田  順  一  君    19番  工  藤  忠  義  君
    20番  米  田  定  男  君    21番  北  口  和  男  君
    22番  三  浦  正  信  君    23番  勝  又  紘  一  君
    24番  関     義  征  君

欠 席 委 員(2名)
    10番    橋     守  君    25番    橋  光  幸  君

委員外出席(1名)
    26番  瀬  川  健  則  君                      

説明のために出席した者
    市長               田  村  正  彦  君
    副市長              小  林  順  一  君
    副市長              武  田  常  徳  君
    教育長              高  橋  北  英  君
    企画総務部長           小 野 寺  光  正  君
    生活福祉部長           大  森  力  男  君
    産業建設部長           伊  藤  繁  夫  君
    上下水道部長           工  藤  昭  二  君
    教育次長             遠  藤  久  夫  君
    松尾総合支所長          高  橋  富  男  君
    安代総合支所長          山  本  富  栄  君
    会計管理者            伊  藤  文  明  君
    企画総務部総務課長        藤  田  繁  光  君
    企画総務部総合政策課長      岡  田     久  君
    企画総務部財政課長        佐 々 木  正  志  君
    企画総務部税務課長        松  浦  重  夫  君
    生活福祉部保健課長        森     佐  一  君
    生活福祉部地域福祉課長      佐 々 木  幸  雄  君
    産業建設部農林課長        高  橋  末  男  君
    産業建設部商工観光課長      高  橋  一  夫  君
    産業建設部建設課長        畑     孝  夫  君
    国保西根病院事務局長       浦  田  信  悦  君
    農業委員会事務局長        菊  池  正  男  君

事務局出席者
    事務局長             高  橋  三  夫
    議事係長             齋  藤  恵 美 子
開     会

議長(瀬川健則君) [ 1 ] それでは、ただいまから予算特別委員会を開きます。

                                                      (13時45分)

臨時委員長のあいさつ

議長(瀬川健則君) これから委員長及び副委員長の選任を行います。委員長の選任につきましては、委員会条例第10条第2項の規定によって、年長の委員が行うことになっております。
 ここで、年長の委員、田中榮司夫君をご紹介いたします。ご登壇願います。
臨時委員長(田中榮司夫君) ただいまご紹介いただきました田中榮司夫でございます。それでは、座らせていただきます。委員会条例第10条第2項の規定によって臨時に委員長の職務を行います。よろしくお願いします。

開     議

臨時委員長(田中榮司夫君) ただいまの出席委員は23名であります。定足数に達していますので、会議は成立します。
 これより本日の会議を開きます。

委員長選任について

臨時委員長(田中榮司夫君) 会議次第第2、予算特別委員長の選任を行います。
 それでは、お諮りいたします。予算特別委員長の選任はいかなる方法で行ったらよろしいか、発言を願います。
 11番委員。
委員 伊藤一彦君 [ 2 ]  臨時委員長に一任する方法がよいと思いますので、お諮り願いたいと思います。
臨時委員長(田中榮司夫君) 今臨時委員長一任の発言があります。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

臨時委員長(田中榮司夫君) 異議なしの声がありますので、異議なしと認めます。それでは、予算特別委員長に小笠原壽男委員を選任したいと思います。ご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

臨時委員長(田中榮司夫君) 異議なしの声でありますので、それでは異議なしと認めます。
 よって、小笠原壽男委員が予算特別委員長に決定いたしました。
 それでは、小笠原壽男委員、委員長席にお着き願います。
 それでは、以上で臨時委員長の職務を終わります。ご協力ありがとうございました。

                          〔臨時委員長、委員長と交代〕

委員長(小笠原壽男君) ただいま予算特別委員長に選任されました小笠原壽男でございます。皆様のご協力を得ながら予算特別委員長の職務を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

副委員長選任について

委員長(小笠原壽男君) それでは、会議次第第3、副委員長の選任を行います。
 お諮りいたします。副委員長の選任は、いかなる方法で行いますか、ご発言をお願いいたします。
 11番、伊藤委員。
委員 伊藤一彦君 [ 3 ]  委員長に一任したいと思います。お諮り願います。
委員長(小笠原壽男君) 委員長一任の発言があります。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(小笠原壽男君) 異議なしと認め、副委員長に松浦博幸委員を指名いたします。ご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(小笠原壽男君) 異議なしと認めます。
 よって、松浦博幸委員が副委員長に決定いたしました。

付託事件の審査要領について

委員長(小笠原壽男君) それでは、会議次第第4の付託事件の審査要領についてでありますが、お配りしております予算特別委員会審査日程案に基づきまして説明いたします。
 日程案については、議会運営委員会で決定しており、ご配付申し上げておりますとおりですが、日程案に基づきまして内容をご説明申し上げます。
 3月7日金曜日、本日は一般会計及び特別会計の予算の内容説明を行い終了の予定です。
 10日月曜日は、一般会計の歳入は一括審査とし、歳出については款ごとに審査を行い、第4款の衛生費までとします。
 11日火曜日は、一般会計歳出、第5款労働費から第9款消防費までとします。
 12日水曜日は、一般会計歳出、第10款教育費から第14款予備費及び国民健康保険特別会計事業勘定から索道事業特別会計予算まで審査を行います。なお、第11款災害復旧費から14款の予備費までは一括審査とします。その後総括質疑を経て各会計予算11件の表決を行い、予算特別委員会を閉じるという日程案であります。
 お諮りします。ただいま説明した要領で審査したいと思います。これにご異議ありませんか。

                          〔「異議なし」の声あり〕

委員長(小笠原壽男君) 異議なしと認めます。
 よって、予算特別委員会の審査日程は、お配りしている予算特別委員会審査日程によって行うことといたします。
 ここで、審査の方法についてお諮りします。各会計予算とも予算に関する説明書のページの順を追って款ごとに審査したいと思います。

議案第31号〜41号

   議案第31号 平成20年度八幡平市一般会計予算             
 議案第32号 平成20年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予  
        算                            
 議案第33号 平成20年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算      
 議案第34号 平成20年度八幡平市老人保健特別会計予算         
 議案第35号 平成20年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)  
        予算                           
 議案第36号 平成20年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算   
 議案第37号 平成20年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算      
 議案第38号 平成20年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算     
 議案第39号 平成20年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算        
 議案第40号 平成20年度八幡平市水道事業会計予算           
 議案第41号 平成20年度八幡平市索道事業特別会計予算         

