予算特別委員会会議次第

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日　時　平成１７年１１月１１日（金）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　場　所　八幡平市西根地区市民センター


１　開　　議

２　議　　事
（１）議案第１６号　平成１７年度八幡平市一般会計予算　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（２）議案第１７号　平成１７年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算　　　　　　
（３）議案第１８号　平成１７年度八幡平市老人保健特別会計予算　　　　　　　　　　　　　　
（４）議案第１９号　平成１７年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算　　　　　　　　　　　
（５）議案第２０号　平成１７年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算　　　　　　　　　　
（６）議案第２１号　平成１７年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算　　　　　　　　　　　　　
（７）議案第２２号　平成１７年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算　　　　
（８）議案第２３号　平成１７年度八幡平市索道事業特別会計予算　　　　　　　　　　　　　　
（９）議案第２４号　平成１７年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算　　　　　　　　
（10）議案第２５号　平成１７年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算　　　　　　　　
（11）議案第２６号　平成１７年度八幡平市水道事業会計予算　　　　　　　　　　　　　　　　


３　閉　　会

出　席　委　員（５２名）
　　　　　１番　　古　　川　　津　　好　　君　　　　　２番　　里　　舘　　守　　哉　　君
　　　　　３番　　髙　　橋　　喜 代 春　　君　　　　　４番　　宮　　野　　光　　弘　　君
　　　　　５番　　山　　口　　正　　光　　君　　　　　６番　　小 野 寺　　昭　　一　　君
　　　　　７番　　立　　花　　國　　彦　　君　　　　　８番　　田　　村　　　　　孝　　君
　　　　　９番　　三　　浦　　榮　　吉　　君　　　　１０番　　髙　　橋　　清　　志　　君
　　　　１１番　　長　　坂　　祐　　一　　君　　　　１２番　　田　　中　　榮 司 夫　　君
　　　　１４番　　伊　　藤　　一　　彦　　君　　　　１５番　　髙　　橋　　俊　　彦　　君
　　　　１６番　　高　　橋　　悦　　郎　　君　　　　１７番　　小 笠 原　　壽　　男　　君
　　　　１８番　　立　　花　　勝　　義　　君　　　　１９番　　関　　　　　善 次 郎　　君
　　　　２０番　　瀬　　川　　健　　則　　君　　　　２１番　　工　　藤　　邦　　彦　　君
　　　　２２番　　橋　　本　　修 太 郎　　君　　　　２３番　　工　　藤　　立　　見　　君
　　　　２４番　　中 軽 米　　民　　夫　　君　　　　２５番　　山　　本　　　　　榮　　君
　　　　２６番　　松　　浦　　博　　幸　　君　　　　２７番　　伊　　藤　　彦　　藏　　君
　　　　２８番　　伊　　藤　　寛　　一　　君　　　　２９番　　田　　村　　正　　雄　　君
　　　　３０番　　大 和 田　　順　　一　　君　　　　３１番　　佐 々 木　　祝　　子　　君
　　　　３２番　　三　　浦　　　　　侃　　君　　　　３３番　　工　　藤　　忠　　義　　君
　　　　３４番　　高　　橋　　敏　　雄　　君　　　　３５番　　遠　　藤　　良　　三　　君
　　　　３６番　　高　　橋　　庄 太 郎　　君　　　　３７番　　伊　　藤　　待　　夫　　君
　　　　３８番　　高　　橋　　光　　幸　　君　　　　３９番　　村　　上　　藤　　榮　　君
　　　　４０番　　内　　田　　　　　剛　　君　　　　４１番　　米　　田　　定　　男　　君
　　　　４２番　　北　　口　　和　　男　　君　　　　４３番　　古　　川　　市　　男　　君
　　　　４４番　　伊　　藤　　一　　治　　君　　　　４５番　　三　　浦　　正　　信　　君
　　　　４６番　　松　　尾　　辰　　男　　君　　　　４７番　　工　　藤　　明　　弘　　君
　　　　４９番　　遠　　藤　　和　　男　　君　　　　５０番　　熊　　澤　　　　　博　　君
　　　　５１番　　勝　　又　　紘　　一　　君　　　　５２番　　関　　　　　義　　征　　君
　　　　５３番　　高　　村　　明　　男　　君　　　　５４番　　関　　口　　建　　一　　君

欠　席　委　員（２名）
　　　　１３番　　髙　　橋　　　　　守　　君　　　　４８番　　菊　　田　　　　　寔　　君

委員外議員（１名）
　　　　５５番　　井　　上　　　　　勉　　君

説明のために出席した者
　　　　市長　　　　　　　　　　　　　　　田　　村　　正　　彦　　君
　　　　教育長　　　　　　　　　　　　　　高　　橋　　北　　英　　君
　　　　企画総務部長　　　　　　　　　　　高　　橋　　時　　夫　　君
　　　　生活福祉部長　　　　　　　　　　　山　　本　　富　　栄　　君
　　　　産業建設部長　　　　　　　　　　　伊　　藤　　繁　　夫　　君
　　　　上下水道部長　　　　　　　　　　　工　　藤　　昭　　二　　君
　　　　西根総合支所長　　　　　　　　　　小 野 寺　　光　　正　　君
　　　　松尾総合支所長　　　　　　　　　　高　　橋　　富　　男　　君
　　　　安代総合支所長　　　　　　　　　　種　　市　　昭　　六　　君
　　　　収入役職務代理者　　　　　　　　　工　　藤　　　　　勲　　君
　　　　　　（会計課長）
　　　　企画総務部総務課長　　　　　　　　大　　森　　力　　男　　君
　　　　企画総務部総合政策課長　　　　　　浦　　田　　信　　悦　　君
　　　　企画総務部　　　　　　　　　　　　高　　橋　　一　　夫　　君
　　　　　　新市建設対策室長
　　　　企画総務部財政課長　　　　　　　　佐 々 木　　正　　志　　君
　　　　企画総務部税務課長　　　　　　　　松　　浦　　重　　夫　　君
　　　　生活福祉部市民課長　　　　　　　　遠　　藤　　栄　　太　　君
　　　　生活福祉部健康推進課長　　　　　　佐 々 木　　幸　　雄　　君
　　　　生活福祉部福祉事務所長　　　　　　渡　　辺　　義　　光　　君
　　　　産業建設部農林振興課長　　　　　　遠　　藤　　久　　夫　　君
　　　　産業建設部商工観光課長　　　　　　高　　橋　　末　　男　　君
　　　　産業建設部建設課長　　　　　　　　山　　本　　美　　昭　　君
　　　　上下水道部管理課長　　　　　　　　小 山 田　　重　　郎　　君
　　　　上下水道部松尾事業所長　　　　　　鬼　　柳　　文　　雄　　君
　　　　上下水道部安代事業所長　　　　　　遠　　藤　　治　　勝　　君
　　　　西根総合支所保健福祉課長　　　　　工　　藤　　定　　男　　君
　　　　西根総合支所産業振興課長　　　　　種　　市　　慶　　雄　　君
　　　　西根総合支所建設課長　　　　　　　米　　田　　光　　政　　君
　　　　松尾総合支所保健福祉課長　　　　　高　　橋　　　　　初　　君
　　　　松尾総合支所産業振興課長　　　　　畑　　　　　孝　　夫　　君
　　　　松尾総合支所建設課長　　　　　　　高　　橋　　三　　夫　　君
　　　　安代総合支所保健福祉課長　　　　　四　　井　　昭　　子　　君
　　　　安代総合支所産業振興課長　　　　　八　　幡　　　　　博　　君
　　　　安代総合支所建設課長　　　　　　　佐　　藤　　源　　嗣　　君
　　　　国保西根病院事務局長　　　　　　　森　　　　　佐　　一　　君
　　　　国保安代診療所事務長　　　　　　　関　　　　　敏　　博　　君
　　　　農業委員会事務局長　　　　　　　　菊　　池　　正　　男　　君
　　　　学校教育課長兼　　　　　　　　　　遠　　藤　　和　　義　　君
　　　　　　学校給食センター所長
　　　　生涯学習課長兼　　　　　　　　　　藤　　田　　繁　　光　　君
　　　　　　西根総合支所教育課長
　　　　松尾総合支所教育課長　　　　　　　高　　橋　　敏　　彦　　君
　　　　安代総合支所教育課長　　　　　　　山　　本　　行　　男　　君

事務局出席者
　　　　事務局長　　　　　　　　　　　　　伊　　藤　　文　　明
　　　　事務局長補佐　　　　　　　　　　　畠　　山　　一　　彦
　　　　議事係長　　　　　　　　　　　　　齋　　藤　　恵 美 子
▼開　　　　　議

○委員長（伊藤一彦君） [ 1 ] ただいまから予算特別委員会を開きます。
　ただいまの出席委員は52名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
　それでは、本日の会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１０時００分）

▽議案第１６号

  　議案第１６号　平成１７年度八幡平市一般会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 会議は、会議次第によって進めてまいります。なお、総括質疑は各特別会計の質疑終了後に行います。
　会議次第第２、議案第16号　平成17年度八幡平市一般会計予算を議題といたします。
　それでは、内容の説明が終わっておりますので直ちに審査を行いますが、ここでご協力をお願い申し上げます。発言に当たっては、挙手の上、議席番号と該当するページを述べてから発言願います。なお、質疑に当たっては、同一の議題については１人３回までとし、１回当たり３点以内とし、ご協力を願います。また、質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いします。特にずうだらだら節は議会当局とも慎むようにお願いします。なお、質疑に当たっては、回数にこだわらず、十分に配慮するつもりでありますが、当委員会は審査する会議であります。要望、意見の申す会議ではありませんので、出た時点で残り回数があったとしても委員の質疑を打ち切るつもりでありますので、くれぐれも注意をするように願います。

