予算特別委員会会議次第

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日　時　平成１８年　３月２０日（月）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　場　所　八幡平市西根地区市民センター


１　開　　議

２　議　　事
（１）議案第５２号　平成１８年度八幡平市一般会計予算
（２）議案第５３号　平成１８年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算
（３）議案第５４号　平成１８年度八幡平市老人保健特別会計予算
（４）議案第５５号　平成１８年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算
（５）議案第５６号　平成１８年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算
（６）議案第５７号　平成１８年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算
（７）議案第５８号　平成１８年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算
（８）議案第５９号　平成１８年度八幡平市索道事業特別会計予算
（９）議案第６０号　平成１８年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算
（10）議案第６１号　平成１８年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算
（11）議案第６２号　平成１８年度八幡平市水道事業会計予算


３　閉　　会

出　席　委　員（５２名）
　　　　　１番　　古　　川　　津　　好　　君　　　　　２番　　里　　舘　　守　　哉　　君
　　　　　３番　　��　　橋　　喜 代 春　　君　　　　　４番　　宮　　野　　光　　弘　　君
　　　　　５番　　山　　口　　正　　光　　君　　　　　６番　　小 野 寺　　昭　　一　　君
　　　　　７番　　立　　花　　國　　彦　　君　　　　　８番　　田　　村　　　　　孝　　君
　　　　　９番　　三　　浦　　榮　　吉　　君　　　　１０番　　��　　橋　　清　　志　　君
　　　　１１番　　長　　坂　　祐　　一　　君　　　　１２番　　田　　中　　榮 司 夫　　君
　　　　１４番　　伊　　藤　　一　　彦　　君　　　　１５番　　��　　橋　　俊　　彦　　君
　　　　１６番　　高　　橋　　悦　　郎　　君　　　　１７番　　小 笠 原　　壽　　男　　君
　　　　１８番　　立　　花　　勝　　義　　君　　　　１９番　　関　　　　　善 次 郎　　君
　　　　２０番　　瀬　　川　　健　　則　　君　　　　２１番　　工　　藤　　邦　　彦　　君
　　　　２３番　　工　　藤　　立　　見　　君　　　　２４番　　中 軽 米　　民　　夫　　君
　　　　２５番　　山　　本　　　　　榮　　君　　　　２６番　　松　　浦　　博　　幸　　君
　　　　２７番　　伊　　藤　　彦　　藏　　君　　　　２８番　　伊　　藤　　寛　　一　　君
　　　　２９番　　田　　村　　正　　雄　　君　　　　３０番　　大 和 田　　順　　一　　君
　　　　３１番　　佐 々 木　　祝　　子　　君　　　　３２番　　三　　浦　　　　　侃　　君
　　　　３３番　　工　　藤　　忠　　義　　君　　　　３４番　　高　　橋　　敏　　雄　　君
　　　　３５番　　遠　　藤　　良　　三　　君　　　　３６番　　高　　橋　　庄 太 郎　　君
　　　　３７番　　伊　　藤　　待　　夫　　君　　　　３８番　　高　　橋　　光　　幸　　君
　　　　３９番　　村　　上　　藤　　榮　　君　　　　４０番　　内　　田　　　　　剛　　君
　　　　４１番　　米　　田　　定　　男　　君　　　　４２番　　北　　口　　和　　男　　君
　　　　４３番　　古　　川　　市　　男　　君　　　　４４番　　伊　　藤　　一　　治　　君
　　　　４５番　　三　　浦　　正　　信　　君　　　　４６番　　松　　尾　　辰　　男　　君
　　　　４７番　　工　　藤　　明　　弘　　君　　　　４８番　　菊　　田　　　　　寔　　君
　　　　４９番　　遠　　藤　　和　　男　　君　　　　５０番　　熊　　澤　　　　　博　　君
　　　　５１番　　勝　　又　　紘　　一　　君　　　　５２番　　関　　　　　義　　征　　君
　　　　５３番　　高　　村　　明　　男　　君　　　　５４番　　関　　口　　建　　一　　君

欠　席　委　員（２名）
　　　　１３番　　��　　橋　　　　　守　　君　　　　２２番　　橋　　本　　修 太 郎　　君

委員外出席（１名）
　　　　５５番　　井　　上　　　　　勉　　君　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

説明のために出席した者
　　　　市長　　　　　　　　　　　　　　　田　　村　　正　　彦　　君
　　　　助役　　　　　　　　　　　　　　　小　　林　　順　　一　　君
　　　　助役　　　　　　　　　　　　　　　武　　田　　常　　徳　　君
　　　　教育長　　　　　　　　　　　　　　高　　橋　　北　　英　　君
　　　　企画総務部長　　　　　　　　　　　高　　橋　　時　　夫　　君
　　　　生活福祉部長　　　　　　　　　　　山　　本　　富　　栄　　君
　　　　産業建設部長　　　　　　　　　　　伊　　藤　　繁　　夫　　君
　　　　上下水道部長　　　　　　　　　　　工　　藤　　昭　　二　　君
　　　　西根総合支所長　　　　　　　　　　小 野 寺　　光　　正　　君
　　　　松尾総合支所長　　　　　　　　　　高　　橋　　富　　男　　君
　　　　安代総合支所長　　　　　　　　　　種　　市　　昭　　六　　君
　　　　企画総務部総務課長　　　　　　　　大　　森　　力　　男　　君
　　　　企画総務部総合政策課長　　　　　　浦　　田　　信　　悦　　君
　　　　企画総務部財政課長　　　　　　　　佐 々 木　　正　　志　　君
　　　　企画総務部税務課長　　　　　　　　松　　浦　　重　　夫　　君
　　　　生活福祉部市民課長　　　　　　　　遠　　藤　　栄　　太　　君
　　　　生活福祉部健康推進課長　　　　　　佐 々 木　　幸　　雄　　君
　　　　生活福祉部福祉事務所長　　　　　　渡　　辺　　義　　光　　君
　　　　産業建設部農林振興課長　　　　　　遠　　藤　　久　　夫　　君
　　　　産業建設部商工観光課長　　　　　　高　　橋　　末　　男　　君
　　　　産業建設部建設課長　　　　　　　　山　　本　　美　　昭　　君
　　　　上下水道部管理課長　　　　　　　　小 山 田　　重　　郎　　君
　　　　上下水道部松尾事業所長　　　　　　鬼　　柳　　文　　雄　　君
　　　　上下水道部安代事業所長　　　　　　遠　　藤　　治　　勝　　君
　　　　国保西根病院事務局長　　　　　　　森　　　　　佐　　一　　君
　　　　農業委員会事務局長　　　　　　　　菊　　池　　正　　男　　君
　　　　会計課長　　　　　　　　　　　　　工　　藤　　　　　勲　　君
　　　　学校教育課長兼　　　　　　　　　　遠　　藤　　和　　義　　君
　　　　　　学校給食センター所長
　　　　生涯学習課長兼　　　　　　　　　　藤　　田　　繁　　光　　君
　　　　　　西根総合支所教育課長

事務局出席者
　　　　事務局長　　　　　　　　　　　　　伊　　藤　　文　　明
　　　　事務局長補佐　　　　　　　　　　　畠　　山　　一　　彦
　　　　議事係長　　　　　　　　　　　　　齋　　藤　　恵 美 子

▼開　　　　　議

○委員長（関　善次郎君） [ 1 ]	ただいまから予算特別委員会を開きます。
	ただいまの出席委員は52名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
	それでは、本日の会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１０時００分）

▽議案第６１号

議案第６１号　平成１８年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算

○委員長（関　善次郎君）	議会次第の２、議事に入りますが、（１）、議案第52号から（９）の議案第60号までの質疑は終了しておりますので、（10）、議案第61号　平成18年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題とします。
	なお、総括質疑は各会計の質疑終了後に行いますので、よろしくお願いいたします。
	これより議案第61号の質疑に入ります。
	質疑ありませんか。
	41番。

◆委員　米田定男君 [ 2 ]