委員長(小笠原壽男君) それでは、会議次第第5の議事に入ります。
 付託されている議案第31号 平成20年度八幡平市一般会計予算から議案第41号 平成20年度八幡平市索道事業特別会計予算までの11件を一括議題とします。
 既に提案理由の説明は終わっていますので、内容の説明に入ります。内容説明に当たっては、歳入では重点的に、歳出では事務事業の新規のもの、そして比較的大きいもの、あるいは新たに改正となるもの等について重点的に説明願います。
 それでは、議案第31号 平成20年度八幡平市一般会計予算の内容説明を求めます。
 歳入について、企画総務部長。
企画総務部長 小野寺光正君 [ 4 ]  平成20年度一般会計予算、最初に歳入の概要について主な特徴点を中心にご説明をいたします。
 まず、1款の市税でございますが、市税全体では平成19年度当初予算に対しまして0.4%の伸びとなっておりますが、主な要因は固定資産税の家屋の新増築分の増収と滞納繰り越し分の増収を見込んだものでございます。
 2款の地方譲与税につきましては、平成18年度に対する平成19年度見込みの伸び率などを勘案しまして、平成19年度対比で6.7%の増を見込んでおります。
 6款の地方消費税交付金につきましても2款の地方譲与税と同じような考え方によりまして、予算計上によりまして3.5%の減となっております。
 8款の自動車取得税交付金につきましても同じ考え方で平成19年度対比で7.6%の減となっております。
 次に、10款の地方特例交付金の伸び率が64.3%になっておりますが、平成19年度当初対比において未計上でありました減税補てん特例交付金廃止に伴う経過措置としての特別交付金の交付などによりまして大きな伸び率となったものでございます。
 次に、11款の地方交付税でありますが、特別枠の地方再生対策費の創設に伴う2億1,700万円の増に加えて、地方交付税の増額確保などの増額要因に対しまして、特別交付税の合併後3年間にわたる合併支援措置の終了に伴います減額要因などを勘案しまして、平成19年度当初対比で0.8%、6,000万円の増を見込んでおります。
 16款の県支出金につきましては、平成19年度に対しまして農業用施設災害復旧費県補助金の増額に伴いまして、県支出金全体では5.5%の増額計上になっております。
 17款の財産収入につきましては、漆器の製造販売を第三セクターへ業務委託することによりまして、漆器の販売収入が第三セクターの収入になることに伴いまして、平成19年度比で21.5%の減額計上となっております。
 19款の繰入金につきましては、平成19年度対比で44%、金額で3億2,966万3,000円の減となっておりまして、平成18年度から過去3カ年度の中で最も基金からの繰り入れの少ない予算となっております。
 次に、21款の諸収入につきましては、各保険者からの重度心身障害者分の医療費助成事業高額療養費収入が平成19年度実績から大幅に減少する見込みであることに加え、学校給食費の統一に伴います学校給食収入の減額等に伴いまして、前年度対比で6.2%の減になっております。
 最後に、22款の市債でございますが、平成19年度対比で0.6%の減となっております。この市債の発行予定額の15億2,750万円には借換債1億370万円を含むものとなっておりまして、これを除いた場合の前年度対比では7.3%の減になるものとなっております。
 以上で一般会計予算の歳入の概要についての説明とさせていただきます。
委員長(小笠原壽男君) 歳入の説明が終わりました。
 歳出については、会議の進行上、部課長等個々の指名は省略いたしますので、順に内容の説明を求めます。
 企画総務部長。
企画総務部長 小野寺光正君 [ 5 ]  続きまして、歳出の企画総務部に関連します2款総務費、9款消防費、12款公債費、そしてまた議会費の概要についてご説明いたします。
 まず、23ページからの1款の議会費でございますが、前年度対比で1.1%の伸びとなっております。議員報酬、職員の人件費、定例会、臨時会、委員会、会議等開催に要します費用弁償等経常的な経費となっております。
 2款の総務費でございますが、総務費全体では平成19年度対比で14.9%の伸びとなっておりますが、以下各科目の特徴的な点についてご説明をいたします。
 24ページからの1目の一般管理費におきましては、行政評価研修会を外部から講師を招聘し開催をするとともに、行政手続管理システムの導入に向けた研修会を予定いたしております。
 27ページの2目の文書広報費では、新たに市民の皆様と情報の共有化を図り、市民と行政との協働のまちづくりを一層進めるという考え方から、平成20年度予算説明書を発行し、全世帯へ配布することとしております。
 同じく27ページの3目の財政管理費におきましては、地方公共団体へ融資を行ってまいりました地方公営企業金融公庫が解散し、新たに貸付回収業務を引き継ぐ地方公営企業金融機構が設立されることに伴いまして当該機構へ出資することといたしております。
 28ページからの5目の財産管理費でございますが、安代地区の旧荒屋小学校、細野小学校の解体に向けました設計業務及び安代地区旧校舎7カ所の遊具の撤去工事を行うこととしておりますし、松尾地区松尾八幡平駅前の駐輪場に街灯設置工事を実施することといたしております。
 32ページ、7目の企画費では、地域公共交通計画の策定並びに安代地区コミュニティーバスの試験運行、そしてまた庁舎建設基本計画を策定することといたしておりますし、松尾地区明治百年記念公園に小水力発電建設に向けて基本設計を策定することとしております。また、合併特例債の積み立てによって地域振興の事業の財源とするための合併市町村振興基金積立金を計上いたしております。さらには、地上波テレビ放送のデジタル放送への移行に向けまして電波の受信状況を検証し、テレビ難視聴地域の解消を図るための地上デジタルテレビ放送受信状況調査を実施いたします。
 次に、37ページの徴税費の賦課徴収費では、市税の収納率向上対策の一環として差し押さえ不動産の公売に向けました不動産鑑定評価業務を委託することといたしております。
 41ページの指定統計調査費におきましては、5年に1度の住宅、土地統計調査を行うことといたしております。
 次に、9款、86ページからの消防費でございますが、平成19年度におきましては安代地区防災センターの建設工事、消防第2分団コミュニティー消防センターの建設工事費が計上されたことにより、この関係から前年度対比で25.2%の減となっております。平成20年度予算の消防費の特徴的な点でございますが、87ページからの消防施設費におきまして西根地区下町行政区内の旧第1分団屯所を解体し、防火水槽を設置することといたしておりますし、加えまして今まで使用してまいりました消防署安代出張所の解体撤去工事を予定いたしております。
 次に、113ページからの12款公債費でございますが、公債費全体では平成19年度比で1.2%の増となっております。この元金分には、平成20年度において予定いたしております政府資金の繰上償還分1億9,800万円を含むものとなっております。
 なお、公債費の残高でございますが、発行額は15億2,750万円に対しまして償還元金額は27億6,575万5,000円でありまして、差し引き12億3,825万5,000円が減少するものとなっております。
 以上で歳出1款、2款、9款及び12款の特徴的な点についての説明とさせていただきます。
生活福祉部長 大森力男君 [ 6 ]  続きまして、生活福祉部の所管の予算についてご説明申し上げます。
 まず最初に、37ページをお開き願います。2款総務費、3款戸籍住民基本台帳費でございますが、これにつきましては例年どおりの各種証明書の発行と事務に要する経費でございます。
 それから、39ページの選挙費でございますが、これも選挙管理委員会の事務執行と選挙啓発、それから各項目廃止しておりますが、今年度は直接選挙に係る経費はございません。
 それでは、42ページをお開き願います。民生費についてご説明申し上げます。まず、社会総務費でございますが、社会総務費は民生委員の活動、あるいは社会福祉協議会への助成、赤十字活動への支援などが主な経費となっております。
 それから、44ページをお開き願います。障害福祉費では、障害のある方々への支援ということでございまして、障害自立支援法が制定されて3年目ということでございます。特に今年度新たに市の単独事業といたしまして、障害者サービスを利用しないで市外の特別支援学校に通学する生徒に対しまして障害児童通学支援手当を支給してまいります。また、特別対策事業としまして市役所や総合支所に人工肛門を設置している方が利用できるようにオストメイト対応トイレの改修を実施してまいります。
