平成19年八幡平市議会第4回定例会 議事日程(第2号) 平成19年12月14日(金) 日程第 1 一般質問 渡 邊 正 大 和 田 順 一 古 川 津 好 出 席 議 員(26名) 1番 工 藤 剛 君 2番 工 藤 直 道 君 3番 渡 邊 正 君 4番 遠 藤 公 雄 君 5番 古 川 津 好 君 6番 小 野 寺 昭 一 君 7番 田 村 孝 君 8番 三 浦 榮 吉 君 9番 田 中 榮 司 夫 君 10番 橋 守 君 11番 伊 藤 一 彦 君 12番 橋 俊 彦 君 13番 橋 悦 郎 君 14番 小 笠 原 壽 男 君 15番 関 善 次 郎 君 16番 山 本 榮 君 17番 松 浦 博 幸 君 18番 大 和 田 順 一 君 19番 工 藤 忠 義 君 20番 米 田 定 男 君 21番 北 口 和 男 君 22番 三 浦 正 信 君 23番 勝 又 紘 一 君 24番 関 義 征 君 25番 橋 光 幸 君 26番 瀬 川 健 則 君 欠 席 議 員(なし) 説明のために出席した者 市長 田 村 正 彦 君 副市長 小 林 順 一 君 副市長 武 田 常 徳 君 教育長 高 橋 北 英 君 企画総務部長 小 野 寺 光 正 君 生活福祉部長 大 森 力 男 君 産業建設部長 伊 藤 繁 夫 君 上下水道部長 工 藤 昭 二 君 教育次長 遠 藤 久 夫 君 松尾総合支所長 高 橋 富 男 君 安代総合支所長 山 本 富 栄 君 会計管理者 伊 藤 文 明 君 企画総務部総務課長 藤 田 繁 光 君 企画総務部総合政策課長 岡 田 久 君 企画総務部財政課長 佐 々 木 正 志 君 企画総務部税務課長 松 浦 重 夫 君 産業建設部農林課長 高 橋 末 男 君 産業建設部商工観光課長 高 橋 一 夫 君 産業建設部建設課長 畑 孝 夫 君 産業建設部企業誘致対策監 田 村 勇 君 生活福祉部保健課長 森 佐 一 君 生活福祉部地域福祉課長 佐 々 木 幸 雄 君 国保西根病院事務局長 浦 田 信 悦 君 農業委員会事務局長 菊 池 正 男 君 事務局出席者 事務局長 高 橋 三 夫 議事係長 齋 藤 恵 美 子▼開 議
○議長(瀬川健則君) [ 1 ] | ただいまの出席議員は26名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。 |
これから本日の会議を開きます。 |
(10時00分)
○議長(瀬川健則君) | 本日の日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 |
▼一般質問
○議長(瀬川健則君) | 日程第1、一般質問を行います。 |
▼答弁の保留
○議長(瀬川健則君) | きのう一般質問で工藤直道議員に対する答弁を保留いたしておりましたので、企画総務部長より発言の申し出がありますので、これを許します。 |
企画総務部長。 |
◇企画総務部長 小野寺光正君 [ 2 ] | 昨日の工藤直道議員さんの集中改革プランの市の財源確保対策の平成19年度の税外収入の収納状況についてのご質問がございまして、答弁を保留しておりましたので、ご答弁をさせていただきたいと思います。 |
保育料、児童福祉費負担金でございますが、収納状況、11月末の状況でございますけれども、111万5,000円でございまして、目標額に対しまして79%でございます。それから、住宅使用料でございますけれども、100万4,680円でございまして、目標額に対しまして29%、それから給食費でございますが、196万9,520円でございます。目標額に対しまして83%の状態でございます。税外全体の目標額に対しましての収納状況でございますが、48.9%の状態に現在ございます。 | |
以上、答弁の追加をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 |
○議長(瀬川健則君) | それでは、ただいまより一般質問を行います。 |
この際、お願いいたします。一般質問の方法には会議規則第64条、会派代表質問に係る実施運用基準及び申し合わせ事項により行います。質問、答弁は要点をまとめてお願いいたします。なお、通告以外の質問は行わないようにご協力のほどお願い申し上げます。 | |
通告順位6番、渡邊正君。 |
〔議員 渡邊 正君登壇〕
◆議員 渡邊 正君 [ 3 ] | 議席番号3番、政高会、渡邊正です。通告に基づいて質問させていただきます。 |
1番、バイパスの今後について。バイパス1期工事開通に向けての関連道路の整備状況と今後の計画について。 | |
バイパス開通、車両台数増大に伴う対策、通学路の確保など、現状と今後の計画について。 | |
2番目、誘致企業について。誘致条件は現状のままなのか、今後緩和の方向にあるのか。 | |
2、業種による対応格差はあるのか。これは、加工業みたいに地元の従業員を多数使うような業種でなくても同じように、例えば教育関連施設とか、さまざまあるとは思いますけれども、その業種による対応格差はあるのですかというふうな、そういう質問です。 | |
3番目、新庁舎について。新庁舎建設反対署名運動が実施されているようですけれども、その結果の対応についてどのようにお考えかご答弁をお願いしたいと思います。 | |
以上です。 |
〔議員 渡邊 正君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
〔市長 田村正彦君登壇〕
◎市長 田村正彦君 [ 4 ] | 渡邊正議員のご質問にお答えを申し上げます。 |
まず、ご質問の第1点目のバイパス1期工事開通に向けての関連道路の整備状況と今後の計画ということでございます。バイパス第1期工区につきましては、ご案内のとおり今月28日に第1期工区の開通の運びとなっております。市といたしましては、市道大更中央線の概略設計を今年度実施いたしているところでございますし、今後は市道大更中央線ほか2路線の整備を進めることといたしております。 | |
次に、ご質問の第2点目のバイパス開通車両台数増大に伴う対策、通学路の確保など、現状と今後の計画ということをお尋ねでございます。バイパス第1期工区は、現在約2.3キロメートルが一部供用開始され、これに接続する県道岩手大更線のアンダーパスについても供用開始がなされております。竹花踏切につきましては、遮断されている現状にあります。このような状況の中で、通学路の確保につきましては、市道山子沢線との交差点に横断歩道、市立図書館付近の交差点には信号機及び横断歩道が交通安全施設として設置をされております。 | |
なお、9月定例議会において花輪線松子踏切に通じる交差点及び市道山子沢線の北側に横断歩道がないとのご指摘を議員よりいただいておりました。この件について、関係機関と協議を行ってきたところでございますけれども、バイパス第1期工区の開通に伴い、交通量の増大が予測されておりますことから、歩行者の安全対策、交通事故の未然防止を最優先に考えた場合に、現時点での横断歩道の設置については、既に設置されている箇所のみとなります。ただ、バイパス開通後の交通量、歩行者の動向を見きわめながら、さらなる対策を考えていきたいというふうに県からは伺っております。したがいまして、市といたしましても、開通後の交通量等の動向を勘案し、地域住民の要望を十分に踏まえながら、関係機関と協議の上、安全施設の確保などに取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 | |
次に、2点目の企業誘致についてお答えを申し上げます。1つ目の誘致条件は現状のままかと、今後緩和の方向はあるのかということでございますが、企業誘致を取り巻く情勢は、ご案内のとおり厳しい状況にあるということでございますが、地域経済の活性化と就労の場の確保のため、企業誘致は重要でございます。新市建設計画、輝プロジェクトの企業誘致推進事業として、誘致条件の向上や環境整備を図り、積極的な企業誘致活動の展開を行っております。現在税制度からの誘致条件として、過疎法及び農工法による税の優遇措置を企業立地の助成として、工場等設置奨励条例及び企業立地促進事業費補助金交付要綱を制定して企業立地を誘導いたしているところでございます。また、さきの6月定例会において、特定区域において優遇措置を講ずるために工場等設置奨励条例の一部を改正し、企業誘致に努めているところでもございます。今後とも進出予定企業等の動向等を的確にとらえながら、県との連携を図りながら誘致条件の整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 | |
2つ目の業種による対応格差はあるのかということでございますが、企業立地は地域経済に大きな影響等を及ぼすことから、企業誘致に当たりましては、特に格差をつけて対応するものではないというふうに考えております。特に若者の地元志向にこたえ、就労の場の確保等から、製造業を中心にソフトウエア業、倉庫業や情報サービス業など、対象業種を広く視野に入れながら企業誘致活動を行ってまいる所存でございます。 | |
次に、大きな3点目の新庁舎建設反対署名運動についてお答えを申し上げます。去る12月4日に新庁舎建設計画の中止を求める請願書と署名が八幡平市議会議長に提出されたとの新聞報道に接しておりましたが、我が国は民主国家であり、個人の自由及び権利は保障されておりますことから、市議会議長あてである請願に対してコメントを付すという立場にはございませんので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。 | |
庁舎建設に関しましては、本会議の行政報告でも申し上げておりますが、庁舎建設事業の推進について調査検討するために去る11月26日、外部の委員で構成する八幡平市庁舎建設検討委員会を立ち上げたところでございます。この委員会は、市はなぜ庁舎建設を推進するのか、なぜ今建設を進めようとするのかについて、市民の方々に建設の必要性に関してのより詳しい情報提供を行い、理解をいただけるよう説明責任を果たす所存でございますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。 | |
以上、演壇からの答弁にかえさせていただきます。 |
〔市長 田村正彦君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 5 ] | それでは、自席から質問させていただきます。 |
9月の一般質問の延長で、ちょっと確認事項ありますので、質問させてもらいたいのですけれども、質問に対して、建設課長さん、横断歩道の件なのですけれども、1期工事開通までに安全策を講じていただきたいというふうに考えておりますというふうにあれなのですけれども、開通が28日なので、県のほうにアクション出したとか、具体的な会議とか、そういうのがあったのか、その辺とりあえず聞きたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 建設課長。 |
◇建設課長 畑 孝夫君 [ 6 ] | お答えいたします。 |
横断歩道の件でございます。まず1つとして、山子沢線の北側に横断歩道がないとのご指摘でございました。この件につきまして、関係機関と協議いたしました。先ほど市長も答弁いたしましたが、交通安全上の関係で、特にも山子沢線のあの交差点につきましては、線形上緩やかなカーブ、そして緩やかな坂道がございます。関係機関のほうは、議員ご指摘のとおり交通量も増大するということが予測されます。そういう関係上、できるだけ勾配の少ない箇所に交通安全施設を設けたというお話がございました。したがいまして、私どもも防犯対策も、学校等の下校時、最短距離を何とか行けば防犯対策にもなるのではないかという面もお話をしましたが、現時点では何とか交通安全を最優先にしたいというふうな意向がございまして、このような結果ということになりましたので、ご理解を願いたいと思います。 | |
よろしくお願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 7 ] | 実は、せんだって八幡平の幹部交番ですか、あそこのパトカーがとりあえずあそこの交差点のところで、こういうところで言っていいかどうかわからないですけれども、俗に言うネズミ取り、機械装置なしの見張りしていたので、ちょっとパトカーの後ろに停車させてもらって、助手席に乗っている方に、あそこの交差点、片方にしかないのだけれども、やっぱり登下校もあるし、どういう中身なのでしょうねとお尋ねしたのです。そうしたら、その警官の方は僕に言うに、歩行者の横断者数が少ないと。だから、結局片側で十分ではないかというふうな説明だったのです。では、1日1時間何人以上だったら、スクランブルではないけれども、横断歩道つけられるのですかというふうな話に対して、年に1回交通指導員とか、そういう人たちが4月にそういう箇所を点検して決めるというふうな説明があったのです。では、開通が28日になっているから、車両台数はふえますよと、多分倍、3倍の量がふえると思いますので、リスクがかなり歩行者にとってあるのではないですかというふうな話に対して、車の台数がふえたって歩行者の数はかわりないだろうというのが警察の言い分だと。クマやタヌキが横断するわけではないだろうみたいな言い方だったので、それはちょっとおかしいのではないのかなということで、ちょっといろんな議論があって突っ込んでいったら、最終的にさじを投げて岩手署のほうに行ってくれというふうな話で、岩手署のほうへ行って係長さん、昆野さんという方にお会いして、一、二時間面談してお話しさせてもらいました。時間がちょっとあれなので、もう端的に話しさせてもらいますけれども、あそこの交差点は押しボタンの信号も上申しているそうです。これは公安委員会のほうで。もう一つは、街灯ですか、暗いので、危ないのでということで、そっちは振興局のほうに上申しているそうです。それで、あともう一個、松子踏切のことに関しては、当然のことながらバイパスつくった場合、交通の流れをスムーズにしなければいけないと、あちこちに横断歩道をつくってはいけないと。だから、とりあえず勘弁してくれというふうな話で、幹部交番のほうでも結局通学路と議員さん言うのであれば、通学路をどこか1本つくって、そこに子供たちを集中して横断させればいいのではないかという、そこまで向こうも熱くなって言っていたので、だからそういう話の議論とはまた違う話だし、今の282号線はたった1キロぐらいのところに信号が4つも5つもあるはずだし、その車の流れというのは当然バイパスのほうに来るはずなのだから、おかしいのではないかというふうな話で言って、本署のほうは、岩手署のほうはそういうふうにきちっと対応して、なおかつ市長が言われているように、運動公園まで今測量を1キロぐらいですか、やっていると。早くそこをやってくれと。そうしたら、あそこにはスクランブルの4灯式の信号をつけたいと、やっぱり危険だから。それも上申していると。街灯も上申していると、そういうふうに説明あったのです。その2件については間違いないのですか、そこまでは話ししていないのですか。 |
○議長(瀬川健則君) | 建設課長。 |
◇建設課長 畑 孝夫君 [ 8 ] | 今のご指摘の部分でございますが、山子沢線の交差点に信号あるいは街灯、そしてバイパスの終点のタッチする岩手大更線、その交差点に街灯をつけるということはお聞きしております。 |
以上でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 9 ] | それでは、それはいつ、もう9月の段階でわかっていた話、9月以降にわかっていた話なのでしょうか。その押しボタンとか街灯の件に関しては。 |
○議長(瀬川健則君) | 建設課長。 |
◇建設課長 畑 孝夫君 [ 10 ] | 山子沢線の信号につきましては、12月に入ってからちょっと確認をいたしております。そして、街灯につきましてもその時期に確認をしております。 |
以上でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 11 ] | わかりました。では、その話を先に伺えばよかったのでしょうけれども、とりあえずそういうふうな形で、上申はしても期日が、いつできるとか、つくってくれるとかという話は当然ないと思いますので、開通が28日ですから、市長も安全確保は万全にしたいというふうな答弁だったので、飛び越してとは言わないですけれども、大きな事故が起きないうちに一生懸命県のほうなり、振興局なり、公安委員会のほうに働きかけして、早目に設置のほうをお願いしたいと思います。 |