▼答　弁　の　保　留

○委員長（伊藤一彦君） ここで、昨日の11番委員の答弁が保留となっております。市民課長の答弁を許します。
◇市民課長　遠藤栄太君 [ 2 ] 　貴重な時間をいただきましてありがとうございます。昨日の審査の際、４款１項５目の公害対策費の地球温暖化防止対策の推進実行計画に対して、11番委員の長坂委員に対して答弁保留しておりましたことと、一部答弁に誤りがございますので、訂正していただきたいとお願い申し上げます。
　まず最初に、実行計画の策定状況の際、旧安代町が未策定の旨の答弁しておりましたが、平成15年３月に策定しておりますことを訂正させていただきます。あわせて西根町は平成13年２月、松尾村は平成14年２月に策定しております。訂正しておわび申し上げます。
　次に、旧西根町の平成16年度の実績とのことでございますが、これについては各施設の調査報告に基づき数値を確定しなければならないわけでございますが、実は第１・四半期の報告漏れが６施設ほどあることが判明いたしまして、確定値が出せない状況であります。そこで、概数でありますが、平成16年度の二酸化炭素排出量は1,510.27キログラムでございます。旧西根町の基準年度は2,034.564キロでございますので、削減量として49万2,894キロでございます。率にして、削減率が24.2％となっております。
　なお、きのうから報告漏れ施設に対して担当者の方から督促しておりまして、早急に確定して広報等で公表いたしたいと考えておりますので、どうぞご了承お願いいたしたい。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 11番委員、いかがですか。いいですか。
◆委員　長坂祐一君 [ 3 ] 　いいです。
○委員長（伊藤一彦君） それでは、一般会計歳出、８款土木費から14款予備費までの質疑を行います。予算に関する説明書の82ページから118ページまでです。
　それでは、審査に入ります。質疑ありませんか。
　16番、高橋委員。
◆委員　高橋悦郎君 [ 4 ] 　86ページ、工事請負費、大更西線の改良舗装工事と、この件について伺いたいと思います。
　都市計画区域の中の道路ではないのですけれども、市街地道路ということで、周辺に将来住宅が建つだろうと、そう思われる非常に大更の中心部にとっては将来発展する大きな役割を果たす道路というふうに思っておりますが、ちょっと古い話で申しわけないのですが、そもそもこの道路を企画したその趣旨、何でここにこういう道路をというその趣旨を初めに伺いたいなと。
　それから、２点目に、108ページです。図書館費に関して伺いたいと思います。私も何回か質問してきたのですが、ご存じのように本年９月から正職員がすべて引き揚げられました。今臨時の職員が対応しているという状況なわけですが、まず図書館の果たす役割、これについて伺いたいなと。それから、なぜ正職員を引き揚げたのか、その理由について伺いたいと。
　以上２点をお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 5 ] 　お答え申し上げます。
　第１点目の市道大更西線、現在実施しておりますけれども、これについて当初計画とその整備することの目的、趣旨というものはどういうことかということでございます。本路線につきましては、平成13年度を初頭の年として順次施工しておりますけれども、国道282号線と並行する路線でありまして、地域住民の安全確保や快適な通行、避難路の確保、通過車両の時間短縮など、サービスできるということの目的によりまして、282号線がまだこのような状況でございますので、この対策として取り上げたもののように聞いております。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 6 ] 　図書館の果たす役割ということでございますけれども、図書館につきましてはかなり多岐にわたるかなと思います。いろんな多種にわたる資料の保存とか、それから市民に対する読書の進めという形がメーンになると思うのですけれども、その中でもまた別な形で、ブックスタート事業なんかというのは、要するに乳幼児ですか、これブックスタートとよく言っていますけれども、お母さんが乳幼児に、小さい幼少のころに本を読み聞かせていくと、実際言葉というのですか、文字も読めない子供でもそういう将来大きくなって、そういう図書に、本を読むということが自然にはぐくまれていくというような、いろんな活動が図書館には備わっていると思います。それにつけても、これからもそういう広い意味での図書館というものの考え方を私たちは考えていかなければいけないというふうに感じております。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 16番。
◆委員　高橋悦郎君 [ 7 ] 　まず、西線の件ですけれども、今通行の便を図ると、災害時の避難の通路と、こういうお話もされたわけですが、住民としてはそういうこともありますが、何といってもやっぱり道路周辺に住宅が建設をされて、さらなる発展をしていくということを望んでいるのは地元住民の見方かと思うのです。そういう周辺に住宅が建つであろうと。今まで全くなかったところへ道路できるわけですから、当然そういうことが予想されるわけです。かねて旧西根町の前は、その周辺に住宅地を造成しようという計画もあった旨に聞いています。ですから、そういう住宅地として非常に住民からは期待をされていると、こういう状態だというふうに私は思っております。そういう住宅地が期待されているというところに、どうしても道路を整備するに当たって必要なものは、やっぱり住宅が建っていくという、そういう環境を、道路をつくることとあわせてこれはやらなければいけないのではないかと。せっかく多額の投資をして立派な道路をつくるわけですから、そういう将来の地域の発展のためにどういうものを、どういう道路を整備すればいいかと、こういうやっぱり考え方に立たなければいけないと。私は、そのためには、まずは排水、側溝、これは当然必要なものだと思います。それから、電力だと思うのです。電力をやっぱりきちっと用意してあると。あそこは狐塚といいまして山なわけです。恐らく電気は今入っていない、そういう部分がかなりあると思うのです。そういう意味で、やっぱり電気もきちんと整備をすると、この道路と一緒に。そういう立場に立ってぜひやっていただきたいなと。当然もう一つの見方としては、この道路ができますと西根中学校に最も近い、下町、松川、この辺からの子供たちの通学路としては最も近い道路になって、当然これは通学路になっていく道路でもあります。ですから、そういう意味では、外灯、防犯灯といいますか、こういうものを整備するのが必要ではないかと。周辺はまだまだ住宅も少ないので、恐らく日が暮れますと真っ暗な道路になると、こういうふうな予想されるわけです。ぜひこの道路工事とあわせて、そういう排水、そして電気のやっぱり整備も必要ではないかというふうに思うのですが、その辺についてどう考えていらっしゃるか、まず伺いたいと。
　それから、図書館の問題なのですが、今ちょっと課長の方から目的についていろいろ述べられましたけれども、これは一口に言って教育の一環と、こういうふうに私は受け取っていますけれども、ですからそういう立場で図書館のやっぱり事業を発展させていかなければいけないと、こういうものだと思います。特に新市八幡平ができまして、この市の中には唯一の図書館でもあります。人口３万3,000人の中の図書館と。そういう図書館が、正職員が全部引き揚げられたという事態なわけです。これ私は非常に今後の図書館運営には大変な支障を来すことだなというふうに思っております。私図書館の運営状況がどうなっているかというのは、貸し出しの状況を見れば即座に状況が判断できるなと思って、資料もお願いして調べてみました。平成15年、ここが一番貸し出しもふえております、大体４万9,744点ということで。ところが、平成15年は２人正職員が配置されておりました。年々右肩上がりにずっと利用者がふえてきたわけですが、この16年に入りまして正職員を１人に減らしたわけです。そうしたら、その16年度の貸し出しが４万2,133点と、前年比で85％まで下がってしまったのです。これは、図書館ができてからずっと右肩上がりに利用者がふえてきたのが、16年度に初めて下がってしまったのです。私は、これは職員を２人体制から１人の体制にしたからだというふうに思っております。９月１日、合併と同時に唯一の１人の職員も引き揚げたわけです。17年度、これ10月までの資料をいただいたのですが、これを見ますとさらに下がっているのです。10月分までですから７カ月分、これ平均して12カ月で掛けてみますと、ちょうど３万9,000点というふうになるのです。この最高時の15年度に比べますと、78％まで下がってしまったと、こういう事態であります。これは、何が起こってこういうことになっているかといいますと、それまで小中学校、保育所等に館外貸し出しというのを実施してきたわけです、職員が。ところが、これができなくなったわけです、職員が減ってしまったために。そのために貸し出し点数ががったりと減ってしまったと、こういう実情です。しかも、現在聞きますと、各保育所等は担当の保育所の職員の人が、図書館に出かけてきて持っていって活用すると。それがなかなかできなくなってきて、それもやめた保育所も出てきていると、こういう状況です。こういう状況をこのままほっておいて図書館の役割を果たせるのかと、私ここ聞きたいわけです。ちなみに、近隣の状況を、同じ人口規模の図書館をちょっと聞いてみました。例えば岩手町です。ここですと、16年度でいくと貸し出しが６万3,340点と。八幡平市の図書館の1.5倍です。ここには正職員が２人、臨時職員が２人と、こういう体制でやっているわけです。ここは年々ふえているところです。それから、同じような人口規模で雫石町、ここも６万1,245点と、約1.5倍です。やっぱり正職員が２名配置されていると、こういう状況なのです。これ正職員このまま配置しないで本来の図書館の役割を果たせるかと。いかがでしょうか。新年度に向けて、改めて職員を配置する考えがあるかどうか伺いたい。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 8 ] 　お答えいたします。
　先ほどのご質問でございますけれども、排水系統の整備もする必要があるのではないかと、それから通学路、子供たちも今度は近くなるので、通学路ともなるだろうと、外灯整備も必要ではないかということかと思いましたけれども、それについてお答え申し上げます。本路線は、計画延長1,735メートル、それから幅員が６メートル、車道幅員です、そして歩道が３メートルの道路つきでございます。それで、起点は県道大更八幡平線、それから主要な経過地としては市道上町朝日線、それから弁財天線を横断しまして、市道新舘堀割線に至る道路でございます。付近には私有地も何かあるということで、そこに住宅地の計画が何か前にされたという話も聞いております。ただいまこの道路につきましては、起債事業と、あと防衛庁の補助金によって整備されております。これによりまして、その補助事業に係る事業の中身として、道路照明等の分についてはできるというふうに書いてはございます。ただ、今までの、もう既にこの路線、整備途中でございますので、その分にさかのぼってできるかどうかという話はまた別として、さらに補助者側の意向も聞いてみないとわからないという部分もございまして、今後それは検討課題とさせていただきたいなというふうに思います。あと排水系統の部分おくれましたけれども、これについては282号の西側の方に下水道事業が計画されておりますので、それらととり合わせながら、ただ実際には路面排水の部分ではないかなというふうに思います。あと電力を用意するべきではないかというお話もありました。これは今まで私事業をやってきた中でいきますと、新しく住宅地がもしできたとします。そうすると、１キロの範囲については電力側が自分でやってくれる。ですから、ほとんどというか、いけるのではないかなというふうに、どっちからいくといっても、終点側の方にも電力が堀割線の方にも電力通っていますし、こっちの方にもあるわけですから、それの中でどういうふうに電力の方が配線するかは別としても、新しく新規にうちを建てるとしても、うちの近くまでは多分幹線の電力は引かされるものと考えます。
　以上、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 図書館の人員配置につきましては企画総務部長か市長、どっちか答弁願います。人員体制ですから。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 9 ] 　では、その前に防犯灯のお話もございましたが、防犯灯の方含めて答弁させていただきます。
　この防犯灯といいますか、外灯といいますか、今３町村で制度化してございますのは、町場の商店街につきましては、いわゆる商店街の街路灯の整備の補助制度ということを整備してございます。それから、もう一点、いわゆる集落といいますか、行政区につきましては、それぞれ防犯協会、あるいは防犯協会からの補助金、それから町からの直接の補助ということで、防犯灯の設置に関して、特にも旧西根町に関しましては、新規の場合２万円を上限としまして、その半分を補助すると。それから、電気料とかそういう設置費は地元の負担でお願いしているわけでして、基本的に公園とか、そういった公共施設以外につきましては、こういった制度を活用していただいて、防犯対応をしていただくという形になっておりますので、今ご質問ありました西根につきましても、これからご指摘のとおりいろいろと人の動きも出てまいりますので、地元の行政区とも相談しながら対応を進めてまいりたいと、そのように考えてございます。
　それから、図書館の専任の職員、市の職員の配置を９月１日からなくしたということでございまして、そういったご指摘で、現在は生涯学習課の職員が兼務発令をしましてその対応をしてございますし、週に何日か、実態はちょっとよく詳しくは把握してございませんが、行って業務に当たっていると。それ以外に、嘱託職員あるいは司書資格ですか、そういった資格を持った方々で業務を行っております。今16番委員からお話ありましたように、確かに貸し出し関係の対応が少し手薄になりまして、貸し出し冊数が減っているというのは事実でございます。これらにつきましては、体制につきましては９月１日時点では私も総体的に人事の配置、３町村の職員、いろんな本庁、あるいは総合支所、それから出先も含めた配置でこういった形に、いわゆる兼務体制にしたというように理解してございます。いずれ前回の臨時議会の際にも同じご指摘いただいておりますので、市全体のさまざまな総合支所、あるいは本庁との関連も含めまして、総合的なやはり常に見直しをしていかなければなりませんので、その中で引き続き課題として位置づけで検討させていただきたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 10 ] 　今16番委員さんの方からお話のありました館外貸し出し、市として小学校の貸し出しを確かにやめたということは現実の話で、そのために激減しているということも一つの一因だというふうに聞いております。学校の貸し出しをやめたから、では児童の読書の数が減ったかということになりますが、学校サイドの方では、今度県立図書館ですか、そちらの方はやっぱり貸し出し事業をやっているわけですけれども、そちらの図書を借りてきて、希望の学校間に、あれは半年ぐらい借りれるのですけれども、準次回しながら利用しているというお話も聞いてございます。松尾の場合もそうだったのですが、やっぱり学校貸し出しもしていました。ただ、それに関しては、持っていって、だれが借りていったか借りていかないかという、そういうカウントはしていなかったのです。ただ、学校にはお願いして、いずれそういう児童図書を学校に配付して、これを子供たちに読ませてくださいという形でお願いしながら活動してきました。従来旧西根町さんでは、どうしてもパソコンでデータをとるために、パソコンを持ち込んで職員が行って一々手をかけなければならないという部分があって、多分その部分の、要するに仕事の煩雑さというのですか、それとあと学校との持っていく時間帯、要するに７校ありますけれども、月に二、三回歩いたみたいですけれども、その中で学校の希望する時間帯を調整しながら行くという、そのスケジュール的な部分でもかなり難しい部分があったというように聞いています。今後につきましては、いずれ子供たちの読書に対してこちらの方もやっぱりいろんな形で手助けしていかなければいけないというふうに考えていますし、この辺につきましては学校サイド、それから親の方たちともいろいろお話ししながら、前向きに考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 16番。
◆委員　高橋悦郎君 [ 11 ] 　大更西線の件ですが、道路照明ということで今お話があったわけですが、ぜひそういう方向で進めていただきたいなと。従来型の一般的な防犯灯とか、そういうことではなく、地域住民の負担を伴うということもあるので、ぜひそういう道路照明ということでその制度を研究していただいて、ぜひそういう形で実現をしていただきたいなと。要望と言えばまた委員長に怒られますが、そういう指摘をしておきます。
　図書館の問題ですけれども、今課長いろいろと、私からすると言いわけ的な答弁だったわけですが、これでは基本的な部分では解決していかないわけです。ましてや八幡平市の図書館になるわけです。保育所、幼稚園、そして小学校、中学校と、もうかなりの数がふえていくわけです。そこにどのようにしてこの図書館を本来の役割を果たす、そういう事業をやっていくかというのが今問われているわけです。そういうときに、正職員をゼロにするという、そういう話はないでしょう、何ぼしたって。私は、やっぱりこれはもう合併したために図書館事業が後退したというのは、もうまさにそのとおりでしょう。いろんな職員の人事配置の関係でそうしましたと、これは言いわけです。これは、やっぱり教育なり図書館の発展もほとんど軽視していると、そういう発想です。私は、やっぱり教育委員会は、市長のある程度独立した組織なわけですから、教育委員会として責任を持って八幡平市の図書館を将来どういうふうにして事業を起こしていくかと、どう活用していくかということをきちっとやっぱり持たなければいけないと、そういうふうに思います。この周辺の自治体見たってわかるでしょう。２人ぐらいの配置しているのは当たり前なのです。４万点ぐらいの貸し出しでいいはずがないのです。もう既に同規模の人口でも６万ぐらいの点数までいっているわけですから、そこを目指してやっぱり事業を発展させなければいけないと。そして、教育に貢献させなければいけないというふうに私思うわけです。ですから、そこを新年度からはどのように考えていくのか、まずこれ教育長からでもお伺いしたいなと。
　それから、図書館の問題で、私質問する中ちょこちょこ出てくるのですが、指定管理者制度の問題があるわけです。残念ながら、県の県立図書館は指定管理者ということで進むみたいです。これは全国でもまれなのです、県立図書館が指定管理者に委託をしていくというのは。本当にまれなのです、全国的にも。なぜやったのかなと、私も理解できないわけですが、そういう県の図書館をつかさどっていく、そういう県立図書館が指定管理者制度に移行するということなのですが、これ残念なことなわけですけれども、ただ八幡平市図書館が右倣えで指定管理者制度に移行しようというようなことをまさか考えていないと思うのですが、その辺はどのように考えているのか伺いたいなと。私は、図書館の指定管理者制度の問題については、いろんな方たちが、専門の方たちが、やっぱり図書館はなじまないというふうなことを大体もう言っているのです。全国見ても、やっぱりまれなのです、図書館がそういう方向に走っていくというのは。そういう立場で、教育の一環という立場でやっぱり図書館は直営、自前でやっていくと。そして、やっぱりそうしなければ、特に周辺町村に比べておくれているわけですから、追いついて追い越していくためにも自前でやっていくのが必要だというふうに思いますが、その点についても最後に伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 教育長。
◇教育長　高橋北英君 [ 12 ] 　図書館の方向性ということのご質問と受けとめました。まず、現在図書館は旧西根町の独立した庁舎を持った図書館がございますし、それから旧安代町の場合、それから旧松尾村の場合は、公民館の中に図書室というような形で設置してございます。まず、第一番最初に、これらの三つの施設を統合的に動かせるようにすることが第一かなと。具体的に申し上げますと、図書の登録等に西根の図書館の場合はコンピュータ使わされているわけでございますが、旧松尾、それから旧安代町の分については、そういう管理にはなってございませんので、その辺の統一、いわゆる松尾の図書室から旧安代町、あるいは旧西根町の分の図書の検索ができると。そういうような形に利用できるようにするのが最初かなというふうに思ってございます。
　それから、指定管理者制度についてのお尋ねでございましたのですが、正直申し上げて私もそんなに指定管理者を勉強しているわけではないですが、やはりこれについても一概に否定するものではなくて、それぞれの十分検討した上で、町単含めた上で判断するべきものかというふうに考えてございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） ８番、田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 13 ] 　ページ数は85ページの13節委託料、除雪業務委託料について、これは今まで除雪は旧３町村体制でやるのか、これはまた見直してやるのかということをお聞きしたいと思います。
　これは、西根町の場合は業者さんに委託しているのだけれども、松尾村さんの場合は何か村でやっておったというお伺いしていたので、そういう点をお聞きしたいと思います。
　それともう一点は、97ページの15節の工事のことで聞きたいのですが、これ学校関係で、平笠、松野、寄木、柏台小学校校舎塗装工事となっていますけれども、この間聞いたとき、何か平笠小学校は１回目の入札は不調に終わって、２回目ということになっていましたけれども、この関係と実際に今から塗装工事が可能なのかどうか、お伺いしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 産業建設部長。