ちょっと聞きたいのですが、説明書の18、19ページあるわけですが、他会計負担金も二つあるわけですが、19ページの方の他会計負担金ですが、医業外収益の方の。この中で１、２、３、４、５、６というふうにあるわけですが、その４の不採算地区病院分3,200万になっているのですが、これはいわゆる企業法なり整理に基づいて、あの病院は不採算地区というふうに指定なり認定なりという形になっているわけですか。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 3 ]	お答えいたします。
	まず、企業会計の繰出金ということで、地方公営企業法第17条の２により、項目が規定されております。その中で、今ご質問の不採算地区病院分ということで3,264万、当初予算で計上させていただいておりますが、まずこれにつきましては特別交付税に当たります。病院会計に繰り出させるのは、特別交付税と、あとは普通交付税の２種類がありまして、そのうちの特別交付税がこの不採算地区病院というふうになります。この中身でございますけれども、これにつきましては毎年総務省の方から繰り出しの通知というものがございまして、その中身でございますけれども、その前年の年に入院の病床数が100床未満であること、もう一つ、前年の１年間で外来の患者数が200人未満であること、そしてその地区に所在する市町村の中で一般病床、いわゆる一般病院が他にないことというふうに規定されております。その該当する場合に、今年度につきましては１床当たり54万4,000円が特別交付税で措置されるということで、西根病院の場合は許可の病床数は60床でありますので、それを掛けた金額が3,264万というふうになります。ただし、一般病院がとありますので、合併と同時に八幡平市になりまして、東八幡平病院が20床以上の病院に当たります。これで交付外れたのかなと思いましたが、東八幡平病院は療養病床と、あとは回復期リハビリテーション病床ということで、一般の病院の申請になっておりませんので、合併になっても該当になったというふうな経緯でございます。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

50番。

◆委員　熊澤　博君 [ 4 ]

歳出の方の20ページですが、給与費についてなのですが、いわゆる今課題になっております医師確保の見通しについて伺いたいというふうに思います。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 5 ]	お答えいたします。
	昨年の７月31日に内科の常勤の２人のうちの病院長が退職いたしました。合併前の議員の皆さんあるいは町民の皆さん、あるいは合併後の市議会の皆さん、あるいは市民の皆さんに大変ご心配をいただいております。それで、ちょっと経緯を申し上げますと、７月31日にやめる前に３月31日に退職の依頼が私の方に話されまして、その後合併前に前工藤町長、当時の武田助役と私事務局長と、再三申し上げておりますが、岩手医科大学あるいは県の医療局長、岩手県の福祉部長、県立中央病院長、そして県の国保連合会というふうに、合併前には合計19回、合併後におきましては田村市長を先頭に現武田助役、私と再三歩きました。その機関、五つの機関は19回やはり歩きまして、その後医大の医学部長あるいは個人の医師にも当たりました。ということで、合併してからも22回、合計41回に上る医師確保に歩いておりますが、いまだに４月１日からというふうな段階になっておりません。
	それで、手だてといたしまして、全国から集まってくる医師については県内の状況、あるいは全国の状況を聞きますと、なかなか思うような人物がいないというふうに聞いていまして、その方を確保してから解雇というわけにいかないということで、慎重に県内の機関から探そうというようなことできておりましたが、やはりここに及んでそれも言っていられないということで、現在３月６日に全国自治体病院協議会、私たちの市町村立、あるいは全国の県立病院等の参加している全国のこのような医師確保の困難ということから、全国自治体病院会で昨年の４月１日から医師求人求職支援センターというものを設立しております。そこに全国の医者を探している自治体病院、そして自治体病院に勤めたいという全国の医師の方に、そこのホームページが窓口になりまして、その募集開始を３月６日から始めております。県の国保連合会におきましても、平成13年の７月１日から私たちの岩手県内の診療施設で、やはりこのホームページを開始しておりますけれども、今まで４年間を経過したわけですが、２人ほどそういう候補の方おりましたけれども、結局は辞退されたり、あるいはそこの病院の規模が合わない、あるいは診療科が合わないというようなことから、確保に至っておりません。
	あと、民間業者のあっせん業も当たってみました。これの状況につきましては、３カ月例えば登録料が60万と。何もここで決まらなくても60万は払っていただきますと。さらに、決まった場合は、その医師の年俸の20％を報酬としてくださいよというようなことから、いろいろな、ちょっとこういうふうなかけはやめましょうふうなことで、そういうのはちょっとやっておらないわけですが、そういうようなのもいろいろ検討しておりますけれども、残念ながら今４月１日に常勤の確保というところにはちょっと難しいというか、当たっている状況でございますが、決まっていないという状況でございます。
	それで、このままでは大変だということで、外来の休止にならないように、現在も岩手医科大学の第１内科、第２内科、第１外科、そして県立中央病院の方にも引き続き今の体制を崩さないでほしいという依頼に歩いているところでございます。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

50番。

◆委員　熊澤　博君 [ 6 ]

ありがとうございました。

今院長先生が不在という形で来て、副院長さんになっておられるということなのですが、非常に見通しが立たないという、これはここだけの問題ではなくて、全国的な傾向のようなのですが、ただ私が考えるに、思い切って副院長さんをいわゆる病院長に抜てきしまして、そしてやっぱり一定の体制を整えていて、またかかるというのも一つ方法ではないかなと。やっぱり大いに責任を持たせて、院長先生になってもらって、経営に本当に全力を挙げてもらうということで、今でも副院長さんは努力しておられるのでしょうが、そういう体制でやるのも一つの手ではないかなという感じしていました。実際に県立病院であったことなのだそうですが、やはり責任のある最高のところにつきましたら、非常にうまくいったと、何かにうまくいったという話も聞いております。そういう点での今の副病院長という形でばかりずっと院長探しをやっていくのかと、それでいいのかという点で一言伺いたいと思うのです。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 7 ]

ただいまのご質問にお答えいたします。

確かに院長という職がいないということになりますと、かなり業務的にも、あるいは対外的にも大変なものがあります。かといって、では今の方を院長にするということについても、いろいろと上部とも私相談させていただきました。ただ、そのためにとにかく常勤がいればいいということで、その常勤でない医師についても五つの機関を年度の後半の方にはお願いにも歩きましたが、やはりおりませんでした。ということで、今の副院長を院長にといっても、その下はやっぱり見つかりませんので、やはり院長というのは非常に重い責任があります。その方に今度その荷を負わせたときにどうかなというようなことも検討いたしました。ということで、今の副院長は、前千葉院長がいなくなった８月１日付で内科長から副院長に昇進しましたので、今自分としてはさらに保健所の管理者というものも副院長というふうな肩書でその手続をしておりますので、本人は院長のつもりで頑張っておりますので、院長職を考えた場合に、今熊澤委員さんおっしゃったようなことも考えてはおりますが、いま一歩まだ待ちたいというふうな状況でございます。

○委員長（関　善次郎君）

36番。

◆委員　高橋庄太郎君 [ 8 ]	19ページの高額療養費分についての内容の説明をお願いしたいと思います。
	それと、もう一つ、高額医療の16年度の件数、それは何件ぐらいあったか、そこら辺をお聞かせ願いたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 9 ]

19ページの３目１節一般会計負担金の５番でございましょうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「はい」の声あり〕

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 10 ]

これ、一般会計の繰入金の高度医療に要する分ということで、高額医療の申請しているというのとはちょっと違いますので、もしも高額医療のことであれば、健康推進課の方かと思いますが。

○委員長（関　善次郎君）

36番。

◆委員　高橋庄太郎君 [ 11 ]

それでは、今現在これはこれとしても、高額療養費窓口委任払いということで、大きい病院では各支所の委任状をもらっていきますと、１割から３割の負担があるということで、その中でその間だけ支払わなければならないけれども、特に高齢者あるいはさまざま低所得者に対して病院の大きな手術をした場合、あるいは50万なり100万なりかかったという場合に対しての、その一時払いは大変だということを聞いております。そこで、こういう西根病院でも窓口払いを何とかやっていただきたいものだというように考えています。その辺のご意見をひとつお願いします。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 12 ]	お答えいたします。
	西根病院で高額療養の対象になる方は、ほとんど当然入院の方でございますけれども、月に２人ほどで、なおかつそれは一たん立てかえなければなりませんので、今委員さんおっしゃるような委任払いにつきましても、当然健康推進課の方に申請があって、それなりの手続を病院に相談された場合は行っております。ただし、その件数につきましては、２カ月に１人程度になっております。件数は少ないのですけれども、当西根病院でもその当然申請があれば行っております。
	以上です。