 45ページをお開き願います。老人福祉費でございますが、65歳以上の高齢人口は当市においても9,000人を超えたということで、もうじき3人に1人が高齢者時代を迎えるというふうなことでございますので、それに対応しまして老人健康福祉計画、これの策定を今年度実施してまいります。計画期間は、21年度から23年度までの3カ年でございます。それから、老人クラブとか老人シルバー人材センター、特にシルバー人材センターにつきましては法人化に向けて運営支援、これを20年度に行いまして21年度の法人化を目指すということにいたしております。それから、老人保護の措置や各種サービスの提供は、これは例年どおり行っております。それから、新たな制度として始まります後期高齢者広域連合への療養給付の負担金や基盤安定に対する繰出金等でございまして、ここが昨年と大きく変わったところでございます。
 それから、47ページをお開き願います。国民年金費は、これは事務費に要する経費でございますし、5目の地域包括支援センター費は介護保険の要支援1、2の方々の元気老人づくりのための対策費でございまして、予防教室やふれあいサロン、配食サービスなど、特に今年度は特定高齢者の把握、これに重点を置いて健康診査を実施するということにいたしております。
 それから、49ページでございます。児童福祉費でございますが、少子化がこのように進行しておりますし、出生率の低下も大きな問題ということでございまして、その軽減のために全力を尽くすということにいたしております。それで、子育て支援指導員あるいは家庭相談員の設置、それから母子生活に問題がある方の措置、児童扶養手当、これは母子のほうでございますが、この支給。それから、新たに今年度は平舘保育所の民営化に向けて民営化選考委員会を設置してまいります。
 それから、2目の児童措置費でございますが、これは学童保育10カ所の運営、それから平舘保育所民営化の引き継ぎ保育、6カ月間でございますが、この負担ということ。それから、児童手当、これは3万268人、延べでございますが、これが主な経費となっております。
 50ページをお開き願います。3目児童福祉施設設置費でございますが、公立の保育所9カ所、それから1児童館、それから児童公園4カ所、つどいの広場1カ所の運営でございますし、子育てアドバイザーなどの賃金等も入っております。
 それから、52ページをお開き願います。母子福祉費でございますが、母子家庭の支援ということで、ヘルパー派遣事業の継続、それから単独事業として実施しております出産祝金、あるいは妊産婦、乳幼児、母子家庭への医療費助成が主な経費でございます。
 53ページにまいりまして生活保護費でございますが、これも市政をしいたことによりまして福祉事務所が直接支給事務を行うということになりまして、そのかかる経費でございまして、生活保護者は今年1月1日現在で137世帯、210名にそれぞれ扶助費を給付するものでございます。
 それから、54ページをお開き願います。4款の衛生費についてご説明を申し上げたいと思います。保健衛生総務費でございますが、医療懇談会、特に昨年度から実施しておりますワーキンググループによります医療、先生方の討議の開催、あるいは在宅当番医制度や二次救急医療事業への参加、また新たに松尾地区に患者輸送車の購入を図ってまいります。
 それから、56ページにまいります。予防費では、結核検診や予防接種業務を委託して病気の予防に努めてまいります。それから、保健事業費でございますが、保健推進員に対する活動の協力、特に今年度は健康づくり21プラン、これは旧3町村でつくってきておりましたが、これをまとめまして策定して市民の健康づくりを推進してまいるということにしておりますし、また助産師による出産指導や予防健診、健康診査、脳ドック、変わってまいりますが、この受診を行ってまいります。
 57ページにまいりまして環境衛生費でございますが、市内のクリーン清掃など生活改善推進と公衆衛生の思想普及のためということ、それから浄化槽の設置補助が主な経費でございます。
 それから、公害対策費につきましては、次のページにまたがりまして東北自動車道の騒音の測定、水質汚濁、あるいは地球温暖化防止に向けての啓発が主な経費でございます。
 58ページにまいりまして病院費につきましては、西根病院、あるいは安代、田山両診療所に対しての負担金や繰出金でございます。それから、斎場費につきましては斎場施設の運営管理と、それに待合室、古いほうが簡易水洗になっておりますので、新しいほうの水洗トイレに接続するという水洗化と、案内板、今年度は案内板の新設を考えておりまして、それとともに既設の補修も行ってまいります。
 それから、59ページのじんかい処理費につきましては廃棄物の減量化ということで、また集団回収に対する奨励、それから市内の一般ごみ収集、臨時ごみ、粗大ごみなどに要する主な経費でございます。
 それから、平成19年度に着手しました栗日影沢最終処分場に係る整備につきましては、所有者である東北森林管理局の協議の中で動植物に係る森林アセス、これを1年間調査することになりまして、その影響に係る経費と実施設計業務を実施する経費が主なものでございます。し尿処理費は、本市を含む2市2町で共同で行う業務を盛岡北部行政事務組合に負担金として支払うものでございます
 それから、60ページでございます。清掃センター費でございますが、清掃センターの運営管理に要する経費でございます。特に今年度は清掃センターの包括業務を実施することになりますので、その幅広い知識とか高度で専門的な能力とか的確な課題分析を図るために長期運営委託調査並びに事業者選定支援業務委託を実施いたしまして、民間事業者を一般公募により選定し、21年度から民営化を図ってまいりたいというふうに考えております。そのために、20年度は一部移行の試行を行ってまいりたいということでございます。
 最後に、水道整備費は水道事業会計の負担金が主な経費でございます。
 以上です。
産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 7 ]  産業建設部所管に係るものと、それから農業委員会に関する主要事業の予算の内容についてご説明申し上げます。
 まず最初に、2款に計上しております財産造成費、ページが32ページでございますが、これにつきましては市有林の面積が1,818ヘクタールでございますが、特にも20年度は市有林のアカマツ30ヘクタールについて共同間伐を行うために未整備森林緊急公的整備モデル事業ということで委託金750万円を計上しております。
 5款の労働費につきましては省略させていただきまして、62ページに進みますが、6款の農林水産業費においての農業委員会費であります。農地の利用調整に加えて認定農業者への農地利用集積など農業経営基盤強化促進事業に位置づけて取り組むことは当然でございますが、予算におきましては経常経費の措置でございます。特にも農業委員会独自の調査数値でありますが、遊休農地の139ヘクタールの活用について、町村合併前において遊休農地対策の取り組みにばらつきがあったことから、これの内容を踏まえましてこの継続した事業に取り組むものであります。
 それから、同じページの中でありますが、農業費についてでございますが、国においても昨年の12月に農政改革3対策の着実な推進ということで方針が示された内容がございました。
 なお、米政策の関係につきましては、米自給のとれる水準を設定ということで、国の20年産の主食用米需要の見通しにつきましては819万トンが示され、都道府県から生産数量目標の申し出を受けて国が調整するという仕組みになってきました。その生産量の削減とか増加とかについては、産地づくり交付金に調整するということになりますが、本市につきましては19年産米とほぼ同様の20年産米につきましては1万5,286トンの割り当てでございますし、昨年度比較数値では1.7トン減のみでございますので、ほぼ前年並みと同様に扱うものと、この事業運営のために水田農業推進協議会の運営体の助成金としまして前年度同様189万8,000円の助成でございます。
 それから、生産農家強化対策でございますが、まず支援対策の関係でございますけれども、ホウレンソウの生産農家への価格補てんの対策でございます。これは新設でございますが、JA新いわて農協の西部地域野菜生産部会が地域農家を対象にした総額3,750万円の基金を造成して、基金造成においては新いわて農協と市がそれぞれ750万円ずつ負担し、なおかつ生産者にあっては1束当たり3円を負担し、これらの基金をもとにして出荷時期に応じて価格が低迷した場合に相当額を補てんするという仕組みでございます。この運用につきましては、春からの栽培分から提供するということでございますが、詳しい内容につきましてはこれからの要綱を定めたもので運用してまいりたいというものでございます。
 それから、生産向上対策でございますが、ホウレンソウの栽培増進の運動対策、12億運動を掲げてございますが、これに168万8,000円の助成ということでございますし、リンドウにつきましても引き続き新規栽培者の方につきましては助成として325万5,000円の助成と。それから、もう一つございますが、特にも昨年の9月に災害に見舞われましたリンドウの畑におかれまして、回復費用の助成として136万8,000円を計上しております。