◇産業建設部長　伊藤繁夫君 [ 14 ] 　私から除雪体制のことについてご答弁申し上げたいと思います。
　まず、３町村でばらばらだという話なのですが、ことしは従来同様の形の委託の仕方なり体制を組んでまいりたいと考えております。したがいまして、除雪体制につきましては、合併協定書に基づくのですが、除雪計画については、市としての除雪計画そのものについては、新年度に効率よい体制組みたいというふうに考えております。したがいまして、17年度は、今回の除雪体制については従来どおりということでございます。ちょっとつけ加えさせていただきますが、除雪の路線の中で、例えば松尾村から除雪にかかわってきた機械が、ちょっとのところで途中から払ってもいいのではないかということもあると思いますが、それは適当に交差部のところでお互いに調整し合って、若干の移動あるのですが、大幅な従来のものを変えたという除雪の体制ではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　遠藤和義君 [ 15 ] 　お答えいたします。
　平笠の塗装工事の件でございますけれども、10月に入札が終わっておりましたので、現在工事の施工方法について打ち合わせ中でございまして、きょうも現場の方で打ち合わせやっておりましたので、積雪になる前に工事は完了するという計画で現在取り進めている状況でございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 16 ] 　従来どおりということになると、やはり西根町は西根町でまた業者を選定してやるということですね。でも、八幡平市になれば、業者さん３町村にも結構いますけれども、そういう点には何も配慮はなさらないということですか。
　それと、学校の方なのですけれども、この平笠小学校は１回目はなぜ不調に終わっているのかさっきお尋ねしたと思いますけれども、答弁がなされていません。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 17 ] 　お答え申し上げます。
　除雪体制につきましては、先ほど部長が申しましたように、17年度に限り現行の方向でやっていきたいということでございます。それで、旧３町村が合併して八幡平市になったわけですけれども、これで平場の西根と松尾の業者さんについては、応援体制を強化できるという考えで、実は松尾さんの方にも業者さんにもご案内申し上げて、従来10社だったのですけれども、２社ふえまして、その分を先ほど部長が申しましたように、松尾の業者さんにそういう西根との接合の部分をやってもらうことによって、今度松尾の方も幾らか除雪の余力というか、力が残るということにしていけば、全体のサービス低下にはつながらないだろうという考えで、ことしにつきましてはそのようにさせていただきました。各業者除雪機械を県などに提供している関係もあって、松尾の業者さん全部が協力していただけるということではなかったのですけれども、そういうことで頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 入札の件につきまして、企画総務部長、答弁願います。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 18 ] 　お答えします。
　今塗装工事に係る工事の考えでございますが、不落につきましては合併前の旧西根町時代の工事発注に際しての不落ということでございます。今旧西根町時代につきましては３回札を入れていただきまして、３回でも予定価格に満たない場合は入札を打ち切りまして、再度改めて入札ということでございます。いずれこちらの方で予定しておりました設計図書に基づいた予定価格を上回っておったということでございます。
○委員長（伊藤一彦君） 田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 19 ] 　学校のことでもう一点だけお聞きしたいと思いますけれども、３回不落になりましたと。それは町内の業者で、２回目はだから別な業者が入っての入札に終わっているのか、その点お聞きしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 20 ] 　お答えします。
　ちょっと今確認してございますが、２回目につきまして、いわゆる新市におきましては塗装の専門業者を指名しまして入札を執行してございます。それから、１回目につきましては、ちょっと今確認しますので、大変恐縮ですがお待ちいただきたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） ３番、髙橋委員。
◆委員　髙橋喜代春君 [ 21 ] 　私は、まず89ページ、90ページの消防費についてお伺いいたします。
　この中で、常備消防と、それから非常備消防とあるわけでありますけれども、普通の消防団の場合には、まず９月１日の条例の改正によりまして、団長が３人おりましたけれども、一本化ということで、団長、副団長ということで成り立っているわけでありますが、常備消防の場合はそれぞれ３人の分署長さんがおりますと。これは一本化できないのは一体どういうことなのかと。いずれ一本化は必要でしょうけれども、これ組合側の方の進め方と、また八幡平市としてこれどのように進めていくのかと、まずこの点お伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 総務課長。
◇総務課長　大森力男君 [ 22 ] 　お答えいたします。
　まず、常備消防の件でございますが、使命としましては最初にもう出動するというふうな、必要不可欠な常備消防ということになります。現在３分署ということで、盛岡中央消防署の管轄に入っております。盛岡広域行政事務組合の方から現在新しい消防署なり、あるいは体制についての打診、これは来ております。内容につきましては、現在るる調整をしておりまして、消防の体制ということと合併ということを総合的に勘案しまして、そして今後最終的な結論に向けて消防団とともに話し合いを持ちまして、そして持っていきたいと、かように考えております。
○委員長（伊藤一彦君） 髙橋委員。
◆委員　髙橋喜代春君 [ 23 ] 　それでは、消防団についてお伺いします。
　私西根ですけれども、他の消防団のことは、同じ消防団であってもその差があるのです。地域差もありますし。そこで、ちょっとあれですが、安代地区の消防団の場合には同じ分団でも10の分団がありますけれども、報酬というか、幹部の人数から金額が大分多いわけです。例えば私１分団ですので、１分団の場合には幹部が６名と、その中で金額は24万4,700円、これ年間です。それから、安代地区の場合には、９人から11人の幹部がいると。報酬も41万7,000円から52万400円ですか、倍の格差あるのですが、いずれこれもいろんな条件があると思うのです。安代地区の場合には、他の旧２町村とですね、このような体制になったのはどういったことでこのようになったのか、もちろん広域のためもあるでしょうし、団員不足もあったでしょうが、まずその点お伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 総務課長。
◇総務課長　大森力男君 [ 24 ] 　お答え申し上げます。
　まず、安代町の消防団の体制ということでございまして、普通でありますと団長、副団長、あるいは分団長、部長、班長といくわけでございますが、まず本部に総務訓練予防警備というふうな専門の本部の分団長を置きまして、それぞれの分野で消防活動をするということで、これは特徴的な一つでございますが、そのような体制をしいております。それから、団員なり、報酬という面でございますが、まず基本的には消防車なり積載車なりに一つの班というふうな基本の考えでございます。それで、その考えのもとに団員の配置ということでございまして、昨今は団員不足というふうなことになっておりますので、報酬につきましてはいずれ合併前に協議会を設けまして、それで平均値をとりまして今の報酬体系を新たにとったという状況でございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 髙橋委員。
◆委員　髙橋喜代春君 [ 25 ] 　いずれ将来的には同じ消防団でありますので、一本化、これは必要だと思うのです。私ちょっと単純ですけれども、この報酬見まして、２年間西根、松尾さんのようにやっていれば、大体積載車１台ずつ買えるのです。３年で言えばポンプ車１台、800万、900万しますけれども、１台買えるのです。ですから、これは恐らく他の消防団からもそういったのがだんだんに出てくると思うのです。できるだけそういう一本化の方向、いろいろわかります。私らの１分団の場合は、世帯数がもう1,600世帯あるのです。それでも１分団で実施しておるのです。ですから、同じ広域もありますし、世帯の数もあります。これはもう大変不公平が多いのですけれども、やっぱり同じ分団、消防団員としてやはり一本化を、これ私望みたいと思いますが、この点一本化は当分は不可能なのか、まずお聞きします。やるとすればいつごろになるのか。
○委員長（伊藤一彦君） 総務課長。
◇総務課長　大森力男君 [ 26 ] 　お答えします。
　報酬につきましては、既にもう一本化いたしております。９月１日から、３町村の、先ほど申しましたが、平均値で報酬を決定いたしまして、合併前に協議会を、団長、副団長、それから課長、係長が入りまして、その中で協議いたしまして、その結果平均値で３町村とも同じ報酬ということで現在実施しております。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 髙橋委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑……ちょっとお待ちください。
　総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 27 ] 　大変失礼しました。先ほど８番委員からご質問いただきました内容について答弁を保留してございました。１回目の指名した業者につきまして、建築の業者を指名してございまして、その結果不落と、３回とも不落ということで、時期的なものもございますし、いずれ専門的な業者に指名した方がより可能性が高いだろうということも含めて、いずれ再入札したということでございます。
○委員長（伊藤一彦君） はい。
◆委員　田村　孝君 [ 28 ] 　不落の後に町内業者ではなく他の方からも入って入札したのかという。
○委員長（伊藤一彦君） 総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 29 ] 　塗装の業者に関しましては、どうしても市内業者になりますと数も限定されますし、ある程度の業者数で競争入札すべきということで、市外の業者も含めて執行してございます。
○委員長（伊藤一彦君） 25番、山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 30 ] 　まず、ページ数84ページ、85ページの土木費の道路橋梁維持費、除雪の問題で先ほどもありましたけれども、７節の除雪作業運転手賃金が1,009万6,000円、それから13節の委託料が5,532万8,000円というふうに、これに関してですけれども、まず安代町が合併をするかどうかという議論をしている資料に、合併すれば安代町の除雪サービスが今までどおりできなくなるおそれがあるという項があったのですけれども、それに対してではどうしてそういう懸念がされるのかという質問に対して、安代町は直営でほとんどやっていると、西根町の場合は委託で、松尾の場合は直営と委託と双方でやっているということで、今までどおりにやれない部分が出てくるのではないかということが答弁としてあったのですけれども、それで実態は先ほども安代のことはありませんでしたけれども、西根は委託でやっているというようなことは答弁ありましたけれども、とりあえずここの運転手の賃金については1,000万です。これは安代町の当初予算にものっていますので、これは安代の分だと思うのですけれども、業務委託料に関しては……業務委託料4,946万5,000円、それら含めて5,000万になっていますから。これの各町村別にどういう金額になっているのか、わかれば教えてほしいというふうに思うのですけれども。
　あと旧３町村ごとの年間の除雪に係る経費、それを、前年度実績でいいですけれども、額がわかれば、その点をまずお尋ねいたします。
　それから、もう一点ですけれども、10款の教育費、102ページですけれども、社会教育総務費の１節の報酬にあります安代町史編さんに係る報酬ですけれども、これが出ていますけれども、17年の３月議会で教育委員長の方針として述べられている点では、町史編さんにつきましては先人の残した遺産を明確にし、未来の発展、創造を基盤とするため、編さん業務を継続して行うと。そして、今年度中に上巻を発行すると、そういう作業を進めていくという方針出されていましたけれども、それの状況、どこまで進んでいるのか、その点についてまずお尋ねいたします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 31 ] 　お答え申し上げます。
　合併説明時に除雪のサービス低下が懸念されるというように感じられたようでございますけれども、合併協定書の335ページになります。協議項目として、道路除雪事業については合併時は現行のとおりとし、新市において地域性を考慮した新たな除雪計画を策定し、効率的に実施するということで、サービス低下を感じさせるようなことは言っていないかと思います。それで、先ほども申し上げましたとおり、17年度に限りましては現行の体制を維持していくということでございまして、18年度に向かいましては、これを今度さらに新しい計画を立てながら整備していきたいというふうに考えております。それで、市町村の除雪にかかわる委託費でございます。ちょっとお待ちください。８款２項２目道路橋梁維持費の中の委託料5,532万8,000円でございますけれども、委託費としては旧西根町につきましては2,960万円、それから旧安代町につきましては286万5,000円、旧松尾村につきましては1,700万円という大体の内訳になります。それで、除雪業務でございますけれども、旧西根町は300キロを、これは昨年の実数でございますけれども、直営４台の機械と、委託は10社から34台を協力していただきまして、これでカバーしているというようなことでございます。旧安代町につきましては、131.5キロを直営14台の機械でやっております。さらに、委託を４台でカバーしているということでございます。旧松尾村につきましては、153キロを直営12台、委託は２台でカバーしているということでございます。あと除雪経費のことでございます。ちょっとこれもお待ちください。各町村の内訳は、今ちょっとあれですけれども、おおよそ１億5,000万ほどの除雪経費がかかってございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 経費わかるのであれば、ちょっと調べてください、３町村の。
◇建設課長　山本美昭君 [ 32 ] 　はい。済みません、では今、資料持ち合わせていませんので。
○委員長（伊藤一彦君） 後でいいですから。
　それから、生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 33 ] 　安代町史の発刊についての進捗状況というご質問でございます。今現在印刷会社を決定していまして、初校、再校の作業中というふうに聞いてございます。18年の３月に発行の予定ということで、今進めております。印刷部数に関しましては、1,000部の印刷予定ということになってございます。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 34 ] 　町村別の委託の状況、委託というよりも除雪に係る経費が示されなかったのですけれども、最初の懸念ですけれども、直営でやっていると経費がかかるという考えなのか、委託だと安くいくとか。直営にした場合と委託にした場合の経費の関係とサービスの部分については、どのように考えているのかです。その辺でそれぞれ選択しているのか、直営の方が経費がかかるという考えなのか、その点と、先ほどの各町村別の経費がわかれば、去年の実績でよろしいですけれども、お知らせ願いたいのですけれども。
○委員長（伊藤一彦君） 産業建設部長。
◇産業建設部長　伊藤繁夫君 [ 35 ] 　私から委託と直営の場合の、ちょっと経費持ち合わせないで恐縮でございますが、考え方について先に申し述べさせていただきます。
　まず、除雪につきましては、基本的には直営専門に除雪をお持ちになられている業者さんというのは、冬期間の業務だけに対応するというのは非常に経費が割高になることでございますけれども、たまたま機械の持ち合わせ等におかれまして、委託する場合、有利な場合はあるのですが、基本的には直営という場面になりますと、割高になるというふうには聞いておりますが、いずれ地理的な条件とか、あるいは先ほど触れなかったのですが、一番先にバス路線とか通学路線とか、あるいは地域の状況によって早く生活路線を確保するという急務的な地場にありますので、やはり救急に対応するということで、おのおのの条件を組み合わせたもので対応していくのが、一番サービス低下につながらないのかなというふうに思っておりますので、答えにならなくて恐縮ですけれども、地域の状況に合わせた対応で組み合わせるのが一番理想かなというふうに思っております。基本的には効率性を求めるものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。経費的については先ほどの内容に、繰り返しになりますが、回答させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 36 ] 　申しわけございませんでした。旧３町村の除雪経費につきまして、旧西根町5,100万円ほどでございます。それから、旧松尾村4,500万、旧安代町5,000万と、おおよそ100万単位でいきますと、そういう感じになります。１億4,600万を先ほど１億5,000万ということでご報告申し上げました。
○委員長（伊藤一彦君） 山本委員。
◆委員　山本　榮君 [ 37 ] 　３町村とも額的には差がないような経費なのですけれども、安代の場合では、まず西根地区、松尾地区に比べますと雪の量というのは全然違うわけです。峠へ下がってきて、竜ケ森峠下ってくると、もう松尾地区に入りますと全然雪がない状態。安代の方はそこまで来るのに大変苦労して来るという状況で、おわかりかと思いますけれども。ですから、除雪に関する住民の要望というのもたくさんあるわけです。それで、雪が降れば役場の方にはいろんな要望が、電話が殺到するという状況で、建設課は常に対応に苦労してきたところだったというふうに思うわけです。ですから、先ほど直営と委託のことを聞きましたけれども、確かに役場が管理すると、運転手は臨時の運転手ですけれども、すべての問題を役場で対応する、管理するという点では、住民にとってはやはりよいサービスになっているものだというふうに思います。業者委託ですと、いろんな問題があっても直接業者に話ししても話が通じないという部分もありますので。特に去年のように大雪が降った場合は、排雪の問題が多く出てくるわけです。いろいろな点で考えますと、安代地区のように雪の多い地域は、やはり今までどおり直営中心とした対応でやっていくべきだというふうに私は思うのですけれども、合併したことによって除雪サービスが低下したということのないようにお願いしたいものだというふうに思っているところです。今後委託の方に徐々に切りかえていくという方針なのかどうか、このまま今の体制でやっていくか、安代地区の場合は直営を中心としてやっていくというものなのか、その点についてお尋ねします。
　それから、町史編さんに関してですけれども、今年度３月に1,000部発行するということなようですけれども、これにかかる経費等はそうしますとこれから予算化するものか、それから今回上巻ということですので、下巻も発行するものか、その点についてお尋ねします。
○委員長（伊藤一彦君） 産業建設部長。
◇産業建設部長　伊藤繁夫君 [ 38 ] 　前段につきまして、私からお答えさせていただきます。
　いずれ委託につきましても市がやることに変わりございませんので、至らない業者、あるいは委託先につきましては、十分その管理を怠りなくやることは当然の使命でございますので、配慮しているつもりですが、ご指摘いただきましたように、不備な点については、不届きだったかなというふうに反省が必要と思っております。
　なお、今後等の答弁でございますが、先ほど来申し上げておりますように、効率性あるいは今までの機能を低下させないということでございますので、直営か委託かについては、見える除雪計画をお示ししながら、その内容について体制を整えてまいりたいというふうに思っておりますので、いずれサービス低下はさせないということだけは肝に銘じまして取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 39 ] 　町史編さんということでございます。それで、今年度の予算につきましては、印刷製本費で627万9,000円ということで予算化してございます。それで決まった金額が、現在1,000部印刷ということで407万4,000円というふうになってございます。この上巻につきましては、江戸時代までというふうに聞いてございます。では、この下巻についてはどうかということになりますが、下巻と、それから民俗資料編ということで、18年度以降再度予算化しながら進めていくという形になってございます。ですから、下巻につきましては、明治から現在までということと、それの３編が民俗資料編ということで計画なされているようです。よろしくお願いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） ここで11時20分まで休憩いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１時０８分）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　　　　　開