○委員長（関　善次郎君）

36番。

◆委員　高橋庄太郎君 [ 13 ]

件数は少ない中で、月２件ぐらいとか、２カ月に１人ぐらいという話ですが、これはやっぱり全体的に見て、一時払いを何とかここでやる方法はないのかと。実際に私たちは高齢者になるわけですけれども、年金暮らしでいるわけだけれども、とても仮に大きな手術をした場合に、保証人はつけるけれども、それなりの迷惑がかかるわけですから、この制度はやっぱりこういった所得のないという方には、本当に医者にも行って手術もできないような感じになるわけで、こういったのをカバーするためにも、これは何としても高額医療費の窓口払いを実施していただきたいわけですけれども、この辺、市長はどういうふうに考えているか、ひとつお伺いします。

○委員長（関　善次郎君）

健康推進課長。

◇健康推進課長　佐々木幸雄君 [ 14 ]	ここでお答えします。
	高額療養費受領委任払い制度というのがございます。それもございますが、これについては高額療養費が払い戻されるまで３カ月かかるということから、自己負担の限度額を超えた分については、医療機関に支払いをする受領委任払い制度があるということでございます。この高額療養費の支給状況を満たしている場合につきましては、自己負担額を支払うだけで済みますので、あとは市町村との了解、了承が必要であります。
	それから、県立病院につきましては、八幡平市でも国民健康保険高額療養費受領委任払いに関する協定書というのを結びまして、県立病院とは締結しているような状態でございます。

○委員長（関　善次郎君）

３番。

◆委員　��橋喜代春君 [ 15 ]

私、西根病院の今後のことでちょっと若干お聞きしますけれども、駐車場の確保です。今職員数も約50名余り働いておるわけでありますけれども、なかなか駐車場がスペースが狭いと。今現在その職員の方々、何台が自家用車で通勤しておるのか、そしてその場所はどこに駐車しておるものなのか、この点をお伺いします。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 16 ]	お答えいたします。
	確かに毎年でございますけれども、病院の駐車場が狭い、患者さんが来たときもとめられないときが多々あると、あるいは患者輸送バスが退避所に使って置けないときがあるというようなことでございます。今委員さんご質問のように、職員が委託職員を合わせまして約70名おりますが、早番、遅番、泊まりとかありますので、実質は五十四、五人が毎日朝から晩までとめている状況でございます。それで、これではだめだというようなことで、数年前に病院の正面からは見えませんが、一番奥に芝生があったんですけれども、そこをどっちをとるかと。環境をとるか、患者さんの不便の悪い方をとるかというか、やっぱりこれは患者さんに迷惑はかけられないということから、そちらの方に砂利を敷きまして、十二、三台ほどそれでも奧に入れたり、あとは建物との間のスペースに入れたりとか、あとは医師住宅の間に入れたりとか、工夫はしておりますが、再三出ておりますので、近隣にやはり求めようかというようなことで、昨年の冬に病院の外壁、屋根塗装の工事がありまして、そこで二十四、五台がとめられなくなるというようなことから、やはりもうこれ以上、この時期については患者さんにとても迷惑かけられないということで、五、六分歩いたある事業所の駐車場をお借りしまして一冬越したわけですが、なかなか近隣のところにもそういうようなスペースがないというようなことから、ちょっと今いろいろと工夫はしておりますが、その奥に十二、三台とめるのが今精いっぱいというふうな状況でございます。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

３番。

◆委員　��橋喜代春君 [ 17 ]

商売に例えて大変申しわけないのですが、例えば自分が商売をしていて、店主が駐車場の前にどんと構えて、お客さんに来てくださいと言っても、これはもう大変なことでありますよね。ですから、周り見ますと結構農地がたくさんあるのです。何かその農地を確保する、また貸し受けるなり、そういった方策ができないものかと。恐らくあの地域の方々も、今米等も大変な状況でありますけれども、その辺をお話しすれば、農地のある程度の貸し借り、これできるのではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。そういったのを今後考えていかなければ、これは大変だと思いますけれども。

○委員長（関　善次郎君）

西根病院事務局長。

◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 18 ]

その辺は、いろいろと各方面に当たりまして、そのような方向で、１台でもとにかく確保できるように努めたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）

ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	質疑なしと認めます。
	これで議案第61号の質疑を終わります。

▽議案第６２号

議案第６２号　平成１８年度八幡平市水道事業会計予算

○委員長（関　善次郎君）	次に、議事（11）、議案第62号　平成18年度八幡平市水道事業会計予算を議題とします。
	質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	質疑なしと認めます。
	これで議案第62号の質疑を終わります。

▼総　括　質　疑

○委員長（関　善次郎君）	以上で付託を受けた平成18年度各会計予算11件につきましては一通りの質疑は終わりました。基本的な考え方など総括的な質疑がありましたならば、要点をまとめて発言を願います。
	質疑ありませんか。
	20番。