それと、次なのですけれども、関連のやつで通学路の件なのですけれども、市立図書館との交差点、あそこありますけれども、あそこの十字路を岩手町のほうから進行してきて、左折して真っすぐ焼走り方面へ行くと西根中学校の西口に出るのですけれども、あそこは杉とか木がたくさん生えていて、冬にすごい凍結して今でも危ないような状況なのですけれども、バイパスが向こうのほうに通ってしまうので、当然のことながら今でも通学路としてかなり使用されていますし、今まで以上に当然あそこも歩行者なり、車の数なり、たくさんふえると思います。だから、できたらあそこを拡幅工事して通学路、横断歩道をつけられないものかというふうなお話、ちょっと承っていましたけれども、その辺の中身に関してはどういうふうなお考えでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 建設課長。 |
◇建設課長 畑 孝夫君 [ 12 ] | お答えいたします。 |
当課といたしましても、現在交差点あるいはアンダーパスが供用開始されているという現状の中で、通学あるいは下校時期の調査まではいきませんが、そこを通る場合に、いわゆる学校に通学、下校ということで相当通っているという実態は把握してございます。特にも冬季に入りまして、除雪の関係で道路も狭くなっているという現状もありますので、今後さまざまな検証をしながら、改良できるかどうか等の検討をしてまいりたいというふうには考えてございます。 | |
あと、横断歩道につきましては、それらの開通に伴いながら考えていくというふうなことで、まず検討をさせていただきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 13 ] | 当然今みたいに日が短くなってくると、街灯はどの程度ついているのか、ちょっと夜しっかりしたそういう注意をして通行したことないのでわからないですけれども、日が短くなれば、いろんなスポ少とか、さまざま子供さんたち帰る時間が遅くなれば、今課長が言われるようにリスクがついて回りますので、何とかしてもらいたいという切実な市民の願いみたいですし、僕もそういうふうに思います。旧西根町時代にあそこを改良工事の請願とか、予定とか、陳情とか、そういったことは過去にあったのでしょうか。もしわかるのであれば、わかる範囲内でお願いしたいのですけれども。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 14 ] | お答えします。 |
承知というか、まだ確かめておりませんが、先ほど来話にいただいております。確かにバイパス通ることによっての道路の環境、必要性の内容となってきますと、変わってきます。ですから、先ほど建設課長がお話し申し上げましたように、暗くなってからのこと、あるいは除雪の雪の盛り上がりぐあい、あるいは日影の立ちぐあい等々出てくると思いますので、それぞれ要所要所の内容を検証しながら改良に向けてまいりたいというのが、これはいずれの場合でも同じだと思います。ですが、請願等の内容につきましてもぞれぞれ一つ一つの内容については十分吟味することは当たり前でございますので、内容につきましては、ちょっと今手元にございませんので、検証しながら進めてまいりたいというふうに思っております。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 15 ] | では、請願とか陳情とか、そういう中身というのは、今現在手持ちに資料がないので把握していないというふうな中身だと思うのですけれども、もしそういうふうな形で請願とかなければ、新たに請願とか、そういうのをつくって出せばいいというふうな、そういう手順踏んでいけばいいのでしょうか。どういう形でしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 16 ] | 前に出ているのを決して無視するわけではございませんので、それらも正しながら現状のものを踏まえて対応してまいりたいというのが認識にとらえていく手順でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 17 ] | では、請願は必要ないということですか。僕話ししているのは、まず余りがあがあ言うと皆さんに怒られるのであれなのですけれども、例えばどんな優秀な、高価な部品とかそういうのを使っても、例えば電気関係のものを組み立てていくときに、配線をつないで電気通さない限り、その機械というのは動かないでしょう。今のバイパスの関連道路見ていると、僕はプロでもないし、わからないですけれども、ずどんと大きい大動脈は通っているけれども、それに対してのアクセス道路が、ほとんどというわけではないですけれども、ちょっとちゃんらんぽらんなような気がするのです。だから、それつながって初めて交通のシステムとか、JRで言えば山手線のシステムが1分30秒置きに電車が走っても事故が起こらないようなシステム組んでいるし、リスクヘッジしながら多分組んでいると思うのです。だから、今のあれでこっちだ、あっちだと、勝手にあちこちに離れ島みたいに物つくっていったって、つながりがなければ配線しない限り無理だと思う。だから、アクセス道路とか、いろいろな話、せっかくバイパス、10年か何年かわからないですけれども、これから向こう、2期工事は県のほうから聞けば5年から6年ぐらいをめどに開通したいというふうな、これは内々の話でしょうけれども、そういう話も聞こえてきますけれども、30年も何年もかけて1つの物つくるのに、これはつくらないよりはいいのでしょうけれども、やっぱり今言っている道路に関しても、バイパスの道路に関しても、西中の西裏の道路にしたって、けものが通るけもの道ではないのです。人間が、大事な子供が、将来の八幡平の宝が通る道路なので、末は大臣になる人ももしかしたらいるかもしれないし、それを踏まえてあいまいな答弁ではなくて、やるのだったらやる、できないのだったらできない。部長、お願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 18 ] | ただいま請願しなければというお話ですが、そういうことではなくて、こうして議会でも議論していただいているものが一つの必要性の内容の議論を深める手段でございますので、ただいまご指摘いただきました内容を踏まえながら計画に盛り上げて対応してまいりたいというのが1つの事業の展開の手段でございますので、このたびの議論も十分踏まえたもので対応してまいりたいというように答えさせていただきます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 19 ] | 手段とか手法はいっぱいありますから、時間、何年かけてするとか。だから、ここで当然内部で、庁舎会議も必要でしょうけれども、部長、やりますからという言葉聞きたいのですけれども、どうなのですか。そういう方向でやりますというふうな形で、あいまいではなくて、そういうふうに理解していいのですか。検討してやっていくと。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 20 ] | そのようにご認識いただいて構いません。いずれ順次計画を立てて進めてとり行っていくのには変わりございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 21 ] | ありがとうございます。 |
次、大更の東口の件ですけれども、9月に質問した中身で、課長の答弁は12月に概略設計とかさまざま出てくるというふうなお話しされて、今の市長の答弁でもそういうふうな内容で、さっきの押しボタン信号とか、そういうのを隠していて小出しに話ししたみたいな感じに僕聞こえたので、概略設計がまだ出ていないのか、出ているけれども質問されたら答えようかというふうな感じなのか、その辺、もし出ているのであれば、その中身聞きたいですし、出ていないのであれば、12月と言っていたので、12月中に出るのか、年越して来年になるのか、その辺お願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 建設課長。 |
◇建設課長 畑 孝夫君 [ 22 ] | お答えします。 |
中央線の概略設計につきましては、本当に新しい話で、けさ9時に持ってきました。その内容につきましては、3案の比較検討ということで出されております。現段階で来週にでも庁内の調整を図って、方向性を見出していきたいというふうに考えてございますし、それ自体につきましては本年度中にその方針を上げていただくという委託の仕方をしてございますので、本月に検討をさせていただきたいと思います。 | |
以上でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 23 ] | では、それが年明け、3月でまた同じような中身でご質問させていただきたいと思いますけれども、例えば今東口、前回の質問でJRのほうと東口のほうの中身を検討というか、JRのほうに一応確認していろんな話を進めているのかという話に対して、いや、まだ全くしていないと、そういうような話ししていましたけれども、概略設計が出てきた段階でいろんなそういう話がJRとの話し合いの中でできるとは思うのですけれども、庁舎建設…… |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊議員、通告以外の質問はできるだけ。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 24 ] | はい、わかりました。関連ということで、ちょっと説明をしてからのほうがいいと思いまして、そういう話にしたのですけれども、アクセス道路の件の話でちょっと説明したのですけれども、要は中央線にしてもJRのあれに対してのアクセス道路だと思いますし、僕聞きたかったのは、端的に言うのであれば、中央線を主体にしての駅のほうの結局今新しく20メーターが16メーターになっての道路の計画書が出ていましたけれども、そういう形で今考える上での中央線なのか、それともまた別ルートのほうで、例えば結局東大更山子沢線の道路のほうを今の現の282号線のほうにつなげるルートとか、そういうことも踏まえて考えているのか、今確かにいろんな案があると東口のことに関しては言っていたのですけれども、そのアクセスのほうの考え方として、部長に聞きたいのですけれども、例えば中央線を使っていった場合、アンダーパスかオーバーパスかで駅につなげる、もしくは東口をつくってもらってつなげる。ではなしに、例えば東大更山子沢線のほうを別ルートとして同じような282号線につなげるルート、いろんなあれあるとは思いますけれども、その辺の青写真的なものとか、さまざまな部分は、大きい道路はできているでしょうけれども、配線をつなぐ上で、先ほど話しした内容、どういうふうな中身で考えているのかお願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 25 ] | ただいまは、中央線のいわゆる機能的なものとしてお伺い申し上げたわけでございますが、いずれ当初も必要性などについてはバイパスと、それから今都市計画の中にある西側のほうとの機能というのも当然位置づけるようになるわけでございますが、当面といたしましては、当座の都市計画のプラン見直しまでの機能を持たせる上で、それらを踏まえた上で、機能を確保する上で中央線の位置というのを考えたわけで、必要性を見たわけでございます。したがいまして、運用に当たっては、確かにアンダーにするとか、オーバーにするとかということに関しても、当然これは後のほうのものになるわけでございますが、当面のいわゆる道路の使い方となりますと、バイパスが開通になりますし、控えておりますことから、今の松子踏切なり、あるいは山子沢の踏切のほうの縦断するようなものの連携というのも必要でございますし、さらには西根東側のほうの既存の道路等もそれぞれの機能が、また使い方が変わってきますので、やはりその筋を通したものを一本入れておかないと、後のほうの開発の機能も確保できないという一つの観点から、その機能を多面的な条件を踏まえた上で機能を備える必要性から、中央線を今概略設計を踏まえた上で、これからの周辺の道路なり、あるいは排水の都合なり、あるいは西側とを結びつけるという条件を、どのように結びつけるかということについての条件を見るための概略設計ということに相なったわけでございますし、さらには市民の方々の関心の度合いもバイパスができてきますと大分変わってきますので、それらの内容も盛り上げながら、条件を踏まえた上で都市計画の見直しという中で予定しておりますので、それらのものを踏まえながらの一つの発展要素に持ち合わせるためのとりあえずの中央線の道路の位置づけというふうにとらえたわけでございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 26 ] | とりあえず安易な中身ではなくて、次の次まで、後世に残しても、こういう道路つくってもよかったなというふうな形の計画の中で実施していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
次に移ります。誘致企業の件なのですけれども、通常の誘致企業の誘致の場合、やっぱり地元の雇用を促進するというか、地元の雇用をやっぱり最重要視したいというふうな形で考えるのは、当然普通だと思うのです。ところが、さっきも教育関連施設とかという話ししたのですけれども、それに限らないのです。IT関連とか、そういうものをつくるのではなしに、ソフト面であれば当然のことながら人間は要らないし、向こうから来ていろいろなことを、そういう経済活動をしてもらう上で、建物だったら固定資産税とか、そういうのは多少は徴収できるでしょうけれども、人的な雇用というのは多分そんなにたくさんは生まれないと思うのです。それで、通常の場合、いろんな中身は当然あると思います。詳しい中身、県のほうから50人超えれば幾ら幾らとか、その数字はいいのですけれども、考え方としてその対応格差を話ししたのですけれども、例えば学習塾みたいに、4大学習塾みたいな、まだ盛岡には来ていないのですけれども、仙台あたりにあるような、例えばの大きい話ですけれども、そういうあれが来て、地元の子供とか高校生とか、さまざまな人、盛岡も商圏に入れて学習指導とか、そういうものを例えばすると、そういう形になったときに当然校舎ぐらいなもので、中の人間というのは、生徒さんは地元の生徒ですし、講師の人、給料払ってどうこうするといっても、やっぱりそれなりのプロではないと多分ある程度の中身、偏差値教育みたいなやつできないと思いますし、偏差値教育だけが目的でもないでしょうし、スポーツでもいいですし、いろんなこと考えられますけれども、その場合に市側のほうで当然5年間固定資産税要らないよとか、いろんなことあるのでしょうけれども、そういうふうなところが来たときに、ではいろんな教育に関してのさまざま係る経費の助成とか、そういう中身がもし発生してお願いしたりしたときには、当然話聞いて、対応はその中身次第でしょうけれども、話を聞いて対応する準備というのはあるのでしょうか、どうなのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 27 ] | お答えします。 |