○委員長（伊藤一彦君） それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１１時２０分）

○委員長（伊藤一彦君） 質疑ありませんか。
　長坂委員。
◆委員　長坂祐一君 [ 40 ] 　11番お聞きします。
　108ページの、私からも図書館費について、16番委員と別な角度で質問します。図書館協議会が設置されて、いろいろと図書館のことについては協議をされていると思うし、16番委員が発言したこともそういう中身であると思いますが、９月１日から八幡平市となりましてので、そろそろ来年度の予算編成の時期も来ると思いますが、今までは西根町の恐らく協議会委員だけでいらっしゃるというふうに思いますが、新年度に向けて松尾、あるいは安代地区から協議会メンバーに計画を組まれる予定なのかどうか、それが１点。
　それから、同じ報償費の中に読書指導員３人が委嘱されているわけですけれども、その活動内容と、要するに読書推進運動をどんな形で進めていくのかをお聞きします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 41 ] 　図書館協議会の18年度に向けてのメンバー構成ということのご質問でございます。これにつきましては、図書館長、松舘館長さんの方でいろいろ各公民館図書としてですか、そちらの方を訪問したり社会教育課ですか、支所教育課の方にお伺いしたりして、いずれ八幡平市として広く地域性を持たせた形で構成したいというふうに考えてございます。
　それから、読書指導員の活動ということでございます。これにつきましては、図書館の指導員さん、計画的に読み聞かせの会とか、そういうふうな形で、子供たちを対象にしたり、そういうふうに図書館の方に集まっていただいて、そういう読書指導という形で活動してございます。
○委員長（伊藤一彦君） 長坂委員。
◆委員　長坂祐一君 [ 42 ] 　それでは、協議会委員の関係につきましては、そういうことで幅広く取り入れていただくようにお願い申し上げたいというふうに思います。特に最近の子供たちの状況を見ますというと、非常に異常なほどと言えるほど電子機器依存になっているというふうに思われます。それがよく新聞等、あるいはそういうふうな専門誌の中に、脳の発達の非常に悪い、それが切れの原因でもあるし、青少年の凶悪犯罪にもつながっているというふうにうたわれておりますが、読書をすることによって前頭前野が非常に活発になって、行動とかそういうふうな学習面に非常に好結果をもたらすというふうなことがデータでも言われておりますけれども、管内の小中学校で朝読書なり、あるいは終わりの読書、そういった関係で取り組んでいる学校が何校あるのか、教えていただきたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。わかりますか。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 43 ] 　済みません、その分のデータはちょっとまだ手元にございませんので、保留していただきたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 長坂委員。
◆委員　長坂祐一君 [ 44 ] 　それでは、最後になりますけれども、読書指導員、今課長のお話ですというと、図書館に集めて読み聞かせ等をやっておるようですが、これ時間とか何かの関係いろいろあると思いますが、あるいは３人だけで人数も足りないわけですけれども、要請があれば学校とか何かに、あるいは各地区で教育振興運動を盛んにやっているわけですけれども、そういうふうな要請があれば出向いてもらえるのかどうか、お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 45 ] 　現時点での出前講座という形ですか、それにつきまして読書指導員がその地区に出向いて、そういう形の指導要請は今の時点はありません。ただ、その先に向けて、やっぱりそういう要請があればそういう形で、要するに指導員と限らず、広く地域の、市民の人材を集めて、そういう方に要請しながら対応していくのも一つかなというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 46 ] 　２点質問します。
　94ページ、教育負担金補助金等ですが、平舘高等学校体育部後援会補助金、それから同じく国際交流協議会補助金なのですが、聞きたいのは、私一般質問で通学定期利用者への助成について質問した答えは、助成できない理由の一つが、大きな柱が不公平だと、他の生徒の関係で。そうすると、その理屈から言うと、平舘高校の生徒だけに出すのは不公平だというふうに私は思うのですが、そこで簡潔に答弁願いたいのですが、どういう内容とか、なぜ出すのかというのは聞きませんので、こういう予算措置は不公平だという罪悪感を持ちながら予算措置をしたかどうか聞きたいのですが。
　２点目、115ページ、委託料、全くささいな質問なのですが、防鼠・衛生害虫防除業務委託料、衛生害虫という概念よくわからないのですが、これたまたま気がついたんですが、次のページで、今度は建築物ねずみ等防除管理業務委託料と。漢字のネズミと平仮名のネズミ、種類が違って専門業者違うのかどうかわかりませんが、あるいは中間あたりにヤスデ駆除業務委託料、これは衛生害虫に入らないのかよくわからないのですが、統一できないのかというふうに単純に思ったのですが、その点伺いたいのですが。この質問については、米田委員もネズミについて質問するようになれば政治生命もそろそろ終わりだなという思い持ちながら質問したのですが、この２点。
○委員長（伊藤一彦君） 総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 47 ] 　お答えします。
　平舘高等学校の体育後援会の補助金60万、それから同じく国際交流協議会の補助金でございますが、いずれもこれ旧町村時代にそれぞれの町村で予算措置してまいったものでございます。ご案内のとおり、地元の平舘高等学校の充実強化ということで、本来県立高校でございますので、県の方でさまざまな面手当てするというのが原則でございますが、体育の振興なり、そういったのはさておきまして、いずれ旧３町村の地元の高校であるということでございまして、これにつきましてはそれぞれの旧町村時代から体育の振興、それから国際交流につきましてもご案内のとおり、これはカナダですか、ホームステイ等したりして、国際的な視野を広げていただこうという人材育成の観点から、地元自治体として支援してきているという内容でございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） ネズミの学校の件につきましては、給食センター所長。
◇学校教育課長兼学校給食センター所長　遠藤和義君 [ 48 ] 　お答えいたします。
　ただいま米田委員のご指摘のとおり、確かにこの委託料というのは、説明の欄を見れば意味が同じようなのが並んでいるわけなのですけれども、実はこれ旧３町村時代の委託料の予算をとったときの説明の名前をそのまま今回新市においても継続で予算計上したという関係でございますので、今後18年度予算については、この辺については統一できるものについては統一して整理したいと思います。それぞれ西根、松尾、安代の学校給食センターに使用しての委託の部分でございますので、今後は18年度の予算については特にこういう名前について整備して、統一した形で処理したいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 49 ] 　質問の趣旨にまともに答えない簡潔な答弁だったのですが、前の質問で不公平を第一の理由に、第一というか大きな理由の一つに挙げたわけですから、その理屈で全体を貫くのが本来政治ですから、本来ですから、そういうふうに思ったか質問したのですが、ちょっと今度は正面から質問したいのですが、事実として今少子化問題、少子化への対応、対策というのが政治でも大きな一番課題だという場合に、どういう対策が必要だということになれば、例えば当事者とすれば、今子供を産める世代等が当事者なわけですが、どういう実態にあって、どういう意識を持っているのかということをとらえて対策することが基本だと思うのですが、この点でもちろん何か一つその上で対策をやれば、もう全面的に解決するという問題ではないのですが、例えば各種世論調査を見れば、どれでも少子化、なぜ希望するような子供を、その数を産めないのかという問いに対しては、子育てについて経済的な負担が大きいというのが共通して断トツに多いやっぱり意見なのです、そういう世代の。しかも、教育費に係る経費が大きいというのが理由になっているわけですから、そこにきちんと対応するのがやっぱり政治の基本としてあり得る姿だろうというふうに私は思うのです。その点から、改めて通学定期の助成の問題について、そしてさっきの不公平の問題は答えていませんので、それも含めて答えてください。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 50 ] 　お答えします。
　平舘高等学校の補助につきましてですが、今ＩＧＲの通学定期に対する助成との関連ということでございます。答えにならないというご指摘になりますが、いずれやはり確かに３町村の指定、それで盛岡、あるいは鹿角、いろんな高校に進学しておるわけでございますが、この助成制度の根底につきましては、やはり地元の……繰り返しになるというふうなご指摘になるかもしれませんが、いわゆる八幡平市としてのセンタースクール的な性格の強い地元の高校、そしてまた地元の人材を育成する、そういう大きな教育機関であるということで、これ今まで従来から政策的な視点も含めて、人材養成という形での支援をして、あるいは助成をしてまいったということに尽きるのかと思いますが、ただこれとまた、これにつきましてはいわゆる平舘高等学校の体育の振興、あるいは国際交流という大きな視野での助成ということでございますし、ＩＧＲのいわゆる通学定期に対しての個人に対する助成、補助ということとは、最終的には同じかもしれませんが、いずれ助成のスタイルとしては少し違うのではないかという認識を持っております。繰り返しになりますが、いずれ地元高校、あるいは盛岡に通学している生徒、そういったものに広くいずれ交付、助成できればよろしいわけですが、利用者負担の原則等も含めた視点でのとらえ方をして、いわゆる貸付制度という政策的な選択をしておるというものでございます。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 51 ] 　私の質問で、通学定期助成しないのだから平舘高校補助金出すべきではないというふうな主張は一つもしていないわけです。そのことを出すことについては、そういう意味では解説は要らないわけで、そういう質問を私はしておりません。それで、問題は、確かに高校というふうに見れば地元高校です。しかし、恩恵を受ける高校生は、盛岡に通っていようが平舘高校に通っていようが、同じ市民なわけです。そういう意味では、公平であるべきだということで私質問したわけですから。
　それで、もう一つでは言いますが、これもさきの一般質問の答弁で、こういうふうに答えたと思うのですが、出せない理由ですが、一つは半永久的に続けなければならないと。もう一つ言ったのは、しかし根本的な解決が必要だと。つまりそれはそもそも高いというのが根本的な問題ですから、この解決が必要だと。この主張は矛盾があると思うのですが、例えば根本的な解決を目指すと。ある時点で根本解決をするということになれば、そこまでの助成でいいわけですから、半永久的に続くということにはならないわけです。これもやっぱり出さない理由にはならないというふうに思うのですが、私は。それは一つ主張しておきます。
　それで、最後ですが、やはりこれまでの経過を見れば、圧倒的に多くの住民の要請であるということ。これ松尾でたしか1,700ぐらいの署名が集まって、あるいは西根では6,000、7,000だと思っているのですが、ぐらいの大きな声なわけです、住民の。ですから、今議会で明確に助成しますということを出せないにしても、市長が前向きな検討をするとかという答えを出せば、かなり市内でも支持が広がるのではないかと思うのですが、お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 52 ] 　一般質問でもお答えしておると思いますけれども、通学定期補助の問題と、八幡平市としての交通体系をどうするのか、これは私は密接に絡む問題だというふうに思っております。これは病院の問題もすべてそうなのですけれども、ここの交通体系、弱い立場にある人たちの交通体系をどうするかによってこの問題はある程度の解決をできるのではないかと。その解決するまでの一助として考えるべきだというふうであれば、これは一つの方策としてあり得るのではないのかなというふうな感じは抱いております。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑ありませんか。
　44番、伊藤委員。
◆委員　伊藤一治君 [ 53 ] 　90、91ページの中の消防施設費の備品購入費のことで、小型ポンプの積載車が入ることになっておりますが、どこに入っているか、もし入っていなければどこに入るのか、その辺と、何回も立たないようにしたいと思って今。あとは、かなり古い消防車があると思いますが、それはもう次年度次年度で更新していくものと思いますが、大体１年にどのぐらいの更新を、次の予算の中になると思いますが、そういう計画があればそこをお願いいたします。
　それから、100ページの学校建設費、西根中学校と松尾中学校の屋内運動場の改修工事でありますが、これは木造でやるのか鉄筋だか鉄筋コンクリートだか鉄骨だかでやるのか、その辺お伺いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） 総務課長。
◇総務課長　大森力男君 [ 54 ] 　お答えします。
　まず、１点目の小型ポンプつき積載車の購入ということでございますが、これは旧安代町の28分団、安代町でいいますと旧２分団、中佐井地区でございます。ここで更新ということで、既に発注済みということでございます。それから、今後のポンプの更新計画ということでございますが、実は安代町の場合は既に十数年前から立てまして、順次やってきております。全体につきましては、これから旧３町村の地区団長さん、あるいは副団長さんから集まっていただきまして、そして今後の対応についてこれから協議してまいりたいと、そのように考えております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 学校教育課長。
◇学校教育課長　遠藤和義君 [ 55 ] 　お答えいたします。
　西根と松尾の体育館の構造の関係なのですけれども、西根中学校の体育館については、鉄筋コンクリートで建築するということで計画しておって、現在もう基本設計が終わりまして、実施設計に入っている段階でございます。それから、松尾の体育館につきまして、鉄筋コンクリートがよろしいか木造がよろしいかということで、両方の設計をお願いいたしまして、対比できるような形で、基本的には鉄筋コンクリートの設計という形になる場合もあるかもしれませんけれども、これにあわせて木造で設計した場合はどのくらい、比較検討する意味合いで、もし木造の方が経費的に安い、あるいは構造的に大丈夫だとなれば、そこで検討されて木造になるかと思いますし、予算的に木造の方が高いという形になれば、鉄筋コンクリートという形になるけれども、松尾の体育館についてはそういう意味で比較設計の段階で現在取り進めている状況でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 伊藤委員。
◆委員　伊藤一治君 [ 56 ] 　今明細に説明がありましたが、松尾の場合は学校も木造でやっておりますし、地元の木を使いながら、地元だけでは無理かもしれないが、やはり地場産業というような、地元の名を幾らかでも使ってやれるような方法をとって、木造でやって、やはり木材の需要もやっていくべきだと思いますが、その辺もう一回、それ市長さんからお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 57 ] 　私の方からお答えを申し上げます。
　先ほど課長が答弁いたしました松尾の体育館につきましても、当初鉄骨設計が上がってまいりましたけれども、私の段階で木造を出せということで指示して、今比較検討に入っているということでございますし、今後も構築物については、基本的には地場木造での設計を基本にしなさいというふうに指示を出しております。
○委員長（伊藤一彦君） 伊藤委員の質疑を終わります。
　ほかにありませんか。
　33番、工藤委員。
◆委員　工藤忠義君 [ 58 ] 　104ページの公民館費１節の分館長126万7,000円、それから９節分館長11万9,000円、それから15節の工事請負費1,451万1,000円についてを、これ関連でお伺いしますし、これは自治公民館的要素があると思うので、その辺の考えでご質問をいたします。
　公民館施設は、合併協議会で議論をし、条例として議会でも専決処分をいたしたものです。それで、１点目は、市全体としての自治公民館が幾らあるのかということをまず最初にお聞きしますし、この自治公民館を今の条例に照らし合わせた場合、財政的にどういう額になると想定していらっしゃるのか、まず第１点としてそれをお聞きします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 59 ] 　自治公民館の数ということでございます。これにつきましては、公民館の建設の形態というのですか、これによって変わってくるのです。というのは、松尾の場合で言えば、自治公民館という表現は使ってございません。というのは、地区集会所という形で建設されていますし、では自治公民館と条例公民館との違いというのも、これかなり歴史的に複雑怪奇になっていまして、条例公民館というのは自治体が当然お金を出して社会教育法に基づいて建設されたものが条例公民館。自治公民館というのは、あくまでも地域自治の形で建設されるものを自治公民館。そうなれば、では松尾にある地区集会所というのはどういう形になるかというと、これは集会所にしかならないという、この分割というのが面倒くさいというか……自治公民館の数で言えば、西根地区が51でしたか、それから安代町さんにいきますと28館という形であります。では、松尾の集会施設まで含めると、この集会施設までということになると、大体……
◆委員　工藤忠義君 [ 60 ] 　まず、いいです。次に質問しますから。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 61 ] 　二十四、五館、この経費の持ち方もやはりちょっとずつ違ってきているのです。というのは、立て方の推移からいえば、これ初期のころの公民館の建て方だと思うのですけれども、財政が豊か、松尾鉱山あった時代から計画的に松尾は分館、集会施設みたいな形で建ててきたのです。ですから、行政サイドが全面的に金を出しながら建ててきた、その歴史的経緯があると。財政的に苦しいところは、自治会で欲しいという公民館、要するに自治公民館みたいな集会施設を欲しいというときには、その地域の人たちと行政サイドとのお金を出し合いながら、補完しながら建ててきた経緯あるというような形なもので、ここで両方一緒ですという形にはなかなかこたえられないというのが現実でございます、申しわけございませんが。
◆委員　工藤忠義君 [ 62 ] 　さっき質問したのに答えていません、一つ。
○委員長（伊藤一彦君） 金額。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 63 ] 　経費的なものということでございますが、今ここの時点で、では松尾のときの経費というのがここにちょっと手元にございませんので、後で調べてお答えしたいと思います。
◆委員　工藤忠義君 [ 64 ] 　３回の中で、答えたのにしゃべらないと、おれ時間までできないわけよ、質問者が。だから、質問したのに答えてください。……はい、時間かかるので、ちょっとね……。
　それでは、集会所、ややこしい定義がない。この条例で設置した市の財産というのは、これは先日の答弁の中、補助金出すから、公民館活動の、これ地域の拠点なんですよ。どうやろうが同じですよ、自治公民館だろうが、さっき言った集会所だろうが。集落の、社会教育の一環ですよ、これ。その辺の整合性をどう持っていくか、正当性を。それ聞いているのです。そうしたら、補助金出すから、それはいいです。補助金と条例というのは、あくまで永久的なのです、条例というのは。その中身どうですか。財産として、今の財産計上してくるでしょう。一つは予算計上です。何か、維持管理費、水道栓、全部。そして、分館長の手当までです。それから、旅費まで出しているのでしょう。分館という、それは名目上どういうスタイルでやるか、さっき言った松尾鉱山のあれかわからないけれども、ではなく、その辺の同じ社会教育をする段階の中で、どういう考えを持っていくのか。その正当性、整合性です。それとあわせて、条例で我々も認めたが、その辺との整合性、今後どう持っていくか。かなり面倒です、これ。こういうふうなギャップがあるのです、いろんな形の中で。これをどう持っていくのか、まずお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 65 ] 　まず、地区の拠点であるということは確かに間違いございません。従来もそういう自治公民館組織、分館組織という形で公民館活動に協力していただいたのも確かでございます。今後の予算にどういうふうな計上をするかというご質問でございますけれども、これにつきましても今ここでこうしましょうという形では私はっきり言えないのですが、これに関しましては財政サイドと整合性を持たせながら、18年度に対しては対応していきたいというふうに考えてございます。
○委員長（伊藤一彦君） はい。
◆委員　工藤忠義君 [ 66 ] 　それでは、旧西根町の場合、ちょっと質問します。公民館建てましたよ、これは集落でそれぞれ土地も取得し基金を集めて建てた、そして寄附採納しますよと、受けません、役場で。そして、減免措置をするから、それの申請を毎年出しなさいよと、それくらいなのです。それと、支援団体として登録しなさいよ、そうでないと減免しなさい、それやらないと税金取ります、公民館から。そういう内容なのです。それくらいすごくギャップがあるのです。他方は条例で決めて、全面的に市が部落の公民館、集会所、面倒見ているでしょう。そこで、一つは、もし寄附採納やった場合に受けるかどうか、総務課長まず一つ、それ。
　それから、サービスの高い方に合わせるということは大変です、これから、財政の中で。それは保育料もあります。それをさっき聞いたけれども、答えていない。それを今の自治公民館を仮に今の条例に当てはめたら幾らかなといったの答えていないでしょう。それが……その辺で寄附採納を受けるかどうだか、その辺もあわせてまず後で答弁してください。
　３カ町村それぞれ合併をしました。そして、行政手法がそれぞれ違います。そこで、それぞれのギャップが、こういうふうな問題、これよりもたくさん出てくると思います。そこをどう持っていくかということ、整合性を。そこで、これは高度なと言えば大変大きいのですが、政治判断だろうと思います。そこで、市長さんにその辺の政治判断、これからこういう問題がいっぱい出てくるのです。そういう政治判断をどうなさるのか、それをお聞きしますし、一つ、今後これはやっぱり行政評価というものは大変私は大事だというふうに思います。内部も含めて、外部評価というもののシステムもつくっていかないと、このギャップをどう埋めるかというもののある一つの指針になるのではないかなというふうに私なりに思いますが、その辺の見解もあわせてお聞きします。
○委員長（伊藤一彦君） 市長、まとめて。
◎市長　田村正彦君 [ 67 ] 　お答え申し上げます。
　今ご指摘がございました、公民館を一つの具体的な例として挙げられてご指摘があったわけでございますが、皆さん今回の議会を通じて、痛切にお感じになったと思いますし、私も痛切に感じておりますが、一事が万事、各町村それぞればらばらの状態で今の合併を迎えております。まさにこれからがスタート、これをどうやって整合性をとらえてしっかりしたものにしていくのだと、今がまさにスタートでございます。そういう意味では、それぞれの公民館もそうです、また今までいろんなあった補助金の問題もそうです。それぞれの市町村、旧町村の歴史的な経緯からそれが醸成されてきている、それを整合性を図らないままにと言えば失礼なのですが、今合併を迎えていると。そしてまた、発足してもう動き出したと。動き出した中でこういった一事が万事すべてがこういうふうな問題が出てきているというのはご承知のとおりですし、これをどうやって調整していくかと、これはやっぱり地域審議会のご意見、あるいは総合計画審議会ですか、そういったご意見、あるいは当議会のご意見、そういったものを踏まえながら、どうあるべきなのかと、負担の問題もあります、そういった問題も考えながら、鋭意早急に検討していかなければならないというふうに考えておりますので、ぜひ議会のご指導もお願い申し上げたいというふうに思っております。
◆委員　工藤忠義君 [ 68 ] 　総務課長さんに、寄附採納申請出したら受けますか、それ……
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 69 ] 　自治公民館等の施設の用地等でございますが、基本的に今市としてとっている立場は、いわゆる集落の皆さんがお使いになる施設、あるいは土地でございますので、いわゆる地縁団体の認定をいただいて、そうしますと土地の所有に関しての課税等の問題も解決するのかなという方向での対応をしてございます。ただ、どうしてもやはりこの土地を寄附採納するとなった際、非常にデリケートな問題が出てくるなというのは、実際市として採納を受けて、それを行政目的として、いわゆる市の行政目的として広く言いますと確かに自治公民館活動も地域のコミュニティー活動の一つとしてとらえられるわけでございますが、考え方としますれば、できれば使用目的等現地対応を勘案した上での地縁団体認定、そういった形での方向で対処していただくようにお願いをしたいという立場でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 工藤委員、いいですか。
◆委員　工藤忠義君 [ 70 ] 　まず、だって終わりでしょう。
○委員長（伊藤一彦君） かみ合わないから……
◆委員　工藤忠義君 [ 71 ] 　後でまたいつかの機会にとらえて……
○委員長（伊藤一彦君） 工藤委員の質疑を終わります。
　そのほか。
　９番、三浦委員。
◆委員　三浦榮吉君 [ 72 ] 　５回手を挙げましてようやく指名されました。質問も大変なものだなと思っていますが。８番と25番委員からも除雪についての質問がありましたのですが、重複しないように話しします。
　除雪に関しては、合併前に地域の住民から、合併したならば除雪についてはしっかりとやっていただけますかということで、それはしっかりやりますという回答で進んできたはずなのです。それで、住民からそのような期待されたものなのですが、特に安代町といいますか、冬期間が１年の半分ぐらいありまして、クマと同じ生活しているわけでありませんですが、この合併時については、従来どおり行うという話は、いろいろ疑問がありまして、住民の要望、不満もあったのですが、従来どおりということはサービスはそのまま、あるいはその以下だということの解釈と同じような話になりますが、合併時はというこの合併時というのはいつからいつまでのことを合併時と言いますか。
　それから、二つ目ですが、除雪計画はことしはつくらないということです。そうすると、地域の安全、安心面からかかわりがあるのは地域の防災計画なわけですが、この防災計画も今年度はつくらないということになるのか。
　それから、もう一つ、市の市道です。管理する市道の改良等の見直しは必要だと思うのですが、見直しするとすればいつごろにその見直しをするのか、この３点をお聞きします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 73 ] 　お答え申し上げます。
　合併時には、従来どおり除雪については行いますということでございます。サービス低下の部分は一つも考えておりませんので、ことしの冬に限りということでございます。合併９月にしまして、もう既に２回、除雪計画を、検討会を開いてございます。これではいずれ間に合わないということで、ことしについては現在体制でいきましょうということでございます。
　なお、これにつきましては、安代町の場合、小型除雪ロータリーが町内34キロを国道282号線沿いに歩いたり、県道沿いに自走する部分もあったわけですけれども、こういう部分については、例えば地域に小型の除雪車なり持っている方に、逆に委託しようと、搬送、輸送、自走の時間がもったいないよということで、さらにそれは自分の方の除雪体制の余裕な分で、１週間に１回応援するとか、そういうような形でやりたいということで、私安代出身で、安代のことだけやっているわけではないのですけれども、いずれサービスの低下は招かないというふうな形で考えてございます。
　次の計画についてでございますけれども、いずれことしは各地区に、八幡平市の中の各地区として旧町村を今作成、検討中でございます。それから、地域防災計画にかかわりがあるのかということでございますけれども、道路の改良計画等も、これから新市建設計画、それからそういうのを見合わせながら進めていきたいなというふうに考えております。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 市道の改良の見直し、市道の改良の件。市道の改良の……
◇建設課長　山本美昭君 [ 74 ] 　申しわけありませんでした。市道の改良計画でございますけれども、各旧町村が持っております総合計画なりを平成18年度は新市建設計画とあわせながら整備したいということで、その中でまたこれは必要ではないかという部分が、例えば安代から見れば、西根のここはもっと必要ではないのかというようなこともあろうかと思いますので、目線がいろいろな角度から、建設課長も４人おりますので、その中で例えば道路改良工事につきましてはこういうふうなことではないのかと意見を踏まえながら計画に当たっていきたいと思います。合併時のサービスがいつからいつまでかということでございますけれども、ことし限りということでまずご理解願いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 三浦委員。
◆委員　三浦榮吉君 [ 75 ] 　合併時というのはこの冬期間だということで、サービスは低下しないということでわかりました。そこで、この防災計画となぜ関係あるのかといいますと、この地域住民の安全、あるいは安心という立場から考えていった場合に、この冬期間の除雪も、それから道路の改良についても、総合計画と整合性をあわせて進めなければならないはずなわけです。なぜこの話ししますかといいますと、安代町の私の近くの話をすることになりますが、荒屋公民館がありまして、そこは282の国道から約100メートルぐらい直線で入る場所なのですが、そこの道路は狭い、冬期間の除雪をしても、排雪する場所がないというところなわけです。そこで、排土板で除雪されますが、地元の人から言わせますとこの除雪の仕方がすごく悪いということです。玄関先にどっと置かれるために、かえって不便を起こすというような形なのです。これがいざ災害等起きた場合にはどうするかというと、交通どめになります。そこの荒屋公民館というのは、防災計画では地域住民の避難場所に指定されているのです。約800名が収容できるという計画なわけですが、この道路が狭いところの避難場所、そしてここの地域は県が指定している土砂流出危険区域並びに急傾斜地危険区域という指定されている地域なのです。そうなりますと、防災計画を設立、策定するときにおいて、道路の関係、除雪の関係、それから公民館の使用の関係合わせますと、企画総務あるいは土木、建設、教育委員会がそれぞれ協議した上でないとできないだろうと思うのですが、そこで単独な話といいますか、それぞれのポジションでの計画ではなくて、もう少し具体的に、地域の住民が望んでいること、地域の住民が困っているだろうなという立場から計画なりをしていくべきだと思います。特に新建設計画で計画をするというのがのっておるとすれば、できるだけ早く計画すべきだと、そのように私は思います。数字とこまいことは聞きませんが、市長、部長等のようにてきぱきと答えられるのは大変うれしいわけですが、私も同じかまの飯食った同僚もおりますので、こまい数字は聞きませんが、議会に対してはもっと疑問点、あるいはそういう住民の立場での考え方を整理してから、議会に出て市長以上の答弁をすべきだと、そのように思います。結果責任は市長が全部とるはずですので、職員はもっと力を出して頑張ってほしいと思います。これ激励です。答弁ひとつそれにお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 76 ] 　大変激励ありがとうございます。今ご質問ありました防災関連の道路整備の関係でございますが、いずれこれから新市の総合計画、それからさまざまな分野別の計画を策定するということでございますが、今お話ありました防災計画につきましては、イの一番にこれは進めなければならないということで、できれば年度内、３月までには策定をしたいということで、これから防災会議等も立ち上げなければなりませんが、いずれもうその作業に入っておりまして、その中で今お話ありましたように、道路あるいはいろんな危険区域、箇所、こういったものを点検をしながら作業を進めてございます。いずれ早い機会にまた議員の皆さんにお示しして進めてまいりたいと。その中には道路とか避難箇所、こういったものも当然入ってまいると思いますので、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 三浦委員の質疑を終わります。
　ここで昼食のために１時15分まで休憩いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１２時０８分）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　　　　　開