◆委員　瀬川健則君 [ 19 ]	３点ほど市長の考え方をお聞きしたいと思います。
	一般会計から全部一応終わりましたが、この会計の中に対して反対とか、そういうものではありませんが、農と輝の大地というようなことでの大きなキャッチフレーズの中で18年度予算が出され、審議されたわけですけれども、農の部分と輝の部分と、あともう一つは教育というかスポーツの部分、３点についてお伺いしたいと思います。
	農の部分で、10年ほど前、旧農協が合併して大きくなって、今では私はその部分については賛成ではありませんが、やはり行政と農の部分、第１次産業が一体とならないと、なかなかうまく進まないというのが現実ではないかなというように思います。そこで、今さら八幡平市農協というような形で新いわてから分かれるというようなことも、そういう考え方もあるかと思いますけれども、そこまでいかないにしても、ことしは支援センターというような形での農業の方が一つのまとまりを持って始めるということは大変いいことで、大いに期待しているわけですけれども、農産物をつくってただ売るというだけではなく、やはりここで付加価値を高めた形での販売の仕方というか、そういうのを当然考えていかなければならないのかなというように思います。というのは、安代の方で山ブドウが盛んにつくられ、こっちの方にもふえてきたというようなことで、その販売の方もなかなか思うようにいかないというようなことにもなっているようですので、何かその中身見ると、今盛んにラジオなどで宣伝している目によいというふうな成分がすごく入っているとか、そういうような形での産学官が一体となって加工というか、そういうことも考えながら進んでいった方がいいのではないかなと。牛乳にしても、ここで加工しているのは全然ないというようなこともありますし、そういうのもいろいろこれから考えていくべきではないかなというふうに思います。
	あと、それから輝の部分ですが、安代の方は花と温泉とスキーというようなことで、大変いいキャッチフレーズの中で進んできて、私たちもあそこを通るたびに、夏場は花を飾ってあるのを見て、わあ、すごくいいなというような感じをして、あそこを通らせていただいていたわけですが、旧西根の方も焼走り線にフラワーロードというような形で、焼走り線があって、200メートルぐらい桜の木を植えているわけですが、あれを焼走りの方までずっとつなげる桜でもいいし、年中花が見られると。もう５月の連休と言えば、桜の花も全部終わってしまって、期間がちょうど連休のときは花がないというような状況ですので、恐らく桜ロードというか、あれは焼走りから、今度岩手山１号線の方までずっとつなげて、あの道路沿いにずっと桜でもいいし、あと夏場はアジサイとか、あと秋に行ったらツツジとかというような形で、年中八幡平市に行くと花が見えるよというような、そういうイメージづくり、そういう環境づくりをした方がいいのではないかなというように思います。
	あと、もう一つは、教育というかスポーツというか、岩手県は増田知事が出てから、何かスポーツの方がちょっと落ち込んできているなという感じもします。八幡平市は、大きなスキー場も五つもあるというような、本当にこういうような恵まれた土地もないのではないかなというふうに思います。この間の教育行政懇談会のときも話が出ましたが、スキーをやるにしても冬場になると合宿とか、それに先生がついていかなければならないと。それによって父兄の負担が多くなるし、また学校に残された先生方が、今度先生がついていくことによって教育の方にも影響が出てくるというような話もされていました。こういうようなことから、特別枠みたいな形で、県の方にその教員の特別枠というような形で要望して、ぜひここにそういう先生を１人でも２人でも確保してもらえるような要望の仕方というか、要請してもいいのではないかなというように思いますが、その３点についてお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いします。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 20 ]	今委員からは３点にわたって考え方ということでご質問がありました。
	まず、１点目の農の部分ですが、委員ご提言のように、まさに付加価値をいかにつけて、これを所得に結びつけるかというのが最大の課題だというふうに私は思っておりますし、また一方でせっかくこういった観光施設なり民宿施設、宿泊施設が多数この八幡平市にはあるわけですから、そういったものとの生産者との連携をどうとっていくのかと、それによってある意味では直売による付加価値という面も出てまいりますので、ぜひそういったものも視野に入れながら進めていきたいというふうに考えておりますし、今商工観光の方でそういったことを踏まえながら、宿泊施設がどう考えているのかということも今調査に入っているというようなことでございますし、これもお話にありました支援センター、４月から活動してまいります。その支援センターをまさに名前だけではなくて、実のあるものにしていかなければならないというふうに考えておりますので、それなりのスタッフを重点配置しまして、何とかこれをまさに八幡平の営農というのですか、農の部分の核にして、何とか進めていきたいというふうに思っております。
	そして、加工部門のお話がありました。確かに加工部門の投資というのも必要であろうと、将来的には必要であろうというふうに思っておりますが、私いつも答弁で申し上げていますとおり、まず市場調査しなければ、ただ施設をつくってそれに投資しても、なかなか逆の面が出てくるというふうな感じも私抱いておりますので、加工部門についても、やはりめどがついた段階で集中投資していきたいというふうに考えております。
	次に、輝の部門でのご提言がありました。花をもっと生かすべきではないかというご提言があった、まさに私もそのとおりだというふうに思っておりますし、できれば、これは私前から個人的な考えでおったのですが、南の入り口である道の駅を過ぎての左側ですか、こっちから行けば右側のあの学術参考林の余裕の部分、約六、七メーターの幅でずっと道路沿いにありますので、何とかあそこに花をやれないのかなと。そしてまた、今ご提言にありましたとおり焼走りロード、私も実際あそこで植栽、桜の木を植えた経験があるのですが、もうとにかく火山れきでスコップが入らないというような状況もありますので、そういった土壌的、環境的なものも踏まえながら、何があそこに適しているのかということも検討して、地域の人たちとこれはタイアップしなければできない事業ですので、ぜひその花を生かしたような輝の部分というのも挑戦してみる必要があるのかなという考えを持っております。特に岩手山１号線、２年後には完成するわけですから、あれが我が八幡平市にとってはある意味では生かすも殺すもあの路線をどう使っていくかということだと思いますので、その辺も十分に検討を加えていきたいというふうに思っております。
	３点目のスポーツの振興の件についてでございますけれども、まさに八幡平市、岩手県全体がそうなのですけれども、よそにないものがあります。それは、雪と寒さ。これはもうよそにないわけですから、特にこの雪をメーンにしたいろんな施策というのですか、推進策というのも図っていかなければならないと思いますし、特に一時各学校で取り入れたのですが、歩くスキーですか、ああいったものも今何かまた廃れてきたような感じも持っております。そしてまた、八幡平市には金メダリストも実際いるわけですから、そういったすばらしい人材を生かしながら、さっき委員のお話にありました指導に当たっている学校の先生に過重な負担がかからないような振興策というのを考えていかなければならないというふうに思っております。そういう意味でも、何とか地元で育ったすばらしい人材というのは、各地域に散らばっておりますので、こういった人材を何とか地元で確保して、子供たちにそのわざと技術というのですか、そういったものを継承しながら、この八幡平市のまさに地域スポーツとしてスキーを私は振興を図っていくべきではないのかなと、そのことによって地域のスキー場もある程度の潤いも出てくるのではないのかなというふうに思っておりますし、ある意味ではそういう大きな将来に向かっての構想があっての平舘高校の市立高校化ということを私は念頭に置いて発言をしているつもりでございますので、ぜひその辺ところはご理解をいただきたいというふうに思っております。

○委員長（関　善次郎君）

41番。

◆委員　米田定男君 [ 21 ]	私は２点について伺いたいと思うのですが、一つは市長の政治姿勢の問題について、それから二つ目は役場庁舎問題ですが、一つは政治姿勢の問題では、過日の補正予算の審議の段階で、市長が私からいえば共産党を誹謗する発言があったと、議会という公の場であってはならない発言だと私は思いますので、その点指摘しながら質問しますが、多分あの場に居合わせた他の議員なり当局の人たちも、言い過ぎだという思いは、多分かなりの人が思ったと思うのですが、私からいえば言い過ぎにとどまらない発言だというふうに思いますので。
	問題は二つ、私からいえばありますが、一つはその二つの具体的な問題を挙げて共産党かかわり含めて批判したわけですが、しかしその事実認識についても、私は事実誤認があるというふうに思いますが、その内容は触れませんが、しかしあの問題でも、要は二つの事件に関して、共産党がそのことについて決定する権限も立場にもなかったわけで、ですからそのことに関して共産党に責任転嫁というのはあり得ない話だと。
	もう一つは、役場庁舎問題に絡めての発言だったわけですが、しかし役場庁舎問題についても、現段階では共産党以外の議員であれ、住民の人たち、反対の人もあるわけで、それら含めて反対の立場の人を共産党で囲って批判するというやり方なわけですよ、あれは。そういう意味では、二つの点で私は納得できませんので、公の場で撤回していただきたいという点が一つ。
	それから、二つ目、庁舎問題ですが、この問題で私特に感じるのは、今の段階で感じるのは、なかなか論議が前進しないと。その原因は何かというのは、特に私たちが反対の立場で理由を言うわけですが、それに対しての論理的な反論がないという意味でのこの議論の前進がないと。この問題、本来的には個人の好みの問題ではないですから、徹底して議論すればより高い結論が得られる課題だと思うのです。しかし、そういう状況になっていないということなので、改めこの点で質問するのですが、この点では３点聞きたいのですが、端的に聞きます。
	一つは、建設理由に、いわゆる合併協議会で確認した、あるいは協定で確認したということを言われますが、それを尊重するのだと。私たちもその尊重するということについては、異議がありません。しかし、個々の問題について改めて論議するというのは、当然あることですし、結果として個々の課題で見直すことも結果的にはあり得ると。そういうふうにしないと、例えば建設計画10年間の計画ですから、10年間の進歩をとめるという役割を果たすわけで、そういう立場からいうと。そうではなくて、具体的な内容、項目については、一つ一つやっぱり議論するというのは当然のことだし、結果として見直しということもあり得ると。しかも、実際的にもう、例えば３総合支所制についても、実践を経ながら、実質的には３総合支所制廃止の形なわけです。前進的なあれだと思うのですが。これも本来は３総合支所制というのは協定で確認されていることですが、実質的にはそういうふうに見直しもできるということも踏まえれば、見直しということもあって当然だと。
	二つ目、財政的に有利だということを理由としていますが、しかし私からいえば、もう端的に言えば、むだなものをつくるのに財政的に有利も不利もないというふうに思うのです、この点では。ですから、しかも今の庁舎の関係からいえば、30年後なりという将来の問題なわけですから、建てかえるということになれば。そうすると、その30年、40年後を見据えて、今の段階で財政的な問題を論議するというのは、そもそも筋違いだというふうに私は思うのですが、実態にも合っていないと。
	それから、三つ目ですが、我々はむだだというわけですが、むだではない、なぜ必要かという理由に、今まで何回も出してきたのは、合併して３地域の一体性をつくるためだということなのですが、これも私は論理的に答えてほしいのですが、何回も言うように、今の段階でどうしても一体性つくらなければならない、あるいは極端に一体性、一体感が欠けているという根拠を示していただきたいということと、まちづくりの上でですよ。もう一つは、それをやっぱり劇的に解消する役を果たすのが役場庁舎だという根拠も示していただきたい。そこを明確に示していただきたいと。そういう論議をしないと、議論はやっぱり前進しないというふうに私は思うのですが、どうでしょうか。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 22 ]	今の大きく２点にわたっての質問でございます。
	１点目が本議会における私の答弁についてのご質問でございますけれども、私はその答弁でも申し上げましたとおり、一市民としてずっと58年ですか、この地に生まれて、この地で育って、そして皆様方の主張もそれぞれ聞きながらずっと暮らしてきました。その結果も見てきております。そういった自分の一市民として見て、そしてまた感じ、そしてまたそれに対しての評価を申し上げたというふうに私は理解しておりますし、決定権の話がありましたけれども、確かに執行者には決定権があるわけですけれども、そういった皆さんの行動を踏まえながら、行政を執行する決定権のある人たちの判断ですから、当時の。それは、それで尊重していかなければならない。もちろん反対運動をなさった方には、当然執行権はありません、決定権がないのは当たり前ですから、そういったものを受けた決定権を持った人たちの判断であったろうなというふうに感じております。
	あと、次の２点目ですが、庁舎問題について、今まで合併協議会の中でもさまざまな議論が交わされたというふうに私は聞いておりますし、また合併協議会の議事録等も読ませていただいております。そういった議論を踏まえて合併が成就して、そしてまたそれ以降現在まで各種議会、定例会におきまして反対論、賛成論、さまざま議論が交わされてきております。そういった議論を踏まえながら私なりに答弁もさせていただいておりますし、財政的な面あるいは一体感、あるいは将来の見通し、そういったものもるる今委員からご質問があったわけですけれども、そういったものも踏まえながら常に議論は交わしてきているというふうに私は認識をいたしております。
	また、当然建設計画、10年後を見据えた建設計画ですから、見直すべきものは、これは見直して当然ですから、これは当然見直していくということですが、今委員がおっしゃった30年後などを見据える必要はないのだというお話をいただいておりますけれども、やはり我々行政を預かる者として、そこまでをきちんと見据えた判断をしていかなければ、将来に禍根を残すというふうに考えておりますので、30年後なんか見据えなくてもいいのだというような立場では、我々行政は責任者として、それはちゃんと見据えてやっていかなければならないというふうに考えております。