いずれ今の現段階でのいわゆる生徒の扱いというのは、ものづくりの方面、ITにしても、あるいは製造、あるいはそれに伴うところの倉庫なりというふうな形のものづくりを中心にしたものの考え方で制度的なものを考えておりますが、いずれそうしたこともさておいて、やっぱり今お話しいただきましたように、もし市のほうにそういう進出、あるいはさせていただきたいという場面があったときには、その条件をお伺いしながら、何とかその活性化に結びつくようなものの条件と合うようなものとして、できるだけ対応するように努めてまいりたいと思いますし、いずれどのような形で私どもに申請いただけるのか、あるいは来ていただけるのか、欲しいのかということについても、いろいろその情報活動をメーンにしながら対応してまいるのが今現実でございますので、格差を設けないというその内容については、いずれこういうご時世でございますので、いわゆる申請いただく企業等を十分その内容をとらえながら、できるだけ活性化に結びつく業種であれば、制度の中に盛り込みながら対応していきたいということでございますので、相談等は受けながら、あるいは市として現行制度でできるのであれば、それもあわせながら一緒に協議して、何とか立地していただきたいというふうな姿勢にありますので、これからもそういったものを幅広く活動してまいりたいというふうに認識しております。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 28 ] | ありがとうございます。教育のほうだけではなしにさまざまあると思いますが、教育関係であれば杉並の和田中がいろんなことをやって、校長先生も民間出身みたいですし、いろんなああいうふうな案をつくって、賛否両論当然あると思いますけれども、またそういうことがここの八幡平市のほうでも起きた場合、皆さん議論しながら、ぜひ対応していただきたいと思います。やっぱり人材が経済にもかなり影響すると思いますので、その底辺の工場も当然いいのでしょうけれども、工場をコントロールする人材を、盛岡にアイシンが来たいというふうな新聞発表になっているみたいですけれども、そういう部分の中で、別に盛岡でなくても八幡平でもいいのではないかという気も当然しますし、人材が確保できない、立地条件がいい、悪い、さまざまな部分は当然企業側のほうにはあると思いますので、そういう条件を100%ではなしに、誠心誠意クリアできるような形の中で、やっぱり誘致できやすいような状況のもとで対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
3番目、新庁舎の建設反対署名運動の件ですけれども、結果の対応について、市長の答弁はコメントをする必要なしというふうな話なのですけれども、これは瀬川議長あてに出されたものですから、確かにそういうふうな中身でしょうけれども、その辺、市長、別に発言の内容がどうこうという話ではないので、六千幾ら、7,000近い署名ですし、それ以上にまたふえるというふうな話も聞いていますし、会の会長である晴山さんとはきのう、おとといかな、初めてお会いして、3時間ぐらいちょっとお話ししたのですけれども、会長さんの思いというのもわかりました。なおかつきのう米田議員さんとの禅問答という話ししていましたけれども、話の中で市長の考え方というのもわかりました。でも、直近の市民の声というか民意というのは、その3万人の人間が八幡平市におって、7,000人、もしくはこれからもふえるであろう反対署名のやつというのは、やっぱり無視していいのか悪いのかというふうな話の議論になったときに、コメントするどうこうではなしに、やっぱり真摯に対応して、自分はこういうふうなことでこういうふうなことを進めていきたいと、ついては市民の皆様と、田村正彦、市長の考えも十分末端に浸透させて、やっぱり大議論して、100%の理解は、これは当然無理だと思います。民主主義ですから、多数決で勝ったほうがいいかと、そういう問題でもない。少数意見の尊重というのも当然ありますし、議会制民主主義であれば、合併協議会で決まったものに対しては、もうそのまま遂行していくのは当然のことだろうし、そのとおりだと思います。ただ、直近の民意というのは、12月の4日にそういうものが出ているのであれば、当然のことながらコメントなしというふうな話ではなくて、別に僕は無視しているとは言いませんけれども、ちょっとその辺、市長、一言で結構です。お願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 29 ] | 決して無視とか何かではなくて、私も今議会、きのう初めて請願拝見させていただきました。あの表題拝見しましてもそうなのですけれども、ちょっと我々の考えているのとは認識が違うなと。借金がふえるというような言い方書いていますけれども、現実には着実に借金も合併以後減らしているわけですから。合併前に積み重ねた借金を今まさに減らそうと、現実に減らしていますから。そういうふうなものも、表現の中には逆のほうな表現の仕方もなされていますし、それはそれとして、いずれ議会の議長に出たものですから、私がああせよ、こうせよ、こう考えるというのは、私は議会の皆さんの質問に対して、きちっと私の考えをいつも誠心誠意答弁によってしているつもりです。その答弁をぜひご理解いただきたいというふうに思いますし、また皆さんもご承知のとおり、常に広報等を通じていろんなグループの対話をこちらのほうから投げかけております。まさに重要な問題です。対話を投げかけているのだけれども、なかなか市長何考えているのだと、ちょっとこういう会合に来てくれと、そういう呼びかけがまだ、もう1年近くなるのに、1件もないと。こういう、私もじくじたる思い、もう飛び込んでいって説明したり、我々の考えていることを常に発信したいのですが、なかなかそういった機会が制限というか、つくれないというのが実態ですし、市民との対話集会開いても、1年間3カ所でやっても、3会場でたった40人かそこらしか来ていただけないと、そういうふうな状況もございます。いろんな意味で、行政としては市民との対話、いろんな行政課題に対しての対話というのを常にこちらは求めていると、広報も通じて求めておるということでございますので、ぜひそういった場面で市民とのコミュニティーというのですか、意思の疎通と、そういうものを私はぜひ図っていきたいというふうに思っております。 |
ただ、今請願に対してのコメントということになりますと、いずれ議会に六千数百名でしたか、きのう拝見しましたけれども、それくらいの多数の署名があったということで、きのうも米田議員との議論の中で、渡邊議員も多分聞いておったと思いますけれども、いずれ正確な情報、まずこれをきちっと出すと、それがまだ一般市民の皆さんには、出したつもりでも理解されていないということがありますので、やはりあの署名を受けて感じたことというのは、正確な情報をより早く、より多くの人に伝えていく努力は必要だなというのが私のその署名に対してのコメントというのですか、そうだと感じております。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 30 ] | では、そういう場を直近の六千何名、七千弱の人間の署名がとりあえず、これは議会のほうにですけれども、出ているので、そういう場をつくれば、対話集会の場をつくれば、逆に今反対署名運動している人たちの皆さんが市長、来てくれというふうな話であれば、大いにそういうものには参加して、その皆さんに説明はすると、そういうふうに理解しましたので、それでよろしいですね。 |
では、こういういろんな話しするのも、実は1通の投書が入っていたのです。これ、11月11日になっています。一応北郵便局のあれになっていますけれども、中身読ませてもらいますので。先般議会だよりを拝見するに、新庁舎に対する考えが少し感じられず、残念に思っています。あなたは賛成ですか、反対ですか。各議員の方に記名式のアンケートをとり、次回の議会だよりに一覧としての掲載をお考えいただきたい。現在の庁舎の狭さなどを理由に挙げている市長ほかの方は、まずみずからの机周辺を整理されることのほうが前向きな姿勢ではないか。市役所の職員の方にも同様のことが言え、いっぱいになっていないごみ袋を出している姿に、一般家庭では見られることのない光景に驚きさえありますと。1期目、どんどんご活躍いただく今の市民の声として、失礼を承知で出しましたと。近所だから、親戚だからというなれ合いの選挙はなくすべきだ。だから、今行動して、次につなげていただきたいと背中を押すような中身なので、この議員の人たちに記名式のアンケートどうこうという話は、これは議会のほうの話なのであれですけれども、この庁舎のこういう中身に関してはどういうふうに感じられるのかわからないですけれども、こういうのが来たと。9月の議会で僕が庁舎の件に関してあいまいな質問をして、あんた賛成なのか、反対なのかというふうな怒りの投書なのかもしれませんけれども、こういう投書がわざわざ来ているということは、ほかの何とかさんという人は、議員ほとんどの人に来ている人もいますけれども、庁舎問題に対してこういうふうに来ているということに対しては、やっぱり僕自身も議員として無視するわけにいかないし、考えなければいけないので、一般質問で取り上げさせてもらいましたけれども、市長のお考えは伺いましたので、両副市長、小林副市長、武田副市長、この件に関してちょっとコメントをいただきたいのですけれども、お願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 小林副市長。 |
◎副市長 小林順一君 [ 31 ] | お答え申し上げますけれども、いろんな投書といいますか、それはいろいろと参ってございます。来ております。それをやはり検討しながら、それを対応していくと。例えば今のようなごみ出す場合にも、そういった面につきましても、いずれ改めるものは改めて、そしてやっていこうという姿勢には変わりはないわけですけれども、そういった投書には誠意を持って対応してまいると、こういうことにしております。 |
○議長(瀬川健則君) | 武田副市長。 |
◎副市長 武田常徳君 [ 32 ] | コメントを求められても、なかなかうまく答弁できるかどうかわかりませんが、いずれ市民のお一方がそのような考え方でコメントを求めていると、このことについて、いろんな考え方のもとに出していらっしゃるというふうに受けとめましたが、その場合にやはり私どもも冷静に対応しなければならないのは、絶えずやっているつもりなのですが、住民の目線に立った行政を進めていくと、こういうことだろうというふうに思います。ですから、今のごみの出し方の問題もございましたが、そういうものについては真摯に受けとめながら実施していくということでございますし、それとまた庁舎の建設の問題というのは、これはまた一緒にお話しできるようなことではないのではないのかなと、このように思います。住民の行政に対するご提言というふうなことにつきましては、真摯に受けとめながら対応してまいりたいと、このように思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 33 ] | 名なしの権兵衛で投書入って、渡邊議員、あなたは庁舎建設に賛成か、反対かという話ししたので、答えようがないので、現在の中身であれば、僕は個人的には考える余地があるのではないのかと、反対のほうの考え方ではいますけれども、将来的に27年までに庁舎は建てなければ、特例債、あれ使える期間がそれぐらいあると。そういう中身の中でいろいろ議論していくのであれば、できれば1年でも2年でも先送りして延ばしながら、皆さんに議論をして、理解をして、そして納得してもらって、それでやっぱり市長が考えている中身、両副市長さんが考えている中身というのもほとんど伝わっていないような気がします。現場でいろいろ話聞いてみると。会長さんが役場職員の方に署名運動をお願いしたいという話ししたら、いや、ちょっと書けないと。では、口頭でどうなのですかと言えば、いや、反対ですという人も当然いました。あとは、全然コメントしてくれない人もいましたと、そういう話までしていたので、焦ることもないですし、ゆっくりというふうなこともできないでしょうけれども、田村市長、西根町議会から県議、そして今八幡平市の市長になっておられます。やっていないのは国政だけでしょうけれども、やっぱりトラは死して皮を残すし、人間は死して名を残さなければいけないと思うので、市長、八幡平市の市長として名前を残すような形の中で、対話集会を何遍もやりながら、先送りというような言い方はちょっと適切ではないと思いますけれども、とにかく7,000名の市民の人たちがやっぱりそういうふうな署名を直筆で書いて提出しているのですから、その辺はやっぱりきちっとした論議、議論をして、両副市長も参加されて、皆さんに説明をして、それで検討委員会もいいのでしょう、流れの中だから、それやらなければいけないはずだから。ただ、やっぱり何も文句がなければというか、ないのであれば、こういう投書も入らないし、署名運動も起こらないはずだから、その市長選のしこりがどうこうと考える人もいるとは思いますけれども、そういうものも僕は関係ないと思うし、やっぱり建てるべきか建てざるべきかというふうな話に対しては、しっかり市長、議論してください。とにかくそういう場を設ければ、いつでも出向いて説明はする用意、準備はあるというふうな話、市長はされましたので、早速きょう晴山さんのほうにその意思を伝えて、そういうことだから、会場を準備しながら日にちをセッティングして、それで総務のほうでもいいし、いろいろ話ししてくださいということはお伝えしますので、何とか市長、そういう形でよろしくお願いしたいと思いますけれども、最後のコメントだけお願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 34 ] | 渡邊議員ご承知のとおり、市長になって2年間、この議会で庁舎問題については物すごい議論していました。毎定例会。皆さんはそれをお聞きになっている。私の市としての考え方も、反対の人の考え方も聞いていますよね。そういったことが全然市民の皆さんに伝わっていない。これも判断をできない大きな要素になっているのではないのかなというふうに思っておりますし、もう議員聞いていておわかりのとおり、誠心誠意質問にはきちっとお答えをしているつもりでございますし、そういったことを市民の方々が望むのであれば、これは当然出ていって議会にご説明申し上げているとおり説明もしなければならないし、議会ではこういう話をしていますよと、こういう話も当然しなければならないというふうに思っております。ただ、その時期的なものは、やはり検討委員会、今基本構想の検討委員会を立ち上げております。それがまとまって、基本構想がある程度まとまった時点でそういったものをやはり公表しながら、理解を求める努力は必要ではないのかなと。そういった必要性、あるいは望まれる場合は積極的に出ていってお話をしたいと。ただ、時期的にはまだ基本構想そのものがこれから出てきますから、それを無視して私が勝手にああだこうだということも、これはいかがなものかというふうに思いますので、基本構想が出次第、そういった構想そのものもお示ししながら、対話集会的なものにも積極的に出ていきたいというふうに思いますので、よろしくご理解賜りますようお願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 3番、渡邊正君。 |
◆議員 渡邊 正君 [ 35 ] | ありがとうございます。そうしたら、時期的なものとか、そういうものに関しては、また会の代表の方とお話ししながら詰めてもらいたいと思いますので、あくまでその流れの中での説明は誠心誠意していると、それはそういうふうに思います。ただ、意思が伝わらないと説明していないのと同じように多分感じられる人もいますし、同じ授業を受けても100点取れる人もいるし、半分の50点や30点しか取れない人もいるし、それは聞く能力、偏差値だと言えばそれまでかもしれないですけれども、行政の立場として強い者ではなしに、弱い者の立場に立って、副市長も言われているとおり、目線に立っての行政活動、行政サービスというのは大切だと思いますので、自分の目線でやっているのではないかという話ではなしに、やっぱりわからなければわからないなりに、そういうふうに説明責任というのは当然あると思いますので、しっかり説明をして、大議論をして、しっかり理解してもらって、物事を進めてもらいたいと切に思いますので、今後よろしくお願いしたいと思います。 |
以上で質問を終わります。ありがとうございました。 |
○議長(瀬川健則君) | これで渡邊正君の質問を終わります。 |
次に、通告順位7番、大和田順一君。 |
〔議員 大和田順一君登壇〕
◆議員 大和田順一君 [ 36 ] | 議席番号18番、緑松会の大和田順一です。質問をさせていただきます。 |