○委員長（伊藤一彦君） それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１３時１５分）

▼答　弁　の　保　留

○委員長（伊藤一彦君） ここで、11番委員の朝読書の取り組み状況についての答弁を保留しておりましたので、生涯学習課長の答弁を許します。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 77 ] 　先ほど保留してございました朝読書への取り組み状況ということです。西根地区では全校で対応してございます。それから、松尾地区でございますけれども、学校においては季節対応という形で一応実施してございます。それから、安代地区でも全校対応ということで、市内では一応全校において朝読書を実施しているという状況でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。
　50番、熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 78 ] 　84ページのずっと関連でやっております除雪について伺いたいというふうに思います。
　市長は、所信表明演述の中で、市民と行政が一緒になって築く協働社会の実現をうたっております。ところが、この間のやりとりを見ておりまして、協働が見えてこないということで質問したいというふうに思います。やはり私は、行政が頼まれて除雪をするというだけではだめだと思うのです。やはりこれは一般市民も入れて意見をいただいた上なのですが、やっぱり住んでいる我々も協力しなければならないという気持ちになるようなものにしていかないと、私はだめだと思うのです。これがやはり協働社会の実現だと思うのです。そういう点では、やはり除雪だとか道路については、非常に要望と苦情が絶えないわけですから、住民の満足度調査というのをやはり１年か２年に１回はやる必要があるのではないかというふうに思います。そして、住民の声を聞きますと、やはり朝早くやってくれと、６時半ころまでにできたら除雪してくれという声が一般的にあります。そして、それ以降の排雪の方は自分たちでやるのだという声も実はあるのです。そういう点で、やはり業者もお願いするわけですから、業者の名前も公表する形で、そして地域の担当職員をやはり設ける必要があると。そして、苦情相談に職員が乗るという形でやっぱりやっていく必要があるのではないかと。のべつ幕なし除雪の苦情が役場に来るという状況というのは、これは協働社会ではないというふうに思うわけで、そういう点で行政区、あるいは担当区を設けて、できれば出身地の職員に担当職員になってもらえばいいわけなのですが、そういう形のあり方が必要ではないかというふうに考えるのですが、その点ではいかがでしょうか。
　それから、第２点は、95ページのいわゆる教育費、小学校費について伺いたいというふうに思います。これは、旧西根町の議会でも私は発言した経緯があるのですが、いわゆる英語教育についてなのです。グローバル化に伴いまして、やはり世界の共通語であります英語をどうしても子供たちに早くなじませたいと。できればゲーム感覚、遊びの感覚で英語を楽しんでもらいたいと。そして、中学校で本格的に鍛え上げるということで、実は二戸市と紫波町が県の指定を受けてやっておられるようなのですが、そういう点で当然自費でやらなければならないという一つのハードルはあるのですが、できることでありますなら小学校の３年生あたりから英語教育をやる必要があるのではないかと。今海外留学も本当に一般的になってきておりまして、そういう点での……二戸市と張り合うのではないのですが、いずれやはり観光を柱にという考えもあるようですから、とすればやっぱりグローバル化というのは、グローバル社会に対応ということは、今後考えていかなければならないのではないかと。そういう点で、英語教育の取り組みについてどのようなお考えを持っておられるか、伺いたいと思います。
　それから、もう一点、最後ですが、これは98ページの教育振興費の中の説明欄の２段目のところにあります要保護及び準要保護児童就学援助費について伺いたいと思います。要保護というのは生活保護家庭の指定のことを言うわけですから、これは当然自動的に、いわゆる就学援助が対象になるわけなのですが、問題は準要保護児童についてなのですが、これ実は子育て支援の私は一環だというふうに思うわけで、そういう中でいわゆる準要保護児童の数はどうなっているかという点で伺いたいというふうに思います。これは、自動的に準要保護児童就学援助費が支給される仕組みではないのです。いわゆる申請しなければならないという点で、申請をさせるための手だて、どのようにとっておられるかという点で伺いたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 産業建設部長。
◇産業建設部長　伊藤繁夫君 [ 79 ] 　私から除雪の協働についてお答えを申し上げたいと思います。
　確かにご指摘ありましたように、やはり除雪に関しましては絶えず苦情をいただいているのが長年の関係でございましたのですが、ご指摘ありましたように、まずは八幡平市になりまして、ただサービスを落とさないということのために、ご指摘ありましたように住民の実態の状況を的確に把握したもので対応しなければならないのはそのとおりでございますので、ご提言ありました内容につきましてはこれらを考慮しまして、職員の配置やら、あるいは満足度というお話もございましたので、これには決して100％完結を目指したもので対応に向けてまいりたいと思いますので、いましばらく時間をいただきまして、この内容については鋭意努力する方向で回答にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 英語教育について、教育長。
◇教育長　高橋北英君 [ 80 ] 　小学校での英語教育に関してのお尋ねでございますので、教育長からお話しいたします。
　小学校の英語教育義務化みたいな報道があったわけでございますけれども、まだ義務化まではいっていないわけで、いろいろ論議のあるところでございますが、英語より先に日本語でないかという論理もございます。つまり言葉というのは、しゃべるだけでなくて、言葉使って物を考えるものですから、だから日本語の言葉の方が先だと、よく海外に行った商社マンの子息が、向こうでの教育の中で流暢な英語を話していたのに、日本に帰ってきてさっぱりだめだというような話もございまして、そういったこともございますので、いろいろな論がございます。先を走らなくてもいいのではないかな、周りを、推移を見ながら、決して実施しないということではないですけれども、そういうことを見きわめた上で踏み切りたいというふうに思っております。
○委員長（伊藤一彦君） 準要保護児童については学校教育課長。
◇学校教育課長　遠藤和義君 [ 81 ] 　お答えいたします。
　準要保護の数と申請手だてはどうしているかというご質問でございますけれども、この申請につきましては新年度に入りまして、４月から５月になると思うのですけれども、それぞれ学校を通じて子供さんの方に申請書類と説明の資料をやって保護者の方に連絡して、それを学校に上げてもらって、そして学校教育課の方で取りまとめて審査して、対象になるかならないかという形で対象調査いたしております。それから、当然また年度途中でそういう準要保護になるケースがございますので、その辺については学校からの情報等得て、途中であってももし調査対象になるのであれば、そういう準用保護の対象にするというような形をとっております。準要保護の数につきましては、済みません、今資料がございませんので、後ほど報告いたしますので、お待ち願いたいと思います。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 50番。
◆委員　熊澤　博君 [ 82 ] 　ありがとうございました。今教育長さんおっしゃられました日本語のあれが目に余ると、私も同感であります。実は、西根の議会で言ったときには、この言葉を入れたのです。今回入れないでしまって、やられたなというふうに感じておりますが、本当にそのとおりなのです。まず、日本語だべというのが確かに一般的ではありますが、ただぜひ両方、日本語も大事にしながら、やはり英語も。本当に世界の共通語にもうなっているのです。いわゆる留学する条件というのは、まず英語できればほとんどオーケーというのが常識らしいのです。そういう点では、やはり将来この八幡平市からも留学する子供が出ていくかもしれないわけで、そのためにもどうしても他市町村に負けないような英語力をぜひ持っていただきたいものだなと。そういう点では、やっぱり早いうちからなれると。また、逆に英語を習うことで日本語のあれが直るという面もあるのです。こういう相乗効果、私は期待できると思うのです。そういう点でも、外国語、私はこの英語をぜひ小学校の３年生あたりから取り上げて、そして本当の意味の教育の国際化という点でも、やっぱり日本としては考えていく必要に今迫られてきているのではないかなというふうに思うわけで、そういう点ではぜひ検討していただきたいと思います。
　それと、実は準要保護のことで質問したいと思うわけなのですが、本当に子育て支援と言いますが、やっぱり子育てしにくい社会があるからこれが今問題になっているわけでして、本当に子育て世代に対するさまざまな増税、あるいは社会保険料の負担というのが重くのしかかっているわけです。30歳の子育て世代では、年間に22万円の負担がふえていると、この間。そういう数字が挙げられております。それから、本当に今騒がれておりますのは、20代の若者がフリーターで年収100万から200万円ということで、それこそ子育てどころか、結婚すらできないという状況が実際にあるのです。そういう点で、幾ら児童手当をふやしたとしましても、逆にその財源を子育て世代へ増税するなんていう、そういうとんでもない仕組みが今出てきているわけで、そういう点では準要保護を、準要保護児童の就学援助費を本当に大事にしていくことが今求められているのではないでしょうか。私かつて冷害の年に、就学援助費の申請の取り組みの運動に参加したことがあります。ほとんど対象になるのです。意外とハードルは低いのです。ですから、この制度があることは知っていても、この制度の中身知らない人が意外と多いのではないかというふうに私は本当に思っている一人なのです。数字はまだ報告されてはおりませんが、恐らく実態とはかけ離れている数字が出てくるのではないかというふうに思うわけで、そういう点では今担当課長が言いましたように、いわゆる４月から５月までの学校を通じて子供さんへ、そして保護者にということでのいわゆる申請だけでは、私は何かもう一つ欠けるものがあるのではないかなというふうに思うわけで、就学援助の制度があるということをやはり、いわゆる子供に申請書を渡すだけでなく、学校の中で、ＰＴＡの中でやはり啓蒙していく必要があるのではないかと。本当に家庭が大変で、そして子供たちにしわ寄せが行っているという実態、私は出ていると思うのです。そういう点で、その辺までもう一歩進める取り組みというのはいかがなものでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 課長。
◇学校教育課長　遠藤和義君 [ 83 ] 　お答えいたします。
　保護者に対してのＰＲということになるかと思いますけれども、それぞれ各学校でＰＴＡだより、あるいは学校だよりという広報も出ておりますので、それの掲載についてお願いすると。そのほかに八幡平市広報もございますので、それに対してのお知らせとか申請の方法等について、徹底した内容で住民の皆さんにお知らせしたいと思っております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑ありませんか。
　１番、古川委員。
◆委員　古川津好君 [ 84 ] 　済みません、やめればよかったかもしれないのですけれども。87ページの都市計画総務費について伺います。
　西根都市計画道路変更業務委託料ということになっておりますが、こちらの内容をご説明お願いいたします。
　それから、同じページに、上段の河川総務費で、安代町の新町なのでしょうけれども、流雪溝の導水路の改修工事を実施するということで主要業務執行計画書の中で説明されておりますが、この流雪溝につきまして松尾の方の柏台の地区の方からも除雪に際してそういうものがあればいいなという声があるのですけれども、そのような計画があるかどうか、そちらをお伺いします。
　それから、111ページの保健体育総務費の19節の八幡平市スキー大会実行委員会補助金ということで750万予算計上されておりますけれども、こちらの方の内容なのですが、従来の町村民スキー大会とか、体協とか、松尾村の場合は村だったと思いましたけれども、やっておりました松尾アルペンのスキー大会とか、そういうスキー大会全部包括して、ここに一括で載っているのかどうか、お伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 85 ] 　お答え申し上げます。
　87ページの都市計画総務費にかかわる委託料、西根都市計画道路変更業務委託料ということでございますけれども、これにつきましては都市計画道路の２路線を変更減することの審議会の答申をいただいておりますので、それに基づきまして計画書類の、申請書類の作成を委託しているものでございます。
　それから、流雪溝にかかわるご質問でございます。安代町の寺志田地区において、その流雪溝工事を予定しておりますけれども、これにつきましては流雪溝に導水するための水路が自然水路のため、取水能力が劣っているということから、これを改修しようとするものでございます。あと松尾地区でこういう事業をというお話でありますけれども、これからそういう話をお聞きしながら、地域の声を吸い上げて、次の計画なりに持っていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 86 ] 　八幡平市のスキー大会実行委員会の主幹とするべき大会のご質問だと思いますけれども、現在10月21日ですか、設立総会を開催しまして、その中で主幹とする大会、７大会ございます。開催時期から順番にいきますと、第17回の田山クロスカントリー大会、これが平成18年１月７日から９日、それと次に第55回岩手県中学校スキー大会、これが平成18年１月13日から16日、同じく同日開催になりますけれども、第55回岩手県高等学校スキー大会、これも同じく１月13から16日の間です。それと、同日で第46回岩手県スキー選手権大会、次に第58回岩手県民体育大会スキー競技会ということで、平成18年１月20日から23日、それから次に日本近代五種・バイアスロン連合の公認大会ということで、第15回東日本バイアスロン競技大会、平成18年１月27日から29日と。次に、第17回松尾八幡平アルペンスキー大会、これが平成18年３月11日から12日ということで、この７大会を主幹大会と定めてございます。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） １番、古川委員。
◆委員　古川津好君 [ 87 ] 　最初の都市計画の変更のことなのですけれども、場所をまずもう一回ご説明いただきたいということと、それから都市計画地域の拡大といいますか、区域、今は大更と平舘だけなのですけれども、そちらの方を例えばもう少し住宅が密集しているような松尾の場合には、野田とか柏台とか、安代の方は新町、田山、住宅がたくさんあるような場所、そちらの方まで都市計画区域を拡大するようなお考えはないかどうかということをお伺いします。
　それから、流雪溝のことで、除雪の問題につきましては皆さんいろんな方からお話が出ているわけなのですけれども、松尾の柏台地区に限定してちょっとお話ししましたのは、あそこの場合も住宅が密集していますし、先ほど安代のお話もありましたのですけれども、そういうようなところにつきましては、ただ道路を除雪して、それがどんどん、どんどんたまって、それでおしまいということではなくて、もう少しそういう密集した住宅街については、例えば雪をダンプカーなりでどこかに寄せるところまでのサービスというか、そういうものは市内全域をそうしろということではないのですけれども、そういう密集しているところについては、そのような除雪までサービスの中に含めて今後お考えしていただけないものかどうかということをお伺いします。
　それから、スキー大会のことにつきましては、一つだけちょっと気になったのは、県とか学校関係、これはこれでよろしいと思うのですけれども、松尾の場合には村民スキー大会というのがありましたのですけれども、市民スキー大会というようなものは、この計画の中における検討の材料にはならなかったのかどうか、お伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 88 ] 　お答え申し上げます。
　都市計画道路というか、計画の変更の場所はどこかということでよろしいでしょうか。大更駅前線、それから上町薬師線という都市計画道路が２路線ございます。それを廃止するということでございます。西根の駅前から、松川中村線、それに接続するルートを減じたいということでございます。
　あと都市計画区域の拡大はどう考えているのかというお考えでございます。市長就任しましてすぐに言われましたのが、ちょっと考えてみろという話をされております。大更駅東側の開発、いろいろそういうことも懸念されることだよということを言われておりますので、今後、同じような答弁になりますけれども、新市計画、あと総合計画、これを踏まえながら、また来年度、農業振興地域の見直しがあるやに聞いておりますので、それとあわせながら、外すべきところは外していただいて、また設けるべきところは設けたいというふうに考えております。
　あと除雪に関する柏台地区の住宅密集地につきましてですけれども、これにつきましては先ほど熊澤委員の方から仰せがありました、地域の協働作業というような形になりますかどうかわかりませんけれども、安代町で言えば流雪溝そのものの組合が、一たん除雪した雪を組合が道を広げるために排雪しているというような形がございます。そういう形で、柏台地区の方にもそういう直接的に排雪、特に余計に雪が降ったときはまた排雪のことも考えなければならないかとは思いますけれども、この地区に流雪溝事業が入れるかどうか、用水がどうしても必要でございます。ふだん流れる用水が必要なものですから、こういうものを現地踏査いたしまして、あと事業に取り組みできるかどうか、新たなもののように感じますので、これから検討させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 生涯学習課長。
◇生涯学習課長　藤田繁光君 [ 89 ] 　従来やってきた地区でのスキー大会についてはいかがかということだと思います。それにつきましては、この八幡平市スキー大会実行委員会の方では、後援大会ということで、実際の主幹になるのは市のスキー協会主幹ということで計画されてございます。現在まで行われてきたのは、田山少年ジャンプ大会、それから田山ジュニアスラローム選手権大会ですか、これが八幡平市のスキー協会主幹、それから松尾地区のスキー大会、これは兼、松尾地区小学校スキー大会、これにつきましても市のスキー協会等が主幹するという形でございますし、そのほかに岩手県八幡平市スポーツ少年団スキー大会、これもスキー協会主幹ということで、あと三ケ田礼一杯ですか、このスキー大会とか、こういうものはスキー大会実行委員会としては後援していくという形で開催されます。よろしくどうぞご理解ください。
○委員長（伊藤一彦君） 古川委員。
◆委員　古川津好君 [ 90 ] 　最後に、都市計画のことについてもう一回お尋ねしたいのですけれども、都市計画区域内の拡大という方向、見直しの中で、そういうふうに拡大するというふうに受けとめたのですけれども、それはそれで、そういうふうに受けとめてよろしいのでしょうか。まだそこも含めて見直しするということですか。都市計画区域のことを申し上げましたのは、都市計画区域内というふうになりますと、密集した道路では４メートル未満の道路の場合にはセットバックということで、住宅を建てる場合に中心から２メートル下がって建ててくださいということで、将来的に向かって皆さんの周りの密集地の住宅環境がよくなるという意味合いがあると思うのです。ですから、密集しているところについては、できるだけ都市計画区域内の指定をしまして、時間はかかるかもしれませんけれども、将来的に救急車両等が入れないようなところも大更地内にはありますから、そういうことがほかの地域でも解消されるのではないかなということで伺いました。それで、大更地内の中でも、このことについて周知徹底というと失礼ですけれども、４メートル未満のところに塀が立ったりなんかしている……後から、都市計画区域になってから20年以上たっていると思うのですが、それがなってから塀が立っている場所もあったりするのですが、こういうことについてパトロールとまではいきませんけれども、逆に皆さんに何らかの方法でもう一度告知、広報するというか、そのようなお考えはないかどうか、伺います。
○委員長（伊藤一彦君） 建設課長。
◇建設課長　山本美昭君 [ 91 ] 　お答え申し上げます。
　都市計画区域の部分につきましては、拡大するしないの部分も含めてこれを検討してまいりたいなというふうに考えております。また、密集地における、指定による規制といいますか、そういうことがあると思いますけれども、これにつきましても今後現地も含めて、まだと言えば申しわけありませんけれども、２カ月たってようやく住宅地図に私の、自分の管理する市道を870路線、線を入れてまいりました。現地踏査はこれからになるわけですけれども、そこら辺も含めてこれから考えていきたいなと。あわせて周知についても検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 古川委員の質疑を終わります。

▼答　弁　の　保　留

○委員長（伊藤一彦君） それでは、ここで先ほどの熊澤委員の準要保護児童の数の件が保留になっておりますので、学校教育課長より答弁願います。
◇学校教育課長　遠藤和義君 [ 92 ] 　大変済みませんでした。それでは、準要保護の数でございますけれども、小学生が110人、中学生が71人、合計で181人でございます。
　以上です。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） なしと認めます。
　これで一般会計歳出、８款土木費から14款予備費までの質疑を終わります。