 それから、先ほどの補正予算の際にも話題になっていたのですが、集落営農や担い手農家への事例としていわて希望農業担い手応援事業といたしまして3,199万円の計上をしておりますが、この内訳といたしましてはホウレンソウ、リンドウ栽培生産機械施設導入助成ということで1,048万2,000円と。それから、もう一つございます。集落営農組織へのいわゆる共同利用の機械、あるいは施設導入助成ということで2,042万8,000円ということのいわて希望農業担い手応援事業という中身で取り組んでいく助成事業でございます。
 それから、単年度の事業でございますが、農業基盤整備の施設として出荷野菜の品質低下予防対策として位置づけております野菜の真空予冷機械の更新に対しまして3分の1相当分で1,820万円が助成として予算計上しております。それから、予算的に及んでおりませんが、次期の機会として、また支援事業として及ぶことに予定しておりますが、ソフト面でホウレンソウの経営試算のケースを紹介し、新規の就農者の募集につなげる事務展開を行うこととしております。
 それから、葉たばこの関係でございますが、立ち枯れ病がございましたので、それの防止対策費用として10分の1相当分、消毒剤や、それからマルチ分としての8.5ヘクタール分を対象として助成するものでございますが、10アール当たり5万3,000円の10%、助成額総額は45万4,000円でございますが、この助成が主なものでございます。
 それから、65ページにわたりますが、リンドウの栽培関係でございます。雪冷房育苗生産施設につきましては、20年度は本格稼働になるわけでございますが、この機能は極論から申し上げますと苗生産が今まで1万本生産のものでございましたのですが、8万本に拡大されるという、その威力のある施設でございますが、更新苗や、あるいは面積拡大に貢献されるものということで、事業の展開が20年度から始まるというものでございますし、さらには昨年大変ご迷惑をおかけしましたウイルス感染事故に対する予防策として親株をきちんと隔離する施設でもあるということで、開発品種の登録も兼ねた施設の威力が発揮されるというものでございます。
 なお、生産農家におかれましては、19年度の生産販売額が13億円から15億円も夢ではないというふうなものとか、あるいは輸出リンドウにおかれましても一時19円の単価の評価でございましたが、昨年は34円ということで、43万本対策が50万本というふうな形で、ぜひこの事業を果たしたいというふうな意気込みはございます。
 次に、66ページの畜産の関係でございます。畜産の経営安定対策につきましては、いろいろ議論いただきながらご配慮、ご心配いただきましたとおりでございますが、国でも20年度等につきましては19年度の予算の855億円の支援策から1,487億円ということでの上積みの措置をかけた形で、具体的なものの運用につきましてはこの5月に政府から示されるということになっておりますし、市といたしましてもご心配いただきました飼料の内容ということにつきましても、ぜひこれは意識していかなければならないということをまず認識しております。
 まずは、第1点目でございますが、米の生産調整等の事業を、米政策の中に40ヘクタールの転作田を有効に飼料用米の生産に取り組むところでございます。これにつきましては、単に数量だけではなくて飼料の安定確保につながるのも当然でございますが、地元農家の生産物が流通されることによりまして、市内経済の付加価値の増大に期待するのが一つの弾みになるきっかけになるのではないかなというふうに期待されるものでございます。
 それから、2つ目は放牧牛の受胎率の向上を図るための超音波診断装置の導入でございます。予算額が177万3,000円でございますが、この装置により受胎における放牧時の受胎タイミングの不安を解消するということで、生産者あるいは畜産農家の方々に安心感を与える一つの手段として、早期のいわゆる受胎の不安を解消するという装置を導入する内容でございます。
 それから、3点目でございますが、今まで広域の農業開発関係で公共牧野を造成した開発事業の償還金でございますが、20年におかれましては7,054万1,000円のうち岩手北部地区の兄川、根石牧野分が5,239万1,000円でこの20年度で完了します。残る奥羽南部地区七時雨とか松尾地区長久保牧野分でございますが、今年度は1,815万円でございますが、平成15年度までの未償還金の6,382万3,000円がまだ残るという内容になってございます。
 それから、68ページの関係で土地改良費負担金等のほかに示している農地費でございますが、まず19年度から水田を対象にした農地・水・環境保全対策で協議会負担金の1,785万1,000円でございます。事業につきましては、4分の1相当分で市の助成分でございますが、事業の扱いといたしましては国が4分の1、県が4分の1、ただいま申し上げました市が4分の1ということで負担構成されておりますが、20年度につきましては新規に事業区域の拡大ということが認められました。内容というのは、畑や草地も対象とするということでございます。
 6款、最後になりましたが、70ページの林業振興でございます。先ほど議論いただきました森林整備地域活動支援交付金が2,500万円の交付金でございますが、対象につきましては5,000ヘクタール分と見ております。これもこれからの普及の状況とか内容を十分ご説明申し上げ、誤解のないように取り組んでいくのはそのとおりですが、特にも森林機能の持つ八幡平の林業の振興のため、森林整備は具体的な方向を目指すための関係機関で構成する、仮でございますが、林業振興対策協議会を立ち上げ、意見交換を持った関係者といったあたりに事業展開を発展させる目的から、この協議会を新たに設けていきたいというのがこの協議会の助成金でございます。
 次、72ページにわたりますが、7款の商工費でございます。まず1つは、中小企業対策で扱い枠について6億円から7億円に拡大するものから、現在の融資枠の残は1億4,000万円となっておりますけれども、20年度からは企業者への個人分として融資限度額は1,250万でございました。これを2,000万円まで引き上げ、経営安定に支援する形にしておりますし、預託金といたしまして10分の1相当分といたしました7,000万円を計上しております。
 それから、2番目は観光案内板の設置でございますが、これにつきましても観光地におけるその土地の専門的分野から判断を持った設置のために補助事業での対応とした250万円の助成がございます。
 それから、イベントの関係でございますが、全国規模的なイベントといたしまして、現在の情報では平成20年度といたしましてはノスタルジックカーin八幡平、これ6月にございますし、今までのツール・ド・モリオカステージAPPI大会が全国レベルのもので7月にありますし、さらには全国チルドレンカップ大会が3月など、東北大会レベルが3つほど、八幡平でのイベントが増加している状況にありますし、さらにはラグビー合宿の滞在の照会もふえております。観光協会や第三セクターと協力して積極的に誘致の体制を整備することがこの事業の本願としております。
 次に、企業誘致でございますが、内外にアピールするプロモーションといたしましてDVDの制作費73万5,000円でございますが、これにつきましても一つの営業、市のアピールの手段としての、単なるペーパーレスだけではなくてDVDを制作したもので、さらに普及を重ねてまいりたいというのが特徴でございますし、従来同様の貸し工場に対しても323万4,000円の支援を行うものがこの予算となります。
 それから、安比塗りの関係でございますが、安比塗り漆器工房費の関係でございますが、今までそれぞれ農家独自のもので行っていたものが地場産業振興として長年にわたって展開されてきた製品の知名度は、せっかくいい品であるが知名度が薄いということで、全国に誇れる安比塗りを販売、宣伝する、強化する手段として委託方式で469万6,000円の事業展開をしてまいりたいと、委託費でございますが、計上しております。
 次に、81ページの8款土木費でございます。まず1つは、国や県への整備促進に要請した事業といたしましてスマートインターチェンジ整備促進協議会を立ち上げて委員手当など事務経費が17万円でございますが、これが20年度のこれからの特徴ある一つの事業の掘り起こしといたしまして促進協議会を立ち上げたもので、今までのワーキンググループの協議から促進協議会に発展させるものでございます。
 なお、継続といたしましては国道282号の西根バイパスの整備促進協議会の運営補助50万円がございます。
 それから、2番目の道路新設改良でございますが、前年度比較で9,024万6,000円増の5億2,592万6,000円でございますが、継続事業で実施されております岩手山1号線、日影山蟹沢線、間舘線、平の沢線の5路線につきましては20年度完成でございますし、ほかに叺田小柳田線は21年、岩屋岩木線の丘陵を含めた22年度完成ということで取りかかりますし、新規の事業といたしましては中田野駄森線、あるいは松尾地区南森線の概略設計が業務委託として計上しております。