○委員長（関　善次郎君）

41番。

◆委員　米田定男君 [ 23 ]	一つは、前段の問題ですが、あなたはその一市民としてのさまざまな評価の上での発言だと。しかし、問題は私がさっきも指摘したように、議会という公の場で、市長としての立場でその発言をしたとすれば、それは一市民として評価したから、どう発言しようがいいということにはならないというふうに思いますし、私が指摘した、こういう二つの問題を指摘したわけですが、この立場から考えて、やっぱり公の場で撤回すべきだと思うのですが、そのことをちゃんと答えてもらいたいと思います。
	それから、もう一つ、役場庁舎問題では結局すれ違うわけです、議論が。私も最初にも言ったように、例えば合併協議会で熱心に協議したということについては、全く否定もしませんし、尊重する立場は私も同じです、その点は。ただ、一つ一つについて、そのことを理由にして絶対進めるのだということはあり得ないということをまず確認したいという意味では、逆に言うと今見直しもあるのだと言いましたから、その面ではその立場はいいわけですが、しかし我々反対する立場から、具体的にここは疑問だということを指摘しているわけですから、何回も議論してきたにしても、こっちが問いかけているわけですから、答えていただきたいのです。市長でも部長でもいいですが。つまり財政問題も私はもちろん30年後なんて考える必要はないという意味ではなくて、30年後を考える場合にも、やっぱり正確な判断、分析が必要だということを言いたかったわけで、そのことはあえて触れませんが。
	では、一つだけ聞きますが、端的に一体感の問題を答えてくださいよ、ですから。今市のまちづくりの上で、一体感をつくらなければどうしても致命的な、ある意味では欠陥だと、そういう状況にあるということを示していただきたいし、またそのことを克服する、解決する手だては役場庁舎をつくることなのだと、役場庁舎はそういう役割があるのだと、あるいはそういう効果があるのだということをちゃんと示していただきたいと私は言っているわけですから。どうですか。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 24 ]	まず、後段の一体感論ですけれども、一体感論というのは、庁舎を建設する上でのいろんな要素の中の一つであろうというふうに思っております。一体感をつくるためが100％の理由だというふうには理解はいたしておりません。いろんな理由の中の一つが一体感の醸成であろうなというふうに理解をいたしております。
	そして、前段の発言の撤回をすべきではないかということでございますが、議会は皆さんもご承知のとおり、共産党の何々でございますという前提でご発言をちょうだいいたしております。そういったことで、そういった共産党の議員の皆さんの質問に対して、私は私の今までの経験から、そういったことによって実態はこうだったのではないでしょうかというお話を申し上げたつもりでございますので、それに対して言い過ぎではないのかなというご指摘があれば、そういう面もあったかもわかりません。そういった印象を受けられたというのであれば、それは撤回もやぶさかではないなというふうには思っておりますけれども、ただ私の真意はそういうことだというふうにご理解をいただきたいと。

○委員長（関　善次郎君）

41番。

◆委員　米田定男君 [ 25 ]

なかなか求める答え返ってこないのですが、一つ、最初の問題で言いますと、たとえ市長から見て心情的に相入れない政党であったとしても、ああいう発言はやっぱり許されないということをまず指摘したいと思いますし、役場問題、では別な側面からいきたいのですが、本当に経済的な優位さを考えるのであれば、私は例えばこう思うのですが、これは発言しない方がいいととめられた問題なのですが、本当に経済的に考えたら、その特例債の問題だけではなくて、場所論もあなたたちは絶対平舘野駄田圃から入ってこないのですが、私は総合的に考えれば、経済的な面なり、例えばあそこは優良一等農地ですから、田んぼとして。あそこもなるべくつぶさないと、利便性も考えるというふうに考えたときに、私はやっぱりそういうふうに考えれば、現在の松尾の役場庁舎付近なりということが、経済的にも利便性からいっても、総合的に考えればというふうに、本来経済的に考えてもなっていくはずだと思うのです。そういう意味では、本来的に経済性の問題も余り考えていないというふうに言わざるを得ないのです。どうでしょうか。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 26 ]

米田委員は、あの野駄田圃を一等農地というふうにおっしゃっておりますけれども、私は一等農地だとは思っておりません。５畝田とか、今どきに５畝田、大型機械も入らない、入ってもずぶずぶ入って作業にならない、貸したくてもだれも借り手がいない、ああいった農地を私は一等農地だとは思っていません。そういった一等農地というお話があったので、そう答弁申し上げますけれども、いずれ財政的にむだだということなのですけれども、私は議会でいつも答弁申し上げております。むだにならないように、なるべく後々に負担が残らないように、どうすれば少ない経費でこれを建設できるのか。そしてまた、どうすればこの旧西根役場、これをどう有効に使って市民に提供できるのかと、これをきちっと検証して、考えていくと。そして、むだにならないように、むだな投資だと言われないような庁舎建設というものをしなければならないというふうに常々心に思っておりますので、その辺は十分にご理解をいただきたいというふうに思います。