　これで平成17年度一般会計歳入歳出予算に対する質疑を終わります。

▽議案第１７号

  　議案第１７号　平成１７年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 議案第17号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算を議題といたします。
　それでは、審査に入ります。質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第17号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算に関する質疑を終わります。

▽議案第１８号

  　議案第１８号　平成１７年度八幡平市老人保健特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第18号　平成１７年度八幡平市老人保健特別会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第18号　平成17年度八幡平市老人保健特別会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第１９号

  　議案第１９号　平成１７年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第19号　平成17年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第19号　平成17年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２０号

  　議案第２０号　平成１７年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 議案第20号　平成17年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。
　44番、伊藤委員。
◆委員　伊藤一治君 [ 93 ] 　今寺田南地区で農業集落排水事業をやっておりますが、本当に業者の皆さんにも気を使ってもらいながら、農作業が無事に終わったようであります。本当に業者には申しわけなく感じるくらい気を使って工事を進めていただきました。ありがとうございます。そういう中で、道路の肩の、道路の肩というか、側溝とか田んぼの排水とか、そういうところに、工事ではかなり気を使っているようでありますけれども、石なんかかなり斜面に落ちていたり、側溝に入ったりしているのがありますから、その辺も最後にはしっかり仕上げをしていただくようにご指導していただきたいと思いますが。
○委員長（伊藤一彦君） 上下水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 94 ] 　ただいまのご指摘の件につきましては、現場を確認いたしまして、速急に対処するようにいたします。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第20号　平成17年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２１号

  　議案第２１号　平成１７年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第21号　平成17年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。
　17番、小笠原委員。
◆委員　小笠原壽男君 [ 95 ] 　質問させていただきます。
　今回市営の浄化槽ということで、いろいろ整備が図られるということで周知されておりますが、その中で既設の浄化槽の管理を市の方に寄附をしてやるというアンケート等が回っているわけですけれども、まだ最終的な集計はされていないと思いますけれども、どれくらい寄附の申し込みがあるか、既にもしあったならその状況についてお尋ねしたいと思います。
　それと、もう一つは、私どもの地域の中では、集落排水とか下水道整備の計画に入っていない関係もありまして、浄化槽の設置が多いわけですけれども、一般家庭の場合は大体５人槽から７人槽程度の浄化槽の規模なわけですけれども、今回の寄附をしてくれという、その後の月額の使用料等について、内容、ご案内があったわけですけれども、この中身を拝見しますと、月額で５人槽の場合で3,780円というふうに順番にあるわけですけれども、算定のその根拠等はどういったようなことが基準になっておられるのか、お尋ねしたいと思います。その２点、まずお尋ねします。
○委員長（伊藤一彦君） 上下水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 96 ] 　浄化槽事業につきましては、市で設置し、市で管理する手法の浄化総事業を平成17年の４月から西根、松尾地区について導入いたしました。条例を制定しまして事業を実施しているのでありますが、これの考え方といいますと、寄附というのはみんなで公平に、公平感を味わおうということであります。といいますのは、公共下水道事業、そして農業集落排水事業、これらに該当の住民は、それなりの恩恵をこうむることができると。ところが、集合処理区域になじまない方々、いわゆる浄化槽の一軒家というような感じのところは、そういう公平感を味わっていただく、公平感、一緒になっていただくという意味で、市で設置し、市で管理するその事業を取り入れたということであります。そこの中で、さらにこれから浄化槽を設置するところは恩恵をこうむることはできるのですが、既に浄化槽を入れているところは何にもメリットがなくなると。そういう意味から、では市でその分を寄附をいただいたならば管理いたしましょうという趣旨のもとでこの制度を導入したということであります。今盛んにアンケート調査で取りまとめしているのでありますが、まだ集計の段階といいますか、取りまとめの段階には来ておりません。今11月の18日まで、安代地区の方々にお願いしているところであります。
　２点目のご質問でございますが、月額の算定根拠と。これは当然条例で制定してございますので、それにつきましては西根地区、松尾地区、これは大変残念ながら、使用料につきましては統一できなかった経緯がございます。西根につきましては、維持管理という観点から、点検料、そして薬品代等を加味して算定していると。あわせてくみ取りの清掃業務も入れたというものでございます。西根の使用料に安代を合致させたという経緯でございます。ですから、５人槽であれば3,780円、７人槽であれば4,410円という使用料をいただきましょうということでございます。もう一方の松尾地区につきましては、この算定根拠はくみ取り料と清掃料が計上されていなかったと。いなかったというよりも、その分は使用料に反映させていなかったというので、松尾の地区の方は若干使用料が安くなっているのですが、ただ趣旨からいって、市で維持管理するということからすれば、くみ取りも、そして清掃も含めた一元化の方がよろしいのかなということで、安代の方は西根の方に溶け込ませるという趣旨でやったものでございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 小笠原委員。
◆委員　小笠原壽男君 [ 97 ] 　これからその整備を図って、設置効果の少ない地域は、個別の浄化槽の整備ということは大変市の負担といいますか、も小さくて済むというふうなことで、以前は市町村営ということで、私たちは安代の地区として町営の浄化槽を進めるべきだということを何度も提案した経緯があります。しかし、手つかずだったし、今回合併を機にその辺に踏み込んだということで、それはそれで大変結構なことだと思うのですけれども、ただ私少し、自分も下水道の整備とか農集排の整備の区域から外れて、浄化槽の設置、そういうことで受益を受けている人間なもので、少し気になったのですけれども、メンテナンスといいますか、ふだんの点検とか、いわゆる今のシステムは四半期ごとに点検をして、法定の点検が年に１回ということで、５回やって、うちの方の、安代町の業者によるメンテナンスは、１回消費税込みで5,250円といった内容になっているようです。それ以外に、汚泥の引き抜き、あるいは清掃といったようなことは別途かかるわけですけれども、これらを合算しても、年額の負担というのは大体３万ちょっと、汚泥の引き抜き分の量の関係もあるというふうに聞いていますが、多くても４万ぐらいの負担で大体済んでいると、そういう状況なわけですけれども、今の部長からご案内をいただいた内容等では、大体年額にしますと５人槽の場合ですと４万ぐらいですか、４万5,000ぐらいかかるし、10人槽になりますと６万ぐらいかかると。そうしますと、現在の利用者、受益を受けている者の個人負担よりも大体５割増しぐらいで多くかかっていく状況になるのではないかと思うわけです。文化生活は金がかかるから仕方ないと言えばそれまでなのですけれども、しかしその５割増しぐらいで負担が多くかかっていく状況の中で、果たしてどれだけの人が寄附の呼びかけに応じてこれからそういう形になっていくのかというふうになると、結果はまだわかりませんので何とも言えないわけですけれども、少し、ちょっとこの内容を詳しく見てみると、かなり無理が、これからその整備をする人たちについては、負担額も10％、１割ぐらいの負担で済むわけですから、大変有利な事業だとは思いますけれども、既設の浄化槽、設備の点検をしていくには、個人の負担というのは随分高くなるなというのは正直な感想としてあります。その辺も踏まえておられるのかどうかわかりませんけれども、非常に加入といいますか、寄附の申し込み等が少なくなるのではないかというふうに危惧しますが、その辺について今どのような考えをしておられるか、伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 上下水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 98 ] 　旧西根町におきまして、平成16年の９月議会で条例を可決していただきました。条例を可決というか、議案を、条例案を可決していただいたわけですが、この使用料の算定に当たりましては、平成16年の８月に調査いたしました。これは、西根の地域で、32基浄化槽を入れている方がございまして、その業者等の聞き取りをいたしました。点検料はまちまちでありますが、２万1,000円から、多いところでは３万1,500円ということで、その32件の平均値を出しましたならば、２万2,950円という数字が出ました。同じようにくみ取り料、これは全部統一金額、２万1,200円、これ法的に決められているわけでありますが、２万1,200円、そして清掃料、これも同じ金額、32件とも同じ金額で１万500円、そして法定検査、当然ながらこれ同じ5,000円均一です。そして、薬品代、これも平均値2,986円、この４点を計算いたしましたならば、全額で６万2,636円という数字が出ました。それを12カ月で割り勘しまして5,219円。この5,219円でありますが、市で設置しますということであります。ところが、その浄化槽を動かすブロワーというのですか、電気で動かすわけですので、その電気は個人のお宅が電気料を支払うと。そうなれば1,000円ぐらいが妥当なのかなと。統計とると1,000円ぐらいなのですが、その1,000円をでは差っ引こうということをして、5,219円から1,000円を差し引いて、4,200円という金額が出ました。この4,200円は、では公共下水道と農業集落排水の使用料とどう整合するのかということも考えました。浄化槽で出たからこれでいいのだというのではなくして、やはり下水道事業は３本柱でやろうねということでありますので、これらも踏まえて、３事業の統一といいますか、均衡をしましょうということで割り出したものであります。確かに寄附される方は今まで自分たちは独自でやっていて、市が示した使用料よりも安く出るという方もございましょうが、ただ私たちが言わんとしているのは、やはり点検は必ずやるのだと。そして、きれいな水を流すのだということであります。点検を怠っているということではありませんが、こちらはそれなりの法的な根拠に基づいて点検していこうと。そして、きれいな水を流して、まさに浄化槽ではなくして下水道事業の趣旨であります公共用水路の整備ということを思ってやろうということであります。そういう観点から算出したものでございます。
○委員長（伊藤一彦君） 小笠原委員。
◆委員　小笠原壽男君 [ 99 ] 　今のお話の点検料とか何かが安いから水が汚いということはないと思うのです。今私たちも随分点検の日報等を拝見しますと、法定の中でのＢＯＤ値もそれなりの数値を出しておりますし、それは多分、例えばメンテナンスにかかわる料金が低いからといってきれいでないということはないと思うのですけれども、あくまでも基準はきれいな排水を自然界に戻してやるということは基準としてあるというのは当然のことだと思います。それで、さっきの除雪にも関係するのですけれども、私たちの地域というのは非常に雪が多いし、また個別の場所見ますと、屋根の落雪箇所に浄化槽が設置されている場所等も結構見受けられるわけです。こういったようなものは、点検時に大変な苦労を強いているというふうなことで、大変申しわけないなと思っているわけですけれども、その辺についてどうなのだろうということで、清掃業者の方にちょっと先日１週間ほど前に、法定点検の際に話をして聞いたら、それはもう地域性がそうだからわかっていると。ただ、大変だからといってその分を料金に上乗せしているわけではないし、そういうことでやっているわけではないのだというふうなことでお答えをいただいたこともあります。これから市として浄化槽の、市営として寄附を受けてやっていった場合に、それぞれの見積もり等で委託をしていくだろうと思うのですけれども、条件が西根地区等に比べますとどうしても条件的に不利になる、除排雪といいますか、によって非常に大変な思いを作業がしなければいけないし、多分そういうのまで見積もりの内容には入っていないだろうと、経費として含まれていないだろうと思うので、もしそういったようなことによって受益の人たちがもうやらないというふうなことにならないように、きちっとした指導をお願いをしていきたいというふうに思うのです。ひどい場所ですと２メートルぐらい雪が入った、その間を掘って管理をしているというのは、もう往々にしてうちの方の地区の場合は見受けられますので、その辺も委託をする際には、きちっとした指導等もお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。
○委員長（伊藤一彦君） 小笠原委員の質疑を終わります。
　そのほか。
　30番、大和田委員。
◆委員　大和田順一君 [ 100 ] 　私も市の設置型、合併浄化槽についてお尋ねをいたします。
　旧松尾村のときも問題点について若干質問いたしましたけれども、市の方針といたしましてその方向性というものをお聞きいたしたいと思います。この市の合併浄化槽設置については、市で設置をするという形になりまして、管理もそうですということになりましたが、実際申し込みをとってみましたらば、排水の放流の段階で、実は水の流れている河川、あるいは３面舗装のＵ字溝、あるいはそういうのに類したものがなければならないということがわかりました。特にも集中浄化方式を普及できない地域のための合併浄化槽の推進ということから見ますれば、地下浸透方式がだめですよという形になりました。普通の家の建設等におかれましては、生活雑排水等々の排水については、処理施設がなくてもますを設けた地下浸透方式は保健所の方ではオーケーということになる中で、合併浄化槽を通した、俗に言う、私どもから見ればきれいになった水を流すことがだめですよという法律があるようでございまして、その問題点から見ますれば、等しいそういう生活環境の整備になろうと思いますけれども、その推進に当たりまして何らかの対策というものが欲しいなということでお尋ねしますけれども、そういう河川とか水の流れていないところ、あるいは道路側溝でもいいのですけれども、そういうところまで非常に遠いご家庭が、恐らく今後申し込みをとる中でふえてくるのではないかと思っております。そういう意味で、排水に当たりまして、何らかの事業なり、やはりそういうことを考える必要もあるのではないのかなと、このように感じております。放流できないご家庭も非常に今後中山間地域に特に合併浄化槽を推進するという意味で、非常に頭の痛いところでございますけれども、この対応とか対策というものもまず必要ではないかということをちょっとお聞きいたしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 101 ] 　下水道事業では集合処理方式と個別処理方式というこの二つの方法でやっていると。公共下水道とか農業集落排水というのは集合処理方式ということで、１カ所で処理ができるという利点がございます。個別処理方式というのは、個別個別でその処理をしていかなければならない。その中でどういう問題が生じてくるかというと、今大和田委員が言いましたように、水路のあるところはいいのでありますが、水路のないところはどのようにして放流していくのか。私たちもいろいろ悩みました。保健所の方にも問い合わせいたしまして、地下浸透が可能なのかと。だめだとは言わないのですが、かなりの広さの面積がなければ、地下浸透というのはかなり不可能だよと。そして、時期が来たならば入れかえしなさいねというようなことも言われております。現実そういう場面には出くわしていないのですが、今委員のご質問の中にありますように、今後この事業を推進していく過程においては、そういった問題にはかなり突き当たってくるということになると思います。一つの例といたしまして、秋田県の二ツ井町では、まさに全国に先駆けて市で設置し、市で管理する浄化槽事業を展開しておりました。その中では、やはり水路がないというので、大きな課題をどのようにして処理してきたかというと、共同でといいますか、複数以上が手を組んでいただければ、水路らしきものを、水路らしきというか、流せるように役所の方で手当てしたというお話を聞いた記憶がございます。そうなれば、かなりの行政負担といいますか、なるのだなと思って帰ってきたわけですが、そこはまさに全町が浄化槽で一本やりでやるのだと。要するに方式はもう浄化槽事業のみということから、そういう手だても講じることができたのかなと思うのですが、その辺八幡平市とすれば水路のない、遠くなるところはどのようにして放流すればいいのかというのは、やはり今後の課題といいますか、早く解決しなければならない課題だと思っています。
○委員長（伊藤一彦君） 大和田委員。
◆委員　大和田順一君 [ 102 ] 　多分その問題は同じような、全く岩手県の場合も、それぞれの自治体も同じ問題を抱えていくのではないのかなと感じておりまして、秋田のそういう複数の戸数による設置によりまして、可能な分といってもやはり相当行政負担というものは伴うものと思っておりますけれども、そういうこともできましたら今後設置をする、あるいは推進するという意味で、恐らく散在している農家の、農家というか戸数も、地域部落もあると思いますけれども、そういうこともやはり考慮に入れた形での推進の方法もぜひとも中身によっては考えていただきたいと、このように思っておりますし、私は俗に言う浄化されない生活雑排水、台所、ふろ等の放流はます方式の地下浸透で許可が出されているのと、浄化槽から出ております、今回の設置の浄化槽については、窒素成分と申しましょうか、含有量だと思いますが、20ppmというような基準らしいのですけれども、そういうものが、浄化をしない雑排水がオーケーで、浄化をされた放流水についてできないというその法律自体をやはり若干特例なり、県の条例なり定めて、そういう意味での地域に合った、そういうものができないのかなという思いがありますし、そういうことの取り組みもお願いしたいのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 上下水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 103 ] 　浄化槽で放流するというのにもそれなりの水質基準というものを守っていかなければならないということであります。浄化槽法で規定する浄化槽であって、これは浄化槽ではＢＯＤの除去率90％以上ということを言っています。放流水はＢＯＤの20ミリグラムの機能を有するものということでありますので、当然浄化槽の機能が発揮されるわけですが、そのものをどのようにして流すかという課題になるわけです。済みません、ちょっと質問何だったか……そういうことでよろしいでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 大和田委員。
◆委員　大和田順一君 [ 104 ] 　この点については、県議会でも出されているかどうかわかりませんけれども、恐らく同じ抱えている問題でありますので、中山間地域のこういう浄化槽の普及という問題については、そういう意味では、特にも長野県等々の観光地、あるいは別荘地等の案件を見ますれば、若干10ppm以下の基準の中で、全くの特例で設置できるというようなこともありますので、その辺の研究はなされまして、特にも施設整備費用とか、その後の費用もかかるというようにちょっと伺っておりましたので、なかなか難しい面もあると思いますけれども、そういう意味では大きい意味で、できればその設置基準の県の条例なんかの、市といたしましても要請できるのか、法的にそういうことが可能なのかも含めて対応をとっていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 上下水道部長。
◇上下水道部長　工藤昭二君 [ 105 ] 　これは県にも組織がございます。市町村で構成する組織がございますので、そういう場を持って、今の委員のご質問等を提案といいますか、要望していく考えといいますか、要望する機会があれば要望していきたいと思っております。
○委員長（伊藤一彦君） 大和田委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） なければ、皆さんのまぶたが何か重くなったようですので、２時半まで休憩いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１４時１９分）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休　　　　　憩