 なお、道路維持管理経費の関係でございますが、市道の維持管理と、それから県道の権限移譲を受けた6路線の維持管理経費が総額で3億3,829万6,000円となっております。そのうちの除雪費用が1億2,669万6,000円と、それから道路の維持補修あるいは機械の補修費が7,982万9,000円と、あるいは備品購入費が1,974万というのが主な経費となっております。
 それから、最後になりますが、土木費の最後になりますが、都市計画費でありますところの大更地区のまちづくり交付金事業のための計画プランが必要とされますが、これの前提となります大更地区の市街地における地区再生整備計画の策定に取りかかることの委託費が1,000万円でございます。
 なお、都市計画の内容につきましては、今まで西根地区を対象としておりましたが、合併による地域的条件というのを見直す必要がございまして、八幡平市全域を対象にした検討をするための業務委託の500万を計上しております。
 最後の112ページの11款災害復旧費でございます。事案は、昨年の9月発生の集中豪雨被害に対する予算で、農業用施設災害復旧費で1億1,163万円、市道、河川の公共土木災害復旧費7,389万1,000円でございますが、平成19年度の繰越明許費総額で5億4,747万7,000円を措置してあること、さらにこの内容につきましては既に事業発注等含まれておりますけれども、あわせた事業につきましては20年の10月にはほとんどの災害現場は復旧する予定になっております。
 なお、手順にありましては春の耕作に支障のないようにということで、現場の状況に合わせた順次の工事発注の手順も予定しておりますし、なお国庫負担法の関係でございますが、予算配分等につきましては本市の場合は激甚災害指定を受けておりますので、負担率の上積み、あるいは予算配分の優先性ということの条件が示されておりますので、この事業の展開については災害復旧費のほとんどの事業については20年にほぼ完成したいという予算の中身でございます。
 以上でございます。
教育次長 遠藤久夫君 [ 8 ]  次に、10款の教育費に係る20年度予算の内容について私のほうから説明を申し上げたいと思います。
 まず、予算に関する説明書の89ページ、10款の教育費、1目教育委員会費から112ページ、6項保健体育費の3目学校給食費までであります。教育費の予算は、大きく分けまして事務局費、小中学校の学校管理費、社会教育費、保健体育費となってございます。
 まず、89ページからの事務局費でありますが、ここは主に教育委員会事務局職員の人件費が中心でありますが、小中学校双方に係る経費もこの科目に措置しているものであります。中でも平成20年度から新規といたしまして割愛による指導主事の設置による指導体制の充実を初めといたしまして、教育相談員、特別支援を要する児童生徒への対応を目的としての各種支援員の配置経費、さらには外国語指導助手の経費についてもこの科目で措置をしているものであります。従来までこの指導主事につきましては、派遣、駐在の繰り返し体制で、どうしても盛岡教育事務所主導の指導活動であったわけでございますが、自前で設置、設備することから市内小中学校現場との深いかかわりを持てることから、今年度からこうした体制に整備しようとしたものでございます。
 次に、特別支援配置の成果でありますが、当市が言えることは盛岡管内で引きこもり児童生徒のない唯一の自治体であります。このことは、不登校児童生徒の減少とも連動しておりますが、学びたい、けれども、学校の教室までは行けないなどの児童生徒のために学校適応指導教室の設置など他に先駆けての取り組みが功を奏しているものと総括しているところでございまして、引き続き取り組み、対応する体制を継続してまいりたいと考えております。
 次に、92ページからの教育費、学校管理費を小中学校費一括して申し上げますが、この学校につきましては一般管理費中心でございますが、施設整備につきましても一部取り組みを予定してございます。まず、今年度は全学校にAEDの設置を行います。さらに、田山小学校の屋内体育館の耐震診断及び耐震補強設計と同小学校のプール漏水対策工事を行う予定でございます。
 次に、98ページからは社会教育関係の予算についてでございますが、本年度におきましては八幡平市の生涯学習推進計画の策定を行うこととしてございます。ハード面につきましては、大更コミュニティー施設の整備ということで、市長の施政方針、あるいは教育長の重点演述でも明らかにしておりますが、本予算の中で予定してございます。ソフト面についてでありますが、安代の町史編さん事業につきましては今年度完成させることで取り進めてまいります。また、今年度計画してございましたが、松尾地区体育館の耐震診断の結果を受けまして、耐震補強経費と大規模改修と合わせますとかなりの事業費を要することを受けまして、99ページになりますが、いわゆるかなりの事業費を要することを受けまして、同時期に建設の松尾地区公民館も劣化が進行していることから2施設一体的な整備がより効率的ではないかということで、松尾地区コミュニティーセンター整備を前提とした基本計画策定業務を計画してございます。その他ソフト事業につきましても団体補助金という形で支援してまいるという考え方で予算をお願いしているものでございます。
 次に、100ページからは公民館費についてでございますが、各種講座等市民の学習意欲の支援と喚起に向けての取り組みを展開してまいる考えでございます。加えまして公民館の今後のあり方につきましても、よりよいシステムの構築に向けて引き続き検討を加えながら取り進めてまいりたいと、こんなふうに考えてございます。
 次に、文化財保護、市民センター、図書館、コミュニティーセンターにつきましても、その資源の保存あるいは施設の効率的な運用を初めとする市民サービスのなお一層の充実に努めてまいりたいと、こんなふうに考えてございます。
 次に、106ページに進めていただきまして保健体育費関係でありますが、八幡平市のスポーツ振興の基本計画の策定を行います。また、各地区においての大会のあり方につきまして検討作業を進めておりますが、調整を図りながらスポーツ振興をなお一層図ってまいりたいと、こんなふうに考えてございます。
 次に、冬季スポーツ大会についてでありますが、平成20年度から全国規模の大会が予定されてございます。平成20年度は、全日本の学生スキー選手権大会、同じく21年度は全国中学生スキー大会、22年度は全国高等学校スキー大会が予定されておりますことから、市営の田山スキー場のジャンプ台等の整備を行うこととしてございます。また、その大会受け入れに向けましての体制づくりに取り組んでまいります。
 次に、108ページでございますが、体育施設の管理につきましては市民がより利用しやすい料金体系の制定とあわせまして、広く多くの市民に利用いただけるよう配慮してまいりたいと考えております。ただ、光熱水費等必要不可欠な経費につきましては負担も発生するわけでございますが、いろいろ説明をしながら、ご理解をいただきながら地域の体育振興、健康づくりに向けての利用促進に努力をしてまいりたいと、こんなふうに考えております。
 次に、110ページの学校給食費についてでありますが、これまた市長施政方針演述、それから教育長からの演述でも申し述べてございますが、西根地区、松尾地区の両給食センターの統合を行いまして作業の効率化とあわせましてよりよい給食を実施してまいる考えでございます。また、給食費につきましては合併後に統一を図るとしておりましたことから平成20年度から統一することといたしました。小学校1食220円、中学校1食240円といたしまして、このことにより松尾地区小中学校それぞれ15円の減、安代地区は同じくそれぞれ20円の減となる予定でございます。食材につきましては、何かと値上げが予想されておりますことから、状況次第では給食費の値上げが必要になってくることも想定されますが、今年度につきましてはこの額で進めてまいる考えであります。
 以上、教育費全般に係る予算の内容について概括的に、加えまして雑駁ではありましたが、内容の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
委員長(小笠原壽男君) これで平成20年度八幡平市一般会計予算の内容説明が終わりました。
 次に、議案第32号 平成20年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)予算から議案第41号 平成20年度八幡平市索道事業特別会計予算について順に内容の説明を求めます。
 生活福祉部長。
生活福祉部長 大森力男君 [ 9 ]  それでは、議案第32号の事業勘定の内容についてご説明を申し上げますので、予算に関する説明書の3ページの歳入からということになりますので、よろしくお願いします。