初めに、各種土地の利活用についてでございます。農と輝の大地のキャッチフレーズのもと、合併して2年3カ月になります。まさに市の発展のため、鋭意ご努力をいただいている最中でありますが、今後の着実なる発展のための一つに、土地利用の活用によりまして大きな影響を与えるのではないかと思います。そういう意味で、国土利用計画法、都市計画法、森林法、自然公園法、農業振興地域の整備に関する法律等の各種土地利用関係法や諸制度に基づいた土地及び市有地等の利用計画から適正かつ有効な土地利用を図ることが市の発展につながると思います。次の点について伺います。 | |
1、農業振興で旧3町村ごとの施策の違いによる統一化が必要とうたわれております。その内容と進捗率についてお伺いいたします。 | |
2といたしまして、農用地利用計画から農用地や宅地開発、工業用地、商業地、都市計画等における現況と申しましょうか、進捗率と喫緊の有効利用促進策についてお考えがあるか伺います。 | |
3といたしまして、西根バイパス開通による沿線の土地利用の考えをお伺いいたします。 | |
4といたします。市の経済活性化や雇用促進が急務であります。企業誘致に向けての土地利用に思い切った策が必要と思いますが、考えをお伺いいたします。 | |
2つ目でございますが、民生委員のあり方についてお伺いいたします。高齢化社会や過疎化が進む中、市の地域福祉を支える上で民生委員の役割は増すものと思っております。市町村合併により民生委員の数の基準変更などによります市の福祉行政推進のために諸課題が発生するものと思います。そういう点も踏まえまして、次の点について伺います。 | |
1といたしまして、日ごろの民生委員の活動に当たり、補佐及び支援できる体制が必要でないか。 | |
2といたしまして、3年後の民生委員の定数についての考えと取り組みをお伺いいたします。 | |
3つ目、燃料高騰による影響と対策についてでございます。石油高騰による石油類の高騰や価格転嫁による生活必需品等の値上げなどによる全国的な影響は大きいと考えます。冬季を迎え、燃料等の高騰は市民生活や生産等、市の除雪や各運営に影響を与えるものと考えます。次の点についてお伺いをいたします。 | |
1、市財政運営での影響はどうか。 | |
2つ目に、給食センター、第三セクターの影響はどうか。 | |
3つ目、市民生活と生産にかかわる影響をどうとらえるかお伺いをいたします。 | |
よろしくお願いいたします。 |
〔議員 大和田順一君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
〔市長 田村正彦君登壇〕
◎市長 田村正彦君 [ 37 ] | 大和田順一議員のご質問に順次お答えを申し上げます。 |
まず、第1点目の農業振興で旧3町村ごとの施策の違いによる統一化の内容と進捗率はというご質問でございます。農業振興地域整備計画につきましては、農業振興協議会等で協議をしていただき、平成19年4月に八幡平市として策定をいたしているところでございます。計画書の策定に当たりましては、高齢化の進行や農業所得の減少による離農者がふえ、また地域に農地を集積し、規模拡大を目指す農家がいないこともあり、農地の遊休化が生じている状況を踏まえながら、集落での営農組織を育成するなど、効率的な機械作業等の営農ができる環境を構築していくことを念頭に置いております。また、農用地区域の設定につきましては、事前に除外申請を取りまとめ、岩手県等との協議を重ね、除外要件に該当する15ヘクタールを除外しておりますが、基本的には旧3町村の考え方を踏襲し、区域設定をしておるものでございます。なお、この計画は5年ごとに見直しをすることになっております。 | |
次に、2点目の農用地利用計画から農用地や宅地開発、工業用地、商業地、都市計画等における進捗率と喫緊の有効利用促進策ということでございますが、農用地利用計画につきましては、ご質問にあります八幡平農業振興地域整備計画書の中に農用地利用計画といたしまして、農用地の有効利用の促進、宅地開発の促進、工業用地等の有効利用の促進、商業地等の有効利用の促進、都市計画の推進が盛り込まれております。この中の1つ目の農用地に関する農用地の流動化や利用集積の推進についてでございますが、全国的に営農者の高齢化による労働力不足、採算面からの後継者不足等に起因した農業離れが進む中にあって、自己保全や調整水田、耕作放棄地が生じている状況にもございます。このため、生産基盤の確保、整備と農用地の流動化や利用集積を目的に、機械化を基本に集落営農の推進、担い手農家の育成に努めているところでございます。 | |
2つ目の宅地開発に関する計画的な宅地開発の促進についてでございますが、市域、市内における乱開発を防ぐために、2,000平方メートル以上の開発事業につきましては、八幡平市宅地等開発要綱を定め、無秩序な宅地等の開発の防止をし、均衡ある発展に資するため、事業者に協力を要請しているところであります。また、生活道路の改良舗装及び上下水道の整備を計画的に進め、快適な生活環境の形成を目指すなど、個人住宅の誘致にも努めておるところでございます。 | |
3つ目の工業用地についてでございますが、企業の海外シフトや低迷する経済状況から、企業誘致は厳しい状況にありますが、高速情報通信網の整備エリアのPR、高速道のインターチェンジへのアクセス網を生かした立地条件など、雇用確保の増加に向けて引き続き企業誘致に努めてまいりたいと考えております。 | |
最後に、商業地並びに都市計画地域でございますが、現在国道282号沿線には大規模小売店、自動車販売会社、コンビニエンスストア等が立地をいたしておりますが、西根バイパスの開通に伴いまして、バイパス沿線へのシフト並びに住宅の立地が想定され、適切な土地利用誘導策が求められてまいります。 | |
以上の各種利用形態を踏まえながら、今後策定を予定いたしております国土利用計画八幡平市計画に向けて、各種土地利用関係法や諸制度に基づく計画的な調整を行うなど、適正な土地利用の確保を図ってまいりたいと考えております。 | |
3点目の西根バイパス開通による沿線の土地利用の考えはというご質問でございます。一般国道282号西根バイパス第1期工区は、来る12月28日に開通式が岩手県主催によって開催される予定でございます。この開通によりまして、高速交通ネットワークの整備効果がさらに発揮できるものと考えております。ご質問であります西根バイパス沿線の土地利用についてでございますが、土地利用の最上位計画であります国の土地利用に関する基本理念を定めた国土利用計画全国計画が平成19年度中を目途に策定される予定となっております。全国計画を基本とする国土利用計画岩手県計画は、平成20年を目途に策定の予定となっております。そのため、国土利用計画八幡平市計画は、岩手県計画を基本とすることからまだ未策定であり、これまで旧町村で策定してまいりました国土利用計画にのっとり、土地の有効利用の促進に努めてまいりたいというふうに考えております。西根バイパス周辺につきましては、平成8年に策定いたしております国土利用計画西根町計画では、今後商業、工業用地あるいは住宅団地として開発されることが予想されることから、無秩序な乱開発を防ぎ、農業施策との調和を図りつつ、景観に配慮したものになるよう誘導すると、そのように規定をされております。本市計画策定までの間は、この理念を基本に、適正な土地利用に努めてまいりたいというふうに考えております。 | |
4つ目の市の経済活性化や雇用促進が急務であると、企業誘致に向けての土地利用に思い切った策が必要と思うがということでございます。企業誘致は、地域経済の活性化と市民の就労機会、定住人口、所得確保を図ることが極めて肝要であり、重要施策であるというふうに認識をいたしております。そのためには、工場用地の先行取得や工業団地整備など、企業誘致に向けた土地利用策も必要というふうに考えております。考え方の一部には、工業団地整備も考えておりますが、これは多額の投資が必要となることから、国内の経済情勢や企業ニーズ等を見きわめながら、あわせて財政の状況を考えながら慎重に対応すべきものと認識をいたしております。全国でも話題になっておりますところの多額な先行投資による造成済み工業団地の売れ残りについて、新聞等でも報じられているなど、大変厳しい状況でもあります。このことから、自然環境と高速交通網に恵まれた利点を生かしながら、当面はオーダーメード方式による土地の有効利用した企業の立地を誘導するとともに、土地のリースあるいは割賦販売制度の創設など、多様な企業ニーズに応じた土地の有効利用を検討しつつ、企業立地を取り巻く環境等を見据え、企業誘致活動を展開してまいりたいというふうに考えております。 | |
次に、民生委員のあり方についてのご質問でございます。第1点目として、活動に当たり、補佐及び支援できる体制が必要ではないのかについてでございますが、ご承知のとおり民生委員の配置につきましては、民生委員法第3条で民生委員は市町村の区域にこれを置くと規定されております。ことしは民生委員の一斉改選が行われまして、12月1日から3年の任期による新たな民生委員、児童委員及び主任児童委員が任命されたところでございます。市といたしましても、地域福祉サービスを確保するため、日々の活動を行っていただいております民生委員の存在は不可欠でございます。民生委員の活動でございますが、民生委員法第20条第1項で民生委員協議会を組織しなければならないと、そのように規定されております。活動母体である法定民生委員協議会が西根地区、松尾地区、安代地区の3組織がございます。それを統括する八幡平市民生委員協議会という組織体制で活動をされております。地域協議会において月1回の定例会が開催され、委員相互の情報交換を行っており、市といたしましても活動補助金を助成し、支援いたしているところでございます。今後も高齢化や家庭環境の変化などにより、民生委員の役割が重要となり、そのためにも担当区域の民生委員だけではなくて、今まで以上に地域のボランティアの方々との連携や社会福祉協議会、自治会組織などと連絡を密にし、地域総ぐるみで活動を支援していかなければならないというふうに考えておりますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げたいと思います。 | |
2点目として、3年後の定数についての考えと取り組みについてのお尋ねでございますが、民生委員の定数につきましては、民生委員法第4条で国の定める基準に従い、都道府県知事がその区域を管轄する市町村の意見を聞いてこれを定めると規定されております。基準内容でございますが、人口10万人未満の市の場合は120世帯から280世帯ごとに民生委員1人の配置となっております。また、町村の場合は70世帯から200世帯ごとに1人の配置というふうに規定されております。当市では、民生委員、児童委員の定数は99人でございまして、内訳は西根地区51名、安代地区30名、松尾地区18名、また主任児童委員の定数は7名で、内訳は西根地区3名、安代2名、松尾2名となっております。民生児童委員、主任児童委員合わせて106人体制でございます。今回の一斉改選では、町村合併し、新市が誕生いたしましたが、合併間もないことから、現状定数のとおり配置をお願いしたい旨を要望いたしてきたところです。県からは、激変緩和対策等により、地域の実情を理解していただいたものであると認識をいたしております。 | |
市町村合併により市になったことで基準変更となることから、3年後の平成22年の一斉改選期においては、配置基準に基づく市の定数を考慮しながら、早目に民生委員協議会の協議を踏まえながら担当地域の見直しを図るなど、あらゆる面から検討をし、定数減に対応した方向策を考えてまいりたいというふうに考えてはおりますが、その前段として、先ほども申し上げましたとおり、全国で新しい市が誕生し、町村が市に合併して町村も大幅に減少しているというのが実態でございます。そういった実態を踏まえた場合に、新たな民生委員の基準変更は、全国的にも福祉行政を後退させると、そういう意識から、市長会、町村会ともどもになって、何とか現行の基準を存続すべきという運動を展開していきたいと、かように思っております。今後とも国の施策を重視してまいりたいというふうに存じておりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。 | |
次に、燃料高騰による影響と対策についての質問の市財政運営と給食センターへの影響についてのお尋ねでございます。燃料高騰による財政に対する影響は、間接的には需用費の中の燃料費にあらわれてまいりますし、間接的には電気料や輸送費の値上がりによる製品製造のコストの状況によりまして、市が予算措置する物件費等に影響が出るものと予想をいたしております。また、将来的に建設資材が高騰しますと、普通建設事業等にも影響が出てくるものと考えられますが、間接的影響を把握することは非常に困難でありますことから、直接的影響額としての燃料費についてお答えを申し上げたいと思います。平成18年度と今年度の予算措置額を比較いたしますと、平成18年度における燃料費の最終予算額は1億2,153万円、今年度の予算措置額は、今定例会にお願いいたしております補正予算額を含めまして1億3,342万円となっております。したがいまして、現状に対する予算措置額は、昨年度と比較いたしまして1,189万円で、率で10%の増加ということになっております。また、給食センターにおける燃料費につきましては、平成18年度決算で951万円となっておりますが、平成19年度におきましては1,043万円程度かかるものと想定いたしておりまして、92万円ほどの増加が見込まれておるところでございます。しかしながら、12月1日から再度燃料費の大幅な値上げが実施されましたので、今後の燃料価格の動向いかんでは、各施設の燃料費に不足を来す可能性もあることから、3月定例会において再度補正予算措置をお願いせざるを得ない状況が発生するのではないかというふうに考えております。燃料価格の高騰が一時的なものであれば、財政的影響も比較的小さく済むわけでございますが、高どまりのまま長期的になった場合には、相当な影響が出るものと心配をいたしております。 | |
次に、第三セクターへの影響についてでございますが、重油の高騰状況を見ますと、11年度1リットル20円から19年11月には75円というふうになっております。3.75倍の上昇を示しております。合併予定4社の燃料費は17年度3,288万円、18度3,516万円と増加をしております。各社とも燃料の高騰を考慮しながら燃料節約対策を実施してきておりますが、高騰分を埋めるにはほど遠く、19年度は前年対比490万円程度の支出増が見込まれております。特に燃料比率の高い焼走り温泉館におきましては、夏場のボイラー運転を通常の2機運転から1機運転に絞り、経費の節減対策を講じたところでございますが、250万円程度の燃料費の増加がそれでも見込まれるということでございます。今後の方向といたしましては、燃料節約は当然のことながら、地球温暖化対策も含めて検討するとともに、支出削減だけでは限界もあることから、燃料高騰に見合う入浴料の引き上げも検討課題としてとらえております。 | |
次に、3点目の市民生活と生産にかかわる影響をどうとらえるかでございますが、世界的な原油価格の高騰によりますガソリン、灯油、軽油などの石油製品の価格が上昇いたしておりまして、市民にとっての燃料、特に本市のような厳しい冬の暮らしにおける暖房用の灯油は生活必需品となっておりまして、この時期に来ての石油製品の高騰は市民生活に大きな影響を与えるものというふうに考えております。市の契約単価から見た場合、昨年11月の灯油は1リットル当たり83円、本年12月は102円でございまして、1世帯年間平均使用量を1,100リットルと仮定いたしますと、約2万円の支出増となり、家計への影響は深刻であると考えております。サービス業を営んでいる方のお話では、これからスキーシーズンを迎えるが、暖房等燃料の高騰による料金への転嫁もままならないため、今後の経営継続に大きな影響があるだろうというご意見をお持ちの方もいらっしゃいます。また、農業ではハウスでの野菜等の栽培にも影響し、燃料節約による栽培に必要な暖をとらないことによる収量の減少や価格低迷の中での燃料高騰を起因とした生産意欲の減退にもつながっていくことも懸念されているところでございます。さらに、農業のみならず、製造業、流通、運送事業者の運賃値上げへの影響、企業の流通過程における輸送経費の増大による経営圧迫など、深刻な影響を与えているものと考えており、今後日常生活用品や食料品などにも影響が出てくることが予想されていることから、国における石油製品価格に対する調査、監視、指導による適正価格と安定供給への早急な取り組みの必要を機会をとらえながら県及び市長会を通じまして国へ要請してまいりたいと、そのように考えております。 | |