○委員長（関　善次郎君）

16番。

◆委員　高橋悦郎君 [ 27 ]	この庁舎問題の件に関しての今議会のさまざまな市長の答弁について、私からも若干質問させていただきたいと思います。
	私は今回、繰り返しになるかもしれませんが、この庁舎問題の議論に過去の我が党の活動について持ち出して、それと同じだと、今回の庁舎建設の反対も。そういう趣旨の発言をされたと、これはやっぱり大変な問題だと思っております。今もその件に関しては明確な撤回のご答弁はなかったわけですが、たまたま私がちょっと退席した場での発言だということで、私聞いた中身でお話しするわけですけれども、例えば大更地区の基盤整備の問題、今も市長は当時の反対運動と、そういうお話をされました。我が党が当時基盤整備の反対運動をどういうふうな形でやったのか、そういう事実も示さずそれを決めつけるというのは、これはもう大変な問題があると。私も当事者ではありませんので、明確に当時の内容を語るわけにはいかないのですが、私の義理の父に当たる当時議員をやっていたそのお話を聞いてくれば、反対運動というのは一切日本共産党としてはやってきていないのです。この自分の田んぼが基盤整備されると。いろんな不安を持つのは、これは当然のことなわけです、農家として。その不安に対して、議員として相談を受けると。では、その不安をどう解消するのかということで、積極的に対応していった中身なわけです。基盤整備そのものは反対、これはどこにもないのです。もし具体的な例であれば、それを示していただきたいのです。基本的な立場は、農家の人たちの不安、それから要望を解消するための、そういう党としての生活相談の中身であって、基盤整備そのものに反対するという事実は一切ないと、私はこういうふうに伺っております。必要であれば、当時の資料もそろえまして、示すこともしたいと思っていますけれども、それを反対運動の先頭に立ったという表現は、これは私納得できません。
	それから、先ほどの答弁の中に、市長は五十数年間この地で暮らしてきて、その中で見てきた感想も含めて語ったのだと、こういうお話もされました。私、余り過去のことについては触れたくはありません。市長も旧西根町の町議としても６年ですか、活動されてきました。その中においても、今回と同様のような問題も起きたということも伺っております。その際には、市長は発言の撤回もされたということも伺っております。私も言わせてもらえば、そういうこともあったのだと。そういう中で、明確な根拠を示さずに反対運動の先頭に立ったと、今回の合併の問題もそれと結びつけておっしゃるというのは、これはどう見ても私は筋の通らない話だと。そういう意味で、ひとつこの補正予算で発言しました市長の発言は、撤回をしていただきたいと思いますが、いかがですか。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 28 ]

今発言撤回のお話がありましたが、私も先ほど来申し上げましたとおり、一市民としての見てきて感じたことを念頭に置いて発言いたしております。その事実関係は、資料等を取りそろえなければならないというふうに思っておりますので、ちゃんとした資料等を私調査いたしまして、それにおいて私の発言が間違ったというのであれば、明確に発言の撤回をさせていただきたいと、そのように考えております。

○委員長（関　善次郎君）

16番。

◆委員　高橋悦郎君 [ 29 ]	私もある程度は調査はしてまいりましたけれども、そういう事実、明確な事実はどこにもありません。ぜひ調査をしていただきたいと。
	それで、当時さまざまな運動がありました。私たちの党の生活相談を受けた運動だけではなく、それ以外にもさまざまあったわけです。そういう中で、党としてはこの基盤整備には反対してはだめだと、そういうことを基本にして、そして農家の人たちの要望をどう実現するかという、そういう取り組みをしているわけです。このことをまずぜひ明らかにしてお答えいただきたいなと。私も私の立場でそれを調査して、準備をしたいというふうに考えております。
	その発表をしたいというお答えなのですが、どういう形でそれを議会の中でご答弁されるのか確認をしておきたい。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 30 ]

議会での発言ですので、調査して、それなりの調査結果を皆さんにご提示申し上げて、そして間違いであれば、これは私の間違いでございましたと、これは正式に撤回をさせていただくということでございます。

○委員長（関　善次郎君）

53番。

◆委員　高村明男君 [ 31 ]	２点について質疑いたします。
	まず１点目について、小林助役に伺いますが、今回の予算編成に当たって、財源の確保という立場で苦労があったのかどうか。なぜかというと、３町村が合併しなければならない大きな理由に、財政問題があったわけです。逼迫する財政と。これから大変だから、やっぱり合併は避けて通れない、合併しなければならないという、そういう議論を１年前の今ごろはやったのですよね。それで、今回合併して市になって、財源の確保というのは歳出に見合った財源が十分あったのだと、それはどういう形であったのか。もし今まで合併しなかったら、安代町は今ごろどういう状態だったのか、その辺の合併の効果というのはどういうふうな形であったのかどうか、その辺、率直なところ、わかりやすく簡潔にお知らせください。
	それから、２点目は市長にですけれども、まず今回この予算に取り組むに当たって、市長は施政方針でも述べておられるように、合併に当たって３町村がいろいろ時間をかけて協議した協定書を、これを協定を尊重しながら、均衡ある発展をという、そういう方針のもとでこの予算に取り組んだと、こうお見受けするのです。そこで、本案が可決されると、４月からいよいよ予算執行となるわけですが、実際に予算執行に当たっては、職員が当たるわけです。それで、市長さんが職員を見た場合、職員の目が輝いて、市の職員になったからもうやる気があるよというふうに、そういうふうに市長さんに映っているのか。いや、いや、まだ職員だめだ、これならと、もう少し教育してやらなければならないと、そういうふうに思っているのか、これから市長として予算執行に当たるに際して、職員をどうリードしてやっていこうとしているのか、その思いのほどをお知らせ願いたい。
	以上。

○委員長（関　善次郎君）

小林助役。

◎助役　小林順一君 [ 32 ]	お答え申し上げます。
	合併に当たりまして、その財政の状況でございますけれども、ご承知のように財政状況は非常に厳しいわけでございまして、決して今年度の編成に当たりましても、財源に余裕があるのでというあれは一つもございません。合併しましても、やはりいろんな交付税あるいは市税等が落ち込んでおりますので、そういう意味では大変な予算編成だったわけでございますけれども、ただ合併しなければ、しからばどうなったのかと、こうおっしゃいますけれども、それぞれの合併前の財政状況は、そんなに余裕があったわけでございませんので、例えば旧安代町の場合でも、どちらかといいますと福祉関係には力を入れてきたと、そういう方面で、それが合併することによって、今まで単独といいますか、町独自でやってきたものが、いろんな意味で住人の福祉につながり、しかもそれが単独ではできないような状況のものが、合併することによってそれがうまく運用するというような面もございます。単独でやっておれば、ますます今の国の三位一体の関係で、なかなか国からの補助金等も少なくなってきておりますので、そういった意味では合併してなお財政基盤を幾らでも強化していこうということで合併したわけでございますので、その点はいずれ合併して、財政運営に当たっては合併しなかったときよりもこれは住民サービスが向上すると、こういうことでございます。いずれ何回も言いますけれども、合併しても財政状況の厳しさは変わりません。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 33 ]

職員のそれぞれのやる気というのですか、そういったものについてのご質問でございますが、合併して八幡平市が誕生して、それぞれの旧町村単位の職員の皆さんが一同になって、これからの新しい八幡平市の創造に向けて頑張っていくという体制はできました。委員ご承知のとおり、それぞれ松尾村においては100年を超える歴史、旧西根、安代につきましては、合併後40年近い歴史というものがあります。それの歴史の中で、職員の皆さんそれぞれ頑張ってきておられて、現在に至っているというふうな認識をいたしております。そういったもので、私常々申し上げているのですけれども、職員として採用されるときの誓約書、公務員として法を守り、市民、今では市民のために公僕として一生懸命誠心誠意頑張りますという誓約書、どこの旧町村でも提出しながら職員になっているというふうに思っております。まず、その基本をきちっとお互いに検証し合いながら、それを守っていくと、実行していくというのがまさに最低限必要なことであろうというふうにも思っておりますし、また今までどういうふうな形式で、例えば辞令交付等もどういう形式でやってきたか私存じ上げませんけれども、辞令一つ出すにしても、あなたにはこういう仕事をきちっとやってもらいますよという言葉を、それぞれテーマを与えながら辞令もこれからは交付していく必要があるのではないのかなというふうな感じを持っておりますし、まさにこれからの職員の働きいかんによってこの合併の効果が出るも出ないも、我々は一番責任あるわけですけれども、それと同時に連携した形での職員の資質の向上というものには十分に意を用いていきたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）