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　　　　　開

○委員長（伊藤一彦君） 休憩前に引き続き会議を開きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１４時３０分）

▽議案第２２号

  　議案第２２号　平成１７年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定） 　
　　　　　　　　予算　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第22号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。
　50番、熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 106 ] 　全体を通しての質問になりますが、いわゆる高額療養費の問題でございます。それで、高額療養費制度というのは、同じ月内に１人の人が一つの医療機関ごとに支払った自己負担額が高額療養費算定基準額を超えた額を払い戻す制度だということなのです。所得によって３段階あるわけなのですが。実は、これまでは病院に対しまして一たん全額を支払って、後で払い戻してもらっていたということなのですが、今度委任払い制度という制度をとって、いわゆる最初からもう基準額までを払えばよいということで、高額療養費の超えた額は市が医療機関に支払うという制度が受領委任払い制度、いわゆる現物給付なわけです。実は、これ青森市がこの間９月９日付で実施しております。これは４月１日にさかのぼって適用ということのようなのですが、非常に患者にとりましては喜ばれる制度なわけです。そういう点で、西根病院でもこういうことが実現できるのであれば本当に市民は大変喜ぶというふうに……
○委員長（伊藤一彦君） 西根病院はまだ入っていませんから、西根病院については。今西根病院には入っていないから、質問変えてください。
◆委員　熊澤　博君 [ 107 ] 　済みません、西根病院と勘違いしました。
○委員長（伊藤一彦君） 取り消しですか。
◆委員　熊澤　博君 [ 108 ] 　関係なくはないけれども、高額療養……では西根病院のときにやります。済みません。
○委員長（伊藤一彦君） ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第22号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（医療施設勘定）予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２３号

  　議案第２３号　平成１７年度八幡平市索道事業特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第23号　平成17年度八幡平市索道事業特別会計予算を議題といたします。
　質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第23号　平成17年度八幡平市索道事業特別会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２４号

  　議案第２４号　平成１７年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第24号　平成17年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第24号　平成17年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２５号

  　議案第２５号　平成１７年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第25号　平成17年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算を議題といたします。
　質疑はありませんか。
　熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 109 ] 　済みませんでした。つい間違えて……
○委員長（伊藤一彦君） 説明は省略して、途中から入ってください。
◆委員　熊澤　博君 [ 110 ] 　さっきの続きで聞いてもらいたいです、済みませんですが。それで、自己負担額というのは大変な額に今なっているわけでして、そういう点でいわゆる高額療養費の算定基準額を超えた額を払い戻す制度を何とか青森市のように受領委任払いにできないかということで、病院の考え方を伺いたいなというふうに思います。
　それから、もう一点は、実は県立病院のサテライト化ということで、今八幡平市が本当に深刻な状況にやはりさらされてきているというふうに私は思っております。実は、盛岡医療圏内の削減のベッド数が60というふうに言われております。そのサテライト施設、サテライトというのは人工衛星という意味なのだそうです。いわゆるここでいいますと、中央病院を中心にある県立病院を格下げして、そしていわゆる赤字を解消したいということのようなのですが、いずれそういう形でサテライト化というのが県内で今進められておるわけです。そういう中で、サテライト施設として沼宮内病院と紫波病院、これが本当に今俎上に上ってきているわけなのですが、ご存じのとおり西根病院の場合には、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、産婦人科がないということで、これは西根病院だけでなく市内の病院にもないと、診療所にもないということで、何とかこれが欲しいという声はずっと患者から寄せられている問題なわけなのですが、実はこのサテライト化によりまして、やはりどうしても不利になってくるということで、そういう点でのサテライト化の及ぼす影響、いわゆる西根病院に対します、恐らく西根病院が紹介してそういう県立病院に行ってもらっておった患者さん多数あったかと思うのですが、その辺のサテライト化の影響をどのように考えておられるか、伺いたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 病院事務局長。
◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 111 ] 　お答えいたします。
　まず、最初の高額の療養費の委任払いというものでございますが、これ患者さん本人が１カ月の入院を過ぎましたというときに、所得階層にもよりますけれども、最高たしか７万一千幾らだったと思いますが、最高の方でそれを超えたものを後で、本来であれば役所の方に、国保の方に手続をして、一たん立てかえますけれども、返してもらうという形になるわけですが、今熊澤委員さんおっしゃったように、その立てかえるのも大変だというようなことで、これは本人が希望した場合、役所の方の手続を踏んで、病院の方に相談に来ます。といったときに、現在も、毎月１人ぐらいはその手続に相談に参りまして、実際役所の方の手続を踏んで、病院の方に連絡が来るということで、その手続をしている患者さんもあります。あと入院するときに、その入院の案内と当時に、そういうようなことも病棟の方の担当の看護婦の方からも一応話をしておるところでございます。
　次に、県立病院のサテライト化ということで、今熊澤委員さんおっしゃったように、人工衛星ということで、いわゆる分院みたいな形というふうなことで、県の医療局も最初そのような表現しましたが、そういうのは余りふさわしくないというようなことから、現在は改革案からはその名称は取り消したということなようですけれども、現実的には県立の沼宮内病院、あるいは紫波病院なんかも、特に紫波病院はもう来年の４月から19床以下の診療所になってしまうというようなことでございます。一時沼宮内病院も診療所化というふうな計画が持ち上がりましたけれども、それが撤回されて、今の60床のまま継続するというふうに聞いております。ということで、当西根病院はどうなのかというふうになるわけですが、沼宮内病院とほぼ同じ形態なわけですけれども、今の西根病院の性質と申しますのは、一般質問でも若干触れましたけれども、ほとんど大きい……例えば手術が必要、あるいは大きい検査が必要というのは、一たん西根病院に来てすぐに紹介されていく患者さんもたくさんおります。一たん検査を終わりました。何でもないから、あとは薬で地元の病院から交通費、あるいは時間的な、仕事を休んでも大変でしょうというようなことで逆紹介されてきます。ということで、西根病院もサテライト化ではなく、私はそういう目的を持って医大なり中央病院、あるいは盛岡の専門科の特殊科に行くというようなことで、病院と病院のいわゆる病病連携というのがこれからますます必要になってくるのではないかと思います。ということで、特殊科につきましては、先日申し上げましたけれども、常勤の耳鼻科なり、常勤の皮膚科なり、常勤の眼科というような、あるいは産科というのはかなり医師確保においても内科医の６分の１とか、そういうふうな人数しかいないようです。ということで、今のできることとすれば、今沼宮内病院でとっている例えば週１回とか、あるいは隔週とか、１週間に２回とか、そういうような形での特殊の外来というのは必要ではないかなと私個人は考えております。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 112 ] 　ありがとうございました。それで、病院ということで、総合病院というのはこの間の実は選挙の争点にもなったわけなのですが、西根病院がやはり耐用年数迫っているのです。そういう点で、いずれは移転新築というのも視野には入っていると思うのですが、やはり私は総合病院をという立場ではないです。しかし、やはり地域医療はどうしても守らなければならない。現在ある病院、診療所、これはどうしても大事にして、その地域のやっぱり患者さんのよりどころなわけですから、これは大事にしなければならないと思うのですが、たださっき言いました耳鼻科、眼科、そして皮膚科、産婦人科については、これは毎日ではなくても、常駐ではなくても、常設の科ではなくても、週に１回ぐらいは医大から、あるいは中央病院から来ていただけるような体制というのは本当にこの地域の、地区の、市の悲願だったと思うのです。そういう点では、やはりこれは考えていかなければならないなというふうに私は本当に思っているのですが、そういう点ではいかがでしょうかという点です。それで、この間の市長選挙の中で、実は遠藤斉優氏も、それから市長さんも、どちらもいわゆる医療というのは金がかかって、赤字が出て大変だということで、やっぱり施設を貸して民間にということでは共通した討論会の内容だったわけなのですが、これも民間にというのも私はちょっと抵抗あるのです。これまでやってきた地域医療というのは、やはり……
○委員長（伊藤一彦君） ちょっと簡潔に質問をお願いします。
◆委員　熊澤　博君 [ 113 ] 　自治体がやってきたということもありますから、そういう流れがありますから、やっぱりそういう点では西根病院の果たしてきた役割というのは、大いにこれは大事にしながら今後生かしていかなければならないなというふうに思うわけです。それで、病院と直接は関係ないと言われればそれまでなのですが、受領委任払い制度というのは、西根病院だけの問題ではないと思うのです。やっぱり市内の診療所、それこそ歯医者さんも含めての病院、診療所の……
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員、何聞きたいかちょっと……切りますよ。
◆委員　熊澤　博君 [ 114 ] 　そういうことで、委任払い制度の導入という点に、全市的な導入という点ではどういう見解持っておられるか、伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 質問わかりましたか。事務局長。
◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 115 ] 　実は、ことしの６月ごろだったと思いますが、私の顔見知りの方がおりまして、入院されまして、事務局長、ちょっと相談したいというので病室に行きました。ということは、その方も以前は仕事をしていまして、それなりの収入を得ていた方だったわけですが、やはりその後職がちょっと余り芳しくなくて、日雇いの暮らしをしているというようなことから、どうしてもこれ一括払うことができないというようなことで、何かそういう制度があると聞いたけれどもというような相談を実は体験いたしました。ということで、このように経済が低迷している、あるいは各種業界の賃金が上がらないというようなこの時代で、やはりこれは物すごいいい制度だなと私個人もそのときにひしとまた感じたところでございます。
　以上です。
◆委員　熊澤　博君 [ 116 ] 　病院の将来、いわゆる耐用年数来ているということでの……
○委員長（伊藤一彦君） 事務局長。
◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 117 ] 　耐用年数のことでございますが、当西根病院は昭和50年の４月からオープンしております。鉄筋コンクリートの耐用年数は通常50年とかとなっているわけですが、病院の特殊性から、平成８年か９年ごろにその耐用年数が39年に改正されております。ということで、ことしちょうど30年を超えたところですので、これから10年後にその39年の耐用年数に到達するというようなことでございます。増築も含めまして、あとは内装もしておりますので、見た目はすごくきれいな感じ、あるいは平成16年度に外壁、あるいは全部の屋根の塗装の工事をいたしましたので、外見上もすごくきれいには見えますが、中の配管とか、あと各種見えないところの部屋とか、そういうふうなところの部分が、やはり修理がかさんできております。ということで、今後の10年目の39年目というのは、やはりかなりな老朽化が心配されるところでございますので、大改修に幾らぐらいかかるのか、その経費をかけると同時に、新しい病院の経費がどうなのかというようなことを考えますと、今の施設の手狭さ、あるいは広い土地を求める、あるいは快適な利用環境を求めた場合には、やはり移転するべきではないのかなというふうに考えております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 118 ] 　ありがとうございました。それで、最後になりますが、医師の確保という点で、本当に苦戦しておられるということで、なかなかこれ大変な問題を、医師自体が非常に不足している面もありますし、開業の方にどうしても向かわれるという点で、私の個人的な見解でもあるのですが、やはり医師を迎える待遇の改善というのもやっぱり考えていかなければならないような感じがするのです、正直。やっぱり開業さんに向かうということは、そっちの方に魅力があるからだというふうに思うわけで。
　それから、あともう一つは、医師を迎えるためには待遇改善だけでなく、やっぱり医療設備の充実というのはどうしてもやっていかないと、若いお医者さんは来てくれないと。せっかく大学で習ってきたことが生かせないわけです、いわゆる医療機器がないということで。そういう点でのやっぱり対応も考えていかなければならないと。地域医療というのは、ただ単に赤字だからやめていいのだというものではないと思うのです。やっぱり赤字でもやらなければならないのが地域医療だと思うわけで、そういう点での病院の考えというのはいかがなものでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 事務局長。
◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 119 ] 　ただいまのご質問、医師確保に関する件でございますが、現在の西根病院の今までの体制は、この前までは常勤３人ということで、あとは医大、中央病院の方からの応援、これを常勤換算にいたしますと、現在総計で約5.2人ぐらいの常勤換算になっています。医療法でいいますと、前年度の入院患者、あるいは前年度の外来患者で医療法で必要人数が定められますので、これが7.1人になっております、年度末で。ですから、その残りの分が結局不足になっております。そこで、100％あればお医者さんは大変楽でいいとお医者さんも言います。ただ、充足が100％を超えている病院の事務長さんから聞きますと、やはり今度お医者さんのそれだけ患者さんが来なければ、持ち出しが、一般会計からの繰り入れがいっぱいもらわなければならないと。ちょっと今経営面だけの話になりますが、そういうふうなところで、医師確保の難しさというのはやはりそこに非常に私苦しさがあると感じております。ですから、その辺を町民なり皆さんが、お医者さんの確保のためにある程度の持ち出しも仕方がないと思うのであればそれでいいわけなのですが、いかんせん今の病院経営というのは、必ずしもそう見てはくれない面がありますので。ですから、今後は、医師確保につきましては、確かに今の充足では少ないと思いますが、では100％あればいいのというふうなことにつきましては、これからの患者の動向とか、それらも見きわめて確保していかなければならないのではないかなと思います。
　もう一つ、あと設備の充実とかというのも医師確保においては、若いお医者さんが来るためには、今もういろんなコンピュータなり、そういうようなのを駆使しての、医療器械を駆使していますので、そういうようなのが、行ったときに昔の機械入っているというと、ああ、そういう病院には行きたくないと言っているそうですので、ですから今回も９月に新鋭のＣＴの機械を導入したりとか、そういうようなのも積極的に導入していかなければ、確保が難しいのではないかなと感じております。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑ありませんか。
　８番、田村委員。簡潔にお願いします。
◆委員　田村　孝君 [ 120 ] 　一般質問でも病院経営について質問いたしましたが、再度質問させていただきます。
　今の現状で、保健所から指導とかあるものかないのか。
　それと、もし派遣医師が切れた場合、病院経営にどのような支障を来すのか、この２点お伺いします。
○委員長（伊藤一彦君） 病院事務局長。
◇西根病院事務局長　森　佐一君 [ 121 ] 　毎年１回保健所の医療法に基づく立ち入り検査というものを行っております。これ今回合併が９月１日に控えているということで、通常10月に行われておりましたが、８月のたしか26日だったと思いますが、その合併の直前に、ことしの場合来ました。ここでいろんな施設を全部……六、七名の業種の方が来ます、保健所から。薬剤師は薬剤師の部屋に行って麻薬の管理をどうしているかとかというの見ますし、おのおの見ます。あとはそれらの施設とか、そういうような運営面については、今年度は指摘はありませんでした。ただ、一つ、医師の充足が、やはり先ほど申し上げましたが、100％にならないと、厚生労働省の指導でどうしても改善命令を出さなければならないというようなことで、これは全国の、特に東北、北海道、あるいは九州の都市部から離れた地方の病院の７割ぐらいは100％いっていませんので、ほとんどの病院はそういう指導が文書で出されるということで、それには毎年医師養成の終わる間に改善される、あるいは常勤の確保に努めるというようなことの文書を出しているところでございます。
　もう一つ、派遣医師が切れた場合というようなことで、派遣医師が切れると、結局常勤の先生が今度つらくなりますので、今度常勤の先生もやめたいというのが全国の病院でそういうような例がたくさんありますので、やはり常勤の先生も疲れないように、今のところはまず常勤の確保にこれから努めますけれども、それまではとにかく医大と中央病院の応援の医師で常勤の先生も疲れないようにというようなところの努力をしていきたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 田村委員。
◆委員　田村　孝君 [ 122 ] 　最後に、市長にお伺いいたしますけれども、市立病院の移転新築事業と総合病院について、市長はどのような考えを持っているか、お伺いしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 123 ] 　今のご質問にお答えする前に、誤解があってはだめなので、先ほどの熊澤委員があえて個人の名前を出されてご質問なされましたので、その件についてちょっと答弁したいと思いますが、先ほど選挙戦における公開討論会の席で、遠藤さんも民間、私も民間の施設にしたらどうだというような発言がされたというようなご指摘があったわけですが、私は一つの方法として民間も考える選択肢の一つではないのかなと。私が最初にそれを言ったものですから、遠藤さんもそれにつられて民間だと、こうおっしゃって、その遠藤さんはその前後、その後もずっと市立総合病院という話をなさっていますので、誤解のないようにひとつそこはご理解いただきたいというふうに思っております。
　ただいまの質問の件なのですが、今の総合病院の件とも絡むのですけれども、実は選挙戦通じて、大分前から総合病院という話がまことしやかに話されておりました。その件について、私もいろいろみずからの経験もありますし、医療局にいろいろ試算していただきました。八幡平市として総合病院をもしつくった場合に、どの程度の負担になるのかと。そういう試算をしていただきましたが、その試算の結果によると、建設費に約30億から40億、そしてそれを運営するに赤字として単年度７億から13億、こういう試算をいただいております。私は、建設計画にもありますので、地域の医療を守るという立場では、ぜひ私は市立の病院は必要だと思います、それは。ただ、一市長が市立病院をこうつくりますとか、この規模でつくります、診療科目はどうします、こういうことを言える今医療の環境ではないのです。私は、今の国の診療報酬の引き下げ、あるいは薬価基準の引き下げ、技術料の引き下げ、そしてこれからまた見直しをするというような時代ですし、そしてまた県は県で県の医療計画というものをつくっています。さっきご議論があったように、高度医療病院をセンターにした中核病院、そしてサテライト病院、こういうふうな県民の医療を守るためにはどうすればいいかというのを医療計画でもつくられているわけです。そういった中で、ではこの八幡平市の市立病院はいかにあるべきかと。これは単に私個人がこうしたいのではなくて、やっぱりここの県の医療局とももちろん相談しなければなりませんし、ここの郡の医師会、あるいは福祉とも十分に……もう福祉と重複する部分がたくさんありますから、その福祉の関係者とか、そしてまた実際医療を求めている市民の方とか、そういった皆さんにぜひ私はこの地域の医療はどうあるべきかというような審議会でも何でもつくって、そこで十分な議論をしていただいて、その議論の結果八幡平市としての病院はこうあるべきだと、大まかでもいいですから、そういう議論の結果を経て、それを尊重しながらこの八幡平の次の市立の病院はどうあるべきか、どうつくっていくかということを考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 田村委員の質疑を終わります。
　米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 124 ] 　私は、端的にまずそもそも論を聞きたいのですが、病院事業、西根病院事業でもいいのですが、政治の役割として、民間の医療施設も含めてですが、地域の医療体制をどう確立していくのかと。その中で、公立病院、西根病院はどういう役割を果たす、あるいは責任を果たすものなのかと、ここをまず聞きたいのですが。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 125 ] 　今申し上げましたとおり、どう役割を果たせばいいのかというものを私市長の立場で、こうですよと。確かに医療は絶対必要です。この地域医療を守るためにも、市立病院というのは必要なのですけれども、その規模とか、その形態とか、それはやっぱり私個人、市長の意向でそれを進めることが果たしていかがなものかと。やはり医療全般を取り巻くいろんな状況を把握して、携わっている民間の医療関係者、あるいは福祉団体、福祉関係者、老人福祉も含めてです、そういった皆さんのここの八幡平市としての医療はおっしゃるとおりどうあるべきかを審議会か何か私はつくりたいと思っているのですけれども、そんな大げさな審議会でなくてもいい、協議会でもいいのですけれども、そういったところの議論をきちっとしていただいて、それをオープンに市民の方々に公表しながら、こういう議論がなされているのですよということを公表しながら、将来、何年先になるかわかりませんけれども、建設計画にある市立病院をどう位置づけるのか、それを考えていきたいということを先ほども申し上げております。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 126 ] 　わかります、一面。しかし、今まで病院事業を継続したわけですから、そうすると今まではそういう基本的な方針なしに病院事業を続けてきたということではないわけです。しかし、市長は新市長ですから、これからの話ですから。
　では、次にいきますが、そういう場合にどう判断していくかといったときに、どういう点を判断の要素に入れていくかということになったら、地域の状況がどうなっているか、あるいは市民、住民の状況がどうなっているのかというのが一つあれだと思うのですが、例えば一つの側面私思うのですが、高齢者がどんどんふえる、いわゆる高齢者というのは医療施設を利用する最も年代的には多い層だと思うのです。だとすれば、身近にやっぱり医療施設が極端に言えばかかりつけ医というような形の身近に医療施設があるということがやっぱり求められると思うのです。もう一つの側面は、さっきも言ったようにやっぱり民間の医療施設も含めて医療体制を地域に対してつくっていくとすれば、今の民間の医療施設の営業も守っていくということもやっぱり政治としては必要だと思うのです、今までも地域に貢献してきたわけですから。そういうふうに考えると、当然今総合病院を整備するという方向は出てこないというふうに私もそれは思います。それは市長もそういう方向ですが。そこで、一つまず確認ですが、さっきから話題に出ているように、新市建設計画の健やかプロジェクトでは、病院移転新築事業について、表現はこうなっているわけです。盛岡北部地区の拠点医療機関としての機能整備、これは限りなく総合病院に近いニュアンスを私は受けるのですが、この表現は。ここはどうとらえるのかという点、まず一つ聞きます。
　それから、移転新築の問題ですが、これはやはりこの場合も、今の病院側の状況からだけで移転新築の必要をやっぱり判断すべきではないと。というのは、さっきも言ったように、地域の医療体制というふうに考えたときに、移転新築、移転ということになれば、当然地域の医療体制の再構築ということになるわけです。場所も含めて、他の民間の医療施設のかかわり出てきますから。そういう面も十分考慮すべきだし、もう一つはやっぱり経済的に、今まで聞いた範囲だと駐車場が狭いとか、救急に対する、入り口含めて十分でないというようなことは、経済的に考えれば今のところを拡張も含めて対応した方がむしろ私は経済的だし、医療体制そのものを大きく変化を起こさないという意味でも、そういう方向こそふさわしい方向ではないかというふうに思うのですが、どうでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 127 ] 　建設計画には中核的という表現使っているので、これは総合病院を想定しているのではないのかなという話でございますが、私も建設計画そのものに携わったことありませんので、どういう意図でそういう表現なさったかというのはちょっと理解はしておりませんけれども、一般質問等でもたびたび申し上げておりますとおり、建設計画は尊重しますよと。ただ、その規模とかあり方というのは、やはり見直しを図っていきますと、そうお話をしているはずでございます。そういった観点に立ってこの病院問題も取り扱っていきたいというふうに思っておりますし、また先ほど来議論ありますとおり、とにかく今の我が日本の医療を取り巻く環境というのは大変な環境だというのはもうご承知のとおりだと思うのですが、医者の確保にしたって今研修医制度ができて２年目です、３年目に入ろうとしています。岩手医大でさえ自前のお医者さんいないのですから。そういう時代に入っているということをぜひ認識してもらわなければならないと。そういった中でどうあるべきか。今ご提言あったことも含めて、いろんな地域の皆さんの、さっきの繰り返しになるのですが、意見を聞きながら、やはり慎重に見きわめていかなければならない大事な課題だなというふうに思っております。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 128 ] 　では、最後ですが、自治体病院がこういう地域でどういう役割を果たしていくのかという点で、一つの方向として、私もなるほどなと思ったのですが、多分テレビを見た方も多いと思うのですが、九州の多分ある市だったと思うのですが、つまり自治体病院と民間医療施設、医療機関と連携です。民間の医療施設で十分住民に対応できる部門については、公立病院は極端に言えば置かないと。あるいは連携という点では、公立病院の手術場を民間の施設に活用するというようなことをやっていたのですが、全面的にいいかどうかは別にして、そういう方向が一つの面として必要だと思うのですが。ですから、例えばさっき熊澤委員言いましたが、眼科、耳鼻科というのは、ずっとこの地域ではその必要性というのは住民から強く出ているという点で、確かにそれを実現するという面では困難さがあるというのはわかるのですが、しかも赤字が十分予想される分野だと思うのですが、当然だとすれば、民間ではやっぱりこの地域にそういう部分は来る可能性は極めて少ないと。だとすれば、一定の赤字が出たとしても、努力してやっぱり公立病院でそういう部門を引き受けるというような方向というのが公立病院の一つのあるべき方向ではないかというふうに思うのです。この点ひとつ伺いたいと思います。
　それから、赤字論を私医療の問題で見るときに大事なのは、極論なのですが、つまり社会的に見れば患者が少なくて、住民が健康で病院が赤字だというのが本来正常な姿なのです、社会的に見れば。いっぱい病人がいて患者がいっぱいいて病院が黒字になるというのは、本来社会的には不正常な状態だと思うのですが、そういう面からやっぱりこの赤字問題は見るべきだというふうに思うのですが、もちろん幾ら赤字が出てもいいということではないのですが。これはつけ足しです。さっきのお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 市長。
◎市長　田村正彦君 [ 129 ] 　今ご指摘にあった民間と公立とのセッティングというのですか、お互いに利用できる面は利用し合ってこの地域の医療の向上を目指すと。これは、私は理想だと思いますし、そのために私がさっき申し上げている協議会なり審議会というのは民間のお医者さんも入れて、民間で開業している人、民間で病院経営なさっている人、福祉施設を経営なさっている人、それを運営なさっている人、そういった民間の方々もそういう協議会の中に入れてここの医療はどうするのだと。その中で当然今お話しになったような議論は出てくると、私はそう思っております。そういった意見をどう取り入れてこの病院建設に生かしていくかというのが最大の課題だと。そしてまた、私はさっきのご質問に答弁しなかったのですけれども、地域の医療というのは、高度な医療は中核病院、あるいは高度医療病院でいいと思うのです。一番地域の住民の皆さんが不安を感じているのは、病院にも行きたくても行けない、そういった人たちをどうやってカバーしてフォローするのかと、その医療が我々には求められているのではないかと。そういう意味では、民間とタイアップしたメディカルカーみたいなものを常に２台ぐらいセットして、巡回、１週間に１回ぐらいは各地域を回って、慢性的な疾患を持っている方、精神的な不安を持っている方に対応するとか、そういったことをこれからは考えていかなければだめだというふうに私は思っております。そういったものを実現するためにも、やはり協議会なり審議会で十分にもんでいただくということをぜひお願いしたいし、赤字の件ですけれども、患者さんが来なくて赤字になるのはいいことではないかという話があったのですけれども、今の医療の中では患者さんが来ても赤字なのです。これが医療の実態だと。これをどう改革していくのかというのが我々行政を預かる者の責任だというふうには思っていますけれども、実態がそうだということをぜひ理解していただきたいというふうに思っています。
○委員長（伊藤一彦君） これで米田委員の質疑を終わります。
　ほかに質疑ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第25号　平成17年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算に関する質疑を終わります。