以上、演壇からの答弁にかえさせていただきます。 |
〔市長 田村正彦君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 38 ] | それでは、自席から質問させていただきます。 |
各種土地の利活用という面でございますけれども、その前段でお聞きいたしましたけれども、農の部分ではまさに第1次産業の振興ということで、同じ思いを持ちながらそれぞれ鋭意努力をいただいております。そういう意味で、集落営農あるいは担い手等においての土地集約、あるいはその規模拡大等によるそのような努力はいただいている中で、なかなか解消できない部分もございますので、質問させていただきましたけれども、遊休農地、耕作放棄地について若干再質問させていただきますけれども、この件に関しては大変農業委員会等のご努力をいただいているという認識はございます。そういう意味で、先ほど3地区の現況と申しましょうか、そういう統一化に向けた作業に入っているというお話をお伺いいたしましたけれども、この状況と申しましょうか、3地区のそのような遊休農地、耕作地などについては、ある程度把握済みなのか、そしてそのような土地について、特にも集落営農あるいは担い手さんへの集約も含めて解消された部分がここ数年あるのか、まず初めに聞きたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 農業委員会事務局長。 |
◇農業委員会事務局長 菊池正男君 [ 39 ] | お答えいたします。 |
まず、市内の耕作放棄地面積でありますが、2005年の農林業センサスによりますと、西根地区が110ヘクタール、松尾地区が73ヘクタール、安代地区が50ヘクタールということで、合わせて233ヘクタールに達しておりまして、これが年々増加傾向の状況にあります。このため、農業委員会といたしましては、農業農村の代表する行政機関でありますので、優良農地と担い手農家を守り、そして生かすという運動方針を掲げて、委員さん方から活動、あるいは実践をしていただいております。その中で、昨年度からこの市内全域の遊休農地の実態調査を実施し、遊休農地の実情把握などに努めているところであります。 | |
その中で、遊休農地の解消実績ということでございますが、昨年度の調査結果を現地で踏査したものでございますが、11月末現在でございますけれども、2.8ヘクタールが解消されてございます。その内容、内訳でございますが、西根大更地区に2件といいますか、2カ所で2.5ヘクタール、そして松尾地区はありませんで、安代荒沢地区がやはり2件で0.3ヘクタールがございました。これは自己所有はゼロでございまして、あくまでも利用権を設定しておりますものの田んぼでございます。いわゆる自己保全管理で不良管理しているところを借り手が年に2回ないし3回耕起していただいたというものを地区の農業委員さんからご報告を受けた数値でございます。 | |
それでは、取り組み状況ということでございますが、月ごとにご報告をいたします。ことしの1月でございますが、委員さんの発案によりまして、農地部会長を委員長として遊休農地対策委員会を農業委員会の中に立ち上げました。そして、この遊休農地の重要課題に取り組んでいくということにいたしてございます。それから、6月でございますが、一般市民農家向けのPR用といたしまして、市内の各集会施設等に、今年度は農業委員さんも35人おりますので、35カ所に啓蒙、啓発用のポスターを掲示いたしたものでございます。また、これにつきましては来年度も35カ所を予定しているところでございます。それから、7月に入りまして、田村市長を招いてということで、市長を囲んでの農地対策懇談会を開催してございます。遊休農地など、その他農業問題についていろいろご指導、ご議論をいただいたところでございます。それから、8月でございますが、遊休農地対策委員会の会議を開催いたしまして、ちょっと名称が長くなりますが、耕作放棄地防止適正管理実証化事業を導入しようということで決定をいただきました。そして、農地パトロール強化月間の設定期間を11月に定めるということも協議決定をいただいたところでございます。この耕作放棄地防止適正管理実証化事業でございますが、これは実はこの事業、東北農政局のほうからの通達事業でもありまして、ことしを初年度といたしまして3カ年計画での継続事業で実施するものでございます。したがいまして、今後の取り組みがポイントになるわけでございますが、農業委員さんにはいずれ農業を支える基盤は優良農地であるのだということは一同一致した認識をされておりますので、昨年度あるいは今年度実施した実地調査を、それを把握したことに基づきまして、次年度以降ですが、20年、21年にその成果と申しますか、防止対策なり、解消対策については農林課あるいは支援センターと連携し、協力を得ながら、そしてその必要に応じては強行になるわけでございますが、法的な措置も含めて改善策あるいは検証を行っていくという手順、あるいはスケジュールを持っているところでございます。また、来年1月の末でございますけれども、認定農業者協議会の役員の方々との意見交換会を開催する運びになってございます。その中でも農業委員会のほうからこの八幡平市の遊休農地の解消をどう進めるかというテーマに課題提起をいたしまして、意見交換を深めるという予定になってございます。 | |
以上、遊休農地に係る活動、取り組み状況の報告ということでございます。よろしくお願いいたします。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 40 ] | ありがとうございます。多分今後につきましても、農業委員会のそのような、特にも対策委員会等を立ち上げていただきまして、そういう手だてを講じているということでございますし、まさに農地になる優良農地等の維持、そして遊休農地にならない手だてというものについてはよろしくお願いしたいと思いますし、特にも転作田などを見ましても、大変優良農地であろうと、八幡平市にとっては優良農地であろうと思う場所についても若干そういうところが見受けられますので、そういう点もなかなか農業情勢もありますが、高齢化を迎える中での調整等については、よろしくお願いをいたしたいと思います。時間がないので、答弁はよろしいです。 |
そういう意味で、先ほどの答弁にもいただきましたけれども、国土利用計画法等による国土利用というものが基本になると思います。そういう意味で、優良農地等のまさに農地になるところ、あるいは耕作放棄地、あるいは山沿いにある部分等の休まれている土地などについての農地以外の利用価値があるところ、利用適地と申しましょうか、そういうとらえ方も今後の土地利用の計画には入れる必要があるのではないかと、このように思っております。また、森林に戻すということも考えられるのか、そういう意味での手直しということが必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはお考えをお聞かせいただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 農林課長。 |
◇農林課長 高橋末男君 [ 41 ] | お答えいたします。 |
まさに今現在この土地利用につきましては耕作放棄地あるいはバイパス開通したということで、重要な問題といいますか、課題といいますか、そういう状況にあるということでございます。農振法上のお話でございますが、いわゆる農業振興地域に関する法律に基づきます農振計画のことでございますが、山沿いの地域につきましては、大和田議員ご質問のとおり、山に囲まれたようなところ、あるいは農地として利用が適さないようなところ、それらにつきましては森林、山林としての利用を推進するというようなことでの考え方が今示されてきておりますので、そういう土地を所有している方からの申し入れ等があれば、その所有者の申請に基づきましてそういう取り扱いをしていきたいというふうに思っているところでございます。また、本来農振農用地といいますのは、農林課サイドから申しますと、農用地としての利用を推進するというのが基本でございます。しかしながら、農用地としての利用を推進するにつけましても、一体的な農用地として利用が推進されるところ、あるいは部分的に、あるいは農地以外に活用されることが適切であるというようなところにつきましては、そのとき、そのとき時点でその所有者等からの申請に基づきまして農振地域、農振区域内の農用地の除外の手続をとらせていただいているところでございます。この農振除外の手続といいますか、そういう案件につきましては、個別的なその場所場所を把握しながら除外の手続をしていただいているところでございますので、全体的な土地利用計画、国土利用計画の八幡平計画ということになりますと、これはまた所管課のほうでの国土利用計画上での取り扱い、あるいは計画がなされていくものというふうに思っております。 | |
以上でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 42 ] | 農振法に基づけば、やはりそういう意味での保護すると、そういう形での農業の振興ということはやむを得ないと、このように思っております。そういう意味で、放棄地だけにかかわらなかったわけでございますけれども、八幡平市の発展をするという意味では、有効活用という意味で、利用適地という意味では、商業地域、工業地域あるいは宅地の誘致というようなことも含めて、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、そういう計画をしっかりと立てて、早期に実施をしていただきたいと、このように思うわけでございますし、旧西根町でもこの西根バイパスの決定あるいは開通を目指したときに議論されてきたものと思いますけれども、このバイパス沿線、特に第1工区が12月の28日に開通ということで、第2工区も含めましてその沿線の土地利用というか、活用と申しましょうか、そういう点でもうちょっとお聞きいたしたいと思いますが、バイパス自体については交通の安全性あるいは利便性など、特にも通過型を求めるためにバイパスがつくられるものと理解しておりますけれども、ただ市といたしましては通過型でない地域振興のあり方ということの中で、その土地利用の施策が必要ではないかと思っておりまして、それぞれ今第1工区で見ますれば、恐らく農振地域が非常に多いという意味も含めまして、農業振興に当たりましては、やはり農業、農地を守るという観点もありますけれども、例えば西側の地域については都市計画法あるいは準商業地などの規制もかけながら、その計画を着実に進めていくのも街並み形成、あるいは産業の誘致というような面では、先ほど市長の答弁にもありましたように、松川から八坂神社でしょうか、あの付近まである自動車の営業所あるいはお店などについても、大分車の流れについても変わってくるのではないかと、このように感じておりまして、その辺についてどのように見るのかということと、やはりその西側については若干の民間活力を入れられる、投資できる計画も必要ではないかと、このように思いますので、その辺についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 総合政策課長。 |
◇総合政策課長 岡田 久君 [ 43 ] | 先ほど市長が申し上げましたけれども、バイパスとはちょっとまた角度が異なるのですが、今大更西線という西根中学校から松川に抜ける道路があるわけなのですけれども、その中に、去年なのですが、宅地開発指導要綱ということで2,000平米を超える場合、市のほうでさまざまな開発にご協力をお願いするということで事前協議をお願いしていますが、今年度大体2,000平米ちょっと超える程度だったのですけれども、宅地開発の申請が出てまいりました。場所につきましては、現地は原野というふうな形でとらえたのですけれども、そのような形で徐々にやはり宅地が開発されてくると。バイパス沿いにつきましては、やはり今現在、先ほど渡邊議員さんのご質問にもありましたけれども、大更駅の東側、バイパスとの間がさらにまた宅地化されてくると。特にも最近両沼、松子の周辺にかなりアパートが建ってきているという実態がございます。その中で、やはりバイパスが12月に開通されますので、さらにこれからまた誘導されてくるものと思いますが、これにあわせまして、先ほど申し上げましたが、国土利用計画の第4次岩手県計画が20年の大体7月、8月ごろ県議会のほうで議決されるやに聞いておりますので、それを待ちまして、市の計画をさらに進めてまいりたいと思っておりますし、この計画につきましては国土利用計画法の第8条で市町村議会の議決が必要だということにもなっておりますので、さらにまた農振が現在ありますが、その見直し等も含めまして、また都市計画との整合性も図りながら計画をつくりまして、その考えをまとめてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 44 ] | 一応20年度に県の国土利用についての計画、その後にまた市の計画ということになろうかと思います。そういう意味では、バイパスだけではなくて、282号線、荒屋新町、田山も含めて、この一つの大きな流れの中で、ぜひともその利活用の策定については特にもよろしくお願いしたいと思います。そういう意味での小さな企業の誘致等も含めて、定住化促進につながるのではないかと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。 |
次に、民生委員のお答えでございました。市長答弁にありましたように、地域の協力をいただきながら、補佐の役割を果たしていきたいということだろうと思っております。ちょこっとここでお聞きしたいことは、民生委員さんにつきましては、日ごろの活動の中で地域の住民の見守りやら支援、多岐にわたるという点でありますけれども、現況においてちょっとお聞きいたしましたところ、例えば敬老会等の方々の出欠の確認について、その地区の担当者がお一人で、100戸なら100戸、200戸なら200戸回っていられるという状況をお聞きいたしました。そういう意味で、特にもこういうものについては、関係行政や福祉事務所の協力をするという中でも非常に負担が重いのではないかと、このように思っておりましたので、そういう意味での協力体制というものを若干相談をしてつくっていただかなければならないのではないかという意味で、先ほど市長の答弁にもありました地区社協とか、あるいは自治会も含めて、そのような協力体制というものをつくっていただきたいと、このように思いますけれども、その辺についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 地域福祉課長。 |
◇地域福祉課長 佐々木幸雄君 [ 45 ] | お答えします。 |
まず、今敬老会事業の関係で話ありましたけれども、これは長寿社会課のほうの関係になりますが、まず民生委員という立場のほうから私なりに答弁させていただきます。これは、一応民生委員法、さっき答弁したとおり地区社協、あるいはそういうふうな方々と連携しながらそういうふうな体制にすることは、これは今もやっていることですが、またさらに進めていかなければならないなと感じておりますし、特にもこういうような全市で取り組むような事業の参加取りまとめについては、何とか民生委員さんもしかりながら、行政連絡員というのには班長さん、隅々まで班長さんまであると思っております。そういうところで取り進めながら、一緒になってまた連携しながらやれれば、取りまとめについては一番うまく事業といいますか、行事が進行していくのではないかなと私なりには感じておりますが、また民生委員という中身からいきましても、またそれに対しましても連携をとりながらやっていくことが必要であろうと考えております。よろしくお願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 46 ] | 民生委員さんの活動については、やはりその地域の全戸を対象にお一人でやるというようなことについては、極力検討いただきながら改善をしていただくことが、さきに質問しておりました民生委員の定数の基準ということにかかわる中で、協力体制をつくっていただきたいと、このように思っておりましたし、市長申されましたように、国への要望ということも、これも必要ではないかと、このように思っております。 |