６番。

◆委員　小野寺昭一君 [ 34 ]	２点ほど伺いたいと思います。
	子育て支援なのですが、近年核家族と申しますか、そういう関係で若い人たちの家庭がふえております。その点で、子供を産んでも仕事をしたくても、なかなか子供を預けられないというのが結構ありますが、そういう保育園に預けたいけれどもという待機者が現在どの程度あるのか伺いたいと思います。
	それから、もう一点は、老人あるいは障害者福祉……

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「総括だよ」の声あり〕

◆委員　小野寺昭一君 [ 35 ]

障害者福祉なのですが、前の質問では、旧西根町では小規模の施設ですか、それから松尾村ではそよかぜの家、あと旧安代にはないということで、そういう子供たちがいればこちらの方の施設に入れたいというような話なのですが、八幡平市からよその、八幡平市以外にもわかくさ工房とか杜の家に行っている子供たちもあります。そういう子供たちのために、今後小規模なり、あるいは一般的施設なりつくっていく考えあるのかどうか伺いたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）	注意いたします。
	今の質問に対しては答弁させますけれども、総括ですので、個別でなくてお願いいたします。
	福祉事務所長。

◇福祉事務所長　渡辺義光君 [ 36 ]	保育園の待機者等でございますが、ゼロ歳、１歳、たしか四、五名の子供たちがまだ待機している状況で、３歳以上はないわけですけれども、近年産まれて産休明けに預けたいというお母さん方ふえておりますので、森の子保育園でも30人の定数でございますが、４月から15人定数を増加しまして45人にする予定でございますので、これらの未満児の待機者の解消を図っていきたいと思っております。
	それから、障害者の相互利用あるいは対策というようなことでございますけれども、それぞれ西根、松尾には作業所、授産施設がございますので、これらを安代の方にも拡大しながら交流を深めて、入所させて障害者の福祉の向上に努めてまいりたいと思っております。
	それから、市外の方にも大分行っておりますので、前回も申し上げましたが、将来八幡平市でもそういう障害者の授産施設を建てたいという希望者が今ございますので、それらを検討の打ち合わせをしながら、その設立に向けて支援をしていきたいと考えております。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

６番。

◆委員　小野寺昭一君 [ 37 ]	それで、市長からお聞きしたいと思いますが、子育て支援ということで保育園に、先ほど答弁ありましたが、仕事をしたくて、入りたくてもできないというような、何名もいるわけで、例えばいろいろな制約があってそういう保育園に入れないのであれば、今後保育園を民営化なり、そういう方向で対策はどのように考えているのか伺いたいと思います。
	それから、もう一点、福祉についてなのですが、老人のホームで……

○委員長（関　善次郎君）

６番、総括に入ってください。総括をお願いします。

◆委員　小野寺昭一君 [ 38 ]

それで、老人ホームの待機者、今後団塊の世代がこれから10年後、あるいは20年後ですか、来るわけなので、例えば言い方は悪いのですが、施設に入っている方が亡くならなければ入れないというような、言葉は悪いのですが、そういう状況なのですが、今後待機者140人もいるということなので、そういう老人対策ですか、そういう施設をどのように考えているのか伺いたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 39 ]

保育園の待機者があって、若いお母さんたちが困っているというようなご発言もありましたし、またそれを踏まえて、それを解消する策としてどう考えているかというお話でございます。ご発言のとおり、保育園につきましても、その理由にも問題あると思いますけれども、待機者がいるという現実はあるわけですから、ご提言いただきました保育所の民営化というものもあわせて、では民営化にすれば子育て支援に有効にそれが作用するのかと、少子化に対応でき得る施設として機能するのかということも十分に精査しながら、その民営化についても検討していかなければならないというふうに考えております。

また、もう一点が介護待機者ですね、施設待機者の問題もそうですが、これも議会での答弁でも事務レベルの方から答弁がありましたが、各施設にふくそうして申し込みしているということで、現実の待機者と数字上の待機者との乖離というのがあることもまた事実でございます。そういう乖離があるということは事実ですが、待機者は現実に現存しているということも認識いたしておりますので、新たな介護保険制度が４月１日から実施されます。その中身を見てみますと、包括支援センターあるいは地域密着型施設、そういったものをまさに充実させるような新たな介護保険制度の改正というふうに理解しておりますので、待機者についてもそういった新たな介護保険制度を有効に機能させることによって、ある程度の解消はできるのではないのかなというふうに思っておりますし、そういう意味では新たな介護保険制度というものをよく検討して、勉強して、いかにすればそういった待機者解消につなげていけるのかということを検討していきたいというふうに思っております。

○委員長（関　善次郎君）

37番。

◆委員　伊藤待夫君 [ 40 ]	うちの方の議会の進行状況と変わっておりましたので、このように変わったのであれば、議運の委員の方々は、このようになりましたということをお知らせしてくださればよかったなと思って、今まで質問しないでおったのですが、やはり皆さんの流れに従って、２点ほど質問します。
	先般行政組織の一部見直しについてということを質問した折に、当局から２月20日の全協で説明されたことを説明していただきました。そこで、きょうは絞って安代の総合支所についてお伺いしますが、これを見ますと空欄があるわけです。そこで、質問した折に総務課長、そこに行ってお尋ねしましたら、きょうのあたりには公表できるのではないかと、まだ明細なことは公表する段階でないと、このようにお答えをいただいておりましたので質問しますが、やはりこの合併をするに至りまして、３町村平等に対等合併ということで合併をしたわけで、我々も本当にしのびがたきをしのび、耐えがたきを耐えて合併に調印したわけです。そして、当安代地区は端っこになっておりますが、市長もそういうことのないように、端の方から優先的に何でもやりますと、このように選挙期間中は聞いておりました。そこで、この空欄になっている分、これがどのようなことを入れるのか、とにかく人数を削減してもいいだろうけれども、窓口に行ったとき責任のある答えを出していただかなければ、またまた端っこになったと市民に言われるわけです。本所から聞かなければだめですと、そのようなことのないようにやってくださるのかどうか、そこを一つ。
	それと、もう一点は、林業振興費のところに関連するわけですが、森林組合は八幡平市になりまして、もともとこちらの方には岩手中央森林組合と、我々安代地区におきましては、浄法寺町と一緒になって浄安森林組合という組合がありました。そこで、今度合併をしまして、二つの組合が八幡平市に在住するわけですが、補助等々につきましてはどのようにするのか。今まででありますと、安代町でかさ上げをしますと浄法寺町でもかさ上げをすると、こういう状態になってきたわけですけれども、今度浄法寺町も二戸市に合併をしました。そこでどうなるかは、組合は不安を持っているわけですが、そこのところ。今まで岩手中央森林組合に対して補助等はどのようなものを出しておったか、それが一つ。やはり間伐の補助だけになったわけですが、今度その間伐の補助金を出すに至りましても、今までどおりかさ上げの分、それと作業等についてのかさ上げの分はどうなるのかと。それと、間伐に際しましての補助金のかさ上げにつきまして、一般個人に対してはだめだよと、森林組合……

○委員長（関　善次郎君）

37番さん、だんだんに個別的な質問に変わってきましたので、総括にお願いいたします。

◆委員　伊藤待夫君 [ 41 ]	落としたの聞いているのだ。
	だって、そうでしょう。個人に補助金のかさ上げがないと、業者と森林組合にばかり出していると、こう伺っておりますが、その点について出す場合はどのような考えかお伺いします。
	以上。

○委員長（関　善次郎君）

企画総務部長。

◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 42 ]	１点目の機構の見直しの件につきましてお答えしたいと思います。
	この機構の見直しの基本的な考え方につきましては、今までもご説明申し上げておりますが、安代総合支所のその空欄の部分、私委員のご指摘をちょっと確認できませんが、いずれ基本的には今までの反省事項を踏まえまして、特に安代総合支所につきましては従来の機構、９月１日以降この総合支所そのものは４課体制でございますが、これを踏襲してまいりたいと。
	それから、ご指摘のありますように、総合支所で窓口業務がなかなか、すぐ本所対応というようなことになるというのにつきましては、これは業務の内容等も十分吟味し、あるいは総合支所等の権限の拡大、こういったものでやはり住民が窓口で十分用が足せるような、こういったものに常々業務の内容を見直しをしながら、サービスが低下にならないように努めてまいりたいと、そのように考えてございますので、ご理解賜りたいと思います。