 平成20年度から後期高齢者の医療制度が施行されるということに伴いまして、国民健康保険の制度も大きく変わってまいります。まず、1つ目としましては国保税の算定方式に新たに後期高齢者支援金分等が加えられて、前にもご説明申し上げておるとおり3つの計算方式の合算額に変わってまいります。
 それから、2つ目としましては現在老人保健に加入している方々が国保から脱退することになり、国保の被保険者数が28%ほど減になる見込みでございます。
 それから、3つ目といたしまして退職者医療費制度が廃止され、当面65歳以上の退職被保険者が一般被保険者に切りかわり、新たに前期の高齢者医療費ということで財政調整制度が創設されます。
 また、4つ目といたしましては、これまで一般会計で実施してきました基本健診が特定健康診査、特定保健指導として各医療保険者ごとに実施されるということになり、国民健康保険の制度運営が大きく変わってまいります。
 それでは、3ページから順次ご説明申し上げます。歳入の1款からでございますが、一般被保険者国民健康保険税は後期高齢者医療制度の創設によりまして、現在の老人保健該当者が国保から脱退するということによりまして減額されてまいります。
 それから、同じく2目の退職被保険者でございますが、これも前年と比較しまして大きく減額するというふうなことになります。
 それから、3款1項1目国庫負担金でございますが、これも療養給付費負担金は前年度と比較して減額ということになります。
 4ページをお開き願いたいと思います。3款1項3目の特定健康診査等負担金は、平成20年度から新たに始まる特定健診、特定保健指導ということで、国、県が基準額の3分の1ずつを負担するということになっております。
 それから次に、4款でございますが、1目の療養給付費は国保税の際にも申し上げましたが、退職者医療制度の改正により65歳以上の退職被保険者が一般被保険者に資格が変わるということで、大幅な減額となります。
 次に、5款1項1目の前期高齢者交付金は、これは退職医療制度にかわる新たな前期高齢者に係る財政調整制度であります。
 次に、5ページをごらんください。6款2項1目の県支出金、財政調整交付金は前年度県の負担金に予算化しておりましたが、性質的に補助金になることから本年度は県補助金として計上いたしました。
 次に、7款の1目高額医療費共同事業交付金、同じく2目の保険財政共同安定化事業交付金は増額を見込んでおります。
 次に、9款の1目の一般会計繰入金は前年度と比較して減となるものでございますが、国保税の軽減額を補てんする保険基盤安定繰入金が後期高齢者医療制度の創設に伴いまして、老人保健該当者が国保から脱退するということで減額になるものでございます。
 それから、6ページをお開きください。11款の3項6目、特定健康診査受診者負担金につきましては、平成20年度から始まる特定健康診査を受診する際の国保被保険者の受診者に負担していただくものでございます。
 次に、8ページをお開き願います。歳出でございますが、2款1項1目の一般被保険者療養給付費でありますが、過去3年間の医療費の状況を勘案するとともに、歳入の際にも申し上げましたが、退職者医療制度の改正によりまして退職者が一般被保険者に資格が変わるということでございまして、前年度と比較して増額とするものでございます。
 次に、2款2項1目一般被保険者の高額療養費は増額を予定しております。
 9ページをごらんください。2款4項1目の出産育児一時金は、前年度と同額を見込んでおりますし、葬祭費も前年度と同額でございます。
 それから、3款の1目後期高齢者支援金は、後期高齢者医療制度運営に要する費用として本年度から新たに予算化するものでございます。
 次に、10ページをお開き願います。5款1項1目老人保健医療拠出金は、前年度と比較して大幅な減額となります。これは、老人保健法の改正ということでございまして、本年度は平成20年3月、今月分のみの予算ということになります。
 それから、6款の1目介護納付金は前年度と比較して減といたしております。
 次に、7款の1目高額医療拠出金、同じく2目保険財政共同安定化事業拠出金は増額を見込んでおります。
 12ページをお開き願いたいと思います。10款2項1目直営診療施設勘定繰出金、西根病院の国保特別調整交付金算入分、同じく特別調整交付金のへき地診療所運営費補助金及び医療機器に係る特別調整交付金等の算入分の診療施設勘定繰出金となっております。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
 次に、議案第33号でございますが、後期高齢者医療制度特別会計予算の内容についてご説明を申し上げます。この制度につきましては、何回もご説明は申し上げてきましたが、平成20年度から老人保健制度にかわりまして新たに後期高齢者医療制度が始まることになります。この運営主体は、岩手県後期高齢者医療広域連合が行いますし、医療の給付についても広域連合が予算化して財政運営を行ってまいります。市町村、我々は保険料を徴収し、保険基盤安定負担金とあわせて広域連合に納付するための特別会計、これを設置するということで、この項目の予算を設けるものでございます。
 それでは、予算に関する説明書の3ページを見ていただきたいと思います。1款1項1目の特別徴収保険料は、年金から天引きされることとなる被保険者の保険料収入として1億2,812万円ほどを見込んだものでございます。また、2目の普通徴収保険料、これは年金天引きができない方の分でございますが、その分として約2割を見込んで2,955万4,000円とするものでございます。
 次に、3款1項1目一般会計繰入金は、事務費の繰り入れと保険料の軽減額に相当する分、これを繰り入れる保険基盤安定繰入金が7,253万6,000円となっております。
 4ページをお開き願いたいと思います。歳出につきましては、2款1項1目の後期高齢者医療広域連合納付金ということで2億3,021万円で、歳入に計上いたしました保険収入、保険基盤安定繰入金を岩手県後期高齢者医療広域連合に納付するというものでございます。
 以上で説明を終わります。
 続きまして、議案第34号でございますが、老人保健特別会計の内容についてご説明を申し上げます。この老人保健制度につきましては、20年度から後期高齢者医療制度にかわるわけでございますが、先ほど申し上げましたとおり平成20年度の3月分、この分が月おくれで請求されるということ、それからコルセット等の医療費の現金払い請求の発生が見込まれるということから、二、三年この特別会計、老人保健のこの会計を残すという国のほうからの指導がございまして残すことになります。20年度の3月の診療分に係る歳入歳出が主なものでございます。
 以上で説明を終わります。
 それでは、引き続きまして議案第35号、平成20年度の診療施設勘定の予算についてご説明を申し上げます。20年度から若干ではございますが、診療報酬がマイナス改定されるということと、それから田山診療所がございますが、松誠会の診療所の閉鎖によりまして安代診療所もへき地調整交付金の対象となるということで、20年度から対象がふえるということになります。さらに、後期高齢者医療制度に伴い内容が変わってくるということです。
 それでは、予算に関する説明書の3ページをお開き願いたいと思います。まず、歳入でございますが、1款2項の外来収入でございますが、これは安代診療所、田山診療所、それから安代診療所にございます歯科の各種診療報酬等で1億9,390万3,000円、それからその他の収入は健康診断料などとなっております。
 次のページをお開き願います。3款の繰入金でございますが、事業勘定及び一般会計からの繰入金として6,451万4,000円を見込んでおります。
 それから、5ページでございますが、歳出のほうでございますが、1目の一般管理費は職員の給料等でございます。
 次のページをお開き願います。特に13節の委託料、下段の医師等業務委託料の3,066万円で、これトータルいたしまして1億7,776万7,000円となります。
 7ページのほうをごらんいただきたいと思います。医業費といたしまして、1項の医療用機械器具費は18節備品購入費といたしましてレントゲンの現像機の購入及び自動分割分包機購入費など501万9,000円となっておりますし、3目の医療費、材料費には7,715万円となっておりまして、昨年度よりも多く見ておりますが、1年分として見込んだものでございます。
 8ページをお開き願いたいと思います。3款公債費でございますが、田山診療所の償還が19年度で終了したということでございまして、ここは整理科目ということになっております。
 以上で説明を終わります。
西根病院事務局長 浦田信悦君 [ 10 ]  それでは、議案第36号ですが、平成20年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算書について説明を申し上げます。