▽議案第２６号

  　議案第２６号　平成１７年度八幡平市水道事業会計予算 　

○委員長（伊藤一彦君） 次に、議案第26号　平成17年度八幡平市水道事業会計予算を議題とします。
　質疑はありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 質疑なしと認めます。
　これで議案第26号　平成17年度八幡平市水道事業会計予算に関する質疑を終わります。

▼総　括　質　疑

○委員長（伊藤一彦君） 付託を受けた平成17年度各会計予算11件につきましては一通りの質疑は終わりましたが、基本的な考え方など総括的な質疑がありましたら要点を極力まとめて発言を願います。
　31番、佐々木委員。
◆委員　佐々木祝子君 [ 130 ] 　私は、市長交際費についてお聞きしたいと思います。
　この予算の中には308万円計上してあります。例えば多くの市民は、市長がどういう態度で今の財政難の折むだを省くかということに大きな関心があると思います。ほかの市長の中には、みずから公用車廃止するとか歳費を引き下げるとかという形であらわしているところがあるわけでありますが、私は今回この予算の中から何としても市長交際費の額がどういう形でこの額が計上されたのかを聞きたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 131 ] 　お答えします。
　今回この予算に計上しました予算、308万円になっていますが、27ページでございますが、西根町の分の150万円、それから松尾村110万ちょっとでございます。それから、旧安代78万、これらを、残を合わせまして計上してございます。
　なお、ほとんど慶弔関係、祝電とか、あるいはさまざまな市内での行事に市長の立場で案内いただいたと。いろんなお祭りとか、そういったものの経費ということでございます。
○委員長（伊藤一彦君） 佐々木委員。
◆委員　佐々木祝子君 [ 132 ] 　３町合わせた形でこの額を計上していったということでありますが、３町合わせたとしても、こういう額というのはちょっと大き過ぎないかということ、それから今回７カ月間ですから、前の150万なり安代町の150万もそうなのですが、あれは１年間での使用だと思うのです。ですから、その意味でどうなのかなということで、もう一度お願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 133 ] 　ご質問の趣旨は、年間で幾らかというふうなのですか。今のこれ、暫定予算につきましては、既に３月31まで執行した分はこれには入っておりません。いわゆる決算で今度また改めてお願いします、平成17年４月１日から８月31までの、いわゆる執行済みとして後ほどまた改めて３町村決算をご審議いただくということで、その際にご審議いただきますが、今回計上しております308万円につきましては、これから、いわゆる９月以降の執行予定の部分でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 佐々木委員。
◆委員　佐々木祝子君 [ 134 ] 　ですから、７カ月間で308万ということになるわけで、そうなりますと先ほどおっしゃったことをいいますと、今までの西根町なり安代町なり松尾村の部分でいいますと、大体１年間の部分だったはずなのです。ですから、その意味でちょっと多過ぎないかということと、あと他市町村のことを考えますと、例えば盛岡市であれば460万とか水沢では200万、北上では370万、宮古では200万、二戸市では112万という、年間です、これは、そういうことがあるわけで、その意味で７カ月間の308万というのは、余りにも大き過ぎるということでご質問いたしました。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 135 ] 　先ほどお話し申し上げましたように、今回この予算につきましては、３町村の、実はさまざま、今市長体一つしかないのですが、各旧町村からいろんな行事等に案内いただいております。市長もできるだけ出席し、あるいはいわゆる新市になった途端になかなか市の方が顔出せないというふうなことないようにというような留意もしてございます。その点では、各総合支所から出ていただくとか、そういったこともしながらしてございますが、いずれただ、今ご指摘のように、３町村の残といいますかを計上してございますので、これにつきましてはこの予算もそうですが、それ以外も含めていずれ12月等で整理していただく方向で、多分精査しなければなりませんが、減額の方向になろうかと思います。現状におきましては、こういった旧３町村の分を合算しているというのと、合併して間もないということで、できるだけ地域の催し物、こういったものについては礼を失しないようにしたいということで、こういった予算計上してございます。
○委員長（伊藤一彦君） 佐々木委員の総括質疑は終わります。
　ほかに質疑ありますか。
　16番、高橋委員。
◆委員　高橋悦郎君 [ 136 ] 　ちょっとお疲れのところですが、もうしばらくお願いしたいと思います。
　私は、少子化問題について１点お伺いしたいと。今議会の一般質問でも、何人かの方が取り上げてきたわけですが、今やこの少子化問題は国民的な課題と、こう言われているわけです。それで、市長も所信表明の中で、これ緊急の課題として取り上げていかなければならない、こういうことも大きな柱として取り上げております。ここにちょっと紹介したいのですが、内閣府が９月の24日に発表した世論調査があるのです。その中で、少子化対策を充実させてほしいというのが30.7％に上っていると。これは４年前の2.6倍と。もう少子化対策を充実させてほしいというのが国民的な世論になっていると。さらに、この内閣府がその後でまた発表しておりますが、少子化対策に関する子育て女性の意識を調査したと。これは直接携わっている女性の意識を調査したわけですが、その中で少子化対策のために重要だと考えるのは何だと、こういう質問に対して、保育料、教育費、そして医療費と、こういう経済的な支援を挙げている方が約70％と。こういうふうに、子育てに関してはやっぱり経済的な支援をというのが直接携わっている子育ての真っ最中の女性の願いと、こういうことなのです。そういう中で、新生八幡平も少子化対策、少子高齢化という、これに向けて合併をしていこうということで進んできたわけです。そして、その中で、今言った経済的な支援ということに関しては、保育料の軽減、これは県下で３番目か４番目の軽減をしている安代町の基準に合わせて実施するということで、年間に4,000万ぐらいの持ち出しをしてまでも支援をしていくという、これは本当に敬意を払わなければいけないと私も思っております。ただ、そういう中で、やっぱりもう一つは、医療費の助成と、これも大きな課題だと。先ほど私内閣府の世論調査の数字を言ったとおり、これも圧倒的な方がやっぱり願っている課題なわけです。そこで伺いたいと思いますが、旧安代町さんは乳幼児の医療費に関しては、就学前は負担はゼロと、こういうことだったわけですが、それを松尾村さんの基準に合わせて実施をしていくと、こういうふうにしてあるわけです。そこで、私、前の方も聞いているのですけれども、改めて聞きますが、この医療費の負担を就学前の子供たちに無料にするために、あと幾ら市が持ち出しをすれば実現できるのかと、年間。これちょっともう一度伺いたいなと。
○委員長（伊藤一彦君） 健康推進課長。
◇健康推進課長　佐々木幸雄君 [ 137 ] 　これ一般質問とか佐々木委員の予算の関係のときもお話ししましたが、全部でこれも安代町さんの就学前乳幼児で県基準等々に該当しないもののすべての救済助成分というのありまして、これ16年度の決算から持ってございますが、１件当たりの給付額が1,407円となっておりますので、これ掛ける給付件数が約１万4,920件でございます、３町村合わせますと。これを計算しますと、約2,100万ほどとなっております。そういうようなことから今まで答弁してきたところでございます。ご理解よろしくお願い申し上げます。
○委員長（伊藤一彦君） 高橋委員。
◆委員　高橋悦郎君 [ 138 ] 　私旧西根町の担当者から、これはことしの夏ですけれども、ちょっと半年分の、県の医療費助成の制度が変わった後の12月からことしの５月までの６カ月分の資料を出していただいたのです。これを見ると、旧各町村の受益者の方の負担というのは、この６カ月のやつ合計すると220万ほどなのです。だから、私単純に考えて、これ掛ける半年分ですから、掛ける２にして、440万あれば、この受給者の負担をゼロにできるのではないかというふうに見積もったわけです。ちょっと試算の仕方がまた食い違っているからそういうふうになるかと思うのですが、お願いしたいのは、受給者の負担が実際どれぐらいになっているのかということで調べていきたいのです。それを市が支援すればこれただにできるわけですから、何か2,100万、何かすごい大きな金額になるわけです。３歳までは県が全部無料にしている制度なのです。ですから、市が支援するとすると、就学前で４歳、５歳、６歳と、３歳分なわけです。だから、私もちょっと試算という計算だかよく理解できないものですから、改めてこれちょっと試算をしていただきたいなと思います。これひとつお願いしたいと思います。後で教えていただきたいと思います。そういう私の試算ですと440万あれば実現できるというふうに私は判断したのですが、そういう今子育て支援が少子化対策に最も今効果的だったというのは世論調査でも明らかなように、まず保育料の軽減をしました。これすばらしいことだと思います。県下で３番か４番ぐらいの軽減率ですから。もう一つの目玉である医療費の助成、これはやっぱりただ医療費の金額を補助するということだけではなく、そういうことを実施するということは、八幡平市で子育てをする人たちが安心して育てられると、こういう一つの看板を立てることができると思うのです。人口をどうやってふやすかといういろいろな議論もされてきましたけれども、私は子育ての世代というのは、結構世代の中では、住所を変更する世代だと思うのです。そういう意味で、八幡平市に行けば保育料も安いと、医療費も入学前は無料だと、こういう看板を掲げることによって、西根に住所を変えてくる方がふえていくという、そういうものにもなっていくのではないかと。そういう意味でも、ぜひ少子化対策のもう一方の目玉である医療費について、ぜひ検討をお願いしたいなと。最後に、市長からその考え方について伺って終わりにします。
○委員長（伊藤一彦君） 簡単に答弁してください。
◎市長　田村正彦君 [ 139 ] 　少子化問題についてのご質問ですが、少子化問題、演壇からもお答えしましたが、劇的な解決策というのはこれなかなか見出せない。そういった中で、三浦委員の質問にもありましたけれども、提言にもありましたが、やはり結婚することだと、それをまず進めること、これが一番の少子化対策だと、私はそう思うのです。それで、医療費の問題ですけれども、確かに500円はご負担はいただきます。旧安代町の皆さんにとっては500円の負担増になります。ただ、絶対的多数の西根町の住民の皆さんは、これによって2,000円安くなるのです。今まで2,500円負担しているのです。それがたった500円です。だから、全体的には物すごい福祉の向上、負担の増加なのです。それはぜひ理解していただきたいし、私はいつも思っているのですが、我々もそういう環境の中で育ったのですけれども、やはり最低限の負担はする必要があると、これは。すべてただ、果たしてこれが子育てにいいものかどうか。子供のために医療費を払う、学費を払う、そのために一生懸命努力している親の姿というのを我々の時代は見て育ったはずです。そういうこともやはりある程度必要ではないのか、その最低限が500円ですよ、そういうことでご理解いただきたいというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 22番、橋本修太郎委員。簡潔にお願いします。
◆委員　橋本修太郎君 [ 140 ] 　二つお願いというか要望……
○委員長（伊藤一彦君） お願いはだめです。冒頭に言いました、お願いはだめです。
　50番、熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 141 ] 　畜産業費につきまして伺いたいというふうに思います。
　それで、今一番牧野の抱えている問題というのは、一つラップサイレージが余っているという現実があるのです。実は、ことしの春先、去年の古いラップだったのですが、１個5,000円だということで、ちょっと高いなとしゃべったら、いや、実は２個で5,000円だと。結局１個2,500円だという話だったのです。ところが、農協さんが、いわゆる役場から委託管理を受けて生産しているラップがやっぱりもう余っているということで、ことしの三番草もう2,500円で注文とっているのです。ところが、これでもなかなか売れないということで、やはりこういう現状があるということで、どうしてもこれは短角、短黒をふやしていくことを真剣に考えていかないと、いずれ平成25年まで牧野の償還があるわけです。何か牧野の償還金7,053万という数字、報告の中で書いていましたが、大変な金額やはり抱えているわけです。そういう点では、有効活用、牧野をどうしてもやっていかなければならないという点で、市の考えを伺いたいというふうに思うのです。それで、この間の一般質問の中でも、実はこの点では質問はしたのですが、やはり牧野を活用するという点では短角にまさるものはないと思うのです。どうしても和牛ですと、親子放牧というのはできないのです、乳量が少ないために。そういう点では……
○委員長（伊藤一彦君） 簡潔にお願いします。皆さんのあれにも影響しますので、議事進行を速やかにしたいものですから、簡潔にわかりやすく。
◆委員　熊澤　博君 [ 142 ] 　和牛の1.8倍も乳量が出るという短角ならではの子とり生産ということで、やはりこの点でのあり方、短角の位置づけを伺いたいなというふうに思います。
　それから、もう一点は、いわゆる農協の問題なのです。農協が今解体の危機にあるというふうにも報道されております。郵政民営化の次は今度は農協だと、農協の解体だということが言われておりますが、この点についてどういう市の考えお持ちですか、伺いたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） 課長。
◇農林振興課長　遠藤久夫君 [ 143 ] 　お答えをいたします。
　まず、質問の第１点の市の短角の位置づけはどう考えているかということでございますが、町内に合計しまして牛が6,347頭、6,400頭ほどいるわけでございますが、その中に短角種が、いわゆる飼養農家数が81戸の、頭数にしまして495頭いるわけでございます。これは熊澤委員、専門の獣医さんでございますのでおわかりのとおり、いわゆる放牧に非常に強い牛でございまして、市内七時雨とあと安代の方を中心に飼養しているわけでございますが、これはやはり労働力を余りかけないで、いい所得に結びつけられる一つの畜種であるということで、今後におきましてもいろいろこの振興策は考えていかなければならないという考え方でございます。したがいまして、通告質問の中でも、市長の演壇からも答弁をしてございますが、いわゆる通年放牧につきましても農家の皆さんの意向、希望がきちっとしたものと言えば大変失礼なのですが、そうした方向があれば、支援策も検討していかなければならないだろうという考え方でございます。ラップの問題、現在転作が強化されてくる中で、いわゆる飼料作物として転作田にいろいろ飼料作物が作付されてございますので、なかなか牧野のラップの乾燥が思うようにさばけない状況もあるわけでございますが、そうしたもの、そうした資源を有効に活用していく意味においても、いろんな放牧の頭数がふえれば放牧区をふやすことも検討していかなければならないわけですが、いずれにしましてもこの畜種につきましては、私も前に話ししましたが、部会の中でも皆さんで１頭ずつふやしてみてくださいと。そうすると勢いがつきますよということで、そのために必要な支援はしていきたいという考え方に立っているものでございます。
　次に、二つ目の農協の問題、農業団体の問題につきましては、私のレベルで言えますことは、今非常に農業団体も経営的に厳しさが増してきていることは話を聞いて承知してございます。厳しさはあるわけでございますが、営農活動があって初めて農協の経営も豊かになるのではないかという考え方がございます。したがって、果実をとるためには、まず種をまく必要があると。だから、私たち行政も一緒になって取り組んでいく構えはあるので、農業団体と一緒に情報を共有しながら、農家の営農生産に結びつくような営農活動を展開していこうということで、農業団体、西部を中心でございますが、また新岩手の広域農業振興協議会等の会議の中でも、そうした発言をしながら、農協の積極的な活動も要請をし、また私のレベルで話できることは、まず一緒になってやっていこうということで話をしている状況でございます。
　以上です。
○委員長（伊藤一彦君） 市長、総括してちょっと答弁してください。
◎市長　田村正彦君 [ 144 ] 　郵政に絡めて、次は農協ではないかという話でございます。郵政は何がゆえにああいう状態になったかといえば、特定郵便局、そして政治運動、これがやり玉に上がったというふうに私は思っております。農協も郵政の今までの郵便局のあり方を参考にしながら、やはりさっきも言いましたとおり、組織として健全な状態に戻しておかないと、やはりやり玉に上がってくるおそれも十分にあるというふうな認識は持っております。
○委員長（伊藤一彦君） 熊澤委員。
◆委員　熊澤　博君 [ 145 ] 　ありがとうございました。農協の分離分割、解体の件なのですが、これは小泉首相が陣頭指揮をとって、いわゆる農協の独禁法の適用除外を攻撃しているのです。そういうことで、農協解体を議論してきたということは、本当に隠しようもない事実なわけでございます。実は、郵政民営化の場合には340兆円の貯金でございました、資金でございました。今度の農協は、もっと額大きいのです。113兆円も多い453兆円だそうです。そういうことで、いわゆる独禁法違反だよと。まさに信用と共済事業に依存した、いわゆる経済事業を分離せいということで、この三つ、信用、共済、経済を三つに分けてやりなさいという攻撃なようでございます。しかし、これがもし本当にされますと、農協は経営できないのです、本当に。皆さんもご存じのとおり、共済と信用で営農指導やっているのです。そういう点で、この農協が本当に解体されたら、八幡平市のいわゆる農業経済ばかりではなく、市の経済全体に及ぼす影響というのはかり知れないものがあるというふうに思うわけで、この辺はぜひ機会あるごとにその辺の状況もぜひ勉強されまして、それなりの市の対応をしていただきたいものだなというふうに思っているわけなのですが、その辺のちょっと詳しい今の実態、攻撃に対しての市長の考えがありましたら伺いたいというふうに思います。
　それから、畜産振興のいわゆるラップサイレージの問題なのですが、確かに和牛に比べますと短角という牛は脂肪交雑も少ないわけで、きめも締まりも劣るわけです。ですから、現行の枝肉の審査基準では確かに評価は低いのですが、ただ最近短角研究会の成果として、がんだとか動脈硬化、それから虚血性心疾患、こういうものに……
○委員長（伊藤一彦君） 質問の内容わからないから、簡潔にちょっと……そうでなければ本当に絡み合いませんから。
◆委員　熊澤　博君 [ 146 ] 　こういう効果も非常に検証されているのです。そういう点で、やはり短角にかける市の考えというのはぜひ大いに改めて、もっともっとこの短角というのを市の中心として押し上げていただきたいものだなと。やはりこれが本当にできますと、いわゆる牧野の償還金の問題も本当に解決してくるわけで、かなり深刻な問題あるのです。平成25年までといいますが、いずれは大変な事態になるということで、確かにアメリカからも来るような情勢ですので厳しいわけなのですが、そういう点で考え方をもう一回お願いしたいと思います。
○委員長（伊藤一彦君） ちょっと今の質問、当局できますか、答弁。できる、できない。熊澤委員の総括質疑終わります。答弁できないそうですから。
　ほかに総括質疑ありますか。
　23番、工藤委員。
◆委員　工藤立見君 [ 147 ] 　私無所属ですので、短く質問させていただきます。
　合併して２カ月ちょっとになりますけれども、合併時点において財政調整基金とか、あるいはその他いろいろ各町村で基金のあれがあったはずなのですけれども、その時点においての各町村のあれが幾らであったか、そして合併に持ち込んだか、これをお聞きしたいと思います。ただ、その額がどこの、例えば安代さんがいっぱいだとか、西根町さんがいっぱいだとかということで今合併をやめようとかと言うつもりは毛頭ありませんので、ただ議員として幾ら持ち寄って合併したのかなということを共有するあれがあるのではないかと思って質問いたします。よろしくお願いします。
○委員長（伊藤一彦君） 財政課長。
◇財政課長　佐々木正志君 [ 148 ] 　答弁いたします。
　基金の数が非常に多いものですから、一つ一つ申し上げることはあれなのですけれども、まず代表的な基金といたしまして、財政調整基金がございます。それで、財政調整基金の３町村の合計額、９月１日現在に旧町村から引き継ぎを受けました額でございますけれども、11億5,800万ほどになっております。町村でいきますと、西根町さんが４億2,000万ほど、それから松尾村が４億100万ほどです。それから、安代町さんが３億3,600万ちょっとになってございます。トータルで、財政調整金といたしまして11億5,849万1,000円ほどの引き継ぎを旧町村からトータルで受けてございます。それから、減債基金でございますけれども、西根町さんから２億5,945万8,000円、松尾村から１億5,272万8,000円、安代町さんから１億4,226万3,000円、端数1,000円以下切ってございますので、トータルで合うかどうかあれですけれども、計といたしまして５億5,445万円ほどの減債基金の引き継ぎを受けてございます。基金の数、全部で10以上ございますので、あとはトータルで申し上げてもよろしゅうございますでしょうか。トータルで、すべての特別会計等の基金も含めまして、あとは定額運用基金とか、それから県証紙とかということで、定額運用基金の基金もございまして、貸し付け等もございますので、貸し付け等されているものは除きまして、現金の引き継ぎ額だけで申し上げさせていただきます。西根町さんが33億2,097万5,000円、これには下水道等も入ってございます。すべての基金のトータルでございます。松尾村、16億7,174万円、安代町さん、15億7,419万3,000円、計といたしまして65億6,691万円ほどの基金現金の引き継ぎを受けてございます。これは９月１日現在に引き継ぎを受けた現金の基金額でございます。
　以上でございます。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 149 ] 　総括質疑ですので、簡潔に、ちょっと毛が生えますので、よろしくお願いします。
　私１点、財政論といいますか、庁舎建設あるいは合併特例債と経常収支の連関についてちょっと伺いたいのですが、そもそも経常収支、この数値をどう見るかという点で見解を伺いたいのですが、私は端的に言えば、絶対視もしないし軽視もしないというふうに見るべきだと思うのですが、これは根拠は二つあるのですが、一つは数字そのものが自治体の裁量だけで動くわけではないと。これは、例えば一般財源の方になる、交付税は国の動向で決まりますので、実際の裁量は入りようがないと、一面ではという面あります。それから、もう一つ、経費の方なのですが、この経費は、自治体の経費というのは、企業経営の経費と違いまして、経費の支出そのものが目的になると。つまり政治の内容をやっぱり反映しているのですが、例えば短く言いますが、人件費なのですが、特に福祉の分野では職員を配置するということが当然必要になるわけですが、それをやると、人件費として経費分が上がっていくということがあって、経常収支比率が上がっていくというふうに、政治の中身を反映する数値ではないという面でも絶対視はしないのですが、しかし一般的に言われるように、弾力性とかという面から見れば、軽視もしないというふうに見るのですが、まずこの見解についてどうでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 企画総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 150 ] 　お答えします。
　この合併特例債、それから経常収支比率の関係でございますが、私もただいま米田委員さんがお話ししましたように、やはり全体的なものではございませんで、できるだけやはり経常収支比率がある一定の線を超えなければまだいいというような性格のものではないというように認識してございます。今全く幾ら努力しましても、国の交付税なり、いわゆる経常一般財源の大綱を示しております、そういった財源の動き、こういったもので自助努力ではどうにもならない要素もございます。したがいまして、今後におきましても、経費の抑制はそのとおりでございますが、いずれ歳出の抑制、それから福祉に対する人的な配置、特にもこれからの高齢化社会についてはそういったことがございますので、いずれ施策を推進していく上での体制、こういったものを構造的に見直しをしながら、やはり弾力的な運用ができるように、経常収支比率が上がらないような、そういった財政運営が基本であるというように思ってございますので、今41番委員さんがお話ししましたように、そういった面については十分合併特例債の運用等、導入等におきましても留意しなければならないというように考えております。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 151 ] 　しかし、やっぱり弾力性の面も見るということが必要なので、その点で特例債との関係で言うのですが、特例債はご存じのように償還時に交付税措置になるというのですが、こうなりますと、一般財源としては名目上は残って、多分一般質問で答えたように、経常収支比率は今後大きくどんどん上がっていくという形にはならないと。80％後半内なりで維持されていくという方向になるのですが、しかしある意味では、隠れ経常収支といいますか、一般財源の中に特定財源がどんどんふえていくと。中身としては、一般財源の中に特定財源の性質を持った分がどんどんふえていくと。そうすると、実質的には分母分がどんどん小さくなってきますから、特例債使うということはそういう危険を十分はらんだ、そういう財政状況をつくっていく特例債ということになると思うのですが、どうでしょうか。
○委員長（伊藤一彦君） 総務部長。
◇企画総務部長　高橋時夫君 [ 152 ] 　確かに合併特例債、充当率が95で交付税算入が70％ですので、いわゆる交付税の額そのものについては、償還しなければならない分が入ってくるというのはご指摘のとおりでございます。その辺の投資的経費、それに充当するための一般財源、こういったものの確保については、相当吟味しながら、そしてまた今おっしゃいましたような、いわゆる交付税そのものの中身の問題につきましても、今後は十分先を見通して対応していかなければならないというふうに思いますし、繰り返しになりますけれども、そういった面ではやはり行政の構造そのもの、行政の推進体制、市役所の組織体系を含めて、いろんな角度から見直しをかけながら、そういった今お話のありましたような、見えない面での財政の硬直化に対する要因といいますか、因子、そういったものも十分念頭に置かなければならないというふうに思います。
○委員長（伊藤一彦君） 米田委員。
◆委員　米田定男君 [ 153 ] 　最後市長に伺いますが、財政論でありませんが、今回の予算というのは、ある意味では新市長が初めて責任を持つという予算なのですが、一方では内容的にはほとんど内容上には新市長がかかわらないという複雑な予算なのですが、そういう意味ではなかなか予算に新市長色を出すというのは難しいあれだったのです。結局今後の政治姿勢で市長色を出していくということになると思うのです。私なんか、どっちかと言えば赤っぽい系統の色をずっと出している方なのですが、市長色ということになれば、市長色をやっぱり出していくということになると思うのですが、今言った役場庁舎も含めて、財政運営上そういう政治姿勢でやっぱり臨んでいくというのが大事だと思うので、この点を最後聞きたいと思います。
　それから、もう一つ、答える前に一つ、きのう第三セクター問題、舌足らずだったので、これだけ話しておきますが、市長がずっと社長を務めるべきだと、それがふさわしい立場だと私思っているわけではありません。そういう意味では、本来市長というだけで激務ですから、別の企業の社長をやるというのは、それは至難のわざですから、将来的に例えば他から社長、役員報酬払ってでもという形も選択肢としてあるというふうに思います。もちろん公共性ちゃんと踏まえた人でなければだめなのですが、それまでの今の無責任状況を放置しない、一時的であれ速やかに市長は社長に着くべきだと言ったということ、そこは理解していただきたいと思います。
　以上。
○委員長（伊藤一彦君） 市長、答弁願います。
◎市長　田村正彦君 [ 154 ] 　ご指摘のとおり、来年度予算編成において私のカラーが幾らかでも出せればなというふうにも考えておりますし、赤くもなく白くもなく、いい色で出していきたいというふうに思っております。そしてまた、第三セクターの件ですけれども、ご指摘のとおりだというふうに思っております。ただ、社長をよそから迎えてそこに報酬を払うくらいの、将来を考えた場合余裕があるか、あればいいのです。あればその方が望ましいのですが、いずれにしても早く責任ある体制をつくっていきたいというふうに思っています。
○委員長（伊藤一彦君） 最後に、財政課長。
◇財政課長　佐々木正志君 [ 155 ] 　済みません、先ほどの答弁の最終トータルの金額でございますけれども、65億と申し上げましたが、これは全会計、それから歳計外基金全部含めた金額でございましたので、基金だけのトータルでもう一度ご答弁申し上げます。
　基金トータルで申し上げますと、西根町さんが25億3,203万3,000円、それから松尾村が10億1,291万7,000円、安代町さんで８億2,765万円となっておりまして、トータルで、基金だけのトータル、これは一般会計、特別会計すべて含めてでございますけれども、43億7,260万1,000円が旧町村から９月１日に引き継がれた現金でございます。大変失礼いたしました。
○委員長（伊藤一彦君） これで米田委員の総括質疑を終わります。
　そのほか総括質疑ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 総括質疑なしと認めます。

▼議案第１６号～２６号の討論、採決

○委員長（伊藤一彦君） これから議案第16号　平成17年度八幡平市一般会計予算について討論を行います。先に、反対討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 次、賛成討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第16号を採決いたします。
　議案第16号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第16号　平成17年度八幡平市一般会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第17号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算について討論を行います。討論ありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第17号を採決にします。
　議案第17号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第17号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（事業勘定）予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第18号　平成17年度八幡平市老人保健特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第18号を採決いたします。
　議案第18号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第18号　平成17年度八幡平市老人保健特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第19号　平成17年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第19号を採決します。
　議案第19号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第19号　平成17年度八幡平市公共下水道事業特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第20号　平成17年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第20号を採決いたします。
　議案第20号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第20号　平成17年度八幡平市農業集落排水事業特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第21号　平成17年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第21号を採決いたします。
　議案第21号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第21号　平成17年度八幡平市浄化槽事業特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第22号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第22号を採決します。
　議案第22号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第22号　平成17年度八幡平市国民健康保険特別会計（診療施設勘定）予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第23号　平成17年度八幡平市索道事業特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第23号を採決いたします。
　議案第23号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第23号　平成17年度八幡平市索道事業特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第24号　平成17年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第24号を採決いたします。
　議案第24号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第24号　平成17年度八幡平市公共用地先行取得事業特別会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第25号　平成17年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第25号を採決いたします。
　議案第25号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第25号　平成17年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計予算は原案のとおり決定されました。
　次に、議案第26号　平成17年度八幡平市水道事業会計予算について討論を行います。討論ありますか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」の声あり〕

○委員長（伊藤一彦君） 討論なしと認めます。
　これから議案第26号を採決いたします。
　議案第26号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔起立全員〕

○委員長（伊藤一彦君） 起立全員であります。
　よって、議案第26号　平成17年度八幡平市水道事業会計予算は原案のとおり決定されました。

▼閉　　　　　会

○委員長（伊藤一彦君） これをもちまして付託を受けました平成17年度各会計予算11会計につきましては、11月８日から本日11月11日までの４日間にわたり熱心に審査をしていただきまして、ここに終了することができました。
　各委員には進行上思うように質疑させていたか、私自身不満が残るわけでありますが、もし心当たりのある人に対してはおわびを申し上げたいと思います。どちらにしても、皆様のご協力をもって無事に終了したことにつきまして感謝を申し上げて、終わりたいと思います。
　以上をもちまして予算特別委員会を閉じ、閉会いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１６時０６分）

会議の経過を記載して相違なきことを証するため、ここに署名する。
　
　平成１７年１１月１１日
　
　　　　　　　　委　員　長
　
　　　　　　　　副委員長