時間もありませんので、次に進ませていただきますけれども、恐らく石油の高騰については種々大変影響を受けていると、受けると。特にも厳寒になってくる時期を迎えまして、影響を受けているという点でございますが、先ほど答弁にありましたように、今需用費等の説明をいただいた中に、多分今後は恐らく工事の入札価格やら、契約も含めてですけれども、工事請負、委託料も含めて若干の影響は出てくるのではないかなと思っております。そういう意味で、若干なのか大きいのかちょっとあれですけれども、そういう意味では今般の補正では大きな数字は出てこなかったようですけれども、3月までには幾らかは出てくるのかなという思いがしております。そういう意味で、公共施設の管理のあり方、例えば庁舎の温度の管理というもの等についてはご努力いただいておると思いますが、公民館あるいは特に保育園とか幼稚園、小中学校などにおいては、やはり鋭意ご努力をいただきたいと思いますが、その辺についてはどのようになっているかをお伺いいたします。 |
○議長(瀬川健則君) | 財政課長。 |
◇財政課長 佐々木正志君 [ 47 ] | 答弁いたします。 |
公共施設の燃料費でございますけれども、当初予算措置いたしました中で徐々に不足しておりまして、補正予算等をお願いしておるわけでございます。ただ、その予算の執行に当たっては、補正もやむを得ない状況にあるわけでございますけれども、くれぐれもその予算措置の中で対応していただいて、やむを得ない部分の要求ということで各課にはお願いいたしてございます。ただ、やはり学校とか保育所の中で、ただ単純に予算が厳しいから温度を下げるとか、燃料を使わせないとかというわけにはまいりませんので、その辺は各現場で常識的な範囲で対応していただくようにはお願いはいたしてございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 48 ] | ありがとうございます。そういう意味では、どうしてもこのような施設についてはよろしくお願いしたいと思います。庁舎については、できるだけご努力をいただければと思います。 |
それから、今般の問題の中にもありましたが、国も一つの緊急原油高対策というものを示しながら支援をしたいということが決まりつつありますが、低所得者への支援という意味では、今般の国の報道を見ますと、市の財政負担をしながら、支出した分については国が支援をするというようなことを私は記憶しておりますけれども、そういう意味での八幡平市といたしまして、特にも我慢して病気になられるとか、そういう方がないような対策と支援ということについて、お考えをお聞かせいただければと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 企画総務部長。 |
◇企画総務部長 小野寺光正君 [ 49 ] | 国の緊急対策の文書が参っておりまして、寒冷地におきます生活困窮者対策などの地方公共団体への自主的な取り組みへの支援といったことがその中に入っております。これらの係る経費につきまして、特別交付税の支援を行うといった中身でございまして、市として生活困窮者に対する対策というふうなことに持っていくかといったことについては、これから内部で検討させていただきたいというふうに考えております。 |
以上です。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 50 ] | 種々そのような形でご検討をいただきたいことと、そういう方々に対しての相談窓口等についての設置、特にも民生委員さん方の活動もそうだろうと思いますけれども、そのような窓口の設置も必要ではないかと。そういう意味で、燃料代に回したことによって、各種税や税外の特に滞納等についても発生しないとも限りませんので、そういう意味での相談窓口については、できればつくっていただければ、対応できるような体制をとっていただければと思いますが、いかがでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 生活福祉部長。 |
◇生活福祉部長 大森力男君 [ 51 ] | 岩手県では、石油価格の高騰によりまして、消費生活の相談窓口を開設するということにいたしておりますので、県と連携をとりながら、市民の消費生活、この相談窓口、これは市民課になろうかと思いますが、そこと話をして設けてまいりたいというふうに考えております。 |
以上でございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 18番、大和田順一君。 |
◆議員 大和田順一君 [ 52 ] | 最後になると思いますけれども、除雪の関係でございます。こういう形で燃料等についてちょっと高騰しているという意味では、今後除雪のことについてでございますが、サービスを落とさないようにということでお願いしたいわけですけれども、松尾地区についてでございます。安代地区も同じだと思います。そういう意味で、関連すれば西根もそうですが、特に外部からの観光客への安全とサービスという面で、特にも除雪については力を入れてきた点もございます。そういう意味で、この体制というものについては、特に市民生活も含めて鋭意ご努力をいただきたいと思いますけれども、その辺についての考えをお聞かせいただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 53 ] | お答えします。 |
燃料絡みではないのですが、いずれ除雪につきましては今まで従来同様な形で一気に落とさないようにちゃんと確保してまいりますので、なお突発的な雪の降り方とか、あるいは気象の条件等、地域によっては違うのですが、いずれこれについても後手にならないように、今まで十分積み重ねてきたものを意識しながら対応してまいるというのに変わりございませんので、よろしくお願いしたいと思いますし、なおこれだけは申し上げておきますが、燃料が高いからということで除雪の回数を減らすとかというふうなのは理屈に合いませんので、これらについては生活ラインの確保ということは基本理念でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | これで大和田順一君の質問を終わります。 |
昼食のため1時10分まで休憩いたします。 |
(12時02分)
休 憩
再 開
○議長(瀬川健則君) | 休憩前に引き続き会議を開きます。 |
(13時10分)
○議長(瀬川健則君) | 一般質問を続けます。 |
通告順位8番、古川津好君。 |
〔議員 古川津好君登壇〕
◆議員 古川津好君 [ 54 ] | 議席5番、古川津好です。大きく3つの項目について質問いたします。 |
最初に、常備消防の再編についてです。八幡平市行財政改革実施計画、通称集中改革プランでは、31項目を中心に行政改革に取り組んでおり、小学校の統廃合や分館のあり方等、いろいろ検討が行われたり、実行に移されてきております。この集中改革プランの行政ニーズに対応した組織機構の見直しの中で、具体的な取り組みとして常備消防の再編が取り上げられ、組織の再編、施設整備、高規格救急車の配置及び人員配置の見直しにより経費の削減と効率的な運営を図るとあり、削減効果2億1,595万円としております。計画の期間が21年度までですから、遅くとも平成21年度までには再編されるであろうと思っております。削減効果も大きいことから、現在どのような進捗状況か伺います。 | |
第2の項目として、安比塗り漆器工房について伺います。漆器は、英語でジャパンというそうで、世界に対して日本を代表する文化財でもあります。そして、安代、浄法寺地区で生産される漆を生かし、その技術、文化の承継のために、旧安代町が立ち上げました安比塗り漆器工房に対しましては、敬意を表するところであります。しかしながら、人材の育成は育成として、原材料の仕入れや製品の販売が伴う事業は、少なくとも企業会計、できれば独立した法人のもとで経営すべきではないかという考えから質問いたします。このことは、私の質問以前に橋守議員が平成17年11月の定例会において、安比塗り漆器工房を企業会計にすべきではないかと質問いたしております。その答弁として、現在市直営で行っているが、経営のあり方、運営のあり方の方法論を検討したいとのことでした。2年間検討した結果でしょうが、さきの定例記者懇談会で経営を第三セクターの傘下にする考えはないと表明しておりますが、なぜそのような検討結果になったのでしょうか、伺います。 | |
次に、ことしまで3年間売り上げに該当する収入、それから費用や補助金等の支出、漆器工房にかかわる収支はどのようになっているか伺います。 | |
3つ目として、さきのウイルス感染によるリンドウの事故との兼ね合いもありますが、半ば不可抗力的な面もあったにもかかわらず賠償することになり、製品を製造販売する者としての怖さを感じたところであります。販売高は小さいながらも、漆器も製造物であり、何らかの事故により責任の所在を追求された場合に備えて、製造物責任法との関連で保険等の加入等、何らかの対策はなされていますでしょうか。 | |
最後に、八幡平スキー場の休業について伺います。きのうも同様の質問がございました。通告しておりました内容で伺います。岩手県の老舗スキー場であります八幡平スキー場が今シーズン営業を休止するとの報道があり、私もスキーヤーの一人として寂しさを感じているところであります。いろいろ事情があってやむを得なかったことと推察しておりますが、市も出資しております会社ですので、観光振興の面からも大きなイメージダウンであります。そこで、今後の市の対応について伺います。 | |
1つ目、道路等、除雪を含めてスキー場付近までの道路、スキー場の付近の駐車場等の管理はどうなるか。 | |
2つ目としまして、八幡平スキー場は山岳スキー場の要素が強く、ここ数年はスノーボーダーへの人気が高かったようです。そこで、リフトが運行されなくても、山が好きなスキーヤーやスノーボーダーの入山が予想されるわけですが、市として遭難等の安全対策について何らかの検討はされていますでしょうか。 | |
3つ目としまして、報道によりますと、市長のコメントとしてスキー場の存続について、市の財政支援について言及していますが、その中身はどのようなことでしょうか。 | |
以上、伺います。 |
〔議員 古川津好君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
〔市長 田村正彦君登壇〕
◎市長 田村正彦君 [ 55 ] | 古川津好議員のご質問にお答えを申し上げます。 |
まず、ご質問の1点目の常備消防の再編についてお答えを申し上げます。現在の八幡平消防署の組織体制は、合併したことに伴い、旧西根分署に消防署長及び副署長を配置して八幡平消防署に昇格させ、旧松尾分署、旧安代分署をそれぞれ八幡平消防署の出張所と位置づけ、平成18年4月より市域全体で災害対応に当たる体制となっております。また、市では平成18年12月に八幡平市行財政改革実施計画、いわゆる集中改革プランを策定いたしております。その中で、常備消防のあり方について、他の同規模自治体と比較しても負担金の額が突出いたしていることから、組織、人員体制等の見直しが必要ではないかということで策定をされております。当然のことですが、再編に当たっては消防本部との協議が必要ですし、八幡平消防署に限っても旧町村ごとに火災等の消防団招集の決め事が違ったりしていたりと、細部にわたり調整が必要となります。現在は、その調整段階という認識をいたしております。集中改革プランでは、松尾出張所を段階的に本署へ統合することとしております。負担金は、その占める割合の多くは人件費になりますので、負担金の減少を考えるとすれば、配置人員の減が一番の要素となります。そこで出てきたのが松尾出張所の本署への段階的統合案でございます。消防本部の人事も絡みますので、段階的に3名ずつ減らし、統合時に計9名の人員を削減するという計画でございます。 | |
さて、議員ご質問の現在までの進捗状況でございますが、現在は内部での検討段階でございます。八幡平市全体の常備消防がどうあれば効率的かつ機能的に体制を組めるのか、消防本部とも相談し、再度検討させていただいております。補足になりますが、八幡平消防署になったことにより、本署、出張所は相互に補完する体制になっており、火災の場合、分署のときと違って隣接する署、出張所、それぞれから出動いたしますので、2台の出動態勢となっております。いずれにしても、体制を変える場合には地域の皆様方に説明し、ご理解をいただきながら取り進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解を賜りたいと思っております。 | |
次に、2点目の安比塗り漆器工房についてお答えを申し上げます。1つ目の本年11月13日の定例記者懇談会の席上で、第三セクターの傘下にする考えはないと発言したことについてでございますが、漆器工房につきましては、八幡平市として発足以来、その運営方法について検討してきたところであります。収支的には、職員の人件費を含めますと相当の額がマイナスになります。このような経営状態では、単独の第三セクターは不可能であるというふうな観点から申し上げたもので、全く白紙化したものではございません。漆器工房の運営につきましては、指定管理者制度の活用や工房業務の業務委託方式の導入など、現在も検討中でありますので、結論に至るまでもう少し時間をいただきたいと思います。いずれにいたしましても、漆器工房対策としては改善を図るべく少しでも民間の手法を取り入れることと産業振興の両面から、現在も継続して検討しているところであり、改善策が見つかり次第、早期に実施してまいりたいというふうに考えております。 | |
2つ目の収支の件でございますが、決算上の数字で報告させていただきます。平成17年度の収入が2,057万円、支出が1,745万円で、収支はプラス312万円となりました。平成18年度の収入は2,073万円、支出が1,557万円で、収支はプラス516万円となっております。この2カ年につきましては、合併に当たっての記念品等を各種団体からご利用いただいたことが収入増というふうにつながったものというふうに考えております。平成19年度におきましては、販売目標額1,900万円に対し、現在の販売予想額は1,700万円で、200万円ほどのマイナス予想でありますが、今後東京や仙台などのイベントや都会向けの販売チャンネルを開拓しながら、職員一丸となって目標額達成に努力してまいるつもりでございます。 | |
3つ目の製造物責任についてでございますが、PL保険として東京海上日動火災保険の事業活動包括保険に加入し、不慮の事故に備えて体制を整えております。 | |
次に、最後ですが、3点目の八幡平スキー場の休業についてお答えを申し上げます。1つ目の道路の除雪等を含めてスキー場周辺の管理についてでございますが、今期につきましては御在所地区公衆トイレ及び駐車場までの除雪をすることで県には確認をとっております。御在所地区公衆トイレ及び八幡平ユースホステルの管理に関しましては、八幡平観光株式会社と管理業務委託契約をいたしておりますので、今年度に関しましては引き続き管理することで確認をいたしております。なお、常駐の社員は確保するとのことでございました。 | |