 まず最初に、全般的な部分の説明に入らせていただきますが、市長の施政方針演述の中でも申し上げてございますが、病院の収益の柱というものは診療報酬なわけでございますが、今回の4月からの診療報酬の改定がきのう、おととい官報告示になりました。まだ詳細は入ってきてございませんが、いわゆる2年に1回の改定でございますが、4期連続8年のマイナス改定ということで、医療本体についてはプラスというような中身になっておりますが、総体的にはマイナスというような改定になってございます。大体状況的に見ますと医師の体制、勤務医の対策とかさまざま盛られてございますが、実際に西根病院に当てはまるような改定の内容というのは、正直言って増収に結びつくような内容というのは入ってございません。小児科医、産科医の勤務医対策とか、そういう部分が主体でございまして、逆に診療報酬上を見ますと現在収益として計上している部分が減るのではないかなと、そのような形でとらえてございます。いわゆる医師の再診料という点数は3点ほど上がってございますが、実際に1人の医師が診察をする時間が5分間ルールというような形が新しく設けられたというような形の場合、従来は診察料に加算をして取っておった部分がほとんどこれ取れなくなるのではないかなというような形で推測をしている状況でございますし、あるいはレントゲン等についてはデジタル映像加算というような部分を現在取っておりましたが、そういう部分も廃止というような状況からしますと大幅な、2,000万以上の減収というような形の今回の改定だなと、そのようにひとつ考えている中身でございます。いずれ診療体制等につきましては、昨年4月から常勤医師が1人ふえたということから診療体制は4人というような形になりまして、加えて県立中央病院、あるいは岩手医科大学からの応援医師の要請を受けまして、ほぼ充足率が100%というような形に現在のところは状況になってございます。今年度も引き続き診療体制の充実というような部分に取り組んでまいりたいなと思います。
 それから、国のほうからの経済財政基本方針というような形の中で、いわゆる公立病院改革のガイドラインというものがことし1月に県のほうから国を通して示されました。いわゆる経営の効率化、あるいは再編ネットワーク、あるいは民間譲渡とか指定管理者等を含めた経営形態の見直しと、この3つについてそれぞれ各自治体病院が平成20年度中に公立病院の改革プランをつくりなさいというような形の中身でございまして、この件に関しては19年度に西根病院のあり方検討委員会を立ち上げるというような形で予算措置をしておったわけですが、国からの今回のガイドラインの内容を踏まえた形で取り組みをしたいなということで、4月以降にあり方検討委員会でいろいろ改革プランについて検討をしてまいりたいなと、そのような形で考えているものでございます。そういう意味で、20年度の病院事業会計予算を編成いたしましたが、収益的収入と支出では双方とも7億862万9,000円ということで、19年度当初予算の比較で2.7%減というような形の編成といたしてございます。
 それでは、20ページをお開きいただきたいなと思います。予算説明書について説明申し上げます。まず、収益的収入及び支出ですが、収入については1款1項医業収益を前年比3%減ということで6億4,642万6,000円と見込んでございます。内容的には、1目の入院収益については1日平均44人、それから病床利用率を73.3%ということで3億8,544万円、これは前年当初予算比3%の減の見込みでございます。
 それから、2目外来収益は1日平均183人で2億11万円ということで、これについても前年比6.1%の減というふうな形で見込んでございます。
 それから、4目その他医業収益は2,974万3,000円ということで、前年比1.3%ほどの増の見込みとしてございます。内訳として、2節公衆衛生活動収益1,564万9,000円、4節その他文書料等1,198万円でございます。
 それから、5目1節の一般会計負担金でございますが、救急医療確保分2,530万円、これについては昨年度と同額でございます。
 それから次に、21ページ、2項医業外収益でございますが、3目1節一般会計負担金は前年比3.1%減の5,732万8,000円を見込んでございます。主なものは、説明欄の5番にございますが、不採算地区病院分4,080万円でございます。
 それから次に、22ページをお開きいただきたいと思います。支出についてでございます。1款の病院事業費用につきましては、収入と同じく7億862万9,000円ということで、収益、支出、プラス・マイナス・ゼロという予算の組み方をしてございます。給与費につきましては、前年比2.4%減の4億2,172万5,000円でございますが、主に職員に係る給与関係諸費でございますし、それから24ページの3節の臨時医師、臨時看護師等の賃金が主なものでございます。職員体制39名は変わりございませんが、現在看護師が先月29日で1名退職をしてございます。それから、3月末で2名退職の、看護師1名、それから検査技師1名が3月末で退職の予定でございますが、それぞれ4月に補充採用ということで総数39名は変わりございませんが、それに関する諸費用でございます。
 それから、24ページをお開きいただきたいと思います。2目材料費につきましては1.1%増の9,570万を見込んでいるものでございます。
 それから、25ページの3項経費につきましては前年比4.1%減の1億2,777万4,000円で、主なものは7節の光熱水費784万円、それから8節燃料費780万3,000円等でございます。
 それから、26ページの13節賃借料については説明欄にもございますが、寝具、病衣、白衣、それから電算機等に係るものでございます。それから、15節の委託料につきましては給食調理業務、あるいは建物、医療機器等の維持管理に係るものでございまして、前年比2.5%減の6,982万3,000円を計上いたしております。
 27ページの4目減価償却費につきましては、建物、機械、備品等に係る減価償却費で、前年比9.2%減の7,591万6,000円となってございます。
 それから、次ページ、28ページの2項医業外費用の主なものについてでございますが、1目1節企業債利息でございますが、4件で786万8,000円を計上してございます。
 それから次に、資本的収入及び支出についてですが、30ページをお開きいただきたいと思います。収入の1款1項1目1節の病院事業債につきましては、20年度に購入する医療機器等の費用の一部として国庫補助金を除く残額についてですが、1,110万円の起債を起こすものでございます。
 それから、2項の出資金、1目他会計出資金、1節一般会計出資金については、企業債の償還元金3件分として1,209万2,000円を見込んでいるものでございます。
 それから、3項1節の国庫補助金につきましては、医療機器の中でも次ページの固定資産購入費の明細にございますが、骨密度測定装置等について国庫補助基準額の3分の1でございますが、139万8,000円を国保会計のほうを通じまして国保調整交付金として見込んでいるものでございますし、ナースコールの設備費用につきましては2分の1を国保特別調整交付金ということで見込んでいるものでございます。
 それから、最後の31ページでございますが、1節の機械備品購入費1,786万9,000円につきましては建設改良費といいますか、投資的経費ということで総合計画の中で位置づけられているものについて7品目、今年度整備を図るというものでございます。ちょっと横文字で2つ目にポータブルデフィブリレータとございますが、これは病院用のAEDというような形で心肺停止状態に救急的に使う除細動器というようなものの更新を図るものでございます。
 それから、2項1目1節企業債償還元金につきましては、3件分の元金1,933万4,000円を償還するものでございます。注釈でございますが、この結果資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額が811万3,000円でございますが、過年度分損益勘定留保資金で補てんをするという内容でございます。
 以上で説明を終わります。
上下水道部長 工藤昭二君 [ 11 ]  次に、上下水道部所管に係る4会計の予算内容について順次説明させていただきます。
 なお、ページを追っての説明ではなく、各会計の特徴的事項を概略的に説明をさせていただきます。
 最初に、議案第37号でありますが、公共下水道事業特別会計でございますが、予算総額は歳入歳出それぞれ11億1,660万3,000円計上してございます。主な事業については、西根処理区からご説明申し上げます。1番目に管渠布設工事であります。主な工事場所は、大更地区及び平舘地区の国道282号への管渠布設を計画いたしております。このうち大更地区につきましては、浜口薬局から高佐ビル間を整備いたします。この区間は、交通渋滞を憂慮いたしまして今日まで整備を見合わせておりましたが、大更市街地を迂回できます西根バイパスの第1期工区が供用開始され、交通渋滞の緩和が見込まれるということから着手するものでございます。また、平舘地区につきましては三菱自動車付近からマックスバリュを経由いたしましてたかはし食堂の間、そしてまるやす食堂から平舘クリニックの間を整備いたします。そのほか平舘地区内の市道部の整備も行いまして、合わせて延長6,395メートルの整備となります。