○委員長（関　善次郎君）

産業建設部長。

◇産業建設部長　伊藤繁夫君 [ 43 ]	私から２点目の方についてお答えさせていただきます。
	まず、森林組合の、確かにご指摘ありました、お話ありましたように、二つの組合が市の方にかかわりございます。岩手中央森林組合というのと浄安森林組合ということでございますが、まず補助金のかさ上げの状況でございますが、岩手中央森林組合につきましてはございませんが、制度上の助成だけでございますが、浄安さんの方につきましては、今まで安代町さんが行ってきたものを助成していらっしゃるように話を承っております。したがいまして、18年度につきましては、その辺の組合間との調整ございませんが、基本的には17年度の安代地区につきまして行われた状況を、市としても同じような形で継続のような形で取り組む内容にしております。ですが、これにつきましては、先ほどご指摘ありましたように組合間のそれぞれの未調整の分野がありますので、以降につきましては、18年度につきましては調整というか、またそれぞれの事業の取り組みをあわせながら調整させていただきたいというふうに考えております。かさ上げ等につきましては、18年度は今まで行われたのはその形で取り組んでまいる予定になっております。
	以上でございます。

○委員長（関　善次郎君）

37番。

◆委員　伊藤待夫君 [ 44 ]

今部長さんから答弁をいただきましたが、もしも今初年度の18年度人事に至りまして、安代の市民の人たちが行ってさっぱり役に立たないと、用が足せなかったと、このようになった場合は見直しをする考えかどうか、そこをひとつお尋ねします。

○委員長（関　善次郎君）

企画総務部長。

◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 45 ]

業務それぞれ市民の皆さんにこういったものが総合支所で直接扱いますよとか、そういったものの趣旨のご理解も当然いただかなければなりませんし、それから見直しにつきましては、その業務の内容、常にこういった生きた組織体でございますので、行政事務の変遷、こういったものを踏まえながら随時見直しをしなければならない。ただ、むやみやたらに見直しだけして住民が混乱するというのも避けなければなりませんので、いずれ基本線は住民サービスを低下させないようにということでございますので、それにつきましては十分留意しながら、常に本庁と総合支所との連携等をとりながら進めてまいりたいと、そのように考えてございます。

○委員長（関　善次郎君）

33番。

◆委員　工藤忠義君 [ 46 ]	なしというような声で、大変前に進めというようなご意見もあるのですが、１点だけお聞きします。
	行政改革大綱が発表されました。その中で、この大綱を作成し、全庁一丸となって行政改革を実行し、新たな行財政システムの確立に向け取り組むというようなことになっています。そこで、今コンプライアンスの取り組みというのが大変重要になってございますが、このコンプライアンスの取り組みの姿勢、これがこの大綱の中にはないわけですが、その辺の考えをお聞きします。

○委員長（関　善次郎君）

企画総務部長。

◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 47 ]

この行政事務を執行するに当たりましての最も基本的なものがコンプライアンスでございますので、これにつきましては、特に行政改革大綱の中にはあえてそのものについては規定はしてございません。ただ、基本的にやはり文言で記載する、しないにかかわらず、行政に携わるものの全く基本的なものでございますので、その辺につきましては今後この行革大綱を進めていく上で、特にも事務が、いわゆる行革を先行するがゆえにこういった基本的なものが落ちないようなことにつきましては、今後行政改革の集中改革プランの詰め、こういったものも踏まえながら十分この意を体しながら取り組んでまいりたいと、そのように考えております。

○委員長（関　善次郎君）

33番。

◆委員　工藤忠義君 [ 48 ]

このコンプライアンスの欠如のために、１人の職員が例規に違反したというようなことで、大変社会的信用を失墜するというようなことがあります。先般新聞等で報道になっています県北のある役場でも、そういう報道がなされました。やはり今大変民間団体問わず、行政問わず、このコンプライアンスに対しての取り組みというのが重要になっています。テレビ等を見ましても、大企業のトップがテレビに出まして、平謝りに国民に謝っております。あれも一つのコンプライアンスの欠如だろうというふうに私は思ってございます。これはやっぱり対岸の火事ではなく、自分たちのことだよというようなことを認識しないと、いろいろな不祥事が出てからでは遅いのではないかなというふうに思っています。合併してそれぞれ職員の方、大きくなりました。やはりそれぞれの認識が必要だろうというふうに思っていますが、市長の考え方、これからやはり職員がそれぞれ今後の八幡平市の方向づけをつけるのですから、このコンプライアンスに対しての取り組み方、考え方をお聞きをいたします。

○委員長（関　善次郎君）

市長。

◎市長　田村正彦君 [ 49 ]

コンプライアンス、要は法遵守ということだろうというふうに思っております。これは私市長に就任して、助役さんあるいは総務企画部長等とも検討しておりますけれども、今までのものを批判するというわけではありませんけれども、なあなあ、なあなあでやってきて、果たしてそれが法遵守になっておったかという問題もございます。したがって、行政を執行する上でも、例えば何らかの政策決定をして、その政策を実行する上でも、それがコンプライアンスに違法性があるのかないのかきちっと検証して、専門の弁護士さんなりを中に入れて、そして違法性がないのを確認しながら行政というのは進めていかなければならない時代に入っているという認識を持っています。したがって、今予算には、当初予算には盛り込んでおりませんけれども、何とか行政顧問弁護士さんを委嘱いたしまして常にチェックを、法的に適法なのか違法なのかと、これを全部チェックしながら行政を運営していかなければならないというふうに考えております。

○委員長（関　善次郎君）

ほかに総括質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）

なしと認めます。

▼議案第５２号〜議案第６２号の討論、採決

○委員長（関　善次郎君）

これから議案第52号　平成18年度八幡平市一般会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第52号を採決いたします。
	議案第52号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立多数〕

○委員長（関　善次郎君）	起立多数です。
	よって、議案第52号　平成18年度八幡平市一般会計予算は原案のとおり決定されました。
	次に、議案第53号　平成18年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第53号を採決いたします。
	議案第53号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立多数〕

○委員長（関　善次郎君）	起立多数です。
	よって、議案第53号　平成18年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第54号　平成18年度八幡平市老人保健特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第54号を採決いたします。
	議案第54号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第54号　平成18年度八幡平市老人保健特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第55号　平成18年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第55号を採決いたします。
	議案第55号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第55号　平成18年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第56号　平成18年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第56号を採決いたします。
	議案第56号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第56号　平成18年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第57号　平成18年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第57号を採決いたします。
	議案第57号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第57号　平成18年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第58号　平成18年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算について討論を行います。討論ございませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第58号を採決します。
	議案第58号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第58号　平成18年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第59号　平成18年度八幡平市索道事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第59号を採決します。
	議案第59号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第59号　平成18年度八幡平市索道事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第60号　平成18年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第60号を採決いたします。
	議案第60号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第60号　平成18年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第61号　平成18年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第61号を採決します。
	議案第61号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第61号　平成18年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算は原案のとおり可決されました。
	次に、議案第62号　平成18年度八幡平市水道事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（関　善次郎君）	討論なしと認めます。
	これから議案第62号を採決します。
	議案第62号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（関　善次郎君）	起立全員です。
	よって、議案第62号　平成18年度八幡平市水道事業会計予算は原案のとおり可決されました。

▼閉　　　　　会

○委員長（関　善次郎君）	以上をもって本委員会に付託されました議案第52号から議案第62号までの平成18年度各会計予算の審査はすべて終了いたしました。皆様のご協力に衷心より感謝を申し上げます。
	以上をもちまして予算特別委員会を閉じ、閉会といたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１時４３分）

会議の経過を記載して相違なきことを証するため、ここに署名する。
　
　平成１８年３月２０日
　
　　　　　　　　委　員　長
　
　　　　　　　　副委員長