2点目の遭難等の安全対策について検討されているのかということでございますが、議員のお話のとおり、入山することは当然予測されます。というより、従来もリフトを利用して入山している方が多くあったわけでございまして、市では八幡平遭難対策委員会を設置し、遭難対策救助隊を委嘱して遭難救助の活動をしていただいているわけですが、やはり救助隊の方でもいろいろ懸念することがあるということで、11月に幹部の方とお話をした経緯がございます。また、12月10日に岩手警察署、八幡平消防署、防災航空隊、八幡平遭難対策委員会遭難救助隊の関係機関が集まって安全対策会議を開催いたしております。これにつきましては、万が一遭難者が出た場合の救助の対応について話し合われました。山頂付近で遭難者があった場合には、従来はリフトの利用でスキー場の上まで行けたわけでございますが、下からの雪中歩行となるため、現地到着までの時間が大幅に要するということとなり、捜索救助隊に過大な負担がかかることなどがあり、その辺の対応策が検討されております。現時点で安全対策といたしましては、入山者の確認ということで、登山者カードの提出先の確保ということで関係機関と協議をいたしております。また、スキー場が営業しているときは、ゲレンデの圧雪あるいは雪庇の取り除き等をしていたわけでございますが、それがされないとすると、雪崩の危険が予想されますので、ゲレンデ内の滑走や歩行禁止について注意看板、ロープ張り等は八幡平観光で対応していただいております。市といたしましては、八幡平スキー場の休業、それに伴うゲレンデ内入場禁止等、市のホームページや観光協会のホームページでお知らせをいたし、注意を呼びかけたいと考えております。 | |
次に、3つ目のスキー場存続のために市の財政支援でございますが、八幡平スキー場の休業につきましては、スキー客の減少による減益と施設の老朽化による整備経費にあります。当初岩手県において財政支援をするのであれば、市も協力するスタンスにありましたが、営業譲渡先候補の企業による見積もりに対し、県では無理ということで資金の捻出について折り合いがつかず、県と市との財政支援は合意できませんでした。その後、いろんなスキームをつくり、支援対策を検討してまいりましたが、現在岩手県、市ともにその引き継ぐ企業が見つけられないという状況にあります。今後とも岩手県と連携し、他の経営体で経営ができないのか、いろんな側面から支援を検討してまいりたいというふうに考えております。 | |
また、財政負担につきましては、あくまでも産業遺産登録にもなったということで、あの一帯と整合性のとれた計画が望ましいという基本的な構想のもとに、その構想に合致するような企業あるいは事業に対して、市としても議会あるいは市民の意向等を勘案しながら、財政支援はする意向は持っているということでご理解をいただきたいと思います。 | |
以上、演壇からの答弁といたします。 |
〔市長 田村正彦君降壇〕
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 56 ] | もう少し詳しくお伺いします。 |
常備消防のことについてなのですけれども、今の答弁であれば、まだ消防本部との調整も途中で、進んでないというとあれですが、計画のところから前にいっていないように受けとめたのですが、あと残り2年間といいますか、その中で最終年度までには間に合うでしょうかというか、そういうふうなスケジュールになっていますでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 企画総務部長。 |
◇企画総務部長 小野寺光正君 [ 57 ] | まだ今内部の調整段階にかかっている状態でございまして、この間消防本部との打ち合わせも若干行っております。ただ、問題はまだ松尾地区の住民の皆様方に全然説明をしていないと。それから、消防団の本部会議に1回提案した経緯もございます。ただ、肝心の住民の皆様にまだこれから説明していかなければならない段階でございまして、まだそれがこれからだというふうなことになります。細部について、まだちょっとどういうふうな形に減らしていって、最終的にどこまで持っていくかというふうなことについて、今の計画ですと救急業務は残したほうがよろしいのではないのかなといった思いもしておりますし、その辺のところをはっきり決まってから住民の皆さんに説明をするという機会を持っていきたいというふうに思っております。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 58 ] | 今の答弁の中で、住民への説明ということなのですが、本当に松尾地区のほうは、この集中改革プランで柏台出張所が廃止されます。それから、集中改革プランとは別ですけれども、前に米田議員が取り上げました水道料金につきましても、松尾地区の負担がふえると。集中改革プランの改革の先端をこの松尾地区が担っているような面がありまして、消防につきましても、火事の件数から考えますとやむを得ないなと思いますが、救急体制につきましては、やはり地区の皆さん心配だと思うのです。消防本部とのお話し合いもなさっているようですし、今部長のほうから救急体制についてはまた別だというお話ですが、その辺のことについて高規格救急車ということも取り上げていますが、内部でのお話はどのようになっているか、もう少し詳しくお聞かせいただきたいのですが。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 59 ] | 集中改革プランが松尾に集中しているのではないかというご懸念をいただいております。柏台出張所の件も例に出されてのご質問でございますが、いつも申し上げているとおり、廃止、全くなくするのではない、廃止というともう全くなくなるという印象を受けるのですけれども、廃止ではなくて前向きの地域振興策をあの地でやる組織というのですか、人員も配置しながらやっていきたいということでございますので、その辺のところはご了解をいただきたいというふうに思っておりますし、またこの消防の件でございますが、これもご案内のとおり突出した経費をかけて八幡平市は常備消防の負担をしておるわけですが、ただ集中改革プランにありました松尾出張所、あれを廃止するというのは、今実態を考えた場合にいかがなものかという思いもいたしております。一方では、人件費、経費を削減しなければならないということも一方には大きな課題としてあると。それをどう整合させていくかというのが非常に面倒なことなわけでございますけれども、人員を削減するというのは、消防本部の人事とも密接に絡んでまいります。消防本部の例えば3年なら3年、4年なら4年の人事の構想、そういったものとも協議をしながら進めていかなければならないというふうな、非常にテクニカルな問題もございます。そういったことを勘案した場合に、今まさに人件費の削減も図れる、そして松尾の常備消防という体制も守れるという方策を今模索しておるところです。それは、新たな要員の回し方というのですか、それによって救急隊も消防署のポンプもちゃんと置いたままで、そのあげくにある程度の、5名なら5名ぐらいの人員はカットしても業務は確保できると、そういう方策を今模索しているところです。それが実現すれば、当初の目標のように出張所を廃止して十何名ばさっとなくなるという、そういった財源効果というのは多少は落ちるかもわかりませんけれども、ただ常備消防という役割から、計画どおりにはいかなくても、そういう方法もあるのではないのかなということで、今模索をしているということでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 60 ] | ありがとうございます。ぜひそのような方向でお願いしたいと思いますし、それからこのことにつきましても、その地区の皆さんへの説明につきましては十分な時間をとっていただきたいというふうに思います。 |
それでは、安比塗り漆器工房についてなのですけれども、私は記者懇談会のところの記事を読みまして質問をしたわけなのですが、今の答弁ですと、今後のことにつきましてはまだ検討中で前へ進んでいないというか、2年前と同じ状況とは申しませんが、そのように認識してよろしいのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 商工観光課長。 |
◇商工観光課長 高橋一夫君 [ 61 ] | 工房については、5年をめどに企業化をするというような方針で安代地区のときから検討してきたことでありますが、鋭意やってきたわけですが、なかなか進んでいないというようなことで、そのときにおいては18年度にということで検討してきていましたが、私に引き継ぎまして、19年度、実際ここで働いている方といろいろ協議を進めてまいりました。ある程度の結論は出ているわけですが、経営には先ほどの金額には人件費は含まない報告をしてあるわけですが、人件費を入れると、職員1人を置いているわけです。そのほかに、ことしから販売を主とする臨時職員も入れました。それで、先ほど市長答弁にもあったように、含めると明らかに大きなマイナスになるというようなことで、以前にもセクターのほうにやるというようなことで検討はしてきたようですが、セクターのほうでもそういったもの、ブドウもそうなのですが、一切財政支援なしで受けても、さらに経営が悪化するというようなことで、かなり時間を要してきたというようなことですが、そういった面を含めて1年間協議してまいりました。今までの売り上げを平均しますと、1,800万円程度になります。どうしても3,000万円ぐらいの売り上げに達しないと、現状では黒字化はできないというようなこともあります。そういったことも含めて今検討していますが、委託管理とか指定管理も視野に入れて、今いろんなサイドから検討しています。市長ともいろいろやっているわけですが、その判断をどうするかというようなところまで来ていますので、特にセクターは合併しますから、そこの中でスケールメリットを生かして何とかできないのかというようなことで、今詰めの作業に入っています。20年度からそういった方向に切りかえられるのか、もう一年様子を見るのかというのについては、もう少し時間をいただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 62 ] | そうしますと、先ほどお聞きした数字というのは、純然たるというか、そこにかかわっている役場の職員の給料は入らない数字というふうになりますね。わかりました。 |
この数字だけ聞きましたら300万、500万もうかっているのだから、すぐにでもやっていただいたらと思ったのですけれども、そういう中身でもないようなのですが、時間的にいつまでと、やはり最悪の場合というと変ですけれども、決めたほうがいいのではないかなと思うのです。集中改革プランの計画は21年度までですから、来年できるかもしれないけれども、再来年になるかもしれないということですが、遅くともこの集中改革プランに合わせたようなタイムスケジュールで最終的な結論を出して取り進めるというふうにはできないのかどうか伺います。 |
○議長(瀬川健則君) | 商工観光課長。 |
◇商工観光課長 高橋一夫君 [ 63 ] | そういうことも含めて、もうテーブルには上げております。ただ、合併したから赤字になるということにはならない、先ほど原油の高騰でもあったわけですが、去年、18年度の売り上げが4公社合わせて8億、損益については、マイナスの308万円なわけです。先ほど申し上げましたように、当然原油の高騰で、いろんな企業努力はしますが、明らかにその分はかさ上げになるということは事実なわけです。経費節減には努力いたしますが、さらに一気に来年度販売に営業力を強化して、収支均衡を保てるのかというところに最後に行き着くというようなことで今検討していますので、もう少しその辺、いろんな公社全体集まってそういった検討もしていますので、もう少し結論には時間がかかると。ただ、いずれうちでは20年度を目標に検討はしていますので、その辺でなるべくおくれないようにやりたいと思っています。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 64 ] | ぜひそういうタイムスケジュールでやっていただきたいと思います。 |
それでは、最後にスキー場のことについて伺います。先ほど安全対策の中でいろいろ会議等、それから八幡平観光でことしは周辺の管理等も引き受けると。登山者名簿も、名簿と言ったか、ちょっとはっきりあれですけれども、登山者名簿のようなものを備えて入山管理をするということで、非常に安心をいたしました。これで事故がないということではないと思いますけれども、安全対策には十分な取り組みが必要だということで、そのとおりお願いしたいと思います。 | |
それで、もう一つ別な側面から、この休業につきます案内について、ホームページ等でもいろいろ安全対策含めてご案内するようですけれども、道路、そういう部分からスキー場に向かう途中についての休業の案内については、何か高速からおりてとか、こちらから盛岡方面から来る場合とか、そういうものについての休業の案内については、どのようなことになっていますでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 総務課長。 |
◇総務課長 藤田繁光君 [ 65 ] | 八幡平スキー場休業に伴いまして、今市長から答弁しましたように、いろいろ県外の方がかなり訪れるということもあります。それで、先ほどの八幡平ロッヂのほうに登山者カードですか、登山計画書の提出等、今いろいろお話しして、設置する準備をしてございます。今古川議員がお話しされました高速道路の部分、そこについては正直申し上げまして今気づいていませんでした。そこの部分についても、八幡平スキー場は今年度休業ですよという掲示はやっぱり必要かなというように思いますので、その辺も対応していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 66 ] | ぜひそのようにお願いしたいと思います。農と輝ということで、観光を標榜している市でありますから、せっかく気持ち、乗ってやろうと思って来たのに、休んでいるということがわからずに上まで行ってしまうと、すごく来た方ががっくりすると思うのです。ですから、早目に案内して、そのようなことのないようにしていただきたいなというふうに思います。 |
それで、きのうもいろいろ質問出たのですが、スキー場の休業につきまして、署名活動があって、県のほうに市長もお出かけになっているのですが、この署名はどこあてに出されたものだったのかをお伺いしたいのですけれども。 |
○議長(瀬川健則君) | 産業建設部長。 |
◇産業建設部長 伊藤繁夫君 [ 67 ] | お答えします。 |
岩手県知事あてでございます。それで前に申し上げたとおり、ご本人と市長一緒に同行したもので、商工労働観光部長に手渡したものでございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 68 ] | その中で、市長も一緒にお出かけになっているわけなのですが、署名があったから一緒にお出かけになったのかもしれないのですが、お会いになるときに、何らかの市としての対策といいますか、ただお願いではなくて、市としてはこういうことをするから県にもお願いするとか、そういう心構えというか、そういうのでお出かけになったのではなかったのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 69 ] | 事前に8月、9月でしたか、議会でも説明いたしましたとおり、市でもこういう措置をとると、県でもそれに対応してお願いしたいということをずっと継続してお願いしてまいりました。それについて、改めて市は市の財政支援措置もとろうとしているので、県も県で何とかお願いしたいと、そういう意味でお願いをしたものです。また、署名の提出に当たっては、非常に対応していただける人がなかなかないということで、知事さんにもお願いしましたけれども、2日ばかしやっぱり日程がとれないということで、最終的には部長ということで、日程の関係でそれでもよかろうということで、私も同行して行ったということでございます。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 70 ] | 市長がわざわざお出かけいただいたことに対しましては、それなりに評価しますが、前に県では、今市長お話しのように、前の報告のときに9月の14日の日に県では費用負担は困難だということで、これは前に会議でお知らせいただいて、報告いただいているのですけれども、その中で市長お出かけになって、ただその名簿を持っていって、あとお願いしますというだけだったのだと、何か少し気合いが足りないという表現が適切かどうか、何かどうしても八幡平スキー場を存続させたいというふうな感じが出なかったのではないかなと。何か市としての腹案というか、お願いする際に、署名とあわせて何かその辺のところはお出かけになる前に市の中で会議というか、そういう話し合いはなされなかったのですか。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 71 ] | 私の熱意が足りないのではないかということをご指摘ですけれども、私も八幡平スキー場では、中学時代からあそこでスキーで育ったというふうに認識しておりますので、あの存続に対しては少なくとも普通の人よりは意欲は強く持っていると思っております。そういった意欲のもとに、前回は県の財政支援というのはいただけないということで、それで終わっておったのですけれども、新たな段階として署名が1万2,000人も集まっているわけです。よその県からも。地元より多いわけですから、8,000名ぐらいがよそからですから。全国からこのくらいの人が八幡平を愛していただいているのだよと。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□そういう重みを持って、私は行きました。そこはぜひ理解してもらわないと、熱意がないとかと言われると、非常に私もじくじたる思いがしますので、ぜひ熱意を持ってやっているということは理解していただきたいというふうに思いますし、またこれからも、もしあそこを再生に向けて協力していただける企業があるのであれば、それは演壇からも申し上げましたとおり、積極的に支援していくほうの気持ちは持ち合わせているということでございます。ただ、前にも申し上げたかとは思いますけれども、今のままでどうのこうのという議論は、もうちょっと無理ではないのかなと。ある程度きちっと整理して、新たに考えていったほうがいいのではないのかなというふうな考えも持っています。もう既に清算業務に入ろうと、入るというのがもう金融団の意思ですから、それを尊重してもう入っていただいて、きれいにした形で新たな企業なり、そういったものを見つけていくというのも一つの方法ではないのかなというふうに考えております。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 72 ] | ちょっと私の言葉が過ぎたかもしれませんが、一度断られているわけですから、もう一回お願いするには署名も必要でしょうが、表現悪いけれども、何らかの手土産というか、うちではこういうふうにしたいから頼むというか、そのようなことが必要ではなかったかという意味で申し上げたのですが、少し過ぎたかもしれません。 |