 次に、舗装の本復旧工事でございますが、原則19年度に管渠布設を行った箇所の本復旧工事でございます。整備面積は8,145平方メートルを計画してございます。また、マンホールポンプの設備工事は5カ所の設置を計画してございます。以上申し上げました工事には通行規制が伴うものでありまして、通行者はもとより道路沿線住民にもご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解をいただきまして無事故の工事に努めてまいりたいと考えてございます。
 また、管渠整備区域の進捗に合わせまして各家庭における水洗化も順調に進んできておりまして、それに伴いまして2カ年事業で西根浄化センターの水処理施設の増設工事に着手いたします。
 次に、安代処理区でございますが、平成14年度から進めてきました管渠布設工事も平成19年度をもって終えたところでございます。残す事業は、舗装の本復旧のみとなってございまして、新年度においては1,000平方メートルの舗装の本復旧工事を実施いたします。
 なお、西根処理区及び安代処理区の施設の有効利用のため接続率の向上に努めてまいります。
 2つ目でございます。議案第38号の農業集落排水事業特別会計の説明をいたします。予算総額は、歳入歳出それぞれ13億4,028万5,000円計上してございます。制度上、農業集落排水事業の整備期間は6年を基本としてございますが、現在市で整備している地区は平成20年度において3年目となります田頭、平笠地区と5年目となります北寄木地区であります。これらは、引き続き整備を行っていくものであります。田頭、平笠地区の事業内容でございますが、管路布設工事は平笠地区では一般県道焼走り線を中心に、また田頭地区は薬師、高宮行政区を中心に延長8,000メートルの整備を行います。また、舗装の本復旧工事は19年度に管路布設した箇所1万1,780メートルの整備を計画してございます。さらに、田頭、平笠地区の処理施設建設に向けまして実施設計業務や用地取得など処理施設建設のための環境整備を図ってまいります。一方、北寄木地区の事業内容でございますが、管路布設工事は北寄木分館周辺の延長580メートル、舗装の本復旧工事は平成16年度から順次管路布設した箇所、舗装面積にいたしまして約8,580平方メートルの整備を計画してございます。
 なお、管路布設工事につきましては平成20年度をもって完了することになります。
 次に、施設の維持管理についてでございますが、松尾地域の野駄地区の処理施設は供用開始いたしまして13年が経過してございます。今後とも良好な施設機能の確保を図る必要があることから、処理施設の更新、または改造の要否につきまして調査、診断を実施することといたします。この診断結果を踏まえて、市として野駄地区の処理施設の更新等の実施のあり方を検討していくことになります。
 また、市の汚水処理基本計画におきまして時森地区を農業集落排水事業で整備することで位置づけているところでございますが、時森地区の汚水を隣接いたします松尾地区の処理施設に流入することが可能かを調査するために接続検討調査業務を行うために100万円を予算計上してございます。
 なお、西根地域、松尾地域、そして安代地域の供用開始済みの7地区の施設におきましても、公共下水道事業同様に施設の有効利用のため接続率の向上に努めてまいります。
 3つ目は、議案第39号の浄化槽事業特別会計でございます。予算総額は、歳入歳出それぞれ7,413万5,000円計上してございます。この事業は、浄化槽本体を市で設置して市で管理する事業でございます。整備区域は、公共下水道及び農業集落排水施設の区域外の区域であって、人槽区分は25人槽まででございます。17年度から今日まで設置した基数は152基であります。内訳といたしましては、5人槽が45基、7人槽が102基、10人槽が3基、25人槽が2基、そして寄附を受けたものは3基でございます。したがいまして、現在市の管理下にある浄化槽は155基となります。さらに、新年度におきましては50基の設置を見込んでいますから、既設及び新規設置を合わせて205基の維持管理となり、その費用といたしまして967万1,000円予算計上してございます。先ほど申し上げましたように平成20年度における浄化槽設置を50基見込んでおります。これらの施設整備費といたしまして6,274万3,000円を予算化したものでございます。
 なお、個人設置型による浄化槽事業は、公共下水道及び農業集落排水施設の区域で7年以上整備が見込まれない区域としております。この事業につきましては、一般会計におきまして7人槽、13基を予算化したところでございます。
 4つ目は、議案第40号の水道事業会計でございます。収益的収入及び支出、いわゆる施設管理部門に係る収入は5億4,078万6,000円、支出は5億3,123万円で、差し引き955万5,000円の黒字予算で調整してございます。施設管理部門の業務で主なものといたしまして上水道経営認可計画業務がございます。ご案内のように平成18年度に八幡平市水道事業基本計画を策定したところでございます。計画策定の目的は、合併後における市水道の経営健全化と水道水の安全で安定的な供給であり、あわせて合併効果を生かすための西根地区の上水道事業と松尾地区の松野寄木簡易水道事業の統合でございます。この事業統合に関しまして、水需給のバランス、施設整備、維持管理及び給水サービスにおいてメリット、デメリットを整理いたしまして全体評価を行った結果、事業統合することによるメリットが大きいと判断したものでございます。このことを踏まえて事業統合の申請に必要な事業計画書、工事設計書及び図面等の作成業務に1,000万円を予算化したところでございます。
 なお、事業統合には水道法第10条の規定による県知事の認可が必要とされるものでございます。
 先ほども触れましたが、平成18年度に策定いたしました八幡平市水道事業基本計画で、今後の新たな事業計画と財政計画を明らかにしたところであり、これを受け現在経営状況の分析を行うとともに今後の水道料金のあり方について検討中でございます。
 なお、この件につきまして古川議員、小野寺議員から一般質問をいただきまして、市長が答弁しておりますように経営計画策定後、委員各位に計画内容をご説明いたしたいと考えてございます。
 次に、上水道と簡易水道合わせた企業利息の償還額と減価償却費用についてご説明申し上げますが、支払利息は98件で1億235万9,000円、現金支出の伴わない減価償却費は1,649件で1億8,260万5,000円をそれぞれ予算計上してございます。
 次に、2つ目の予算となります資本的収入及び支出、いわゆる施設整備部門に係る収入は2億2,973万円、支出は5億2,579万1,000円でございまして、収入額が支出額に対し不足する額2億9,606万1,000円は引継補てん財源と過年度分損益勘定留保資金で補てんするものでございます。主な事業といたしましては、拡張事業、排水管布設工事並びに国庫補助事業、生活基盤近代化事業、これは安比ペンション街の整備になるのですが、その排水管布設工事、もろもろの工事に1億7,820万、水道メーター購入に2,906万6,000円、石倉水源地の水源涵養林としての土地購入費180万、予算計上してございます。また、上水道と簡易水道を合わせた企業債償還元金を2億7,152万5,000円計上してございます。このうち水道事業、公営企業債繰上償還事業における繰上償還元金は4件で8,206万7,000円、通常の企業債償還額は77件で1億8,945万8,000円予算計上したものでございます。
 以上、上下水道部所管に係る4会計の予算内容であります。よろしくご審議くださいますようにお願い申し上げます。
教育次長 遠藤久夫君 [ 12 ]  次に、議案第41号、八幡平市索道事業特別会計の予算に関する説明をさせていただきます。
 この会計につきましては、市営田山スキー場の運営管理経費の予算措置をお願いしているものでございます。歳出の主なものは、公債費の償還金、そしてまた使用料及び賃借料の土地借上料の148万円、これはスキー場本体の土地の借上料でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
委員長(小笠原壽男君) 以上で議案第31号 平成20年度八幡平市一般会計予算から議案第41号平成20年度八幡平市索道事業特別会計予算までの11会計予算の内容説明はすべて終わりました。

散     会

委員長(小笠原壽男君) 本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会といたします。

                                                      (15時28分)