それで、今後のことについて、きのうもいろいろお話ししてあれなのですけれども、ちょっとその前に別な側面で、市の会計の中には索道事業という特別会計があって、田山スキー場を運営しております。これは、市の一般会計から去年は1,500万、ことしは圧雪車の関係がありまして4,280万出ているわけです。ほかにもスキー場、八幡平リゾート、それから安比ありますから、そちらにも何か市からということではないのですが、田山の場合には、それなりに自分としては理解している部分はあるのですが、そことのバランスというか、その中で市の会議の中では何かお話は出なかったのでしょうか、八幡平スキー場に支援していくということに関して。その辺ちょっとお伺いしたいのですけれども。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 73 ] | 八幡平観光株式会社、旧松尾が出資して前村長さんが取締役に就任していただいて、ずっと経営のほうにはタッチなさっていたというふうに聞いております。そしてまた、それを引き継いで私も取締役として経営の中に入らせていただいておるわけですけれども、過去にも今もって支援してくれとか、そういったことがあったというふうには聞いておりません。あくまでも県が経営していたときは、県が全額というか、リフト設置からホテル建設から、全部県の金が入っていたわけですから、それが民間の会社になったと。民間というか、第三セクターの比率が下がって、民間の方が社長になってやっていたと。その責任で経営をしてきたということで、その経営の中で立ち行かなくなったということでございますので、それについての行政の支援を願いたいということは、私は今まで聞いてはいません。ただ、過去の松尾時代にはどうだったかはわかりませんけれども、今まさに厳しい、清算しなければならないという状態の中では、一切そういう支援措置というような要望はなかったというふうに記憶しております。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 74 ] | それでは、今後のことについてお伺いします。 |
きのう市長は、引き受け手の関係のお話の中でNPO法人に言及されましたけれども、これはどういうことでそのようなお話になったのかお聞きしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 75 ] | いろんな手法の中の一つとしてしゃべったように記憶していますけれども、一つのやり方とすれば、例えば署名を集めた人たちがいました。ああいった人たちを中心にNPO法人をつくって、全国に資金を募って、そしてその資金割合を、経営を左右するくらいの資金、個人で出すのではなくて、いろんな薄く広く資金を募って、そしてNPO法人が運営していくと、そういうやり方もありますよということも、私を訪ねてきた方にはそういう方もいましたので、1つの例として申し上げたということです。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 76 ] | そうしますと、そのようなNPO法人が立ち上がった場合には、市としても全面的に協力して、スキー場存続に向けて一緒に協力していくというふうに、そういう法人に営業権譲渡、今市長は八幡平観光の取締役でもあるわけですから、そういうふうな応援をするという立場での会社の方向づけなりをしていただいて、引き受けるほうに誘導していくと、協力していくと、そのように受けとめてよろしいのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 77 ] | 営業譲渡というのは非常に複雑です。特に八幡平観光株式会社の場合は。そのまま、今そのNPO法人がやりたいからといって、はい、どうぞといった場合に、ではだれがそのリフトなり斜面のスキー場エリアの森林管理署からの借り手になるのですかと、そういう大きな問題が出てきます。だれも借りたくないのです。借りたくないから、みんな追っつけ合っているのです。その営業権と同時に森林管理署との貸借契約をだれが責任を持つのですかと。だから、私が清算をきちっとした上でそういったものに取りかかりたいというのは、そこのところをきちっと解決してもらわないと、なかなかNPO法人でもできないし。例えばNPO法人でやろうとして、ではあなた方が八幡平市としてそこを営林署から借り受けて責任を持ちますかといった場合に、これはなかなか議会の理解、市民の理解というのは果たしてどうなのか。理解を得られるのであれば、これは可能かもわかりませんけれども、ただその管理するためには、少なくとも古いリフトのかけかえだとか、お客さんを呼べるような営業がちゃんとできるような構想だとかプラン、あのエリアのプランづくりとか、そういったものをきちんと見きわめた上で、よしやろうということになれば、これは当然財政支援も可能だと。前々から言っていますとおり、我々が財政支援をしようと、そして県にも求めようといった前段のプラン、8月、9月に出されたプランというのは、それをクリアするプランだったので、では財政支援してでも県の支援を求めて存続を図ろうと、そういう交渉をしたわけで、やはりただやるから、では八幡平市が責任を持って森林管理署と契約して、そこに又貸しするということにはなかなかいかないのではないのかなと。今持っている八幡平観光株式会社がどう清算するのか、それによって我々行政の立場も変わってくるというふうに理解していただければいいのかなと。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 78 ] | そうしますと、八幡平観光が清算した後でないと、例えばNPO法人が立ち上がっても、検討の俎上に上らないということになるのでしょうか。今のお話聞いて、何かそういうふうに受けとめたのですが、ちょっと私の受けとめかたが間違っていればあれなのですが、もう一回お願いします。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 79 ] | だから、八幡平観光の清算がどう清算しようとしているのか。例えばもし今の段階でNPO法人が立ち上がって、我々がやりたいよと言ったとすると、これは八幡平観光株式会社、今現にスキー場を運営している会社との話し合いになりますよね。どうそれを移転したり、所有権をだれにするかと。それは、会社とそのNPO法人の関係になると。だから、市としてそこと、NPO法人として市として対等の立場で話し合うということになると、そこがきちっと清算した後でないと。今まさに現存しているわけですから、八幡平観光株式会社。ただ、営業だけはしていないだけで。だから、今の段階でやるのであれば、八幡平観光株式会社との話をしてもらわなければならない。それに対しての話の中での援助とかなんかというのは、これは助言とかはできるわけですけれども、経営はあくまでも八幡平観光株式会社、八幡平市はたった1.何%の株主です。そこのところはどうぞ理解をいただきたい。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 80 ] | お話はわかりました。そうしますと、にっちもさっちもいかないというか、今の状況がこのまましばらく続くというふうに受けとめざるを得ないのですけれども、果たして来年までこのまま清算を待って、このままの状況で、ちょっと表現は悪いのですが、指をくわえて待っているみたいなことでよろしいのでしょうか。ちょっと私の質問もしっかりしていないのですけれども、どうもしっくりこないのです。何かやらなければいけない状況であると思うのですけれども、市長も取締役ですから、多分清算になれば清算人になられるのかどうかわからないのですが、その辺八幡平観光の中では次のために何らかの、取締役会で早く清算するとか、そういうふうなお話というのは出ていないのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 81 ] | 私も取締役の一員として発言の機会があるので、その際には言いましたけれども、とにかく会社として方針を決めてくれと、どうするのか。そうしないと、前に進みませんよと。休業しますと。休業してずるずるいったら、毎月何百万か何十万かわかりませんけれども、損失はどんどん出ていくわけです、会社は。営業しなければ。賃貸料払わなければならないし、管理人を置かなければならないし、電気代、油代かかるし、とにかく負のものばかり重なっていきますよね、収入がないのですから。収入がある高速道路は、もう譲渡してしまったわけですから。だから、負ばかりが残っていると。だから、早く何とか決断をすべきではないのですかという、私は取締役の立場で。そうしないと、会社がますます赤字になるのではないですかと、そういう話をして、早くきちっとした上で、きちっとするということは、非常に大きな問題が出てきます。リフトをどうするのか、跡地をどうするのか、そういう大きな問題が出てきます。その大きな問題を解決するために、ではどうするかと。私は、そのことが出てくるのを逆に待っていると。あれに撤去とか、再生のために4億も5億もかけるのであれば、逆にあそこをもう一回再生させたほうがいいのではないのという考えがどこかから出てくるのを期待して待っているというのが私の本音の部分です。そうすることによって、初めてあそこが行政主体なり、例えばNPOなり、新たに入ってくる企業が主体になってやれるのではないのかなと、そこのところは理解していただきたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 82 ] | おっしゃることはわかります。だけれども、このままにして時間を過ごすわけにはいかないのではないかなと思うのです。市長、今八幡平観光の清算のことをお話ししているわけですけれども、これにつきましても4月にはもうその方向だとおっしゃったと、4月でしたか、社長から清算する方向だとおっしゃったというふうにきのう答弁なされましたから、その方向ではないかと思うのです。4月から八幡平観光さんは営業も休止して、サービスエリアのほうは県北さんのほうに譲られて、もうほとんど実態がないのに、何でその清算が進まないのか、そこもよくわからないのです。市長の気持ちとして、市長がやりたいと言って、取締役会で清算の方向で打ち出していても進まないのは、内部的にはどなたか清算にまだ反対の方もいらっしゃって進まないのでしょうか。 |
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 83 ] | 4月というのは、18年の4月ですから。去年の4月。去年の4月に清算したいと来たのです、社長さんが。何回も繰り返すようですけれども、そんな急に八幡平スキー場をなくされたら困りますよと。我々地元としては、あそこは観光のメーンであるし、八幡平スキー場というのはもう歴史的に古いのだと。どうしてもあそこは残したいのだと、そういう主張をして、県とも協議しました。県の当時の観光課長は、八幡平市さんの言うとおりだと、何とか協力し合って企業を見つけようということで、県北バスさんは、ではその企業を見つける努力を見守りますと、何とか見つけてくださいと。そして、清算はしますと、こういう話で進んできて、営業を1年半、いろいろ努力して、何回も繰り返しになるのですけれども、5社も6社もわたって、東京にも出張して、大きな観光会社にも行きました。いろんなところを歩きました。その中で1社が、何とかこういうプランに賛同していただけるのだったら、私たちがやりますと、こういうことがことしの8月ごろにあったわけです。よしと、ではこれに我々は乗りましょうと、財政負担も考えましょうと。我々は、この程度までだったら財政負担できるから、県でも再生のためにこのくらい何とかできないかというお話をして、それがなかなか成就しなかったと。その間、一緒になってやりましょうと言った課長もポストがかわっていなくなったせいもあるかと思いますけれども、いずれそういうことで今まで経営してきたと。根底にあるのは、そういったことを受けて、ではこれから先はどうなるのかというと、努力は我々は今でもしています。今でも問い合わせなんか来るのには、努力はしているのですけれども、八幡平観光株式会社として我々に清算しますよと言ってきたときの時点と今の時点でどう変わりましたかという説明、まだ聞いていません。これが頓挫したことによって、すぐ清算するのか、これからずるずる引きずって探していくのか。そこのところがまだ見えてきません。これは、多分1月の取締役会で出てくるのではないのかなと期待もしていますし、もし出てこないときには、私も取締役会ではどうするのですかというのははっきり問いただしてみたいというふうに思っていますので、1月取締役会開催予定ですので、その際にある程度のめどが出て、皆さんにも報告できるのではないのかなというふうに思っていますので、よろしくご理解をいただきたいと。 |
○議長(瀬川健則君) | 5番、古川津好君。 |
◆議員 古川津好君 [ 84 ] | それでは、その後にまた機会がありましたら質問させていただきます。ありがとうございました。 |
○議長(瀬川健則君) | これで古川津好君の質問を終わります。 |
▼発言の取り消し
○議長(瀬川健則君) | 市長。 |
◎市長 田村正彦君 [ 85 ] | 先ほど古川議員の質問に対して、□□□□□□□□□□□□□□という表現がございました。あの件については、削除をぜひお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 |
○議長(瀬川健則君) | ただいま市長から申し出のありましたとおり削除することにご異議ありませんか。 |
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(瀬川健則君) | 異議なしということで、削除させていただきます。 |
▼散 会
○議長(瀬川健則君) | 本日の日程はすべて終了いたしました。 |
本日の会議はこれをもって閉じ、散会といたします。 |
(14時07分)